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発明の名称 カーテンエアバッグ装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2006−8061(P2006−8061A)
公開日 平成18年1月12日(2006.1.12)
出願番号 特願2004−191676(P2004−191676)
出願日 平成16年6月29日(2004.6.29)
代理人 【識別番号】100086911
【弁理士】
【氏名又は名称】重野 剛
発明者 野口 敦史 / 満尾 哲
要約 課題
カーテンエアバッグとガイド部材とを結ぶ連結帯にねじれが生じることが防止されたカーテンエアバッグ装置を提供する。

解決手段
インフレータ3が作動すると、カーテンエアバッグ1は下方に展開する。この展開するカーテンエアバッグ1の後部は、連結帯7を介してガイドロッド5に案内される。カーテンエアバッグ1は、水平方向の折り返し線Lに沿ってジグザグ状に折り畳んだものである。カーテンエアバッグ1の下縁から延出する連結帯7は、その基端がこのカーテンエアバッグ折り畳み体の室内側に位置する。連結帯7は、カーテンエアバッグ1の折り畳み体の下側を引き回されることなく、ガイドロッド5に向って延出して該ガイドロッド5に巻き付けられている。
特許請求の範囲
【請求項1】
車両前後方向に延在するように細長く折り畳まれており、車両室内の側面に沿って下方に向って展開するカーテンエアバッグと、
該カーテンエアバッグ内にガスを供給して膨張させるガス発生器と、
該カーテンエアバッグの下方への展開を案内するために、上下方向に延在し、車両のピラーに取り付けられるガイド部材と、
該カーテンエアバッグの下縁から延出し、該ガイド部材に案内される連結帯とを有するカーテンエアバッグ装置において、
該連結帯の基端が該カーテンエアバッグの折り畳み体の室内側に配置されるように該カーテンエアバッグが折り畳まれており、
該連結帯は、該カーテンエアバッグの折り畳み体の下側を引き回されることなく前記ガイド部材に向って延出していることを特徴とするカーテンエアバッグ装置。
【請求項2】
請求項1において、該連結帯は、該カーテンエアバッグの折り畳み体から下方に延出していることを特徴とするカーテンエアバッグ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両室内の側面に沿って展開するカーテンエアバッグ(カーテン状エアバッグ)を備えたカーテンエアバッグ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
カーテンエアバッグ装置を備えた自動車にあっては、自動車が側面衝突を受けたり、横転した場合などには該カーテンエアバッグが車両室内の側面(例えばドアやピラーなど)に沿って車体下方に向って膨張し、乗員の頭部を保護すると共に、乗員を車両室内に保持する。
【0003】
室内側面に沿って膨張するカーテンエアバッグの後端部をピラーに沿って車体下方に導くためのガイド部材をCピラーに設けることが米国特許6,237,938号に記載されている。
【0004】
同号特許のガイド部材は、トラックと称される箱型断面形状の部材と、該トラック内に配置され、該トラックの長手方向に移動可能なエレメントと称されるスライダ部材とを備えており、カーテンエアバッグの後端が該エレメントに結び付けられている。なお、下方に移動したカーテンエアバッグ後端部を最下端で保持するように、該トラックのほぼ全長にわたって等間隔に配置されたラッチ部を備えている。
【特許文献1】米国特許6,237,938号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、カーテンエアバッグとガイド部材とを結ぶ連結帯にねじれ(捻れ)が生じることが防止されたカーテンエアバッグ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のカーテンエアバッグ装置は、車両前後方向に延在するように細長く折り畳まれており、車両室内の側面に沿って下方に向って展開するカーテンエアバッグと、該カーテンエアバッグ内にガスを供給して膨張させるガス発生器と、該カーテンエアバッグの下方への展開を案内するために、上下方向に延在し、車両のピラーに取り付けられるガイド部材と、該カーテンエアバッグの下縁から延出し、該ガイド部材に案内される連結帯とを有するカーテンエアバッグ装置において、該連結帯の基端が該カーテンエアバッグの折り畳み体の室内側に配置されるように該カーテンエアバッグが折り畳まれており、該連結帯は、該カーテンエアバッグの折り畳み体の下側を引き回されることなく前記ガイド部材に向って延出していることを特徴とするものである。
【0007】
該連結帯は、該カーテンエアバッグの折り畳み体から下方に延出していることが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明のカーテンエアバッグ装置にあっては、連結帯の基端がカーテンエアバッグの折り畳み体の室内側に配置されていると共に、該連結帯は、カーテンエアバッグの折り畳み体の下側を引き回されることなくガイド部材に向って延出しているので、カーテンエアバッグ装置を車体に組み付けるときに連結帯の状況が作業者によって十分に視認される。このため、該連結帯にねじれが生じないように作業を行うことができる。これにより、カーテンエアバッグ展開時には該連結帯が該ガイド部材に沿って極めてスムーズに移動する。
【0009】
連結帯をカーテンエアバッグの折り畳み体から下方に延在させることにより、カーテンエアバッグ装置の車体への組み付け時に連結帯の状況が一層視認し易いものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の形態について説明する。図1(a)は本発明の形態に係るカーテンエアバッグ装置を備えた車両室内の側面図、同(b)はこのカーテンエアバッグの連結帯付近の断面斜視図である。図2は図1(a)のII−II線に沿う断面図である。図3(a)はカーテンエアバッグの膨張展開時の側面図、同(b)は同(a)のB−B線断面図である。
【0011】
この形態では、カーテンエアバッグ1が前後方向に細長く折り畳まれた状態で自動車のルーフサイド部(車室内の天井面と側面との境界部分)2に沿って配置されている。このカーテンエアバッグ1は、自動車が側面衝突を受けたり横転したときなどにインフレータ(ガス発生器)3からのガスにより膨らみ出し、ドアや各ピラーなどの車室内の側面に沿って車体下方に向って膨張展開する。このカーテンエアバッグ1の上縁には耳部1aが設けられており、この耳部1aがルーフサイド部2に留め付けられている。
【0012】
図3(a)に示すように、カーテンエアバッグ1の上辺の長手方向の中央部に、上方に延出する凸部1bが設けられ、この凸部1bにガス導入口1cが設けられている。インフレータ3の先端はこのガス導入口1cに差し込まれ、バンド(図示略)により結束されている。
【0013】
自動車のピラー(この実施の形態ではCピラー)4には、このカーテンエアバッグ1が該Cピラー4に沿って車体下方に向って膨張するときに該カーテンエアバッグ1の後端部をCピラー4に沿って案内するためのガイド部材としてのガイドロッド5が取り付けられている。このガイドロッド5は、Cピラー4に沿って車体上下方向に延在する棒状部材であり、上下両端がボルト等によってCピラー4に固定されている。
【0014】
該ガイドロッド5は、その上下両端側を除き、全体としてCピラー4の室内側の面から所定距離だけ該室内側に離隔している。
【0015】
該カーテンエアバッグ1の後端側の下縁から連結帯7が延設されており、この連結帯7の先端側が該ガイドロッド5に緩く巻き付いている。この連結帯7はガイドロッド5に沿って上下動自在である。なお、連結帯7の先端にリングを取り付け、このリングをガイドロッド5に嵌挿してもよい。
【0016】
図示は省略されているが、ルーフサイド部2にはルーフサイドガーニッシュが設けられており、カーテンエアバッグ1はルーフサイドガーニッシュによって覆われている。また、各ピラーにはピラーガーニッシュが設けられており、ガイドロッド5は、該ピラーガーニッシュによって覆われている。
【0017】
なお、この形態では、該ルーフサイド部2に、カーテンエアバッグ1が展開するに際して、該カーテンエアバッグ1がピラーガーニッシュの上側を通過して室内側に案内されるようにするためのカーテンエアバッグガイドメンバ10が設けられている。このカーテンエアバッグガイドメンバ10の下部10aは、図2に示される通り、ルーフサイド部2から室内側に向って下り勾配に延出した斜面となっている。
【0018】
このカーテンエアバッグ1は、該車室側面と車室内とにそれぞれ臨む2面を構成するほぼ同一形状の2枚のシート11,11を重ね合わせ、これらシート11,11同士を線状結合部12〜17及び環状結合部21〜27によって結合することにより、上下方向室31〜33、袋室41〜47及び横方向室51〜53並びに非膨張部61,62を形成したものである。
【0019】
各線状結合部12〜17及び各環状結合部21〜27は、シート11,11同士を気密に結合し、かつカーテンエアバッグ1の内圧が設計上限圧力にまで上昇してもシート11,11同士が離反しないような強固な結合手段(例えば、強度の高い縫糸による縫合や、接着力の高い接着剤による接着、或いは溶着。)により形成されている。
【0020】
線状結合部12は、カーテンエアバッグ1を略周回するように延在しているが、カーテンエアバッグ1の前端側1Fでは、該前端側1Fの上縁から下向きに略U字形に伸びており、これにより、該前端側1Fの上縁に沿って非膨張部61を形成すると共に、最前端に袋室41を形成している。
【0021】
なお、該線状結合部12はカーテンエアバッグ1の凸部1bの縁部に沿って延在しているが、この凸部1bの後辺において断絶しており、これにより、カーテンエアバッグ1のガス導入口1cが形成されている。
【0022】
線状結合部13は、カーテンエアバッグ1の中央よりもやや前寄りに配置されている。この線状結合部13はU字状であり、その内側領域が袋室42となっている。この袋室42の上部は、ガス導入口1cに連通しているが、下部は行き止まりとなっている。
【0023】
線状結合部13とカーテンエアバッグ前部側の周回線状結合部12との間に上下方向室31が形成されている。この上下方向室31の上部はガス導入口1cに連通し、下部は袋室41と横方向室53に連通している。上下方向室31の下部付近の膨張厚みが過大とならないように規制するために、環状結合部21が設けられている。
【0024】
カーテンエアバッグ1の前後方向の中央付近に、略S字形状の線状結合部14が配置され、その内側領域が袋室43,44となっている。この袋室43は、上部がガス導入口42に連通しているが、下部は行き止まりとなっている。袋室44は、下部が横方向室53と上下方向室32の下部に連通しているが、上部は行き止まりとなっている。
【0025】
横方向室53は、これらの袋室42,43,44の下側に形成されている。この線状結合部14と次に説明する線状結合部15との間が上下方向室32となっている。この上下方向室32の上部はガス導入口1cに連通している。
【0026】
カーテンエアバッグ1の中央よりもやや後方に線状結合部15が配置されている。この線状結合部15は略口字形に周回している。線状結合部15の上辺及び下辺は、カーテンエアバッグ上縁及び下縁の線状結合部12からそれぞれ離隔しており、該カーテンエアバッグ上縁及び下縁の線状結合部12と該線状結合部15との間に上側の横方向室51と下側の横方向室52とが形成されている。
【0027】
線状結合部15の内側はガス導入口1cとは遮断されており、膨張しない非膨張部62となっている。
【0028】
カーテンエアバッグ1の後部に、上下方向に延在する線状結合部16が配置され、それよりもさらに後部に略L字形の線状結合部17が配置されている。
【0029】
この線状結合部15,16間に袋室45が形成されており、この袋室45の上部は横方向室51に連通している。
【0030】
線状結合部16,17間に上下方向室33が形成されており、この上下方向室33の上部及び下部が横方向室51,52にそれぞれ連通している。
【0031】
線状結合部17とカーテンエアバッグ後縁1Rに沿う線状結合部12との間に袋室46が形成されている。この袋室46の上部は上下方向室33の上部に連通しているが、下部は行き止まりとなっている。
【0032】
線状結合部17の下部17bは線状結合部12に連なっている。この線状結合部17の下部17bと線状結合部12の下辺後部12bとの間に袋室47が形成されている。この袋室47の前部は上下方向室33の下部に連通し、後部は行き止まりとなっている。
【0033】
線状結合部13,14,16,17の端部又は途中に補強用の環状結合部22〜27が設けられている。
【0034】
前記連結帯7は上下方向室33の下方に位置している。この連結帯7はシート11,11を細長く延出させることにより形成されたものである。
【0035】
このカーテンエアバッグ1を折り畳むには、カーテンエアバッグ1の長手方向の折り返し線Lに沿ってジグザグ状に折り畳む。この折り返し線Lはカーテンエアバッグ1の上辺と平行方向に延在する。この折り畳みに際しては、連結帯7の基端が図1(b)の通り折り畳み体の室内側となるようにする。
【0036】
該連結帯7は、図2に示す通り、カーテンエアバッグ1の折り畳み体がルーフサイド部2に取り付けられた状態において、該カーテンエアバッグ1の折り畳み体の下側を引き回されることなく、前記ガイドロッド5に向って延出して該ガイドロッド5に巻き付けられている。
【0037】
このように構成されたカーテンエアバッグ装置を備えた自動車が側面衝突あるいは横転した場合、インフレータ3がガスを発生し、カーテンエアバッグ1が膨張を開始する。このカーテンエアバッグ1は、ルーフサイドガーニッシュを押し開け、ピラーガーニッシュの上端よりも室内側に出、次いで、ピラーガーニッシュの室内面に沿って下方に展開する。
【0038】
この展開するカーテンエアバッグ1の後部は、連結帯7を介してガイドロッド5に案内される。この連結帯7は、カーテンエアバッグ1の展開開始に伴ってガイドロッド5に沿って下方に移動する。この際、連結帯7はピラーガーニッシュとウェザーストリップとを引き裂くようにして下方に移動する。
【0039】
連結帯7は、カーテンエアバッグ1が最も下方まで展開するまでカーテンエアバッグ1に追随してガイドロッド5に沿って下方に移動する。この連結帯7を介してカーテンエアバッグ1がガイドロッド5に案内されるため、カーテンエアバッグ1は車室の側面部分に沿って展開する。
【0040】
このカーテンエアバッグ装置にあっては、連結帯7の基端がカーテンエアバッグ1の折り畳み体の室内側に配置されていると共に、該連結帯7は、該カーテンエアバッグ1の折り畳み体の下側を引き回されることなくガイドロッド5に向って延出しているので、カーテンエアバッグ装置を車体に組み付けるときに連結帯7の状況が作業者によって十分に視認される。このため、該連結帯7にねじれが生じないように作業を行うことができる。これにより、カーテンエアバッグ1の展開時には該連結帯7がガイドロッド5に沿って極めてスムーズに移動する。
【0041】
特に、この実施の形態にあっては、連結帯7をカーテンエアバッグ1の折り畳み体から下方に延在させているので、カーテンエアバッグ装置の車体への組み付け時に連結帯7の状況が一層視認し易いものとなっている。
該連結帯7にねじれが生じることが防止される。また、これにより、カーテンエアバッグ展開時には、該連結帯7がガイドロッド5に沿ってスムーズに移動する。
【0042】
上記形態は本発明の一例であり、本発明は上記以外の構成をもとりうる。例えば、上下方向室及び袋室の数や配置は図示以外とされてもよい。
【0043】
本発明においては、BピラーやAピラーに沿ってカーテンエアバッグを案内するようにガイドロッド及び連結帯が設けられてもよい。また、ガイドロッド以外のガイド部材が用いられてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】実施の形態に係るカーテンエアバッグ装置を備えた車両室内の側面図とカーテンエアバッグ折り畳み体の説明図である。
【図2】図1(a)のII−II線断面図である。
【図3】カーテンエアバッグの側面図と断面図である。
【符号の説明】
【0045】
1 カーテンエアバッグ
1c ガス導入口
2 ルーフサイド部
4 Cピラー
5 ガイドロッド(ガイド部材)
7 連結帯
10 カーテンエアバッグガイドメンバ
12〜17 線状結合部
21〜27 環状結合部
31〜33 上下方向室
41〜46 袋室
51〜53 横方向室
61,62 非膨張部




 

 


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