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粉粒体搬送装置 - 井関農機株式会社
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発明の名称 粉粒体搬送装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−29001(P2007−29001A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−217616(P2005−217616)
出願日 平成17年7月27日(2005.7.27)
代理人
発明者 河野 健治 / 岡崎 秀範
要約 課題
固定用移送筒と移動用移送筒との間の隙間より、漏下する穀粒を防止しようとするものである。

解決手段
粉粒体を受けて移送排出する移送排出筒装置6の固定用移送筒8の移送終端部の外径へ支持メタル27を設け、これら固定用移送筒8と支持メタル27との外径部に伸縮自在な移動用移送筒13を押入して設ける。支持メタル27の移送終端部の外径部D1部には、粉粒体の漏れ出しを防止する終端シール27cを設けると共に、この終端シール27cの手前側には、手前シール27dを設けた構成である。
特許請求の範囲
【請求項1】
粉粒体を移送排出する移送排出筒装置(6)の一部を構成する固定用移送筒(8)の移送終端外径部へ支持メタル(27)と、該支持メタル(27)と固定用移送筒(8)との外径部へ挿入して伸縮自在な移動用移送筒(13)と、該移動用移送筒(13)の移送終端部に粉粒体を排出する排出口(14a)を有して左右両側へ回動自在な排出筒(14)等とを設けた構成において、前記固定用移送筒(8)の支持メタル(27)の外径(D1)部には、終端シール(27c)を設け、該終端シール(27c)は、移動用移送筒(13)の内径(d1)より、外径(M1)を径大に形成し、圧縮状態にして、該移動用移送筒(13)へ挿入する弾性材等により形成すると共に、該終端シール(27c)の手前側には、該終端シール(27c)の外径(M1)より、小外径(M2)で弾性材等よりなる手前シール(27d)を設けたことを特徴とする粉粒体搬送装置。
【請求項2】
前記固定用移送筒(8)の支持メタル(27)の外径(D1)は、手前シール(27d)を挿入する外径(D2)より、径大にすると共に、終端シール(27c)を挿入する外径(D3)は、手前シール(27d)を挿入する外径(D2)より、径大にして設けたことを特徴とする請求項1に記載の粉粒体搬送装置。
【請求項3】
前記固定用移送筒(8)の支持メタル(27)の移送終端外径(D3)部へ挿入する終端シール(27c)の外径(M1)部には、弾発材よりなる終端補助シール(27e)を円周方向に部分的に二重構成にして設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の粉粒体搬送装置。
【請求項4】
弾発材よりなる前記終端シール(27c)は、フェルト等の材料で形成すると共に、終端補助シール(27e)は、面ファスナ等の材料で形成して設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2、又は請求項3に記載の粉粒体搬送装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
粉粒体を受けて移送排出する移送排出筒装置の固定用移送筒の移送終端部の外径へ支持メタルを設け、これら固定用移送筒と支持メタルとの外径部へ伸縮自在に移動用移送筒を挿入して設ける。支持メタルの移送終端部の外径部には、粉粒体の漏れ出しを防止する終端シールを設けると共に、この終端シールの手前には、手前シールを設けた技術であり、粉粒体、又は穀粒等を移送して排出する搬送装置として利用できる。
【背景技術】
【0002】
特開2003−79230号公報で示す用に、例えば、コンバインで穀稈は、刈取りされ、刈取り穀稈は脱穀機へ供給され、この脱穀機で脱穀され、脱穀済みで選別済みの穀粒は、グレンタンク内へ供給され、一時貯留される。このグレンタンク内の貯留穀粒を機外への排出は、このグレンタンク内から後側へ設けた揚穀筒内へ移送供給され、この揚穀筒から穀粒搬送オーガの固定搬送筒内へ移送供給され、移動移送筒を経て、この移動搬送筒の穀粒排出口から移送穀粒は、機外へ排出される。
【0003】
上述の作業のときに、穀粒の前後方向の排出位置は、移動移送筒を伸縮操作して、所定の排出位置へ調節する。又、左右方向の排出位置は、揚穀筒の左右回動操作と、穀粒排出口の左右回動操作とにより、所定の排出位置へ調節して、穀粒を機外の所定排出位置へ排出する。
【0004】
前記固定搬送筒へ移動移送筒を挿入して重合した固定搬送筒の移送終端部には、穀粒の漏れを防止するシール等は設けられていない構成であった。
【特許文献1】特開2003−79230号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
穀粒搬送オーガで穀粒を機外へ排出する排出位置により、この穀粒搬送オーガの固定搬送筒へ伸縮移動自在に設けた移動搬送筒を、所定の排出位置へ伸縮移動操作して、この移動搬送筒の穀粒排出口から穀粒を機外へ排出するが、固定搬送筒の外径部へ挿入した移動搬送筒と、この固定搬送筒とが重合状態になる。この固定搬送筒の移送終端の外径部には、穀粒の漏れを防止するシール等は設けていないことにより、穀粒排出中、又は移動中の時に穀粒が漏れて、穀粒ロスが発生することがあったが、この発明により、この問題点を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述のような課題を解決するために、この発明は、次のような技術手段を講じる。
このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、粉粒体を移送排出する移送排出筒装置(6)の一部を構成する固定用移送筒(8)の移送終端外径部へ支持メタル(27)と、該支持メタル(27)と固定用移送筒(8)との外径部へ挿入して伸縮自在な移動用移送筒(13)と、該移動用移送筒(13)の移送終端部に粉粒体を排出する排出口(14a)を有して左右両側へ回動自在な排出筒(14)等とを設けた構成において、前記固定用移送筒(8)の支持メタル(27)の外径(D1)部には、終端シール(27c)を設け、該終端シール(27c)は、移動用移送筒(13)の内径(d1)より、外径(M1)を径大に形成し、圧縮状態にして、該移動用移送筒(13)へ挿入する弾性材等により形成すると共に、該終端シール(27c)の手前側には、該終端シール(27c)の外径(M1)より、小外径(M2)で弾性材等よりなる手前シール(27d)を設けたことを特徴とする粉粒体搬送装置としたものである。
【0007】
粉粒体の供給を、この粉粒体を移送排出する移送排出筒装置(6)の固定用移送筒(8)で受けて、この固定用移送筒(8)と移送終端部へ設けた支持メタル(27)との内径部を移送され、これら固定用移送筒(8)と支持メタル(27)との外径部へ挿入して、粉粒体排出の最適位置へ調節した、伸縮自在な移動用移送筒(13)内へ引継ぎされて移送され、この移動用移送筒(13)の移送終端部へ左右回動自在に設けた排出筒(14)の排出口(14a)から機外へ粉粒体は、排出される。
【0008】
前記固定用移送筒(8)の支持メタル(27)の外径(D1)部には、終端シール(27c)を設けている。この終端シール(27c)は、移動用移送筒(13)の内径(d1)より、外径(M1)を径大に形成し、圧縮状態にして、該移動用移送筒(13)の内径(d1)へ挿入する弾性材等により、形成して設けると共に、該終端シール(27c)の手前側に、該終端シール(27c)の外径(M1)より、小外径(M2)で弾性材等よりなる手前シール(27d)を設け、これら終端シール(27c)と手前シール(27d)との両者により、穀粒の漏下を防止している。
【0009】
請求項2に記載の発明においては、前記固定用移送筒(8)の支持メタル(27)の外径(D1)は、手前シール(27d)を挿入する外径(D2)より、径大にすると共に、終端シール(27c)を挿入する外径(D3)は、手前シール(27d)を挿入する外径(D2)より、径大にして設けたことを特徴とする請求項1に記載の粉粒体搬送装置としたものである。
【0010】
穀粒の漏下を防止する前記固定用移送筒(8)の支持メタル(27)の外径(D1)は、手前シール(27d)挿入する外径(D2)より、径大に形成すると共に、終端シール(27c)を挿入する外径(D3)は、手前シール(27d)を挿入する外径(D2)より、径大にして設け、この手前シール(27d)の移動を停止させている。
【0011】
請求項3に記載の発明においては、前記固定用移送筒(8)の支持メタル(27)の移送終端外径(D3)部へ挿入する終端シール(27c)の外径(M1)部には、弾発材よりなる終端補助シール(27e)を円周方向に部分的に二重構成にして設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の粉粒体搬送装置としたものである。
【0012】
穀粒の漏下を防止する前記固定用移送筒(8)の支持メタル(27)の移送終端外径(D3)部へ挿入する終端シール(27c)の外径(M1)部には、弾発材よりなる終端補助シール(27e)を円周方向に部分的に二重構成にして設け、移動用移送筒(13)の内径(d1)に変形があった時でも、二重構成により、穀粒の漏下を防止している。
【0013】
請求項4に記載の発明においては、弾発材よりなる前記終端シール(27c)は、フェルト等の材料で形成すると共に、終端補助シール(27e)は、面ファスナ等の材料で形成して設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2、又は請求項3に記載の粉粒体搬送装置としたものである。
【0014】
穀粒の漏下を防止する弾発材よりなる前記終端シール(27c)は、フェルト等の材料で形成すると共に、終端補助シール(27e)は、面ファスナ等の材料で形成し、移動用移送筒(13)の内径(d1)部への追従性の向上を図り、粉粒体の漏下を防止している。
【発明の効果】
【0015】
請求項1に記載の発明においては、粉粒体を移送排出する移送排出筒装置(6)の固定用移送筒(8)と、該固定用移送筒(8)の移送終端部へ設けた支持メタル(27)との外径部へ挿入して伸縮自在に移動用移送筒(13)を設けている。又、この移動用移送筒(13)の移送終端部に穀粒を排出する排出口(14a)を有する排出筒(14)を設けている。更に、支持メタル(27)の外径(D1)部には、移動用移送筒(13)の内径(d1)より、外径(M1)を径大とし、圧縮状態にして、この移動用移送筒(13)へ挿入する弾性材等によりなる終端シール(27c)を設けると共に、該終端シール(27c)の手前側には、該終端シール(27c)の外径(M1)より、小外径(M2)で弾性材よりなる手前シール(27d)を設けたことにより、固定用移送筒(8)の支持メタル(27)の外径(D1)部には、終端シール(27c)と手前シール(27d)との二個を設けたこととなり、粉粒体の漏下を確実に防止することができる。
【0016】
請求項2に記載の発明においては、前記固定用移送筒(8)の支持メタル(27)の外径(D1)は、手前シール(27d)を挿入する外径(D2)より、径大にすると共に、終端シール(27c)を挿入する外径(D3)は、手前シール(27d)を挿入する外径(D2)より、径大にして設けたことにより、手前シール(27d)が外れることを防止できる。このために、漏下する粉粒体を確実に防止できる。
【0017】
請求項3に記載の発明においては、前記固定用移送筒(8)の支持メタル(27)の移送終端の外径部へ挿入する終端シール(27c)の外径(M1)部には、弾発材よりなる終端補助シール(27e)を円周方向に部分的に二重構成にして設けたことにより、移動用移送筒(13)の内径(d1)に変形した箇所があった時でも、終端補助シール(27e)で変形を防止することができることにより、粉粒体の漏下を確実に防止することができる。
【0018】
請求項4に記載の発明においては、弾発材よりなる前記終端シール(27c)は、フェルト等の材料で形成すると共に、終端補助シール(27e)は、面ファスナ等の材料で形成して設けたことにより、移動用移送筒(13)の内径(d1)部への追従性が向上することにより、粉粒体の漏下を確実に防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の粉粒体搬送装置をコンバインに利用した一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の上側面に脱穀機4と穀粒貯留タンク4c等とを載置する。この穀粒貯留タンク4c内の貯留物は、コンバイン1のときは、穀粒である。この穀粒を機外へ排出する穀粒貯留タンク4cに縦移送筒5を設け、この縦移送筒5の上端部に移送排出筒装置6を設けている。この移送排出筒装置6は、固定移送螺旋7を軸支内装した固定用移送筒8と、移送終端外径部へ設けた支持メタル27との外径部には、長手方向へ伸縮移動装置9aで伸縮自在な移動用移送筒13を挿入して設けている。この移動用移送筒13の移送終端部に回動装置17で左右両側へ回動自在に、穀粒を機外へ排出する排出口14aを有する排出筒14を設けている。これら移動用移送筒13と排出筒14とには、伸縮自在に移動螺旋軸9を軸支内装して設け、この移動螺旋軸9の前後端部へ前・後移動移送螺旋11,10を軸支し、これら前・後移動移送螺旋11,10間に伸縮自在に複数個の中移動移送螺旋12を軸支内装して設けている。又、固定用移送筒8へ設けた支持メタル27の外径(D1)部には、終端シール27cを設け、この終端シール27cは、移動用移送筒13の内径(d1)より、外径(M1)を径大に形成し、圧縮状態にして、移動用移送筒13の内径(d1)部へ挿入する弾性材等により、形成している。この終端シール27cの手前側には、この終端シール27cの外径(M1)より、小外径(M2)で弾性材等よりなる手前シール27dを設けた構成である。これら移送排出筒装置6の固定用移送筒8と、移動用移送筒13と、排出筒14と、支持メタル27と、終端シール27cと、手前シール27d等とを主に図示して説明する。
【0020】
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図6示すように、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ22aを張設した走行装置22を配設し、走行車台2の上側面に脱穀機4を載置した構成である。走行車台2の前方部の刈取機3で立毛穀稈を刈り取りして後方上部へ移送し、脱穀機4のフィードチェン4aと挟持杆4bとで引継いで挟持移送しながら脱穀する。脱穀済みで選別済みの穀粒は、揚穀筒4jで揚送されて、脱穀機4の右横側に配設し、前後方向へタンク移送螺旋4dを底部へ軸支内装した穀粒貯留タンク4c内へ供給され、一時貯留される。
【0021】
前記走行車台2の前方部には、図6で示すように、立毛穀稈を分離するナローガイド19a、及び各分草体19bと、立毛穀稈を引起す各引起装置19cと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置20の各掻込装置20aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置19dと、刈取りされた穀稈を挟持移送して脱穀機4のフィードチェン4aと挟持杆4bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置20の根元・穂先移送装置20b・20c等からなる刈取機3を設けている。該刈取機3は、油圧駆動による伸縮シリンダ19eにより、土壌面に対して昇降する構成である。
【0022】
前記刈取機4の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆23aの上端部に設ける支持パイプ杆23bを走行車台2の上側面に設けた支持装置23cで回動自在に支持させている。伸縮シリンダ19eを作動させると、支持杆23aと共に、刈取機3が上下に回動する構成である。
【0023】
前記穀稈掻込移送装置20の穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機4へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ3aを設けている。
【0024】
前記穀粒貯留タンク4c側の前部には、図6で示すように、コンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置21aと、操縦席21bとを設け、この操縦席21bの下側にエンジン21cを載置すると共に、後方部には穀粒貯留タンク4cを配設する。
【0025】
前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース24内の伝動機構24aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出する車速センサ24bを設けている。
【0026】
前記穀粒貯留タンク4cの底部には、図6で示すように、貯留穀粒を後方へ移送するタンク移送螺旋4dを前後方向に軸支して設けると共に、後方へ移送される穀粒を引継ぎして方向を変換する継手ケース5bを、穀粒貯留タンク4cの後側板の外側面へ装着する。この継手ケース5bの上側には、縦移送螺旋5aを内装軸支した縦移送筒5を略垂直姿勢で回動操作可能に設け、穀粒貯留タンク4c内の穀粒を引継ぎ揚送する構成である。
【0027】
図7〜図9で示すように、前記縦移送筒5の上端部に、穀粒を機外へ排出する移送排出筒装置6を設ける。
前記移送排出筒装置6は、固定移送螺旋7を内装軸支した固定用移送筒8と、この固定用移送筒8の外径部へ挿入して支持メタル27を設け、これら固定用移送筒8と支持メタル27との外周部へ挿入して、伸縮移動自在な移動用移送筒13と先端部の排出筒14と、これら移動用移送筒13と排出筒14へ内装して伸縮移動自在な移動螺旋軸9へ軸支した前・後・中移動移送螺旋11,10,12と、移動用移送筒13とを伸張、及び短縮させる伸縮移動装置9aと、正逆回転する移動用モータ9bとを固定用移送筒8の外周上側部へ設けた構成である。伸縮移動装置9aの外側に外カバー9cを装着する。
【0028】
前記コンバイン1で収穫作業時には、穀粒体である穀粒を、穀粒貯留タンク4c内へ貯留し、この穀粒を機外へ移送排出する移送排出筒装置6の固定用移送筒8の外周部には、図7〜図9で示すように、移動用移送筒13を、固定用移送筒8の外周上側部へ設けた移動用モータ9bの正回転、又は逆回転駆動により、伸張移動、及び短縮移動自在に挿入して設ける。
【0029】
前記移送排出筒装置6の固定用移送筒8は、図1、及び図2で示すように、支持メタル27と、縦移送筒5の上端部に設けた引継メタル5cとで装着して設ける。この固定用移送筒8に内装する固定移送螺旋7は、固定螺旋軸7aの外周部に、固定螺旋プレート7bを固着して設けた構成である。固定螺旋軸7aの内径部は丸孔に形成すると共に、移送終端部の内径部には、丸孔より小径で後述する移動螺旋軸9が挿入されて摺動移動する内径部に六角孔を形成した補助軸7cを軸支して設けた構成である。固定用移送筒8の外周部には、詳細後述するローラ装置28のローラ28bの側面部を受けて、このローラ28bを直線状に移動させ、移動用移送筒13を直線状に移動すべく所定間隔に、各レール8aを設ける。
【0030】
前記固定用移送筒8の移送終端の外径部には、図1、及び図2で示すように、支持メタル27の外周の外ボス27a部を、固定用移送筒8の外周部から突出させて固着して設け、固定用移送筒8と支持メタル27との外径部には、移動用移送筒13を挿入して伸縮自在に設けると共に、支持メタル27の内径部には、補助軸7cを軸支して設けている。固定移送螺旋7の固定螺旋軸7aの移送終端部の内径部は、補助軸7cの移送始端の外径部で軸支すると共に、移送始端部の外径部は、引継メタル5cの内側部に設けた受メタル5dで軸支する。7dは受ブッシュであり、移動螺旋軸9を軸支した構成である。これら支持メタル27と固定用移送筒8との外周部を、移動用移送筒13の内径(d1)部が伸縮自在な構成である。
【0031】
前記支持メタル27の外径(D1)部には、図1、及び図2で示すように、この支持メタル27の外径(D1)部で移送終端部に終端シール27cを設けている。この終端シール27cは、移動用移送筒13の内径(d1)より、外径(M1)を径大に形成して、この移動用移送筒13内へ挿入するとき、又、挿入した後には、圧縮状態になるように、弾性材等により、形成して、支持メタル27の外径(D1)部へ装着した構成である。
【0032】
又、前記終端シール27cの手前側で支持メタル27の外径(D1)部には、手前シール27dを設けている。この手前シール(27d)は、終端シール27cの外径(M1)より、小外径(M2)で弾性材等により、形成して、支持メタル27のへ装着した構成である。
【0033】
前記移送排出筒装置6の固定用移送筒8の移送終端部へ支持メタル27を設け、これら固定用移送筒8と支持メタル27との外径部には、伸縮自在に移動用移送筒13を設けている。支持メタル27の外径(D1)部には、移動用移送筒13の内径(d1)より、外径(M1)を径大として、圧縮状態にして、この移動用移送筒13へ挿入する弾性材等によりなる終端シール27cを設けると共に、この終端シール27c手前側には、この終端シール27cの外径(M1)より、小外径(M2)で弾性材等よりなる手前シール27dを設けたことにより、固定用移送筒8の支持メタル27の外径(D1)部には、終端シール27cと手前シール27dとの二個を設けたこととなり、支持メタル27の外径(D1)部と移動用移送筒13の内径(d1)部との間の隙間より、漏下する穀粒を確実に防止することができる。
【0034】
前記固定用移送筒8へ設けた支持メタル27の外径(D1)部は、図1で示すように、手前シール27dを挿して装着する外径(D2)部より、径大に形成して設け、この外径(D2)部へ手前シール27dを装着すると共に、終端シール27cを挿入して装着する外径(D3)部は、手前シール27dを挿入する外径(D2)部より、径大に形成して設け、この外径(D3)部へ終端シール27cを挿入して装着する構成である。
【0035】
前記固定用移送筒8の支持メタル27の外径(D1)は、手前シール27dを挿入する外径(D2)より、径大に形成すると共に、終端シール27cを挿入する外径(D3)は、手前シール27dを挿入する外径(D2)より、径大にして設けたことにより、この手前シール27dを挿入する外径(D2)より、前後両側の外径(D3)、(D1)が大きいことにより、この手前シール27dが外れることがなく、このために、支持メタル27の外径(D1)部と移動用移送筒13の内径(d1)部との間の隙間より、漏下する穀粒を確実に防止することができる。
【0036】
前記固定用移送筒8の支持メタル27の移送終端部側の外径(D3)部へ挿入する終端シール27cの外径(M1)部には、図3〜図5で示すように、弾発材等よりなる終端補助シール27eを、円周方向に二重構成にして設けている。
【0037】
前記固定用移送筒8の支持メタル27の移送終端外径(D3)部へ挿入する終端シール27cの外径(M1)部には、弾発材等よりなる終端補助シール27eを、円周方向に二重構成にして設けたことにより、移動用移送筒13の内径(d1)に変形した箇所があった時でも、終端補助シール27eにより、変形を防止できることにより、支持メタル27の外径(D1)部と移動用移送筒13の内径(d1)部との間の隙間より、漏下する穀粒を確実に防止することができる。
【0038】
前記固定用移送筒8の支持メタル27の外径(D3)へ設ける終端シール27cは、フェルト等の材料で形成すると共に、この終端シール27cの外径(M1)部へ設ける終端補助シール27eは、面ファスナ等の材料で形成して設けたことにより、これら終端シール27cと終端補助シール27eとは、移動用移送筒13の内径(d1)部への追従性が向上することにより、支持メタル27の外径(D1)部と移動用移送筒13の内径(d1)部との間の隙間より、漏下する穀粒を確実に防止することができる。
【0039】
前記移動用移送筒13の移送終端部には、図7〜図9で示すように、移送される穀粒を機外排出する排出口14aを下部へ設けた排出筒14を円周方向へ回動自在に軸支している。この移動用移送筒13と排出筒14とには、移動螺旋軸9を、支持メタル27と排出筒14に設けた前支持メタル16とにより、内装軸支して設けた構成である。
【0040】
前記移動螺旋軸9の移送始端部と、移送終端部とには、図7〜図9で示すように、後移動移送螺旋10と、前移動移送螺旋11とを軸支して、ボルト等により、固定して設ける。
【0041】
前記後移動移送螺旋10は、図7〜図10で示すように、後固定ボス10aへ支持板10bを固着し、この支持板10bと、後固定ボス10aとに移動螺旋プレート10cを固着して設ける。又、支持板10bには、結合部10dを設け、この結合部10dと、隣接した中移動移送螺旋12の移動螺旋プレート12cに設けた一方側の結合部12dとを係合させる。後固定ボス10aの内径部は、補助軸7cの移送終端部の外径部へ挿入して、ボルト等により、装着する。
【0042】
前記前移動移送螺旋11は、図7〜10で示すように、前固定ボス11aへ支持板11bを固着して設け、この支持板11bと、前固定ボス11aとに移動螺旋プレート11cを固着して設ける。又、支持板11bには、結合部11dを設け、この結合部11dと、隣接した中移動移送螺旋12の移動螺旋プレート12cに設けた一方側の結合部12dとを係合させる。前固定ボス11aの内径部は、移動螺旋軸9の移送終端部へ六角の外径部へ挿入して、ボルト等により、装着する。
【0043】
前記中移動移送螺旋12は、図7〜図12で示すように、中移動ボス12aと、径大ボス12bと、両端部に結合部12dを有する移動螺旋プレート12cとを、一体に樹脂材等で成形する。
【0044】
前記中移動移送螺旋12は、図12で示すように、移動用移送筒13の移動螺旋軸9の前後両端部に装着した前・後移動移送螺旋11,10間に、複数個の中移動移送螺旋12を移動螺旋軸9へ伸縮移動自在に軸支して設ける。隣接する各中移動移送螺旋12が最伸張状態になると、各移動螺旋プレート12cに設けた各結合部12dが、互に係合状態になる構成であり、所定長さ以上は伸張しない構成である。
【0045】
前記移動用移送筒13と、排出筒14との伸縮移動は、移動用モータ9bの正逆回転の始動操作により、伸縮移動する構成である。この伸縮移動に伴なって、移動螺旋軸9と、各中移動移送螺旋12とが同時に伸縮移動する構成である。
【0046】
前記移動用移送筒13の移送始端部の外周部には、図1で示すように、複数個のローラ装置28を設ける。このローラ装置28のローラ受具28aを移動用移送筒13の移送始端部へ装着すると共に、このローラ受具28aの断面形状コ字形状部には、ローラピン28cでローラ28bを回転自在に軸支して設け、この各ローラ28bの外周部が固定用移送筒8の外周部へ当接して、回転しながら移動用移送筒13と同時に伸張移動案内、又は短縮移動案内する構成である。
【0047】
前記移送排出筒装置6の固定用移送筒7と、移動用移送筒13と、排出筒14との上下回動は、図13、及び図14で示すように、縦移送筒5の上端部に設けた引継ぎメタル5cを、左右にニ分割した構成として、一方側を上下回動自在に接続して構成する。他方側の固定部に、上下モータ29で上下回転駆動する回動具29aと、固定用移送筒8に設けた取付具30の取付板30aとを、接続具29bで接続すると共に、取付具30に設けた各上取付板31aと、縦移送筒5に設けた各下取付板31bとの間にガスダンパー31を設ける。
【0048】
前記上下モータ29の正回転、又は逆回転駆動により、回動具29aが回動されて、接続具29b、及び取付具30等を介して、固定用移送筒8と、移動用移送筒13と、排出筒14等とが上昇移動、又は下降移動制御される構成である。これら上昇、又は下降移動制御に伴ない、各ガスダンパー31も上昇、又は下降移動制御される構成であり、この各ガスダンパー31はアシスト用として使用する。
【0049】
前記縦移送筒5の旋回構成は、図6で示すように、この縦移送筒5に、旋回モータ32を設けると共に、この旋回モータ32の下側に旋回具32aを設け、旋回モータ32の正回転、又は逆回転駆動により、旋回具32aが左回転駆動、又は右回転駆動され、縦移送筒5が継手ケース5bの上側部より、左旋回、又は右旋回して、固定用移送筒8と移動用移送筒13と排出筒14等とが左旋回、又は右旋回する構成である。
【0050】
前記移送排出筒装置6の移動用移送筒13の移送終端部側には、図15で示すように、所定の大きさの開口部13aを設けると共に、開口部13aの前側の移送終端部には、円形で筒状の外蓋13bの取付用のフランジ部を外側へ向けて固着し、穀粒の溜りを防止する。この外蓋13bには、各支持板16aをボルト、及びナット等で装着して設け、この内側の支持板16aには、複数個のクッション体16bを介して、前支持メタル16をボルト、及びナット等により、装着する。この前支持メタル16で移動螺旋軸9の移送終端部を回転自在に軸支した構成である。
【0051】
前記移送排出筒装置6の移動用移送筒13の移送終端部の開口部13aへ設けた排出筒14は、図16、及び図17で示すように、下端部に排出口14aを有し、この排出筒14の前外側面へ設けた回動装置17の回動用モータ14bの正回転、又は逆回転駆動により、移動用移送筒13の円周方向の左側、又は右側へ回動自在に軸支して設ける。排出筒14の排出口14aは、真上向き、又は真下向きへ回動移動すると共に、任意の位置で停止可能な構成である。又、移送排出筒装置6で穀粒を長手方向の排出位置は任意の位置へ排出可能な構成である。更に、トラック等の荷台へ排出するときには、排出筒14の排出口14aを回動させることにより、このトラックの荷台へ均等に穀粒を排出することができる。
【0052】
前記移送排出筒装置6の移動用移送筒13の移送終端部には、排出筒14を回動自在に設けたことにより、次に収穫する圃場へ移動時、又は路上走行時に排出筒14の排出口14aを上方へ回動移動させることにより、移動用移送筒13内の残穀粒は、上方へ回動されて排出筒14の天井部(ロ)が下部になった、この天井部(ロ)へ貯留されて、機外へ落下することを防止できる構成である。これにより、穀粒ロスの発生を防止することができる。
【0053】
前記排出筒14は、図16、及び図17で示すように、左右両側を一体に形成した左右側板14dの前後両側に前・後側板14e,14fを固着して設けて、略箱形状に形成した構成である。左右側板14dの上部の天井部(ロ)は、円形状(半円形状)に形成し、この天井部(ロ)と、排出口14aが形成される下端部(ハ)との間は、略垂直に形成し、左右方向の巾と上下方向の巾とを同じ巾にして設けた構成である。左右側板14d、及び前・後側板14e,14fの下端部(ハ)位置に排出口14aを設ける。
【0054】
前記排出筒14の下端部には、弾性材のゴム材、又は樹脂材等よりなる四面の各飛散防止板14hをボルト、及びナット等で装着し、下端部(ハ)位置に排出口14aを設ける。飛散防止板14hをゴム板、又は樹脂材で形成することにより、収納時に他部分へ当接したときであっても、変形を防止できる。
【0055】
前記排出筒14の後側板14fの孔部と、移動用移送筒13の外周部とには、図16で示すように、ゴム材、又は樹脂材等よりなる後受具8b(シール)を設ける。移動用移送筒13の前端部の外蓋13bには、支持軸16cを固着して設け、この支持軸16cで外回転支持パイプ16eを軸支し、この外回転支持パイプ16eの外周部へ軸支した軸受具(ベアリング)16fと、後受具8bとにより、排出筒14を回動移動自在に軸支する。又、軸受具16fは、メタル16mへ内装する。このメタル16mの前後方向中央部を、排出筒14の前側板14e部へ位置させて設ける。後受具8bは、後側板14fの孔部、及び移動用移送筒13の外周部のいずれにも接着しない。メタル16m、及び軸受具16fは、共にC型止め輪等により、抜け止めを施す。
【0056】
前記移送排出筒装置6の先端部に設けた排出筒14の前側には、この排出筒14を回動させる回動装置17を、図16、及び図17で示すように、設ける。この回動装置17の回動用モータ14bは、移送排出筒装置6の外形形状部内で、排出筒14の前側板14eの前側へ固着した補強板17aへボルト、及びナット等により、装着する。回動用モータ14bには、モータギャー17bを軸支する。
【0057】
図16、及び図17で示すように、前記排出筒14を回動させる回動装置17の回動支点部16dは、二重構造に形成する。移動用移送筒13の外蓋13bの内側面には、支持軸16cを固着する。又、この外蓋13bの内側へ設けた前支持メタル16を支持する支持板16aには、支持軸16cの頭部を挿入する挿入用孔を設ける。この支持軸16cの外周部には、外回転支持パイプ16eを挿入して軸支する。回動支点部16dは、支持軸16cと、外回転支持パイプ16eとにより、二重構造に形成する。
【0058】
前記排出筒14を回動移動させる回動装置17の回動支点部16dを、支持軸16cと外回転支持パイプ16eとにより、二重構造に形成したことにより、この排出筒14の組立、及び分解が容易である。又、排出筒14の回動がスムーズである。
【0059】
前記回動装置17の回動支点部16dの支持軸16cで軸支する外回転支持パイプ16eは、排出筒14の前側板14eの中央部へ位置させて設けた軸受具16fで軸支する。図16で示すように、回動支点部16dは、軸受具16f部と外回転支持パイプ16eの先端部に設けた前回動ギャー17f部との二箇所で固定支持する。
【0060】
前記回動支点部16dは、軸受具16f部と、外回転支持パイプ16eの前回動ギャー17f部との前後二箇所で軸支したことにより、二重構造となる。これにより、支持軸16cの強度アップを図ることができる。
【0061】
前記外回転支持パイプ16eの外周部は、小判形、又は四角形状に形成し、この外周部に、後回動ギャー17cを設け、この後回動ギャー17cと回動用モータ14bのモータギャー17bとを噛み合わせる。後回動ギャー17cの前後両側には、摩擦方式の各ブレーキ板17dを各々軸支して設け、この各ブレーキ板17dの前後両側に、ブレーキ押え板17hを各々軸支して設ける。前側のこのブレーキ押え板17hの前側には、複数個の皿バネ17eを軸支して設ける。この皿バネ17eの前側には、前回動ギャー17fを軸支して設ける。この前回動ギャー17fの前側には、ダブルにナット16jを螺合して、ブレーキ板17dのブレーキ圧力を調節できると共に、抜け止めを施す。支持軸16cの前端部には、ナット16hを螺合して、抜け止めを施す。外回転支持パイプ16eへ軸支した各部品17c,17d,17e,17f,17h等は、この外回転支持パイプ16eと同時に回転するが、独立して回転駆動されない構成である。
【0062】
前記外回転支持パイプ16eには、図16で示すように、摩擦方式のブレーキ板17dを軸支し、回動支点部16dの外回転支持パイプ16eを、軸受具16fで軸支する。
前記外回転支持パイプ16eには、摩擦方式のブレーキ板17dを軸支し、外回転支持パイプ16eは、軸受具16fで軸支したことにより、この軸受具16fに変えて、ブッシュ等を使用すると、グリースを塗布する必要があり、次のような不具合を解消するものもある。即ち、気温が上昇すると、グリースがとけて、ブレーキ板17d部へ流れて、ブレーキがきかなくなることがあったが、このような不具合を解消することができる。
【0063】
図16、及び図17で示すように、前記排出筒14の前側板14eの上部に支持メタル18aを装着し、この支持メタル18aの支持軸18bに外形形状がおおぎ形状のギャー18cを回転自在に軸支し、このギャー18cと、前回動ギャー17fとを噛合させた構成である。回動用モータ14bの正逆回転駆動により、モータギャー17b、後回動ギャー17c、前回動ギャー17f、及びギャー18c等が正逆回転駆動し、これら各種ギャー17b,17c,17f,18c等の正逆回転駆動より、排出筒14が左、又は右回動し、排出口14aが上部へ移動した後に停止する構成である。又、回動用モータ14bの正逆回転駆動により、排出筒14は元の位置へ戻り、排出口14aは元の下部位置へ戻った後に、停止する構成である。又、任意の位置においても停止可能な構成である。
【0064】
前記排出筒14の回動位置を検出する。ポテンションメータ15へ軸支したギャー18cと、このギャー18cに噛合する前回動ギャー17fと、回動用モータ14bのモータギャー17bと、このモータギャー17bと噛合する後回動ギャー17cとは、回動装置17の外回転支持パイプ16eへ軸支して設ける。
【0065】
前記移送排出筒装置6の移動用移送筒13の移送終端に、穀粒を機外へ排出する排出筒14を回動自在に設け、この排出筒14の前側板14eと補強板17aとに、ボルト、及びナット等により、排出筒14を回動させる回動装置17の回動用モータ14bを装着して設ける。この回動用モータ14bは、図16で示すように、移送排出筒装置6の移動用移送筒13と排出筒14とへ回転自在に軸支内装して、穀粒を移送排出する移動螺旋軸9の軸芯(ニ)よりも、下側へ配設する。
【0066】
前記移送排出筒装置6の移動用移送筒13の移送終端部には、穀粒を機外へ排出する回動装置17の回動用モータ14bよって回動自在な排穀口14aを有する排出筒14を設け、この排出筒14へ設けた回動用モータ14bを、移動螺旋軸9の軸芯(ニ)よりも下側へ設けたことにより、軸芯(ニ)よりも上側へ配設する構成に比較して、排出筒14をコンパクトにすることができると共に、軽量化を図ることができる。
【0067】
前記排出筒14の一方側である前側板14eの外側面には、図16で示すように、回動用モータ14bをボルト、及びナット等により、装着して設けると共に、他方側である後側板14fの外側面には、排出筒14内での穀粒の詰りを検出する「ON」−「OFF」スイッチ方式の詰りセンサ15dをボルト、及びナット等により、装着して設ける。
【0068】
前記排出筒14の一方側である前側板14eの外側面にこの排出筒14を回動させる回動装置17の回動用モータ14bを設けると共に、他方側である後側板14fの外側面に排出筒14内での穀粒の詰りを検出する詰りセンサ15dを設けたことにより、回動用モータ14bと、移動用移送筒13の前端部とが当接することがない。又、他方側の後側板14fの外側面へ詰りセンサ15dを設けたことにより、排出筒14の回動移動時の回動バランスが良好になる。更に、詰りセンサ15dで穀粒移送の後側へ配設したことにより、移動用移送筒13から排出筒14内へ穀粒を排出したときに、詰まりセンサ15dへの穀粒の当接の減少を図ることができる。
【0069】
又、前記回動用モータ14bを移動螺旋軸9の軸心(ニ)に対して下側へ設け、ポテンションメータ15を軸心(ニ)に対して上側へ設け、回動用モータ14bとポテンションメータ15とを上下の対向位置へ位置させる。
【0070】
前記移動螺旋軸9の軸心(ニ)に対して、回動用モータ14bを下側へ、ポテンションメータ15を上側へ位置させて設けたことにより、排出筒14をコンパクトにすることができる。又、上下に配設したことで、この排出筒14の回動時のバランスが良好になる。
【0071】
又、前記排出筒14へ設けた回動用モータ14bとポテンションメータ15とを、移動螺旋軸9の軸心(ニ)に対して上下に対向位置へ位置させて配設すると共に、回動用モータ14bと詰りセンサ15dとを、排出筒14の排出口14aに対して前後の対向位置へ位置させて配設する。
【0072】
これにより、前記排出筒14をコンパクトに形成することができる。又、排出筒14の前後方向、及び上下方向のバランスが良好になる。更に、回動時の回動バランスを良好にすることができる。
【0073】
又、前記回動用モータ14bのモータギャー17bと、排出筒14の回動位置を検出するポテンションメータ15のギャー18cとへ噛合して回転駆動する後回動ギャー17cと前回動ギャー17fとの両者を、回動装置17の外支持パイプ16eへ軸支して設けたことにより、カウンタギャー等を有しないことにより、バックラッシュが少なくなり、これにより誤差が小さくなり、ポテンションメータ15の検出精度が向上する。これに伴って検出する制御も向上する。
【0074】
前記排出筒14の前側板14eへ設けた回動装置17、及び回動用モータ14b等を覆うモータ用カバー14cは、図16、及び図17で示すように、排出筒14の前側板14eへ着脱自在に設ける。
【0075】
前記モータ用カバー14cは、図16、及び図17で示すように、後側部を開口した箱形状に形成し、前側面の内側部と回動用モータ14bとは、所定隙間(最小限)を設けて略垂直状に形成して、前後方向の全巾(L1)を狭巾に形成する。
【0076】
更に、前記モータ用カバー14cは、前外側へ山形状に突出させた突出部14mを設け、この突出部14mの内側面と、支持軸16cの先端部へ螺合したナット16hとは、所定隙間(最小限)を有する構成である。このモータ用カバー14cは、排出筒14と同時に回動する。
【0077】
前記支持軸16cの前端部へ螺合したナット16h部と前外側へ山形状に突出させた突出部14mに入りこませることにより、このモータ用カバー14cをコンパクトにすることができる。又、排出穀粒を受ける大穀粒受袋を、排出筒14へ容易に着脱させることができる。
【0078】
前記モータ用カバー14cの左右方向の上部全巾(L2)と、下部全巾(L3)とは、図17で示すように、略同じ巾に形成すると共に、移動用移送筒13の外径(D)より、所定巾広く形成して設ける。
【0079】
これにより、これら排出筒14と、モータ用カバー14cとがコンパクトになる。又、排出穀粒を受ける大穀粒受袋の着脱が容易になる。
前記排出筒14の上側面とモータ用カバー14cの上側面部とには、図16、及び図17で示すように、排出筒14の前側へ設けた回動用モータ14bと操作装置21aとを接続するハーネス15aとを覆うハーネスカバー15bを着脱自在に設ける。
【0080】
前記ハーネスカバー15bは、図17で示すように、左右方向に所定巾で、又、上下方向に所定高さで略コ字形状に形成する。このハーネスカバー15bは、排出筒14の上側面へ略L字形状の取付板14nを固着して設けた構成であり、この取付板14nの左右両外側面へ重合させてボルト、及びナット等により、装着する。又、このハーネスカバー15bの前端部は、後方上部から前方下部へ所定角度(θ)で傾斜する傾斜面15cを形成する。
【0081】
前記排出筒14の上側面部と、モータ用カバー14cの上側面部とには、排出筒14を回動させる回動用モータ14bのハーネス15aを覆うハーネスカバー15bを設け、又、前端部には、前方下部へ傾斜する所定角度(θ)の傾斜面15cを設けたことにより、排出穀粒を受ける大穀粒受袋を、排出筒14部への着脱が容易である。
【0082】
前記モータ用カバー14cの天井部には、図18、及び図19で示すように、長方形状の開口孔14jを設ける。回動用モータ14bへ設けたハーネス15aは、モータ用カバー14cの天井部の開口孔14jを経て、このハーネスカバー15b内を通り、操作装置21aへ接続する。又、回動用モータ14bから前カプラ34aの間は、通常のハーネス15aであり、後カプラ34bからハーネスカバー14cの後端部までの間のハーネス15aは、スプリング状に形成して、伸縮する構成とし、排出筒14の回動に対して、ハーネス15aはスプリング状部で伸縮させる構成である。このハーネス15aは、ハーネスカバー15bの後側で、移動用移送筒13の外周上側面部へクランプ34cによって装着する。
【0083】
これにより、前記ハーネス15aを通す開口孔14jを設けても、ハーネスカバー14cで覆われることにより、外観形状の低下を防止できる。又、ハーネス15aの一部をスプリング状にしたことにより、排出筒14を回動させても、このハーネス15aが、スプリング状部で伸縮することにより、回動移動時に問題の発生を防止することができる。
【0084】
前記回動用モータ14bのハーネス15aは、図18、及び図19で示すように、ポテンションメータ15を取付ける支持メタル18aの左右両側の取付部の一方側を介してハーネスカバー15b内へ挿入して設ける。又、支持メタル18aは、移動用移送筒13の外蓋13bへ設けた支持軸16cの中心よりも上部へ配設する。
【0085】
これにより、前記回動用モータ14bのハーネス15aは、排出筒14の回動移動の軸心より、上部へ配設することができる。
前記前回動ギャー17fは、図16で示すように、皿バネ17e前側へ軸支して設け、回動装置17の回動支持部16dの前後方向の全巾を狭くした構成である。
【0086】
これにより、前記モータ用カバー14cの前後方向の全巾を狭く形成することができ、このために、排出筒14と、モータ用カバー14cとの両者の全巾が狭くなり、穀粒を受ける大穀粒受袋の交換が容易になる。
【0087】
前記モータ用カバー14cと、ハーネスカバー15bとを取り外し、支持軸16cの前外側端部へ螺合したナット16hを取り外すことにより、排出筒14と回動装置17の回動支持部16d等とよりなる排出筒14の部分組立品として、取り外し可能である。
【0088】
これにより、分解工数の低減を図ることができる。又、各ギャー17b,17c,17f,18cは噛合状態で分解されることにより、ポテンションメータ15と、これら各ギャー17b,17c,17f,18cとの関係位置が変わることがない。
【0089】
前記回動用モータ14bとポテンションメータ15とは、図16、及び図17で示すように、排出筒14の一方側である前側板14eの外側面へボルト、及びナット等により、装着して設けると共に、これの前側には、着脱自在にモータ用カバー14cをボルト、及びナット等により、排出筒14へ装着する。
【0090】
前記回動用モータ14b、及びポテンションメータ15の取付調整を行うときには、モータ用カバー14cを取り外した後に、これら回動用モータ14bとポテンションメータ15との取付用のボルト、及びナットをゆるめて、取付位置の調整を行う構成である。
【0091】
これにより、前記回動用モータ14bと、ポテンションメータ15とは、同じ取付面である排出筒14の前側板14eの外側面へ設けると共に、これらの回動用モータ14bと、ポテンションメータ15の外側へ設けたモータ用カバー14cを取り外すことにより、両者の取付位置を容易に調整することができる。
【0092】
前記排出筒14の前側面の外側へ設けたモータ用カバー14cの底面部は、図16で示すように、前方上部から後方下部へ向けて、下り傾斜状態に形成して設ける。
これにより、前記排出筒14の排出口14aから機外へ排出される穀粒を穀粒受袋で受けるときに、この穀粒受袋を排出筒14への装着、及び取り外しを行うときに、穀粒受袋の緑がモータ用カバー14cへ引っ掛かることがなく、スムーズに穀粒受袋の交換ができる。
【0093】
前記排出筒14の上側部へ設けたハーネスカバー15bの後端部は、図16、及び図17で示すように、モータ用カバー14c、及びハーネスカバー15b等内へ回動用モータ14bから発生した熱気がこもることを防止して、熱を逃すために、開口部15eを形成する。
【0094】
これにより、前記回動用モータ14bの冷却を効率的に行うことができる。
前記移送排出筒装置6の固定用移送筒8の前方部の所定位置を支持するオーガ受装置33の全高を高くして、従来は排出筒14部が所定角度で上方へ位置すべく、前方の先端部を高所位置とし、後方基部を低所位置として、所定角度に傾斜させて設けた構成であったが、これをこの排出筒14部が回動移動する構成としたことにより、図6で示すように、前後方向に略水平状態に支持させるべくオーガ受装置33の受主柱33aの全高を低くして、この受主柱33aの上端部には、受ガイド33bを設け、この受ガイド33bで略水平状態に支持させる。又、これら固定用移送筒8と移動用移送筒13の地上高を低くしたことにより、コンバイン1の収納スペースを低くすることができる。
【0095】
前記移送排出筒装置6の固定用移送筒8、及び移動用移送筒13は、最下端位置を略水平状態に下降制御されることにより、操作が簡単である。又、コンバイン1の収納スペースを低くすることができる。
【0096】
前記オーガ受装置33は、図6で示すように、如く上下方向へ受主柱33aを、従来の如く調節方式でなく固定方式とし、排出筒14の排穀口14aを収穫作業時には、上方へ回動移動させることができる構成としたことにより、地上面より、排出筒14の最下面までの高さは、従来の排出筒14と同じ地上高を得ることができる。
【0097】
前記操作装置21aには、図20、及び図21で示すように、この操作装置21aの表面板21hの外側面と内側面とには、移送排出筒装置6と排出筒14等とを、操作する各種レバーとスイッチ等とを設けている。
【0098】
前記エンジン21cの回転動力を、穀粒移送排出経路へ回転駆動動力を、手動で「入」−「切」操作する回動自在な排出クラッチレバー25aを設けている。図22で示すように、この排出クラッチレバー25aの「入」−「切」操作により、エンジン21のエンジンプーリ21dと、穀粒貯留タンク4cの底部へ軸支したタンク移送螺旋4dの一方側の端部へ軸支したタンクプーリ4eとには、ベルト21eを掛け渡している。このベルト21eを「始動」−「停止」する回動自在に排出クラッチ装置26aを「入」−「切」操作すべく設け、この排出クラッチ装置26aと排出クラッチレバー25aとは、ワイヤ35で接続した構成である。排出クラッチレバー25aの「入」操作により、穀粒貯留タンク4c内のタンク移送螺旋4d、及びその他の穀粒移送経路である縦移送筒5内の縦移送螺旋5aと、移送排出筒装置6内の固定移送螺旋7、後・中・前移動移送螺旋10,12,11等が回転駆動されて、穀粒を排出筒14の排出口14aから機外へ排出する構成である。
【0099】
前記操作装置21aには、移送排出筒装置6を上昇、下降、左旋回、右旋回させるときに操作する操作スイッチレバー25bと、排出筒14の左回動、右回動、及び移動用移送筒13の伸張と短縮させるときに操作する回動スイッチレバー25dと、移動用移送筒13の伸張位置を設定するダイヤル方式の位置セットダイヤル25c等とを設けている。
【0100】
又、前記移送排出筒装置6を自動で旋回、伸張、収縮を行わせるときに個別に操作する自動伸縮スイッチ26bと、移送排出筒装置6を緊急停止させるときに操作する緊急停止スイッチ26cと、オーガ停止スイッチ26d等とを設けている。
【0101】
前記各レバー25a,25b,25d、ダイヤル25c等と、各スイッチ25b,26c,26d等との操作が操作装置21aへ内装した制御装置21fへ入力されて、各部が制御される構成である。
【0102】
前記固定用移送筒8に長手方向へ伸縮自在な移動用移送筒13を挿入して設けている。図23で示すように、圃場から水路を経て、農道上のトラックの荷台へコンバイン1の穀粒貯留タンク4c内へ貯留した貯留穀粒を排出するときには、図20で示す操作装置21aの操作スイッチレバー25bと、自動伸縮スイッチ26bと位置セットダイヤル25cとを操作して、トラックの荷台の上側の所定位置へ移動用移送筒13の前端部へ設けた排出筒14を位置させる。
【0103】
又、その後に前記回動スイッチレバー25dを操作して、排出筒14の排出口14aを真下へ回動させる。更に、その後に排出スイッチレバー25aを操作して、排出作業を開始する。
【0104】
排出作業が終了すると、前記排出筒14の排出口14aを、図23で示すように、回動スイッチレバー25dを操作して、排出筒14の排出口14aを上向きに回動させる構成である。
【0105】
図24で示すように、前記排出筒14の排出口14aからトラックの荷台へ穀粒を均等に排出させるときは、図20で示す回動スイッチレバー25dを左側、又は右側へ回動させて均等に穀粒をトラックの荷台へ排出される。
【0106】
図25で示すように、前記移送排出筒装置6を収納位置へ操作するときには、自動伸縮スイッチ26bを収納側へ操作することにより、自動収納されると共に、排出筒14の排出口14aが上方へ回動する構成である。
【0107】
図27で示すように、手動操作により、移送排出筒装置6の移動用移送筒13が最短縮状態位置へ操作されたときに、この最短縮状態位置で停止すべく規制するために、図26で示すように、移動排出筒13の移送終端部へ後方へ突出させて設けたローラ装置37の接続具37aの後側面を当接させて、最短縮停止位置を規制すべく、固定用移送筒8の外径部の所定位置(最短停止位置)ヘストッパ装置36を設けている。このストッパ装置36は、固定用移送筒8の外径部へL字状の取付板36aを設け、この取付板36aには、弾発材のゴム材、又は樹脂材等よりなるストッパ36bを取付ピン36cとナット36dとで装着した構成である。又、固定用移送筒8にフック36eをフックピン36fで回動自在に設けると共に、移動用移送筒13に支持ピン36hを設け、最伸張位置でフック36eにより、移動を固定する構成である。
【0108】
これにより、前記移送排出筒装置6の移動用移送筒13を強く収縮移動操作したときであっても、ローラ装置37は、弾発材のストッパ36bへ当接することにより、静かに停止し、異音の発生を防止できると共に、当接による破損を防止することができる。又、最伸張位置で固定できることにより、破損防止ができる。
【0109】
手動操作により、前記移送排出筒装置6を伸縮移動操作する構成において、この移送排出筒装置6の固定用移送筒8へ伸縮自在に挿入した移動用移送筒13は、レバー38の操作により、図27〜図29で示すように、手動で収縮、又は伸張させる構成において、移動用移送筒13の移送始端部には、図29で示すように、ローラ装置37を設けている。このローラ装置37は、ローラ受具37aの後端部より、外径部が突出するローラ37bをローラピン37cで軸支して設けると共に、ローラ受具37aの上側後部に後支持ボス37dを設け、又、移動用移送筒13の外径部に前支持ボス37eを設け、これら後・前支持ボス37d,37e間には、弾発するスプリング37fを挿入した構成である。移動用移送筒13をレバー38の操作により、最短縮状態位置へ移動操作すると、ローラ37bの外周部が固定用移送筒8の引継メタル5cへ当接して停止するが、この当接のときにスプリング37fの弾発により、当接のときの衝撃を緩和させる構成である。
【0110】
これにより、前記固定用移送筒8へ伸縮自在に挿入した移動用移送筒13を最短縮位置へ操作したときに、当接時の衝撃音の緩和がスプリング37fで行われることにより、静かである。又、当接による破損を防止できる。
【0111】
図30で示すように、移送排出筒装置6の移動用移送筒13へ軸支した移動螺旋軸9の移送始端部側と移送終端部側とへ軸支して設けた後移動移送螺旋10の移動螺旋プレート10cと、前移動移送螺旋11の移動螺旋プレート11cとは、焼入れを施したり、又は板厚を厚くして設けた構成である。
【0112】
これにより、前記前・後移動移送螺旋11,10と、中間に設けた中移動移送螺旋12との強度バランスの向上を図っている。
図30で示すように、移動用移送筒13へ軸支内装した六角形状の移動螺旋軸9の移送終端部側へ挿入し、軸支して設けた前移動移送螺旋11は、図31で示すように、移動螺旋軸9へ挿入して軸支する前固定ボス11aを廃止して、この移動螺旋軸9の外径部へ直接移動螺旋プレート11cを挿入して、例えば、熔接等により、固着して設けている。このときは、この移動螺旋プレート11cの内径は、略移動螺旋軸9の外径と同じにして設けた構成である。又、中移動移送螺旋12と結合する結合部には、溝を設けて結合させる構成としている。
【0113】
これにより、大巾なコスト低減、及び重量のダウンを図ることができる。
図30で示すように、移動用移送筒13へ軸支内装した六角形状の移動螺旋軸9の移送始端部側へ挿入し、軸支して設けた後移動移送螺旋10の移動螺旋プレート10cには、図32で示すように、外径を小径形状に形成した小移動螺旋プレート10eを固着して設け、二重形状にして強度アップを図った構成である。
【0114】
これにより、前記固定移送螺旋7より、穀粒を引継ぎする後移動移送螺旋10の移動螺旋プレート10cの摩耗が一番多いが、これで解消することができる。
前記移送排出筒装置6の固定用移送筒8へ設けた支持メタル27の後側で、この固定用移送筒8の外周下側に、図30で示すように、掃除用孔38aを設けて、泥、及び塵埃等をこの掃除用孔38aより、移動用移送筒13が最伸張時に排出させて、除去する構成である。
【0115】
これにより、前記固定用移送筒8へ挿入して、伸縮自在な移動用移送筒13の伸縮移動がスムーズになる。
前記移送排出筒装置6の移動用移送筒13へ軸支内装した後移動移送螺旋10の移動螺旋プレート10cの後側面に後方へ向けて、図33で示すように、樹脂材等よりなる引継羽根38bを装着して設けている。この引継羽根38bの外径は、移動螺旋プレート10cと略同じ外径に形成すると共に、内径は、支持メタル27の内ボス27fの外径と略同じ外径に形成している。この引継羽根38bにより、固定用移送筒8へ軸支内装した固定移送螺旋7から後移動移送螺旋10への引継ぎ部での詰りを防止する構成である。又、図33の移動用移送筒13を分割して、接合した構成で示す。
【0116】
これにより、前記固定移送螺旋7から後移動移送螺旋10への引継ぎ部での詰りを発生を、引継羽根38bにより、除去することにより、この引継ぎ部での穀粒、及び藁屑等の詰りを防止することができる。
【0117】
前記移送排出筒装置6固定用移送筒8の移送終端部を、図34で示すように、径大8cに形成して、移動用移送筒13の内径(d1)との間の隙間を少隙間にし、穀粒の漏下を防止した構成である。又、移動用移送筒13のパイプ外径を溶接として、継目は、図35で示すように、略真下位置へ位置させて設けた構成である。
【0118】
これにより、前記支持メタル27を小型、及び軽量化ができると共に、コスト低減が可能である。又、穀粒の漏下を防止できる。更に、移動用移送筒13のパイプ外径を熔接としたことにより、強度アップを図ることができる。
【0119】
前記移送排出筒装置6の固定用移送筒8の外径部へ挿入した移動用移送筒13は、図36で示すように、共振点(ホ)の前後所定距離(へ)間では停止しないように、伸縮移動装置9aの移動用モータ9bを制御装置21fで停止制御しない構成である。
【0120】
これにより、共振点(ホ)の近傍部では、移動用移送筒13を停止させないことにより、異常振動の防止ができる。
手動移動方式の前記移送排出筒装置6の固定用移送筒8へ設けた支持メタル27には、図37、及び図38で示すように、回動装置39を設け、この回動装置39は、ホルダ39aへローラ39dを、支持軸39bと前後両側の各ベアリング39cとで軸支して設けている。ホルダ39aへ設けたローラ39dの外周部(ト)形状は、移動用移送筒13の内径(d1)と同じ形状に形成して設け、ホルダ39aのローラ39dの外周部(ト)が移動用移送筒13の内径(d1)部をスムーズに回転移動する構成である。
【0121】
これにより、前記移動用移送筒13の伸縮移動がスムーズである。又、この移動用移送筒13の変形を防止することができる。
手動移動方式の前記移送排出筒装置6の移動用移送筒13と固定用移送筒8との間には、図36、及び図39で示すように、ボールベアリング8dを複数個設け、この移動用移送筒13を支持させた構成である。
【0122】
これにより、前記移動用移送筒13と固定用移送筒8との同心度が良好となり、この移動用移送筒13の伸縮移動がスムーズである。又、振動を防止できる。
手動移動方式の前記移送排出筒装置6の移動用移送筒13へ設けたローラ装置37のローラ受具37aと、固定用移送筒8へ設けたストッパ装置36の取付板36aとの間には、図40で示すように、スプリング36jを設けた構成である。
【0123】
これにより、前記固定用移送筒8へ設けたフック36eでロック解除するときは、移動用移送筒13でスプリング36jを押すことにより、フック36eでロックしたロック解除が容易となり、この移動用移送筒13の伸縮移動をスムーズに行うことができる。
【0124】
手動移動方式の前記移送排出筒装置6の固定用移送筒8へ設けた支持メタル27へ装着した回動装置39のローラ39d部には、図37、図38、及び図41で示すように、このローラ39dが突出する開口部40aを設けた所定厚みの布材等よりなるシール部材40を支持メタル27の外周部へ設けている。このシール部材40は、図41で示すように、開口部40aは、ローラ39dの取付部へ塵埃等の進入を防止すべく全周をカバーする広巾(H1)に形成し、その他の部分は、摺動抵抗を低下させるために狭巾(H2)に形成して設けた構成である。又、前記ローラ39dは、支持軸39bと、ベアリング39cとの組立品として、ホルダ39aには、十字状の孔を設けて、この孔部へローラ39d等の組立品を上部より、落し込みして組立する構成である。
【0125】
これにより、前記移動用移送筒13の手動による伸縮移動の荷重の低減を図ることができる。又、分解、及び組立を容易にしている。
手動移動方式の前記移送排出筒装置6の移動用移送筒13の外周下側部へ設けた支持具41へ回動自在に軸支したレバー38の操作により、固定具41aが回動移動して、この固定具41aが固定用移送筒8の外周部へ当接状態に操作して、移動用移送筒13の伸縮移動を停止したり、又は当接しない状態に操作して、移動用移送筒13が伸縮移動する構成において、図42で示すように、リタンスプリング41bをレバー38へ内装して、外観より、見えない状態にして設けた構成である。
【0126】
前記固定具41aの先端部へ設けたブレーキ具41cの押圧部のR形状は図43で示すように、固定用移送筒8の外径(D4)の形状と略同じ形状にして設けた構成である。
これらにより、前記支持具41の外観形状の向上を図ることができると共に、ブレーキ力の向上を図ることができる。
【0127】
前記移動用移送筒13の前端部へ設けた排出筒14の一方側の横外側面には、図44、及び図45で示すように、排出クラッチレバー25aを回動自在に軸支する排出レバーボックス42を装着すると共に、排出筒14の上外側面には、排出スイッチレバー25bを装着するスイッチボックス43を設けた構成である。
【0128】
これにより、前記排出クラッチレバー25aを操作するときに、排出スイッチレバー25bへ操作する手が当たることがない。又、排出スイッチレバー25bを操作するときに、排出クラッチレバー25aへ操作する手が当たることがない。
【図面の簡単な説明】
【0129】
【図1】固定用移送筒と移動用移送筒部との拡大側断面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】固定用移送筒と移動用移送筒部との拡大側断面図
【図4】終端シールと終端補助シールとの拡大展開平面図
【図5】終端シールと終端補助シールとの拡大展開側面図
【図6】コンバインの左側全体側面図
【図7】移送排出筒装置部の最短縮時の側面図
【図8】移送排出筒装置部の伸張途中時の側面図
【図9】移送排出筒装置部の最伸張時の側面図
【図10】前・中・後移動移送螺旋の拡大側面斜視図
【図11】中移動移送螺旋の拡大側面図
【図12】中移動移送螺旋の拡大側面斜視図
【図13】移送排出筒装置の昇降回動部の拡大側面図
【図14】移送排出筒装置の昇降回動部の拡大平面図
【図15】移動用移送筒の移送終端部の拡大側面図
【図16】排出筒部と回動装置部との拡大側断面図
【図17】排出筒部と回動装置部との拡大正断面図
【図18】ハーネス配策部の拡大側断面図
【図19】ハーネス配策部の拡大正断面図
【図20】操作装置部の拡大平面図
【図21】操作装置部の一部の拡大側面図
【図22】排出クラッチレバー部と排出クラッチ装置部との平面図
【図23】移送排出筒装置部の作用時の側面斜視図
【図24】排出筒部の作用時の正面図
【図25】移送排出筒装置の収納時の作用側面図
【図26】他の実施例を示す図で、ローラ装置部とストッパ装置部との拡大側面図
【図27】他の実施例を示す図で、手動操作式の移送排出筒装置の最短縮時の側面図
【図28】他の実施例を示す図で、手動操作式の移送排出筒装置の最伸張時の側面図
【図29】他の実施例を示す図で、手動操作式の移送排出筒装置のローラ装置部の拡大側面図
【図30】他の実施例を示す図で、移送排出筒装置の側面図
【図31】他の実施例を示す図で、移送排出筒装置の前移動移送螺旋部の拡大側面図
【図32】他の実施例を示す図で、移送排出筒装置の後移動移送螺旋部の拡大側面図
【図33】他の実施例を示す図で、移送排出筒装置の引継羽根部の拡大側面図
【図34】他の実施例を示す図で、固定用移送筒の移送終端部の拡大側断面図
【図35】他の実施例を示す図で、図34のB−B断面図
【図36】他の実施例を示す図で、移送排出筒装置部の側面図
【図37】他の実施例を示す図で、回動装置部の拡大側断面図
【図38】他の実施例を示す図で、図37のC−C断面図
【図39】他の実施例を示す図で、図36のE−E拡大断面図
【図40】他の実施例を示す図で、ローラ装置とストッパ装置とフックとの拡大側面図
【図41】他の実施例を示す図で、シール部材の拡大展開平面図
【図42】他の実施例を示す図で、支持具とレバーと固定具との拡大側面図
【図43】他の実施例を示す図で、ブレーキ具の拡大正面図
【図44】他の実施例を示す図で、排出レバーボックスとスイッチボックスとの拡大側面図
【図45】他の実施例を示す図で、排出レバーボックスとスイッチボックスとの拡大正面図
【符号の説明】
【0130】
6 移送排出筒装置
8 固定用移送筒
13 移動用移送筒
14 排出筒
14a 排出口
27 支持メタル
27c 終端シール
27d 手前シール
27e 終端補助シール
D1 外径
D2 外径
D3 外径
d1 内径
M1 外径
M2 小外径




 

 


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