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発明の名称 コンバインの穀稈掻込装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−29002(P2007−29002A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−217617(P2005−217617)
出願日 平成17年7月27日(2005.7.27)
代理人
発明者 齋藤 学 / 秋山 尚文
要約 課題
左右両側の引起装置で引起された穀稈を、左右両側の掻込装置の各掻込スターホイルと、各掻込ベルト等とにより、掻込み移送されるが、これら両者の軸間は、常に一定であることにより、多量の穀稈を掻込みしたときには、穀稈の詰り、折れ、こぼれ等が発生することがあったが、これらの問題点を解決しようとするものである。

解決手段
前部の左右両側の引起装置で引起された穀稈を、左右両側の左・右掻込装置7,8の各掻込スターホイル7a,8a、及び各掻込ベルト7b,8bで掻込み移送する。この左掻込装置7は、移動装置10で左外側へ移動され、これら左・右掻込装置7,8の各掻込スターホイル7a,8a、及び各掻込ベルト7b,8bの噛合状態を浅くすべく設けた構成である。
特許請求の範囲
【請求項1】
走行車台(2)の前方部の穀稈を刈取り後方上部へ移送する刈取機(4)は、前部に穀稈を引起しする複数の引起装置(6)と、後側へ一方側の条列と、他方側の条列とを掻込み移送する各掻込スターホイル(7a),(8a)、及び各掻込ベルト(7b),(8b)等とよりなる左右両側の左・右掻込装置(7),(8)と、掻込み穀稈を刈取りする刈刃装置(5c)と、刈取り穀稈の根元側と穂先側とを引継ぎ後方上部へ移送する根元移送装置(9a)と、穂先移送装置(9b)と、左側(従動側)の左掻込装置(7)は、前方下部を回動中心(イ)として、後方上部を移動操作する移動装置(10)等とを設けた構成において、前記移動装置(10)の作動により、左掻込装置(7)の掻込スターホイル(7a)及び掻込ベルト(7b)等が左外側へ移動自在で、右側(駆動側)の右掻込装置(8)の掻込スターホイル(8a)及び掻込ベルト(8b)との噛合状態を浅くすべく設けたことを特徴とするコンバインの穀稈掻込装置。
【請求項2】
前記左掻込装置(7)を移動操作する移動装置(10)は、左支持固定フレーム(11)へ内装した左支持軸(11a)を、該左支持固定フレーム(11)へ内装した伸縮ダンパ装置(12a)により、移動すべく設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの穀稈掻込装置。
【請求項3】
前記左掻込装置(7)を移動操作する移動装置(10)に設けた圧縮スプリング(12b)により、左支持軸(11a)を移動すべく設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの穀稈掻込装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
穀稈を刈取り移送する刈取機の前部の穀稈を引起しする引起装置の後側へ一方側の条列、及び他方側の条列の穀稈を掻込み移送する掻込スターホイル、及び掻込ベルト等よりなる左・右掻込装置を設けている。左側(従動側)のこの左掻込装置は、前方下部を回動中心として、後方上部を移動操作する移動装置を設け、この移動装置により、左掻込装置が左外側へ移動され、左・右掻込装置の各掻込スターホイル、及び各掻込ベルトの噛合状態を浅く変更すべく設けた技術であり、コンバインの穀稈掻込装置として利用できる。
【背景技術】
【0002】
コンバインで立毛穀稈の収穫作業の時の穀稈の移送は、特開平10−136755号公報で示すように、前方部へ設けて穀稈を刈取り移送する刈取機は、前部の引起装置で引起された穀稈は、後側へ設けた左右一対の各掻き込みベルト、及び各掻き込みホイルで掻き込みされ、後方へ移送する第2サブ無端チェン機構と、第1サブ無端チェン機構とにより、後方へ搬送される穀稈を、穀稈縦搬送装置に向かって、メイン無端チェン機構で引継ぎ移送され、更に、この穀稈縦搬送装置で引継ぎ移送される。
【0003】
前記左右一対の各掻き込みベルト、及び各掻き込みホイルは、所定位置で固定され、これら両者の噛合状態が変更できない構成であった。
【特許文献1】特開平10−136755号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
穀稈引起装置で引起された穀稈を左右一対の各掻き込みベルトと、掻き込みホイルとにより、掻き込み後方上部へ移送されるが、これら掻き込みベルトと、掻き込みホイルとを軸支する軸間は一定であり、このために、多量の穀稈を掻き込みしたときには、穀稈の切れが発生したり、穀稈の詰りが発生したり、穀稈のこぼれが発生したりすることがあったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、走行車台(2)の前方部の穀稈を刈取り後方上部へ移送する刈取機(4)は、前部に穀稈を引起しする複数の引起装置(6)と、後側へ一方側の条列と、他方側の条列とを掻込み移送する各掻込スターホイル(7a),(8a)、及び各掻込ベルト(7b),(8b)等とよりなる左右両側の左・右掻込装置(7),(8)と、掻込み穀稈を刈取りする刈刃装置(5c)と、刈取り穀稈の根元側と穂先側とを引継ぎ後方上部へ移送する根元移送装置(9a)と、穂先移送装置(9b)と、左側(従動側)の左掻込装置(7)は、前方下部を回動中心(イ)として、後方上部を移動操作する移動装置(10)等とを設けた構成において、前記移動装置(10)の作動により、左掻込装置(7)の掻込スターホイル(7a)及び掻込ベルト(7b)等が左外側へ移動自在で、右側(駆動側)の右掻込装置(8)の掻込スターホイル(8a)及び掻込ベルト(8b)との噛合状態を浅くすべく設けたことを特徴とするコンバインの穀稈掻込装置としたものである。
【0006】
コンバインで立毛穀稈の収穫作業時の穀稈の移送は、走行車台(2)の前部へ設けて、穀稈を刈取り後方上部へ移送する刈取機(4)は、前部より、穀稈を引起しする複数の引起装置(6)により、一方側の条列と、他方側の条列とが引起され、この引起しされた穀稈を掻込み移送する後側へ設けた、各掻込スターホイル(7a),(8a)と、各掻込ベルト(7b),(8b)等とよりなる左右両側の左・右掻込装置(7),(8)で掻込み移送され、この掻込み中の穀稈は、刈刃装置(5c)で刈取りされ、この刈取り穀稈の根元側と、穂先側とは、根元移送装置(9a)と、穂先移送装置(9b)とにより引継ぎされて、後方上部へ移送される。
【0007】
前述の前記左側(従動側)の左掻込装置(7)は、前方下部を回動中心(イ)として、後方上部を移動装置(10)の作動により、この左掻込装置(7)の掻込スターホイル(7a)、及び掻込ベルト(7b)等が左外側へ移動自在な構成であり、これにより、右側(駆動側)の右掻込装置(8)の掻込スターホイル(8a)、及び掻込ベルト(8b)との噛合状態を浅くすべく設けていることにより、左・右掻込装置(7),(8)間へ多量の穀稈を掻き込みしたときには、左掻込装置(7)の掻込スターホイル(7a)と、掻込ベルト(7b)とが左外側へ移動装置(10)により移動されて、噛合状態が浅くなり、このために、噛合部が広くなる。この広くなった噛合部を掻込穀稈が移送される。
【0008】
請求項2に記載の発明においては、前記左掻込装置(7)を移動操作する移動装置(10)は、左支持固定フレーム(11)へ内装した左支持軸(11a)を、該左支持固定フレーム(11)へ内装した伸縮ダンパ装置(12a)により、移動すべく設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの穀稈掻込装置としたものである。
【0009】
前記左・右掻込装置(7),(8)間へ多量の穀稈が掻込されると、この左掻込装置(7)を移動操作する移動装置(10)の左支持固定フレーム(11)へ内装して設けた左支持軸(11a)は、この左支持固定フレーム(11)へ内装して設けた伸縮ダンパ装置(12a)が圧縮状態に作動されて、左支持軸(11a)が短縮状態になり、左掻込装置(7)の掻込スターホイル(7a)と、掻込ベルト(7b)とが左外側へ移動され、右掻込装置(8)の掻込スターホイル(8a)と、掻込ベルト(8b)との噛合状態が浅くなり、噛合部が広くなる。
【0010】
請求項3に記載の発明においては、前記左掻込装置(7)を移動操作する移動装置(10)に設けた圧縮スプリング(12b)により、左支持軸(11a)を移動すべく設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの穀稈掻込装置としたものである。
【0011】
前記左・右掻込装置(7),(8)間へ多量の穀稈が掻込されると、この左掻込装置(7)を移動操作する移動装置(10)に設けた圧縮スプリング(12b)により、左支持軸(11a)が左外側へ移動されて、左掻込装置(7)の掻込スターホイル(7a)と、掻込ベルト(7b)とが左外側へ移動され、右掻込装置(8)の掻込スターホイル(8a)と、掻込ベルト(8b)との噛合状態が浅くなり、噛合部が広くなる。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に記載の発明においては、刈取りする穀稈を掻込み移送する左・右掻込装置(7),(8)の掻込スターホイル(7a),(8a)と、掻込ベルト(7b),(8b)との噛合状態を浅くするこの左掻込装置(7)の掻込スターホイル(7a)と、掻込ベルト(7b)とを移動させる、移動装置(10)を設けたことにより、噛合部が広くなり、これによって、掻込された穀稈の稈切と、穀稈の詰りと、穀稈のこぼれと、穀稈の折れ等との発生を防止することができる。又、多量刈取り性能の向上と、掻込スターホイル(7a),(8a)、及び掻込ベルト(7b),(8b)の変形と、破損の防止とができる。
【0013】
請求項2に記載の発明においては、前記移動装置(10)は、左支持固定フレーム(11)へ左支持軸(11a)と、伸縮ダンパ装置(12a)とを内装して設け、この移動装置(10)で左・右掻込装置(7),(8)の噛合状態を変更することにより、多量穀稈の掻込移送性能の向上、左・右掻込スターホイル(7a),(8a)と、左・右掻込ベルト(7b),(8b)との変形と、破損防止、多量刈取り性能の向上を図ることができる。
【0014】
請求項3に記載の発明においては、前記移動装置(10)には、圧縮スプリング(12b)を設けて、この移動装置(10)で左・右掻込装置(7),(8)の噛合状態を浅く変更し、噛合部を広くしたことにより、コストダウンと、多量穀稈の掻込移送性能の向上、左・右掻込スターホイル(7a),(8a)と、左・右掻込ベルト(7b),(8b)との変形と破損の防止、多量刈取り性能の向上を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行装置3の上側へ設けた走行車台2の前方部には、穀稈を刈取り移送する刈取機4を設けると共に、走行車台2の左上側面には、刈取り穀稈の供給を受けて、脱穀する脱穀機15を載置した構成である。刈取機4の前部に穀稈を引起しする複数の引起装置6と、後側へ一方側の条列と、他方側の条列とを掻込み移送する左・右掻込装置7,8と、掻込み穀稈を刈取りする刈刃装置5cと、刈取り穀稈の根元側と穂先側とを引継ぎ後方上部へ移送する根元・穂先移送装置9a,9b等とを設け、又、左側(従動側)の左掻込装置7は、前方下部を回動中心(イ)として、後方上部を移動操作する移動装置10を設けている。この移動装置10の作動により、左掻込装置7の掻込スターホイル7a、及び掻込ベルト7b等が左外側へ移動自在で、右側(駆動側)の右掻込装置8の掻込スターホイル8a、及び掻込ベルト8bとの噛合状態を浅く変更できる構成である。これら左・右掻込装置7,8、及び移動装置10等を主に図示して説明する。
【0016】
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図6、及び図7で示すように、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ3aを張設した走行装置3を配設し、走行車台2の上側に脱穀機15を載置した構成である。走行車台2の前方部の刈取機4で立毛穀稈を刈取りして、後方上部へ移送し、脱穀機15のフィードチェン16aと挟持杆16bとで引継いで挟持移送しながら脱穀される。脱穀済みで選別済みの穀粒は、脱穀機15の右横側に配設した穀粒貯留タンク16c内へ供給され、一時貯留される。
【0017】
前記走行車台2の前方部には、図6、及び図7で示すように、立毛穀稈を分離するナローガイド5a、及び各分草体5bと、立毛穀稈を引起す各引起装置6と、引起された穀稈を掻込み移送する穀稈掻込移送装置4aの左・右掻込装置7,8と、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置5cと、刈取りされた穀稈を挟持移送して、脱穀機5のフィードチェン16aと、挟持杆16bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置4aの根元・穂先移送装置9a・9b等からなる刈取機4を設けている。この根元移送装置9aは、扱ぎ深さを調節できる構成である。該刈取機4は、油圧駆動による伸縮シリンダ13により、土壌面に対して昇降する構成である。
【0018】
前記刈取機4の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆14aの上端部に設ける支持パイプ杆14bを走行車台2の上側面に設けた支持装置14cで回動自在に支持させている。伸縮シリンダ13を作動させると、支持杆14aと共に、刈取機4が上下回動する構成である。
【0019】
前記穀稈掻込移送装置4aの穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機15へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ4bを設けている。
【0020】
左側(従動側)の左掻込装置7は、図1、及び図2で示すように、左掻込ケース7cへ軸支して設けた左上支持軸7dには、掻込スターホイル7aを軸支すると共に、左上プーリ7eを軸支している。又、左掻込ケース7cへ軸支した、左下支持軸7fに左下プーリ7hを軸支している。これら左上・左下プーリ7e,7hに掻込ラグ7jを所定間隔に装着した掻込ベルト7bを掛け渡した構成である。
【0021】
又、右側(従動側)の右掻込装置8は、図1、及び図2で示すように、右掻込ケース8cへ軸支して設けた右上支持軸8dには、掻込スターホイル8aを軸支すると共に、右上プーリ8eを軸支している。又、右掻込ケース8cへ軸支した、右下支持軸8fに右下プーリ8hを軸支している。これら右上・右下プーリ8e,8hに掻込ラグ8jを所定間隔に装着した掻込ベルト8bを掛け渡した構成である。
【0022】
前記左掻込装置7の前方下部は、図1、及び図2で示すように、左側の引起装置6の下部を装着する左引起パイプ17aへ設けた左支持板17cへ左下支持軸7fを回動中心(イ)として、移動自在に軸支している。又、後方上部は、左上支持軸7dへ移動装置10を設けている。この移動装置10の作動により、左掻込装置7は、前方下部の左下支持軸7fを回動中心(イ)として、後方上部の左上支持軸7d部が左外側へ回動されると共に、これにより、この左掻込装置7は左外側へ回動移動される構成である。
【0023】
前記右掻込装置8の前方下部は、図1、及び図2で示すように、右側の引起装置6の下部を装着する右引起パイプ17bへ設けた右支持板17dへ右下支持軸8fを回動しないように軸支している。又、後方上部は、右引起パイプ17bへ設けた右支持パイプ(図示せず)へ設けた右支持板(図示せず)で装着し、回動移動しないように構成している。
【0024】
前記左掻込装置7は、この左掻込装置7と右掻込装置8との間へ多量の穀稈が掻込みされて、左・右掻込左・右スターホイル7a,8a、及び左・右掻込ベルト7b,8bで上部へ移送され、噛合部近傍へ移送されると、前方下部の左下支持軸7fを回動中心(イ)として、後方上部の左上支持軸7d部が左外側へ移動装置10により、回動移動されて、この左掻込装置7の掻込スターホイル7aと、掻込ベルト7bとが、右掻込装置8の掻込スターホイル8aと、掻込ベルト8bとの噛合状態が浅くなり、噛合部が広くなるように、構成している。右側の掻込スターホイル8aで左側の掻込スターホイル7aが回転駆動されて、左側の左掻込装置7の各部が回転駆動される構成である。
【0025】
刈取りする穀稈を掻込み移送する左・右掻込装置7,8の掻込スターホイル7a,8aと、掻込ベルト7b,8bとの噛合状態を浅くするこの左掻込装置7の掻込スターホイル7aと、掻込ベルト7bとを、前方下部の左下支持軸7f部を回動中心(イ)として、左掻込装置7全体が左外側へ向けて、移動装置10の作動により、回動移動され、左・右掻込装置7,8の掻込スターホイル7a,8aと、掻込ベルト7b,8bとの噛合状態が浅くなり、噛合部が広くなることにより、これによって、掻込された穀稈の稈切と、穀稈の詰りと、穀稈のこぼれと、穀稈の折れ等との発生を防止できる。又、多量の穀稈の刈取り性能の向上と、掻込スターホイル7a,8a、及び掻込ベルト7b,8bの変形と、破損の防止とができる。
【0026】
左側(従動側)の前記左掻込装置7を左外側へ移動操作する移動装置10は、図1で示すように、左支持パイプ17eへ装着した取付板17fへ左支持固定フレーム11へ設けた支持板11bをボルト、及びナット等により、装着している。この左支持固定フレーム11に左支持軸11aを移動自在に内装し、内側端部を左上支持軸7dへ装着している。又、左支持軸11aの左外側で左支持固定フレーム11には、伸縮ダンパ装置12aを内装している。この伸縮ダンパ装置12aを介して左支持軸11aが左外側へ移動され、左掻込装置7が左外側へ回動移動される。これら左・右掻込装置7,8の掻込スターホイル7a,8a、及び掻込ベルト7b,8bとの噛合状態が浅くなり、噛合部が広くなる構成である。又、移動装置10は、図1で示すように、左右方向へ略真横に設けた構成である。又は、図4、図5で示すように、移動装置10は、後方外側から前方内側へ向けて所定角度で傾斜させて設けた構成である。
【0027】
前記左・右掻込装置7,8間に、多量の穀稈が掻込みされ、後方上部へ移送されると、移動自在に設けた左掻込装置7は、掻込み移送中の多量の穀稈で押されて、移動装置10の左支持軸11aが左外側方向へ押され、伸縮ダンパ装置12aが圧縮状態になり、左掻込装置7全体が外側方向へ回動移動される。これら左・右掻込装置7,8の掻込スターホイル7a,8aと、掻込ベルト7b,8bとの噛合状態が浅くなり、この噛合部が広くなる構成である。
【0028】
前記左掻込装置7を左外側へ回動移動させる移動装置10は、左支持固定フレーム11に左支持軸11aと、伸縮ダンパ装置12aとを内装して設け、この移動装置10で左・右掻込装置7,8の噛合状態を変更することにより、多量穀稈の掻込み性能、及び刈取り性能の向上と、左・右掻込スターホイル7a,8a、及び左・右掻込ベルト7b,8bの変形と破損防止とを図ることができる。
【0029】
前記左掻込装置7を左外側へ移動操作する移動装置10は、図5で示すように、左支持固定フレーム11と、左支持軸11aとの間には、圧縮スプリング12bを設け、この圧縮スプリング12bを介して左支持軸11aが左外側へ移動され、左掻込装置7が左外側へ回動移動される。これら左・右掻込装置7,8の左・右掻込スターホイル7a,8a、及び左・右掻込ベルト7b,8bの噛合状態が浅くなり、この噛合部を広くする構成である。圧縮スプリング12bは脱落しないように設けている。
【0030】
前記左掻込装置7を左外側へ回動移動させる移動装置10は、左支持固定フレーム11と左支持軸11aとの間に圧縮スプリング12bを設け、この移動装置10で左・右掻込装置7,8の噛合状態を浅く変更し、噛合部を広くしたことにより、移動装置10をコストダウンすることができた。又、多量穀稈の掻込み性能、及び刈取り性能の向上と、左・右掻込スターホイル7a,8a、及び左・右掻込ベルト7b,8bの変形と破損防止とを図ることができる。
【0031】
図1で示すように、左・右掻込装置7,8の左・右掻込スターホイル7a,8a部に穀稈を案内する弾発材等よりなる左右案内杆18a,18bと、左補助案内杆18cとを設けている。又、中央部の分草パイプ5dには、上下に所定間隔を設けて、略菱形状で弾性材の丸材、又は板材等よりなる大分離杆19aと小分離杆19bとを設けた構成である。
【0032】
前記左掻込装置7を左外側へ移動操作する移動装置10は、図8で示すように、左支持固定フレーム11と、左支持軸11aとの間には、板バネ材よりなる板バネ20を設けている。この板バネ20は、左掻込装置7が左外側へ回動移動され、左・右掻込スターホイル7a,8aと、左・右掻込ベルト7b,8bとの噛合状態が浅くなり、噛合部が広くなった状態のときに、略円形状に変形し、又、噛合状態が深く、噛合部が狭くなった通常のときには、楕円形状に形成して設けた構成である。上述の構成においては、図9で示すように、右側(駆動側)の掻込スターホイル8aの厚みは、左側(従動側)の掻込スターホイル7aの厚みより、所定寸法厚くして設けた構成である。
【0033】
これにより、前記移動装置10のコスト低減を図ることができる。又、多量穀稈の掻込み性能、及び刈取り性能の向上と、左・右掻込スターホイル7a,8a及び左・右掻込ベルト7b,8bの変形と破損の防止を図ることができる。又、左・右掻込スターホイル7a,8aの再噛合のときのずれを防止できる。
【0034】
図10で示す構成において、前記左・右掻込装置7,8の左側(従動側)の掻込スターホイル7aの厚みは、図11で示すように、右側(駆動側)の掻込スターホイル8aの厚みより、所定寸法厚くして設けた構成である。
【0035】
これにより、前記左右両側の掻込スターホイル7a,8aの再噛合のときのずれを防止できる。
前記左掻込装置7の左上・左下支持軸7d,7f間には、図12で示すように、連結板21を設けると共に、左支持固定フレーム11に「ON」−「OFF」方式のスイッチ21aを設けている。この左掻込装置7が左外側へ最大回動移動されると、スイッチ21aが連結板21で押されて、「ON」状態になると、この「ON」状態により、移送中の穀稈に詰りが発生したと検出され、この検出により、刈取機4を自動停止する構成である。又は、穀稈の移送速度を減速し、移送する穀稈の層厚を薄くする構成である。このときには、コンバイン1の走行車速は、自動的に低車速に変更制御される構成である。
【0036】
これにより、前記左・右掻込装置7,8の各種部品の変形、及び破損を防止できる。又、移送する穀稈の層厚をうすそうにすることにより、脱穀機15の過負荷を防止することができる。
【0037】
前記穀粒貯留タンク16c側の前部には、図6、及び図7で示すように、コンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置22aと、操縦席22bとを設け、この操縦席22bの下側にエンジン23を載置すると共に、後方部に穀粒貯留タンク16cを配設する。
【0038】
前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース24内の伝動機構24aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ24bを設けている。
【0039】
前記穀粒貯留タンク16c内に貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク16の後側には、縦移送螺旋25aを内装した排出支持筒25を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒25の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋26aを伸縮自在に内装した排出オーガ26を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設した構成である。
【0040】
前記脱穀機15の入口漏斗15aの上側に設けている。樹脂材等よりなる防塵用カバー装置27を、操縦席22bの上方部へ回動移動操作し、日よけ用のサンバイザーとして使用する構成である。この防塵用カバー装置27は、図13〜図16で示すように、樹脂材によるカバー27aと、このカバー27aを支持するアーム27bと、アーム27bへ設けて、これらカバー27aとアーム27bとを回動操作する回動用レバー27c等よりなる構成である。
【0041】
前記回動用レバー27cの回動操作により、入口漏斗15aの上側の防塵用カバー装置27を操縦席22bの上側へ回動移動させ、この操縦席22bへ着座して運転操作する作業者の日よけ用のカバーのサンバイザーとする構成である。
【0042】
前記防塵用カバー装置27のアーム27bは、図13〜図16で示すように、略90度回動、及び固定可能に構成すると共に、樹脂材よりなるカバー27aの後部へ装着している。又、このアーム27bの回動支点は、操縦席22と入口漏斗15aとの間に設けた構成である。更に、アーム27bの回動支点の近傍部に回動レバー27cを設け、切換操作のアシストをする構成である。
【0043】
前記アーム27bの上部には、図13で示すように、取付板27dを固着して設け、この取付板27dへカバー27aをボルト、及びナット等により、装着する構成とし、このカバー27aをボルト部を回動中心として、前方部を上下調節可能に装着した構成である。
【0044】
これにより、前記脱穀機15の入口漏斗15aの上部へ設けた防塵用カバー装置27を、操縦席22bの上方部へ回動移動操作により、操縦席22bへ着座した運転作業者の日よけ用のサンバイザーとすることにより、簡易構成で容易にサンバイザーとすることが可能となった。又、共用化により、コスト低減になる。更に、回動レバー25cを設けたことにより、回動移動操作が簡単であり、カバー27aを上下回動させることにより、日よけが確実にできる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】刈取機の左・右掻込装置部の拡大平面図
【図2】刈取機の左・右掻込装置部の拡大側面図
【図3】刈取機の左・右掻込装置部の標準時の拡大平面図
【図4】刈取機の左掻込装置を最大左外側へ移動時の拡大平面図
【図5】刈取機の左・右掻込装置部の拡大平面図
【図6】コンバインの左側全体側面図
【図7】コンバインの全体正面図
【図8】刈取機の左・右掻込装置部の拡大平面図
【図9】左・右掻込装置の左・右掻込スターホイルの拡大正面図
【図10】刈取機の左・右掻込装置部の拡大平面図
【図11】左・右掻込装置の左・右掻込スターホイルの拡大正面図
【図12】刈取機の左・右掻込装置部の拡大平面図
【図13】コンバインの防塵用カバー装置部の拡大側面図
【図14】コンバインの防塵用カバー装置部の拡大正面図
【図15】コンバインの防塵用カバー装置の脱穀機部へ装着時の平面図
【図16】コンバインの防塵用カバー装置の操縦席部へ回動移動時の平面図
【符号の説明】
【0046】
2 走行車台
4 刈取機
5c 刈刃装置
6 引起装置
7 左掻込装置
7a 掻込スターホイル
7b 掻込ベルト
8 右掻込装置
8a 掻込スターホイル
8b 掻込ベルト
9a 根元移送装置
9b 穂先移送装置
10 移動装置
11 左支持固定フレーム
11a 左支持軸
12a 伸縮ダンパ装置
12b 圧縮スプリング
イ 回動中心




 

 


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