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発明の名称 作業車両
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−54006(P2007−54006A)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
出願番号 特願2005−245648(P2005−245648)
出願日 平成17年8月26日(2005.8.26)
代理人 【識別番号】100096541
【弁理士】
【氏名又は名称】松永 孝義
発明者 渡辺 均 / 秋山 尚文 / 沖本 章 / ▲高▼木 慎 / 福地 和憲
要約 課題
作製容易な樹脂製でありながら、サイズを変更できる運転台25を備えたコンバインを提供すること。

解決手段
車体2上に運転台25の壁面である正面前壁面パネル32の上部側に配置するメータパネル36、ハンドレスト30などの設置部と、さらにその側方に運転台25への乗降時に受台支えアーム35を一体成形で設け、正面前壁面パネル32を車体幅方向に拡張する場合に正面前壁面パネル32の側面にスペーサ31を装着可能とし、ハンドレスト30などの設置部と受台支えアーム35の間にもスペーサ33を装着可能にしたので、小型コンバインの運転台25を大型コンバインの運転台25として使用できるので設備コストが節約できる。
特許請求の範囲
【請求項1】
運転台(25)のフロント側の正面前壁面パネル(32)と、正面前壁面パネル(32)の上部側に配置する車体操作時に機能するメータ類を含む機能部材(30、36)と、運転台(25)への乗降時に正面前壁面パネル(32)の側面側に設けた受台支えアーム(35)を一体成形して自走式の車体(2)上に設け、該正面前壁面パネル(32)部分を車体幅方向に拡張する場合に前記正面前壁面パネル(32)の側面にスペーサ(31)を装着可能にすると共に、機能部材(30、36)と受台支えアーム(35)の間にもスペーサ(33)を装着可能にしたことを特徴とする作業車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、植立穀稈を収穫する作業車両に関し、特に運転台の構成に特徴となる作業車両に関する。
【背景技術】
【0002】
作業車両はクローラを構成する無限履帯の接地面積を広くし、水田など軟弱な圃場でも自由に走行して刈取作業などの農作業を可能としている。
作業車両の操縦席のある運転台には変速レバー、操向レバーなどの各種レバー、各種操作用の操作スイッチ類及び作業内容、車速などを表示する表示装置等が所狭しと配置されている。
前記作業車両の運転台のパネルを樹脂で一体成形した作業車両がある(特許文献1)。
【特許文献1】特開2003−95134号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記従来の作業車両の運転台には各種操作レバー、操作スイッチ、操作ダイヤル及び表示パネルなど、作業車両の操縦、刈り取った穀稈の脱穀処理、脱穀した穀粒の一時的貯蔵と外部への排出のための操作用の機器類が操縦席の廻りに配置されている。
【0004】
上記特許文献1の運転台は樹脂製のものであるが、一体成形品であるため一旦製造工程が確立すると、その作製は容易である。しかし、その部分的な取り替えなどができないだけでなく、運転台のサイズを変更することはできない。即ち、機種によって専用の部品を作らなくてはならないという欠点があった。
本発明の課題は、作製容易な樹脂製でありながら、サイズを変更できる運転台を備えた作業車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題は次の解決手段で解決される。
請求項1記載の発明は、運転台(25)のフロント側の正面前壁面パネル(32)と、正面前壁面パネル(32)の上部側に配置する車体操作時に機能するメータ類を含む機能部材(30、36)と、運転台(25)への乗降時に正面前壁面パネル(32)の側面側に設けた受台支えアーム(35)を一体成形して自走式の車体(2)上に設け、該正面前壁面パネル(32)部分を車体幅方向に拡張する場合に前記正面前壁面パネル(32)の側面にスペーサ(31)を装着可能にすると共に、機能部材(30、36)と受台支えアーム(35)の間にもスペーサ(33)を装着可能にした作業車両である。
【0006】
請求項1記載の発明によれば、正面前壁面パネル(32)の横幅を広げられるスペーサ(31)を正面前壁面パネル(32)の側面に追加することで、例えば、3、4条用のコンバインの運転台(25)を5、6条クラスの居住性を重視するコンバインなどの作業車両の運転台(25)とすることができる。
【0007】
また、正面前壁面パネル(32)の左側に縦長のスペーサ(31)を追加する場合には、機能部材(30、36)と受台支えアーム(35)の間にもスペーサ(33)を装着して正面前壁面パネル(32)部分の幅を拡大することができる。
【発明の効果】
【0008】
請求項1記載の発明によれば、大きな設備資金を要する正面前壁面パネル(32)を大型作業車両と小型作業車両で共用して使用する正面前壁面パネル(32)部分と該共用正面前壁面パネル(32)に小物のスペーサ(31、33)を追加するだけで、小型作業車両などの作業車両の運転台(25)を大型の作業車両の運転台(25)として使用できるので設備コストが節約できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
作業車両の一例であるコンバインを例に本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
図1は本実施例のコンバイン1の左側面図であり、図2は本実施例のコンバイン1の右側面図である。なお、本明細書では、幅方向又は左側及び右側とはコンバイン1が前進する方向に向いたときの方向を言う。
【0010】
図1および図2に示すように、コンバイン1の車体2の下部側に土壌面を走行する左右一対の走行装置(以下、走行クローラと称す。)3を有する走行装置本体4を配設し、車体2の前端側に分草杆8を備えた刈取装置9が設けられている。刈取装置9は車体2の上方の支点を中心にして上下動する刈取装置支持フレーム7で支持されているので、コンバイン1に搭乗したオペレータが運転台25の操縦席20の操向レバー21を前後に傾倒操作することにより、刈取装置支持フレーム7と共に上下に昇降する構成である。
【0011】
車体2の上方には、刈取装置9から搬送されてくる穀稈を引き継いで搬送して脱穀、選別する脱穀装置10と該脱穀装置10で脱穀選別された穀粒を一時貯溜するグレンタンク13が載置され、グレンタンク13の後部にオーガ15を連接して、グレンタンク13内の穀粒をコンバイン1の外部に排出する構成としている。
【0012】
すなわち、コンバイン1はオペレータが操縦席20においてHST主変速レバー22および副変速レバー23を操作し、エンジン(図示せず)の動力を図示しない走行トランスミッションケース内の主変速機を介して変速し、左右の走行クローラ3、3に伝動して任意の速度で走行する。
【0013】
また、コンバイン1は、オペレータが操縦席20において操向レバー21を左右に傾倒操作することにより各種旋回走行することができる。すなわち、操向レバー21をコンバイン1を旋回させようとする方向に傾倒操作することにより、左右の走行クローラ3、3に速度差が与えられて走行方向の変更が行われる構成としている。
【0014】
図3〜図11には操向レバー21とハンドレスト30などを含む運転台25の構成を示す。
図3は、操縦席20を含む運転台25の斜め後上方から見た斜視図である。運転台25はフロント側の壁面である正面前壁面パネル32と左サイド壁面パネル34を備え、運転台25の右側面はオペレータの乗降用の空間が設けられている。前記フロント側の正面前壁面パネル32の右寄り部分にはパワステレバーと略称される操向レバー21、その後方に近接する位置に、操向レバー21を操作する時に操作腕や操作手を置くための受台(ハンドレスト)30と、該受台30を支持しかつオペレータが乗降する時の支えバーとなるアーム35が機体に設けられている。また受台30の左側には走行速度、グレンタンク13内の穀粒の貯留量などを表示するフロントメータパネル36が設けられ、またメータパネル36の左側であってフロント側の正面前壁面パネル32の左寄り部分には刈取装置9や走行用の機器を操縦するための操作パネル37が設けられている。これら受台30、アーム35、メータパネル36及び操作パネル37は一体成形した合成樹脂から得られる。
【0015】
また、左サイド側壁面パネル34には主変速レバー22と副変速レバー23、刈取・脱穀レバー24及びアクセルレバー26とこれらのレバーを前後左右に操作するためのレバーガイドを備えたガイド板38が設けられている。また、運転台25の後部には操縦席20が設けられており、該操作席20の右側にオーガパネル40が設けられている。前記操縦席20はオペレータの乗降用の空間より後部側に位置し、かつ操縦席20の右側部位には取っ手39が機体に設けられていて、取っ手39は前記受台支えアーム35と共にオペレータがコンバイン1に乗降する際の把持部となる。
【0016】
本実施例の運転台25は、図4の運転台25の正面図に示すように、正面前壁面パネル32の左側に縦長のスペーサを追加することで正面前壁面パネル32の幅を拡大することができる。
フロントメータパネル36と操作パネル37を上部に備えた正面前壁面パネル32に、面前壁面パネル32の横幅を広げられるスペーサ31を正面前壁面パネル32の側面に分離可能に追加することで、3、4条用のコンバインの運転台を5、6条クラスの居住性を重視するコンバインの運転台とすることができる。
【0017】
また、正面前壁面パネル32の左側に縦長のスペーサ31を追加する場合には、図5の運転台25の上方から見た平面図に示すようにハンドレスト30と受台支えアーム35の間にもスペーサ33を挿入して正面前壁面パネル部分の幅を拡大することができる。
【0018】
製作のために大きな設備資金を要する正面前壁面パネル32を大型コンバインと小型コンバインで共用して使用する正面前壁面パネル32の部分と該共用正面前壁面パネル32に小物のスペーサ31、33を追加するだけで、小型コンバインの運転台を大型コンバインの運転台として使用できるので設備コストが節約できる。
【0019】
また図6の斜視図に示すように、ハンドレスト30の下部にオーガ操作パネル設置部42を設けても良い。オーガ操作パネル部はハンドレスト30に設けた開閉自在のカバー部分の下部にあるので、該カバー部分を開くとオーガ操作パネル40が操作可能になる構成である。
【0020】
該オーガ操作パネル設置部42にはオーガ操作用の各スイッチが設けられており、一番左側に三角形のオーガ上昇スイッチ60、オーガ下降スイッチ61、オーガ左旋回スイッチ62、オーガ右旋回スイッチ63が配置され、該三角形のスイッチ60、61、62、63の右側に円形の籾排出スイッチ64、オーガ自動張出スイッチ65、オーガ停止スイッチ66、オーガ緊急停止スイッチ67が配置され、一番右側にオーガ伸長スイッチ68、オーガ縮少スイッチ69が配置されている。
このような構成からなるオーガ操作パネル設置部42は操縦席20に着席したオペレータが視認し易い前方位置にあるので、オーガ15の操作性が従来より向上する。
【0021】
また、図7に示すように本実施例のコンバイン1ではオペレータの刈取操作時の目線方向を照らすヘッドライト41をメータパネル36の前面に設けている。そのため、夜間作業ではオペレータの目線方向がオペレーターから穀稈の株元までよく見えるようにヘッドライト41からの照明を照らすことができる。
【0022】
さらに、本実施例のコンバイン1では運転台25をキャビン式にすると該キャビンには屋根と窓を設ける必要があるが、図8に示すように屋根を支持するメイン支柱56を操縦席20の後方に一本だけ配置し、また操縦席20の両側にサブ支柱57、57をそれぞれ設け、メイン支柱56と両側のサブ支柱57、57との間にガラス板58をはめ込んで運転台25を閉鎖空間とすることができる。そしてメイン支柱56を操縦席20の後方に一本だけ配置したので、キャビンからの後方視界が良好くなる。
従来コンバインのキャビンの後方視界性はほとんど考えられていなかったが、本実施例では後方視界性の良いキャビンが得られた。
【0023】
また、操縦席20の両側のサブ支柱57、57はメイン支柱56でキャビンの強度が不足するので補強用に用いる。またメイン支柱56は、前記キャビンの剛性を保ち、エアコン等の配管を十分に通せる様、しっかりとした幅のフレームにする。
【0024】
さらに、図9、図10、図11に示すように前記操縦席20と取っ手39の間にはオーガコントロール用のオーガ操作用リモコン操作具43の凹状設置部42’が設けられている。オーガ操作用リモコン操作具43の凹状設置部42’と取っ手39は一体成形樹脂で成形することができ、部品点数を削減して製造コストを従来より下げることができる。
【0025】
従ってオペレータがオーガ操作用のリモコン操作具43を使用しないとき、又は操縦席20に着席したままオーガ操作用リモコン操作具43を使用するときには、リモコン設置部42にリモコン操作具43を収納しておき、操縦席20を離れてオペレータがリモコン操作具43を使用するときにはこれを携帯することができる。
【0026】
リモコン操作具43には、図11に示すように、オーガ操作用の各スイッチが設けられており、一番上方に配置された十字型のスイッチ70はオーガ上昇スイッチ70a、オーガ下降スイッチ70b、オーガ左旋回スイッチ70c、オーガ右旋回スイッチ70dを備え、該スイッチ70の下方に配置された十字型のスイッチ71はオーガ排出口伸長スイッチ71a、オーガ排出口縮少スイッチ71b、オーガ排出口左回動スイッチ71c、オーガ排出口右回動スイッチ71dを備え、該スイッチ71の下方にはオーガ緊急停止スイッチ72、オーガ自動収納スイッチ73、オーガ自動張出スイッチ74、籾排出停止スイッチ75、籾排出入スイッチ76を配置し、リモコン操作具43の一番下方にはオーガ自動張出位置セットダイヤル77を配置されている。
【0027】
また、主変速レバー22のグリップの右側下方部にコンバイン1の作業状態等の情報モニタ29(図3)を設け、グレンタンク13の籾量を確認できるようにすると、夜間作業時等に主変速レバー22の位置・状態が把握し易くなる。加えて、該モニタ29の下側の照明具19が37を照らし、主変速レバー22の左側下方部の照明具18が23、24の基部を照らすようにすると、夜間作業性が良くなる。
また、前記モニタ29での表示情報とメインのフロンメータパネルでの表示情報とを分別して配置することができる。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明は操縦性の優れたコンバインとして利用可能性がある。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の一実施例のコンバインの左側面図である。
【図2】図1のコンバインの右側面図である。
【図3】図1のコンバインの運転台の斜め後上方から見た斜視図である。
【図4】図1のコンバインの運転台の正面図である。
【図5】図1のコンバインの運転台の平面図である。
【図6】図1のコンバインの運転台のハンドレスト部分の斜視図である。
【図7】図1のコンバインの運転台にヘッドライトの装着時の照明の方向を説明する図である。
【図8】図1のコンバインの運転台をキャビン式にした場合の屋根を取り除いた状態での斜視図である。
【図9】図1のコンバインの操縦席の左側にオーガリモコン取付座を設け、該オーガリモコン取付座にリモコン操作具を配置した状態を示す斜視図である。
【図10】図9のオーガリモコン取付座からリモコン操作具を取り外した状態を示す斜視図である。
【図11】図9のモコン操作具の正面図である。
【符号の説明】
【0030】
1 コンバイン 2 車体
3 走行装置(走行クローラ) 4 走行装置本体
7 刈取装置支持フレーム 8 分草杆
9 刈取装置 10 脱穀装置
13 グレンタンク 15 オーガ
18、19 照明具 20 操縦席
21 操向レバー 22 主変速レバー
23 副変速レバー 24 刈取・脱穀レバー
25 運転台 26 アクセルレバー
27 メインキー 28 ホーン・ウインカ用コンビスイッチ
29 モニタ 30 ハンドレスト
31、33 スペーサ 32 正面前壁面パネル
34 サイド側壁面パネル 35 受台支えアーム
36 フロントメータパネル 37 操作パネル
38 ガイド板 39 取っ手
40 オーガ操作パネル 41 ヘッドライト
42、42’ オーガ操作パネル設置部 43 リモコン操作具
56 メイン支柱 57 サブ支柱
58 ガラス板 60、70a オーガ上昇スイッチ
61、70b オーガ下降スイッチ 62、70c オーガ左旋回スイッチ
63、70d オーガ右旋回スイッチ 64 籾排出スイッチ
65、74 オーガ自動張出スイッチ 66 オーガ停止スイッチ
67、72 オーガ緊急停止スイッチ 68 オーガ伸長スイッチ
69 オーガ縮少スイッチ 70、71 十字型のスイッチ
71a オーガ排出口伸長スイッチ 71b オーガ排出口縮少スイッチ
71c オーガ排出口左回動スイッチ 71d オーガ排出口右回動スイッチ
73 オーガ自動収納スイッチ 75 籾排出停止スイッチ
76 籾排出入スイッチ 77 オーガ自動張出位置セットダイヤル




 

 


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