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発明の名称 乗用田植機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−82563(P2007−82563A)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
出願番号 特願2006−353550(P2006−353550)
出願日 平成18年12月28日(2006.12.28)
代理人
発明者 福井 享 / 和泉 満孝 / 山口 信 / 奥村 仁
要約 課題
複数の苗植付装置を有し、一部の条だけの苗植付装置を停止させる複数の植付畔クラッチを設けた従来の乗用田植機にあっては、複数の植付畔クラッチの数に対応するだけの畔クラッチレバーを設けて、複数の植付畔クラッチを入/切操作するものである。そこで、この発明は、構成の簡素化を図りながら植付畔クラッチの操作の容易化を図るものである。

解決手段
複数の苗植付装置4dを設け、一部の条の苗植付装置4dを停止させる複数の植付畔クラッチ43を設けた乗用田植機において、該各植付畔クラッチ43を畔クラッチモータ56,57,58にて切り及び入り状態に作動させる構成とし、畔クラッチモータ56,57,58を作動させる畔クラッチスイッチ53,54を設けると共に、苗植付部4が上昇し非植付状態になると苗植付装置4dの植付停止状態としている植付畔クラッチ43を入り状態に復帰させる乗用型田植機。
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の苗植付装置(4d)を設け、一部の条の苗植付装置(4d)を停止させる複数の植付畔クラッチ(43)を設けた乗用田植機において、該各植付畔クラッチ(43)を畔クラッチモータ(56,57,58)にて切り及び入り状態に作動させる構成とし、畔クラッチモータ(56,57,58)を作動させる畔クラッチスイッチ(53,54)を設けると共に、苗植付部(4)が上昇し非植付状態になると苗植付装置(4d)の植付停止状態としている植付畔クラッチ(43)を入り状態に復帰させることを特徴とする乗用型田植機。
【請求項2】
植付畔クラッチ(43)を切りにした状態で、機体の旋回操作に関連して全ての植付畔クラッチ(43)が入り状態となる構成としたことを特徴とする請求項1記載の乗用型田植機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、複数条の苗植付装置を有する乗用田植機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
複数の苗植付装置を有する乗用田植機において、一部の条の苗植付装置だけを停止させるように複数の植付畔クラッチを設けたものは公知である。
【特許文献1】実公平3−10804号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
複数の苗植付装置を有し、一部の条だけの苗植付装置を停止させる複数の植付畔クラッチを設けた従来の乗用田植機にあっては、複数の植付畔クラッチの数に対応するだけの畔クラッチレバーを設けて、複数の植付畔クラッチを入/切操作するものである。
【0004】
そこで、この発明は、構成の簡素化を図りながら植付畔クラッチの操作の容易化を図ろうとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の発明は、複数の苗植付装置4dを設け、一部の条の苗植付装置4dを停止させる複数の植付畔クラッチ43を設けた乗用田植機において、該各植付畔クラッチ43を畔クラッチモータ56,57,58にて切り及び入り状態に作動させる構成とし、畔クラッチモータ56,57,58を作動させる畔クラッチスイッチ53,54を設けると共に、苗植付部4が上昇し非植付状態になると苗植付装置4dの植付停止状態としている植付畔クラッチ43を入り状態に復帰させる乗用型田植機としたものである。
【0006】
従って、畔クラッチスイッチ53,54の操作にて畔クラッチモータ56,57,58を作動させ、植付畔クラッチ43を畔クラッチモータ56,57,58にて切り操作することができて、一部の条の苗植付装置4dを停止させることができる。また、苗植付部4が上昇し非植付状態になると苗植付装置4dの植付停止状態としている植付畔クラッチ43が入り状態に復帰するので、植付畔クラッチ43の入れ忘れを防止し、操作性の向上を図ることができる。
【0007】
請求項2記載の発明は、植付畔クラッチ43を切りにした状態で、機体の旋回操作に関連して全ての植付畔クラッチ43が入り状態となる構成としたことを特徴とする請求項1記載の乗用型田植機としたものである。
【0008】
従って、請求項1記載の発明の作用に加えて、植付畔クラッチ43を切り状態にした状態で、機体の旋回操作に関連して全ての植付畔クラッチ43を入り状態にすることができる。
【発明の効果】
【0009】
請求項1の発明は、複数の苗植付装置4dを設け、一部の条の苗植付装置4dを停止させる複数の植付畔クラッチ43を設けた乗用田植機において、該各植付畔クラッチ43を畔クラッチモータ56,57,58にて切り及び入り状態に作動させる構成とし、畔クラッチモータ56,57,58を作動させる畔クラッチスイッチ53,54を設けると共に、苗植付部4が上昇し非植付状態になると苗植付装置4dの植付停止状態としている植付畔クラッチ43を入り状態に復帰させる乗用型田植機としたので、畔クラッチスイッチ53,54の操作にて一部の条の苗植付装置4dを停止させることができる。また、苗植付部4が上昇し非植付状態になると苗植付装置4dの植付停止状態としている植付畔クラッチ43が入り状態に復帰するので、植付畔クラッチ43の入れ忘れを防止し、操作性の向上を図ることができる。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の発明の効果に加えて、植付畔クラッチ43を切り状態にした状態で、機体の旋回操作に関連して全ての植付畔クラッチ43を入り状態にすることができて、植付畔クラッチの戻し忘れを防止し、戻し操作の容易化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1及び図2に示す乗用田植機1は、走行車体2の後部に昇降リンク装置3を介して苗植付部4が昇降可能に装着されている。
【0012】
走行車体2は、機体の前部に配したミッションケース6の左右両側方に前輪ファイナルケース7,7を設け、前輪ファイナルケース7,7に前輪8,8を変向可能に軸支すると共に、ミッションケース6の背面からメインフレーム9を後方に延出し、更に、メインフレーム9の後端部に左右方向のリヤーフレーム(図示省略)を取り付け、このリヤーフレーム(図示省略)の左右両端に後輪ファイナルケース11,11を設け、後輪ファイナルケース11,11に左・右後輪12,12を軸支している。
【0013】
メインフレーム9の上方にはエンジン13が搭載され、このエンジン13の回転動力が、第1伝動装置14及び無段変速式の第2伝動装置15を経てミッションケース6に伝達される。ミッションケース6の入力部には、主クラッチ(図示省略)が設けられ、ミッションケース6の主変速装置によって変速された回転動力の一部は、前輪8,8及び後輪12,12に伝達されて走行車体2を走行させる。後輪12,12への伝動系統には、後輪デフロック装置と左右の後輪12,12を別個に制動することのできる後輪ブレーキ装置が設けられている。主変速装置によって変速された回転動力の残りは、植付クラッチ(図示省略)を経由して苗植付部4に伝達される。
【0014】
エンジン13の上部はエンジンカバー18で覆われ、その上部に操縦席19が設けられている。この操縦席19の前方で機体前部にはボンネット20が配置されており、そのボンネット20の上部にモニタパネル22が設けられている。また、ボンネット20から上方に突出するステアリングポスト23に、左右の前輪8,8を操舵するステアリングハンドル24が設けられている。ボンネット20及び操縦席19の近辺には、各種操作具が設けられ、機体の前部左右両側には、補給用の苗箱を載せておく予備苗載せ台25,25が設けられている。
【0015】
機体の左右両側には、圃場を折り返し走行しながら苗植作業をするときに、次行程で機体の左右中心部の通過位置を圃場表面に線引きする左右の線引きマーカ(図示省略)と、前行程で植え付けた最外側の既植付条の位置を示すサイドマーカ27,27とが設けられている。更に、機体の前部左右中央部には、線引きマーカ(図示省略)によって圃場に引かれた線と目視で合致させて機体の進路を決定するセンターマーカ28が設けられている。
【0016】
昇降リンク3は、メインフレーム9の後端部に固定して設けたリンクベース38に、回動自在に取り付けた上リンク3a及び下リンク3b,3bを備え、これらリンク3a、3b,3bの後端部に縦リンク39が連結されている。そして、縦リンク39の下端部から後方に突出する軸受け部に苗植付部4側に固着した連結軸40が回転自在に挿入連結されていて、苗植付部4が進行方向に対してローリング自在に装着されている。昇降シリンダ32を伸縮させることにより、昇降リンク3が昇降移動し、苗植付部4が一定姿勢で昇降する。
【0017】
苗植付部4は例えば6条植えに構成されていて、フレームを兼ねる伝動ケース4a、苗を載せて左右に往復移動し所定の苗取出口4b,…に苗を供給する苗載せ台4c、前記苗取出口4b,…に供給される苗を圃場に植え付ける苗植付装置4d,…、苗載せ台4cに載置されている苗を苗取出口4b,…に向けて繰り出す苗送り装置4e,…、機体の進行に伴って泥面を整地する整地フロート41,…等を備えている。
【0018】
全6組の苗植付装置4d,…は、畔クラッチレバー42,…、あるいは、畔クラッチスイッチ(図示省略)を操作して植付畔クラッチ43,…を入/切し、隣接する2条づつを1単位として植付状態と植付停止状態とに切り替える構成である。
【0019】
図3及び図4で畔クラッチスイッチ(図示省略)による植付畔クラッチ43,…の操作について説明する。
畔クラッチスイッチ(図示省略)がONすると、アクチュエータとしての畔クラッチモータ(図示省略)が回動すると、畔クラッチモータのアーム部に連結されている植付操作ワイヤ44,…を介してクラッチピン45が作動し、各植付畔クラッチ43,…は入/切作動される。
【0020】
また、各畔クラッチモータ(図示省略)のアーム部には、苗送り操作ワイヤ46,…を介して各苗送り畔クラッチ(図示省略)が連係されている。従って、畔クラッチスイッチ(図示省略)を押して植付畔クラッチ43を切った苗植付装置4d,…に対応する苗送り畔クラッチ(図示省略)が切られる。
【0021】
しかして、畔クラッチスイッチ(図示省略)を押すことにより、植付畔クラッチ43により所望の苗植付装置4d,…を停止させると共に、停止させた苗植付装置4d,…に対応する苗載せ台4cの苗送り装置4eの苗送り作用も停止させることができる。
【0022】
なお、畔クラッチスイッチ(図示省略)を押していないOFF状態では、畔クラッチモータ(図示省略)は停止し、植付畔クラッチ43のバネ及び苗送り畔クラッチ(図示省略)のバネにより入り状態に復帰する。
【0023】
苗植付部4の下方には、中央にセンターフロート41a、その左右両側にサイドフロート41b,41bが設けられている。各フロート41a,41b,41bは圃場表土面の凹凸に応じて前端部が上下動して整地し、植付作業時にはセンターフロート41aの前部の上下動が上下動検出機構により検出され、その検出結果に応じて昇降シリンダ32を制御する昇降制御弁を切り替えて苗植付部4を昇降させ、苗の植付深さを一定に保持する構成である。
【0024】
次に、乗用田植機1の運転装置について説明する。ボンネット20の左側面には、主変速装置を操作する主変速レバー47を、右側面には、第2伝動装置15を変速操作する副変速レバー(図示省略)が設けられている。ステアリングポスト23の右側面部には、苗植付部4の昇降と苗植付部4への伝動を入/切する植付・昇降レバー49が設けられている。また、操縦席19の右側方には、補助植付・昇降レバー50と、昇降制御の感度を調節する感度調節レバー51が設けられている。
【0025】
また、モニタパネル22には、図面は省略したが、燃料計、エンジンメータ、左右のブレーキペダルが非連結であるときに点灯するブレーキ非連結ランプ、植付畔クラッチ43,…が切りであるときに点灯する畔クラッチ切りランプ、植付クラッチが入りであるときに点灯する植付ランプ、エンジンオイルランプ、制御系統に異常があるときに点灯するマイコンチエックランプが設けられていて、これらが非点灯時でも見えるように構成されている。
【0026】
次に、図5から図7に基づき植付畔クラッチ43,…の入/切制御について説明する。
この実施例は、例えば6条の苗植付装置4d,…を有し、隣接する2条づつを1単位として植付状態と植付停止状態とに切り替える電動式の植付畔クラッチ43,…を有する田植機において、植付作業中に植付畔クラッチ43,…を切り植付停止状態にしても、苗植付部4が上昇し非植付状態になると、苗植付装置4d,…の植付停止状態としている植付畔クラッチ43が入り状態に復帰し、全ての苗植付装置4d,…が植付状態に復帰するものである。
【0027】
制御部52の入力側には、畔クラッチスイッチ(右)53、畔クラッチスイッチ(左)54、及び、昇降リンク3の昇降を検出する昇降リンクセンサ55が接続されており、制御部52の出力側には、畔クラッチモータ(左条)56、畔クラッチモータ(中央条)57、畔クラッチモータ(右条)58が接続されている。
【0028】
本制御が開始されると、先ず、昇降リンクセンサ55の検出情報により苗植付部4が上昇状態か下降状態かの判定がなされる。苗植付部4が上昇状態の場合には、制御部52から全ての植付畔クラッチ43,…にクラッチ入り指令が出され、畔クラッチモータ(左条)56、畔クラッチモータ(中央条)57及び畔クラッチモータ(右条)58が入り状態となり、全ての苗植付装置4d,…が伝動状態に復帰する。なお、図7の前半部はこの制御フローを示すものである。
【0029】
植付作業時に植付畔クラッチ43,…を切りにして一部の苗植付装置4d,…の駆動を停止して植付作業をしているときに、乗用田植機を方向変更し通常の全条植付作業に移行した際に、畔クラッチの入り状態への変更を忘れることがある。
【0030】
しかし、この実施例では、前記のように乗用田植機の旋回走行に関連して、例えば苗植付部4の昇降(あるいは、植付・昇降レバー49の植付クラッチの入/切、ステアリングハンドル24の旋回操作等)すると、これに関連して全ての植付畔クラッチ43,…が入り状態に復帰し全条の苗植付装置4d,…が伝動状態となる。従って、植付畔クラッチの入れ忘れを防止し、操作性の向上を図ることができる。
【0031】
次に、図4〜図7に基づき植付畔クラッチ43,…の他の制御例について説明する。
この実施例は、例えば6条の苗植付装置4d,…を有し、隣接する2条づつを1単位として植付状態と植付停止状態とに切り替える電動式植付畔クラッチ43,…を有する田植機において、植付畔クラッチ43,…の数より少ない数の畔クラッチスイッチ(右)53及び畔クラッチスイッチ(左)54を設けておき、左右何れか一方例えば畔クラッチスイッチ(右)53を押して苗植付部4を下降させると、押した畔クラッチスイッチ(右)53側の右側の植付畔クラッチ43を切り右側の苗植付装置4dを植付停止状態にし、次いで、苗植付部4を下降したままで、同じ畔クラッチスイッチ(右)53を押すと、右側のクラッチ切り状態の植付畔クラッチ43の内側に隣接する畔クラッチモータ(中央)57が作動し、中央の植付畔クラッチ43を切り中央の苗植付装置4dを植付停止状態にし、次いで、苗植付部4を下降状態のままで、畔クラッチスイッチ(右)53を押すと、中央の植付畔クラッチ43の内側に隣接する畔クラッチモータ(左側)58が作動し、左側の植付畔クラッチ43を切り左側の苗植付装置4d,…を植付停止状態にする。
【0032】
また、苗植付部4を下降状態にして、反対側の畔クラッチスイッチ(左)54を押すと、その度に前記の植付畔クラッチ43,…の切り順序とは逆の順序、即ち、左側の植付畔クラッチ43から右側の植付畔クラッチ43に向けて順次クラッチが入りになり、左側の苗植付装置4dから右側の苗植付装置4dに向かって順次植付状態に復帰させ、操作具の減少を図りながら、植付畔クラッチの操作の容易化を図ろうとするものである。
【0033】
圃場において枕地(畔際)等で最後に植付作業をする最終植付行程では、苗植付装置4dを全条分作動させて行わなければならない。そのため、最終植付行程での作業スペ−スをその全条数分に合わせるべく、前植付行程で植付畔クラッチを操作しなければならない。このとき、植付畔クラッチは、最終植付行程での作業スペ−ス側となる左右何れかの端から必要条数分切りにすることになるが、この左右何れかの端から順次切り操作して必要条数分切りにすればよい。
【0034】
図7に基づきその制御内容を説明する。制御が開始されると、先ず、昇降リンクセンサ55の検出情報により苗植付部4が上昇状態か下降状態か判定される。苗植付部4が下降状態の場合には、畔クラッチスイッチ(右)53、あるいは、畔クラッチスイッチ(左)54の何れのスイッチがONか判定され、畔クラッチスイッチ(左)54がONのときには、切れていない左側の植付畔クラッチ43が切られる。
【0035】
次いで、苗植付部4の上昇かあるいは下降かの判定がされ、上昇の場合には、全ての植付畔クラッチ43,…が入り状態に復帰される。また、苗植付部4が下降の場合には、左右の畔クラッチスイッチの何れがONされているか判定され、畔クラッチスイッチ(左)54がONのときには、切れていない畔クラッチモータが作動し、切れていない植付畔クラッチ43が左端から切りとなり、また、畔クラッチスイッチ(右)53がONの場合には、切れている右端の植付畔クラッチ43が入りとなる。
【0036】
また、苗植付部4が上昇状態か下降状態か判定されて、苗植付部4が下降状態の場合には、畔クラッチスイッチの左右何れのスイッチがONしてるか判定され、畔クラッチスイッチ(右)53がONのときには、切れていない右端の植付畔クラッチ43が切られる。次いで、苗植付部4の上昇か下降か判定され、上昇の場合には全ての植付畔クラッチ43,…を入りにすえる。また、苗植付部4が下降の場合には、左右の畔クラッチスイッチの何れがONしてるか判定し、畔クラッチスイッチ(右)53がONのときには、切れていない右端の植付畔クラッチ43を切り、畔クラッチスイッチ(左)54がONの場合には、切れている左端の植付畔クラッチ43を入りにする。
【0037】
このように制御することにより、左右の畔クラッチスイッチ53,54により、例えば6条の苗植付装置4d,…を有し、隣接する2条づつを1単位として植付状態と植付停止状態とに切り替える3組の植付畔クラッチ43,…を操作できるので、操作具の減少を図りことができ、また、苗植付装置4d,…を左右何れか一方から入/切することができ、操作の容易化を図ることができる。
【0038】
次に、図8に基づき植付畔クラッチ43の操作装置の他の実施例について説明する。
ボックス59に畔クラッチレバー42の軸部42aを軸支し、畔クラッチレバー42の基部にU字型金具60を介して植付畔クラッチワイヤ61及び苗送り畔クラッチワイヤ62を連結し、植付畔クラッチ43及び苗送り畔クラッチ(図示省略)を操作するように構成している。畔クラッチレバー42の軸部42aにはギヤ62を取り付け、モータ63で駆動されるモータギヤ64と前記ギヤ62とを噛み合わせて、モータギヤ64を正転あるいは逆転させることにより、畔クラッチレバー42を正逆回動し、植付畔クラッチ43及び苗送り畔クラッチ(図示省略)を入/切する構成としている。
【0039】
そして、モータ63及びモータギヤ64は一体的に枠組み構成されていて、回動支点65回りに回動可能に構成し、取付ボルト66,66を実線に示す取付位置で取り付けると、前記ギヤ62とモータギヤ64とが噛合状態となり、また、前記枠組み構成を回動支点65回りに回動し、取付ボルト66,66を仮想線に示す離脱位置で取り付けると、ギヤ62とモータギヤ64との噛合が外れるように構成している。
【0040】
しかして、モータ63が破損したときには、ギヤ62とモータギヤ64との噛合を外すことにより、畔クラッチレバー42により植付畔クラッチ43及び苗送り畔クラッチ(図示省略)を操作することができる。
【0041】
次に、図9に基づき操作レバーの他の実施例について説明する。
ボンネット20から上方に突出するステアリングポスト23には、ステアリングハンドル24を取り付け、ボンネット20の後右側部には主変速レバー47を軸支し、その後左側部に植付・昇降レバー49を軸支している。両レバー47,49の下部間には、連係プレート67を縦軸68回りに軸支して、連係プレート67の左右両側部を前後方向に回動可能に構成し、連係プレート67の左右両端部を主変速レバー47及び植付・昇降レバー49の下部に係合し、フートペダル69を連係プレート67の右端部に連係している。
【0042】
しかして、フートペダル69を踏み込むと、連係プレート67の右側端部を介して植付・昇降レバー49を後側の上昇位置に移動させ、昇降制御弁(図示省略)が操作され苗植付部4が上昇位置に移動する。この際に連係プレート67の左側端部が前側に回動し、主変速レバー47の握持部が前側の高速作業位置から後側の低速作業位置に移動し、走行車体は減速される。
【0043】
乗用田植機を植付作業から旋回する場合には、フートペダル69を足で踏み込むと、植付・昇降レバー49の上昇位置への移動、主変速レバー47の減速位置への移動が一挙になされ、そのときに手でステアリングハンドル24を操作するだけで旋回することができ、旋回操作を著しく簡単化することができる。
【0044】
従来装置にあっては、旋回に際し、手で植付・昇降レバー49を上昇位置へ移動すると共に、主変速レバー47を高速位置から減速位置へ移動し、更にステアリングハンドル24を操作して旋回する必要があった。しかし、前記のように構成することにより、このような不具合を解消し操作を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】乗用田植機の側面図である。
【図2】乗用田植機の平面図である。
【図3】要部の背面図である。
【図4】要部の背面図である。
【図5】ブロック図である。
【図6】要部の正面図である。
【図7】フローチャートである。
【図8】要部の側面図、正面図である。
【図9】要部の背面図、側面図、斜視図である。
【符号の説明】
【0046】
1 乗用田植機
2 走行車体
3 昇降リンク
4 苗植付部
4d 苗植付装置
43 植付畔クラッチ
53 畔クラッチスイッチ
54 畔クラッチスイッチ
56 畔クラッチモータ
57 畔クラッチモータ
58 畔クラッチモータ




 

 


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