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コンバイン - 井関農機株式会社
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発明の名称 コンバイン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−6815(P2007−6815A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−193503(P2005−193503)
出願日 平成17年7月1日(2005.7.1)
代理人 【識別番号】100096541
【弁理士】
【氏名又は名称】松永 孝義
発明者 里路 久幸
要約 課題
排出オーガの張り出しや収納の操作性が良く、作業全体の作業能率の良いコンバインの提供である。

解決手段
穀粒一時貯留用のグレンタンクと脱穀後の穀粒を外部へ排出する排出オーガ(18)を備えたコンバイン(1)において、前記排出オーガ(18)は穀粒の排出口を有する先端部側(18a)と、前記グレンタンクからの穀粒を導入する基部側(18b)からなり、先端部側のオーガ(18a)と基部側のオーガ(18b)の接続部(42)において張り出しと折り畳みが自在な構成である。そして前記基部側のオーガ(18b)の近傍に前記張り出しと折り畳みを行うための動力源(33)、(35)を設けている。また、前記動力源として、ガスダンパー(35)及び電動モータ(33)を組み合わせて用いても良い。
特許請求の範囲
【請求項1】
穀粒一時貯留用のグレンタンクと脱穀後の穀粒を外部へ排出する排出オーガ(18)を備えたコンバイン(1)において、
前記排出オーガ(18)は穀粒の排出口を有する先端部側オーガ(18a)と、前記グレンタンクからの穀粒を導入する基部側オーガ(18b)からなり、先端部側オーガ(18a)と基部側オーガ(18b)の接続部(42)において張り出しと折り畳みが自在な構成であり、前記基部側オーガ(18b)の近傍に排出オーガ(18)の張り出しを行うための動力源(33、35)を設けたことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
前記動力源(33、35)は、ガスダンパー(35)及び電動モータ(33)の組み合わせとしたことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、脱穀穀粒貯溜用の排出オーガを備えたコンバインに関する。
【背景技術】
【0002】
コンバインはエンジンを搭載し、エンジンの発生する動力をコンバインの走行、刈取、脱穀などに使用するが、刈取装置で刈り取った穀稈は脱穀装置に送られ、脱穀された後、グレンタンクに一時的に貯留される。グレンタンクに貯留されている穀粒は排出オーガによってトラックなどに排出されたり、袋詰めにされた後、搬出されて利用される。
【0003】
上記穀粒の排出オーガとしては、オーガ内に穀粒搬送用のスクリュウコンベヤを備え、該コンベヤにより穀粒をオーガの排出口まで運ぶものがある。そして該排出オーガが起立格納姿勢(オーガが立った状態と折り畳まれた状態)と傾斜袋詰め作用姿勢(オーガが寝た状態)とに切り替えられるコンバインが提案されている。
【特許文献1】特開平2004−173528号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載された発明では、排出オーガの起立や格納、すなわち張り出しを手動で行っている。そして例えば手動式のハンドルを回して行う場合には、ハンドルが重いために労力や時間を要し、排出オーガの張り出しや収納の操作性が悪く、作業全体の作業能率の向上が望めない。
【0005】
本発明の課題は、排出オーガの張り出しや収納の操作性が良く、作業全体の作業能率の良いコンバインの提供である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、穀粒一時貯留用のグレンタンクと脱穀後の穀粒を外部へ排出する排出オーガ(18)を備えたコンバイン(1)において、前記排出オーガ(18)は穀粒の排出口を有する先端部側オーガ(18a)と、前記グレンタンクからの穀粒を導入する基部側オーガ(18b)からなり、先端部側オーガ(18a)と基部側オーガ(18b)の接続部(42)において張り出しと折り畳みが自在な構成であり、前記基部側オーガ(18b)の近傍に排出オーガ(18)の張り出しを行うための動力源(33、35)を設け
たコンバインである。
請求項2記載の発明は、前記動力源(33、35)は、ガスダンパー(35)及び電動モータ(33)の組み合わせとした請求項1記載のコンバインである。
【発明の効果】
【0007】
請求項1記載の発明によれば、排出オーガ(18)の張り出しと収納操作を安全に、また容易に行うことができる。そして排出オーガ(18)の張り出しや収納の操作性が良く、作業全体の作業能率の良いコンバインの提供が可能となる。
【0008】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて排出オーガ18の張り出しと収納操作を電動モータ(33)及びガスダンパー(35)で行えるので安全に、また容易に行うことができる。更に排出オーガ(18)の張り出しと収納操作がガスダンパ(35)及び電動モータ(33)を組み合わせることにより行うことができ、電動モータ(33)のコンパクト化が図れ、小型で使いやすくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図1には本発明の一実施例によるコンバインの左側面図を示す。図2には図1のコンバインの主に排出オーガの作動態様を示す正面図であり、図3には図1のコンバインの平面図を示し、図4には図1のコンバインの背面図を示す。なお、本明細書で、左側及び右側とはコンバインが前進する方向に向かっての方向を言う。
【0010】
コンバイン1の走行フレーム2の前方部には、立毛穀稈を刈り取る刈取機6を設けると共に、上側部には刈り取り穀稈を脱穀する脱穀機15と、脱穀済みで選別済み穀粒を貯留するグレンタンク30とを載置して設けている。コンバイン1には、この貯留穀粒を機外へ排出する穀粒移送排出オーガ18をグレンタンク30の後側に設けており、該排出オーガ18を一方側である機体1a右側の側方外側へ回動移動自在な構成としている。排出オーガ18は、基部側オーガ18bの上側へ折り畳み自在な先端部側オーガ18aを設けた構成である。
【0011】
前記排出オーガ18の先端部側オーガ18aを収納状態位置へ回動移動操作するときには、この先端部側オーガ18aを折り畳み状態へ操作した後に、所定の最終収納位置へ回動移動操作する。回動移動操作終了後に、排出オーガ18の後側に設けたロックレバー11aの操作により、この排出オーガ18をロック状態にして、固定する構成である。先端部側オーガ18aの先端部の移送終端部には、移送穀粒を機外へ排出する排穀口12aを有する排出筒12を設けた構成である。これら排出オーガ18の先端部側オーガ18aと、基部側オーガ18b等を図面を用いて説明する。
【0012】
前記コンバイン1の走行フレーム2の下側には、図1で示すように土壌面を走行する左右一対のクローラ4を張設した走行装置3を配設し、走行フレーム2の上側面には脱穀機15を載置した構成である。走行フレーム2の前方部の刈取機6で立毛穀稈を刈り取りし、この刈り取り穀稈は、前記刈取機6で後方上部へ移送され、脱穀機15のフィードチェーン7aと、挟持杆7bとで引き継ぎされて、挟持移送されながら脱穀される。脱穀済みで選別済みの穀粒は、一番揚穀筒16で揚送され、脱穀機15の右横側に配設したグレンタンク30に供給され、グレンタンク30内に一時貯留される。グレンタンク30は前後方向に穀粒を移送するタンク移送螺旋32aを底部に軸支内装している。
【0013】
前記走行フレーム2の前方部には、図1で示すように未刈り穀稈の機体1a側への倒れ込みを防止案内するナローガイド13aと、前端位置から立毛穀稈を分離する各分草体13bと、立毛穀稈を引き起こす各引起装置13c、引き起こされた穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置14の各掻込装置14aと、掻込された穀稈を刈り取る刈刃装置13dと、脱穀機15のフィードチェーン7aへ受け渡しする穀稈掻込移送装置14の根元・穂先移送装置14b・14c等からなる刈取機6を設けている。該刈取機6は、油圧駆動による伸縮シリンダ16dにより、土壌面に対して、昇降自在に移動する構成である。
【0014】
前記刈取機6の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆16aの上端部には、左右方向に支持パイプ杆16bを設け、この支持パイプ杆16bを走行フレーム2の上側面に設けた支持装置16cで回動自在に支持させて、伸縮シリンダ16dの作動により、刈取機6は支持パイプ杆16bを回動中心として、上下に回動する構成である。
【0015】
前記刈取機6の穀稈掻込移送装置14によって形成される穀稈移送経路中には、刈り取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機15へ穀稈の扱ぎ深を調節するための穀稈センサ4aを設けている。
【0016】
前記グレンタンク30側の前部には図3で示すようにコンバイン1を始動、停止、及び各部の調節等の操作を行う制御装置17aと、これら操作を行う作業者が搭乗する操縦席17bとを設け、この操縦席17bの下側で、走行フレーム2の上面側には、エンジン17を載置すると共に、後方部にはグレンタンク30を配設する。これら走行装置3と、刈取機6と、脱穀機15と、エンジン17等により、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。
【0017】
前記走行フレーム2の前端部に装架した走行用のミッションケース19内の伝動機構19aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンショメーター方式の車速センサ19bを設けている。
【0018】
次に前記グレンタンク30内へ貯留した貯留穀粒を機外へ排出する構成について説明する。このグレンタンク30の後側には、図1から図4で示すように、このグレンタンク30の前後方向へ軸支内装したタンク移送螺旋32aの移送終端側の後端部を軸支する後支持メタル32cは、グレンタンク30の後側板32bの外側面へ装着して設けた構成である。そしてタンク移送螺旋32aの移送前端側は、前板側32dへ設けた前支持メタル32eで軸支した構成である。
【0019】
支持メタル32cには、図1から図4で示すように下部移送螺旋9bを回転自在に軸支内装した基部側オーガ18bと、上部移送螺旋9aを回転自在に軸支内装した先端部側オーガ18aとよりなる排出オーガ18を設け、この基部側オーガ18bの基部である下端へ装着した下部回動メタル8bを、回動中心(ロ)(図4)として回動自在に装着して設けた構成である。これら下部回動メタル8bと、先端部・基部側排出オーガ18a、18bよりなる排出オーガ18とは、一体で、例えばコンバイン1の機体1aの右側方外側へ回動自在な構成である。
【0020】
前記排出オーガ18の先端部側オーガ18aの移送終端側には、図2に示すように開口部10bを設け、この開口部10bで、先端部側オーガ18aの外径部に、移送されてくる穀粒を機外へ排出する排穀口12aを設けた排出筒12を先端部側オーガ18aの外径部に固着、又はボルト、及びナット等により装着して設けた構成である。
【0021】
前記排出オーガ18は、上下方向所定位置の連結部42で二分割した構成であり、この分割位置は、この排出オーガ18の上下方向略中間位置(イ)として、先端部側オーガ18aを折り畳み自在な構成である。即ち基部側オーガ18bの移送終端の上端部と、先端部側オーガ18aの移送始端の下端部との位置で、この先端部側オーガ18aを折り畳み自在な構成である。これら先端部・基部側排出オーガ18a、18bを係合状態、又はこの基部側オーガ18bに対して、先端部側オーガ18aを折り畳み状態にする係合具9dを両者に設け、これら各係合具9dにはそれぞれ突出部9eを設けて、この各突出部9eを回動自在に軸支する支持軸10cを挿入して設け、これらの係合具9dと支持軸10cとにより、基部側オーガ18bが係合しているときには、前記係合がロック状態になる構成である。そして折り畳みの時には、前記係合がロック解除になる構成である。
【0022】
前記排出オーガ18の先端部・基部側排出オーガ18a、18bへ軸支内装した上部・下部移送螺旋9a、9bの係合部には、各クラッチ爪(図示せず)を設けて、先端部側オーガ18aを折り畳む時に、噛合、及び離脱を容易にした構成である。
【0023】
そして前記排出オーガ18により、グレンタンク30内の穀粒の排出作業が終了して、先端部側オーガ18aを図2のように基部側オーガ18bに対して、収納状態である折り畳み状態に操作して、排出オーガ18の先端部側オーガ18aを、収納状態位置へ操作することにより、排出オーガ18の基部側オーガ18bは、順次垂直の起立状態になると共に、先端部側オーガ18aは、グレンタンク30の上方部を通過して、順次最終収納状態位置の脱穀機15の上側へ移動する構成である。
【0024】
前記グレンタンク30内の貯留穀粒を機外へ排出する排出オーガ18の基部側オーガ18b上側の折り畳み自在な先端部側オーガ18aを、収納状態位置へ操作するときは、この先端部側オーガ18aを折り畳み状態にして、回動移動動作すると、グレンタンク30の上方部を通過して、順次最終収納状態位置の高さ位置の脱穀機15の上側へ移動することにより、先端部側オーガ18aは、折り畳み状態で収納されることにより安全に収納することができる。
【0025】
図5には本発明の一実施例である排出オーガのブレーキ装置部の拡大側面斜視図を示す。ブレーキ装置20は、図5に示すように後支持メタル32cの外周部へ取付板21aを固着して設け、この取付板21aには支持ピン21bを固着して設けた構成である。
【0026】
また、下部回動メタル8bには、長孔22bを設けた回動板22aを装着して設け、この回動板22aの長孔22b部を、取付板21aの支持ピン21bへ挿入し、回動板22aの外側面で、支持ピン21bには、複数個のブレーキ板23aを挿入すると共に、この各ブレーキ板の外側で、支持ピン21bには、各ナット23bを螺挿入した構成である。この各ナット23bの螺挿入位置により、ブレーキ力の調節ができる構成である。
【0027】
前記排出オーガ18は、右側方外側の所定高さ位置へ回動操作しても、ブレーキ装置20によって、所定の調節位置で保持される構成である。このブレーキ装置20は、排出オーガ18を収納状態へ操作したときでも操作できる構成であり、ブレーキを負荷させて振動低減を図った構成である。
【0028】
図6には本発明の一実施例である排出オーガ18の先端部側オーガ18aと基部側オーガ18bの連結部分の拡大正面図を示す。図6で示すように排出オーガ18の先端部側オーガ18aの移送始端部に設けた係合具9dと、基部側オーガ18bの移送終端部に設けた係合具9dとの連結部42より、先端部側オーガ18aを折り畳み操作したときに、先端部側オーガ18aの係合具9dが当接して所定位置で停止させる保持ストッパー9fを、基部側オーガ18bに装着した係合具9dの突出部32f(図3)の下側部に設けている。
【0029】
更に、先端部側オーガ18aを折り畳み状態へ操作したときは、先端部・基部側排出オーガ18a、18bの外径へ設けた支持板26b、26a間へ支持杆26cを挿入して支持させ、折り畳んだ先端部側オーガ18aの戻りを防止している。更に、支持板26aの挿入部を回動中心としている。そして先端部側オーガ18aを直線状態に操作したときは、基部側オーガ18bに設けた上下の支持板26a、26a間へ支持杆26cを差し替え挿入して、収納状態にする構成である。
【0030】
前記基部側オーガ18bの上部の外径部には、コ字形状の保持板27aを設け、この保持板27aには、略L字状の保持杆27bを取り付け、この保持杆27bの一方側(挿入側)の下部には、ナット27cを螺挿入した構成である。そして基部側オーガ18bを直線状態に操作したときには、この基部側オーガ18bの係合具9dを押さえ付けて保持杆27bにより保持する構成である。
これにより、強度確保、及びコストダウンが図れ、またコンパクト化も図ることができる。そして先端部側オーガ18aの折り畳みの戻りを防止することができる。
【0031】
図7には本発明の一実施例によるコンバインの背面図を示す。
脱穀後の穀粒を外部へ排出する排出オーガ18を備えたコンバイン1において、前記排出オーガ18の穀粒搬入部付近には電動モータ33などの動力源を設けている。本実施例では排出オーガ18の機体右方向への張り出しと収納を、前記電動モータ33の動力により行う構成としている。本実施例では排出オーガ18の下部に電動モータ33を設けている例を示しているが、電動モータ33ではなく、パワーシリンダーを用いても良い。
【0032】
パワーシリンダーは、コンバイン1本体の油圧ポンプとは関係がなく、シリンダー自体に独立の油圧回路を持っておりエンジン動力の油圧ポンプで動く構成である。そして油圧ポンプが作動すると油圧ポンプがパワーシリンダー内の油を油圧回路へ送る構成である。一方、電動モータ33は、電動モータ33内のオーガ駆動ギア34と、従動ギア37の歯車が噛合して回動することで従動ギア37を回動させる。従動ギア37は、基部側オーガ18bの回動中心と同軸上に回動支点を持ち、モータ33の駆動軸40に固着されたオーガ駆動ギア34と噛合する歯を外周部側面に設けている。そして従動ギア37の周辺部に長穴37bを設けており、その長穴37bにはピン37aが挿入されている。電動モータ33が作動して電動モータ33内のオーガ駆動ギア34と従動ギア37の歯車が噛合して従動ギア37が矢印A方向に回動すると、長穴37bも矢印A方向に回動してピン37aの位置で止まる。このような従動ギア37の動きに連動して、従動ギア37の回動中心と同軸上に回動支点を持つ排出オーガ18が回動する構成である。
本構成を採用することにより、従来は手動式であった排出オーガ18の張り出しと収納操作を電動、または油圧で行えるので安全に、また容易に行うことができる。
【0033】
図9には本発明の一実施例によるコンバインの排出オーガの下部の拡大背面図を示す。また、前記排出オーガ18の基部付近には、本実施例ではガスダンパー35を電動モータ33と組み合わせている。そして該排出オーガ18の機体右方向への張り出しと収納を、前記ガスダンパー35と電動モータ33の動力により行う構成としている。
【0034】
また図9に示すようにガスダンパー35はシリンダ35aと伸縮ロッド35bからなり、基部側オーガ18bに取り付けられたガスダンパー支持部材36の先端にガスダンパー35を構成するシリンダ35aの基部が回動自在に取り付けられており、伸縮ロッド35bの先端は走行フレーム2に立設された支持部材フレーム41の一端に回動自在に取り付けられている。ピン37aは、排出オーガ18の径方向に、排出オーガ18の周面に直行するように設けられた支持部材36と接続している。
【0035】
そして上記のように電動モータ33が作動して従動ギア37が回動すると、排出オーガ18に支持部材36を介して取り付けられたガスダンパー35が作動することで、動力が支持部材36に伝達されて排出オーガ18を作動させる構成である。
ガスダンパー35のみであると、推力が弱く、また推力を強くすると、ガスダンパー35の装置自体が重くなってしまうが、本構成のように電動モータ33でガスダンパー35を補助することにより排出オーガ18の収納操作を容易に行うことができる。
【0036】
また図8には排出オーガ18の水平に対する傾斜角度である排出角度θ(図7)と排出オーガ18の回動トルクとの関係を示す。図8中、実線aは、電動モータ33の所定のオーガ排出角度θに対するトルクであり、実線bはガスダンパー35によりあらかじめ回動トルクを付加したトルクであり、上記電動モータ33と同様に、ガスダンパー35の所定のオーガ排出角度θに対するトルクである。そしてこれらaとbの組み合わせにより排出オーガ18を上下させる(排出角度θの大きさを変える)のに必要なトルクである一点鎖線cが得られる。
【0037】
本構成を採用することにより、従来は手動式であった排出オーガ18の張り出しと収納操作を電動モータ33及びガスダンパー35で行えるので安全に、また容易に行うことができる。更に排出オーガ18の張り出しと収納操作がガスダンパー35及び電動モータ33を組み合わせることにより行うことができ、電動モータ33のコンパクト化が図れ、小型で使いやすくなる。
【0038】
また図7に示すように電動モータ33又はパワーシリンダーを設けたコンバイン1において、電動モータ33を走行フレーム2に取り付けており、オーガ駆動ギア34を駆動する構成としている。
【0039】
従来は排出オーガ18の張り出しや収納を手動で行っていたが、本構成のように、強度剛性が強い走行フレーム2にモータ33を直接取り付けることにより、駆動力が大きい排出オーガ18の張り出しや収納を行ってもモータ取り付け部の強度や剛性が強いので、排出オーガ18の位置を決める位置決めを精度良く行うことができる。また排出オーガ18も安定するので、安全である。
【0040】
上記オーガ駆動ギア37を駆動する構成において、グレンタンク30は上部樹脂タンク部30aと下部漏斗電動部30bに2分割できる構成とし、下部に排出オーガ18を配置している。本構成では図7に示すようにグレンタンク30を取り外す場合に、電動モータ33とオーガ駆動ギア34は走行フレーム2に取り付けたままでよく、外す必要はない。
【0041】
したがって本構成を採用することにより、グレンタンク30上部の樹脂グレンタンク部30aを容易に取り外すことができるので、交換も可能であり、またメンテナンスも容易にできる。
【0042】
図10(a)には本発明の一実施例によるコンバインの背面図を示し、図10(b)には図10(a)の矢印A方向から見た排出オーガの作動用スイッチの平面図を示し、図11には排出オーガの作動用の各スイッチの接続状態を示した制御ブロック図を示す。また図12には本発明の一実施例によるコンバインの排出オーガ及びグレンタンク付近の斜視図を示す。
【0043】
電動モータ33又はパワーシリンダーを設けたコンバイン1において、先端部側オーガ18a(排出オーガ18の上部)の先端に、電動モータ33を操作して排出オーガ18の先端の上下の位置決めを行うスイッチ群を設けている。
【0044】
図12に示すように排出オーガ18は、把持部51から先端部側オーガ18aが外れて矢印B方向に回動することにより張り出して、先端部側オーガ18aと基部側オーガ18bは連結部42により一辺が支持されていて、先端部側オーガ18aと基部側オーガ18bがなす角度を変えることができる。図10(a)に示すように先端上下位置決めスイッチ43aはスティック状になっており、上下左右に動かすことにより、このスイッチ一つで容易に排出オーガ18の先端の位置決めをすることができる。そして、図10(b)に示すように排出オーガ18の張り出しや収納を行うためのオーガ張り出しスイッチ47aやオーガ収納スイッチ48aなどを先端上下位置決めスイッチ43aの上に設けている。また図11に示すように先端部側オーガ18aのオーガ上げスイッチ45a、オーガ下げスイッチ46a(図10ではオーガ上げスイッチ45a、オーガ下げスイッチ46aの二つのスイッチ操作が先端上下位置決めスイッチ43a一つで対応可能な構成である。)、オーガ張り出しスイッチ47a、オーガ収納スイッチ48aなどの各スイッチがCPU49を介して電動モータ33に接続している。
【0045】
従来は排出オーガ18の先端の上下の位置決めを手動で行っていたが、本構成を採用することにより、穀粒を籾袋50に回収する時に、排出オーガ18先端の上下位置決め操作を、排出オーガ18の先端に設けた先端上下位置決めスイッチ43aのスイッチ操作のみで容易に行うことができる。
【0046】
図13には図10(a)の矢印B方向から見た排出オーガ18の作動用スイッチの側面図を示す。
折り畳み自在の先端部側オーガ18aの先端だけでなく、基部側オーガ18bにも電動モータ33を操作して、排出オーガ18を作動させ、排出オーガ18の先端の上下の位置決めを行うスイッチ43bを設けている。図13に示すように先端上下位置決めスイッチ43bはスティック状になっており、上下左右に動かすことにより、このスイッチ一つで容易に排出オーガ18の先端の位置決めをすることができる。基部側オーガ18bのオーガ上げスイッチ45b、オーガ下げスイッチ46b(図10ではオーガ上げスイッチ45b、オーガ下げスイッチ46bの二つのスイッチ操作が先端上下位置決めスイッチ43b一つで対応可能な構成である。)などのスイッチの操作によりCPU49が電動モータ33を作動させる(図11)。
【0047】
従来は排出オーガ18の先端の上下の位置決めを手動で行っていたが、本構成を採用することにより、穀粒を籾袋50に回収する時に、排出オーガ18の先端の上下位置決め操作を、先端部側オーガ18aの先端と、基部側オーガ18bの中央の両方にそれぞれ設けたスイッチ43a、43bのスイッチ操作のみで容易に行うことができる。また、コンテナ52への穀粒の排出時には図10に示すように、機体側から穀粒の排出ができる。
【0048】
また基部側オーガ18b側にのみ、電動モータ33を操作して、排出オーガ18を作動させ、排出オーガ18の張り出し、収納操作を行うスイッチ47b、48bを設ける構成としても良い。基部側オーガ18b側のオーガ張り出しスイッチ47b、オーガ収納スイッチ48bの各スイッチはCPU49を介して電動モータ33に接続している(図11)。
【0049】
従来は排出オーガ18の張り出しや収納を手動で行っていたが、本構成では、基部側オーガ18b側に電動モータ33を操作して、排出オーガ18の張り出し、収納操作を行うスイッチ47b、48bを設けている。したがって排出オーガ18が折り畳まれた状態にあっても関係なく、基部側オーガ18b側で排出オーガ18の張り出しや収納操作をスイッチ47b、48bの操作のみで容易に行うことができる。
【0050】
更に、図10に示すように基部側オーガ18b側のみだけではなく、先端部側オーガ18a及び基部側オーガ18bの両方に電動モータ33を操作して、排出オーガ18を作動させ、排出オーガ18の張り出し、収納操作を行うスイッチ47a、47b、48a、48bを設ける構成でも良い。
【0051】
従来は排出オーガ18の張り出しや収納を手動で行っていたが、本構成では、先端部側オーガ18a又は基部側オーガ18bの両方に電動モータ33を操作して、排出オーガの張り出し、収納操作を行うスイッチ47a、47b、48a、48bを設けているので、排出オーガ18の先端での穀粒の袋取り操作や機体側からのコンテナ52の排出など、どちらの作業でも、排出オーガ18の張り出しや収納操作をスイッチ47a、47b、48a、48bの操作のみで容易に行うことができる。
【0052】
図9には本発明の実施例によるコンバインの排出オーガの下部の拡大背面図を示し、図14には図9の矢印K方向から見た場合の拡大図を示す。
図14に示すように、電動モータ33又はパワーシリンダーを設けたコンバイン1において、排出オーガ18の張り出しや収納を電動、手動のどちらでも行える構成とし、更に排出オーガ18、筒を摩擦保持するライニング材53と、電動モータ33とを両方備えている。また、ライニング材53は従動ギア37の両側に設け、ピン37aがライニング材53及び従動ギア37の長穴37bを貫通している。
【0053】
従来は排出オーガ18の張り出しや収納を手動で行っていたが、本構成を採用することにより、電動モータ33にトラブルが発生した場合でも手動操作で張り出しや収納操作ができるため作業を続行することができる。そして排出オーガ18の張り出しや収納を電動又は手動に容易に切り替えることができるため、状況に応じて柔軟に対応でき操作性も良い。
【産業上の利用可能性】
【0054】
本発明は、コンバインなどの農作業機に限らず、工業用作業機など、他の技術分野の各種作業機にも利用可能性がある。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の一実施例であるコンバインの左側面図である。
【図2】図1のコンバインの主に排出オーガの作動態様を示す正面図である。
【図3】図1のコンバインの平面図である。
【図4】図1のコンバインの背面図である。
【図5】本発明の一実施例である排出オーガのブレーキ装置部の拡大側面斜視図である。
【図6】本発明の一実施例である排出オーガの上部・下部排出オーガの連結部分の拡大正面図である。
【図7】本発明の一実施例によるコンバインの背面図である。
【図8】排出オーガの排出角度と排出オーガの回動トルクとの関係を示した図である。
【図9】本発明の一実施例によるコンバインの排出オーガの下部の拡大背面図である。
【図10】図10(a)は本発明の一実施例によるコンバインの背面図である。図10(b)は図10(a)の矢印A方向から見た排出オーガ作動用スイッチの平面図である。
【図11】排出オーガ作動用の各スイッチの接続状態を示したブロック図である。
【図12】本発明の一実施例によるコンバインの排出オーガ及びグレンタンク付近の斜視図である。
【図13】図10(a)の矢印B方向から見た排出オーガ作動用スイッチの側面図である。
【図14】図9の矢印K方向から見た場合の拡大図である。
【符号の説明】
【0056】
1 コンバイン 1a 機体
2 走行フレーム 3 走行装置
4 クローラ 4a 穀稈センサ
6 刈取機 7a フィードチェン
7b 挟持杆 8b 下部回動メタル
9a 上部移送螺旋 9b 下部移送螺旋
9d 係合具 9e 突出部
9f ストッパー 10b 開口部
10c 支持軸 11a ロックレバー
12 排出筒 12a 排殻口
13a ナローガイド 13b 分草体
13c 引起装置 13d 刈刃装置
14 穀稈掻込移送装置 14a 掻込装置
14b、14c 根元・穂先移送装置
15 脱穀装置 16 一番揚穀筒
16a 支持杆 16b 支持パイプ杆
16c 支持装置 16d 伸縮シリンダ
17 エンジン 17a 制御装置
17b 操縦席 18 排出オーガ
18a 先端部側のオーガ 18b 基部側のオーガ
19 ミッションケース 19a 伝動機構
19b 車速センサ 20 ブレーキ装置
21a 取付板 21b 支持ピン
22a 回動板 22b 長孔
23a ブレーキ板 23b ナット
26a、26b 支持板 26c 支持杆
27a 保持板 27b 保持杆
27c ナット 30 グレンタンク
30a 上部樹脂タンク部 30b 漏斗電動部
32a グレンタンク螺旋 32b 後側板
32c 後支持メタル 32d 前板側
32e 前支持メタル 32f 突出部
33 電動モータ 34 オーガ駆動ギア
35 ガスダンパー 35a シリンダ
35b 伸縮ロッド 36 支持部材
37 従動ギア 37b 長穴
37a ピン 40 駆動軸
41 支持部材フレーム 42 連結部
43a、43b 先端上下位置決めスイッチ
45a、45b オーガ上げスイッチ
46a、46b オーガ下げスイッチ
47a、47b オーガ張り出しスイッチ
48a、48b オーガ収納スイッチ
49 CPU 50 籾袋
51 把持部 52 コンテナ
53 ライニング材




 

 


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