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発明の名称 農作業機連結装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−6811(P2007−6811A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−193155(P2005−193155)
出願日 平成17年6月30日(2005.6.30)
代理人
発明者 中村 太樹 / 是久 正喜
要約 課題
農作業機の持ち上げ時の回動を容易に行わせようとする。

解決手段
作業機側のヒッチ(48)に支点軸(50)を設けこの支点軸(50)回りに回動自在にアーム(49)を設け、このアーム(49)には農作業機(46)を保持するホルダ(51)を設けると共に上記ヒッチ(48)に対して作業姿勢と非作業姿勢に固定する手段(6)を設け、このアーム(49)に支点軸(50)軸心から離れた位置から略水平状に延出する中継ロッド(52)を設け、この中継ロッド(52)に踏み込みペダル(55)を連結してなる。
特許請求の範囲
【請求項1】
ロータリ耕耘装置(3)の後方にヒッチ(25)を介して農作業機(46)を上下反転自在に装着する農作業機連結装置であって、上記ヒッチ(25)に連結する作業機側ヒッチ(48)とこの農作業機(46)との間に、支点軸(50)回りに回動自在に設けるアーム(49)に中継連動機構(52,54)を介して踏み込みペダル(55)を設け、このペダル(55)の踏み込み操作によって中継連動機構(52,54)を介してアーム(49)を支点軸(50)回りに回動させるよう構成した農作業機連結装置。
【請求項2】
作業機側のヒッチ(48)に支点軸(50)を設けこの支点軸(50)回りに回動自在にアーム(49)を設け、このアーム(49)には農作業機(46)を保持するホルダ(51)を設けると共に上記ヒッチ(48)に対して作業姿勢と非作業姿勢に固定する手段(6)を設け、このアーム(49)に支点軸(50)軸心から離れた位置から略水平状に延出する中継ロッド(52)を設け、この中継ロッド(52)に踏み込みペダル(55)を連結してなる農作業機連結装置。
【請求項3】
中継ロッドに前記支点軸(50)軸芯の略延長線上に中心を持つ円弧形状のガイド(57)を設け、該ガイド(57)の外周に沿わせて設ける索条体(54)を踏み込みペダル(59)に連結してなる請求項2に記載の農作業機連結装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トラクタ用作業機など農作業機連結装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ロータリ耕耘装置の後部に農作業機としての畝立て器を取り付け、この畝立て器を横軸廻りに180度反転回動させて非作業姿勢とする構成とし、この非作業姿勢から作業姿勢に切り替えるときには、急速に下降すると畝立て器がロータリ耕耘装置や地面に衝撃して損傷するため、このような作業機を非作業姿勢から作業姿勢へと切り替えるときの労力を軽減し、急速なる降下を防止すべく、下降時に抵抗を付与する抵抗付与手段を設ける構成がある(特許文献1)。
【特許文献1】特開平10−164906号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記従来技術は、抵抗付与手段は固定側の接当部材と、回動部材側の被接当部材と、接当部材を被接当部材に押し付けるように付勢する付勢手段からなり、畦立て器を作業状態から非作業状態へ回動させると、付勢手段の付勢力が弱くなって畦立て器の持ち上げに対する抵抗が小さくなり、非作業状態では付勢力がゼロになり、したがって、畦立て器を作業状態から非作業姿勢にさせる場合に、畦立て器を上昇させるに伴い畦立て器持ち上げの労力が少なくなるものである。しかしながら、依然手で畦立て器を上下させる構成であるから、婦女子あるいは高齢者には不向きである。
【0004】
そこで、この発明は足動操作によって特に畦立て器の持ち上げ時の回動を行わせることによって労力軽減を図ろうとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このため請求項1に記載の発明は、ロータリ耕耘装置(3)の後方にヒッチ(25)を介して農作業機(46)を上下反転自在に装着する農作業機連結装置であって、上記ヒッチ(25)に連結する作業機側ヒッチ(48)とこの農作業機(46)との間に、支点軸(50)回りに回動自在に設けるアーム(49)に中継連動機構(52,54)を介して踏み込みペダル(55)を設け、このペダル(55)の踏み込み操作によって中継連動機構(52,54)を介してアーム(49)を支点軸(50)回りに回動させるよう構成した農作業機取付装置の構成とする。
【0006】
このように構成すると、踏み込みペダル(55)に足を掛け、その踏み込みによってアーム(49)は支点軸(50)を中心に回動し、これに伴って農作業機も同じ軸芯周りに反転回動する。
【0007】
請求項2に記載の発明は、作業機側のヒッチ(48)に支点軸(50)を設けこの支点軸(50)回りに回動自在にアーム(49)を設け、このアーム(49)には農作業機(46)を保持するホルダ(51)を設けると共に上記ヒッチ(48)に対して作業姿勢と非作業姿勢に固定する手段(6)を設け、このアーム(49)に支点軸(50)軸心から離れた位置から略水平状に延出する中継ロッド(52)を設け、この中継ロッド(52)に踏み込みペダル(55)を連結してなる農作業機連結装置の構成とする。
【0008】
このように構成すると、踏み込みペダル(55)に足を掛け、その踏み込みによって中継ロッド(52)を介してアーム(49)が支点軸(50)回りに回動する。
請求項3に記載の発明は、中継ロッドに前記支点軸(50)軸芯の略延長線上に中心を持つ円弧形状のガイド(57)を設け、該ガイド(57)の外周に沿わせて設ける索条体(54)を踏み込みペダル(59)に連結してなる請求項2に記載の農作業機連結装置とする。
【0009】
このように構成すると、このように構成すると、ガイド(57)の範囲に渡って踏み込み作用を維持できるため持ち上げ高さを高くでき、またガイド(57)の形状を変更すると、例えば支点軸(50)からガイド(57)までの半径方向における距離Lを大きく設定して、農作業機(46)を回転させる際のモーメントを大となす。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明は、踏み込みペダル(55)に足を掛け、その踏み込みによってアーム(49)は支点軸(50)を中心に回動し、これに伴って農作業機も同じ軸芯周りに反転回動するから、農作業機(46)を非作業姿勢に反転させて固定するに際して、静止状態から反転開始までの初期作動を円滑に行うことができるものである。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の効果に加え、アーム(49)に支点軸(50)軸心から離れた位置から略水平状に延出する中継ロッド(52)を設ける構成であるから、踏み込みペダル(55)位置を農作業機(46)の本体部分から離れて構成でき、踏み込み動作中農作業機(46)に衝突の恐れが少なく安全である。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の効果に加え、ガイド(57)の範囲に渡って踏み込み作用を維持できるため持ち上げ高さを高くできる。また支点軸(50)からガイド(57)までの半径方向における距離Lを大きく設定すると、農作業機(46)を反転させる際のモーメントが大となるから少ない踏み込み力で所望の反転を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1に示すように、トラクタ1の後部にはトップリンク2a及び左右一対のロアリンク2bよりなる3点リンク機構2を介してロータリ耕耘装置3が連結されている。トラクタ1の機体後部に設けた作業機昇降用油圧装置4のリフトアーム6、リフトロッド7及び三点リンク機構2を介してロータリ耕耘装置3を昇降するように構成している。
【0014】
ロータリ耕耘装置3は、中央のギヤボックス11から左右両側に円筒状の左右枠体12a,12bを延出して耕耘フレーム10を構成し、左右一側の枠体12aにはチエンケース13を、他方の枠体12bにはサイドフレーム14を夫れ夫れ固着して背面視門形状に構成している。前記ギヤボックス11の左右両側からトップリンクマスト16を突設し、前記三点リンク機構2の上部リンクの後端をトップリンクマスト16の前側端部にピン連結している。
【0015】
チエンケース13の下端部とサイドフレーム(図示省略)の下端部間に耕耘軸17を回転自在に軸架し、この耕耘軸17に多数の耕耘爪18,18…を取り付けて耕耘部Aを構成している。
【0016】
トラクタ1本体のPTO軸からの動力がギヤボックス11内伝動機構に伝達され、更に、このPTO動力は一方の筒体状の枠体12a、チエンケース13内のチェン、スプロケットなどの耕耘伝動装置(図示省略)を経て耕耘軸17に伝達される構成である。
【0017】
前記耕耘部Aの上方部覆う耕耘カバー19は、耕耘フレーム10に取り付けられ、左右両側部を覆うサイドカバー20,20はチェンケース13やサイドフレームと耕耘カバー19に着脱自在に装着されている。
【0018】
また、耕耘カバー19の後側端部には左右方向のピン21aを介してリヤカバー21を上下回動自在に支持し、耕耘フレーム10に支持した支持棒35及びこれに巻回するばね等により、リヤカバー21を支持し、リヤカバー21の回動下限位置を規制すると共に、上方回動時の加圧力調整を行なうように構成している。また、前記耕耘カバー19の左右両側を覆う部分に左右後側サイドカバー22,22を取り付けて、リヤカバー21の左右両端前側部を覆っている。
【0019】
前記左右の枠体12a、12bには支持基板24,24を介して後方に向けリヤヒッチ25を上下自在に設けている。なお、リヤヒッチ25は、支持基板24,24に装着されるヒッチパイプ25a、及びこのヒッチパイプ25aに挿通され前後位置を調整可能なヒッチ部25bとからなり、調節ハンドル25cによって支持基板24との軸支部中心に上下回動調節自在に構成している。
【0020】
次に、支持棒35でのリヤカバー21の支持構成を具体的に説明する。耕耘フレーム10から後方に延出するステー36の先端部に、コマ37を左右方向の軸芯回りに回動するように軸支している。このコマ37の上下方向の貫通孔に支持棒35を摺動自在に挿通支持し、支持棒35の上端部には上部押圧バネ40を介して上部ロック具38を取り付け、支持棒35の下端部に左右方向のピン41を介してリヤカバー21側の下部ステー39を枢支連結している。
【0021】
また、支持棒23の長手方向には複数の係止溝(図示省略)が設けられていて、コマ37のストッパ(図示省略)を係止溝に押し込んで支持棒35をコマ37に固定すると、リヤカバー21は支持棒35により固定され上下動しない状態となる。また、コマ37のストッパ(図示省略)を支持棒35の係止溝(図示省略)から離脱させると、リヤカバー21の上下動に応じて支持棒35はコマ37の貫通孔内を移動する。
【0022】
また、支持棒35の下部における下部ロック具42とコマ37との間に下部押圧バネ43を介装し、支持棒35に対する下部ロック具42の取付位置を上下方向に調節することにより、リヤカバー21の接地圧を調節できる。また、上部ロック具38の固定位置を支持棒35に対してその長手方向に調節すると、リヤカバー21の下限位置を調整できる。
【0023】
次に、ロータリ耕耘装置3の後部に装着する農作業機としての畦立て器46の取付構成について説明する。図4において、ロータリ耕耘装置3の後方に設けている前記リヤヒッチ25にヒッチ部25bを介して畦立て器46を取り付けるもので、畦立て器46の中央に上下方向に支持ロッド47を備え、一方上記ヒッチ部25bと重合してピンで連結しうるコ型のヒッチ48を設け、このヒッチ48には後下向きのブラケット48aを固定し、このブラケット48aには該ブラケット48aを左右側から挟むように一対のアーム49,49をその一端を支点軸50で連結すると共に、他端には筒状ホルダ51を固着することによって、略水平方向の支点軸50回りに揺動しうる筒状ホルダ51の構成としている。そして上記支持ロッド47を上記筒状ホルダ51に挿通してピンで連結する構成である。
【0024】
上記アーム49,49の一側には略水平横方向に延出状に四角筒体からなる中継ロッド52の一端を溶接によって固着している。そして該中継ロッド52の自由端側にはワイヤ54を垂下状態に固定すると共にこのワイヤ54の下端には足踏み可能な踏み込みペダル55を設けている。踏み込みペダル55に足を差し入れて下方に踏み込むと、ワイヤ54・中継ロッド52を共に下方向きに作用させ、したがってアーム49,49を支点軸50回りに下方回動すべく連動する。
【0025】
支点軸50の下方回動に伴い、畦立て器46を作業姿勢から非作業姿勢に持ち上げ回動させることができる。なお作業姿勢ではアーム49,49を前記ブラケット48aの前側に設けた固定孔48fにピン56で固定し、非作業姿勢では補助的に手動で反転回動させた後該アーム49,49を後側に設けた固定孔48rにピン56で固定するものである。
【0026】
前記のように畦立て器46等の作業機側ヒッチ48と農作業機との間には、支点軸50軸芯を備えたアーム49,49、該アーム49,49を支点軸50軸芯回りに回動しうる中継連動部52,54、踏み込みペダル55からなる持ち上げ機構Bを構成している。
【0027】
上記構成において、耕耘部Aの点検作業を行う等のため、畦立て器46を作業姿勢から非作業姿勢に変更するときは、予め固定孔48fに差し込んでいるピン56を外しておく。そして踏み込みペダル55に片足を掛け、その状態から体重を掛けるなどしてワイヤ54を下方に引く。この下向き作用力は、中継ロッド53を畦立て器46と共に支点軸50回りに後上方向きに回動させる。やや反転上昇した状態で畦立て器46に手を添えてさらに回動させ、固定孔48r側にてピン56を挿通して固定できる。
【0028】
したがって、畦立て器46を非作業姿勢に反転させて固定するに際して、静止状態から反転開始までの初期作動を円滑に行うことができるものである。
図5,6は、反転機構の改良構造を示す。前記中継ロッド52の先端側にアーチ状のワイヤガイド57を設ける。このワイヤガイド57は、前記支点軸50軸芯の略延長線上に中心を持つ円弧形状となっており、このワイヤガイド57の自由端側にワイヤ58の一端を固着連結し、ワイヤ58をワイヤガイド57の上面に沿わせて垂下し、この垂下部先端に踏み込みペダル59を有する構成である。
【0029】
このように構成すると、ワイヤガイド57の範囲に渡って踏み込み作用を維持できるため持ち上げ高さを上記の実施例に比べて高くでき、またワイヤガイド57の形状を変更すると、例えば支点軸50からワイヤガイド57までの半径方向における距離Lを大きく確保できるため、畦立て器46を回転させる際のモーメントを大となすことができ、上記の実施例に比較して足踏み力を軽くしながら畦立て器46を回転駆動できる。
【0030】
上記の反転機構Bには踏み込みペダル55、59を備えるが、踏み込みペダル55、59をワイヤ54、58のような索条体で連結するときは該ペダル55、59を任意にヒッチ体48の一部を利用して係止でき作業の支障とならない。
【0031】
なお、ワイヤ55、59に代えて細棒体を連結させてもよい。このときはペダル55、59及び細棒体であるために進行方向において土壌の反転耕耘を阻害することが少ない。
図7〜図12は畦立て器の反転機構の異なる例を示すものである。
【0032】
前記ロータリ耕耘装置3の後方に延出するリヤヒッチ25のヒッチ部25bに、上辺60aに対して下辺60bを長く延長させたヒッチ60を上下方向の連結ピンをもって着脱自在に連結している。このヒッチ60には後下方に向けてブラケット62を固着し、このブラケット62に支点軸63を介して回動可能な一対のアーム64、64を設ける。これらアーム64,64の先端側には畦立て器65の支持ロッド66を挿通できる筒状ホルダ67を固着し支点軸63回りに該畦立て器65を上下に反転回動可能に構成している。
【0033】
上記ヒッチ60の下辺の延長部60bには、下向きに逆U字型取付枠68を左右一対に設け、これら取付枠68には横軸芯(イ)廻りに揺動自在なコマ体69にロッド70を挿通させている。一方このロッド70の先端部にはコマ体71に嵌入固定し、該コマ体71は左右の一対が左右連結された状態で支点軸63近傍において横軸芯(ロ)廻りに揺動自在に設けている。そして、コマ体69及びコマ体71との間にコイルスプリング72を圧縮状態で巻装してなる。これらコイルスプリング72を圧縮状態で装着し、支点軸回りに反転回動させるよう付勢する機構をもって反転機構Cを構成する。
【0034】
上記のように構成すると、コイルスプリング72が圧縮状態で装着されるため、図9に示すように、作業状態のアーム64の回動角度α(0度から約150度の範囲で変化)とスプリング72の弾性力Fαのアーム64の支点軸63回りのモーメントMαは角度0度から徐々に増加し以降は減少するものとなる(図10)。一方、畦立て器65の自重によるモーメントmαは、重心Gと支点軸63までの長さによって決定されるもので、反転回動と共に徐々に減少し再び上昇する(図10)。このため、スプリング72と畦立て器63のモーメントの合計Mtαは、図10の一点鎖線のとおりとなり、回動角度αの大小によっても所定範囲に収まって反転操作の容易化を示している。すなわち、畦立て器63を単体で反転回動させようとすると、角度α=90度近傍では非常に重くなるが、これをスプリング72を上記のようになし該角度α近傍でスプリング72によるモーメントが最大となるように構成したから、両モーメントの合計は相互に打ち消しあうものとなって、人手による反転作業を容易化する。
【0035】
上記の反転機構Cは、コイルスプリング72を圧縮状態に装着してアーム64を支点軸63回りに自重に抗して付勢する構成であるが、このアーム回動支点軸63の近傍にコイルスプリング72の付勢方向を設定する横軸心(イ)(ロ)を決定することで、反転回動全域に亘ってバランスして比較的安定し、もって反転補助も軽くて容易に行える。90f、90rはブラケット60に穿設したアーム64固定用の連結ピン91挿通孔である。
【0036】
図11は図7〜9の変形例を示す。前記ロータリ耕耘装置3の後方に延出するリヤヒッチ25のヒッチ部25bに、コ型のヒッチ73を上下方向の連結ピンをもって着脱自在に連結している。このヒッチ73には前上方に向けてブラケット75を固着し、このブラケット75に支点軸76を介して回動可能な一対のアーム77、77を設ける。これらアーム77,77の先端側には畦立て器78の筒状ホルダ79を固着し支点軸76回りに該畦立て器78を上下に反転回動可能に構成している。上記ヒッチ73の上部にコイルスプリング80,80を配設してなり、図7、8に同形態の反転機構Dを備える。
【0037】
上記の反転機構Dにおいてはヒッチ73の上位に該反転機構Dを備えることとなるから、高さの高い畦立て器78にとって有利である。
図12はロータリ耕耘装置3の改良構造について示すものである。畦際の処理は田植え作業前に必須の作業であり、畦塗り機など専用の装置をもって処理する形態があるが、以下のように構成することで畦処理装置を簡易に構成しようとする。すなわち、畦際には土壌の移動や堆積によって凹凸が発生し、耕耘作業は水平制御しながら行われるものの畦際には土壌が残って後処理を余儀なくされる。そこで、次のように構成するものである。図12において、ロータリ耕耘装置3のチェンケース13側またはサイドフレーム14の側面に畦処理装置80を構成している。即ち、畦を切削処理する切削刃81aを備えた切削アーム81を、耕耘装置3の一側に設ける補助フレーム82,83のうちチェンケース13に中央部を前下方及び後上方を適宜側部に着脱自在に固定したフレーム83に支持される。即ち、フレーム83に設ける支持軸84にホルダ85をこの支持軸84回りに回動自在に構成し、このホルダ85とフレーム83とを油圧シリンダ機構86によって接続すると共にホルダ85の上下位置を決定できる構成としている。
【0038】
上記ホルダ85に前記切削アーム81を長手方向に調整可能に装着する構成である。ロータリ耕耘作業と共に切削刃81aが畦側面に作用して一部を切削処理する構成である。また上記油圧シリンダ機構86は図外制御部によって長短に制御され切削刃81a位置を上下にコントロールできる構成である。その一例を示すと、ロータリ耕耘装置3の前方に土壌面を検出するセンサ87を備え、略水平に移動するロータリ耕耘装置3の例えば耕耘軸芯を上限とした切削範囲Hに設定すると共に、センサ87検出高さhとから、高さ(H−h)を算出し、油圧シリンダ機構86を長短制御し切削刃81aの上下位置を設定するよう構成している。
【0039】
また、制御部は、センサ87位置から切削刃81a位置までの進行方向における距離MLを予め入力しておき、トラクタ本体からは車速データを入力する。これらの入力値をもって切削刃81aがセンサ87位置までの所要時間tを算出し、油圧シリンダ機構86を制御することによって適正な切削処理が行なわる。
【0040】
以上のように構成された畦処理装置80は、ロータリ耕耘装置3の耕耘作業と共に平行処理される。圃場端において畦処理装置80の切削刃81aは畦を切削しつつ進行する。このときセンサ87は常時土壌表面に摺接して進行し、圃場の凹凸を検出しながら、切削刃81aの上下高さを制御しつつ進行する。畦際の進行に伴い、切削刃81aは該畦一部を切削処理して畦成形するものである。切削刃81aの上下制御は上記高さ(H−h)を基準に、かつ進行速度との関係でタイミングよく実行される。なお、隆起部分は切削処理するが、凹部については追随して切削刃81aを下降制御することなく切削処理を中断する形態でもよい。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】トラクタ及びロータリ耕耘装置の側面図
【図2】ロータリ耕耘装置の斜視図
【図3】ロータリ耕耘装置及び畦立て器の側面図
【図4】要部の構成を示す斜視図(A)、側面図(B)、正面図(C)
【図5】別例の要部を示す斜視図(A)、側面図(B)、正面図(C)
【図6】同要部の反転状態を示す斜視図(A)、側面図(B)
【図7】反転機構による作業状態を示す斜視図(A)、非作業状態を示す斜視図(B)
【図8】反転機構による作業状態を示す側面図(A)、非作業状態を示す側面図(B)
【図9】アームの回動状況説明図
【図10】モーメントを示すグラフ斜視図(A)、側面図(B)
【図11】別例の反転機構による作業状態を示す側面図(A)、非作業状態を示す側面図(B)
【図12】畦際処理装置の側面図
【図13】畦際処理装置の背面図(A)、平面図(B)
【符号の説明】
【0042】
1 トラクタ
3 ロータリ耕耘装置
A 耕耘部
25 リヤヒッチ
46 畦立て器(農作業機)
47 支持ロッド
48 ヒッチ
49 アーム
50 支点軸
51 筒状ホルダ
52 中継ロッド
54 ワイヤ(索条体)
55 踏み込みペダル




 

 


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