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発明の名称 苗移植機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−29028(P2007−29028A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−218808(P2005−218808)
出願日 平成17年7月28日(2005.7.28)
代理人
発明者 木下 栄一郎 / 勝野 志郎 / 村並 昌実 / 大久保 嘉彦 / 黒瀬 英明 / 土井 宏貴 / 山根 暢宏
要約 課題
従来の紙敷設装置は、畝上面に連続的に紙を敷設するものであるので、苗を植え付けていない部分にも紙を敷設することになって大量の紙を要する。また、敷設した紙が破れるおそれがあり、乾燥防止効果が十分に得られない危惧がある。更に、苗植付け装置が苗を植え付けた後に別途紙敷設装置により紙を敷設する構成であるので、苗植付位置に適確に紙が敷設されないおそれがある。

解決手段
苗を植え付ける苗植付け装置と、苗を苗供給位置から前記苗植付け装置が苗を取り出す苗取出位置まで搬送する苗搬送部5とを設けた苗移植機において、苗搬送部5の適所へ紙140を供給する紙供給装置138を設け、苗搬送部5が該紙供給装置138で供給される紙と共に苗を前記苗取出位置へ搬送し、苗植付け装置が紙140と共に苗を取り出して植え付ける構成とした。
特許請求の範囲
【請求項1】
苗を植え付ける苗植付け装置(6)と、苗を苗供給位置(5a)から前記苗植付け装置(6)が苗を取り出す苗取出位置(A)まで搬送する苗搬送部(5)とを設けた苗移植機において、苗搬送部(5)の適所へ紙(140)を供給する紙供給装置(138)を設け、苗搬送部(5)が該紙供給装置(138)で供給される紙と共に苗を前記苗取出位置(A)へ搬送し、苗植付け装置(6)が紙(140)と共に苗を取り出して植え付ける構成とした苗移植機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、苗移植機の技術分野に属する。
【背景技術】
【0002】
甘薯苗等の蔓苗を前後方向へ向けた姿勢で苗植付け挟持具で挟持して植え付ける苗植付け装置と、苗を苗供給位置から前記苗植付け装置が苗を取り出す苗取出位置まで搬送する苗搬送部とを設けた苗移植機において、苗植付け装置による苗植付位置の後方に紙ロールを支持する支持装置と、紙ロールから引き出された紙を畝上面に敷設する敷設ローラーとを設けた紙敷設装置を設け、マルチフィルムを敷設した圃場でも畝や苗が乾燥するのを防止できる構成のものが知られている(特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2004−113177号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記背景技術の紙敷設装置は、畝上面に連続的に紙を敷設するものであるので、苗を植え付けていない部分にも紙を敷設することになって大量の紙を要する。また、敷設した紙が破れるおそれがあり、乾燥防止効果が十分に得られない危惧がある。更に、苗植付け装置が苗を植え付けた後に別途紙敷設装置により紙を敷設する構成であるので、苗植付位置に適確に紙が敷設されないおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、苗を植え付ける苗植付け装置(6)と、苗を苗供給位置(5a)から前記苗植付け装置(6)が苗を取り出す苗取出位置(A)まで搬送する苗搬送部(5)とを設けた苗移植機において、苗搬送部(5)の適所へ紙(140)を供給する紙供給装置(138)を設け、苗搬送部(5)が該紙供給装置(138)で供給される紙と共に苗を前記苗取出位置(A)へ搬送し、苗植付け装置(6)が紙(140)と共に苗を取り出して植え付ける構成とした苗移植機とした。
【0005】
従って、上記の苗移植機は、苗搬送部5の苗供給位置5aへ苗が供給されると、紙供給装置138により苗搬送部5の適所へ紙が供給され、苗搬送部5により苗に対応して該苗と共に前記紙140が苗取出位置Aへ供給され、苗植付け装置6により紙140と共に苗を植え付ける。
【発明の効果】
【0006】
よって、植え付ける苗に対応して該苗と共に前記紙140が圃場へ供給されるので、紙140の使用量を少なくできると共に、苗及びその周辺の土壌の乾燥を適確に防止できる。また、苗植付け装置6により紙140を圃場へ供給し、紙140を圃場へ供給するための格別の装置が不要であるため、機体の軽量化及びコストダウン化が図れる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
この発明の実施の一形態としての甘薯苗移植機1を以下に説明する。
苗移植機1は、走行装置4と操縦ハンドル2を備えた機体に、甘薯苗Nを搬送する苗搬送部5と、該苗搬送部5によって搬送されてきた苗Nを圃場に植付ける苗植付け装置となる苗植付け体6とを備えている。走行装置4は、図示例では、エンジン3と、該エンジン3の動力が伝達されて駆動回転する左右一対の後輪7と、該後輪7の前方に転動自在に支持した左右一対の前輪8とを備えたものとしている。
【0008】
エンジン3の後部には、ミッションケース9を配置し、そのミッションケース9は、その左側部からエンジン3の左側方に延びるケース部分を有し、これがエンジン3の左側部と連結している。このケース部分にエンジン3の出力軸が入り込んでミッションケース9内の伝動機構に動力が伝達する構成となっている。ミッションケース9の左右両側部に伝動ケース10を回動自在に取り付け、この伝動ケース10の回動中心にミッションケース9から左右両外側方に延出させた車輪駆動軸の先端が入り込んで伝動ケース10内の伝動機構に走行用の動力を伝達している。そして、走行用の動力は伝動ケース10内の伝動機構を介して、機体後方側に延びてその後端側側方に突出する車軸11に伝動し、後輪7が駆動回転するようになっている。
【0009】
また、伝動ケース10のミッションケース9への取付部には、上方に延びるアーム12を一体的に取り付けていて、これがミッションケース9に固定された昇降用油圧シリンダ13のピストンロッド先端に上下軸心周りに回動自在に取り付けた天秤杆14の左右両側部と連結している。その連結部の右側はロッド15で連結し、左側は伸縮作動可能な左右水平制御用油圧シリンダ16で連結している。
【0010】
昇降用油圧シリンダ13が作動してそのピストンロッドが機体後方に突出すると、左右の前記アーム12は後方に回動し、これに伴い伝動ケース10が下方に回動して、機体が上昇する。反対に、昇降用油圧シリンダ13のピストンロッドが機体前方に引っ込むと、左右の前記アーム12は前方に回動し、これに伴い伝動ケース10が上方に回動して、機体が下降する。この昇降用油圧シリンダ13は、機体に対する畝上面高さを検出するセンサー17の検出結果に基づいて機体を畝上面高さに対して設定高さになるよう作動するよう構成しており、また、操縦ハンドル2近傍に配置した植付昇降レバー18の人為操作によって、機体を上昇或は下降させるよう作動する構成でもある。尚、前記植付昇降レバー18は、苗植付け体6及び苗搬送部5の駆動の入切の操作が行える。また、植付昇降レバー18の側方には、ミッションケース9内の主クラッチ(図示せず)を操作して走行装置4の走行の入切操作が可能な主クラッチレバー19を設けている。
【0011】
また、前記左右水平制御用油圧シリンダ16が伸縮作動すると、前記天秤杆14が、その左右中央部の昇降用油圧シリンダ13のピストンロッド先端と連結する上下軸心周りに回動して左右の伝動ケース10を互い違いに上下動させ機体を左右に傾斜させる。この左右水平制御用油圧シリンダ16は、左右水平に対する機体の左右傾斜を検出するセンサ(図示せず)の検出結果に基づいて機体を左右水平になるように作動するよう構成している。
【0012】
前記左右前輪8は、エンジン3下方の左右中央位置で前後方向の軸心周りに回動自在に取り付けた前輪支持フレーム20の左右両側部の下方に延びるアーム部分21の下端部側方に固定した車軸22に回転自在に取り付けられている。従って、左右前輪8は、機体の左右中央の前後方向の軸心周りにローリング動自在となっている。
【0013】
前記操縦ハンドル2は、ミッションケース9に前端部を固定したハンドルフレーム23の後端部に取り付けられている。ハンドルフレーム23は、機体の左右中央から右側に偏った位置に配置されて後方に延び、また、前後中間部から斜め後上方に延びている。操縦ハンドル2は、ハンドルフレーム23の後端部から左右に後方に延びてその各後端部を操縦ハンドル2のグリップ部2a,2aとしている。操縦ハンドル2の左右のグリップ部2a,2aは、作業者がそのグリップ部2a,2aを楽に手で握れるように適宜高さに設定する。なお、図例ではグリップ部2a,2aを左右に分かれた構成としているが、操縦ハンドル2の左右の後端部を互いに左右に連結してその連結部分をグリップ部としても良い。
【0014】
尚、上記走行装置4は、四輪構成としたものであるが、左右一対の駆動輪のみの2輪構成でもよいし、前輪の替わりに畝上面を転動する鎮圧輪としてもよい。また、クローラー式の走行装置としてもよい。次に、苗植付け体6及び苗搬送部5について説明する。
【0015】
苗植付け体6は、その苗保持具となる苗植付け作用部6aを昇降動させる駆動部と連結し、該苗植付け体6の苗植付け作用部6a(一対の苗植付け挟持具31)が、苗搬送部5により搬送されてきた苗に作用して苗を圃場に植付ける構成としたものである。
【0016】
苗植付け体6を駆動する駆動部は、ミッションケース9内から苗植付け具駆動用の動力を受けて伝動する伝動機構を内装する植付け伝動ケース32に設けている。植付け伝動ケース32は、その前部がミッションケース9の後部に連結しそこから後斜め上方に延びる第一ケース部32aと、この第一ケース部32aの上部左側部に固定され左側方に延びる第二ケース部32bと、その第二ケース部32bの左端部に固定され後斜め下方に延びる第三ケース部32cとを有するものとしている。これら第一ケース部32aから第三ケース部32c内に苗植付け体6を駆動するための動力を伝達する伝動機構を内装している。第三ケース部32c内の伝動構成は、該第三ケース部32cの入力軸33からチェーン110を介して中継軸111へ伝動し、該中継軸111から一対の伝動ギヤ100,101を介して該ケース部32cから出力される駆動軸35へ伝動される構成となっている。尚、前記第三ケース部32cは、第二ケース部32bの出力軸すなわち第三ケース部32cの入力軸33回りに回動自在に設けられている。従って、苗植付け体6及び苗搬送部5は、走行装置4に対して第三ケース部32cの入力軸33回りに回動自在に設けられている。また、第一ケース部32a内に内装した伝動機構には、苗植付け体6をその昇降動最上位の位置で或はその近傍位置で設定時間停止させる間欠駆動機構(図示せず)と、苗植付け体6及び苗搬送部5を作動停止させる植付クラッチ(図示せず)とを備える。間欠駆動機構によって停止する時間は、該間欠駆動機構が備える変速機構(図示せず)によって調節され、この調節によって苗植付け体6による苗植付株間が変更調節されるようになってい
る。
【0017】
そして、苗植付け体6は、その駆動部としての駆動回転する駆動アーム34と連結して駆動される。駆動アーム34は、機体左側から見て右回りに回転駆動し、前記第三ケース部32cの後部右側部から突出し駆動回転する駆動軸35にセットボルト34aにより外れないように取り付けられている。そして、駆動アーム34の先端部に苗植付け体6の基部となる支持リンク部36の上端部を回転自在に連結し、その支持リンク部36の下端部に揺動リンク37の前端部を回転自在に連結している。揺動リンク37の後端部は、第三ケース部32cに前部が固定されて後方に延びる支持フレーム38の後端部に設けた支持軸39で回転自在に支持している。従って、苗植付け体6は、駆動アーム34が駆動回転すると、その先端部(下端部)の苗植付け作用部6aは、図1に示すように、略上方から土壌内に突入して土中で後方へ移動する突入作動がなされて下死点位置まで移動し、前記突入作動の軌跡の上側で該軌跡の近くを通過するように前側へ移動しながら上側へ移動して土壌内から退出する退出作動がなされ、前後に長い軌跡Tを描いて運動することになる。なお、図1に示すような軌跡Tは、機体に対して苗植付け作用部6aが描く運動軌跡(静軌跡)であり、軌跡T'は、設定した作業時速度で機体が前進走行したときの圃場に対して苗植付け作用部6aが描く運動軌跡(動軌跡)である。
【0018】
図5の苗植付け体6の拡大斜視図に示すように、苗植付け体6は連結軸40回りに回動連結される一対の支持部41と該支持部41の先端部に固着した苗を挟持する一対の苗植付け挟持具31と、支持部41の連結軸40に対して前記苗植付け挟持具31とは反対側に支持部41に固着した一対の苗植付け挟持具作動アーム42とから構成されている。尚、これらの支持部41、一対の苗植付け挟持具31及び一対の苗植付け挟持具作動アーム42は、機体側面視で若干前側に傾斜して上下方向に長い構成となっている。該苗植付け挟持具作動アーム42の上端部にはそれぞれ円板42aを設け、この円板42aが開閉用カム43の側面に当接している。連結軸を支持リンク部36に取り付けており、開閉用カム43の側面に設けた突部43aが円板42aに当接することにより一対の苗植付け挟持具作動アーム42の互いの間隔が広くなってひいては一対の支持部41が互いに連結軸40回りに回動して、一対の苗植付け挟持具31の間隔が広がるようになっている。従って、開閉用カム43により、一対の苗植付け挟持具31を苗を挟持したりその挟持を解除したりする構成となっている。尚、一対の支持部41の間には引張スプリング44を設けており、この引張スプリング44により一対の苗植付け挟持具31を互いに近づく方向へ付勢している。また、苗植付け挟持具31の対向する面にディンプルを設けて苗を挟持し易くしている。
【0019】
開閉用カム43は、駆動アーム34の先端側に固着されており、駆動アーム34と一体で回転するようになっている。従って、伝動ケ−ス32cからの駆動力でカム43が回動すると、植付軌跡T(T')の上死点付近の苗植付け体6への植付供給位置Aで、カム43の突部43aが苗植付け挟持具作動アーム42に当接して一対の苗植付け挟持具31の先端部が閉じる方向に動き、植付供給位置Aにある甘薯苗Nの蔓tの下端部(植付供給位置では甘薯苗が前後方向に向いているのでその後端部)を挟持する。そして、支持リンク部36すなわち苗植付け挟持具31は、該苗植付け挟持具31により苗を挟持したままで駆動アーム34の回転により植付軌跡T(T')の下死点付近まで苗を土壌内に埋め込みながらその先端が後方へ移動するように前後姿勢を前倒れ側に傾けながら作動し、前記下死点付近でカム43の突部43aが苗植付け挟持具作動アーム42から離れ、一対の支持部41の間の引張スプリング44により付勢されて一対の苗植付け挟持具31の先端部が開く方向に動き、挟持していた苗を放して土壌内に移植するようになっている。尚、後述する苗搬送部5により甘薯苗Nを前後方向に向いた姿勢で植付供給位置Aへ供給するので、苗植付け体6が甘薯苗Nをそのまま前後方向に向いた姿勢で土壌内へ移植し、甘薯苗Nの蔓tを土壌面Dに対して傾斜した姿勢で移植するようになっている。尚、苗植付け体6が後下方に延びる植付軌跡T上を作動して植え付けるので、苗が前側に傾いた状態で植え付けられることとなる。このように、苗の植付姿勢の前傾を大きくして船底植えにすると、苗の根が多数本伸長しやすくなり栽培される甘薯の個数が増え、加工等の甘薯を栽培するとき等、一個当たりの甘薯の大きさが小さくても多数個の甘薯を栽培したい場合に有用である。
【0020】
そして、植付軌跡T(T')の下死点付近で開いて苗の挟持を解除した一対の苗植付け挟持具31ひいては支持リンク部36は、その姿勢を更に前倒れ側に傾けながら前側に移動するが、その移動途中で転じて鉛直姿勢となる側に前後傾斜姿勢を変えながら作動し、前方へ移動しながら上昇して土中から抜ける退出作動を行う。従って、苗植付け挟持具31は、土壌内へ突入する突入軌跡と土壌から土壌内から退出する退出軌跡とが近くなるので、圃場の植付穴を無闇に大きくすることなく苗の植付を適正に行える。
【0021】
尚、図10に示すように、支持軸39を支持フレーム38の長孔120上で位置変更調節可能に設け、圃場での苗植付姿勢に応じて適正な苗植付姿勢となるよう植付軌跡T(T')を変更することができる。尚、支持軸39を斜め前上側へ移動すると静植付軌跡Tの前後長が長くなって苗の植付姿勢が更に前後に傾斜し、支持軸39を斜め後下側へ移動すると静植付軌跡Tの前後長が短くなって苗の植付姿勢が直立側に修正される。前記長孔120 は、支持軸39を位置変更しても苗植付け挟持具31が苗を挟持して取り出す位置があまり変化しないように、機体側面視で斜め前上がりで前記苗を挟持して取り出す位置を中心に円弧状に構成されている。そして、揺動リンク37に連動ロッド66を取り付け、該連動ロッド66の上下摺動により後述する苗搬送部5を駆動する構成としているが、支持軸39の位置変更による連動ロッド66の上下摺動ストロークの変化を抑えるべく、連動ロッド66のロッド長が圧縮スプリング121に抗して縮小可能に構成し、支持フレーム38と一体で設けたストッパ122により連動ロッド66がそれ以上作動(上側へ摺動)しないように規制している。このストッパ122を後述する苗搬送部5の駆動部64のラチェット機構とは別に設けているので、前記ラチェット機構が摩耗するようなことを防止して苗搬送部5の駆動量を適正に維持できる。
【0022】
支持リンク部36には平行に筒状のスライドガイド90を一体的に固着して設けており、このスライドガイド90により、苗植付け挟持具31の退出作動時に苗植付け挟持具31が土壌内へ突入する突入位置と該苗植付け挟持具31が土壌内で苗の挟持を解除する挟持解除位置すなわち植付軌跡T(T')の下死点付近との間の土壌を上から押さえる押さえ具91が苗植付け挟持具31(苗植付け体6)に対してスライド可能に設けられている。押さえ具91は、スライドガイド90に挿入されるスライド部91aと土壌面に接触する押さえ部91bとを備えている。前記押さえ部91bは、ゴム等の弾性のある板体で構成され、その下側の面が押さえ面91cとなる。前記スライド部91aには従動体となる従動ローラ91dを設け、苗植付け挟持具31の退出作動時(上昇時)に、前記従動ローラ91dが支持フレーム38から支持されて機体側に取り付けられた駆動体となる押さえ作動用カム92に下側から当たることにより従動ローラ91dの上動が規制され、押さえ具91がスライド移動により下側に突出して押さえ面91cで上方から土壌を押さえる構成となっている。尚、押さえ具91は、スライドガイド90との間に設けたスプリング93により常時上側に付勢されている。
【0023】
前記押さえ作動用カム92は、左右方向の回動軸92a回りに上下に回動する構成となっており、引張スプリング94を介して同軸92a回りに上下に回動する駆動用アーム95に連結されている。尚、前記駆動用アーム95は押さえ作動用カム92に対して上側位置に設けられ、駆動用アーム95と押さえ作動用カム92との間に設けた規制具(規制ボルト)96により駆動用アーム95に対して押さえ作動用カム92が所定以上上側に回動しないように規制している。そして、揺動リンク37の中途部に設けた駆動用ローラ97が前記駆動用アーム95を下側から押し上げることにより、引張スプリング94に引かれて押さえ作動用カム92が斜め後上方へ回動する構成となっている。従って、苗植付け体6が前側へ移動しながら上昇する退出作動行程の終盤(苗植付け体6が作動軌跡Tの上死点に到達する手前)で、揺動リンク37が斜め前上方へ回動して駆動用ローラ97が斜め前上方へ移動することにより、該駆動用ローラ97がその前側にある駆動用アーム95に下側から当たって該アーム95を押し上げ、押さえ作動用カム92を斜め後上方へ回動させて従動ローラ91dから離して退避させ、突出している押さえ具91をスプリング93により上側へ退入させて土壌面から退避させる。よって、前記引張スプリング94、駆動用アーム95、駆動用ローラ97及び揺動リンク37等により、押さえ作動用カム92を従動ローラ91dから退避させる退避機構が構成されている。尚、規制具(規制ボルト)96により押さえ作動用カム92が所定以上上側に回動しないように規制しているので、押さえ作動用カム92が前側へ移動する駆動用ローラ97に干渉して揺動リンク37の前側への回動を阻害するようなことがなく、苗植付け体6がメカロックを起こして破損するようなことを防止している。そして、苗植付け体6が上死点を越えて下降し土中へ突入するまで、駆動用ローラ97が駆動用アーム95を押し上げて押さえ作動用カム92を斜め後上方へ回動させた状態を維持する。従って、苗植付け体6が下降するときに押さえ作動用カム92が従動ローラ91dに作用することがなく、苗植付け体6を抵抗なくスムーズに作動させることができると共に、押さえ具91が苗植付位置近傍の土壌を押さえるようなことを防止でき、苗植付け体6により苗の蔓を土壌内でスムーズに前後方向で長く案内でき、蔓の部分が土壌内で前後に長く埋められるようにして苗を横向き姿勢で適正に移植できる。よって、押さえ作動用カム92を苗植付け体6の作動に連動させて苗植付け体6の退出作動時(上昇時)にのみ押さえ具91が突出作動するように構成されているため、苗植付け体6の上昇時に押さえ具91が確実に突出作動し、苗植付け体6の下降時には押さえ作動用カム92が確実に作用しないようにでき、押さえ作動用カム92自体の寸法や形状の自由度が増すため、押さえ具91の作動量、作動速度又は作動タイミングを所望に設定できる。また、規制具(規制ボルト)96の長さ(規制位置)を調節することにより、押さえ作動用カム92の位置を調節して押さえ具91のスライド作動量、作動速度又は作動タイミングを調節できる調節手段が構成されている。
【0024】
尚、押さえ具91の退入状態(上昇状態)では、押さえ部91bが側面視で一対の苗植付け挟持具31の上部と重複する位置で該苗植付け挟持具31間に設けた空間部に位置する。この空間部は、一対の苗植付け挟持具31の開閉状態に拘らず形成されている。そして、押さえ具91の突出時(下降時)には、開いた状態の一対の苗植付け挟持具31の先端(下端)の間を押さえ部91bが通過して下降するため、押さえ部91bにより一対の苗植付け挟持具31に近い位置で土壌を押さえることができ、苗の株元を的確に押圧できる。従動ローラ91dの押さえ作動用カム92への当接が外れて押さえ具91が退入(上昇)する際には、一対の苗植付け挟持具31は未だ上死点に到達せず開いた状態であるから、押さえ具91を退入(上昇)させることができる。尚、押さえ具91のスライド作動により、押さえ部91bが一対の苗植付け挟持具31の内側をスクレープしながら移動するように構成すれば、押さえ具91と苗植付け体6のスクレーパとを兼用することができる。尚、苗植付け体6のスクレーパを、押さえ部91bとは別部材で押さえ具91のスライド作動と共に移動する構成としてもよい。また、開閉用カム43の突部43aを2段に構成し、押さえ具91が突出するときには一対の苗植付け挟持具31が小さく開いてスクレーパで苗植付け挟持具31の内側に付着する土を剥ぎ落とすようにし、押さえ具91が退入するときには一対の苗植付け挟持具31が大きく開いて押さえ具91をスプリング93により作動抵抗が少なくてスムーズに退入できる構成としてもよい。また、開閉用カム43の突部43aを2段に構成し、押さえ具91の突出及び退入作動時の一方で一対の苗植付け挟持具31を大きく開いてスクレーパで苗植付け挟持具31の内側に付着する土を剥ぎ落とすようにし、他方で一対の苗植付け挟持具31が小さく開いてスクレーパで苗植付け挟持具31の外側に付着する土を剥ぎ落とすように構成してもよい。
【0025】
また、押さえ部91bは、ゴム等の弾性のある板体で構成されているため、土壌面に押圧されることで自由に変形し確実に苗を押さえることができる。更に、図9に示すように、押さえ部91bは、支持リンク部36すなわちスライド部91aが前倒れ側に傾斜しながら下側に突出移動するので、下端が前側へ湾曲した状態で土壌面に押し付けられ、十分な苗の押圧力を得ることができ、苗が持ち上がるようなことを確実に防止できる。そして、図9に示すように、押さえ部91bを本来の姿勢が後下がりに傾斜するようにして土壌面から離れたときに下端が後側へ向くように設定すると、上記のように押さえ部91bが押さえ作動して下端が前側へ湾曲した状態で土壌(苗)の押圧力を更に向上させることができると共に、押さえ具91が退入(上昇)したときに、押さえ部91bの下端が後側へ向く本来の姿勢となるため、押さえ部91bがその前側で地上に突出する苗に干渉するようなことを防止でき、苗を引っかけて苗の植付姿勢を悪化させるようなことを防止できる。
【0026】
尚、押さえ具91の退入(上昇)のタイミングを苗植付け挟持具31が植付軌跡T(T')の上死点を越えて下降しているときに設定しても、挟持される苗の大部分は苗植付け挟持具31の前側に位置するから、苗にあまり作用させずに押さえ具91を退入(上昇)させることができる。
【0027】
また、植付軌跡T(T')における下死点から上死点までの軌跡すなわち上昇軌跡は、苗植付け挟持具31が土壌内へ突入する突入位置より後側で、苗植付け挟持具31が土壌内で苗の挟持を解除する下死点付近の挟持解除位置から前側にあり、押さえ具91が突出作動するとき、苗植付け挟持具31が前記突入位置より後側で前記挟持解除位置より前側に位置する。よって、押さえ具91を支持リンク部36ひいては苗植付け体6と平行で該苗植付け体6に取り付けているので、押さえ具91をコンパクトに配置できる。また、押さえ作動用カム92が機体側に取り付けられているので、苗植付け体6が上昇するほど押さえ具91が前倒れ姿勢で斜め後下方に突出することになり、従って押さえ作動用カム92及び従動ローラ91dにより押さえ部91bの押さえ面91cを機体の前進に伴って後側へ移動させる移動機構が構成されている。尚、押さえ作動用カム92における従動ローラ91dの当接面を前側ほど下方に突出させると、苗植付け体6が斜め前上方へ移動しながら上昇するほど土壌を強く押圧することができ、土壌ひいては苗の押圧を確実に行える。
【0028】
苗搬送部5は、無端体の搬送ベルト54を備えて構成され、搬送方向の所定ピッチ毎に設けた複数の側板部48により区切られた苗株毎の苗収容部26を苗搬送方向Cに複数備えた構成となっている。作業者は、この苗収容部26に甘薯苗Nを蔓tが前後方向に向く姿勢で供給して収容させる。苗搬送部5は、苗収容部26を機体上部側で右方向に搬送する上部横送り部5aと、該上部横送り部5aにより搬送されてきた苗収容部26を機体下方に搬送する下降送り部5bと、該下降送り部5bにより搬送されてきた苗収容部26を機体上方に搬送し前記上部横送り部5aの搬送始端側に戻す上昇送り部5cとを備えており、苗収容部26を単一のループ状の搬送経路に沿って搬送するようになっている。また、上部横送り部5aは、左側の前輪8及び後輪7より左側にまで突出するように構成され、左端が機体の左側の最外端となっている。また、前記上部横送り部5aの後端は、左側の前輪8及び後輪7より後側の位置に配置されている。従って、作業者は、左側の後輪7及び上部横送り部5aの後側で該上部横送り部5aへ苗を供給する。前記搬送経路は側面視で上部横送り部5aが後側に位置するように傾斜しており、苗搬送部5の後側にいる作業者の近い位置に上部横送り部5aの苗収容部26が配置され、作業者が上部横送り部5aの苗収容部26への苗供給作業を容易に行えるようにしている。尚、苗植付け体6は、前記下降送り部5bにより苗搬送部5の搬送軌跡の最下位置の苗取出位置Aへ搬送された苗収容部26の苗を圃場に植付けるようになっている。尚、前記下降送り部5bには、苗が落下しないように苗収容部26内に苗を案内する苗落下防止板45をその上部で支持部材46から支持して設けている。
【0029】
苗収容部26は、前後に長い樋状の形態で、上部横送り部5aで苗Nを載せる受け面となる搬送ベルト54外面の受け板部47と、隣接する苗収容部26とを仕切る面となる側板部48とを備え、上部横送り部5aで上方に開放部を有する形態となっている。尚、この苗収容部26は、ゴム製の搬送ベルト54で構成されているので、収容する苗を傷めないようにできる。尚、苗収容部26の受け板部47は、上部横送り部5aに位置するときに後側が下位になるように傾斜しており、苗搬送部5の後側にいる作業者が上部横送り部5aの苗収容部26への苗供給作業を容易に行えるようにしている。また、苗収容部26の前後方向の略中央には、左右の側板部48の上下方向の略中央で該両側板部48を繋ぐように左右方向の苗規制ロッド115を設けている。従って、作業者が、上部横送り部5aで、この苗規制ロッド115の上側に苗Nの蔓tを載せただけで苗Nの蔓tの曲がった側が下側となり、蔓tの曲がりと同じ側に曲がる蔓tの下端が下側に曲がった状態となり、後述する所望の状態で苗収容部26へ苗を供給することができる。
【0030】
また、苗収容部26は、前後にも開放された形状であるが、後端部には苗Nの蔓tの後端部を保持するクリップ49を備えている。このクリップ49は、苗収容部26の左右方向中央位置に設けられ、該苗収容部26と一体で受け板部47から上に突出する左右一対の挟持体50で構成されている。尚、前記左右一対の挟持体50は、ブラシで構成され、挟持する苗Nの蔓tを傷めないようにしている。作業者が上部横送り部5aでクリップ49へ苗Nを下方に押し込んで供給することにより、苗Nの蔓tが左右一対の挟持体50で挟持されて固定される。
【0031】
そして、搬送ベルト54を、機体上部側の左右に各前後一対づつ設けたスプロケット55,56と、機体下部側の左右に各前後一対づつ設けたスプロケット57,58とに巻きかけている。尚、これらのスプロケット55,56,57,58の外周には回転方向において所定のピッチで歯部(突起部)123を設けており、この歯部(突起部)123が搬送ベルト54の前後端部に設けた孔124に係合している。この孔124は、搬送ベルト54の搬送方向において歯部(突起部)123の配列ピッチと同じピッチで、搬送ベルト54の全周にわたって設けられている。機体上部側の左右のスプロケット55,56は、支持フレーム38に固着した支持部材46で支持した軸59,60に取り付けられている。機体下部側の左右のスプロケット57,58は、支持フレーム38に固着した支持プレート61で支持した軸62,63に取り付けられている。そして、上部右側のスプロケット56を駆動すると、搬送ベルト54すなわち苗収容部26が設定搬送方向Cに移動するよう苗搬送部5が駆動する構成となっている。スプロケット55,56,57,58の前記歯部(突起部)123が設けられていない外周面部分にはローレット加工が施されており、回転方向において小さい凹凸125を有している。この凹凸面125が搬送ベルト54の裏面に接触することにより、スプロケット55,56,57,58に対して搬送ベルト54が滑りにくいようにし、仮に前記歯部(突起部)123や搬送ベルト54の孔124に土が溜まって摩耗しても、搬送ベルト54を精度良く確実に駆動させることができる。
【0032】
そして、苗搬送部5の駆動部64は、揺動リンク37と一体に上下揺動する連動リンク65の先端部と連動ロッド66を介して連動連結している。また、苗植付け体6の苗植付け作用部6aが苗を挟持するときから下降するまでは苗収容部26が停止して、それ以外のときに苗収容部26が移動するよう、苗搬送部5が間欠駆動するように設けている。苗搬送部5の駆動部64の具体的な構造は、図4に示すようなものとしている。まず、支持部材46で支持した軸60を上部右側のスプロケット56を一体回転するよう取り付けている軸67の後部と軸継手を介して連結し、この軸67に一体回転するよう取り付けた突起68a付きの従動ディスク68を取付ける。そして、この従動ディスク68の後側に駆動アーム69を軸67に回転自在に取付け、この駆動アーム69の先端部に前記連動ロッド66の上端部を回動自在に取付ける。また、駆動アーム69には、従動ディスク68の突起68aに係合する爪70を取り付けていて、この爪70は、駆動アーム69が苗搬送部5の設定搬送方向Cに作動させるようにスプロケット56を駆動回転させる方向に回動するとき(図4では駆動アーム69が上動するとき)には、従動ディスク68の突起68aに係合固定されて従動ディスク68を一体回転させる。反対方向に回動するとき(図4では駆動アーム69が下動するとき)には、従動ディスク68の突起68aに係合しても逃げて従動ディスク68を一体回転させないというように、ラチェット機構を構成している。そして、従動ディスク68を時計回り及び反時計回りの回り止めとして従動ディスク68の突起68aに係合する二つの爪71を設けている。なお、従動ディスク68を一体的に回転するように駆動アーム69が回動すると、前記ラチェット機構を構成する駆動アーム69の爪70が従動ディスク68の突起68aに係合するのに先行して、駆動アーム69と一体に設けた回り止め解除カム72が、従動ディスク68の一体回動を阻止するように回り止め作用をする爪71の先端部を従動ディスク68の突起68aと係合しない位置に移動させるようになっている。そして、駆動アーム69がそのストローク上限位置まで回動して従動ディスク68が設定角度(図4では90度)回動されると、回り止め解除カム72が前記回り止め用の爪71から外れて、該回り止め用の爪71は再び、従動ディスク68の突起68aと係合して従動ディスク68の回転が固定される。
【0033】
よって、苗植付け体6の苗植付け挾持具31が苗を挟持して下降し土壌中に植付けるときには苗収容部26が停止しているので、苗が円滑に苗収容部26から取り出されて適確に苗を圃場に植付けることができる。このように、苗植付け体6又は該苗植付け体6に連結して動作する部材と前記苗搬送部5の駆動部64を連動連結した構成としているため、この苗移植機は、苗植付け体6と苗搬送部5の駆動タイミングを容易にとることができ、しかも苗搬送部5の駆動構成を簡潔なものにできる利点がある。
【0034】
尚、下降送り部5bから前記上昇送り部5cに移行する間に機体下部側で苗収容部26を左右水平状に搬送する下部横送り部5dを設け、該下部横送り部5dに植付供給位置Aを設けている。従って、下降送り部5bから上昇送り部5cに移行する間(図示例では、下部右側スプロケット58と下部左側スプロケット57とで搬送される区間)で、下部横送り部5dにより苗収容部26が機体下部側で左右水平状に搬送され、ここで苗収容部26に収容された苗Nを苗植付け体6が圃場に植付ける。よって、組付け時のずれ等によって苗植付け体6の苗Nへの植付け作用時における苗収容部26の位置がずれても、苗植付け体6は、移動経路中最下端に移動した状態で且つ同じ姿勢の状態にある苗収容部26の苗Nを植付けられることになり、苗植付け状態の変化を極力少なくできる。
【0035】
苗搬送部5の前側には、植付け伝動ケース32の第一ケース部32aから苗載台支持フレーム81を介して苗載台82を設けている。この苗載台82上に収容箱116等に収容した状態で甘薯苗Nを載置するようになっており、作業者は苗載台82上の苗を苗搬送部5の上部横送り部5aへ供給する。
【0036】
苗搬送部5の後側には、ミッションケース9内の伝動機構を切り替えて走行装置4の走行速度を有段変速操作できる変速レバー83をミッションケース9の位置から後側に延ばして設けている。この苗移植機1は、前部に機体を走行させる走行装置4と、所定の搬送経路で苗を搬送する苗搬送部5と該苗搬送部5によって搬送されてきた苗を圃場に植付ける苗植付け体6と後部に操縦ハンドル2とを備えているが、走行装置4から前記苗搬送部5の上部横送り部5a、下降送り部5b及び上昇送り部5cとで囲まれる空間内を通過して苗搬送部5の後側に延びる操作レバ−である変速レバー83を設けた構成となっている。すなわち、変速レバー83は、苗搬送部5の所定のループ状の搬送経路内を通過している。
【0037】
苗植付け体6の後方には、左右一対の鎮圧輪84を設けている。この鎮圧輪84は、遊転輪であり、土壌面に接地して植え付けた苗の上方乃至左右側方の土壌を鎮圧するようになっており、支持フレーム38の後端部から鎮圧輪支持フレーム85を介して設けられている。従って、この左右一対の鎮圧輪84の接地により、植付け伝動ケース32の第三ケース部32cの入力軸33回りに回動する苗植付け体6及び苗搬送部5が支持され、土壌面Dの凹凸に追従して苗植付け体6及び苗搬送部5が揺動して土壌面Dに対して所定の高さに維持されるようになっている。尚、苗植付け体6及び苗搬送部5の自重が鎮圧輪84に作用するので、鎮圧輪84により充分な鎮圧作用を得ることができる。また、図1に示すように、苗植付け体6の植付軌跡Tの上方に鎮圧輪84が配置されており、鎮圧輪84と植付けた苗Nとの位置関係が近づくので密接となり、鎮圧輪84による鎮圧を適正に維持でき鎮圧効果を良好に得ることができる。
【0038】
前記支持フレーム38には上方へ延びる揺動用ロッド126を設けており、この揺動用ロッド126が、走行装置4側のハンドルフレーム23に固着した案内プレート127の案内孔に挿通されて上下方向を向くように支持され、苗植付け体6及び苗搬送部5の上下揺動で上下に摺動するようになっている。前記揺動用ロッド126の上部の適宜位置には左右に突出する揺動ロック用ピン128を固着し、主クラッチレバー19と一体で回動する上動用アーム129の上側への回動で、該アーム129が揺動ロック用ピン128に下側から当たって揺動ロック用ピン128ひいては揺動用ロッド126を上側へ引き上げ、鎮圧輪84を対地浮上させるべく走行装置4に対して苗植付け体6及び苗搬送部5を上動させる構成となっている。尚、主クラッチレバー19は、ミッションケース9内の主クラッチを接続する「入」位置(イ)と、前記主クラッチを断つ「切」位置(ロ)と、前記主クラッチを断った状態でミッションケース9内の駐車ブレーキを作動させて車輪7,8の走行を制動する「駐車」位置(ハ)とに上側から順に操作できる構成となっている。そして、主クラッチレバー19を「切」位置(ロ)から「駐車」位置(ハ)へ操作することにより、上動用アーム129が上側に回動して該アーム129の先端の切欠き溝130が揺動用ロッド126に案内され、該切欠き溝130の左右両側部分で揺動ロック用ピン128を所定位置まで押し上げる構成になっている。尚、主クラッチレバー19の「入」位置(イ)及び「切」位置(ロ)では、揺動用ロッド126から切欠き溝130が離れており、揺動用ロッド126が上下動しても揺動ロック用ピン128が上動用アーム129に接触せず、苗植付け体6及び苗搬送部5を圃場面に追従させて自由に上下揺動できるようになっている。この揺動用ロッド126、揺動ロック用ピン128及び上動用アーム129等からなる上動機構により、鎮圧輪84を対地浮上させることができ、倉庫への格納時やトラックへの積込時等の主クラッチレバー19を「駐車」位置(ハ)にしての長時間の走行停止時に鎮圧輪84を対地浮上させて該鎮圧輪84が変形したり損傷したりするのを防止できる。また、植付昇降レバー18の機体上昇又は苗植付け体6並びに苗搬送部5の駆動の切り操作に連動して前記上動機構を作動させると、機体旋回時に鎮圧輪84を対地浮上させることができ、鎮圧輪84を畝に干渉させずに容易に旋回できる。
【0039】
尚、図14に示すように、前記切欠き溝130に代えて、上動用アーム129の先端部に揺動用ロッド126を挿通させる孔(長孔)131を設け、上動用アーム129の上側への回動で前記孔(長孔)131の左右両側部分で揺動ロック用ピン128を所定位置まで押し上げる構成としてもよい。これにより、上動用アーム129で揺動ロック用ピン128を確実に押し上げることができる。また、図14に示す構成では、主クラッチレバー19と一体回転するカウンタアーム132を設け、該カウンタアーム132が後側から当接することにより同じ軸心133回りに回動する上動用アーム129を上側へ回動させるようにしている。これにより、主クラッチレバー19の「入」位置(イ)から「切」位置(ロ)までの操作では、上動用アーム129は上側へ回動せず自由に回動するので、揺動用ロッド126の摺動を規制せず、苗植付け体6及び苗搬送部5を圃場面に追従させて自由に上下揺動させることができる。
【0040】
尚、図15に示すように、前記上動用アーム129に代えて、主クラッチレバー19の「切」位置(ロ)から「駐車」位置(ハ)への操作でリンク134を介して前側へ回動するロックプレート(規制具)135を設けた構成としてもよい。このロックプレート(規制具)135は、前側にロック用溝136を上下に複数連続して備え、該ロック用溝136が揺動ロック用ピン128の上下動を規制して苗植付け体6及び苗搬送部5の上下揺動を固定する構成となっている。尚、揺動用ロッド126は案内プレート127の案内孔により前側への移動が規制されているので、ロックプレート135の前側への移動で揺動ロック用ピン128の上下動を規制できるのである。従って、操縦ハンドル2を押し下げて機体を後下がり姿勢に傾斜させ、鎮圧輪84の接地により苗植付け体6及び苗搬送部5を走行装置4に対して上動させた状態で前記ロックプレート135により苗植付け体6及び苗搬送部5の上下揺動を固定することができ、作業者の操縦ハンドル2を押し下げ量によって苗植付け体6及び苗搬送部5の上動位置(固定位置)を任意の位置に設定することができる。尚、上下に移動する揺動ロック用ピン128に対して前記ロックプレート135を前後に移動させて揺動ロック用ピン128を固定する構成とし、揺動ロック用ピン128の移動方向に対して前記ロックプレート135の移動方向を略直交させているので、苗植付け体6及び苗搬送部5の上下揺動の規制時に揺動ロック用ピン128にかかる上下方向の力でロックプレート135が回動しにくく、ひいては揺動ロック用ピン128にかかる力で主クラッチレバー19が回動しにくくなるので、ロックプレート135すなわち主クラッチレバー19の操作荷重を軽減でき、またロックプレート135のロック用溝136から揺動ロック用ピン128が外れにくくなり、苗植付け体6及び苗搬送部5の上下揺動の規制を確実に行える。
【0041】
そして、苗搬送部5の上部横送り部5aの左側端部には、紙ロール137を備える紙供給装置138を装着することができる。前記紙ロール137は、軸芯139にこの苗移植専用の紙140を巻き付けて構成されている。苗搬送部5の支持部材46に設けた前後方向の軸141回りに回動自在の前後の支持アーム142を設け、該前後の支持アーム142の先端部に前記軸芯141を回動自在に取り付けている。従って、紙ロール137は、苗搬送部5の左側のスプロケット55の上側で搬送ベルト54に接触して預けられた状態となる。前記苗移植専用の紙140は、苗収容部26の側板部48に係合するスリット143を前記側板部48と同じピッチで備えており、該スリット143に前記側板部48が挿入された状態で搬送ベルト54が駆動することにより、紙ロール137が回転して該紙ロール137から順次繰り出される。従って、搬送ベルト54の駆動で紙ロール137から紙を繰り出すことができるので、紙ロール137を回転駆動する格別の駆動機構を要しない。また、前記紙は、苗収容部26のクリップ49に合致する部分(後寄りの部分)にクリップ回避用の孔144を備えており、このクリップ回避用の孔144の後側146は左右に連続して繋がっている。また、前記紙140にはスリット143の位置に苗収容部26に対応する部分毎に切断しやすくするミシン目(切れ目)145を備え、このミシン目145により、苗取出位置Aで苗植付け体6の苗植付け挟持具31が苗と共に挟持して紙を苗収容部26から取り出す際、苗一株分の紙を容易に切断できる。
【0042】
従って、苗取出位置Aにおいて苗植付け挟持具31が紙を左右から押し寄せて挟持するので、苗植付け挟持具31の挟持作用により紙140が苗Nに巻き付けられ、苗Nが紙140を巻き付けた状態で圃場に植え付けられる。よって、植え付けられた苗及び該苗の周囲の土壌の乾燥を適確に防止できると共に、植え付けられた苗が圃場に敷設したマルチフィルムに直接接触して葉焼けするようなことを防止でき、苗の栽培を良好に行える。また、クリップ回避用の孔144により、作業者が上部横送り部5aで苗収容部26のクリップ49に苗Nの蔓tを供給するとき、紙が邪魔になることがなく、苗供給を容易に行えると共に、苗を植え付けたとき、苗の株元寄り(後寄り)の位置にクリップ回避用の孔144が位置するので、苗の根が紙に触れにくく、苗の生育を良好に維持できる。また、クリップ回避用の孔144の後側部分146では紙が左右に連続して繋がっているので、苗植付け体6の苗植付け挟持具31が苗の株元を挟持するとき、苗の株元部分に位置するクリップ回避用の孔144の後側部分146を確実に挟持でき、苗植付け体6の植付軌跡T(T’)に沿う苗植付作動で苗一株分の紙を容易に分離して取り出すことができると共に、苗を植え付けた際にクリップ回避用の孔144の後側部分146が土中に深く埋め込まれることになって、圃場に供給された紙が風等で飛ばされないようにできる。また、紙ロール137を備える紙供給装置138が上部横送り部5aの左端部に装着されるので、作業者が上部横送り部5aの苗収容部26へ苗供給する際に紙ロール137及び紙供給装置138が邪魔になりにくく、苗供給作業の容易化が図れると共に、苗搬送部5の苗供給位置より搬送上手側で紙供給装置138から苗搬送部5の苗収容部26へ紙が供給されるので、上部横送り部5aでは苗の下側に紙が供給されて苗取出位置Aでは苗の上側に紙が位置し、苗植付け体6で圃場のマルチフィルムを破りながら苗をうえつけると、苗の上側に紙が位置し苗の下側にマルチフィルムの切れ端が位置するため、植え付けた苗に灌水したり降雨したときに圃場の紙140が水分を吸収しやすくなり、乾燥防止効果を向上させることができる。
【0043】
尚、苗植付け体6等に灌水ノズル又は接着剤を吐出するノズルを設け、苗植付に連動して圃場の苗植付位置もしくはその若干前方位置に灌水又は接着剤を吐出するようにすれば、圃場のマルチフィルム上に紙140を付着させることができ、風等で圃場の紙140が飛散しないようにできる。また、図苗収容部26の側板部48を苗搬送部5の搬送下手側に突出する鉤型に構成すれば、紙140のスリット143が側板部48から外れにくくなり、紙ロール137の繰出の確実化が図れる。
【0044】
以上により、この甘しょ苗移植機は、左右の前輪8及び後輪7により畝をまたいだ状態で走行装置4により機体は自走し、その自走する機体の苗搬送部5の上部横送り部5aに
左側の前輪8及び後輪7が通る畝の谷部を歩行するべく左側の後輪7の後方にいる作業者から甘薯苗Nが供給される。苗搬送部5は供給された苗Nを搬送し、そして、苗搬送部5によって苗取出位置Aへ搬送されてきた苗Nを苗植付け体6が圃場に植付ける。苗搬送部5は、苗収容部26を苗搬送方向Cに複数備え、この苗収容部26に甘薯苗Nがその蔓tが前後方向に向く姿勢で収容される。上部横送り部5aにより機体上部側で左右一方向に搬送される苗収容部26に作業者が苗Nを供給するわけであるが、作業者は苗Nの蔓tの下端部をクリップ49に供給し苗を苗収容部26に固定する。苗が供給された苗収容部26は、上部横送り部5aに続いて下降送り部5bにより機体下方に搬送される。該下降送り部5bにより搬送されてきた苗収容部26は、上昇送り部5cにより機体上方に搬送されて前記上部横送り部5aの搬送始端側に戻る。苗植付け体6は、その苗植付け作用部6aが駆動部によって昇降動し、下降送り部5bにより苗取出位置Aへ搬送されてきた苗収容部26に収容された苗Nの後端部に該苗収容部26の後側で作用して苗を圃場に植付ける。このとき、苗Nが苗収容部26のクリップ49に挟持され固定されているが、このクリップ49の挟持力より苗植付け体6の苗植付け挾持具31の挟持力の方が大きいため、苗植付け体6が植付軌跡Tに沿って苗を後側に移動させることにより苗Nの蔓tがクリップ49から外れるようになっている。
【0045】
この甘薯苗を移植するとき、作業者が苗の蔓tの下端部を苗搬送部5の上部横送り部5aにある苗収容部26のクリップ49へ固定させて供給するが、曲がっている蔓tの下端が下側へ向く状態で供給すると、その苗が苗搬送部5により搬送されて苗取出位置Aで蔓tの下端が上側へ向く状態となり苗の葉が蔓に対して上側に向く。そして、苗植付け体6によりその姿勢のままで苗を土壌内に移植する。従って、苗植付け体6の苗の土壌内への搬送行程が単純であるため蔓が折れ曲がっりねじれたりしにくく移植精度が向上すると共に、傾斜させた蔓に対して葉が上側に集中的に向けられた状態で甘薯苗を移植できる。また、上下に延びる一対の苗植付け挟持具31が苗取出位置Aで前側に傾斜した状態で上側へ曲がった蔓tの下端を挟持するので、苗植付け挟持具31の向きを曲がった蔓tの下端の向きに対して垂直方向に近い状態にすることができ、苗取出位置Aで苗の位置が多少ずれても苗の挟持の確実化、安定化を図ることができ、適正な姿勢で苗を植え付けることができ、安定した苗の移植を行える。
【0046】
よって、傾斜させた蔓tに対して葉が上側に集中的に向けられた状態で甘薯苗Nを移植できるので、移植された苗の葉93は土壌の外に突出して太陽光等の光を受光することができ、根の伸長も旺盛になり良好な成育が行え甘薯の栽培を旺盛にできる。また、蔓tの特に曲がりやすい蔓の下端の向きにより蔓の軸心に対する葉93の向きを判別して移植するので、この判別が容易となり、クリップ49へ苗を供給する作業を容易に行え、作業者の苗収容部26への苗供給作業の作業能率が向上し、移植作業能率を向上させるべく苗搬送部5を高速で作動させることができ、苗搬送部5の苗搬送作業の作業能率の向上を図ることができる。
【0047】
そして、この甘しょ苗移植機は、苗を植え付ける苗植付け体6と、苗を苗供給位置となる搬送ベルト54の上部横送り部5aから前記苗植付け体6が苗を取り出す苗取出位置Aまで搬送する苗搬送部5とを設け、苗搬送部5の上部横送り部5aの搬送上手側(左側)の端部へ紙140を供給する紙供給装置138を装着でき、苗搬送部5が該紙供給装置138で供給される紙140と共に苗を前記苗取出位置Aへ搬送し、苗植付け体6が紙140と共に苗を取り出して植え付けることができる。よって、植え付ける苗に対応して該苗と共に前記紙140が圃場へ供給されるので、紙140の使用量を少なくできると共に、苗及びその周辺の土壌の乾燥を適確に防止できる。また、苗植付け体6により紙140を圃場へ供給し、紙140を圃場へ供給するための格別の装置が不要であるため、機体の軽量化及びコストダウン化が図れる。また、前記紙140により、植え付けられた苗が圃場に敷設したマルチフィルムに直接接触して葉焼けするようなことを防止できる。
【0048】
ところで、図18は前述の紙供給装置138に代えて、苗植付け装置(苗植付け体6)の前側に紙敷設装置147を設けたものを示している。この紙敷設装置147は、圃場面を検出する板状のセンサー17の左右端から立設する左右の軸支持プレート148を備え、該軸支持プレート148に備える上下方向の長孔149に紙ロール150の軸芯151を挿入した構成となっている。従って、板状のセンサー17の上側に紙ロール150が位置する。センサー17の前部の非接地部分には紙繰出用のスリット152を設け、紙ロール150から繰り出される紙153を前記スリット152を介してセンサー17の下方に出し、センサー17で繰り出される紙153を押さえて圃場面に敷設する構成となっている。尚、紙ロール150は、センサー17で押さえられる既に敷設された紙153の張力により、機体の前進に伴って上側から下側へ向けて自ずと回転しながら紙153を繰り出すようになっており、格別の繰出駆動装置を要さない。紙ロール150の軸芯151はスプリング154により下方に付勢され、紙ロール150の外径に拘らず紙ロール150の下面がセンサー17の上面に軽く接触して紙ロール150の繰出回転に抵抗を与え、紙153が余分に繰り出されたり路上走行時や機体旋回時に不必要に紙153が繰り出されないようにしている。従来は、苗植付け装置の後側で機体の後端部に紙敷設装置を配置していたので、機体の前後長が長くなり機体のコンパクト化を阻害するものであったが、苗植付け装置(苗植付け体6)の前側でセンサー17の上側の空間に紙敷設装置147を設けることにより、機体のコンパクト化が図れる。尚、苗植付け体6の前側に紙敷設装置147を設けているため、圃場のマルチフィルム上に紙敷設装置147により紙が敷設され、苗植付け体6がマルチフィルムと紙153とを同時に破って苗を植え付ける。
【0049】
図19に示す紙敷設装置147は、前述の軸支持プレート148を左右一方(右側)のみに設け、該軸支持プレート148により紙ロール150の軸芯151を片持ち支持すると共に、紙ロール150から繰り出される紙153を切断できる切断刃155を設けたものである。これにより、センサー17の右側近傍を通るハンドルフレーム23とは左右反対側(左側)から軸芯151と共に紙ロール150を着脱することができ、前記ハンドルフレーム23や上方の昇降用油圧シリンダ13あるいは天秤杆14等の機体の構造物が邪魔にならずに構造物のない左右一側(左側)から容易に紙ロール150を着脱できる。また、前記切断刃155に一体で設けた切断ハンドル156を紙ロール150の左右一側(左側)となる軸芯151の自由端側に設けており、該切断ハンドル156を機体の左右一側(左側)から軸芯151に対して移動させて操作し、切断刃155を紙153に接触させて切断する構成となっている。これにより、圃場の畝端などで紙153を容易に切断することができる。
【0050】
図20は、圃場のマルチフィルム上に液剤を吐出する液剤吐出装置157を設けたものを示している。液剤吐出装置157の吐出ノズル158は、センサー17の前部の非接地部分に下方に向けて取り付けられている。この液剤吐出装置157及び吐出ノズル158は苗植付け体6より前側に設けられているので、機体のコンパクト化が図れる。吐出する液剤としてマルチフィルム表面の温度上昇を抑えるものを使用すれば、植え付けた苗の葉焼けを防止でき、従来の紙敷設装置と比較して装置の構成が簡単で液剤により圃場面を容易に被覆できる。吐出ノズル158で吐出された液剤は、直ぐ後のセンサー17の接地部分により押し広げられて圃場面(マルチフィルム上面)の広範囲に塗布できる。また、吐出された液剤が直ぐ後のセンサー17の接地部分に接触するので、畝溝等、圃場の局部に殆どの液剤が流れてしまうようなことを防止できる。また、センサー17の接地部分を電熱コイル等の加温装置159で加温すれば、圃場に塗布した液剤の乾燥を促進させることができ、センサー17の後側で苗植付け体6により植え付けた苗の葉が圃場に塗布した液剤で圃場面に接着するようなことを防止できる。
【0051】
以上は歩行型の苗移植機について詳述したが、作業者が座る座席を備える乗用型の苗移植機であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】甘薯苗移植機の側面図
【図2】甘薯苗移植機の平面図
【図3】苗搬送部と苗植付け体とを示す一部省略した背面図
【図4】苗搬送部の駆動部を示す背面図
【図5】苗植付け体を示す斜視図
【図6】植付軌跡を示す側面図
【図7】搬送ベルトのスプロケットを示す図(a:側面図、b:正面図)
【図8】押さえ作動用カムを従動ローラから退避させる退避機構を示す側面図
【図9】押さえ部の作動状態を示す側面図
【図10】支持軸を位置変更可能に設けた構成を示す側面図
【図11】苗植付け体及びその周辺の作動機構を判りやすく示した側面図
【図12】上動機構を示す側面図
【図13】切欠き溝及び揺動用ロッドを示す斜視図
【図14】一部異なる上動機構を示す斜視図
【図15】一部異なる上動機構を示す側面図
【図16】紙供給装置を装着した状態の苗搬送部を示す平面図
【図17】苗収容部の側板部を示す斜視図
【図18】紙敷設装置を示す斜視図
【図19】一部異なる紙敷設装置を示す斜視図
【図20】液剤吐出装置を示す斜視図
【符号の説明】
【0053】
1:甘薯苗移植機、5:苗搬送部、5a:上部横送り部、6:苗植付け体、138:紙供給装置、140:紙、A:苗取出位置




 

 


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