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発明の名称 簡易式歩行者保護バンパ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2006−44310(P2006−44310A)
公開日 平成18年2月16日(2006.2.16)
出願番号 特願2004−224237(P2004−224237)
出願日 平成16年7月30日(2004.7.30)
代理人 【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
発明者 吉川 雅之
要約 課題
低コストな構成で歩行者の脚部に対する保護性能を確保することができ、しかも適用の自由度が高い簡易式歩行者保護バンパを得る。

解決手段
フロントバンパカバー14はフロントバンパカバー上部18と下部20とに分割されている。カバー上部18の裏面には、荷重受け部24を備えたロッド24が車両前後方向に移動可能に配置されている。ロッド24の後端部24Bは、カバー下部20に下端部が連結されかつピン34で軸支された繰出し部材32の上端部とピン40で結合されている。従って、フロントバンパ12がインパクタ42と接触すると、カバー上部18から荷重受け部26に荷重が入力され、ロッド24が車両後方側へ移動し、繰出し部材32をピン34回りに車両前方側へ回動させる。その結果、カバー下部20がインパクタ42の下部42Bを支える。
特許請求の範囲
【請求項1】
車両幅方向を長手方向として配置された長尺状のバンパリインフォースと、このバンパリインフォースの外側に配置されて意匠面を構成するバンパカバーと、を含んで構成された車両用バンパに適用される簡易式歩行者保護バンパであって、
前記バンパカバーは、カバー上部を構成するバンパカバー上部と、カバー下部を構成するバンパカバー下部と、に分割されており、
バンパカバー上部の裏面側に車両前後方向に沿って移動可能に配置されると共に当該バンパカバー上部の裏面側とバンパリインフォースとの間に荷重受け部が配置され、バンパカバー上部から荷重受け部に荷重が入力されることにより荷重入力方向へ変位する荷重伝達部材と、
一端部がバンパカバー下部に連結又は固定されると共に他端部が荷重伝達部材の後端側に相対回転可能に連結又は係止され、更に一端部と他端部との間で回動可能に軸支された繰出し部材と、
を有することを特徴とする簡易式歩行者保護バンパ。
【請求項2】
前記繰出し部材の一端部と前記繰出し部材の軸支点との距離は、前記荷重伝達部材と前記繰出し部材の他端部との連結又は係止点と前記繰出し部材の軸支点との距離に対し充分に長く設定されている、
ことを特徴とする請求項1記載の簡易式歩行者保護バンパ。
【請求項3】
前記繰出し部材の一端部と前記バンパカバー下部とは相対回転可能に連結されている、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の簡易式歩行者保護バンパ。
【請求項4】
前記荷重伝達部材は前記バンパリインフォースを貫通した状態で配置されており、当該バンパリインフォースには当該荷重伝達部材の車両前後方向への移動をガイドするガイド手段が設けられている、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の簡易式歩行者保護バンパ。
【請求項5】
前記荷重伝達部材及び前記バンパリインフォースの少なくとも一方には、当該荷重伝達部材が荷重入力方向へ所定ストローク移動した時点で当該荷重伝達部材が復帰方向へ移動するのを阻止するロック手段が設けられている、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の簡易式歩行者保護バンパ。
【請求項6】
前記荷重受け部は前記バンパリインフォースの壁面に対して所定の間隙をあけて近接して配置されており、
当該荷重受け部とバンパカバー上部の裏面との間には、当該荷重受け部が当該バンパリインフォースの壁面に当接するまでは弾性変形し、当該荷重受け部が当該バンパリインフォースの壁面に当接した後は圧縮塑性変形してエネルギー吸収する弾塑性部材が設定されている、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の簡易式歩行者保護バンパ。
【請求項7】
前記繰出し部材の他端部には側面視で屈曲形状とされた長孔が形成されていると共に、当該長孔にて当該繰出し部材の他端部と前記荷重伝達部材の後端部とが連結軸回りに相対回転可能に連結されており、
前記繰出し部材が軸支点回りに回動してバンパカバー下部が所定量繰出されると、当該連結軸が長孔の屈曲部位に係止されて荷重伝達部材の逆戻り動作が阻止される、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか又は請求項6に記載の簡易式歩行者保護バンパ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両幅方向を長手方向として配置された長尺状のバンパリインフォースと、このバンパリインフォースの外側に配置されて意匠面を構成するバンパカバーと、を含んで構成された車両用バンパに適用される簡易式歩行者保護バンパに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、歩行者保護対策の一環として、衝突予測センサによって衝突を予測すると、アクチュエータが作動して、フロントバンパの一部又は全部を車両前方側へ所定量突出させるアクティブバンパ装置が種々提案されている。
【0003】
しかし、アクティブバンパ装置は歩行者との衝突を予測するためのセンサ(ミリ波レーダ、ステレオカメラ等)或いは歩行者と衝突したことを検出するためのセンサ(タッチセンサ等)が必要になるだけでなく、これらのセンサに基づいてアクティブバンパ装置を作動させるためのコントローラやフロントバンパの一部又は全部を車両前方側へ突出させるための駆動手段が必要になる等、トータルコストが非常に高くなる難点がある。
【0004】
そこで、これらの大掛かりな構成を設定するのではなく、簡易な方法で効果的に歩行者の脚部に対する保護を図ることができないかどうかが検討されている。
【0005】
下記特許文献2に開示された技術は、前記趣旨に沿うものであるが、この技術ではフロントバンパとは別個独立に車両の前端部に歩行者保護バンパを備えていることを前提として、歩行者との衝突時における歩行者保護バンパの動きに連動してメカニカルにドーザタイプの歩行者保護手段を車両前方側へ繰り出す構成になっているため、歩行者保護バンパを備えていない車両には適用できない。
【特許文献1】特開2000−255350号公報
【特許文献2】特開2001−1848号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記事実を考慮し、低コストな構成で歩行者の脚部に対する保護性能を確保することができ、しかも適用の自由度が高い簡易式歩行者保護バンパを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の本発明に係る簡易式歩行者保護バンパは、車両幅方向を長手方向として配置された長尺状のバンパリインフォースと、このバンパリインフォースの外側に配置されて意匠面を構成するバンパカバーと、を含んで構成された車両用バンパに適用される簡易式歩行者保護バンパであって、前記バンパカバーは、カバー上部を構成するバンパカバー上部と、カバー下部を構成するバンパカバー下部と、に分割されており、バンパカバー上部の裏面側に車両前後方向に沿って移動可能に配置されると共に当該バンパカバー上部の裏面側とバンパリインフォースとの間に荷重受け部が配置され、バンパカバー上部から荷重受け部に荷重が入力されることにより荷重入力方向へ変位する荷重伝達部材と、一端部がバンパカバー下部に連結又は固定されると共に他端部が荷重伝達部材の後端側に相対回転可能に連結又は係止され、更に一端部と他端部との間で回動可能に軸支された繰出し部材と、を有することを特徴としている。
【0008】
請求項2記載の本発明に係る簡易式歩行者保護バンパは、請求項1記載の発明において、前記繰出し部材の一端部と前記繰出し部材の軸支点との距離は、前記荷重伝達部材と前記繰出し部材の他端部との連結又は係止点と前記繰出し部材の軸支点との距離に対し充分に長く設定されている、ことを特徴としている。
【0009】
請求項3記載の本発明に係る簡易式歩行者保護バンパは、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記繰出し部材の一端部と前記バンパカバー下部とは相対回転可能に連結されている、ことを特徴としている。
【0010】
請求項4記載の発明に係る簡易式歩行者保護バンパは、請求項1乃至請求項3記載のいずれかに記載の発明において、前記荷重伝達部材は前記バンパリインフォースを貫通した状態で配置されており、当該バンパリインフォースには当該荷重伝達部材の車両前後方向への移動をガイドするガイド手段が設けられている、ことを特徴としている。
【0011】
請求項5記載の本発明に係る簡易式歩行者保護バンパは、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明において、前記荷重伝達部材及び前記バンパリインフォースの少なくとも一方には、当該荷重伝達部材が荷重入力方向へ所定ストローク移動した時点で当該荷重伝達部材が復帰方向へ移動するのを阻止するロック手段が設けられている、ことを特徴としている。
【0012】
請求項6記載の本発明に係る簡易式歩行者保護バンパは、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の発明において、前記荷重受け部は前記バンパリインフォースの壁面に対して所定の間隙をあけて近接して配置されており、当該荷重受け部とバンパカバー上部の裏面との間には、当該荷重受け部が当該バンパリインフォースの壁面に当接するまでは弾性変形し、当該荷重受け部が当該バンパリインフォースの壁面に当接した後は圧縮塑性変形してエネルギー吸収する弾塑性部材が設定されている、ことを特徴としている。
【0013】
請求項7記載の本発明に係る簡易式歩行者保護バンパは、請求項1乃至請求項4のいずれか又は請求項6に記載の発明において、前記繰出し部材の他端部には側面視で屈曲形状とされた長孔が形成されていると共に、当該長孔にて当該繰出し部材の他端部と前記荷重伝達部材の後端部とが連結軸回りに相対回転可能に連結されており、前記繰出し部材が軸支点回りに回動してバンパカバー下部が所定量繰出されると、当該連結軸が長孔の屈曲部位に係止されて荷重伝達部材の逆戻り動作が阻止される、ことを特徴としている。
【0014】
請求項1記載の本発明によれば、バンパカバーはカバー上部を構成するバンパカバー上部とカバー下部を構成するバンパカバー下部とに分割されており、歩行者の脚部に車両の前端部又は後端部が接触すると、その際の接触荷重がバンパカバー上部に入力される。このため、仮に本発明をフロントバンパに適用したとすると、バンパカバー上部は車両後方側へ押圧され、その裏面側に車両前後方向に沿って配置された荷重伝達部材の荷重受け部に車両後方側への荷重が入力される。これにより、荷重伝達部材は荷重入力方向である車両後方側へ移動し、繰出し部材の他端部を車両後方側へ押圧する。その結果、繰出し部材は軸支点回りに回動し、繰出し部材の一端部と連結又は固定されたバンパカバー下部を車両前方側へ繰出す。これにより、歩行者の脚部(の特に膝下部分)がサポートされる。なお、仮に本発明をリヤバンパに適用した場合には、上記の動作が逆方向に行われる。
【0015】
このように本発明では、歩行者の脚部がバンパカバー上部に接触することにより、メカニカルにバンパカバー下部が繰出されるように構成したので、歩行者との衝突を予測するためのセンサやコントローラ及び駆動手段等が不要になる。従って、大幅なコスト削減を図ることができる。
【0016】
さらに、本発明では、車両が前端部又は後端部に備えているバンパカバーとの関係で構成を成立させているので、従来技術のようにフロントバンパとは別個独立に車両の前端部に歩行者保護バンパを備えている車両でなくても適用することができる。よって、適用の自由度が高くなる。
【0017】
請求項2記載の本発明によれば、繰出し部材の一端部と繰出し部材の軸支点との距離を、荷重伝達部材と繰出し部材の他端部との連結又は係止点と繰出し部材の軸支点との距離に対し充分に長く設定したので、荷重伝達部材が僅かに移動するだけでも、繰出し部材は素早く車両前方側又は車両後方側へ繰出される。
【0018】
請求項3記載の本発明によれば、繰出し部材の一端部とバンパカバー下部とを相対回転可能に連結したので、繰出し部材の回動動作によって繰出されたバンパカバー下部の姿勢を安定的に保つことができる。
【0019】
請求項4記載の本発明によれば、荷重伝達部材はバンパリインフォースを貫通した状態で配置されており、当該バンパリインフォースに当該荷重伝達部材の車両前後方向への移動をガイドするガイド手段を設けたので、荷重伝達部材が移動途中でこじれるのを防止することができる。
【0020】
請求項5記載の本発明によれば、荷重伝達部材及びバンパリインフォースの少なくとも一方にロック手段を設けたので、荷重伝達部材が荷重入力方向へ所定ストローク移動すると、その時点で当該荷重伝達部材が復帰方向へ移動するのが阻止される。このため、バンパカバー下部へ入力される歩行者の脚部からの反力によって繰出し部材が押し返されるのを防止することができる。
【0021】
請求項6記載の本発明によれば、荷重受け部はバンパリインフォースの壁面に対して所定の間隙をあけて近接して配置されており、当該荷重受け部とバンパカバー上部の裏面との間には弾塑性部材が設定されている。このため、歩行者の脚部と接触した初期には、荷重受け部がバンパリインフォースの壁面に当接するまで弾塑性部材が弾性変形し、この間に繰出し部材によるバンパカバー下部の繰出し動作が完了する。
【0022】
続いて、なおも荷重受け部に荷重が入力されると、弾塑性部材が圧縮塑性変形して接触時のエネルギーを吸収する。
【0023】
請求項7記載の本発明によれば、繰出し部材の他端部には側面視で屈曲形状とされた長孔が形成されており、当該長孔にて繰出し部材の他端部と荷重伝達部材の後端部とが連結軸回りに相対回転可能に連結されている。
【0024】
ここで、本発明では、繰出し部材が軸支点回りに回動してバンパカバー下部が所定量繰出されると、当該連結軸が長孔の屈曲部位に係止されて逆戻り動作が阻止されるため、バンパカバー下部に歩行者の脚部からの反力が入力されても、荷重伝達部材は車両前方側又は車両後方側へ移動することはできない。従って、ロック手段を廃止することが可能となる。
【発明の効果】
【0025】
以上説明したように、請求項1記載の簡易式歩行者保護バンパは、バンパカバーをカバー上部を構成するバンパカバー上部とカバー下部を構成するバンパカバー下部とに分割した上で、バンパカバー上部の裏面側に車両前後方向に沿って移動可能に配置されると共に当該バンパカバー上部の裏面側とバンパリインフォースとの間に荷重受け部が配置され、バンパカバー上部から荷重受け部に荷重が入力されることにより荷重入力方向へ変位する荷重伝達部材と、一端部がバンパカバー下部に連結又は固定されると共に他端部が荷重伝達部材の後端側に相対回転可能に連結又は係止され、更に一端部と他端部との間で回動可能に軸支された繰出し部材と、を有するので、低コストな構成で歩行者の脚部に対する保護性能を確保することができ、しかも適用の自由度が高いという優れた効果を有する。
【0026】
請求項2記載の本発明に係る簡易式歩行者保護バンパは、請求項1記載の発明において、繰出し部材の一端部と繰出し部材の軸支点との距離を、荷重伝達部材と繰出し部材の他端部との連結又は係止点と繰出し部材の軸支点との距離に対し充分に長く設定したので、荷重伝達部材の移動量が僅かに移動するだけでも繰出し部材を素早く車両前方側又は車両後方側へ繰出させることができ、その結果、歩行者との衝突予測の検出センサを廃止することができるという優れた効果を有する。
【0027】
請求項3記載の本発明に係る簡易式歩行者保護バンパは、請求項1又は請求項2記載の発明において、繰出し部材の一端部とバンパカバー下部とを相対回転可能に連結したので、繰出し部材の回動動作によって繰出されたバンパカバー下部の姿勢を安定的に保つことができ、その結果、歩行者の脚部に対する保護性能を向上させることができるという優れた効果を有する。
【0028】
請求項4記載の本発明に係る簡易式歩行者保護バンパは、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明において、荷重伝達部材はバンパリインフォースを貫通した状態で配置されており、当該バンパリインフォースに当該荷重伝達部材の車両前後方向への移動をガイドするガイド手段を設けたので、荷重伝達部材が移動途中でこじれるのを防止することができ、その結果、荷重伝達部材を円滑に移動させることができるという優れた効果を有する。
【0029】
請求項5記載の本発明に係る簡易式歩行者保護バンパは、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明において、荷重伝達部材及びバンパリインフォースの少なくとも一方に、当該荷重伝達部材が荷重入力方向へ所定ストローク移動した時点で当該荷重伝達部材が復帰方向へ移動するのを阻止するロック手段を設けたので、バンパカバー下部へ入力される歩行者の脚部からの反力によって繰出し部材が押し返されるのを防止することができ、その結果、歩行者の脚部のサポート性能、ひいては保護性能を向上させることができるという優れた効果を有する。
【0030】
請求項6記載の本発明に係る簡易式歩行者保護バンパは、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の発明において、荷重受け部はバンパリインフォースの壁面に対して所定の間隙をあけて近接して配置されており、当該荷重受け部とバンパカバー上部の裏面との間に、当該荷重受け部が当該バンパリインフォースの壁面に当接するまでは弾性変形し、当該荷重受け部が当該バンパリインフォースの壁面に当接した後は圧縮塑性変形してエネルギー吸収する弾塑性部材を設定したので、歩行者の脚部との接触時のエネルギー吸収性能を高めることができるという優れた効果を有する。
【0031】
請求項7記載の本発明に係る簡易式歩行者保護バンパは、請求項1乃至請求項4のいずれか又は請求項6に記載の発明において、繰出し部材の他端部には側面視で屈曲形状とされた長孔が形成されていると共に、当該長孔にて当該繰出し部材の他端部と前記荷重伝達部材の後端部とが連結軸回りに相対回転可能に連結されており、繰出し部材が軸支点回りに回動してバンパカバー下部が所定量繰出されると、当該連結軸が長孔の屈曲部位に係止されて荷重伝達部材の逆戻り動作が阻止される構成としたので、ロック手段を廃止することができ、その結果、より一層コストダウンを図ることができるという優れた効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
〔第1実施形態〕
以下、図1及び図2を用いて、本発明に係る簡易式歩行者保護バンパの第1実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示している。
【0033】
図1には、本実施形態に係る簡易式歩行者保護バンパ10の全体構成が縦断面図で示されている。この図に示されるように、本実施形態に係る簡易式歩行者保護バンパ10は、車両の前端部に車両幅方向を長手方向として配置された車両用バンパとしてのフロントバンパ12に適用されている。フロントバンパ12は、意匠面を構成する樹脂製のフロントバンパカバー14と、その車両後方側に車両幅方向を長手方向として配置された長尺状かつ金属製のフロントバンパリインフォース16と、を含んで構成されている。
【0034】
上述したフロントバンパカバー14は、上部を構成するフロントバンパカバー上部18と、下部を構成するフロントバンパカバー下部20と、に分割されている。
【0035】
一方、フロントバンパリインフォース16はフロントバンパカバー上部18の車両後方側に配置されており、略矩形断面状(「日」の字形状)に形成されている。フロントバンパリインフォース16の前壁16A及び後壁16Bの所定位置(下部側)には、車両前後方向に同軸上に貫通する一対のロッド挿通孔22が形成されている。これらのロッド挿通孔22内へは、荷重伝達部材としての長尺状のロッド24が挿入状態で配置されている。
【0036】
ロッド24の前端部にはプレート状の荷重受け部26が一体に形成され又は別体で取り付けられており、フロントバンパカバー上部18の裏面側に当接状態(近接状態でもよい)で配置されている。また、ロッド24の後端側には一般部よりも径が大きい大径部24Aが形成されており、フロントバンパリインフォース16の後壁16Bにはかかる大径部24Aを軸方向移動可能に支持するガイド手段としての円筒状のカラー28が溶接等によって固着されている。組付後の状態では、大径部24Aがカラー28内に挿通支持された状態で配置されており、このとき大径部24Aの後端側から元の軸径まで縮径された後端部24Bはフロントバンパリインフォース16の後壁16Bから更に車両後方側へ突出した状態で配置されている。
【0037】
また、上述したフロントバンパリインフォース16の後側下端部には、ブラケット30が取り付けられている。このブラケット30には、棒状の繰出し部材32が軸支点としてのピン34を中心として回動可能に軸支されている。繰出し部材32の下端部(一端部)は、フロントバンパカバー下部20の上面に形成された取付部36にピン38で相対回転可能に連結されている。さらに、繰出し部材32の上端部(他端部)は、前述したロッド24の後端部24Bとピン40で相対回転可能に連結されている。なお、繰出し部材32の上端部に形成されたピン40を挿通させるための挿通孔41(図1の付図参照)は、繰出し部材32の軸方向に長い長孔状に形成されている。
【0038】
また、上述した繰出し部材32の軸支点(ピン34)と下端部(ピン38)との距離L2は、繰出し部材32の軸支点(ピン34)とロッド24の後端部24Bと繰出し部材32の他端部との連結点(ピン40)までの距離L1に対して充分に長く設定されている。
【0039】
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
【0040】
図1に示される状態が、歩行者の脚部を想定したインパクタ42と接触する前の状態である。
【0041】
この状態から図2に示されるように、車両の前端部がインパクタ42に接触すると、フロントバンパカバー上部18に車両後方側への接触荷重が入力される。このため、フロントバンパカバー上部18は車両後方側へ押圧され、それに伴って荷重受け部26が車両後方側へ移動する。従って、荷重受け部26と一体化されたロッド24が車両後方側へ軸方向移動し、繰出し部材32の上端部を車両後方側へ押圧する。その結果、繰出し部材32はピン34回りに回動し、繰出し部材32の下端部と連結されたフロントバンパカバー下部20が車両前方側へ繰出される。これにより、フロントバンパカバー下部20によってインパクタ42の下部42Bが支えられ、インパクタ42の上部42Aの下部42Bに対する屈曲角度φが抑えられる。よって、ヒンジ部44(歩行者の膝関節部に相当)への荷重負担が軽減される。
【0042】
このように本実施形態に係る簡易式歩行者保護バンパ10では、歩行者の脚部がフロントバンパカバー上部18に接触することにより、メカニカルにフロントバンパカバー下部20が繰出されるように構成したので、歩行者との衝突を予測するためのセンサやコントローラ及び駆動手段等が不要になる。従って、大幅なコスト削減を図ることができる。
【0043】
さらに、本実施形態に係る簡易式歩行者保護バンパ10では、車両が前端部に備えているフロントバンパカバー14との関係で構成を成立させているので、従来技術のようにフロントバンパとは別個独立に車両の前端部に歩行者保護バンパを備えている車両でなくても適用することができる。よって、適用の自由度が高くなる。
【0044】
以上より、総括すると、本実施形態に係る簡易式歩行者保護バンパ10によれば、低コストな構成で歩行者の脚部に対する保護性能を確保することができ、しかも適用の自由度を高めることができる。
【0045】
また、本実施形態に係る簡易式歩行者保護バンパ10では、繰出し部材32の下端部(ピン38)と繰出し部材32の軸支点(ピン34)との距離L2を、ロッド24の後端部24Bと繰出し部材32の上端部との連結点(ピン40)と繰出し部材32の軸支点(ピン34)との距離L1に対して充分に長く設定したので、ロッド24が僅かに移動するだけでも、繰出し部材32は素早く車両前方側へ繰出される。その結果、本実施形態によれば、歩行者との衝突予測用のセンサを廃止することができ、上記効果の裏付けとなる。
【0046】
さらに、本実施形態に係る簡易式歩行者保護バンパ10では、繰出し部材32の下端部とフロントバンパカバー下部20とを相対回転可能に連結したので、繰出し部材32の回動動作によって繰出されたフロントバンパカバー下部20の姿勢を安定的に保つことができる。その結果、本実施形態によれば、歩行者の脚部に対する保護性能を向上させることができる。
【0047】
また、本実施形態に係る簡易式歩行者保護バンパ10では、ロッド24はフロントバンパリインフォース16を貫通した状態で配置されており、当該フロントバンパリインフォース16にロッド24の車両前後方向への移動をガイドするカラー28を設けたので、ロッド24が移動途中でこじれるのを防止することができる。その結果、本実施形態によれば、ロッド24を円滑に移動させることができる。
【0048】
〔第2実施形態〕
次に、図3及び図4を用いて、本発明に係る簡易式歩行者保護バンパの第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
【0049】
図3には、本実施形態に係る簡易式歩行者保護バンパ10の要部が拡大して示されている。この図に示されるように、本実施形態では、前述した荷重伝達部材を構成するロッド24の大径部24Aにロック手段としてのロックピン50を設定した点に特徴がある。
【0050】
具体的に説明すると、ロッド24の大径部24Aの外周部には適宜間隔で複数の凹部52が形成されており、各凹部52には長靴形状のロックピン50がロッド24の半径方向へ移動可能に収容されている。ロックピン50の基端部には突起状の係合部50Aが形成されており、これに対応して大径部24Aの凹部52には係合部50Aと係合可能な突起状の被係合部54が形成されている。さらに、ロックピン50の底面は、広義には他のスプリングを含む付勢手段として把握される圧縮コイルスプリング56によって、ロッド24の径方向外側へ常時押圧付勢されている。ロックピン50の先端部が大径部24Aの外周面と面一になった状態では、ロックピン50の係合部50Aは凹部52の被係合部54から離間している。
【0051】
上記構成によれば、図3に示されるように、通常時においては、圧縮コイルスプリング56の付勢力に抗してピン34の先端部がカラー28の内周面に当接状態で保持されている。この状態から、フロントバンパカバー上部18がインパクタ42と接触し、フロントバンパカバー上部18及び荷重受け部26を介してロッド24が車両後方側へ軸方向移動すると、図4に示されるように、ピン34がフロントバンパリインフォース16の後壁16Bを越えた時点で、圧縮コイルスプリング56の付勢力によって複数のロックピン50が径方向外側へ同時に押出されて、ロッド24の大径部24Aの外周面よりも突出する。
【0052】
このため、仮に、車両前方側へ繰出されたフロントバンパカバー下部20へインパクタ42から押し戻す方向への反力が作用しても、複数のロックピン50がフロントバンパリインフォース16の後壁16Bの壁面に係合されるため、繰出し部材32が復帰方向へ回動することはない。すなわち、フロントバンパカバー下部20による歩行者の脚部へのサポート状態は維持される。その結果、本実施形態に係る簡易式歩行者保護バンパ10によれば、歩行者の脚部のサポート性能、ひいては保護性能を向上させることができる。
【0053】
〔第3実施形態〕
次に、図5〜図7を用いて、本発明に係る簡易式歩行者保護バンパの第3実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
【0054】
図5には、本実施形態に係る簡易式歩行者保護バンパ60の全体構成が縦断面図で示されている。この図に示されるように、本実施形態に係る簡易式歩行者保護バンパ60では、荷重伝達部材としてのロッド62の軸長を短くして荷重受け部64とフロントバンパカバー上部18との間に所定の空間部66を形成し、この空間部66に弾塑性部材としてのエネルギー吸収部材68を配設した点に特徴がある。
【0055】
具体的に説明すると、荷重受け部64は、フロントバンパリインフォース16の前壁16Aから所定距離Aだけ離間して対向して配置(近接した状態で配置)されている。これにより、荷重受け部64とフロントバンパリインフォース16の前壁部16Aとの間には、寸法Aの隙間70が形成されている。
【0056】
また、上記荷重受け部64の前面とフロントバンパカバー上部18の裏面との間には、ばねを模した形状のエネルギー吸収部材68が介装されている。エネルギー吸収部材68は、フロントバンパカバー上部18の裏面に当接状態(近接状態でもよい)で配置されかつ前述した第1実施形態等における荷重受け部26と同様形状の別の荷重受け部72と、この荷重受け部72とロッド62側の荷重受け部26とを繋ぎ車両前後方向(軸圧縮方向)へ弾塑性変形可能なエネルギー吸収部74と、によって構成されている。
【0057】
上記構成によれば、図5に示される状態が簡易式歩行者保護バンパ60の作動前の状態である。この状態から、フロントバンパカバー下部20がインパクタ42に接触すると、図6に示されるように、フロントバンパカバー下部20がインパクタ42によって車両後方側へ押圧される。このため、フロントバンパカバー下部20が車両後方側へ変位し、荷重受け部64をフロントバンパリインフォース16の前壁16Aの前面に当接させる。そして、荷重受け部64がこの隙間70をストロークする間に、繰出し部材32の繰出し動作は完了する。また、この段階では、エネルギー吸収部材68は弾性変形しているものの、塑性変形はしていない。この状態から更にフロントバンパカバー上部18がインパクタ42によって車両後方側へ押圧されると、図7に示されるように、エネルギー吸収部材68のエネルギー吸収部74が軸圧縮方向へ塑性変形する。これにより、その際の衝突エネルギーが吸収される。
【0058】
このように本実施形態に係る簡易式歩行者保護バンパ60では、ロッド62の荷重受け部64をフロントバンパリインフォース16の前壁16Aの前面に近接して配置し、これにより生じたスペース(空間部66)に弾塑性変形可能なエネルギー吸収部材68を配設する構成としたので、歩行者の脚部との接触時のエネルギー吸収性能を高めることができる。
【0059】
〔第4実施形態〕
次に、図8及び図9を用いて、本発明に係る簡易式歩行者保護バンパの第4実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
【0060】
図8(A)に示されるように、この実施形態では、繰出し部材32の上端部に形成したストレート形状の挿通孔41に替えて、側面視で略「く」の字状に形成された長孔80を介して、ロッド24の後端部24Bと繰出し部材32の上端部とをピン40で結合した点に特徴がある。
【0061】
より具体的に説明すると、図8(B)に示されるように、長孔80は車両上下方向(繰出し部材32の長手方向)に沿って形成された下部孔80Aと、この下部孔80Aの上端部から車両後方かつ上方側へ斜めに連続して形成された上部孔80Bと、によって構成されている。なお、長孔80の上部孔80Bの形状を確保するために、繰出し部材32の上端部は車両後方側へ若干張出されている。
【0062】
上記構成によれば、図8(A)及び図8(B)に示されるように、インパクタ42と接触する前は、ロッド24の後端部24Bに配置されたピン40は繰出し部材32の長孔80の下部孔80Aの下端部に位置されている。この状態から、フロントバンパカバー上部18がインパクタ42と接触し、ロッド24が車両後方側(図8(B)の矢印B方向)へ軸方向移動すると、ピン40によって繰出し部材32の上端部が車両後方側へ押されて、繰出し部材32はピン34を中心として側面視で時計方向(同図矢印C方向)へ回動される。そして、ロッド24が車両後方側へフルストロークすると、ピン40が長孔80の上部孔80Bの終端部へ移動する。
【0063】
この状態でインパクタ42から反力を受けて、車両前方側へ繰出された操出し部材32がフロントバンパカバー下部20を介して復帰方向へ押圧された場合、ピン40が長孔80の上部孔80Bに入り込んで、ピン40が上部孔80Bの壁面80B’に引っ掛かって相互干渉する。このため、繰出し部材32は、ピン34回りに回動動作(逆戻り動作)をすることができなくなる。すなわち、ロッド24が車両後方側へフルストロークすることにより、繰出し部材32は復帰方向への動作がロックされたロック状態となる。このため、フロントバンパカバー下部20がインパクタ42と接触した際の反力が繰出し部材32に作用しても、繰出し部材32が復帰方向へ不用意に動作するのを防止することができる。よって、本実施形態によれば、前述した第2実施形態で説明したロック手段を廃止することができる。その結果、より一層コストダウンを図ることができる。
【0064】
なお、図8は前述した第1実施形態に対して本構造を適用した例であるが、図9に示される如く、前述した第3実施形態に対して本構造を適用することも可能である。
【0065】
〔実施形態の補足説明〕
上述した各実施形態では、フロントバンパ12に対して本発明を適用したが、これに限らず、リヤバンパに対して本発明を適用してもよい。
【0066】
また、上述した各実施形態では、ロッド24、62がフロントバンパリインフォース16を貫通した構造を採ったが、必ずしもロッドがフロントバンパリインフォースを貫通する必要はない。すなわち、車種によってはフロントバンパリインフォースが上記実施形態よりも車両上方側へずれていることもあり、その場合には、フロントバンパリインフォースの底壁部の下面にブラケット等を取り付ければ、フロントバンパリインフォースを貫通させなくても、ロッドを軸方向移動可能に支持することができる。
【0067】
さらに、上述した第3実施形態及び第4実施形態では、ばねを模したエネルギー吸収部材68を用いたが、これに限らず、パッド、樹脂リブ等、種々のエネルギー吸収部材を採用することができる。
【0068】
また、上述した各実施形態では、繰出し部材32の下端部をフロントバンパカバー下部20に対してピン38回りに相対回転可能に連結したが、これに限らず、繰出し部材の下端部をフロントバンパカバー下部に固定してもよい。
【0069】
さらに、上述した各実施形態では、ロッド24、62の後端部を繰出し部材32とピン40で相対回転可能に連結したが、これに限らず、当該後端部を繰出し部材の上端部に係止させるだけでもよい。例えば、ロッドの後端部を平面視でY字状に形成しておき、その二股部分に繰出し部材の後端部を係止させる。そして、捩じりコイルスプリング等のリターンスプリングで繰出し部材の後端部が常時ロッドのY字状の後端部に係止されるように回転付勢しておけば、ロッドが車両後方側へ軸方向移動したときには、リターンスプリングの付勢力に抗して、ロッドの後端部と繰出し部材の上端部との当接位置が繰出し部材の長手方向にずれるだけで係止状態は維持される。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】第1実施形態に係る簡易式歩行者保護バンパの全体構成(インパクタとの接触前の状態)を示す縦断面図である。
【図2】第1実施形態に係る簡易式歩行者保護バンパの全体構成(インパクタとの接触後の状態)を示す縦断面図である。
【図3】第2実施形態に係る簡易式歩行者保護バンパの要部(インパクタとの接触前の状態)を拡大して示すロック機構の縦断面図である。
【図4】第2実施形態に係る簡易式歩行者保護バンパの要部(インパクタとの接触後の状態)を拡大して示すロック機構の縦断面図である。
【図5】第3実施形態に係る簡易式歩行者保護バンパの全体構成(インパクタとの接触前の状態)を示す図1に対応する縦断面図である。
【図6】第3実施形態に係る簡易式歩行者保護バンパの全体構成(インパクタとの接触前の状態)を示す図2に対応する縦断面図である。
【図7】図6に示される状態よりも更にインパクタからフロントバンパカバー上部に接触荷重が入力された際にエネルギー吸収部材が変形する様子を示す図6に対応する縦断面図である。
【図8】(A)は第4実施形態に係る簡易式歩行者保護バンパの全体構成(第1実施形態をベースにしたもの)を示す図1に対応する縦断面図であり、(B)はその要部を拡大して示す側面図である。
【図9】(A)は第4実施形態に係る簡易式歩行者保護バンパの全体構成(第3実施形態をベースにしたもの)を示す図1に対応する縦断面図であり、(B)はその要部を拡大して示す側面図である。
【符号の説明】
【0071】
10 簡易式歩行者保護バンパ
12 フロントバンパ(車両用バンパ)
14 フロントバンパカバー
16 フロントバンパリインフォース
18 フロントバンパカバー上部
20 フロントバンパカバー下部
24 ロッド(荷重伝達部材)
26 荷重受け部
28 カラー(ガイド手段)
32 繰出し部材
34 ピン(軸支点)
38 ピン
40 ピン(連結軸)
42 インパクタ
50 ロックピン(ロック手段)
52 凹部(ロック手段)
54 被係合部(ロック手段)
56 圧縮コイルスプリング(ロック手段)
60 簡易式歩行者保護バンパ
62 ロッド(荷重伝達部材)
64 荷重受け部
68 エネルギー吸収部材(弾塑性部材)
70 隙間
80 長孔




 

 


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