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発明の名称 頭部保護用エアバッグ装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2006−15846(P2006−15846A)
公開日 平成18年1月19日(2006.1.19)
出願番号 特願2004−194817(P2004−194817)
出願日 平成16年6月30日(2004.6.30)
代理人 【識別番号】100094042
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 知
発明者 吉田 雄一朗 / 清水 太郎 / 福田 真孝 / 大場 祥寛 / 佐藤 大介 / 高橋 直之
要約 課題
ガス導入部とガス通路との連通部分においてインフレータから噴出される展開用ガスを安定的にカーテンエアバッグの前後方向に振り分けることが可能であり、これにより展開用ガスを円滑にガス通路内に流通させることができる頭部保護用エアバッグ装置を提供する。

解決手段
インフレータ3とカーテンエアバッグ2を有し、カーテンエアバッグは、複数のチャンバー部8と、インフレータからの展開用ガスがカーテンエアバッグの上部から導入されるガス導入部11と、ガスがガス導入部から複数のチャンバー部に導かれる、カーテンエアバッグ上部のガス通路7と、カーテンエアバッグに、ガス導入部に面して凸形状を有し、ガス導入部との間にカーテンエアバッグの前方および後方のガス通路に向かう前後一対のガス分流部14を形成するガス案内部13とを備える。カーテンエアバッグの展開時の前後一対のガス分流部の通路断面積Dが等しく設定される。
特許請求の範囲
【請求項1】
インフレータとカーテンエアバッグとを備え、車両のサイドルーフインナーパネルに沿って設置される頭部保護用エアバッグ装置であって、
前記カーテンエアバッグは、
乗員の頭部を保護する複数のチャンバー部と、
前記インフレータから発生する展開用ガスが前記カーテンエアバッグの上部から導入されるガス導入部と、
前記展開用ガスが前記ガス導入部から前記複数のチャンバー部に導かれる、前記カーテンエアバッグ上部に設けられるガス通路と、
前記カーテンエアバッグに、前記ガス導入部に面して凸形状を有し、前記ガス導入部との間に前記カーテンエアバッグの前方および後方の前記ガス通路に向かう前後一対のガス分流部を形成するガス案内部とを備え、
前記カーテンエアバッグの展開時の前記前後一対のガス分流部の通路断面積が等しいことを特徴とする頭部保護用エアバッグ装置。
【請求項2】
前記インフレータのガス噴出口は、前記カーテンエアバッグが車両に取り付けられたときに湾曲される前記ガス通路の方向に向けられていることを特徴とする請求項1に記載の頭部保護用エアバッグ装置。
【請求項3】
前記複数のチャンバー部は前記ガス導入部に連通される複数のインレットを備え、
前記カーテンエアバッグが取り付けられた際に、車両のアシストグリップに相当する位置の近傍に少なくとも一つのインレットが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の頭部保護用エアバッグ装置。
【請求項4】
前記複数のチャンバー部のうち、前記ガス導入部に前後方向に最も近い2つのチャンバー部の前記ガス導入部から見ておのおの一つ外側の2つのチャンバー部のインレットを少なくとも封鎖し、当該封鎖されたチャンバー部がその下方で隣接するチャンバー部に連通されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの項に記載の頭部保護用エアバッグ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガス導入部とガス通路との連通部分においてインフレータから噴出される展開用ガスを安定的にカーテンエアバッグの前後方向に振り分けることが可能であり、これにより展開用ガスを円滑にガス通路内に流通させることができる頭部保護用エアバッグ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インフレータより噴出された展開用ガスをエアバッグのガス通路内にスムーズに流通させる技術は、例えば特許文献1で提案されているように、各種知られている。この特許文献1では、膨張室を有するエアバッグ本体と、エアバッグ本体内に設けられ、かつインフレータより噴出される高圧ガスを膨張室へ導くガス流路とを有するエアバッグであって、ガス流路を流通する高圧ガスを膨張室へ分岐する分岐部に、絞り部を設けたもので、インフレータよりガス流路内に噴出された高圧ガスは、ガス流路内をスムーズに流通して膨張室へと達するため、エアバッグ本体を瞬時に所定形状に膨張展開させることができるようになっている。
【特許文献1】特開2003−54348号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記特許文献1にあっては、ガス流路と膨張室との分岐部に絞り部を設けて展開用ガスの流れを改善するようにしている。ところで、カーテンエアバッグ内のガス通路は当該カーテンエアバッグの前後方向に複数形成されるチャンバー部に展開用ガスを送り込むために相当の長さで形成されている一方、このガス通路へインフレータからの展開用ガスを導入するために、カーテンエアバッグにはその前後方向の適宜位置に一箇所、ガス通路と連通されるガス導入部が設けられていて、このガス導入部からガス通路にカーテンエアバッグの前後方向へ振り分けて展開用ガスを送り込むようになっている。従来にあっては、展開用ガスの振り分け部分となるガス通路とガス導入部との連通部分で、インフレータから導入される展開用ガスの流れが乱されてしまうという課題があった。そしてこのために、カーテンエアバッグの展開膨張に時間がかかったり、安定した展開膨張作用が得られないという問題があった。
【0004】
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、ガス導入部とガス通路との連通部分においてインフレータから噴出される展開用ガスを安定的にカーテンエアバッグの前後方向に振り分けることが可能であり、これにより展開用ガスを円滑にガス通路内に流通させることができる頭部保護用エアバッグ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明にかかる頭部保護用エアバッグ装置は、インフレータとカーテンエアバッグとを備え、車両のサイドルーフインナーパネルに沿って設置される頭部保護用エアバッグ装置であって、前記カーテンエアバッグは、乗員の頭部を保護する複数のチャンバー部と、前記インフレータから発生する展開用ガスが前記カーテンエアバッグの上部から導入されるガス導入部と、前記展開用ガスが前記ガス導入部から前記複数のチャンバー部に導かれる、前記カーテンエアバッグ上部に設けられるガス通路と、前記カーテンエアバッグに、前記ガス導入部に面して凸形状を有し、前記ガス導入部との間に前記カーテンエアバッグの前方および後方の前記ガス通路に向かう前後一対のガス分流部を形成するガス案内部とを備え、前記カーテンエアバッグの展開時の前記前後一対のガス分流部の通路断面積が等しいことを特徴とする。
【0006】
前記インフレータのガス噴出口は、前記カーテンエアバッグが車両に取り付けられたときに湾曲される前記ガス通路の方向に向けられていることを特徴とする。
【0007】
前記複数のチャンバー部は前記ガス導入部に連通される複数のインレットを備え、前記カーテンエアバッグが取り付けられた際に、車両のアシストグリップに相当する位置の近傍に少なくとも一つのインレットが設けられていることを特徴とする。
【0008】
前記複数のチャンバー部のうち、前記ガス導入部に前後方向に最も近い2つのチャンバー部の前記ガス導入部から見ておのおの一つ外側の2つのチャンバー部のインレットを少なくとも封鎖し、当該封鎖されたチャンバー部がその下方で隣接するチャンバー部に連通されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明にかかる頭部保護用エアバッグ装置にあっては、ガス導入部とガス通路との連通部分においてインフレータから噴出される展開用ガスを安定的にカーテンエアバッグの前後方向に振り分けることができ、これにより展開用ガスを円滑にガス通路内に流通させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に、本発明にかかる頭部保護用エアバッグ装置の好適な一実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態にかかる頭部保護用エアバッグ装置は、図1および図2に示すように主に、布状片1によって袋状に形成されるカーテンエアバッグ2と、カーテンエアバッグ2内にこれを展開膨張させる展開用ガスを導入するインフレータ3とから構成される。
【0011】
本実施形態の頭部保護用エアバッグ装置は、インフレータ3とカーテンエアバッグ2とを備え、車両4のサイドルーフインナーパネルに沿って設置される頭部保護用エアバッグ装置であって、カーテンエアバッグ2は、乗員の頭部を保護する複数のチャンバー部8と、インフレータ3から発生する展開用ガスがカーテンエアバッグ2の上部から導入されるガス導入部11と、展開用ガスがガス導入部11から複数のチャンバー部8に導かれる、カーテンエアバッグ2上部に設けられるガス通路7と、カーテンエアバッグ2に、ガス導入部11に面して凸形状を有し、ガス導入部11との間にカーテンエアバッグ2の前方および後方のガス通路7に向かう前後一対のガス分流部14を形成するガス案内部13とを備え、カーテンエアバッグ2の展開時の前後一対のガス分流部14の通路断面積が等しく設定される。
【0012】
また、インフレータ3のガス噴出口12a,12bは、カーテンエアバッグ2が車両4に取り付けられたときに湾曲されるガス通路7の方向に向けられる。複数のチャンバー部8はガス導入部11に連通される複数のインレット17を備え、カーテンエアバッグ2が取り付けられた際に、車両4のアシストグリップ18に相当する位置の近傍に少なくとも一つのインレット18が設けられる。複数のチャンバー部8のうち、ガス導入部11に前後方向に最も近い2つのチャンバー部8のガス導入部11から見ておのおの一つ外側の2つのチャンバー部8のインレット17を少なくとも封鎖し、当該封鎖されたチャンバー部8がその下方で隣接するチャンバー部8に連通される。
【0013】
図示例のカーテンエアバッグ2は、2枚の布状片1を重ね合わせて接合することで形成されるようになっている。各布状片1は、フロントシート側方からリアシート側方にわたる車両4のサイドルーフインナーパネル長さ寸法と、車室の天井部側縁4a(図4参照)からウインドウを覆う高さ寸法を有する。各布状片1の周縁部には適宜に車両4への取り付けのための車両取付部となる突片5が形成される。また各布状片1の上端縁中央には、これより斜め上方へ向かって立ち上げて突出部6が形成される。
【0014】
2枚の布状片1は、おおよそ環状の接合部C1を主体として互いに接合されるとともに、カーテンエアバッグ2内を適宜に仕切ってインフレータ3から導入される展開用ガスの流れを制御するなどの目的で形成される仕切り用の接合部C2でも互いに接合され、突出部6の先端のみ開口される。これら接合部C1,C2によりカーテンエアバッグ2内にはその前後方向に展開用ガスを流通させるガス通路7と、ガス通路7から展開用ガスが導入されて膨張される複数のチャンバー部8(説明の便宜上、カーテンエアバッグの前方から後方へ向かって順次第1チャンバー部、第2チャンバー部、……第9チャンバー部と称し、それらを図中、(1)〜(9)で示す)とを備えるカーテンエアバッグ2が形成される。
【0015】
このカーテンエアバッグ2には、筒状形態のガス導入部11が形成される。このガス導入部11の一端は、ガス通路7に向かって開口されて当該ガス通路7と連通されるガス吹き出し口9として形成され、他端が外部へ向かって開口されてインフレータ3が挿入される挿入口10として形成される。そしてカーテンエアバッグ2は、インフレータ3からの展開用ガスがガス導入部11のガス吹き出し口9を介してガス通路7に導入され、さらに各チャンバー部8に送り込まれることにより、展開膨張されるようになっている。
【0016】
布状片1同士の接合は、接着や溶着、さらには縫合など、一般周知の方法によってなされる。図1には、カーテンエアバッグ2を折り畳んだり巻き取ったりする前の展開状態であって、かつ布状片1を重ね合わせる前の状態が示されている。また、カーテンエアバッグ2は、2枚の布状片1を重ね合わせる構造でなく、1枚の布状片を折り返し重ね合わせて接合する構造や、布を織る段階で袋状に形成したものであってもよいことはもちろんである。
【0017】
図6に示すように、インフレータ3にはその一端にディフューザ12が取り付けられる。このディフューザ12の先端には、インフレータ3からの展開用ガスを外部へ噴出するガス噴出口12a,12bがカーテンエアバッグ2の前後方向に向けて一対形成される。このディフューザ12は、インフレータ3が挿入口10からガス導入部9に挿入されることにより、ガス噴出口12a,12bがガス吹き出し口9近傍まで達するように差し込まれる。そしてガス導入部11は、ディフューザ12からの展開用ガスをガス吹き出し口9を介してガス通路7へ導入するようになっている。カーテンエアバッグ2は図3に示すように、下端から巻き始めて上端で巻き終わるように巻き取られて軸体状とされ、巻き取られたカーテンエアバッグ2からインフレータ3が挿入されたガス導入部11が突出された状態で、車両4に取り付けられるようになっている。
【0018】
そして特に本実施形態にあっては、カーテンエアバッグ2内には、ガス吹き出し口9に面して、凸形状で、カーテンエアバッグ2の前後方向にガス案内部13が形成される。このガス案内部13は、布状片1を互いに接合する環状接合部C1の一部として形成される。このガス案内部13の凸の形態はさらに詳細には、丸め処理された尖頭部分Tがガス吹き出し口9の前後方向(カーテンエアバッグ2の前後方向)中央に対して最も近接する、ほぼ逆V字状に形成される。そしてこのガス案内部13は、ガス吹き出し口9との間に、カーテンエアバッグ2の前方および後方へ向かう前後一対のガス分流部14を形成し、この前後一対のガス分流部14はそれぞれガス吹き出し口9から前方および後方のガス通路7に一連に接続されるようになっている。この前後一対のガス分流部14は、ガス吹き出し口9から吹き込まれる展開用ガスをカーテンエアバッグ2の前後方向にほぼ均等にかつスムーズに流通させるために、尖頭部分Tの近傍から最初に出会うチャンバー部8のインレット17付近にかけて前後に等しい通路断面積Dで形成される。
【0019】
軸体状に巻き取られた状態とされるカーテンエアバッグ2は、図4に示すように、例えばBピラー15位置に配置される支持ブラケット16上に載せられ、サイドルーフインナーパネルに沿って車両4に設置される。この際、図5に示すように、カーテンエアバック2はガス導入部11近傍のガス通路7が湾曲されることになる。すなわち、ガス導入部11に差し込まれるディフューザ12のガス噴出口12a,12bは、これより噴出されてガス吹き出し口9から吹き出される展開用ガスを、湾曲されたガス通路7内にスムーズに流通させるために、ガス通路7の湾曲された方向に向けて形成される。
【0020】
図示例にあっては、ディフューザ12が平断面円形状に形成されているとともに、カーテンエアバッグ2はガス導入部11位置より後方が直線状であるのに対し、前方が車室側に左右に曲げ入れられて湾曲されていることから、カーテンエアバッグ2後方に向く一方のガス噴出口12bの向きに対して、カーテンエアバッグ2前方に向く他方のガス噴出口12aの向きが、ディフューザ12の周方向に、湾曲に相当する角度θで位置をずらして形成されている。これにより、ディフューザ12のガス噴出口12a,12bの向きを、カーテンエアバッグ2の湾曲された方向に向けることができる。
【0021】
図1に示すように、カーテンエアバッグ2のチャンバー部8のいずれかは、独立したインレット17を有し、このインレット17によりガス通路7を介してガス導入部11と連通されるとともに、その他のチャンバー部8はインレットが封鎖された形態で、隣接するチャンバー部8と連通されている。このように形成されたカーテンエアバッグ2は車両4への配設に従い、図1および図4に示すように、車両4の天井部側縁4aに取り付けられるアシストグリップ18の根元に重ねて車両4に取り付けられることになる。この際、アシストグリップ18の根元との重ね合わせによって、ガス通路7には当該アシストグリップ18により展開用ガスの流れを下向きに制御することが可能な、いわゆる「堰」が設定された態様となる。そこで本実施形態にあっては、このアシストグリップ18による「堰」の作用を利用してガス流を下向きに制御するために、カーテンエアバッグ2が車両4に取り付けられた際に、インレット17位置がアシストグリップ18の位置に相当する位置近傍に形成される。
【0022】
図示例にあっては、第2チャンバー部、第3チャンバー部および第6チャンバー部がアシストグリップ18位置に対応することから、これらチャンバー部8のインレット17がアシストグリップ18の根元位置に近接させて形成されている。これにより、展開用ガスはアシストグリップ18位置で下方に向かって集中的に流下しこれらチャンバー部8へと流れ込んでカーテンエアバッグ2の下方への展開作用を促進する。これにより、展開用ガスが順次カーテンエアバッグ全体に充満していくのを待って展開させていくのに比べ、より早くカーテンエアバッグ2を下方に向けて展開させることができて、カーテンエアバッグ2の展開スピードを効果的に速めることができる。
【0023】
図1に示すように、複数のチャンバー部8のうち、ガス導入部11に前後方向に最も近い2つの第4チャンバー部と第5チャンバー部、並びに第6チャンバー部と第7チャンバー部のガス導入部11から見ておのおの一つ外側の2つの第4チャンバー部と第7チャンバー部のインレット17を少なくとも封鎖し、当該封鎖された第4チャンバー部と第7チャンバー部がその下方で隣接する第5チャンバー部および第6チャンバー部に連通される。展開初期に展開用ガスが流入されるチャンバー部8を制限して、これによりカーテンエアバッグ2を展開させるためのチャンバー部8の容積を減らして、瞬時にカーテンエアバッグ2を下端まで展開させることができる。
【0024】
次に、本実施形態にかかる頭部保護用エアバッグ装置の作用について説明する。インフレータ3が作動すると、そのディフューザ12のガス噴出口12a,12bからガス導入部11のガス吹き出し口9に向かって展開用ガスが噴出される。ガス吹き出し口9から吹き出される展開用ガスは、ガス案内部13によって区画形成された前後一対のガス分流部14を介して、カーテンエアバッグ2の前後方向のガス通路7へと流入していく。この際、展開用ガスは、ガス吹き出し口9に面して凸形状で形成されたガス案内部13に案内されることでその乱流化が阻止されてスムーズにカーテンエアバッグ2の前後方向へと分流され、このガス流の円滑な前後方向への振り分けによりカーテンエアバッグ2全体を瞬時にかつ安定的に展開膨張させることができる。また、前後一対のガス分流部14の通路断面積Dを等しくしたので、フロントシート側およびリアシート側に対してカーテンエアバッグ2を均質的に展開膨張させることができる。
【0025】
また、ディフューザ12のガス噴出口12a,12bを湾曲されたカーテンエアバッグ2の軸方向に向けるようにしたので、ガス流をガス通路7内にスムーズに流通させることができ、これによってもカーテンエアバッグ2の展開膨張作用を向上させることができる。さらに、インレット17位置をアシストグリップ18位置近傍に形成したので、アシストグリップ18を利用してガス流を下向きに制御してカーテンエアバッグ2の下方への展開作用を促進することができ、カーテンエアバッグ2の展開速度を効果的に速めることができる。複数のチャンバー部8のうち、ガス導入部11に前後方向に最も近い2つのチャンバー部8のガス導入部11から見ておのおの一つ外側の2つのチャンバー部8のインレット17を少なくとも封鎖し、当該封鎖されたチャンバー部8がその下方で隣接するチャンバー部8に連通されるようにしたので、カーテンエアバッグ2を展開させるために展開初期に展開用ガスが流入していくチャンバー部8の容積を減らし、瞬時にカーテンエアバッグ2を下端まで展開させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明にかかる頭部保護用エアバッグ装置の好適な一実施形態を示す、布状片を重ね合わせる前の展開状態のカーテンエアバッグの平面図である。
【図2】図1のカーテンエアバッグのガス導入部周辺を示す要部拡大断面図である。
【図3】図1のカーテンエアバッグを巻き込んだ状態を示す斜視図である。
【図4】図1のカーテンエアバッグの車両への取付状態を示す側面図である。
【図5】図4のA−A線矢視図である。
【図6】図1のカーテンエアバッグのガス導入部に装着されるディフューザのガス噴出口を示す平面断面図である。
【符号の説明】
【0027】
2 カーテンエアバッグ 3 インフレータ
4 車両 5 突片
7 ガス通路 8 チャンバー部
9 ガス吹き出し口 10 挿入口
11 ガス導入部 12a,12b ガス噴出口
13 ガス案内部 14 ガス分流部
17 インレット 18 アシストグリップ
D ガス分流部の通路断面積




 

 


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