米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 農業 -> 井関農機株式会社

発明の名称 トラクタの外部油圧取出バルブの取付構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−60954(P2007−60954A)
公開日 平成19年3月15日(2007.3.15)
出願番号 特願2005−249675(P2005−249675)
出願日 平成17年8月30日(2005.8.30)
代理人
発明者 藤原 潤一 / 大下 淳一 / 阿部 真佑
要約 課題
この発明は、外部油圧取出バルブ(サブコントロールバルブ)の取り付けに際し、生産時、メンテナンス時、またはオプション増設時に、バルブ自体の着脱作業や配管接続作業を簡単に行えるようにするものである。

解決手段
特許請求の範囲
【請求項1】
トラクタの車体後部に作業機昇降用油圧シリンダ(10)または伝動機構(G)を内装するケース(3,8)を設け、このケース(3,8)上の左右幅略中央位置に、内部油路(L1,L2)を形成し且つ左右対向面にバルブ取付面を形成したベース部材(16)を着脱自在に突設すると共に、前記車体後方へ向かって油圧取出ポート(A1,A1,B1,B2)を配置した状態で、前記外部油圧取出バルブ(18,18…)を前記左右のバルブ取付面に対し横方向に併設したことを特徴とするトラクタの外部油圧取出バルブの取付構造。
【請求項2】
前記バルブ取付面に対し、複数のバルブ(18,18…)を前記ケース(3,8)との間に間隙部(H)を空けながら積層式に併設可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載のトラクタの外部油圧取出バルブの取付構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、トラクタの外部油圧取出バルブの取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、トラクタに備える外部油圧取出バルブ(サブコントロールバルブ)は、車体後部のミッションケースやシリンダケースに備える構成が一般的であり、流量調整機能付きのバルブや、単動或いは複動式のアクチュエータへ圧油を送るべく複数種の切替バルブを集中して備える構成となっている。
【特許文献1】特開平11-75419号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
またトラクタの車体後部には、リンク機構やリフトアーム、更にはこれらに連結した作業機等が位置するため、これら機器に邪魔され、バルブ自体の取付作業やメンテナンス作業、更には同バルブへの配管接続作業が行い難いという課題が有った。
【0004】
この発明の課題とするところは、上記従来技術の欠陥を解消することにあり、複数の外部油圧取出バルブを取扱性良く且つシンプルに配置することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
即ち、請求項1の発明は、トラクタの車体後部に作業機昇降用油圧シリンダ(10)または伝動機構(G)を内装するケース(3,8)を設け、このケース(3,8)上の左右幅略中央位置に、内部油路(L1,L2)を形成し且つ左右対向面にバルブ取付面を形成したベース部材(16)を着脱自在に突設すると共に、前記車体後方へ向かって油圧取出ポート(A1,A1,B1,B2)を配置した状態で、前記外部油圧取出バルブ(18,18…)を前記左右のバルブ取付面に対し横方向に併設したことを特徴とするトラクタの外部油圧取出バルブの取付構造。
(請求項1の作用)
前記外部油圧取出バルブ(18,18…)は、ケース(3,8)に直接取り付けるのでは無く、ベース部材(16)に対し別途バルブをサブ組した後、複数のバルブ(18,18…)とベース部材(16)をまとめてケース(3,8)の左右幅略中央位置に取り付ける。またメンテンナンス時においては、前記複数のバルブ(18,18…)とベース部材(16)をまとめて取り外す。
【0006】
また請求項2記載の発明は、前記バルブ取付面に対し、複数のバルブ(18,18…)を前記ケース(3,8)との間に間隙部(H)を空けながら積層式に併設可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載のトラクタの外部油圧取出バルブの取付構造。
【0007】
(請求項2の作用)
各バルブ(18)とケース(3,8)との間には、間隙部(H)が確保され、バルブ側の熱は放熱され、またケース(3,8)側から熱が直接伝達されることが無い。
【発明の効果】
【0008】
以上のように、請求項1の発明によれば、各種外部油圧取出バルブ(18,18…)をケース(3,8)に直接取り付けるのでは無く、ベース部材(16)を介して取り付けるので、別途バルブをサブ組みした状態で取り扱うことができ、生産、メンテナンス時の取扱性が良い。また前記ベース部材(16)には、バルブ(18,18…)へ連通する油路(L1,L2)が形成されているので、外付け配管が不要となりシンプルな構成とすることができる。
【0009】
また請求項2の発明では、各種バルブ(18,18…)の増設時にも横方向からの着脱ができて操作も容易であり、また間隙部(H)による冷却効果で、バルブ着脱時の取扱性の向上は元より制御弁の作動も円滑化される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、この発明を図面に基づき説明する。
トラクタは、図1と図2に示すように、車体1前部のボンネット2内部にエンジンEを搭載し、このエンジンEの回転動力をミッションケ−ス3内の伝動機構G(クラッチ機構や変速装置や各種ギヤ)に伝え、適宜減速された回転動力を左右前輪4及び左右後輪5へ伝える構成としている。
【0011】
また前記エンジンEの後方には、左右前輪4,4を操舵するステアリングハンドル6が装備され、更にその後方には操縦席7が設置されている。また前記ミッションケ−ス3の後上部にはシリンダケース8が搭載され、このシリンダケース8の左右両側部には、左右リフトアーム9,9が回動自在に枢支されている。そしてシリンダケース8内に収容されている作業機昇降用油圧シリンダ10に作動油を供給すると前記リフトアーム9,9が上方へ回動し、排出するとリフトアーム9,9は下方へ回動する構成となっている。また前記リフトアーム9,9には各種のリンク機構を介して作業機を連結する構成となっている。
【0012】
また前記シリンダケース8上面の左右巾略中央部には、図3に示すように、下端部のポンプポートPより圧油を取り入れ、この圧油を内部油路L1,L2を介して上部左右両側に分岐させるベース部材16を、この下端部を前記シリンダケース8の上面に対し取付ボルト15,15…にて締付固定する構成としている。
【0013】
また前記ベース部材16の左右両側には、切替制御弁や減圧弁等、各種形態の外部油圧取出バルブ18,18…を、バルブ取付ボルト23,23…により最外側のカバー24で外側から挟持させて締付固定する構成としている。
【0014】
尚、図3中、符号Tは圧油をタンクへ逃がすTポートを示し、Nは別途バルブを備えた場合未使用の圧油を他の回路内へ戻すNポートを示す。また前記外部油圧取出バルブ18…は、例えばフロントローダやモーアといったトラクタに対し着脱自在の外部作業機の各種油圧アクチュエータ17へ油圧を連通させるものである。
【0015】
また前記ベース部材16の上部左右側部には、平面状のバルブ取付面を形成し、この取付面に対し、各バルブ18…の各油圧取出ポートA1,A2,B1,B2を後方へ向かって略同一高さに配した状態で、且つ各バルブ18…、詳しくは下部に位置させるソレノイド部と前記シリンダケース8との間において所定の間隙部Hを介在させた状態で支持する構成としている。
また前記ベース部材16には、図4に示すように、流量調整式(可変絞り)の分流弁20を内蔵し油圧アクチュエータとなる油圧シリンダ17に対し圧油を分岐して供給する構成とし、この分岐される圧油を流量調整ダイヤル21によって調整する構成としている。
【0016】
また各外部油圧取出バルブ18は、内部スプールを操作するピストン式の操作軸31を上部に突設し、操縦席7近傍の操作レバーにてワイヤーやロッドといった機械的連動機構を介して押し引き操作する構成としている。また各バルブ18の背面に、機体後方に向かう様、各油圧取出ポートA1・B1,A2・B2を配置し、更に外部油圧取出バルブの単動、複動式出力の切換を、バルブ下面の単複切換レバー(単複切換部材)22の回動操作によって行う構成としている。また前記単複切換レバー22は、後方へ向かって突設され、前記流量調整ダイヤル21並びに前記各ポート位置と同じ側で操作する構成となっている。
【0017】
これにより、外部油圧取出バルブ18…の各種操作を集中して行うことができ操作性の向上を図ることができる。
また各バルブ18の一側面30aには、図5に示すように、Oリングを嵌め込む長穴状の溝25を示し、前記の通り、ベース部材16側の油路や、前記カバー24側の油路、若しくは図6に示すように、積層式に取り付けた場合の他のバルブ側との油路を連通する構成となっている。
【0018】
また前記バルブ18の取付面30aは、左右略同一形状となっており、各外部油圧バルブ18のバルブボディを共用して、加工違いによって各種のバルブを構成する構成となっている。
【0019】
以上のように構成したトラクタでは、各種外部油圧取出バルブ18,18…をシリンダケース8に直接取り付けるのでは無く、ベース部材16を介して取り付けるので、別途バルブをサブ組みした状態で取り扱うことができ、生産、メンテナンス時の取扱性が良い。また前記ベース部材16には、バルブ(18,18…へ連通する油路L1,L2が形成されているので、外付け配管が不要となりシンプルな構成とすることができる。
【0020】
また各種バルブ18の増設時には、横方向から前記ボルト23とカバー24及び既設のバルブ18を取り外し、別途長さの異なるボルトで新規のバルブを積層させた状態で取り付けることができるので操作も容易であり、また間隙部Hによる冷却効果で、バルブ着脱時の取扱性の向上は元より制御弁の作動も円滑化される。
【0021】
尚、前記実施の形態の別形態としては、シリンダケース8を備えないトラクタに対して、前記ベース部材16をミッションケース3の後部上面に取り付ける形態としても良い。
図7は、前記外部油圧取出バルブ18のソレノイド部を示すもので、ソレノイド部の六角部54と外部パイプ55をかしめ56による組み付け構成とし、内部パイプ57側にOリング58を配置してプランジャー50部とコイル59部のシールをし、調整ネジ部60にもOリング58を配置してプランジャー可動部からの外部漏れをシールするように構成している。尚、図中符号51は、接触面での急激な接着を防止する非磁性体からなるカラーリングを示す。
【0022】
従来は、固定及びシール手段をロウ付けにしていたため、非常にコスト高となっていた。また、ロウ付けは、歪が多く熱にも弱いため作動不良が発生していた。しかし、上記のような本例の構成によると、従来構成の欠陥を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】トラクタの側面図。
【図2】トラクタの背面図。
【図3】(A)外部油圧取出バルブの取付状態を示す背面図。(B)外部油圧取出バルブの取付状態を示す左側面図。(C)外部油圧取出バルブの取付状態を示す右側面図。(D)外部油圧取出バルブの取付状態を示す底面図。
【図4】外部油圧取出バルブの取付時の油圧回路図。
【図5】外部油圧取出バルブのバルブ取付面を示す側面図。
【図6】バルブを積層式に取り付けた場合の背面図。
【図7】バルブのソレノイド部の断面図。
【符号の説明】
【0024】
H 間隙部
3 ミッションケ−ス
8 油圧シリンダケース
9 リフトアーム
15 ベース取付ボルト
16 ベース部材
17 作業機用アクチュエータ
18 外部油圧バルブ
20 分流弁
23 バルブ取付ボルト




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013