Warning: copy(.htaccess): failed to open stream: Permission denied in /home/jp321/public_html/header.php on line 8
脱穀装置 - 井関農機株式会社
米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 農業 -> 井関農機株式会社

発明の名称 脱穀装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−6806(P2007−6806A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−192936(P2005−192936)
出願日 平成17年6月30日(2005.6.30)
代理人
発明者 泉 浩二 / 酒井 昌 / 釘宮 啓 / 中井 正司 / 宮本 章史
要約 課題
揺動選別棚の部品点数の削減と、揺動選別棚及び一番棚先板、二番棚先板の素材の再利用の促進。

解決手段
扱室33内に扱胴31を軸架して設け、該扱室33下側の扱網30より漏下する被処理物を、揺動選別棚38で受けて揺動移送しながら揺動選別する脱穀装置において、該揺動選別棚38の下方には選別風送り方向上手から順に唐箕43、一番ラセン46、二番ラセン47を配置して設け、前記揺動選別棚38を合成樹脂剤で構成すると共に、前記一番ラセン46の一番棚先板53及び二番ラセン47の二番棚先板54を合成樹脂剤で構成して前記揺動選別棚38と一体的に構成したことを特徴とする脱穀装置の構成とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
扱室(33)内に扱胴(31)を軸架して設け、該扱室(33)下側の扱網(30)より漏下する被処理物を、揺動選別棚(38)で受けて揺動移送しながら揺動選別する脱穀装置において、該揺動選別棚(38)の下方には選別風送り方向上手から順に唐箕(43)、一番ラセン(46)、二番ラセン(47)を配置して設け、前記揺動選別棚(38)を合成樹脂剤で構成すると共に、前記一番ラセン(46)の一番棚先板(53)及び二番ラセン(47)の二番棚先板(54)を合成樹脂剤で構成して前記揺動選別棚(38)と一体的に構成したことを特徴とする脱穀装置。
【請求項2】
前記一番棚先板(53)及び二番棚先板(54)には薄肉部分を形成したことを特徴とする請求項1に記載の脱穀装置。
【請求項3】
前記一番棚先板(53)及び二番棚先板(54)にはリブ(55)を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の脱穀装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、コンバインやハーベスタに搭載する脱穀装置に関する。
【背景技術】
【0002】
扱室内に扱胴を軸架して構成し、この扱室下側の扱網より漏下する被処理物を、揺動選別棚で受けて揺動移送しながら揺動選別する脱穀装置において、揺動選別棚には一番ラセンに向ってゴム垂れが取り付けられ、二番ラセンに向ってゴム垂れが取り付けられている構成である。(例えば、特許文献1の図2参照。)。
【特許文献1】特開2005−130810号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前述のような技術では、揺動選別棚に対してゴム垂れが別部材として設けられているので部品点数が多くなり、さらには、揺動選別棚とゴム垂れとは素材が別なものであるので、再利用が面倒なものとなっていた。
【0004】
本発明の課題は、前述のような不具合を解消する脱穀装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の上記課題は次の構成によって達成される。
すなわち、請求項1記載の発明では、扱室(33)内に扱胴(31)を軸架して設け、該扱室(33)下側の扱網(30)より漏下する被処理物を、揺動選別棚(38)で受けて揺動移送しながら揺動選別する脱穀装置において、該揺動選別棚(38)の下方には選別風送り方向上手から順に唐箕(43)、一番ラセン(46)、二番ラセン(47)を配置して設け、前記揺動選別棚(38)を合成樹脂剤で構成すると共に、前記一番ラセン(46)の一番棚先板(53)及び二番ラセン(47)の二番棚先板(54)を合成樹脂剤で構成して前記揺動選別棚(38)と一体的に構成したことを特徴とする脱穀装置としたものである。
【0006】
請求項1の作用は、扱室33内の扱胴31で脱穀された被処理物は、扱網30より下方の揺動選別棚38上に落下する。落下した被処理物は揺動選別棚38の揺動作用と唐箕43からの選別風により選別される。そして、一番物は一番ラセン46で回収される。このとき、一部の一番物は、一番棚先板53で案内される。また、二番物は二番ラセン47で回収される。このとき、一部の二番物は、二番棚先板54で案内される。一番棚先板53と二番棚先板54は、揺動選別棚38と一緒に揺動する。
【0007】
請求項2記載の発明では、前記一番棚先板(53)及び二番棚先板(54)には薄肉部分を形成したことを特徴とする請求項1に記載の脱穀装置としたものである。
請求項2の作用は、請求項1の作用に加え、一番棚先板53及び二番棚先板54は揺動選別棚38と一緒に揺動するが、一番棚先板53及び二番棚先板54の薄肉部分で力が分散される。
【0008】
請求項3記載の発明では、前記一番棚先板(53)及び二番棚先板(54)にはリブ(55)を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の脱穀装置としたものである。
【0009】
請求項3の作用は、請求項1または請求項2の作用に加え、一番棚先板53及び二番棚先板54はリブ55で補強される。
【発明の効果】
【0010】
本発明は上述のごとく構成したので、請求項1記載の発明においては、一番棚先板53及び二番棚先板54を合成樹脂剤で構成して揺動選別棚38と一体的に構成したので、部品点数が削減できて廉価な構成となる。また、一番棚先板53及び二番棚先板54を合成樹脂剤で構成し、揺動選別棚38も同じ合成樹脂剤で構成しているので、素材の再利用が容易となる。
【0011】
請求項2記載の発明においては、請求項1の効果に加え、一番棚先板53及び二番棚先板54の薄肉部分で力が分散されるので、一番棚先板53及び二番棚先板54の損傷が防止できるようになる。
【0012】
請求項3記載の発明においては、請求項1又は請求項2の効果に加え、リブ55により一番棚先板53及び二番棚先板54が補強され、強度が向上するようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1及び図2には、本発明を具現化した農業機械であるコンバインが示されている。
走行装置1を有する車台2の前方には、刈取装置3が設けられている。この刈取装置3には、植立穀稈を分草する複数の分草具4と、植立穀稈を引き起こす複数の引起装置5と、植立穀稈を刈り取る刈刃6と、該刈刃6にて刈り取られた穀稈を挟持して後方に搬送する搬送装置7が設けられている。この搬送装置7は刈刃6後方の株元搬送装置8と該株元搬送装置8から搬送されてくる穀稈を引き継いで脱穀装置9に供給する供給搬送装置10とから構成されている。
【0014】
前記刈取装置3は、車台2の前部に立設する懸架台11の上方に設ける回転軸11aを支点にして上下動する刈取装置支持フレーム12にて、その略左右中間部で支持されている。そして、刈取装置3は操作部13に設ける操向レバー14を前後方向に傾動させることによって刈取装置支持フレーム12と共に上下動する構成である。
【0015】
車台2の上方には、前記供給搬送装置10から搬送されてくる穀稈を引き継いで搬送するフィードチェン15を有する脱穀装置9と、該脱穀装置9の右側方であって、この脱穀装置9で脱穀選別された穀粒を一時貯溜するグレンタンク16と、該グレンタンク16の前方に位置していてコンバインの各種操作を実行する操作部13が載置されている。また、車台2の前部には走行装置1を駆動する走行伝動装置17が設けられている。
【0016】
脱穀装置9の後方には、前記フィードチェン15から搬送されてくる排稈を引き継いで搬送する排稈チェン18と、該排稈チェン18の終端部下方には排稈を切断するカッター装置19が設けられている。また、この実施例のカッター装置19の後方には、排稈を結束するノッター等の他の作業機を装着してもよい。
【0017】
前記グレンタンク16内の穀粒量が満杯となると、揚穀筒20と穀粒排出オーガ21から穀粒を機外へと排出する。揚穀筒20は電気モータ(図示せず)にて旋回可能に構成され、また、穀粒排出オーガ21は油圧シリンダ22にて昇降可能に構成されている。そして、穀粒排出オーガ21は揚穀筒20の上部に連結されて一体的に構成され、揚穀筒20が旋回すると、穀粒排出オーガ21も一緒に旋回する構成となっている。
【0018】
また、コンバインは操作部13に設ける副変速レバー23を操作して走行伝動装置17内の副変速の位置を決定し、その後、走行変速レバー24を操作してエンジン(図示せず)からの動力を油圧無段変速装置及び走行伝動装置17を介して走行装置1の左右のクローラ26、26に伝動して任意の速度で走行する構成である。このように、前記走行変速レバー24の操作量によって速度が変速されるとともに、走行変速レバー24の前方向と後方向の操作によってコンバインが前後進する構成である。
【0019】
また、コンバインは操作部13に設ける前記操向レバー14を左右方向に傾倒操作することによって左右方向に旋回する構成であり、さらに、操向レバー14の左右方向への傾倒操作量によって旋回半径が決定される構成である。
【0020】
このようなコンバインを前進させて刈取作業をすると、圃場面に植立している穀稈は、分草具4にて分草され、その後、引起装置5にて引き起こされて刈刃6にて刈り取られる構成である。その後、刈り取られた穀稈は株元搬送装置8にて後方へ搬送され、供給搬送装置10へと引き継ぎ搬送される。この供給搬送装置10に引き継がれた穀稈は、さらに後方へと搬送されて、脱穀装置9のフィードチェン15へと引継ぎ搬送され、穀稈はフィードチェン15で後方へ搬送されながら脱穀装置9にて脱穀選別される構成である。
【0021】
このように脱穀選別された穀粒は、一番揚穀筒27からグレンタンク16内へと搬送されて一時貯留され、このグレンタンク16内に貯留される穀粒量が満杯になると、操作部13の報知手段(ブザーや表示装置)でオペレータに報知される構成である。その後、刈取作業を中断して、グレンタンク16内の穀粒を機外へと排出する作業を開始する。コンバインを任意の位置(トラック近傍位置)へと移動させ、穀粒排出オーガ21をオーガ受け28から離脱させて穀粒排出口21aをトラックの荷台等の位置へ移動させる。そして、操作部13に設けている穀粒排出レバー29を入り状態として、グレンタンク16内の穀粒を機外へと排出し、グレンタンク16内の穀粒排出が終了すると、穀粒排出オーガ21は再びオーガ受け28へと収納されていく構成である。
【0022】
前記脱穀装置9について、図3〜図5に基づいて説明する。
図3は脱穀装置9の側面図、図4は脱穀装置9の平面図である。
脱穀装置9内には、扱網30を有する扱胴31を扱胴軸32で軸架した扱室33と、該扱室33の一側には、扱室33の後部からの処理物を受け入れて処理する排塵処理網34を有する排塵処理胴35を排塵処理胴軸36で軸架した排塵処理室37が設けられている。そして、扱室33と排塵処理室37の下方には揺動選別棚38を設けている。
【0023】
また、排塵処理胴35の前方には、二番処理胴39と二番処理胴受樋40(網や格子状のものでもよい。)からなる二番処理室41が構成されている。二番処理胴39は、本実施例では扱胴31の一側(グレンタンク16側)であって、排塵処理胴35の前方にこの排塵処理胴35と一体的に構成されている。この二番処理胴39は基本的には二番物を処理するものである。この二番処理胴39は二番処理胴軸42にて支持されている構成であるので、前記排塵処理胴35と二番処理胴39とは一体的に排塵処理胴軸36と二番処理胴軸42とで支持されている構成である。前記二番処理胴受樋40については、板金や樹脂で構成し、さらに、途中で二番処理物を下方へ落下させないように構成してもよい。
【0024】
さらに、図5は図4にて示すA−A断面図であるが、扱網30から漏れた被処理物は二番処理室41内に取り込まれる構成であるので、前記二番処理胴39は二番物の他に、扱室33内から入り込んできた被処理物も一緒に処理する構成となっている。前記扱網30と二番処理胴受樋40(網や格子状でもよい)と排塵処理網34は、それぞれ扱胴31と二番処理胴39と排塵処理胴35の下方に設けられている。
【0025】
前記扱室33と二番処理室41と排塵処理室37の下方には、落下してくる被選別物を受けて選別する揺動選別棚38が設置されていて、該揺動選別棚38の下方には、選別風送り方向始端側に唐箕43を設け、該唐箕43から送風される選別風の送り方向下手側には、風路44と風路45が設けられていて、この風路44と風路45の下手側に一番ラセン46を設け、該一番ラセン46の選別風送り方向下手側には二番ラセン47を設けている。この二番ラセン47にて収集された二番物を前記二番処理室41へ揚穀するための二番揚穀筒48が設けられている。
【0026】
前記揺動選別棚38の構成について説明する。揺動選別棚38は、選別送り方向の始端側から順番に、落下した脱穀物を後方に移送する移送棚49,脱穀物を選別するグレンシーブ38a,二番物を選別するチャフシーブ38b,排塵物をほぐしてササリ粒を回収すると共に排塵物を機外に移送して放出するストローラック38cとから構成されている。該ストローラック38cの下方は、二番物を二番ラセン47内へ案内する二番棚先47aで構成されていて、この二番棚先47aの終端部近傍まで前記排塵処理胴35が延出している構成である。吸引ファン51は、選別室50内の軽い塵埃を機外に排出するためのもので、扱胴31に対して排塵処理胴35と対向する位置に設けられている。52は揺動選別棚38を揺動駆動させるクランク軸である。
【0027】
前記刈取装置3から搬送されてきた穀稈は、脱穀装置9のフィードチェン15の始端部に引き継がれると共に、該フィードチェン15に引き継がれた穀稈は、後方に搬送されながら、扱胴31と扱網30により脱穀される。脱穀された脱穀物の一部は揺動選別棚38上に落下して、該揺動選別棚38の揺動作用と唐箕43からの風選作用により選別され、一番ラセン46内へと取り込まれていき、該一番ラセン46に取り込まれた穀粒は、グレンタンク16内に一時貯溜される構成である。脱穀後の排稈はフィードチェン15の終端部から、排稈チェン18の始端部に引き継がれて搬送されていき、その後、カッター19に送られて切断され下方の圃場上に放出されていく構成となっている。
【0028】
扱室31の残りの脱穀物は、後方へと搬送されていくが、その途中において一部の脱穀物は二番処理室41内に取り込まれていく。該二番処理室41内に取り込まれた脱穀物は、選別風送り方向上手側に搬送されながら、二番処理胴39と二番処理胴受樋40との相互作用で脱穀(特に、枝梗粒が処理される)されて、下方の揺動選別棚38上に落下していく。扱胴31と二番処理胴39と排塵処理胴35は、共に選別風送り方向上手側から下手側を見た状況(脱穀装置9の正面視)において、時計回りで回転する構成である。従って、二番処理胴39の処理歯39aの向きは、脱穀物を選別風送り方向の上手側方向に送るような向きに固着しておく必要がある。
【0029】
即ち、該処理歯39aには被処理物を選別風送り方向上手側に搬送する作用があり、さらに、被処理物を処理する作用も併せ持っている。即ち、処理歯39aは螺旋の一部であり、また、その円周方向の先端部と二番処理胴受樋40との間の相互作用にて被処理物を処理する構成となっている。二番処理胴39の搬送終端部に設けられている羽根39bは、被処理物を揺動選別棚38上に強制的に送り出すものである。
【0030】
前記排塵処理胴35の排塵処理歯35aは、扱室33の後部からの脱穀物を選別風送り方向の下手側方向に送るような向きに固着しておく必要がある。本実施例では、該排塵処理歯35aは、排塵処理胴35の外周面に巻回いされているラセン形状となっている。
【0031】
しかし、本実施例では、排塵処理網34の目合いが荒い(格子状)ので、一部の短い藁屑は揺動選別棚38上に落下し、落下しなかった長い藁屑は排塵処理室37の終端部まで搬送されて、排塵処理胴35の終端部の羽根35bにてストローラック38c上に強制的に排出される。そして、このように被処理物が排塵処理室37内にて搬送される間に、排塵処理胴35とこの排塵処理胴35の設けられている処理歯35cと排塵処理網34との相互作用で、さらに脱穀されるとともに、脱穀物はほぐされて中に混在している穀粒(いわゆるササリ粒)が取り出されて下方の揺動選別棚38上に落下し、さらに、二番ラセン47内へと回収されていく構成である。
【0032】
前述のように、扱室33内の脱穀物で揺動選別棚38上に落下せず、二番処理室41内にも取り込まれなかった残りの脱穀物は、扱室33の終端部まで搬送されていく。この扱室33の終端部まで搬送されてきた脱穀物は、排塵処理室37内に取り込まれ、取り込まれた脱穀物は、選別風送り方向下手側に搬送されていく。また、扱室33の終端部まで搬送されてきた脱穀物のうち、排塵処理室37内に取り込まれなかった脱穀物は下方の揺動選別棚38上に落下していく構成である。
【0033】
扱室33内の終端部から排塵処理室37内に脱穀物を送る際において、脱穀物が詰まらないように、扱室33から排塵処理室37への引継ぎ部分においても、排塵処理胴35の外周にラセン形状の排塵処理歯35aを設けていて、該排塵処理歯35aの送り作用で引継ぎ部に脱穀物が詰まらないようにしている。
【0034】
このような、揺動選別棚38の揺動作用と唐箕43からの選別風の作用にもかかわらず、一番ラセン46内に取り込まれなかった残りの穀粒は、他の排塵物と共にさらに後方に送られ、二番ラセン47内へと取り込まれていく。該二番ラセン47内に取り込まれた二番物は、二番揚穀筒48にて前記二番処理室41の選別風送り方向下手側に還元されて、扱室33からの脱穀物と合流し、その後、選別風送り方向の上手側に搬送されながら、二番処理胴受樋40との相互作用で脱穀処理されながら搬送され、終端部の羽根39bにより下方の揺動選別棚38上に強制的に落下していく構成である。
【0035】
前記揺動選別棚38については、従来は板金で構成していたが、本願発明においては合成樹脂剤で構成するようにする。そして、一番ラセン46の棚先には、一番棚先板53を設けるにあたり、この一番棚先板53も合成樹脂剤で構成して揺動選別棚38と一体で構成するようにしている。また、二番ラセン47の棚先には、二番棚先板54を設けるにあたり、この二番棚先板54も合成樹脂剤で構成して揺動選別棚38と一体で構成するようにしている。
【0036】
これにより、部品点数が削減できてコストダウンとなる。また、点検保守も容易となる。また、揺動選別棚38の廃却時においても、同一素材のため一緒に廃却可能となるので、素材の再利用が容易となる。
【0037】
前記一番棚先板53と二番棚先板54については、揺動選別棚38と一体で揺動するので、一番棚先板53と二番棚先板54の一部の部分は薄肉で構成している。この薄肉部分が曲がることで、一番棚先板53と二番棚先板54は、揺動選別棚38と共に揺動できる構成である。もちろん、前記薄肉部分以外の部分については、強度を向上させるために、補強用のリブ55を設けるように構成してもよい(図7)。また、この補強用のリブ55は複数個設けるように構成してもよい。これにより、合成樹脂剤で構成された一番棚先板53と二番棚先板54の強度が向上するようになる。
【0038】
図8は前記扱胴31と排稈搬送装置56の伝動構成を示している。排稈搬送装置56は、排稈チェン18と穂先ラグ56aとから構成されている。扱胴31の後方にはベベルボックス57が設けられており、このベベルボックス57から扱胴31と排稈搬送装置56を駆動するように構成している。このように、扱胴31と排稈搬送装置56とを一つのベベルボックス57から駆動するように構成しているので、部品点数が削減できてコストダウンとなる。さらに、ベベルボックス57はコンバインの操作部13から離れた位置に設けられることになるので、ベベルボックス57の騒音が操作部13へ影響を与えるのを防止できるようになる。
【0039】
図9は前記ベベルボックス57の伝動の上手側に設けられる二番処理胴39と排塵処理胴35の伝動構成を示している。エンジンからの動力は、カウンタープーリ58へと入力され、ベベルギヤ59、60を介して二番処理胴39と排塵処理胴35が駆動される構成としている。このベベルギヤ59、60についても、コンバインの操作部13から離れるように構成しているので、このベベルギヤ59、60の騒音が操作部13へ伝わるのを防止できるようになる。
【0040】
また、一組のベベルギヤ59、60から二番処理胴39と排塵処理胴35とを駆動するように構成するために、前記ベベルギヤ59、60は二番処理胴39と排塵処理胴35の間に設ける構成としている。これにより、効率よく伝動が可能となる。
【0041】
また、二番処理胴39は矢印B方向へ外すように構成され、排塵処理胴35は矢印C方向へ外れるように構成しているので、保守点検作業が容易となる。
前記ベベルギヤ59、60の伝動下手側には平歯車61、62、63が設けられており、これら平歯車61、62、63を経由して一直線で前記ベベルボックス57へ動力伝達するように構成している。これにより、伝動系が簡素に構成可能となる。また、平歯車61、62、63については、系を順番に大きくなるように構成している。これにより、減速が容易に可能となる。
【0042】
図11については、前記平歯車61、62、63の代わりにベルト64で伝動するように構成してもよい。これにより、高負荷時にはベルト64が滑ることで、安全な伝動が可能となる。
【0043】
図12はフィードチェン15の始端部を示しているが、このフィードチェン15の前方には補助フィードチェン65を設けている。該補助フィードチェン65については、テンション66の張り方向がD方向の下側に構成している。このため、フィードチェン15を支持しているフレーム67を補助フィードチェン65の下方を通過させるために、フレーム67を下側に向かって大きく湾曲させるように構成している。即ち、フレーム67と補助フィードチェン65とを平面視で重なるように構成することで、フレーム67の横方向への張り出しを防止できるようになり、機体全体の横幅方向の長さも短くコンパクトに構成可能となる。
【0044】
また、ピン66bに対してテンション66を張るためのトルクスプリング66aが掛けられているが、トルクスプリング66aをピン66bから外すことで、テンション66の点検等が容易に行えるようになる。
【0045】
図13の68は、前述した補助フィードチェン65の内側に設けられている第二補助フィードチェンである。この第二補助フィードチェン68の下側には、チェン張り69が設けられているが、このチェン張り69には大きな湾曲部69aを設けるように構成している。これにより、チェン張り69に対して藁屑等が堆積するのを防止できるようになる。また、チェン張り69はステー70を介してギヤボックスに取り付けられているが、ステー70は長孔70aで調整可能にしているので、ステー70の取り付け位置を調節することで、チェン張り69の調整が容易に可能となる。
【0046】
チェンガイド72については、外装カバーとしての機能を兼用することで、部品点数が削減できて、廉価な構成が可能となる。また、補助フィードチェン65については、フィードチェン15と共に側方へ回動可能に構成している。77はフィードチェン15の側方回動時の案内ガイドである。この案内ガイド77は、フレーム67に開けられた穴76を通過してフィードチェン15をガイドする構成である。
【0047】
図14については、カッター装置19の下方に拡散ラセン73を設け、さらに、カッター装置19から落下してきた排藁を案内して前記拡散ラセン73へと導くガイド板74を設ける構成としている。これにより、排藁が選別室50方向へ逆流するのを防止できるようになる。75は前記拡散ラセン73と揺動選別棚38との間に設けている燃料タンクである。
【0048】
図15は、前述した第二補助フィードチェン68とフィードチェン15の正面視である。このように、第二補助フィードチェン68はフィードチェン15よりも下側に位置しているので、穀稈の流れがスムーズに行われるようになる。また、巻き付き防止プレート75についても、フィードチェン15よりも下側に位置させることで、穀稈の流れに対して抵抗となるのを防止できるようになる。また、巻き付き防止プレート75において、内側プレート75aに対して外側プレート75bの方を高くなるように構成している。これにより、穀稈の穂先側が低くなり、自然な形で流れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】コンバインの左側面図
【図2】コンバインの正面図
【図3】脱穀装置の側断面図
【図4】脱穀装置の平面図
【図5】脱穀装置正面の断面図
【図6】揺動選別棚の左側面図
【図7】棚先板の側面と背面図
【図8】脱穀装置の平面図
【図9】脱穀装置の平面図
【図10】脱穀装置の正面図
【図11】脱穀装置の平面図
【図12】フィードチェンの一部の左側面図
【図13】フィードチェンの一部の左側面図
【図14】脱穀装置後部の一部の左側面図
【図15】脱穀装置入口部の正面断面図
【符号の説明】
【0050】
30 扱網
31 扱胴
33 扱室
38 揺動選別棚
43 唐箕
46 一番ラセン
47 二番ラセン
53 一番棚先板
54 二番棚先板
55 リブ




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013