米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> スポ−ツ;娯楽 -> 日本ぱちんこ部品株式会社

発明の名称 パチンコ機の入賞装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2006−280964(P2006−280964A)
公開日 平成18年10月19日(2006.10.19)
出願番号 特願2006−149749(P2006−149749)
出願日 平成18年5月30日(2006.5.30)
代理人 【識別番号】100089060
【弁理士】
【氏名又は名称】向山 正一
発明者 足立 義一 / 都築 正幸 / 深谷 知弘
要約 課題
円弧状球案内壁で球収容筺体の両側に設けたカウント口とV入賞口とに球を確実に導入する。

解決手段
取付け板2の大入賞口に対して開閉扉板5を開閉自在に支持し、取付け板の背面に球収容筺体3を設け、前記開閉扉板5を開閉駆動機構で開閉動作させるにものにおいて、取付け板2の背面側の球収容筺体3内の両側隅角部の下部に球カウント口31とV入賞口30を設けるとともに前記球収容筺体背面壁39の両側隅角部に下部の前記球カウント口、V入賞口の径にほぼ合致するように円弧状球案内壁を形成したパチンコ機の入賞装置である。
特許請求の範囲
【請求項1】
取付け板の中央部に開設された大入賞口に対して開閉扉板を開閉自在に支持し、取付け板の背面に球収容筺体を設け、前記開閉扉板を開閉駆動機構で開閉動作させるものにおいて、
取付け板の背面側の球収容筺体内の両側隅角部の下部に球カウント口とV入賞口を設けるとともに前記球収容筺体背面壁の両側隅角部に下部の前記球カウント口、V入賞口の径にほぼ合致するように円弧状球案内壁を形成したことを特徴とするパチンコ機の入賞装置。
【請求項2】
前記球収容筺体内の両側隅角部に設けた球カウント口とV入賞口との間には、先端をV型として両面に対称な球案内面を有する球振り分け板をいずれか一方又は中央を支点として回動可能に設けるとともに該球振り分け板を左又は右に回動可能とするように駆動手段を関連して設け、
前記振り分け板を左又は右へ回動時、球案内面を左又は右に傾斜させて球を前記球カウント口又はV入賞口へ誘導可能としたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機の入賞装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明はパチンコ機の大入賞口に対して開閉する開閉扉板を備えたパチンコ機の入賞装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のパチンコ機の遊技盤に備えた入賞装置で、横長の大入賞口に対して扉板を開閉する入賞装置、一般に「アタッカー形式」と呼ばれる入賞装置がある。従来のアタッカー形式の入賞装置は、遊技盤に取付ける板体の正面中央に横長の大入賞口を設け、該大入賞口に合致する長方形状の開閉扉板の支軸部を大入賞口の内部において開閉自由に軸支し、取付け板の裏側に備えた開閉駆動手段により開閉自由に軸支した開閉扉板を開閉保持しうる機構のものが使用されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記従来の入賞装置では、開閉扉板の開閉保持を駆動手段により行うが、この駆動手段で開閉位置に変位させる際に、開閉扉板を開放位置で受止める手段が前面に設けられていないで、内部に開閉扉板の駆動手段により昇降される摺動片の上昇を止めるストッパーが設けられたものなどが使用されている。また、取付け板の背面の球収容筺体には、中央に継続スイッチを設け、かつ背面下部に整列室を構成してその端に球カウント口、球計数センサーが備えられたものがあるが、この構造では、開閉扉板が長期間繰り返し開閉されることによりがたを生じ易く、また、開閉扉板に繰り返し球が当たるために長期の使用で開閉扉板を正確な開放角度に止めることが難しくなるなどの問題がある。また、通常の開閉扉板は単なる板体で入賞した球はその板体に入るとき入賞となるが、特定の権利が発生するVゾーンに入った時大当たりとするものは公知であり、この開閉扉板の内面側に球を継続スイッチへ誘導するために蓋板自体の裏面に凸状を設け、その凸状により継続スイッチに導入して特定入賞とするもの、大入賞口に入賞した球をカウント口へ排出して計数カウンタで計数するようにしたものがあるが、これでは特定入賞と球カウント口への誘導を変化させることができないので、遊技者の興趣を削いでいた。
【0004】
この発明はこのような問題点を解消するもので、背面の球収容筺体のカウント口とV入賞口とに球を振分ける振分け手段を設けて特定の条件により球振分け手段を左右に振分けできるパチンコ機の入賞装置を提供することを目的とする。
【0005】
また、背面の球収容筺体の両側に設けたカウント口とV入賞口とに球を確実に導入する円弧状壁面を構成したパチンコ機の入賞装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の請求項1のパチンコ機の入賞装置は、取付け板の中央部に開設された大入賞口に対して開閉扉板を開閉自在に支持し、取付け板の背面に球収容筺体を設け、前記開閉扉板を開閉駆動機構で開閉動作させるものにおいて、
取付け板の背面側の球収容筺体内の両側隅角部の下部に球カウント口とV入賞口を設けるとともに前記球収容筺体背面壁の両側隅角部に下部の前記球カウント口、V入賞口の径にほぼ合致するように円弧状球案内壁を形成したことを特徴とするものである。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1において、前記球収容筺体内の両側隅角部に設けた球カウント口とV入賞口との間には、先端をV型として両面に対称な球案内面を有する球振り分け板をいずれか一方又は中央を支点として回動可能に設けるとともに該球振り分け板を左又は右に回動可能とするように駆動手段を関連して設け、
前記振り分け板を左又は右へ回動時、球案内面を左又は右に傾斜させて球を前記球カウント口又はV入賞口へ誘導可能としたことを特徴とするものである。
【0008】
この発明の構成によれば、取付け板の背面の球収容筺体にカウント口とV入賞口を設け、特定の条件により球振分け手段を左右に振分けできるので、興趣を増大することができる。
【0009】
この発明の構成によれば、背面壁の両隅に球収容筺体の両側に設けたカウント口とV入賞口とに球を確実に導入する円弧状壁面を構成したことにより、大入賞口に転入した球が背面隅角に壁に当たるとその円弧状壁面に沿ってカウント口又はV入賞口へ的確に球を誘導することができる。前記振分け手段と組み合わせることにより振分けた球が球案内面に沿って転動して背面の隅角に流れ、その円弧壁面に当たって下部のV入賞口、又はカウント口へ的確に誘導することができる。
【発明の効果】
【0010】
この発明の入賞装置によれば、取付け板の背面の球収容筺体にカウント口とV入賞口を設け、特定の条件により球振分け手段を左右に振分けできるので、興趣を増大することができる。
【0011】
この発明の入賞装置によれば、背面の球収容筺体の両側に設けたカウント口とV入賞口とに球を確実に導入する円弧状壁面を構成したことにより、大入賞口に転入した球が背面隅角に壁に当たるとその円弧状壁面に沿ってカウント口又はV入賞口へ的確に球を誘導することができる。前記振分け手段と組み合わせることにより振分けた球が球案内面に沿って転動して背面の隅角に流れ、その円弧壁面に当たって下部のV入賞口、又はカウント口へ的確に誘導することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1はこの発明のパチンコ機の入賞装置を示す正面図、図2は同開閉扉を開放した正面図、図3はこの発明の入賞装置の中央部における縦断面図、図4は同、開閉扉板の閉鎖時の断面図、図5は同、開閉扉板の開放時の断面図、図6はこの発明の入賞装置の振分け手段を右傾斜とした状態の図3のX−X線断面図、図7は同、振分け手段を左傾斜とした状態の図3のX−X線断面図、図8乃至図9は別の振分け手段を備えた実施形態で、図8は入賞装置の振分け手段を右傾斜とした状態の横断面図、図9は同、振分け手段を左傾斜とした状態の横断面図、図10はこの発明の入賞装置を備えた遊技盤の正面図である。
【0013】
図1乃至図6において、この発明のパチンコ機の入賞装置の一実施形態を示す。1は合成樹脂製等の入賞装置で、前面の取付け板2、裏面の収容筺体3等から構成され、前面の取付け板2には正面中央に横長方形の大入賞口4が開設され、大入賞口4の背面に前面を開口した収容筺体3が一体的に形成され、開閉扉板5を開閉する駆動手段、連繋手段、内部に入賞口、カウント口が設けられ、振分け体とその駆動手段、連繋手段等が備えられている。筺体3は取付け板2にビス止めされている。取付け板と筺体は別体として取り付けたが、これに限られるものではない。5は合成樹脂製等の開閉扉板で、前記大入賞口4の開口サイズに合致する長方形で、開放時には球導入板となる。この開閉扉板5はその下部の支軸21を取付け板2の裏側の軸受け部20に対して回動自由に軸支して、開閉扉板5が大入賞口4に対して開閉自在に支持され、開閉扉板5の下部後端の支承部5aに後述の連繋部材26と関連させる突軸27が設けられている。6は筺体3内部の両側に設けられた案内壁で、前記開閉扉板5の幅より若干狭く設けられて、背面の入賞口、カウント口へ球が誘導される。7は第1ソレノイド収容ケースで筺体3の一側に設けられ、8は第2ソレノイド収容ケースで、筺体3の背面側に設けられている。
【0014】
図1乃至図4において、この入賞装置において、取付け板の大入賞口4の前面両側に開閉扉板5を受止める適宜形状の開閉扉板用受止め手段10が設けられている。開閉扉板用受止め手段10として、図4および図5に上面を任意の傾斜角度とした板状扉受け部10aが前面に突出して一体形成され、開閉扉板5が開放時に突出した扉受け部10aに傾斜状に確実に受止められる。
【0015】
この開閉扉板用受止め手段10の上面には図4および図5に示すように、球が側方の外部に飛び出さないように球誘導手段として、板状の球飛び出し阻止板11が前記開閉扉板用受止め手段10の上部に一体的に設けられている。実施形態では板状扉受け部10aの上部に円弧状の飛び出し阻止板11が設けられ、開閉扉板5が板状扉受け部10aに受止められた時に転入する球がその開閉扉板5の側方に跳ねても側面の飛び出し阻止板11で球が飛び出すのを規制され内方に誘導される。そして、筺体3内の内部側壁6により入賞口、カウント口、振分け体等の方へ誘導される。
【0016】
前記開閉扉板5の開閉駆動機構は、この開閉扉板5を開閉する開閉駆動手段22として、第1ソレノイド23は取付け板2の筺体3の一側の第1ソレノイド収容ケース7に設置され、第1ソレノイド23の付勢手段25を介装したアクチュエーター24に連繋部材26の一端26aを関連させ、かつ連繋部材26の他端26bを前記開閉扉板5の下部後端に設けた突軸27に関連させて、該開閉扉板5を第1ソレノイド23で開閉動作させる。すなわち、連繋部材26は、L型としてその一端に嵌合部26aを形成し、かつ他端には先端に開閉扉板5の突軸27に嵌合しうる嵌合孔を有するコ字型の係合部26bを形成し、その一端の嵌合部26aに第1ソレノイド23のアクチュエーター24の鍔部24aを嵌合させ、該連繋部材26を常時離反方向に付勢する付勢手段25として、例えば、バネを介在させ、かつ他端の係合部26bに開閉扉板5の下部に設けた支承部5aの軸27を嵌合させる。開閉扉板5の突軸27は内部案内壁6と筺体3の側壁3aとの間の空間に位置させ、第1ソレノイド23で作動する連繋部材26が筺体3の一側内部に挿入されて突軸27が軸支されている。28は連繋部材26のブレを防止するブレ防止片で、筺体3の背面壁の連繋部材26の両側に設けられている。
【0017】
而して、上記構造の開閉駆動機構で、開閉扉板5を閉じる場合には、第1ソレノイド23が消磁時にアクチュエーター24はバネ25の付勢力で進出されて連繋部材26が押し下げられ、開閉扉板5の下部後端の支承部5aの突軸27が引き下げられて、開閉扉板5が支軸21を支点として起立させられて大入賞口4が閉じられている。第1始動口等に入賞して図柄表示装置の図柄が特定の組合せとなったとき、第1ソレノイド23が励磁されて連繋部材26がバネに抗して吸着されて連繋部材26が上昇し、開閉扉板5の突軸27が持ち上げられ、開閉扉板5が支軸21を支点として開閉扉板用受止め手段10で受け止められるまで倒されて開放される。なお、大入賞口の開閉扉板を開閉する機構は、上記のものに限定されるものではない。
【0018】
図6および図7において、球振分け手段を備えたパチンコ機の一実施形態を説明する。前記取付け板2の中央部に開設された大入賞口4に対して開閉扉板5を開閉自在に支持し、取付け板2の背面に球収容筺体3が一体に設けられるか、或いは別体としてビス等により一体に固定されている。この球収容筺体3の背面下部両側に特定入賞口30と球カウント口31が設けられている。特定入賞口30と球カウント口31との間は球振分け手段40を揺動する間隔を存して球振分け手段40が備えられ、背面に備えた駆動手段60により球振分け手段40の球振分け部材の角度を変位して左右のV入賞口30又は球カウント口31に振分け可能に備えられている。特定V入賞口30は一個の球の径より若干大きい径の開口で、その出口に入賞球を検出するスイッチ32が設けられ、賞球払出装置(図示せず)と関連させる。このV入賞口30は球カウント口とは別で、球が転入してV入賞球検出スイッチ32で検出すると、球払出し装置より所定数の入賞球、例えば10個、15個の賞球が払出される。また球カウント口31は一個の球の径より若干大きい径の開口で、その球カウント口の出口付近に排出する球をカウントする計数カウントスイッチ33が設けられ、同じく賞球払出し装置と関連させる。球カウント口31は、転入する球をカウントスイッチ33で検出して所定個数の通過のカウント数が、例えば10カウントで開閉扉板を閉じるようにする。1カウントで賞球払出し装置より設定個数が7&10の場合には、7個或いは10個の賞球が払出される。このV入賞球検出スイッチ32と計数カウンタスイッチ33とは筺体の背面側よりそれぞれ挿入、抜脱可能にセットされている。
【0019】
前記一方のV入賞口側には収容筺体3の背面壁35に該V入賞口を囲うようにその入賞口の径より若干大きい径のU字状の案内壁35aが形成されている。またそのU字型案内壁35aに振分け手段40が後方位置で受止められるストッパー36が突出して形成されている。また、球カウント口31には案内壁35bに球阻止壁37が屈曲して形成され、前記振分け板体がこの球阻止壁に沿って回動される。なお、38はスイッチ32を脱着可能に装着する係止片である。
【0020】
球振分け手段40として、前面にL型の球案内面42を有しかつ後部に駆動手段60、例えば第2ソレノイド61を関連させる操作部43を形成した合成樹脂製等球振分け板41を設け、該球振分け板41の基端部を支軸44で回動自由に軸支されている。この実施形態の球振分け板41は、合成樹脂製の扇型でその前面側にL型の球案内面42が球が当たる幅で形成されている。球案内面42は先端部に円弧状部42aと前面に直線部42bが形成されて、直線部42bで球を左又は右に誘導し、かつ先端部で球カウント口31へ球を誘導する。この球振分け板41はその基端をV入賞口側のU字状の背面壁35近くでストッパー36の前部に支軸44で軸支され、球振分け板41の後端の操作部43にはピン45を設け、該ピン45に駆動手段の連繋部材64が関連結合され、駆動手段の駆動により球振分け板41が回動されて球案内面を左向き又は右向きに切換できるようにする。
【0021】
球振分け板41を左右に揺動する駆動手段60として、例えば第2ソレノイド61を連繋部材64を介して球振分け板41の後端部のピン45に関連させる。第2ソレノイド61は筺体の後方のケース8に横向きに配置され、第2ソレノイド61にはアクチュエーター62を備え、付勢手段として復帰用バネ63が備えられている。このアクチュエーター62に球振分け板を回動する連繋部材64が球振分け板41をソレノイドの移動方向と直交する方向に可動可能に設けられている。すなわち、アクチュエーター62と連繋部材64の結合構造は、一方のアクチュエーター62の端部に鍔部62aが設けられ、他方の連繋部材64にはその鍔部62aを嵌合する嵌合溝65aを有する嵌合部65と、それとはほぼ直交する方向に球振分け板のピン45を作用する先端にU字型のガイド孔66aを有する作用部66が一体形成され、第2ソレノイド61のアクチュエーター62の軸線方向の動作により球振分け板41の端部のピン45が連繋部材64のガイド孔66aに沿ってアクチュエーターの運動方向とは直交する方向にスライドされて球振分け板41を支軸44を支点として回動可能とされる。
【0022】
而して、大当たりで開閉扉板が開放されると同時に第2ソレノイド61がONとされ、図7の第2ソレノイド61の励磁によりバネ63に抗して連繋部材64が吸着されて右方に移動されることによりガイド孔66aでピン45が前方に移動されて球振分け板41の球案内面42の直線部42bが押し出され、すなわち、球案内面42の先端側が前方へ押し出されて先端の円弧面が球カウント口側の壁となって球が球カウント口31へ入りにくくされ、球案内面の直線部42bの左向き傾斜に沿ってV入賞口30へ球が誘導される。すなわち、先端の円弧面が突出するので案内壁との間に球1個が通過できる間隔はあるが、球カウント口の側部に球振分け板41の先端の円弧面が立ちはだかるので、大入賞口の前方から転入する球はこの円弧面と案内壁との間の狭い間隔には転入しにくく、左傾斜した球案内面に沿ってV入賞口30へ落下される。この特定のV入賞口30の球が入った瞬間にソレノイドがOFFとされ、図6の第2ソレノイド61が非励磁となると、バネ63の付勢力で連繋部材64が左方に移動されて球振分け板41の球案内面42の先端側が後方へ回動されて円弧面が引っ込ませられて球カウント口31の前方が広く開放されて、球案内面が球カウント口31の方へ右傾斜されるので、大入賞口の前方から転入する球はほとんどが右傾斜した球案内面に沿って球カウント口31へ転動落下される。この球カウント口に入る球で計数カウンタがたとえば、10カウントすると前面の開閉扉板は閉じられる。
【0023】
図8および図9において、別の球振分け手段を備えたパチンコ機の実施形態を説明する。前記取付け板2の中央部に開設された大入賞口4に対して開閉扉板5を開閉自在に支持し、取付け板2の背面に球収容筺体3が設けられ、該球収容筺体3の背面下部両側に特定入賞口30(右側)と球カウント口31(左側)が設けられ、計数カウントスイッチ33、入賞球検出スイッチ32が備えられること、特定入賞口30と球カウント口31との間は球振分け手段を設置しうる間隔を存して球振分け手段40が備えられる構造は、前記実施形態とほぼ同じ構造であるので、その説明は省略する。この実施形態では、球振分け手段40の振分け板51の構造と、その球振分け板51を作動する駆動手段との連動構造、筺体の背面側の案内壁の構造が前記実施形態とは相違する。
【0024】
この実施形態で、前記一方の球カウント口31側には筺体3の背面壁39に該球カウント口を囲うように球カウント口の径より若干大きい径の円弧状の案内壁39aが形成され、かつ特定V入賞口30を囲うようにV入賞口の径より若干大きい径の円弧状球案内壁39bが形成されている。両側の背面壁39の外面は振分け板51の係止部51bを受止める係受け面39cとされている。
【0025】
この実施形態の球振分け手段40としては、両面に対称な球案内面52を形成した合成樹脂製等球振分け板51がほぼ中央部で軸54で回動自由に軸支され、駆動手段、例えば第2ソレノイド61の進退運動を可動機構53を介して球振分け板51を左又は右へ揺動可能に設けられている。この球振分け板51の球案内面52は、先端をV字型で球が当たる厚みとし、その中央部を軸54で軸支され、球振分け板51を左右何れかに所定角度傾斜させることにより左又は右の球案内面52を球カウント口31又は特定のV入賞口30の方に向けて誘導することができる。球振分け板51は内部をくり抜き軽量とするのが好ましい。また、球振分け板51の後部にはくびれた係止部51bが形成され、球振分け板が所定の角度で前記背面壁の外面の係受け面39cに当たって止められるように設けられている。
【0026】
この球振分け手段の可動機構53とそれを駆動する駆動手段60との関連構造を説明すると、この実施形態ではこの球振分け板51の中央の支軸部51aが筺体に軸54で軸支され、球振分け板51の支軸部51aの周囲に歯部55が形成され、後述の第2ソレノイド61により直線的に摺動されるスライド部材67の歯部68が噛み合わされ、第2ソレノイド61の動作によりスライド部材67を横方向に摺動することにより球振分け板51を左又は右に回動させる。球振分け板のストッパーは図の構造に限られるものではない。
【0027】
球振分け板51を駆動手段、例えば第2ソレノイド61で駆動する構造として、球振分け板51の中央部の支軸部に歯部55が設けられ、第2ソレノイド61は筺体の後方室に横向きに配置され、第2ソレノイド61にはアクチュエーター62を備え、付勢手段として復帰用バネ63が備えられている。このアクチュエーター62に関連させたスライド部材67の歯部68を前記球振分け板51の歯部55と噛み合わせてスライド部材の横方向への進退により球振分け板51を回動する。すなわち、アクチュエーター62とスライド部材67の結合構造は、一方のアクチュエーター62の端部に鍔部62aが設けられ、他方のスライド部材67はその鍔部62aを嵌合する嵌合溝67aが設けられ、かつスライド部材67の前記歯部55に対向する面には歯部68が形成され、該歯部68が前記球振分け板51の歯部55に噛み合わされ、第2ソレノイド61のアクチュエーター62の進退動作によりスライド部材をスライドすることにより球振分け板51が支軸54を支点として回動される。
【0028】
而して、第2ソレノイド61の励磁時にはバネ63に抗してアクチュエーターが吸着されてスライド部材67が右方に移動されることにより球振分け板51は反対に左側に傾斜して球案内面52の右側が特定V入賞口側へのガイドとなり、特定V入賞口への入賞をしやすく、球カウント口に入りにくくされる。すなわち、左側の球案内面と案内壁との間に球1個が通過できる間隔はあるが、大入賞口の前方から転入する球はほとんどが左傾斜した球案内面に沿ってV入賞口へ転動排出される。また、第2ソレノイド61の非励磁時にはバネ63の付勢力でスライド部材67が左方に移動されて球振分け板51の右側の球案内面52先端側が後方へ回動されて、左側の球案内面が球カウント口の方へ右傾斜されるので、大入賞口の前方から転入する球はほとんどが右傾斜した球案内面に沿って球カウント口へ転動落下させることができる。
【0029】
図10おいて、71はパチンコ機の遊戯盤、72は打球誘導レール、73は遊技球検出スイッチを備えた始動ゲート、74は数字等の表示を始動ゲート73の球検出スイッチの球検知時に始動して設定時間で変動確定する普通図柄表示装置、75は第1始動口76に遊技球が入賞時に図柄の表示を設定時間で変動確定する特別図柄表示装置、76は前記普通図柄表示装置75の表示が特定の数字に確定時、開閉する翼片を有する第1始動口である。特別図柄表示装置75の図柄が特定の組合せ、例えば、「7、7、7」「5、5、5」となったときに開閉扉板が開閉する。77は左右袖の入賞口、78はアウト口である。而して、前記始動ゲート73に遊技球が入ると普通図柄表示装置75に表示した数字が、変動し、予め定めた特定の数字「3、5、7」等の条件となると、第1始動口76が設定時間だけ開閉を繰り返し、その第1始動口76に遊技球が入賞すると、特別図柄表示装置75の図柄が変動を開始し、設定時間で図柄を確定し、その図柄が特定の組合せとなったときに、大入賞口4の開閉扉板5の開成条件となり、開閉駆動機構の第1ソレノイド23が励磁され、起立閉鎖状態の開閉扉板5が開放され、球導入板となるとともに大入賞口4を開口し、遊技球が入賞球として転入する。指定図柄停止後ソレノイド23が電源ON状態になり、開閉扉板5が大入賞口4にパチンコ球が入賞する状態に決まり、それと同時に第2ソレノイド61の電源がON状態により球振分け板41又は51がバネ63に抗して連繋部材64、スライド部材67、歯車機構等により回動されて球振分け板の球案内面42、52がV入賞口30へ入賞しやすい位置に決まる。この特定の入賞口30に球が入賞すると(1個以上)第2ソレノイド61の電源がOFF状態となり、球カウント口31へ入りやすい位置に振分け手段が決まる。そして球カウント口への基準のパチンコ球が入賞するか、基準時間経過するまでこの状態であり、どちらかの基準に達したらソレノイド23が電源OFF状態となり、開閉扉板がパチンコ球を大入賞口へは入らない状態とされる。これで1ラウンドと呼んでいる。勿論、パチンコ機の仕様はいろいろあり15ラウンドタイプや、16ラウンドタイプがある。パチンコ機には7&15とか6&15など明記され、例えば、始動口やその他の役物にパチンコ球が入賞すると7個、大入賞口に入賞すると15個払い出される。
【0030】
以上の実施形態を示したが、この発明はこの形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の形態を実施しうるものである。振分け手段の球を振分ける面の形状は上記のものに限られるものではなく、駆動手段により振分け手段を交互に反転させて球の誘導方向を変えることができる形状とすればよい。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】この発明のパチンコ機の入賞装置を示す正面図である。
【図2】同開閉扉を開放した正面図である。
【図3】この発明の入賞装置の中央部における縦断面図である。
【図4】同、開閉扉板の閉鎖時の側面図である。
【図5】同、開閉扉板の開放時の側面図である。
【図6】この発明の入賞装置の振分け手段を右傾斜とした状態の図3のX−X線横断面図である。
【図7】同、振分け手段を左傾斜とした状態の図3のX−X線横断面図である。
【図8】この発明の別の実施形態の入賞装置の振分け手段を右傾斜とした状態の横断面図である。
【図9】同、振分け手段を左傾斜とした状態の横断面図である。
【図10】この発明の入賞装置を備えた遊技盤の正面図である。
【符号の説明】
【0032】
1 入賞装置の本体
2 取付け板
3 筺体
4 大入賞口
5 開閉扉板
10 開閉扉板用受止め手段
11 球飛び出し阻止板
21 支軸
23 ソレノイド
26 連繋部材
27 突軸
30 V入賞口
31 球カウント口
40 球振分け手段
41 球振分け板
51 球振分け板
60 駆動手段
61 ソレノイド
63 連繋部材
66 スライド部材




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013