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発明の名称 乗用芝刈機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−61062(P2007−61062A)
公開日 平成19年3月15日(2007.3.15)
出願番号 特願2005−254315(P2005−254315)
出願日 平成17年9月2日(2005.9.2)
代理人 【識別番号】100096541
【弁理士】
【氏名又は名称】松永 孝義
発明者 辻 英和 / 榎本 和加雄
要約 課題
車体バランスが良く左右傾斜地や凹凸路面上での操作性の良く、送風路の芝草の詰まりが発生し難い乗用芝刈機を提供すること。

解決手段
乗用芝刈機1のブロアケース24を、左右の前輪支持ケース30,30間で、かつ同ケース30,30の下端よりも上位に設定することにより、車両重量が左右均等で、左右傾斜地や凹凸路面上で作業する際にもダクト26とブロアケース24の地面との接触を低減できる。また、ダクト26とシュータ27を側面視略「く」の字型に構成することにより、モーア6からコレクタバック14へ至る送風路を極力短縮し、かつ風の流れを円滑にして、送風路内の芝草の詰まりを低減することができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
前輪(3,3)と後輪(4,4)を設けた車体(2)の前部に芝草を刈り取るモーア(6)を昇降自在に備え、車体(2)の後上部に前記芝草を収納するコレクタバック(14)を備えると共に、同バック(14)の下方にエンジン(12)を備える乗用芝刈機であって、
前記車体(2)の中央部に走行系伝動機構を内装する伝動ケース(15)を備え、前記走行伝動ケース(15)の左右両側方に前輪支持ケース(30,30)を接続し、前記前輪(3,3)と後輪(4,4)間の左右幅内で、前記前輪支持ケース(30,30)の下端部より上位にエンジン(12)の動力により駆動される芝草送風用のブロア(23)を内装するブロアケース(24)を配置し、前記モーア(6)とブロアケース(24)とを後上がり傾斜状のシュータ(27)により接続することを特徴とする乗用芝刈機。
【請求項2】
前記ブロアケース(24)と前記コレクタバック(14)とを上下方向のダクト(26)により接続し、同ダクト(26)と前記シュータ(27)とで側面視略「く」の字型の送風路(27,26)を構成したことを特徴とする請求項1に記載の乗用芝刈機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車体に対し昇降自在に備えたモーアとコレクタを備えた乗用芝刈機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来芝刈機(モーア)を車体前部に装着した、いわゆるフロントモーア型乗用芝刈機が特開平6−319344号公報などに開示されている。この乗用芝刈機は、モーアで刈り取った芝草を車体下方に配したシュータを介して車体後部のコレクターバックにブロアにより送風搬送して集草する構成となっている。
【特許文献1】特開平6−319344号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記特許文献1記載の乗用芝刈機は、車体前方に装着されるフロントモーアで刈り取った芝草を車体後部のコレクタバックに集草するものであるが、フロントモーアで刈り取った芝草を車体の左右一方の側部に設けた排草ダクトを経由して車体後部に配置されるコレクタバックに集草する構成である。
【0004】
上記構成で車体の一方の側部に排草ダクトが配置されているので、車体バランスが悪く、また送風距離が長くなって芝草の詰まりが発生し易かった。また、左右傾斜地にて作業する時に側部の排草ダクトが地面に接触して、操縦性に難があった。
そこで、本発明の課題は、車体バランスが良く左右傾斜地や凹凸路面上での操作性の良く、送風路の芝草の詰まりが発生し難い乗用芝刈機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の上記課題は、次の解決手段で解決される。
請求項1記載の発明は、前輪(3,3)と後輪(4,4)を設けた車体(2)の前部に芝草を刈り取るモーア(6)を昇降自在に備え、車体(2)の後上部に前記芝草を収納するコレクタバック(14)を備えると共に、同バック(14)の下方にエンジン(12)を備える乗用芝刈機であって、前記車体(2)の中央部に走行系伝動機構を内装する伝動ケース(15)を備え、前記走行伝動ケース(15)の左右両側方に前輪支持ケース(30,30)を接続し、前記前輪(3,3)と後輪(4,4)間の左右幅内で、前記前輪支持ケース(30,30)の下端部より上位にエンジン(12)の動力により駆動される芝草送風用のブロア(23)を内装するブロアケース(24)を配置し、前記モーア(6)とブロアケース(24)とを後上がり傾斜状のシュータ(27)において接続する乗用芝刈機である。
【0006】
請求項2記載の発明は、前記ブロアケース(24)と前記コレクタバック(14)とを上下方向のダクト(26)により接続し、同ダクト(26)と前記シュータ(27)とで側面視略「く」の字型の送風路(27,26)を構成した請求項1に記載の乗用芝刈機である。
【発明の効果】
【0007】
請求項1記載の発明によれば、車体重量が左右均等となりバランスが良く、またブロアケース(24)も左右の前輪支持ケース(30,30)間で、同ケース(30,30)の下端部よりも上位に設定されているので、左右傾斜地や凹凸のある作業地で作業する際にも地面との接触を低減できる。
【0008】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、モーア(6)からコレクタバック(14)へ至る送風路を極力短縮し、かつ風の流れを円滑にして、通風路内の詰まりを低減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
本実施例の乗用型芝刈機1の側面図を図1に、乗用型芝刈機1の動力伝動構成の平面図を図2に示す。
【0010】
車体2の前部と後部にそれぞれ前輪3、3と後輪4、4を備え、車体2の前部の下方には芝草刈り取り用の刈刃5、5を備えたモーア6が設けられ、車体2の前部上方のフロア7にはステアリングコラム8を立設し、該コラム8の上部にはハンドル10が設けられている。またハンドル10の後方には操縦席11があり、該操縦席11の後方にはエンジン12を搭載しており、該エンジン12の上方及び左右両側方を囲む正面視門型のコレクタバック14が設けられている。
なお、本明細書において乗用型芝刈機1の前進方向を向いて左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後ろということにする。
【0011】
エンジン12の出力軸12aはユニバーサルジョイント29を介してインプットケース兼ブロアケース24内のギア機構24bに連結される。前記インプットケース兼ブロアケース24内のギア機構24bはエンジン動力を増速して自在継手32を経由してHST13へ伝達するギア群とブロア23にエンジン動力を減速して伝達するギア群を備えている。HST13に伝達された動力は走行伝動ケース15内のギア式変速装置41に連結される。そしてエンジン12の回転動力はインプットケース兼ブロアケース24のギア機構24b等を介してHST13で変速され、該変速された走行動力が走行伝動ケース15内のギア式変速装置41により変速されて前輪支持ケース30内の動力伝達機構に伝達され、前輪3,3の駆動軸3aへ伝達される。
【0012】
上記構成において、図1のA−A線断面矢視図である図3に示すように、インプットケース兼ブロアケース24内のブロア23を避けた上方位置に自在継手32を経由してHST13へ動力伝達するための出力軸24aを配置する。こうしてインプットケース兼ブロアケース24内でエンジン回転を増速した後に走行伝動ケース15内のギア式変速装置41へ出力することができる。その結果、エンジン回転数を比較的低くすることが可能となり、エンジン12の低騒音化が図れる。
【0013】
また、前輪支持ケース30内のフロントアクスルの軸配列をデフ軸30aが前輪3の駆動軸3aより前方に配置されるように構成している。そのため、ブロア23の位置をエンジン12に近くすることができるだけでなく、機体の全長を従来より短縮できる。また、前輪支持ケース30を前輪3の近くで、かつ前記インプットケース兼ブロアケース24の下端位置より下位に伸ばして(図1のX−X線参照)配置することにより、従来の前輪支持ケース30が前輪3の後方に配置されていた機体に比較して機体の重量バランスが前方へ移動するのでコレクタバック14が満杯時に、機体の安定性が向上する。また、インプットケース兼ブロアケース24の下端位置を前輪支持ケース30の下端位置より上位に配置することにより(図1のX−X線参照)、傾斜地や凹凸面のある作業地で走行してもインプットケース兼ブロアケース24と地面との接触を低減できる。
【0014】
モーア6は車体2に上端を回動自在に支持された側面視X字型のモーア昇降リンク33をモーア昇降シリンダ34により作動させることで上下動される構成である。
また、モーア6のデッキ38内の刈刃5は前記前輪支持ケース30からモーア駆動軸31を経由して得られる動力により回転する。なお、前記エンジン12の前部には空冷するためのファン20を設け、同エンジン12の前方には水冷するためのラジエータ25が配置されている。
【0015】
また前記インプットケース兼ブロアケース24の上部にはインプットケース兼ブロアケース24とコレクタバック14を連通する上下方向に配する芝草搬送用のダクト26が設けられている。また、ブロア23とモーア6の間には後ろ上がり形状のシュータ27が配置されていて、モーア6により刈り取られた芝草はブロア23によりシュータ27とダクト26を経由して後方のコレクタバック14に空気搬送される。該シュータ27と該ダクト26を側面視略「く」の字型に構成することにより、モーア6からコレクタバック14へ至る送風路を極力短縮し、かつ風の流れを円滑にして、通風路内の詰まりを低減することができる。また、コレクタバック14の各面は通気性の素材できているので、該バック14内に送られてくる空気を該コレクタバック14外部に排出することができる。
【0016】
図1に示すインプットケース兼ブロアケース24の前後にはそれぞれ前輪3と後輪4が配置されることになるが、図4に示すようにインプットケース兼ブロアケース24の側面の略下半分に開閉可能で、インプットケース兼ブロアケース24内部のメンテナンス用のドア24cを設けても良い。
【0017】
モーア6により刈り取られた芝草をブロア23により後方のコレクタバック14に空気搬送させる途中で、ブロア23の周りに詰まった芝草があってもドア24cを開放して詰まった芝草を容易に取り除くことができる。また、ブロア23のユニットが前輪3と後輪4の間に配置されているので、上記ドア24cの開放も容易に行えるので、ブロア23のメンテナンス性が従来より向上する。
【0018】
また、ブロア23はインプット兼ブロアケース24内の駆動軸23aにスプライン係合で取付ている。そのため、ブロア23を駆動軸23aから取り外しても、該駆動軸23aは各種のPTO出力軸として使用できる。そのため、この芝刈機が汎用性が高い作業車両として利用できる。
【0019】
また、操縦席11の後方に立設された図示しない一対のロプス18,18とコレクタバック14の両側面間には一対のコレクタ昇降リンク19,19が昇降シリンダ28で昇降自在に取り付けられている。コレクタ昇降リンク19,19のコレクタバック14の両側面への取付部は安全のためにリンクカバー21で覆われている。
【産業上の利用可能性】
【0020】
本発明のモーアを備えた乗用芝刈機は、家庭用、産業用の乗用芝刈機として有用性が高い。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施例のモーアを備えた乗用芝刈機の側面図である。
【図2】図1の動力伝動構成の概略平面図である。
【図3】図1のA−A線矢視図である。
【図4】図1の乗用芝刈機のインプット兼ブロアケース自体の縦断面図である。
【符号の説明】
【0022】
1 乗用型芝刈機 2 車体
3 前輪 3a 前輪駆動軸
4 後輪 5 刈刃
5a 駆動用ギア 6 モーア
7 フロア 8 ステアリングコラム
10 ハンドル 11 操縦席
12 エンジン 12a エンジン出力軸
13 HST 14 コレクタバック
15 走行伝動ケース 16 PTO軸
18 ロプス 19 コレクタ昇降リンク
20 ファン 21 リンクカバー
23 ブロア 23a 駆動軸
24 インプットケース兼ブロアケース 24a 出力軸
24b ギア機構 24c ドア
25 ラジエータ 26 芝草搬送用のダクト
27 シュータ 28 昇降シリンダ
29 ユニバーサルジョイント 30 前輪支持ケース
30a デフ軸 31 モーア駆動軸
32 自在継手 33 モーア昇降リンク
34 モーア昇降シリンダ 38 モーアデッキ
41 ギア式変速装置 44 逆転用のギア




 

 


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