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発明の名称 遊技場管理システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2006−334252(P2006−334252A)
公開日 平成18年12月14日(2006.12.14)
出願番号 特願2005−164838(P2005−164838)
出願日 平成17年6月3日(2005.6.3)
代理人 【識別番号】100076428
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康徳
発明者 菊池 俊一 / 白川 幸喜
要約 課題
システム障害に対応する適応性が高い低コストなシステムを提供する。

解決手段
本発明によれば、遊技台の情報を取得する複数の台端末と、台端末と通信可能に接続され、情報を取得する第1及び第2の島端末と、第1及び第2の島端末と通信可能に接続されたホスト端末と、を備えた遊技場管理システムにおいて、第1及び第2の島端末を両端として、第1及び第2の島端末と台端末とは通信回線により直列的に接続され、第1の島端末及び台端末の少なくともいずれかは、隣接して接続された台端末に対してトークン情報を送出するトークンパッシング手段を備え、台端末は、トークン情報の受信を契機として、情報を通信回線上でブロードキャストすると共に、該通信回線の順方向にトークン情報を転送する通信手段を備え、ブロードキャストされた情報に基づき障害の有無を判定する障害判定手段を備えたことを特徴とする遊技場管理システムが提供される。
特許請求の範囲
【請求項1】
遊技台から当該遊技台の情報を取得する複数の台端末と、
前記複数の台端末と通信可能に接続され、前記情報を取得する第1及び第2の島端末と、
前記第1及び第2の島端末と通信可能に接続されたホスト端末と、
を備えた遊技場管理システムにおいて、
前記第1及び第2の島端末を両端として、前記第1及び第2の島端末と前記複数の台端末とは通信回線により直列的に接続され、
前記第1の島端末及び前記台端末の少なくともいずれかは、隣接して接続された前記台端末に対してトークン情報を送出する第1のトークンパッシング手段を備え、
前記複数の台端末は、前記トークン情報の受信を契機として、前記遊技台の情報を前記通信回線上でブロードキャストすると共に、該通信回線の順方向に前記トークン情報を転送する通信手段を備え、
ブロードキャストされた前記情報に基づき障害の有無を判定する障害判定手段を備えたことを特徴とする遊技場管理システム。
【請求項2】
前記障害判定手段は、前記トークン情報が送出されたにも関わらず前記台端末のいずれかから前記情報が所定の回数ブロードキャストされなかった場合に、障害ありと判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技場管理システム。
【請求項3】
前記第2の島端末は、前記障害判定手段が障害ありと判定したことに応じて、隣接して接続された前記台端末に対してトークン情報を送出する第2のトークンパッシング手段を備え、
前記通信手段は、前記第2の島端末から送出された前記トークン情報の受信を契機として、前記遊技台の情報を前記通信回線上でブロードキャストすると共に、該通信回線の逆方向に前記トークン情報を転送することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技場管理システム。
【請求項4】
前記障害判定手段は、前記第1の島端末から前記トークン情報が送出されたにも関わらず前記情報がブロードキャストされなかった当該識別情報の第1の集合と、前記第2の島端末から前記トークン情報が送出されたにも関わらず前記識別情報がブロードキャストされなかった当該識別情報の第2の集合と、において共通の識別情報が存在しない場合、前記第1の集合に含まれる前記識別情報のいずれかで識別される第1の前記台端末と、前記第2の集合に含まれる前記識別情報のいずれかで識別される第2の前記台端末と、の組合せであって、該第1及び第2の台端末が隣接する組合せについて、当該組合せにおける該第1及び第2の台端末の間の接続に障害が存在すると判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技場管理システム。
【請求項5】
前記障害判定手段は、前記第1の島端末から前記トークン情報が送出されたにも関わらず前記識別情報がブロードキャストされなかった当該識別情報の第1の集合と、前記第2の島端末から前記トークン情報が送出されたにも関わらず前記識別情報がブロードキャストされなかった当該識別情報の第2の集合と、において共通の識別情報が存在する場合、当該共通の識別情報で識別される前記台端末に障害があると判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技場管理システム。
【請求項6】
前記第1及び第2の島端末、前記複数の台端末は、全ての前記情報を記憶する記憶手段をそれぞれ備え、
前記第1及び第2の島端末、前記複数の台端末は、ブロードキャストされた前記情報に基づいて前記記憶手段に記憶された前記情報を更新することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の遊技場管理システム。
【請求項7】
前記第1及び第2の島端末に備えられた前記記憶手段は不揮発性メモリであることを特徴とする請求項6に記載の遊技場管理システム。
【請求項8】
前記ホスト端末は、前記第1及び第2の島端末の、前記記憶手段に記憶された前記情報のうち、前記トークン情報の送出に基づいて更新された箇所を参照することを特徴とする請求項6又は7に記載の遊技場管理システム。
【請求項9】
前記ホスト端末は、前記障害判定の情報を表示手段に表示する請求項1乃至8のいずれか1項に記載の遊技場管理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は遊技台の情報を管理する遊技場管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、パチンコ機やスロットマシン等の遊技台を設置した遊技場において、売り上げ金額や出玉数等の、遊技台の情報を取得する複数の台端末と、ホスト端末とを接続し、遊技台の情報をホスト端末において一元管理する遊技場管理システムが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、複数の台端末がそれぞれ接続された複数のループ回線と、ホスト端末に接続するループ回線を順次切り替える切り替え接続部とを備えた構成において、ホスト端末に接続していないループ回線に接続された台端末は、ホスト端末側に緊急に伝える必要がある緊急情報を集めて保持し、ホスト端末に接続されると直ちに緊急情報をホスト端末に転送することで、高速なデータ転送を実現した構成が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、ホスト端末と複数の台端末と通信を中継する複数の島端末を配置した構成において、台端末と島端末との通信回線を2系統設けることで、通信回線の障害に対する適応性を高めた構成が開示されている。
【特許文献1】特許第3455138号公報
【特許文献2】特開平11−239653号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に開示された構成においては、システムの障害に対する対応が考慮されていない。
【0006】
また、特許文献2に開示された構成においては、2系統の通信回線を設けることで、通信回線の障害に対する適応性を高めた構成が開示されているが、2系統の通信回線を設置し、保守・管理するためのコストを要する。また、2系統の通信回線において同時に障害が発生した場合、この構成によっては障害に適応することができない。さらに、この構成によっては、台端末や島端末の障害に対応しておらず、台端末や島端末において障害が発生した場合、システムの運用が阻害される。また、障害発生時に、障害の発生箇所を特定するために手間がかかる。
【0007】
本発明は上記問題に鑑みなされたものであり、システム障害に対応する適応性が高い低コストなシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、
遊技台から当該遊技台の情報を取得する複数の台端末と、
前記複数の台端末と通信可能に接続され、前記情報を取得する第1及び第2の島端末と、
前記第1及び第2の島端末と通信可能に接続されたホスト端末と、
を備えた遊技場管理システムにおいて、
前記第1及び第2の島端末を両端として、前記第1及び第2の島端末と前記複数の台端末とは通信回線により直列的に接続され、
前記第1の島端末及び前記台端末の少なくともいずれかは、隣接して接続された前記台端末に対してトークン情報を送出する第1のトークンパッシング手段を備え、
前記複数の台端末は、前記トークン情報の受信を契機として、前記遊技台の情報を前記通信回線上でブロードキャストすると共に、該通信回線の順方向に前記トークン情報を転送する通信手段を備え、
ブロードキャストされた前記情報に基づき障害の有無を判定する障害判定手段を備えたことを特徴とする遊技場管理システムが提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、システム障害に対応する適応性が高い低コストなシステムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0011】
<<第1実施形態>>
本実施形態の遊技場管理システムは、遊技台から当該遊技台の情報を取得する複数の台端末と、複数の台端末と通信可能に接続され、遊技台の情報を取得する第1及び第2の島端末と、第1及び第2の島端末と通信可能に接続されたホスト端末と、を備える。ここで、第1及び第2の島端末を両端として、第1及び第2の島端末と複数の台端末とは通信回線により直列的に接続される。このようなシステム構成において、第1の島端末及び台端末の少なくともいずれかは、隣接して接続された台端末に対してトークン情報を送出し、複数の台端末は、トークン情報の受信を契機として、遊技台の情報を通信回線上でブロードキャストすると共に、該通信回線の順方向にトークン情報を転送する。ただし、順方向とは、通信回線において第1の島端末から第2の島端末へ向かう方向である。そして、ブロードキャストされた遊技台の情報に基づき障害を検出する。このような構成によれば、システム障害に対応する適応性が高い低コストなシステムを提供することが可能である。以下、このような構成の詳細を説明する。
【0012】
(システム構成)
図1は、本実施形態における遊技場管理システムの構成を例示的に示したブロック図である。
【0013】
図1に示すように、遊技場管理システムは、ホスト端末200と、それぞれホスト端末に接続された2台の島端末300a(第1の島端末)、300b(第2の島端末)(以下、まとめて島端末300と称する)、島端末300a、300bを両端としてそれぞれ通信回線100により直列的に接続された複数の台端末400a乃至400f(以下、まとめて台端末400と称する)から構成されている。
【0014】
ホスト端末200は、遊技場管理システムの全体を管理し、遊技場管理システムの障害検出や障害発生時におけるシステム制御を行う情報処理装置である。クライアント101は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)やワークステーション(WS)等で実現される。ホスト端末200は、ユーザから遊技場管理システムへの指示入力を受け付ける指示入力装置や、障害検出等の表示を行う表示装置等の、ユーザインタフェースを備えている。
【0015】
島端末300は、台端末400とホスト端末200との接続を仲介する情報処理装置である。本実施形態の遊技場管理システムにおいては、複数の台端末400は1以上のグループに分類され、各グループ毎に台端末400を管理する。本実施形態では、このグループを島500と呼ぶ。島端末300は、2台一組で、島を構成する台端末400を管理する。例えば、図1に例示した構成では、島端末300a、300bは、島500を構成する台端末400a乃至400fを管理する。
【0016】
台端末400は、接続された遊技台から遊技台の情報を取得し、ホスト端末200、島端末300等に通知する情報処理装置である。
【0017】
通信回線100は、典型的には、LAN(Local Area Network)であるが、有線/無線を問わず、公衆回線(アナログ回線、ISDN(Integrated Services Digital Network)等)やWAN(Wide Area Network)、無線LAN等のデータ送受信可能な回線であれば、どのような構成でもよい。通信回線100上の通信プロトコルは、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等を採用することができる。
【0018】
なお、図1に例示した遊技場管理システムの構成は、本発明に係る実施形態の作用及び効果を端的に説明するための基本的なものである。実際の遊技場において遊技場管理システムを運用する場合は、用途や目的、或いは、機器の配置等の制約条件に基づいて、多様な構成を取ることができる。図2は、実際の遊技場において取りうる、本実施形態の遊技場管理システムの構成を例示的に示した図である。
【0019】
図2において、島端末300p乃至300sは、それぞれ、ホスト端末200と接続する1つの通信部と、台端末400及び他の島端末300と接続する4つの通信部とを備えている。島500aに属する複数の台端末400は、島端末300p及び島端末300qを両端として、通信回線100aにより直列的に接続されている。同様に、島500b乃至500hに属する複数の台端末400も、2つの島端末300を両端として、それぞれ通信回線100b乃至100hにより直列的に接続されている。
【0020】
このように、図2に例示した構成は、図1の構成を組み合わせたものと捉えることができる。実際、図2に例示した構成を運用する場合、各島500について、その島に属する複数の台端末400、その台端末400が通信回線100により接続された2つの島端末300、ホスト端末200は、それぞれ、図1に例示した構成と同様の処理を行う。このため、以下、図1に例示した構成について説明する。
【0021】
(ホスト端末200の構成)
次に、ホスト端末200の構成について図3を参照して説明する。図3は、ホスト端末200のハードウェア構成を模式的に示したブロック図である。
【0022】
図3において、210はCPUであり、後述するハードディスク装置(以下、HDと呼ぶ)205に格納されているアプリケーションプログラム、オペレーティングシステム(OS)や制御プログラム等を実行し、RAM202にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に格納する制御を行う。
【0023】
201はROMであり、内部には基本I/Oプログラム等のプログラム、遊技場管理システムを管理するために必要な各種データ等を記憶する。202は各種データを記憶するためのRAMであり、CPU210の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
【0024】
203は記録媒体へのアクセスを実現するための外部記憶ドライブであり、メディア(記録媒体)204に記憶されたプログラム等を本コンピュータシステムにロードすることができる。尚、メディア204は、例えば、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、CD−R、CD−RW、PCカード、DVD、ICメモリカード、MO、メモリスティック等、任意である。
【0025】
205は外部記憶装置であり、本実施形態では大容量メモリとして機能するHD(ハードディス装置)を用いている。HD205には、アプリケーションプログラム、OS、制御プログラム、関連プログラム等が格納される。
【0026】
206は指示入力装置であり、キーボードやポインティングデバイス(マウス等)、タッチパネル等がこれに相当する。指示入力装置206を用いて、ユーザは、ホスト端末200に対して、装置を制御するコマンド等を入力指示する。
【0027】
207はディスプレイであり、指示入力装置206から入力したコマンドや、それに対するホスト端末200の応答出力等を表示したりするものである。
【0028】
209はシステムバスであり、ホスト端末200内のデータの流れを司るものである。208はインターフェイス(以下、I/Fという)であり、通信回線100に接続される。ホスト端末200は、I/F208を介して外部装置とのデータのやり取りを行う。
【0029】
尚、以上の各装置と同等の機能を実現するソフトウェアにより、ハードウェア装置の代替として構成することもできる。
【0030】
本実施形態では、メディア204から本実施形態に係るプログラム及び関連データを直接RAM202にロードして実行させる例を示すが、これ以外にも、本実施形態に係るプログラムを動作させる度に、既にプログラムがインストールされているHD205からRAM202にロードするようにしてもよい。また、本実施形態に係るプログラムをROM201に記録しておき、これをメモリマップの一部をなすように構成し、直接CPU210で実行することも可能である。
【0031】
また、本実施形態では、説明の便宜のため、ホスト端末200を1つの装置で実現した構成について述べるが、複数の装置にリソースを分散した構成によって実現してもよい。例えば、記憶や演算のリソースを複数の装置に分散した形に構成してもよい。或いは、ホスト端末200上で仮想的に実現される構成要素毎にリソースを分散し、並列処理を行うようにしてもよい。
【0032】
(島端末300の構成)
次に、島端末300の構成について図4を参照して説明する。図4は、島端末300のハードウェア構成を模式的に示したブロック図である。
【0033】
図4において、310はCPUであり、後述するROM301等に格納されたオペレーティングシステム(OS)や制御プログラム等を実行し、RAM302にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に格納する制御を行う。
【0034】
301はROMであり、内部には基本I/Oプログラム等のプログラム、遊技場管理システムを管理するために必要な各種データを記憶する。302は各種データを一時記憶するためのRAMであり、CPU310の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
【0035】
303は、システムバスであり、島端末300内のデータの流れを司るものである。
【0036】
304、305は外部装置との通信インタフェースとしての、それぞれ第1通信部、第2通信部である。本実施形態では、第1通信部304は通信回線100に接続するための通信インタフェース、第2通信部305はホスト端末200に接続するための通信インタフェースである。
【0037】
306は、当該島端末300のネットワーク上のアドレスを外部装置に認識させるためのアドレス設定部である。
【0038】
307は、ディスプレイであり、島端末300のステータス(状況)及び診断表示等を表示するものである。
【0039】
尚、遊技場管理システムを図2のように構成した場合、島端末300の構成は図5のようになる。図5は、4つの通信回線100が接続された島端末300の構成を示したブロック図である。図5の構成は、通信回線100に接続する第1通信部を、第1通信部a(304a)、第1通信部b(304b)の2つを備え、更に、第1通信部a(304a)、第1通信部b(304b)は、それぞれ、2つの通信回線100に接続可能である。このような構成により、図5の構成からなる島端末300は、4つの通信回線100に接続することができる。
【0040】
尚、以上の各装置と同等の機能を実現するソフトウェアにより、ハードウェア装置の代替として構成することもできる。
【0041】
また、本実施形態では、説明の便宜のため、島端末300を1つの装置で実現した構成について述べるが、複数の装置にリソースを分散した構成によって実現してもよい。例えば、記憶や演算のリソースを複数の装置に分散した形に構成してもよい。或いは、島端末300上で仮想的に実現される構成要素毎にリソースを分散し、並列処理を行うようにしてもよい。
【0042】
(台端末400の構成)
次に、台端末400の構成について図6を参照して説明する。図6は、台端末400のハードウェア構成を模式的に示したブロック図である。
【0043】
図6において、401は、データを記憶するためのRAMであり、本実施形態では、遊技台600から取得された、売り上げ金額や出玉数等の遊技台600の情報を記憶する。
【0044】
402、403は外部装置との通信インタフェースとしての、それぞれ第1通信部、第2通信部である。本実施形態では、第1通信部402は通信回線100に接続するための通信インタフェースである。第2通信部403は遊技台600に接続するための通信インタフェースであり、トークン情報の受信を契機として、遊技台の情報を通信回線100上でブロードキャストすると共に、該通信回線100の順方向にトークン情報を転送する通信手段として機能する。
【0045】
404は、当該台端末400のネットワーク上のアドレスを外部装置に認識させるためのアドレス設定部である。
【0046】
405は、システムバスであり、台端末400内のデータの流れを司るものである。
【0047】
600は、遊技台であり、例えば、スロットマシンやパチンコ機、玉貸機等である。図6に例示した構成では、第2通信部403に4つの遊技台600が接続されているが、第2通信部403に接続される遊技台600の数はこれに限られない。用途や目的に応じて適切な台数の遊技台600を接続して構成することができる。
【0048】
第2通信部403は、遊技台600から、RAM401に記憶された遊技台600の情報を更新する旨の指示を受け取ると、その情報に基づいてRAM401に記憶された遊技台600の情報を更新する。そして、第1通信部402は、トークン情報の受信を契機として、RAM401に記憶された遊技台600の情報を読み取り、読みとった情報を通信回線100上でブロードキャストする。この処理(トークンパッシング処理)の詳細は後述する。
【0049】
尚、以上の各装置と同等の機能を実現するソフトウェアにより、ハードウェア装置の代替として構成することもできる。
【0050】
また、本実施形態では、説明の便宜のため、台端末400を1つの装置で実現した構成について述べるが、複数の装置にリソースを分散した構成によって実現してもよい。例えば、記憶や演算のリソースを複数の装置に分散した形に構成してもよい。或いは、台端末400上で仮想的に実現される構成要素毎にリソースを分散し、並列処理を行うようにしてもよい。
【0051】
(データ構造)
ホスト端末200、島端末300、台端末400は、島500を構成する全ての台端末400が記憶する遊技台600の情報を同期させて記憶する。ただし、島端末300、台端末400は、後述するトークンパッシング処理によってデータの同期を行う。また、ホスト端末200は、後述するように、予め設定されたタイミングで、島端末300からデータを取得することによってデータの同期を行う。
【0052】
図7は、ホスト端末200、島端末300、台端末400が同期して記憶するデータの構造を模式的に示した図である。図7において、1601は、台端末400を識別する識別情報としての台端末識別子である。1602は、データを更新した時刻としてのデータ更新時刻である。図7では、データ更新時刻1602が、予め設定された基準時刻からの経過時間によって表現された場合を例示的に示している。1603は、台端末400が記憶するデータ、即ち、当該台端末400に接続された遊技台600の情報である。
【0053】
ホスト端末200、島端末300、台端末400は、図7に例示したような構造のデータを、それぞれ所定の記憶装置に記憶する。例えば、ホスト端末200はHD205、島端末300はRAM302、台端末400はRAM401に、それぞれデータを記憶するように構成することができる。尚、遊技台600の情報のデータを記憶する記憶装置を不揮発性メモリで構成することにより、端末(ホスト端末200、島端末300、台端末400)に障害が発生した場合においても、不揮発性メモリに記憶されたデータを継続して記憶することができる。このため、不揮発性メモリを搭載した端末については、不揮発性メモリの解析により、障害発生の直前のデータを取得することができる。
【0054】
(トークンパッシング処理)
次に、本実施形態の遊技場管理システムにおいて実行するトークンパッシング処理について、図8を参照して説明する。図8は、トークンパッシング処理の処理の流れを示したフローチャートである。
【0055】
図1に例示した構成において、島端末300aは、隣接して接続された台端末400aに対して予め設定されたタイミングでトークン情報を送出する(501)。台端末400aは、トークン情報の受信を契機として、台端末400aの記憶装置が記憶する遊技台600の情報についてのデータを通信回線100上でブロードキャストすると共に(502)、通信回線100の順方向、即ち、台端末400bにトークン情報を転送する(503)。ここで、台端末400aがブロードキャストする遊技台600の情報は、図7に示したような、台端末400a乃至400fについての全ての情報(1604)である。ただし、1604において、台端末400aについての情報1605は、台端末400aが遊技台600から取得した情報に基づいて更新される。1604において、情報1605以外の情報は、該当する台端末400から受け取ったデータに基づいて更新される。
【0056】
島端末300、台端末400b乃至400fは、それぞれ、台端末400aからブロードキャストされたデータを受信すると、記憶装置に記憶されたデータを受信したデータで更新する(504)。
【0057】
各台端末400は、台端末400aと同様に、トークン情報の受信を契機として、台端末400に記憶された遊技台600についてのデータを通信回線100上でブロードキャストすると共に、通信回線100の順方向にトークン情報を転送する。また、島端末300、台端末400は、ブロードキャストされたデータに基づいて記憶装置に記憶されたデータを更新する。
【0058】
例えば、台端末400bも、台端末400aと同様に、トークン情報の受信を契機として、台端末400bに接続された遊技台600の情報を含むデータを通信回線100上でブロードキャストすると共に(505)、通信回線100の順方向、即ち、台端末400cにトークン情報を転送する(506)。島端末300、台端末400a、400c乃至fは、それぞれ、台端末400bからブロードキャストされたデータに基づいて、記憶装置に記憶されたデータを更新する(507)。台端末400c乃至fも、このような処理を順次行う。ただし、台端末400fは、遊技台600についてのデータをブロードキャストした後、トークン情報を島端末300bに転送する。
【0059】
なお、本実施形態において、各台端末400は、所定のクロックに同期して、データのブロードキャスト、トークンの転送を実行する。従って、通常の動作時においては、島端末300aによるトークンの送出後、各台端末400がブロードキャストを行うのは、それぞれ一定時間以内である。また、島端末300aも、所定のクロックに同期して一定時間置きにトークンを送出する。
【0060】
また、上記では、トークン情報を始めに送出するのは島端末300である場合について述べたが、台端末400のいずれかが、予め設定されたイベントに基づいて隣接して接続された台端末400、又は、島端末300へ、トークン情報を送出するように構成してもよい。
【0061】
以上のような処理を行うことにより、遊技場管理システムの通常の動作時において、島端末300、台端末400の記憶装置に記憶されたデータは、ブロードキャストを行った台端末400に接続された遊技台600の情報が更新された形で、全ての端末において同期して保持されることになる。
【0062】
なお、上記のように、ある1つの台端末400(例えば、台端末400a)に接続された遊技台600の情報1605の、データ更新時刻1602、データ列1603の値を取得し、変更するのはその台端末400(例えば、台端末400a)であり、それ以外の台端末400(例えば、台端末400b乃至400f)、島端末300は、その台端末400(例えば、台端末400a)が保持するデータに同期させるのみである。従って、ある1つの台端末400(例えば、台端末400a)が、その保持するデータをブロードキャストしない場合、その台端末400(例えば、台端末400a)に接続された遊技台600の情報(例えば、図7における1605)は、それ以外の台端末400(例えば、台端末400b乃至f)、島端末300において更新されないことになる。
【0063】
(基本処理)
次に、島端末300とホスト端末200との間で実行する基本処理について、図9を参照して説明する。図9は基本処理の流れを示したフローチャートである。
【0064】
通常の動作時において、ホスト端末200は、予め設定されたタイミングで島端末300aにデータ送信要求を送出する(601、603)。データ送信要求は、台端末400に接続された遊技台600の情報の送信を要求するものである。島端末300aは、データ送信要求の受信に応じて、記憶装置に記憶された台端末400a乃至400fについてのデータをホスト端末200へ送出する(602、604)。このような処理を行うことにより、ホスト端末200も、島端末300及び台端末400の保持する遊技台600の情報と同じデータを、同期して保持することができる。このため、ユーザは、ホスト端末200に備えられたユーザインタフェース(指示入力装置206、ディスプレイ207等)を介して、遊技場管理システム内の全ての遊技台600の情報を閲覧することができる。
【0065】
ここで、遊技場管理システムに障害が発生した状況を考える。障害が発生した状況の一例について、図10を参照して説明する。図10は、台端末400dと台端末400eの間の通信回線100が断線した様子(1005は断線箇所を示す)を模式的に示した図である。
【0066】
このような状況においては、島端末300aが送出したトークン(トークン1)1001を受信できるのは、台端末400a乃至400dであり、台端末400e、400fは受信することができない。このため、データのブロードキャストを行うのは台端末400a乃至400dであり、台端末400e、400fは行わない。
【0067】
遊技場管理システムにおいて発生しうる障害としては、台端末400の故障も考えられる。台端末400が故障した場合の状況について図11を参照して説明する。図11は、台端末400dが故障した様子を模式的に示した図である。
【0068】
ここで、台端末400dの故障は、台端末400dがその動作を全く行えない程度のものとする。このような状況においては、島端末300aが送出したトークン(トークン1)1101を受信できるのは、台端末400a乃至400cであり、台端末400d乃至400fは受信することができない。このため、データのブロードキャストを行うのは台端末400a乃至400cであり、台端末400d乃至400fは行わない。
【0069】
このように、遊技場管理システムにおいて何らかの障害が発生した場合、ブロードキャストが正常に行われないことになる。また、先に述べたように、通常の動作時においては、島端末300aによるトークンの送出後、各台端末400がブロードキャストを行うのは、それぞれ一定時間以内である。従って、島端末300aは、トークン送出後一定時間以内に、島500を構成するいずれかの台端末400からブロードキャストがなされなかったことを検出することにより、遊技場管理システムに何らかの障害が発生したことを検出することができる。また、島端末300b、台端末400d乃至fも、台端末400a乃至400cからのブロードキャストデータを受信できなかったことを検出することにより、遊技場管理システムに何らかの障害が発生したことを検出することができる。
【0070】
(障害判定処理)
次に、ブロードキャストされた情報に基づき障害の有無を判定する障害判定処理(障害判定手段が実行する処理)について説明する。
【0071】
図9のステップS651において、島端末300aは、トークンの送出に対する応答としてのブロードキャストが、全ての台端末400からなされたか否かを判定する。島500を構成するいずれかの台端末400からブロードキャストがなされなかった場合(ステップS651でYES)は、無応答が存在したことを示す無応答の通知605をホスト端末200へ送出する。この処理は、トークンの送出毎に実行する。
【0072】
更に、島端末300aは、いずれかの台端末400からブロードキャストがなされなかったことの検出回数が予め設定された設定回数(例えば、10回)に達したか否かを判定する。設定回数に達した場合(ステップS652でYES)は、障害の発生を検出したことを示す障害検出の通知606をホスト端末200へ送出する。本実施形態では、通信回線100上のパケット紛失による検出誤りを防止するために、ブロードキャストがなされなかったことの検出回数が設定回数に達した場合に障害が発生したものと判断する。
【0073】
一方、島端末300b及び台端末400は、所定のタイミングで島500を構成するいずれかの台端末400からブロードキャストデータを受信できなかったことや、島端末300aからトークンを受信できなかったこと等に基づいて障害を検出する。そして、島端末300bは、障害検出を契機として隣接して接続された台端末400fに対して予め設定されたタイミングでトークン情報(トークン2と呼ぶ)を送出する。尚、用途や目的に応じて、ホスト端末200が、無応答の通知605、又は、障害検出の通知606を受信したことを契機として、島端末300bへトークンの送出を指示する指示情報を送出し、島端末300bは、指示情報の受信を契機としてトークン2の送出を開始するように構成してもよい。
【0074】
各台端末400は、島端末300aから送出されたトークンを受信した場合と同様に、トークン2の受信を契機として、台端末400に記憶された遊技台600についてのデータを通信回線100上でブロードキャストすると共に、通信回線100の逆方向にトークン情報を転送する。ただし、逆方向とは、順方向と逆の方向、即ち、通信回線において第2の島端末から第1の島端末へ向かう方向である。つまり、図の構成では、通信回線100において島端末300bから島端末300aへ向かう方向である。また、島端末300、台端末400は、ブロードキャストされたデータに基づいて記憶装置に記憶されたデータを更新する。
【0075】
図12は、台端末400dと台端末400eとの間の通信回線100に断線が生じた場合における、トークンパッシング処理の流れを簡略化して示した図である。
【0076】
図12のように、台端末400dと台端末400eとの間の断線箇所において、トークンは消失するが、島端末300aから送出されたトークンに基づくトークンパッシング処理により、島端末300a、及び、台端末400a乃至400dは、台端末400a乃至400dについての最新の情報を同期して保持することができる。同様に、島端末300bから送出されたトークンに基づくトークンパッシング処理により、島端末300b、及び、台端末400e、400fは、台端末400e、400fについての最新の情報を同期して保持することができる。
【0077】
また、島端末300bをから送出されたトークンに基づくトークンパッシング処理により、台端末400が故障した場合においても、故障していない台端末400について最新の情報を取得することができる。例えば、図11のように、台端末400dが故障した場合、島端末300aから送出されたトークンに基づくトークンパッシング処理により、島端末300a、及び、台端末400a乃至400cは、台端末400a乃至400cについての最新の情報を同期して保持することができる。同様に、島端末300bから送出されたトークンに基づくトークンパッシング処理により、島端末300b、及び、台端末400e、400fは、台端末400e、400fについての最新の情報を同期して保持することができる。
【0078】
ホスト端末200は、島端末300から障害検出の通知606を受信すると、予め設定されたタイミングで、島端末300aだけでなく、島端末300bに対しても、それぞれデータ送信要求を送出するように制御する。図9は、台端末400dと台端末400eとの間の通信回線100に断線が発生した場合を示しており、島端末300aは、ホスト端末200からデータ送信要求607、611を受信したことを契機として、保持している台端末400のデータをホスト端末200へ送出する(608、612)。同様に、島端末300bも、ホスト端末200からデータ送信要求609、613を受信したことを契機として、保持している台端末400のデータをホスト端末200へ送出する(610、614)。ホスト端末200は、島端末300a及び300bから受け取ったデータに基づいて、台端末400についてのデータを更新する。
【0079】
図13は、島端末300a及び300bから受け取った台端末400のデータに基づいて、ホスト端末200がデータを更新する様子を模式的に示した図である。
【0080】
図13において、1301は、島端末300a、台端末400a乃至400dが同期して保持する台端末400についてのデータである。1302は、島端末300b、台端末400e、400fが同期して保持する台端末400についてのデータである。1303は、データ1301、1302に基づいて取得した、ホスト端末200が保持するデータである。また、図13においては、台端末400dと台端末400eとの間の通信回線100に断線が生じている。
【0081】
この場合、データ1301は、台端末400a乃至400dについては、最新の情報に同期されるが、台端末400e、400fについては、断線発生時から更新されない。一方、データ1302は、台端末400e、400fについては、最新の情報に同期されるが、台端末400a乃至400dについては、断線発生時から更新されない。そこで、ホスト端末200は、島端末300aから取得したデータ1301から、最新の情報に同期される台端末400a乃至400dについての情報を抽出する。また、島端末300bから取得したデータ1302から、最新の情報に同期される台端末400e、400fについての情報を抽出する。そして、データ1301、1302からそれぞれ抽出した情報に基づいて、台端末400a乃至400fについて、最新の情報に同期されたデータ1303を取得、保持する。
【0082】
このように、ホスト端末200は、島端末300a、300bのそれぞれから取得したデータのうち、最新の情報に同期された部分を抽出して取得することにより、遊技場管理システム内に障害が発生した場合においても、遊技台600の情報を取得し、システム管理を継続することができる。
【0083】
(島端末300の処理)
次に、島端末300が、トークンを送出し障害検出を行う処理について、図14を参照して説明する。図14は、島端末300の処理の流れを示したフローチャートである。通常、島端末300aが図14の処理を実行するが、障害が検出され、島端末300bもトークンを送出する場合は、島端末300bも図14の処理を実行する。
【0084】
まず、ステップS1401において、島端末300は、隣接して接続された台端末400にトークンを送出する。例えば、図1の構成において島端末300aが処理を行う場合は、台端末400aにトークンを送出する。
【0085】
次に、ステップS1402において、データを受信予定の台端末400の識別番号を初期化する処理を行う。島端末300は、トークンの送出に対応して次にブロードキャストデータの受信が予定される1つの台端末400の識別情報を、RAM302等の記憶装置に保持している。
【0086】
例えば、図1の構成において島端末300aがトークンを送出した場合、トークンの送出に対応して、始めにデータのブロードキャストを行うのは台端末400aである。このため、ステップS1402では、受信予定の識別番号を台端末400aの識別情報で初期化する。後述のように、台端末400aからブロードキャストデータを受信すると、受信予定の識別番号を、次にブロードキャストを行うことが予定される台端末400bの識別情報に更新する。
【0087】
次に、ステップS1403では、受信予定の識別番号に対応する台端末400からブロードキャストされるデータの受信待機を行う。上記の例では、台端末400aからブロードキャストされるデータの受信待機を行う。
【0088】
次に、ステップS1404では、ステップS1403で受信待機を開始してからの経過時間を、所定の計時装置を用いて取得する。そして、取得された経過時間が予め設定された設定時間を経過しいている場合(ステップS1404でYES)はステップS1405へ進み、経過していない場合(ステップS1404でNO)はステップS1409へ進む。設定時間は、例えば、ROM301やRAM302等の記憶装置に予め記憶しておく。
【0089】
ステップS1409では、受信予定の識別番号に対応する台端末400からブロードキャストデータを受信したか否かを判定する。例えば、受信予定の識別番号に対応する台端末400が台端末400aの場合は、台端末400aからブロードキャストデータを受信したか否かを判定する。ブロードキャストデータを受信した場合(ステップS1409でYES)はステップS1410へ進み、受信していない場合(ステップS1403)へ戻り、更にデータ受信待機を継続する。
【0090】
ステップS1410では、データ受信予定の台端末400(例えば、台端末400a)から受け取ったデータに基づいて、メモリ(記憶装置)に保持された、遊技台の情報についてのデータを更新する。
【0091】
次に、ステップS1411では、データ受信予定の台端末400の識別番号を、台端末400の配列に基づいて更新する。例えば、図1の構成において、データ受信予定の台端末400が台端末400aだった場合は、台端末400aに対してトークンの転送方向に隣接して接続された、台端末400bの識別情報に更新する。尚、図1の構成において、データ受信予定の台端末400が、トークンを最後に受け取る台端末400である台端末400fだった場合は、始めにトークンを受け取る台端末400aの識別情報に更新する。
【0092】
次に、ステップS1412では、データの受信待機処理を、島500を構成する全ての台端末400について実行したか否かを判定する。全ての台端末400について実行した場合(ステップS1412でYES)は、ステップS1401に戻り、所定のタイミングに基づいて再びトークンを送出する。全ての台端末400について実行していない場合(ステップS1412でNO)は、ステップS1403に戻り、ステップS1411で更新したデータ受信予定の台端末識別番号に対応する台端末400からのブロードキャストデータ受信を待機する。
【0093】
障害が発生していない通常動作時においては、上記の処理を繰り返すことによって、遊技台600の情報についてのデータを最新のものに保つことができる。何らかの障害が発生した場合は、台端末400からブロードキャストデータを受信できない、即ち、無応答を検出することになる。先に述べたように、無応答を検出した場合(ステップS1404でYES)はステップS1405以下の処理を行う。
【0094】
ステップS1405では、台端末400からブロードキャストデータを受信できなかったことを示す、無応答の通知をホスト端末200へ送出する。例えば、図10のように、台端末400dと台端末400eとの間の通信回線100に断線が生じている場合は、台端末400d、400eからブロードキャストデータが受信できないことが検出されるため、台端末400d、400eについて無応答の通知をホスト端末200へ送出することになる。
【0095】
次に、ステップS1406では、無応答の検出回数が予め設定された設定回数に達したか否かを判定する。設定回数に達した場合(ステップS1406でYES)はステップS1407へ進み、達していない場合(ステップS1406でNO)はステップS1411へ進む。設定回数は、例えば、ROM301やRAM302等の記憶装置に予め記憶しておく。
【0096】
ステップS1407では、無応答の検出が設定回数に達したため、障害発生を検出したと判断する。
【0097】
そして、ステップS1408において、障害発生が検出されたことを示す障害検出の通知をホスト端末200へ送出する。
【0098】
以上のような処理を行うことにより、島端末300及びホスト端末200は、遊技場管理システムに発生した障害を検出することができる。
【0099】
(ホスト端末200の処理)
次に、ホスト端末200が実行する処理について図15を参照して説明する。図15は、ホスト端末200が実行する処理の流れを示したフローチャートである。
【0100】
まず、ステップS1501において、ホスト端末200は、島端末300aへ、遊技台600の情報についてのデータ送信を要求する、データ送信要求を送信する。図9を参照して上述したように、ホスト端末200からデータ送信要求を受け取った島端末300aは、保持している遊技台600の情報についてのデータをホスト端末200へ送出する。
【0101】
次に、ステップS1502において、島端末300aから遊技台600の情報についてのデータを受信する。
【0102】
次に、ステップS1503において、ステップS1502で受信したデータに基づいて、ホスト端末200が保持していたデータを更新する。ただし、先に述べたように、島端末300aから受け取ったデータのうち、最新の情報に更新されていない部分については更新しないようにする。
【0103】
次に、ステップS1504において、島端末300から障害検出の通知を受け取っているか否かを判定する。受け取っている場合(ステップS1504でYES)はステップS1505へ進む。受け取っていない場合(ステップS1504でNO)はステップS1501へ戻り、所定のタイミングで島端末300aへデータ送信を送出する。
【0104】
ステップS1505では、ホスト端末200は、島端末300bへデータ送信要求を送信する。図9を参照して上述したように、ホスト端末200からデータ送信要求を受け取った島端末300bは、保持している遊技台600の情報についてのデータをホスト端末200へ送出する。
【0105】
次に、ステップS1506において、島端末300bから遊技台600の情報についてのデータを受信する。
【0106】
次に、ステップS1507において、ステップS1506で受信したデータに基づいて、ホスト端末200が保持していたデータを更新する。ただし、先に述べたように、島端末300bから受け取ったデータのうち、最新の情報に更新されていない部分については更新しないようにする。
【0107】
上記のような処理を行うことで、ホスト端末200は、遊技場管理システムに障害が発生した場合においても最新のデータを取得し、遊技場を管理することができる。
【0108】
なお、島端末300(例えば島端末300a)が故障した場合、もう一方の島端末300(例えば島端末300b)及び台端末400は、例えば、所定のタイミングで島500を構成するいずれかの台端末400からブロードキャストデータを受信できなかったことや、故障した島端末300(例えば島端末300a)からトークンを受信できなかったこと等に基づいて障害を検出する。この場合も、通信回線100、台端末300の障害発生を検出したときの処理と同様に、もう一方の島端末300(例えば島端末300b)がトークンパッシング処理を開始し、ホスト端末200は、もう一方の島端末300(島端末300b)にデータ送信要求を送出することで、継続して島500を構成する台端末400についてのデータを取得することができる。なお、用途や目的に応じて、島端末300の故障は、例えば、データ送信要求に対する応答が一定時間以内に受信されなかったことに基づいて、ホスト端末200が検出するように構成してもよい。
【0109】
(障害発生箇所特定処理)
次に、ブロードキャストデータに基づいて障害が発生した箇所を特定する、障害発生箇所特定処理について図16を参照して説明する。図16は、障害発生箇所特定処理の流れを示したフローチャートである。なお、本実施形態では、ホスト端末200が、障害発生箇所特定処理を実行するものとするが、島端末300a、300bが協調して動作することによって実行するように構成してもよい。
【0110】
まず、障害発生箇所特定の原理について述べる。先に述べたように、ある台端末400がブロードキャストを行わない場合、その台端末400に接続された遊技台600の情報は、その台端末400以外の台端末400、島端末300においては更新されないことになる。
【0111】
従って、例えば図10のように、台端末400dと台端末400eの間の通信回線100が断線した状況においては、台端末400e、400fにそれぞれ接続された遊技台600の情報は、台端末400a乃至400d、島端末300aにおいては更新されない。この場合、障害検出に基づいて島端末300bがトークンを送出した場合は、台端末400a乃至400dにそれぞれ接続された遊技台600の情報は、台端末400e、400f、島端末300bにおいては更新されない。
【0112】
また、例えば図11のように、台端末400dが故障した状況においては、台端末400e、400fにそれぞれ接続された遊技台600の情報は、台端末400a乃至400c、島端末300aにおいては更新されない。この場合、障害検出に基づいて島端末300bがトークンを送出した場合は、台端末400a乃至400cにそれぞれ接続された遊技台600の情報は、台端末400e、400f、島端末300bにおいては更新されない。台端末400dに接続された遊技台600の情報は、台端末400が故障しているため、いずれの装置においても更新されない。
【0113】
このように、遊技場管理システムにおける障害発生箇所は、正常動作をしている端末が保持する遊技台600の情報がどのように更新されたかに反映される。そこで障害発生箇所特定処理においては、遊技台600の情報がどのように更新されたかに基づいて障害発生箇所を特定する。
【0114】
まず、ステップS1601において、ホスト端末200は、島端末300aが送出したトークンに対応するブロードキャストを行わなかった台端末400の集合Aを特定する。 例えば、上述した図9の場合では、島端末300aは、台端末400e、400fからブロードキャストデータを受信しないため、集合A={台端末400e、台端末400f}となる。上述した図10の場合では、島端末300aは、台端末400d乃至400fからブロードキャストデータを受信しないため、集合A={台端末400d、台端末400e、台端末400f}となる。
【0115】
次に、ステップS1602において、ホスト端末200は、島端末300bが送出したトークンに対応するブロードキャストを行わなかった台端末400の集合Bを特定する。 例えば、上述した図9の場合では、島端末300bは、台端末400a乃至400dからブロードキャストデータを受信しないため、集合B={台端末400a、台端末400b、台端末400c、台端末400d}となる。上述した図10の場合では、島端末300bは、台端末400a乃至400dからブロードキャストデータを受信しないため、集合B={台端末400a、台端末400b、台端末400c、台端末400d}となる。
【0116】
次に、ステップS1603において、ステップS1601、S1602で特定した集合A、Bに共通項が存在するか否かを判定する。存在する場合(ステップS1603でYES)はステップS1604へ進み、存在しない場合(ステップS1603でNO)はステップS1605へ進む。
【0117】
例えば、上述した図9の場合では、集合A、Bに共通項は存在しないため(ステップS1603でNO)、ステップS1605へ進む。上述した図10の場合では、集合A、Bに共通項{台端末400d}が存在するため(ステップS1603でYES)、ステップS1604へ進む。
【0118】
ステップS1604では、集合A、Bの共通項に対応する台端末400に障害があると判定する。例えば、上述した図10の場合では、集合A、Bに共通項{台端末400d}が存在するため、台端末400dに障害があると判定する。そして、処理を終了する。
【0119】
ステップS1605では、集合A、Bの境界に位置する通信回線100に障害があると判定する。例えば、上述した図10の場合では、集合A={台端末400e、台端末400f}、集合B={台端末400a、台端末400b、台端末400c、台端末400d}であるため、台端末400dと台端末400eとの間の通信回線100に障害があると判定する。そして処理を終了する。
【0120】
以上のように、本実施形態の構成においては、遊技台600の情報がどのように更新されたかに基づいて、障害発生箇所を特定する。
【0121】
なお、ホスト端末200は、障害を検出したことや上記の障害発生箇所特定処理によって特定された障害発生箇所等の、障害検出に関する情報を、ディスプレイ207に表示することにより、ユーザは遊技場管理システムにおける障害発生について容易に知ることができる。
【0122】
<<その他の実施形態>>
以上、本発明の実施形態例について詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様を取ることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0123】
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
【0124】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の技術的範囲に含まれる。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含む。
【0125】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
【0126】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
【0127】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
【0128】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。 また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0129】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0130】
【図1】本実施形態における遊技場管理システムの構成を例示的に示したブロック図である。
【図2】実際の遊技場において取りうる、本実施形態の遊技場管理システムの構成を例示的に示した図である。
【図3】ホスト端末のハードウェア構成を模式的に示したブロック図である。
【図4】島端末のハードウェア構成を模式的に示したブロック図である。
【図5】4つの通信回線が接続された島端末の構成を示したブロック図である。
【図6】台端末のハードウェア構成を模式的に示したブロック図である。
【図7】ホスト端末、島端末、台端末が同期して記憶するデータの構造を模式的に示した図である。
【図8】トークンパッシング処理の処理の流れを示したフローチャートである。
【図9】基本処理の流れを示したフローチャートである。
【図10】通信回線が断線した様子を模式的に示した図である。
【図11】台端末が故障した様子を模式的に示した図である。
【図12】通信回線に断線が生じた場合におけるトークンパッシング処理の流れを簡略化して示した図である。
【図13】島端末から受け取った台端末のデータに基づいて、ホスト端末がデータを更新する様子を模式的に示した図である。
【図14】島端末の処理の流れを示したフローチャートである。
【図15】ホスト端末が実行する処理の流れを示したフローチャートである。
【図16】障害発生箇所特定処理の流れを示したフローチャートである。




 

 


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