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発明の名称 苗移植機の苗植装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−53984(P2007−53984A)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
出願番号 特願2005−244311(P2005−244311)
出願日 平成17年8月25日(2005.8.25)
代理人
発明者 木下 栄一郎 / 勝野 志郎 / 村並 昌実 / 稲田 誠生 / 大久保 嘉彦 / 土井 宏貴 / 黒瀬 英明 / 竹本 雅浩 / 山根 暢宏
要約 課題
開閉する苗植嘴形態の苗移植機は、この苗植嘴の上側に苗の供給案内のための苗案内筒を設けて、この苗案内筒を苗植嘴と一体的に昇降させて苗植付作動する形態では、この苗卯嘴の作動の抵抗になり易く、取付姿勢が不安定な状態となり、苗植付姿勢が乱れやすくなる。

解決手段
苗の供給を受けて土壌面に植付ける苗植嘴を開閉回動可能に支持した嘴ホルダ(2)に、この苗植嘴に苗を供給案内する苗案内筒(3)を嵌合支持する支持口(4)、(5)を形成の上下二段のカップ支持プレート(6)、(7)を設けた苗移植機の苗植装置の構成とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
苗の供給を受けて土壌面に植付ける苗植嘴(1)を開閉回動可能に支持した嘴ホルダ(2)に、この苗植嘴(1)に苗を供給案内する苗案内筒(3)を嵌合支持する支持口(4)、(5)を形成の上下二段のカップ支持プレート(6)、(7)を設けたことを特徴とする苗移植機の苗植装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、苗移植機の苗植装置に関するもので、開閉する苗植嘴を有して、この苗植嘴の内側に供給された苗を保持収容して下方の土壌面に突き挿して苗植付穴を形成しながら苗の植付を行う苗移植作用において、この苗植嘴に対する苗の供給を正確に行わせ、苗植付作動を安定させるものである。
【背景技術】
【0002】
開閉する苗植嘴を昇降リンクアームに設けて、この昇降リンクアームの昇降によって、苗供給装置から供給される苗を苗植嘴に保持収容して土壌面に植付ける技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002ー272215号公報(第4頁、図16、図17)。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
開閉する苗植嘴形態の苗移植機は、この苗植嘴の上側に苗の供給案内のための苗案内筒を設けて、この苗案内筒を苗植嘴と一体的に昇降させて苗植付作動する形態では、この苗植嘴の作動抵抗になり易く、取付姿勢が不安定な状態となり、苗植付姿勢が乱れ易くなる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1に記載の発明は、苗の供給を受けて土壌面に植付ける苗植嘴(1)を開閉回動可能に支持した嘴ホルダ(2)に、この苗植嘴(1)に苗を供給案内する苗案内筒(3)を嵌合支持する支持口(4)、(5)を形成の上下二段のカップ支持プレート(6)、(7)を設けことを特徴とする苗移植機の苗植装置の構成とする。苗植嘴(1)を昇降駆動して苗植付作用するときは、この苗植嘴(1)の上昇位置では閉鎖状態にあって、上方の苗供給装置の苗供給カップからの苗供給を受ける。この苗供給カップから落下される苗は、苗植嘴(1)上の苗案内筒(3)内を案内されて、この苗植嘴(1)内に落下供給される。苗の供給を受けた苗植嘴(1)は、閉鎖状態のまま苗案内筒(3)と一体として下降して、土壌面に植付穴を穿設しながら解放して、保持していた苗をこの植付穴に移植する。この苗植嘴(1)は苗を植付穴に植付けた状態で解放状態のまま上昇復帰する。苗案内筒3は、これら苗植嘴(1)の昇降の間、上下二段の支持プレート(6)、(7)の取付姿勢が変化しないで、安定した姿勢を維持される。
【発明の効果】
【0005】
請求項1に記載の発明は、苗植嘴(1)と一体的に昇降される苗案内筒(3)が、嘴ホルダ(2)の上下二段の支持プレート(6)、(7)によって嵌合支持されるため、苗植付時の振動、衝撃等を受けても、苗植嘴(1)に対する取付姿勢が乱れ難く、安定した姿勢を維持して、正確な苗供給、植付作用を行わせることができる。このため、苗案内筒(3)を長く形成したり、大きくすることができ、苗案内を行い易い形態とすることができる。又、案内筒(3)の着脱を簡単に行う形態とすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図面に基づいて、苗移植機は、エンジン10によって駆動される駆動車輪11や、前輪12等を有して、ハンドルフレーム13後端のハンドル14操作によって走行できる歩行形態の車体15に、ターンテーブル形態の苗供給装置16と、この苗供給装置16から供給される苗を受けて土壌面に植付ける苗植装置8を設ける。該駆動車輪11は、車輪ケース17の前端部がアクスルハウジング18部の周りに上下揺動自在に支架されて、油圧シリンダ19等のダンパー機構を介して上下揺動可能に設けられて、畝高Hに応じて車高変更、乃至車高自動調節可能に構成されている。
【0007】
又、苗供給装置16は、左右両側部に配置され、各々前後一対のスプロケット20、21間にわたって張設されるチエン22に沿って苗カップ23が配置される。この各苗カップ23に苗を供給することによって、この苗カップ23が一定の苗植装置8の直上部に搬送されると、この苗カップ23の底蓋24が開かれて、搬送苗を落下させて苗植装置8の苗植嘴1へ落下供給する形態としている。車体15の後部には入力軸28から伝動される苗植伝動ケース25の伝動機構を設けて、前記各スプロケット20を伝動して苗カップ23を回転搬送することができる。車体15の前部両側には補助席26が設けられて、補給苗載台27に搭載の苗を搭乗者が取出しながら各苗カップ23に一株毎供給することができる。
【0008】
前記苗植装置8は、各苗供給装置16の後端部下に設けられて、ダブルクランク機構、乃至平行リンク機構形態の植付リンク30を介して昇降駆動される。この植付リンク30の前端部は車体15後部の前記苗植伝動ケース28の枢支され、後端部に嘴ホルダ2を装着する。この植付リンク30の昇降回動によって嘴ホルダ2に取付けられた苗植嘴1は、水平土壌面に対して略垂直な姿勢を維持した状態で、略楕円形状の植付軌跡線を描いて昇降する構成にしている。この苗植嘴1は、下端部を錘形状に尖らせた嘴形態に形成して、前後に開閉回動するように上端部を前後一対の嘴軸31の周りに回動自在に支持させる。該嘴ホルダ2は正面門形状の上部支持プレート6の左右両側縁部32間にわたって該丸チューブ形態の嘴軸31を設け、この支持プレート6の下側で嘴軸31間にわたって固定の下部支持プレート7を平行状に設ける。これら上下支持プレート6、7間の高さ間隔部33を適宜高さに形成して、剛体構成としている。これら上下の支持プレート6、7に各支持口4、5を形成して、苗案内筒3を上側から嵌合させて支持する構成としている。29は苗植付部の土壌面を培土する培土ディスクである。
【0009】
前記前後に開閉回動する苗植嘴1は、嘴軸31の周りに回動するように支持されているが、この苗植嘴1の上部には、開閉リンク45及び駆動カム46等を介して作動される開閉アーム47が設けられて、この苗植嘴1が上死点位置から下死点位置へ作動する下降行程では閉鎖状態に維持され、又、逆に上昇行程では開放状態に維持されるように連動構成される。前後一対の苗植嘴1の上端部には、平面視コ字状のホルダアーム48を有し、この左右両側部にボス49を一体に構成して、この左右のボス49が前記嘴軸31の両端部に回動自在に嵌合している。苗植嘴1はホルダアーム48に対してボルト50締めによって着脱可能に設けられる。51は前後のホルダアーム48間にわたって掛けわたされるスプリングで、苗植嘴1を閉鎖側へ弾発する。前記駆動カム46、及び開閉リンク45等による苗植嘴1の開きは、このスプリング51の弾発力に抗して行われる。前記苗植嘴1を開閉する開閉アーム47が嘴ホルダ2の中央部のアーム軸52に設けられ、このアーム軸52から突出のピンアーム53の開閉ピン54を、前後のホルダアーム53のホルダアーム48間にわたって掛けわたされるスプリングで、苗植嘴1を閉鎖側へ弾発する。前記駆動カム46、及び閉鎖リンク45等による苗植嘴1の開きは、このスプリング51の弾発力に抗して行われる。前記苗植嘴1を閉鎖する開閉アーム47が嘴ホルダ2の中央部のアーム軸52に設けられ、このアーム軸52から突出のピンアーム53の開閉ピン54を、前後のホルダアーム48の重合回動部に形成のカム穴に嵌合して、このピンアーム53を回動することによって苗植嘴1が前後に開閉回動する構成としている。
【0010】
ここに、苗植装置は、苗の供給を受けて土壌面に植付ける苗植嘴(1)を開閉回動可能に支持した嘴ホルダ(2)に、この苗植嘴(1)に苗を供給案内する苗案内筒(3)を嵌合支持する支持口(4)、(5)を形成の上下二段のカップ支持プレート(6)、(7)を設ける構成とする。苗植嘴(1)を昇降駆動して苗植付作用するときは、この苗植嘴(1)の上昇位置では閉鎖状態にあって、上方の苗供給装置の苗供給カップからの苗供給を受ける。この苗供給カップから落下される苗は、苗植嘴(1)上の苗案内筒(3)内を案内されて、この苗植嘴(1)内に落下供給される。苗の供給を受けた苗植嘴(1)は、閉鎖状態のまま苗案内筒(3)と一体として下降して、土壌面に植付穴を穿設しながら解放して、保持していた苗をこの植付穴に移植する。この苗植嘴(1)は苗を植付穴に植付けた状態で解放状態のまま上昇復帰する。苗案内筒3は、これら苗植嘴(1)の昇降の間、上下二段の支持プレート(6)、(7)の取付姿勢が変化しないで、安定した姿勢を維持される。
【0011】
この苗案内筒3は、合成樹脂製として、計量で薄く成形し、手で押すことによって容易に歪み得る形態に構成している。苗案内筒3は、この基部の差し込み部34と、この上部の漏斗部35とに形成されて、この差込部34を該支持口4、5に嵌合させる。この差込部34の一部には上下方向に沿う凹溝36を形成し、この凹溝36を支持する支持口4、5に形成の凸縁37に嵌合させることによって、この苗案内筒3の周り止めを行う。この苗案内筒3の支持口4、5への嵌合は、該凹溝36上端と漏斗部35との間の段部38で係止して、嵌合下限位置を決めることができる。又、差込部34の左右外側面には、前記間隔部33に嵌合する高さの係合突部39を一体成形して、この係合突部39を間隔部33に嵌合させることによって、この係合突部39の上端を上側の支持プレート6の支持口4下縁に係止させると共に、係合突部39の下端を下側の支持プレート7の支持口5上端に係止させて、苗案内筒3の上下移動、及び上方への抜け止めを行うように構成している。又、この苗案内筒3を嵌合させたり、外したりするときは、この係合突部39を手で押圧して苗案内筒3の弾性に抗して窪ませることによって、上部支持プレート6の支持口4に対する嵌合、及び抜き外しを簡単に行わせることができる。又、この漏斗部35の内周部には、水洗浄用のノズル40を上下移動調節可能に設け、苗案内筒3内への噴射水圧を調節可能に構成している。このノズル40にはポンプによって水圧を送る水圧ホースが連結される。漏斗部35の周壁部にはノズル40を係合保持する保持穴41が複数段に形成されて、この保持穴41に対するノズル40の取付係合位置を差し替えて上下移動調節可能の構成である。
【0012】
尚、上側の支持口4は下側の支持口5より若干広く設けられると共に、差込部34は下側へいくにつれて狭くなる若干のテーパ形状になっており、差込部34を該支持口4、5に上側から挿入した際、くさび効果により差込部34が支持プレート6、7に確実に固定され、苗案内筒3の位置ずれを防止して苗落下供給精度の向上が図れる。また、苗案内筒3は差込部34においても、下側へいくにつれて狭くなる若干のテーパ形状を有しているので、苗を中央に案内できる。尚、上述では差込部34を上下2枚の支持プレート6、7に挿入する構成について説明したが、前記支持プレート6、7に代えて下側が狭くなるテーパ形状の孔を備える支持部材としてもよい。
【0013】
図9及び図10には、嘴ホルダ2の間隔部33が開口する側に係合突部39が位置するよう差込部34を差し込んだ状態を示すものである。この構成によると、嘴ホルダ2から苗案内筒3すなわち差込部34を抜き取る際、前記間隔部33の開口から指を入れて容易に係合突部39を押圧でき、係合突部39の係合の解除を容易に行える。尚、この係合突部39は、間隔部33の前後の開口に対応して、差込部34の対称位置に前後に一対設けられている。
【0014】
前記苗供給装置16の各苗カップ23の底部には苗を落下するカップ底口60が形成される。この底口60を開閉する底蓋24は、蓋ピン61周りに上下回動自在に設けられる。この底蓋24はこの苗カップ23のターンテーブル形態の旋回移動経路に沿って構成されるガイドレール62に案内させることによって、底口60を閉鎖する状態と、苗供給位置に移動したときはガイドレール62から外れて開口回動するように構成する。この底蓋24の回動基部には図6のようにストッパ63が一体構成されて、蓋ピン61を支持するブラケット64の、又は苗カップ23の外周のストッパ65に係合させて、この底蓋24が90度を越えて回動して開いた位置で係合して、開き過ぎを防止する。
【0015】
次に、主として図7に基づいて、前記通常の苗植嘴1Aは、この下端の嘴先71が上端の取付部の直下に位置する直垂形態の構成である。このため苗供給装置16の苗カップ23から落下供給させる供給幅間隔もこの苗植付条間隔Aに一致させて構成する。そしてこの苗供給装置16の苗移植機を利用して植付条間隔Aを異なる寸法の植付条間隔Bにして苗植を行うときは、該苗植嘴1Aに代えて苗植嘴1B,1Cを取り付けることによって作業する。これら苗植嘴1B,1Cは嘴先71が取付部に対して左右横側へ偏位するように湾曲して構成されて、収容保持苗を上部の苗案内筒3から受けた位置よりも横方向へ偏位した嘴先71へ落下案内させる。図例のように四条植え形態の場合は、苗カップ24から各苗案内筒3、乃至嘴ホルダ2部へ供給される供給間隔Aは、直垂形態の苗植嘴1Aではそのまま植付条間隔Aとなるが、これよりも条間を広くするときは、四条植え形態の中央部の二条植え位置の斜垂形態の苗植嘴1Bの曲がりは小さく、この外側部の二条植え位置の斜垂形態の苗植嘴1Cの曲がりは大きく形成している。これら各苗植嘴1A,1B,1Cの嘴ホルダ2に対する着脱構成は同じで、苗供給装置16側の構成を共用化して、形態の異なる苗植嘴1A,1B,1Cの付替によって簡単、容易に植付条間隔を変更することができる。
【0016】
次に、主として図8に基づいて、前記苗植嘴1の苗植付昇降行程に、この苗植嘴1を掃除するブラシ72や、洗浄ノズル73を設けたものである。苗植嘴1は側面視で楕円形状の植付軌跡線Dを描くが、この苗植嘴1の上昇行程においてブラシ72に接触させるようにして、苗植フレーム74から後方に突出のブラシアーム75の終端に回転可能に設けられる。又、この近くにノズル73を設けて、ポンプとの間をホース76で連結して水を噴射して洗浄する形態としている。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】嘴ホルダ部の分解斜視図。
【図2】苗植嘴部の斜視図と、平面図。
【図3】その側面図。
【図4】苗移植機の側面図。
【図5】その平面図。
【図6】苗カップ部の作用側面図。
【図7】苗植嘴部の別例を示す正面図。
【図8】苗植嘴部の別例を示す側面図と、その斜視図。
【図9】一部構成が異なる苗植嘴部の斜視図。
【図10】一部構成が異なる苗植嘴部の平面図。
【符号の説明】
【0018】
1 苗植嘴
2 嘴ホルダ
3 苗案内筒
4 支持口
5 支持口
6 支持プレート
7 支持プレート
8 苗植装置




 

 


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