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発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2006−192146(P2006−192146A)
公開日 平成18年7月27日(2006.7.27)
出願番号 特願2005−8117(P2005−8117)
出願日 平成17年1月14日(2005.1.14)
代理人 【識別番号】100064746
【弁理士】
【氏名又は名称】深見 久郎
発明者 鵜川 詔八 / 渡辺 剛史
要約 課題
複数の変動表示部で変動表示を行なうときに、表示結果が特定表示結果となることが遊技者に悟られにくいようにし、遊技者の興趣の低下が生じないようにすることができる遊技機を提供することである。

解決手段
第2の変動表示部で大当りとなる変動表示の表示結果が導出表示されたときに、第1の変動表示部における変動表示の変動表示時間の計測を中断する(S80、S86〜S88)。また、非確変大当り図柄が停止表示されることによる第1終了条件が成立し、当該非確変大当り図柄を停止表示させる変動表示を開始するときに、確変フラグがリセット状態に更新される。さらに、確変終了条件が成立した後、第2終了条件を成立させる変動表示を開始するときに、時短フラグがリセット状態に更新される。
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の始動条件の成立に基づいて各々が識別可能な複数種類の識別情報の変動表示を行なって表示結果を導出表示する複数の変動表示部を備え、前記複数の変動表示部のうちのいずれかの変動表示部に特定表示結果が導出表示されたことに基づいて遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御され、該特定遊技状態の終了後において、前記変動表示の表示結果が前記特定表示結果となる確率が前記特定遊技状態とは異なる通常遊技状態よりも向上した確率変動状態に制御される遊技機であって、
前記複数の変動表示部のそれぞれについて前記変動表示の表示結果を前記特定表示結果とするか否かを事前に判定する判定手段と、
第1終了条件が成立するまで、前記確率変動状態に制御するとともに、識別情報の変動表示時間が通常遊技状態よりも短縮される変動時間短縮状態に制御する第1状態に制御する第1状態制御手段と、
前記第1状態が終了した後、第2終了条件が成立するまで、非確率変動状態に制御するとともに、前記変動時間短縮状態に制御する第2状態に制御する第2状態制御手段と、
前記確率変動状態に制御されているときに、前記確率変動状態であることを示す確率変動状態データを記憶する確率変動状態記憶手段と、
前記変動時間短縮状態に制御されているときに、前記変動時間短縮状態であることを示す変動時間短縮状態データを記憶する変動時間短縮状態記憶手段と、
前記変動表示時間を示す変動表示データとして前記通常遊技状態での前記変動表示時間を示す通常変動表示データを複数種類記憶する通常変動表示データ記憶手段と、
前記変動表示データとして前記変動時間短縮状態での前記変動表示時間を示す短縮変動表示データを複数種類記憶する短縮変動表示データ記憶手段と、
前記複数の変動表示部における前記変動表示時間を前記通常変動表示データ記憶手段または前記短縮変動表示データ記憶手段に記憶されたデータの中から選択する変動表示データ選択手段と、
該変動表示データ選択手段によって選択された変動表示データに基づいて実行された変動の前記変動表示時間を計測する変動表示時間計測手段と、
該変動表示時間計測手段により計測された前記変動表示時間が経過したか否かを判定する変動表示時間判定手段と、
前記複数の変動表示部において、識別情報の変動表示を開始させるとともに、前記変動表示時間判定手段により前記変動表示時間が経過した旨の判定がなされたときに、前記判定手段の判定に応じた表示結果を導出表示させる制御を行なう表示制御手段と、
前記第1終了条件が成立したときに、前記確率変動状態記憶手段に記憶されている前記確率変動状態データを、前記確率変動状態ではないことを示す非確率変動状態データに更新する確率変動状態データ更新手段と、
前記第2終了条件が成立したときに、前記変動時間短縮状態記憶手段に記憶されている前記変動時間短縮状態データを、前記変動時間短縮状態ではないことを示す非変動時間短縮状態データに更新する変動時間短縮状態データ更新手段とを含み、
前記判定手段は、前記確率変動状態記憶手段に前記確率変動状態データが記憶されているときは、通常状態より高い確率で前記特定表示結果とする旨の判定を行ない、
前記変動表示データ選択手段は、前記変動時間短縮状態データ記憶手段に前記変動時間短縮状態データが記憶されているときには、前記短縮変動表示データ記憶手段に記憶されている前記短縮変動表示データを選択し、
前記確率変動状態データ更新手段は、前記特定表示結果のうち前記第1状態を終了させて遊技状態を前記第2状態に移行させる終了特定表示結果が表示結果として導出表示される識別情報の変動表示を前記表示制御手段が開始するとき、前記確率変動状態データを前記非確率変動状態データに更新し、
前記変動時間短縮状態データ更新手段は、前記第2状態に移行されてから所定回目の識別情報の変動表示を前記表示制御手段が開始するとき、前記変動時間短縮状態データを前記非変動時間短縮状態データに更新し、
前記変動表示時間計測手段は、
前記複数の変動表示部のうち第1の変動表示部に前記特定表示結果が導出表示され、かつ、前記第1の変動表示部とは異なる第2の変動表示部にて前記識別情報の変動表示が実行されているとき、前記第1の変動表示部にて特定表示結果が導出表示された第1の時点で、前記第2の変動表示部における変動表示時間の計測を中断する計測中断手段と、
前記第1の変動表示部にて特定表示結果が導出表示されたことに基づく前記特定遊技状態が終了した第2の時点で、前記計測中断手段により中断された変動表示時間の計測を再開する計測再開手段と、を含むことを特徴とする、遊技機。
【請求項2】
遊技の進行を制御する遊技制御手段をさらに含み、
前記表示制御手段は、
前記遊技制御手段から出力される制御信号に基づいて前記複数の変動表示部で表示による演出を実行する制御を行なう演出制御手段を含み、
該演出制御手段は、前記遊技制御手段から、前記確率変動状態が終了することを示す制御信号が出力されたときに、所定期間にわたり、前記確率変動状態において実行される演出された表示と同じ演出された表示を実行させる確変終了時演出表示手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前記確率変動状態を終了させるか否かを抽選するために用いられる終了抽選用数値情報を更新する終了抽選用数値情報更新手段と、
前記確率変動状態において、前記判定手段による判定が行なわれるごとに、前記判定手段による判定が行なわれる前の段階で前記終了抽選用数値情報を抽出する終了抽選用数値情報抽出手段と、
前記終了抽選用数値情報抽出手段により抽出された前記終了抽選用数値情報が前記確率変動状態を終了させるように定められた特定値であるか否かの判定を前記判定手段による判定が行なわれる前の段階で行なうことにより、前記確率変動状態を終了させるか否かを判定する終了判定手段とをさらに含み、
前記判定手段は、前記終了判定手段の判定に基づいて、前記変動表示の表示結果を前記特定表示結果とするか否かの判定を行なうことを特徴とする、請求項1または2に記載の遊技機。
【請求項4】
前記確率変動状態において、前記複数の変動表示部により実行される変動表示の回数を計数する変動表示回数計数手段と、
前記変動表示回数計数手段により計数された変動表示の回数が前記予め定められた回数に達しているか否かの判定を前記判定手段による判定が行なわれる前の段階で行なうことにより、前記確率変動状態を終了させるか否かを判定する終了判定手段とをさらに含み、
前記判定手段は、前記終了判定手段の判定に基づいて、前記変動表示の表示結果を前記特定表示結果とするか否かの判定を行なうことを特徴とする、請求項1または2に記載の遊技機。
【請求項5】
前記計測中断手段により前記第2の変動表示部における変動表示時間の計測を中断したときに、前記第2の変動表示部における変動表示が継続している旨を表示する中断時変動継続表示手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の遊技機。
【請求項6】
前記第1の時点で前記計測中断手段により前記第2の変動表示部における変動表示時間の計測を中断しているときには、前記第2の変動表示部において、前記特定表示結果とは異なる表示結果である非特定表示結果を停止表示させる中断時非特定表示結果表示手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の遊技機。
【請求項7】
前記判定手段により前記第1の変動表示部の変動表示の表示結果を前記特定表示結果とすることが判定されたときに、前記第2の変動表示部において、前記変動表示の表示結果が前記特定表示結果となる旨を予告報知する予告報知手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の遊技機。
【請求項8】
前記予告報知手段による予告報知は、複数回の変動表示にわたって実行される連続予告報知であることを特徴とする、請求項7に記載の遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ遊技機、コイン遊技機、または、スロットマシンなどで代表される遊技機に関する。詳しくは、所定の始動条件の成立に基づいて各々が識別可能な複数種類の識別情報の変動表示を行なって表示結果を導出表示する複数の変動表示部を備え、前記複数の変動表示部のうちのいずれかの変動表示部に前記特定表示結果が導出表示されたことに基づいて遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御され、該特定遊技状態の終了後において、前記変動表示の表示結果が前記特定表示結果となる確率が前記特定遊技状態とは異なる通常遊技状態よりも向上した確率変動状態に制御される遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の遊技機として従来から一般的に知られているものに、たとえば、所定の始動条件の成立に基づいて各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)の変動表示を行なって表示結果を導出表示する複数(2つ)の変動表示部を備え、前記複数の変動表示部のうちのいずれかの変動表示部に特定表示結果(大当り図柄の組合せ)が導出表示されたことに基づいて遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当り遊技状態)に制御され、該特定遊技状態の終了後において、前記変動表示の表示結果が前記特定表示結果となる確率が前記特定遊技状態とは異なる通常遊技状態よりも向上した確率変動状態(高確率状態)に制御されるとともに、所定の確率変動終了条件が成立するまで前記確率変動状態を継続させる制御が行なわれるものがあった(特許文献1および特許文献2)。
【0003】
このような従来の遊技機では、2つの変動表示部の両方で重複して表示結果が特定表示結果となることを防ぐために、一方の変動表示部での表示結果が特定表示結果となるときに、当該一方の変動表示部での特定遊技状態が終了するまで、他方の変動表示部での変動表示の開始が遅延させられていた。
【特許文献1】特開2001−62080号公報(図11)
【特許文献2】特開2001−62081号公報(図11)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、前述のような従来の遊技機においては、次のような問題があった。一方の変動表示部での表示結果が特定表示結果となるときに、当該一方の変動表示部での特定遊技状態が終了するまで他方の変動表示部での変動表示の開始が遅延させられていたので、このような変動表示開始の遅延が生じたときに、一方の変動表示部での表示結果が特定表示結果となることが遊技者に悟られてしまう。このように従来の遊技機では、表示結果が特定表示結果となることが遊技者に悟られてしまうため、遊技者の興趣が低下する。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、複数の変動表示部で変動表示を行なうときに、表示結果が特定表示結果となることが遊技者に悟られにくいようにし、遊技者の興趣の低下が生じないようにすることができる遊技機を提供することである。
【課題を解決するための手段の具体例およびその効果】
【0006】
(1) 所定の始動条件の成立(たとえば、第1始動入賞口14に遊技球が入賞する、第2始動入賞口16に遊技球が入賞する)に基づいて各々が識別可能な複数種類の識別情報(たとえば、特別図柄、飾り図柄)の変動表示を行なって表示結果を導出表示する複数の変動表示部(たとえば、第1特別図柄表示器8および第1飾り変動表示部8kを含む第1変動表示部、第2特別図柄表示器9および第2飾り変動表示部9kを含む第2変動表示部)を備え、前記複数の変動表示部のうちのいずれかの変動表示部(第1変動表示部と第2変動表示部とのいずれか)に特定表示結果(大当り図柄)が導出表示されたことに基づいて遊技者にとって有利な特定遊技状態(たとえば、大当り遊技状態)に制御され、該特定遊技状態の終了後において、前記変動表示の表示結果が前記特定表示結果となる確率が前記特定遊技状態とは異なる通常遊技状態(通常遊技状態)よりも向上した確率変動状態(確率変動制御モード、確変状態)に制御される遊技機(たとえば、パチンコ遊技機1)であって、
前記複数の変動表示部のそれぞれについて前記変動表示の表示結果を前記特定表示結果とするか否かを事前に判定する判定手段(第1特別図柄プロセス処理における図13のS56〜S58、さらに、第2特別図柄プロセス処理における同様のステップ)と、
第1終了条件(図16で非確変大当りが発生する、図14で確変時変動回数が確変終了回数になる、図38で確変時変動回数が確変終了回数になる、図38で確変終了判定用のR9の抽出値が確変終了判定値となる)が成立するまで、前記確率変動状態に制御するとともに、識別情報の変動表示時間が通常遊技状態よりも短縮される変動時間短縮状態に制御する第1状態(確変フラグをセット、時短フラグをセット)に制御する第1状態制御手段(第1特別図柄プロセス処理における図16のS124〜S127、図14および図38のS71〜S75、さらに、第2特別図柄プロセス処理における同様のステップ)と、
前記第1状態が終了した後、第2終了条件が成立するまで(非確変大当り図柄が表示結果として導出表示されたことまたは確変時変動回数が確変終了回数に到達したことに基づき確変状態が終了した後に、時短終了回数分の変動表示が行なわれるまで)、非確率変動状態に制御(確変フラグをリセット)するとともに、前記変動時間短縮状態に制御する第2状態(確変フラグをリセット、時短フラグをセット)に制御する第2状態制御手段(第1特別図柄プロセス処理における図16のS125〜S127、図14および図38のS71〜S80、さらに、第2特別図柄プロセス処理における同様のステップ)と、
前記確率変動状態に制御されているときに、前記確率変動状態であることを示す確率変動状態データ(セットされた確変フラグのデータ)を記憶する確率変動状態記憶手段(図2の遊技制御用マイクロコンピュータ53のRAM55)と、
前記変動時間短縮状態に制御されているときに、前記変動時間短縮状態(時短状態)であることを示す変動時間短縮状態データ(リセットされた確変フラグのデータおよびセットされた時短フラグのデータ)を記憶する変動時間短縮状態記憶手段(図2の遊技制御用マイクロコンピュータ53のRAM55)と、
前記変動表示時間を示す変動表示データ(変動パターンのデータ)として前記通常遊技状態での前記変動表示時間を示す通常変動表示データ(通常変動パターンのデータ)を複数種類記憶する通常変動表示データ記憶手段(図2の遊技制御用マイクロコンピュータ53のROM54、図4(a)の通常遊技状態であるときにルックアップされるデータテーブル)と、
前記変動表示データとして前記変動時間短縮状態での前記変動表示時間を示す短縮変動表示データ(短縮変動パターンのデータ)を複数種類記憶する短縮変動表示データ記憶手段(図2の遊技制御用マイクロコンピュータ53のROM54、図4(b)の時短状態であるときにルックアップされるデータテーブルおよび図4(c)の時短状態であるときにルックアップされるデータテーブル)と、
前記複数の変動表示部における前記変動表示時間を前記通常変動表示データ記憶手段または前記短縮変動表示データ記憶手段に記憶されたデータの中から選択する変動表示データ選択手段(第1特別図柄プロセス処理における図10のS302の第1変動パターン設定処理、さらに、第2特別図柄プロセス処理における同様のステップ)と、
該変動表示データ選択手段によって選択された変動表示データに基づいて実行された変動の前記変動表示時間を計測する変動表示時間計測手段(第1特別図柄プロセス処理における図10のS303の第1特別図柄変動処理における図17のS81、さらに、第2特別図柄プロセス処理における同様のステップ)と、
該変動表示時間計測手段により計測された前記変動表示時間が経過したか否かを判定する変動表示時間判定手段(たとえば、第1特別図柄プロセス処理における図10のS303の第1特別図柄変動処理のS82、さらに、第2特別図柄プロセス処理における同様のステップ)と、
前記複数の変動表示部において、識別情報の変動表示を開始させるとともに、前記変動表示時間判定手段により前記変動表示時間が経過した旨の判定がなされたときに、前記判定手段の判定に応じた表示結果を導出表示させる制御(図9のS23の第1特別図柄プロセス処理、図9のS25の第2特別図柄プロセス処理、図20のS205の第1表示制御プロセス処理、S206の第2表示制御プロセス処理)を行なう表示制御手段(図2の遊技制御用マイクロコンピュータ53の表示制御機能、図2の表示制御用マイクロコンピュータ800の表示制御機能)と、
前記第1終了条件が成立したときに、前記確率変動状態記憶手段に記憶されている前記確率変動状態データを、前記確率変動状態ではないことを示す非確率変動状態データ(リセットされた確変フラグのデータ)に更新する確率変動状態データ更新手段(第1特別図柄プロセス処理における図14および図38のS75、図16のS127、さらに、第2特別図柄プロセス処理における同様のステップ)と、
前記第2終了条件が成立したときに、前記変動時間短縮状態記憶手段に記憶されている前記変動時間短縮状態データを、前記変動時間短縮状態ではないことを示す非変動時間短縮状態データ(リセットされた時短フラグのデータ)に更新する変動時間短縮データ更新手段(第1特別図柄プロセス処理における図14および図38のS80、さらに、第2特別図柄プロセス処理における同様のステップ)とを含み、
前記判定手段は、前記確率変動状態記憶手段に前記確率変動状態データが記憶されているときは(確変フラグがセットされているとき)、通常状態(確変フラグがセットされていないとき)より高い確率(大当り判定値の数が多い)で前記特定表示結果とする旨の判定を行ない(第1特別図柄プロセス処理における図15のS112)、
前記変動表示データ選択手段は、前記変動時間短縮状態データ記憶手段に前記変動時間短縮状態データが記憶されているとき(時短フラグがセットされているとき)には、前記短縮変動表示データ記憶手段に記憶されている前記短縮変動表示データ(図4(b)または図4(c))を選択し(S302で確変フラグおよび時短フラグのセット状態に応じたデータテーブルをルックアップし変動表示パターンを選択決定する)、
前記確率変動状態データ更新手段は、前記特定表示結果のうち前記第1状態を終了させて遊技状態を前記第2状態に移行させる終了特定表示結果(非確変大当り図柄)が表示結果として導出表示される識別情報の変動表示を前記表示制御手段が開始するとき(図8(d)および図37(d)のタイミング4)、前記確率変動状態データを前記非確率変動状態データに更新し(第1特別図柄プロセス処理における図16のS127、さらに、第2特別図柄プロセス処理における同様のステップ)、
前記変動時間短縮状態データ更新手段は、前記第2状態に移行されてから所定回目の識別情報の変動表示(第1特別図柄プロセス処理における図14および図38のS78において変動表示が実行されるごとに、時短時変動回数が1ずつ加算され、その結果S77においてYESと判断されること、さらに、第2特別図柄プロセス処理においても同様)を前記表示制御手段が開始するとき(図8(d)および図37(d)のタイミング7)、前記変動時間短縮状態データを前記非変動時間短縮状態データに更新し(第1特別図柄プロセス処理における図14および図38のS80、さらに、第2特別図柄プロセス処理における同様のステップ)、
前記変動表示時間計測手段は、
前記複数の変動表示部のうち第1の変動表示部に前記特定表示結果が導出表示され(たとえば、図32(B)で第2飾り変動表示部9kに大当り図柄が導出表示され)、かつ、前記第1の変動表示部とは異なる第2の変動表示部にて前記識別情報の変動表示が実行されているとき(たとえば、図32(B)で第1飾り変動表示部8kに飾り図柄8a〜8cの変動表示が実行されているとき)、前記第1の変動表示部にて特定表示結果が導出表示された第1の時点(たとえば、第1特別図柄プロセス処理の第1特別図柄変動処理におけるS84に対応する第2特別図柄プロセス処理における同様のステップで第2大当り実行中フラグがセットされた時点)で前記第2の変動表示部における変動表示時間の計測を中断する計測中断手段(たとえば、図17の第1特別図柄変動処理のS87でYESとなって中断フラグをセットして第1特別図柄プロセスタイマの減算を行なわせない部分、または、たとえば、第1飾り変動表示部8kに大当り図柄が導出表示され、第2飾り変動表示部9kに飾り図柄9a〜9cの変動表示が実行されているときには、第1特別図柄プロセス処理の第1特別図柄変動処理におけるS84で第1大当り実行中フラグがセットされた時点で、図17の第1特別図柄変動処理のS87でYESとなって中断フラグをセットして第1特別図柄プロセスタイマの減算を行なわせない部分に対応する第2特別図柄プロセス処理における同様のステップ)と、
前記第1の変動表示部にて特定表示結果が導出表示されたことに基づく前記特定遊技状態が終了した第2の時点(たとえば、第1特別図柄プロセス処理の第1大当り終了処理におけるS104およびS105に対応する第2特別図柄プロセス処理における同様のステップで第2大当り実行中フラグおよび中断フラグがリセットされた時点)で、前記計測中断手段により中断された変動表示時間の計測を再開する計測再開手段(たとえば、第1特別図柄プロセス処理の第1特別図柄変動処理のS80、または、たとえば、第1特別図柄プロセス処理の第1大当り終了処理におけるS104およびS105で第1大当り実行中フラグおよび中断フラグがリセットされた時点で、第1特別図柄プロセスタイマの減算を行なわせる第1特別図柄プロセス処理の第1特別図柄変動処理のS80に対応する第2特別図柄プロセス処理における同様のステップ)とを含む。
【0007】
このような構成によれば、第1の変動表示部にて特定表示結果が導出表示されたときに第2の変動表示部における変動表示時間の計測を中断することにより、複数の変動表示部にて同時に特定遊技状態が発生することを防ぐことができる。また、第1の変動表示部に特定表示結果が導出表示されるまで第2の変動表示部にて識別情報の変動表示が行なわれるため、第1の変動表示部に特定表示結果が導出表示されることを遊技者に把握され難くすることができる。また、終了特定表示結果が表示結果として導出表示される変動表示を開始するときに、確率変動状態データが非確率変動状態データに更新され、変動時間短縮状態データが記憶される。これにより、第1状態から第2状態に切替わるときに、その切替えタイミングが明確になり、遊技状態が不明確な期間が生じるのを防ぐことができる。また、終了特定表示結果を表示結果として導出表示する変動表示が開始された後に新たに開始される変動表示について、判定手段が遊技状態に応じて当該変動表示の表示結果を特定表示結果とするか否か適切に判定することができる。さらに、変動時間短縮状態データが記憶されているか否かに基づき、変動時間短縮状態データ更新手段により、変動表示が所定回目の変動表示であるか否かを正確に判別することができる。
【0008】
(2) 遊技の進行を制御する遊技制御手段(遊技制御用マイクロコンピュータ53)をさらに含み、
前記表示制御手段は、
前記遊技制御手段から出力される制御信号(演出制御コマンド)に基づいて前記複数の変動表示部での表示による演出を実行する制御を行なう演出制御手段(表示制御用マイクロコンピュータ800)を含み、
該演出制御手段は、前記遊技制御手段から、前記確率変動状態が終了することを示す制御信号(確変変動パターンコマンド)が送信されてきたときに(図22のS401により確変変動パターンコマンドが受信されていないと判断され、かつ、S403により確変変動フラグがセットされていると判断されたとき)、所定期間(図22のS406により決定される確変類似演出回数により規定される期間)にわたり、前記確率変動状態において実行される演出された表示と同じ演出された表示(たとえば、確変時の演出と背景が同じとなる表示)を実行させる確変終了時演出表示手段(図22のS405、図25のS832,S837等、さらに、第2表示制御プロセス処理における同様のステップ)をさらに含む。
【0009】
このような構成によれば、確率変動状態が終了することを示す制御信号が遊技制御手段から出力されたときに、所定期間にわたり、確率変動状態において実行される演出された表示と同じ演出された表示が実行されるので、確率変動状態の終了後において、演出された表示により、確率変動状態であるか否かを遊技者が判断しにくいようにすることができる。これにより、確率変動状態の終了により遊技者の興趣が低下しにくいようにすることができる。
【0010】
(3) 前記確率変動状態を終了させるか否かを抽選するために用いられる終了抽選用数値情報(第3実施形態で引用する図9のS24により更新される図36の確変終了判定用のランダムカウンタR9)を更新する終了抽選用数値情報更新手段(第3実施形態で引用する図9のS24)と、
前記確率変動状態において、前記判定手段による判定が行なわれるごとに、前記判定手段による判定が行なわれる前の段階で前記終了抽選用数値情報を抽出する終了抽選用数値情報抽出手段(第3実施形態で引用する図13のS56〜S58での大当り判定の前の段階でR9の値を抽出するS53)と、
前記終了抽選用数値情報抽出手段により抽出された前記終了抽選用数値情報が前記確率変動状態を終了させるように定められた特定値(確変終了判定値)であるか否かの判定を前記判定手段による判定が行なわれる前の段階で行なう(第3実施形態で引用する図13のS56〜S58での大当り判定よりも前の段階のS52aで実行される図38の確変時終了判定処理のS72aで判定される)ことにより、前記確率変動状態を終了させるか否かを判定する終了判定手段(図38のS72a)とをさらに含み、
前記判定手段は、前記終了判定手段の判定に基づいて、前記変動表示の表示結果を前記特定表示結果とするか否かの判定を行なう(第3実施形態で引用する図15の大当り判定処理では、S111〜S114により、図38の確変時終了判定処理の判定結果、すなわち、確変状態であるか否かに基づいて、大当り判定値が設定される)。
【0011】
このような構成によれば、抽出された終了抽選用数値情報が確率変動状態を終了させるように定められた特定値であるか否かの判定が判定手段による判定が行なわれる前の段階で行なわれることにより、確率変動状態を終了させるか否かが判定される。そして、その確率変動状態を終了させるか否かの判定に基づいて、変動表示の表示結果を特定表示結果とするか否かの判定が行なわれるので、確率変動状態であるか否かに基づいて行なわれるべき、表示結果を特定表示結果とするか否かの判定を正確に行なうことができる。
【0012】
(4) 前記確率変動状態において、前記複数の変動表示部により実行される変動表示の回数(確変時変動回数)を計数する変動表示回数計数手段(第1特別図柄プロセス処理における図14のS73、さらに、第2特別図柄プロセス処理における同様のステップ)と、
前記変動表示回数計数手段により計数された変動表示の回数が前記予め定められた回数に達しているか否かの判定を前記判定手段による判定が行なわれる前の段階で行なうことにより、前記確率変動状態を終了させるか否かを判定する終了判定手段(第1特別図柄プロセス処理における図13のS56〜S58での大当り判定の前の段階で確変時変動回数に基づいて確変終了判定をする図14のS72、さらに、第2特別図柄プロセス処理における同様のステップ)とをさらに含み、
前記判定手段は、前記終了判定手段の判定に基づいて、前記変動表示の表示結果を前記特定表示結果とするか否かの判定を行なう(第1特別図柄プロセス処理における図15の大当り判定処理では、S71〜S73により、図14の確変時終了判定処理の判定結果、すなわち、確変状態であるか否かに基づいて、大当り判定値が設定される、さらに、第2特別図柄プロセス処理においても同様)。
【0013】
このような構成によれば、変動表示回数計数手段により計数された変動表示の回数が予め定められた回数に達しているか否かの判定が判定手段による判定が行なわれる前の段階で行なわれることにより、確率変動状態を終了させるか否かが判定される。そして、その確率変動状態を終了させるか否かの判定に基づいて、変動表示の表示結果を特定表示結果とするか否かの判定が行なわれるので、確率変動状態であるか否かに基づいて行なわれるべき、表示結果を特定表示結果とするか否かの判定を正確に行なうことができる。
【0014】
(5) 前記計測中断手段により前記第2の変動表示部における変動表示時間の計測を中断したとき(たとえば、第1特別図柄プロセス処理において図26のS824でYESとなったとき、すなわち、中断コマンドを受信したとき、さらに、第1特別図柄プロセス処理においても同様)に、前記第2の変動表示部における変動表示が継続している旨を表示する中断時変動継続表示手段(第1特別図柄プロセス処理において図26の第1図柄変動中処理において、第1飾り変動表示部8kに変動中断表示として、図31、図32に示すような変動中メッセージ100を表示するS826、さらに、第2表示制御プロセス処理における同様のステップ)をさらに含む。
【0015】
このような構成によれば、第2の変動表示部における変動表示時間の計測を中断したときに、第2の変動表示部における変動表示が継続している旨が表示されるため、遊技者に、変動表示が中止されてしまったのではないかというような不信感を与えることなく、第2の変動表示部における識別情報の変動表示を中断させることができる。
【0016】
(6) 前記第1の時点で前記計測中断手段により前記第2の変動表示部における変動表示時間の計測を中断しているときには、前記第2の変動表示部において、前記特定表示結果とは異なる表示結果である非特定表示結果(はずれ図柄)を停止表示させる(図32(C)、図33(C))中断時非特定表示結果表示手段(図26の第1図柄変動中処理において、第1飾り変動表示部8kに変動中断表示として、図32、図33に示すようなはずれ図柄の組合せを停止表示するS826、さらに、第2表示制御プロセス処理における同様のステップ)をさらに含む。
【0017】
このような構成によれば、第1の変動表示部にて特定表示結果が導出表示されたことに基づく特定遊技状態が開始され、第2の変動表示部における変動表示時間の計測を中断しているときには、第2の変動表示部において非特定表示結果が停止表示される。このため、遊技者に、特定表示結果となる変動表示が中止されてしまったのではないかというような不信感を与えることなく、第2の変動表示部における識別情報の変動表示を中断させることができる。さらに、第2の変動表示部で識別情報の変動表示が停止表示されるので、第1の変動表示部の方に遊技者を注目させることができる。
【0018】
(7) 前記判定手段により前記第1の変動表示部の変動表示の表示結果を前記特定表示結果とすることが判定されたときに、前記第2の変動表示部において、前記変動表示の表示結果が前記特定表示結果となる旨を予告報知(図34の(A),(C),(E)での第2飾り変動表示部9kに示す予告用のキャラクタ91および予告用の背景90を表示することによる大当り予告表示)する予告報知手段(第1表示制御プロセスにおける図23のS501〜S515、図25のS834〜S836、図27のS814〜S818、さらに、第2表示制御プロセスにおいても同様)をさらに含む。
【0019】
このような構成によれば、第1の変動表示部の変動表示の表示結果を特定表示結果とすることが判定されたときに、第2の変動表示部において、変動表示の表示結果が特定表示結果となる旨が予告報知されるので、遊技者について、第1の変動表示部および第2の変動表示部の両方の変動表示に興味を持たせることができる。
【0020】
(8) 前記予告報知手段による予告報知は、複数回の変動表示にわたって実行される連続予告報知(連続予告)である(図34)。
【0021】
このような構成によれば、第1の変動表示部の変動表示の表示結果を特定表示結果とすることが判定されたときに、第2の変動表示部において、変動表示の表示結果が特定表示結果となる旨が、複数回の変動表示にわたって実行される連続予告により予告報知されるので、遊技者について、第1の変動表示部および第2の変動表示部の両方の変動表示に、より一層興味を持たせることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、ここでは、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明はパチンコ遊技機に限られず、たとえば、画像式の遊技機、コイン遊技機、および、スロット機等であってもよく、所定の始動条件の成立に基づいて各々が識別可能な複数種類の識別情報の変動表示を行なって表示結果を導出表示する複数の変動表示部を備え、前記複数の変動表示部のうちのいずれかの変動表示部に特定表示結果が導出表示されたことに基づいて遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御され、該特定遊技状態の終了後において、前記変動表示の表示結果が前記特定表示結果となる確率が前記特定遊技状態とは異なる通常遊技状態よりも向上した確率変動状態に制御される遊技機であれば、どのような遊技機であってもよい。
【0023】
〔第1実施形態〕
まず、遊技機の一例であるパチンコ遊技機1の全体の構成について説明する。図1はパチンコ遊技機1を正面からみた正面図である。
【0024】
パチンコ遊技機1は、縦長の方形状に形成された外枠(図示せず)と、外枠の内側に開閉可能に取り付けられた遊技枠とで構成される。また、パチンコ遊技機1は、遊技枠に開閉可能に設けられている額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。遊技枠は、外枠に対して開閉自在に設置される前面枠(図示せず)と、機構部品等が取り付けられる機構板(図示せず)と、それらに取り付けられる種々の部品(後述する遊技盤6を除く)と、を含む構造体である。
【0025】
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。ガラス扉枠2の下部表面には打球供給皿(上皿)3がある。打球供給皿3の下部には、打球供給皿3に収容しきれない遊技球を貯留する余剰球受皿4、打球を発射する打球操作ハンドル(操作ノブ)5が設けられている。また、ガラス扉枠2の背面には、遊技盤6が着脱可能に取り付けられている。なお、遊技盤6は、それを構成する板状体と、その板状体に取り付けられた種々の部品とを含む構造体である。また、遊技盤6の前面には打ち込まれた遊技球が流下可能な遊技領域7が形成されている。
【0026】
遊技領域7中には、所定の始動条件の成立(たとえば、打球が第1始動入賞口14へ入賞)に基づいて各々が識別可能な複数種類の識別情報(たとえば、「0」〜「9」の全10種類の数字図柄)の変動表示(可変表示ともいう)を行なって表示結果を導出表示する第1特別図柄表示器8と、所定の始動条件の成立(たとえば、打球が第2始動入賞口16へ入賞)に基づいて各々が識別可能な複数種類の識別情報(たとえば、「0」〜「9」の全10種類の数字図柄)の変動表示を行なって表示結果を導出表示する第2特別図柄表示器9と、が所定間隔を隔てて配置されている。また、第1特別図柄表示器8を左右から挟むように、第1特別図柄保留記憶表示器10が設けられている。同様に、第2特別図柄表示器9を左右から挟むように、第2保留記憶表示器11が設けられている。
【0027】
なお、この実施の形態では、特別図柄が数字図柄である場合を例として示したが、これに限らず、特別図柄は、数字以外の文字、図形、模様等のその他の識別情報が示された図柄であってもよい。また、変動表示は、所定方向に図柄をスクロールさせることにより更新表示するものでもよく、図柄を切換えることにより更新表示するものでもよく、仮想軸を中心に図柄を回転させながら更新表示するものでもよい。また、本実施の形態においては、7セグメント表示器を用いた例について説明するが、これに限らず、液晶表示装置、CRT、プラズマ表示やエレクトロルミネセンスあるいはドットマトリックス表示を利用したもの等、画像表示式のものであってもよい。また、回転ドラム式の表示装置等、機械式のものであってもよい。また、第1特別図柄表示器8および第2特別図柄表示器9における変動表示は、図柄を点滅させながら前述した更新表示することをいい、また、表示結果を導出表示するとは、図柄を点灯させて停止表示することをいう。しかし、これに限らず、遊技者に対して、「変動表示」を行なっていることと、変動表示が終了し「表示結果が導出表示」されていることとを区別して認識させることのできる態様であればよい。
【0028】
第1特別図柄表示器8の下には、その第1特別図柄表示器8に対応する識別情報(たとえば、「0」〜「9」の全10種類の数字図柄)の変動表示を行なって表示結果を導出表示する第1飾り変動表示部8kが設けられ、第2特別図柄表示器9の下にはその第2特別図柄表示器9に対応する識別情報(たとえば、「0」〜「9」の全10種類の数字図柄)の変動表示を行なって表示結果を導出表示する第2飾り変動表示部9kが設けられている。
【0029】
本実施の形態では、第1特別図柄表示器8および第2特別図柄表示器9はそれぞれ7セグメントLED表示器により構成されている。第1飾り変動表示部8kおよび第2飾り変動表示部9kは、それぞれ液晶表示装置(LCD)により構成され、左・中・右の3つの表示領域(たとえば、図32等で示される第1飾り図柄8a〜8c、第2飾り図柄9a〜9c)に識別情報が表示制御されるものである。これら左・中・右の3つの表示領域で変動表示される飾り図柄は、左図柄、中図柄、右図柄と呼ばれる。
【0030】
第1特別図柄表示器8の表示結果が大当りの発生する第1特図特定表示結果(たとえば、奇数図柄)の場合には、第1飾り変動表示部8kの表示結果も大当りが発生する第1飾り特定表示結果(たとえば、左図柄、中図柄、右図柄が同一となる大当り図柄の組合せ、すなわちゾロ目)となるように制御され、第2特別図柄表示器9の表示結果が大当りの発生する第2特図特定表示結果(たとえば、奇数図柄)となる場合には、第2飾り変動表示部9kの表示結果も大当りの発生する第2飾り特定表示結果(たとえば、左図柄、中図柄、右図柄が同一となる大当り図柄の組合せ、すなわちゾロ目)となるように制御され、両表示結果の整合性が保たれるように制御される。
【0031】
なお、第1特別図柄表示器8で変動表示される識別情報は第1特別図柄と呼ばれ、第2特別図柄表示器9で変動表示される識別情報は第2特別図柄と呼ばれる。
【0032】
また、第1飾り変動表示部8kで変動表示される識別情報は第1飾り図柄と呼ばれ、第1特別図柄表示器8における第1特別図柄の変動表示の装飾効果を高めるために第1特別図柄の変動表示と所定の関係を有して変動表示される装飾的な意味合いがある図柄をいう。
【0033】
また、第2飾り変動表示部9kで変動表示される識別情報は第2飾り図柄と呼ばれ、第2特別図柄表示器9における第2特別図柄の変動表示の装飾効果を高めるために第2特別図柄の変動表示と所定の関係を有して変動表示される装飾的な意味合いがある図柄をいう。
【0034】
所定の関係には、たとえば、特別図柄の変動表示が開始されたときに飾り図柄の変動表示が開始される関係や、特別図柄の変動表示が終了し表示結果が表示されたときに飾り図柄の変動表示が終了し表示結果が表示される関係等が含まれる。
【0035】
第1特別図柄表示器8および第1飾り変動表示部8kは変動表示結果が前述したような対応関係になるため、以下の説明においては、これらをまとめて第1変動表示部と呼ぶ場合がある。また、第2特別図柄表示器9および第2飾り変動表示部9kは変動表示結果が前述したような対応関係になるため、以下の説明においては、これらをまとめて第2変動表示部と呼ぶ場合がある。
【0036】
なお、この実施の形態では、第1特別図柄表示器8に第1特図特定表示結果が、第1飾り変動表示部8kに第1飾り特定表示結果が導出表示されたことにより発生する特定遊技状態と、第2特別図柄表示器9に第2特図特定表示結果が、第2飾り変動表示部9kに第2飾り特定表示結果が導出表示されたことにより発生する特定遊技状態とを同一(たとえば、大当りラウンド数、入賞払出数、等)の特定遊技状態としているが、一方の特定遊技状態を他方の特定遊技状態と比べてさらに有利となるように構成してもよい。
【0037】
また、この実施の形態では、第1特別図柄表示器8および第1飾り変動表示部8kと、第2特別図柄表示器9および第2飾り変動表示部9kとの2系統の表示部により識別情報の変動表示を行なう構成となっているが、これに限らず複数系統の表示部を備え、複数(2〜∞のうちの任意の自然数)の表示部にて識別情報の変動表示を行なう構成としてもよい。
【0038】
次に、第1特別図柄表示器8における変動表示に用いられる第1特別図柄、第1飾り変動表示部8kにおける変動表示に用いられる第1飾り図柄、第2特別図柄表示器9における変動表示に用いられる第2特別図柄、および第2飾り変動表示部9kにおける変動表示に用いられる第2飾り図柄の種類について説明する。
【0039】
第1特別図柄表示器8は、0〜9の10種類の数字からなる第1特別図柄を表示する。第1飾り変動表示部8kは、0〜9の10種類の数字からなる第1飾り図柄を表示する。第1特別図柄表示器8により、大当り図柄として予め定められた奇数(1,3,5,7,9)の第1特別図柄が表示結果として導出表示されたときには第1特図特定表示結果となり、大当りが発生する(以下、第1大当りという)。第1特別図柄表示器8により奇数が表示結果として導出表示されるときには、第1飾り変動表示部8kにゾロ目となる第1飾り特定表示結果が表示結果として導出表示される。
【0040】
本実施形態における第2特別図柄表示器9および第2飾り変動表示部9kに表示される図柄は、第1特別図柄表示器8および第1飾り変動表示部8kに表示される図柄と同様である。また、第2特別図柄表示器9により奇数(1,3,5,7,9)の第2特別図柄が表示結果として導出表示されたときには第2特図特定表示結果となり、大当りが発生する(以下、第2大当りという)。第2特別図柄表示器9により奇数が表示結果として導出表示されるときには、第2飾り変動表示部9kにゾロ目となる第2飾り特定表示結果が表示結果として導出表示される。
【0041】
第1特別図柄表示器8により「3、5、7」のいずれかが表示結果として導出表示されるときには、第1飾り変動表示部8kに奇数図柄のいずれかのゾロ目が表示結果として導出表示される。また、第2特別図柄表示器9により「3、5、7」のいずれかが表示結果として導出表示されるときには、第2飾り変動表示部9kに奇数図柄のいずれかのゾロ目が表示結果として導出表示される。第1特別図柄表示器8および第1飾り変動表示部8kを含む第1変動表示部と、第2特別図柄表示器8および第2飾り変動表示部8kを含む第2変動表示部とのいずれか一方でこのような表示結果が導出表示されたときには、このような表示結果が導出表示された変動表示部に対応する大当り遊技状態(第1大当り遊技状態または第2大当り遊技状態)が終了した後、第1変動表示部および第2変動表示部の両方を対象として、確率変動制御モード(以下に示す実施の形態においては、確率変動を確変という略称で呼ぶ場合がある。たとえば、確変制御モード)に制御された後に、変動時間短縮制御モード(以下に示す実施の形態においては、変動時間短縮を時短という略称で呼ぶ場合がある。たとえば、時短制御モード)に制御可能である。確変制御モードに制御されたときは、後述する確率変動状態である確変状態に制御される。時短制御モードに制御されたときは、後述する変動時間短縮状態である時短状態に制御される。本実施の形態において確変制御モードに制御されたときには、確変状態に制御されるとともに、時短状態にも制御される。この状態を第1状態という。また、本実施の形態において時短制御モードに制御されたときには、時短状態に制御される。この状態を第2状態という。
【0042】
確変状態とは、大当りの発生確率が確変状態とは異なる通常遊技状態時に比べて向上した制御状態をいう。このような確変状態が発生する大当り図柄を確変大当り図柄という。本実施の形態における確変状態は、確変大当り図柄が導出表示された大当り遊技状態の終了後において、特別図柄および飾り図柄の変動表示の変動表示回数が所定の変動表示回数(たとえば、100回)に到達する範囲内で継続される。なお、確変状態中に、第1特図特定表示結果のうち確変大当り図柄と異なる非確変大当り図柄の表示結果となったときには、所定回数特別図柄および飾り図柄の変動表示が行なわれていない場合であっても、当該確変状態は終了する。
【0043】
また、時短状態とは、時短状態以外の通常状態に比べて、第1特別図柄表示器8、第2特別図柄表示器9、第1飾り変動表示部8k、第2特別図柄表示器9、後述する第1普通図柄表示器12、および、後述する第2普通図柄表示器13のそれぞれの変動表示時間を短縮して早期に表示結果を導出表示させる制御状態をいう。確変大当り図柄の表示結果となり大当り遊技状態が発生したときには、確変大当り図柄が導出表示された大当り遊技状態の終了後であって、かつ、確変状態が終了した後に、特別図柄および飾り図柄の変動表示の変動表示回数が所定の変動表示回数(たとえば、100回)に到達するまで時短状態に制御される。時短状態中では、図柄の変動表示時間が短縮されるので、後述する保留記憶数が早期に消化され、保留記憶数の上限(たとえば「4」)を超えて発生した始動入賞が無効になってしまう状態を減少でき、短期間に頻繁に表示結果を導出表示して早期に当りの表示結果を導出表示できるという遊技者にとって有利な遊技状態となる。
【0044】
また、第1特別図柄表示器8および第2特別図柄表示器9の各々については、「1」または「9」が表示結果として導出表示されたときには、大当り遊技状態のみが発生し、前述のような確変状態や時短状態は生じない。そして、第1特別図柄表示器8で「1」または「9」が表示結果として導出表示されるときには、第1飾り変動表示部8kに「0」または偶数のゾロ目が表示結果として導出表示される。第2特別図柄表示器9で「1」または「9」が表示結果として導出表示されるときには、第2飾り変動表示部9kに「0」または偶数のゾロ目が表示結果として導出表示される。また、第1特別図柄表示器8で「0」または偶数図柄のいずれかが表示結果として導出表示されるときには、第1飾り変動表示部8kにばらけ目(ゾロ目以外の組合せ)が表示結果として導出表示される。第2特別図柄表示器9で「0」または偶数図柄のいずれかが表示結果として導出表示されるときには、第2飾り変動表示部9kにばらけ目(ゾロ目以外の組合せ)が表示結果として導出表示される。
【0045】
第1特図特定表示結果のうち、前述の確変状態が発生する第1特図特定表示結果(ここでは、「3,5,7」)を「第1特図特別表示結果(確変大当り図柄)」といい、確変状態が発生しない第1特図特定表示結果(ここでは、「1,9」)を「第1特図非特別表示結果(非確変大当り図柄)」という。また、第2特図特定表示結果のうち、前述の確変状態が発生する第2特図特定表示結果(ここでは、「3,5,7」)を「第2特図特別表示結果(確変大当り図柄)」といい、確変状態が発生しない第2特図特定表示結果(ここでは、「1,9」)を「第2特図非特別表示結果(非確変大当り図柄)」という。
【0046】
なお、本実施の形態においては、第1特別図柄表示器8および第1飾り変動表示部8kと、第2特別図柄表示器9および第2飾り変動表示部9kとで表示する図柄の種類が各々同一となる例について説明するが、これに限らず、第1特別図柄表示器8および第1飾り変動表示部8kと、第2特別図柄表示器9および第2飾り変動表示部9kとで表示する図柄の種類が各々異なるものであってもよい。
【0047】
以上に説明したように、第1変動表示部または第2変動表示部のいずれか一方において確変大当り図柄が導出表示されることにより、第1特別図柄表示器8と第2特別図柄表示器9との両方で確変状態に制御されるとともに、時短状態に制御される。
【0048】
本実施の形態の場合は、確変大当り図柄の表示結果となり大当り遊技状態が発生したときには、その大当り遊技状態の終了後において、確変状態および時短状態が開始されるが、その後の変動表示回数が前述のような所定の変動表示回数に到達することにより、または、非確変大当り図柄による大当り遊技状態が発生することにより確変状態が終了する。そして、確変状態が終了してから所定の変動表示回数分の変動表示が実行されるまで、時短状態は継続される。
【0049】
打球が第1始動入賞口14へ入賞したときに、第1抽出手段は、数値データ更新手段によって更新された数値データ(たとえば、大当り判定用乱数等)を抽出する。第1抽出手段によって抽出された数値データは、保留記憶手段としての第1保留記憶バッファ(たとえば、主基板31に搭載されるRAM55(図2参照))に抽出順番を特定可能に記憶される。前述した第1特別図柄保留記憶表示器10のLEDの点灯数により、この保留記憶手段としての第1保留記憶バッファに記憶されている数値データの個数を遊技者に報知される。このように記憶される数値データは、第1始動入賞記憶データとも呼ばれる。この第1特別図柄保留記憶表示器10は、4個のLEDから構成されており、有効始動入賞(この実施の形態では、第1保留記憶バッファに記憶される数値データの記憶数が4未満のときに打球が第1始動入賞口14に入賞)がある毎にLEDの点灯数を増加させ、第1特別図柄表示器8の変動表示が開始される毎にLEDの点灯数を1減らす。
【0050】
打球が第2始動入賞口16へ入賞したときに、第2抽出手段は、数値データ更新手段によって更新された数値データ(たとえば、大当り判定用乱数等)を抽出する。第2抽出手段によって抽出された数値データは、保留記憶手段としての第2保留記憶バッファ(たとえば、主基板31に搭載されるRAM55(図2参照))に抽出順番を特定可能に記憶される。前述した第2特別図柄保留記憶表示器11のLEDの点灯数により、この保留記憶手段としての第2保留記憶バッファに記憶されている数値データの個数を遊技者に報知される。このように記憶される数値データは、第2始動入賞記憶データとも呼ばれる。この第2特別図柄保留記憶表示器11は、4個のLEDから構成されており、有効始動入賞(この実施の形態では、第2保留記憶バッファに記憶される数値データの記憶数が4未満のときに打球が第2始動入賞口16に入賞)がある毎にLEDの点灯数を増加させ、第2特別図柄表示器9の変動表示が開始される毎にLEDの点灯数を1減らす。
【0051】
なお、第1保留記憶バッファに記憶される数値データ(乱数)は、第1特別図柄表示器8の変動表示の開始条件が成立したときに第1特別図柄表示器8の変動表示を開始するための始動条件である。第2保留記憶バッファに記憶される数値データは、第2特別図柄表示器9の変動表示の開始条件が成立したときに第2特別図柄表示器9の変動表示を開始するための始動条件である。このため、各保留記憶バッファに記憶される数値データは、保留記憶データとも呼ばれる。
【0052】
また、この実施の形態では、第1保留記憶バッファおよび第2保留記憶バッファには、抽出手段(たとえば、S44等)によって抽出された数値データ(たとえば、大当り判定用乱数、等)のうち未だ開始条件(たとえば、大当り遊技状態および前回の変動表示の終了)が成立していない数値データが予め定められた上限数として4個まで記憶される。なお、第1保留記憶バッファおよび第2保留記憶バッファに記憶可能となる数値データの上限数は上記のものに限らず、たとえば、上限数を20(または0〜∞のうち任意の整数)としてもよい。また、所定条件が成立した(たとえば、表示結果が特別表示結果となったことに基づいて特定遊技状態に移行する)ことに基づいて、上限値を変更する(たとえば、4個から20個に変更する)構成としてもよい。
【0053】
第1特別図柄表示器8の下方には、遊技球が入賞可能な第1始動入賞口14が設けられている。第1始動入賞口14に入った入賞球は、遊技盤6の背面に導かれ、第1始動口スイッチ62によって検出される。
【0054】
また、第1特別図柄表示器8の下方には、遊技球が入賞可能な第1始動入賞口14を有する第1可変入賞装置15が設けられている。第1始動入賞口14に入った入賞球は、遊技盤6の背面に導かれ、第1始動口スイッチ62によって検出される。また、第1始動入賞口14を有する開閉動作を行なう第1可変入賞装置15には、左右一対の可動片が設けられている。第1可変入賞装置15の可動片は、ソレノイド73によって開状態とされる。ソレノイド73により第1可変入賞装置15の可動片が開状態となることにより、遊技球が第1始動入賞口14に入賞し易くなり(始動入賞し易くなり)、遊技者にとって有利な状態となる。
【0055】
また、第2特別図柄表示器9の下方には、遊技球が入賞可能な第2始動入賞口16を有する第2可変入賞装置17が設けられている。第2始動入賞口16に入った入賞球は、遊技盤6の背面に導かれ、第2始動口スイッチ67によって検出される。また、第2始動入賞口16を有する開閉動作を行なう第2可変入賞装置17には、左右一対の可動片が設けられている。第2可変入賞装置17の可動片は、ソレノイド74によって開状態とされる。ソレノイド74により第2可変入賞装置17の可動片が開状態となることにより、遊技球が第2始動入賞口16に入賞し易くなり(始動入賞し易くなり)、遊技者にとって有利な状態となる。
【0056】
第1始動入賞口14の下方には、第1特別図柄表示器8に第1特図特定表示結果が導出表示されたことに基づく大当りにおいて、ソレノイド72によって開状態とされる第1特別可変入賞装置20が設けられている。第1特別可変入賞装置20は、内部に第1大入賞口21を備えている。ソレノイド72は、第1特別可変入賞装置20の前面に設けられている開閉扉を開閉する手段である。
【0057】
第1特別可変入賞装置20の第1大入賞口21には、V入賞領域とV入賞領域とは異なる10カウント入賞領域が備えられている。第1大入賞口20から入賞して、遊技盤6の背面に導かれた入賞球のうち、一方(V入賞領域)に入った入賞球は第1V入賞スイッチ64で検出され、もう一方(10カウント入賞領域)に入った入賞球は第1カウントスイッチ63で検出される。遊技盤6の背面には、第1大入賞口21内の経路を切換えるためのソレノイド73も設けられている。
【0058】
可変入賞装置17の下方には、第2特別図柄表示器9に第2特図特定表示結果が導出表示されたことに基づく大当りにおいて、ソレノイド75によって開状態とされる第2特別可変入賞装置22が設けられている。第2特別可変入賞装置22は、内部に第2大入賞口23を備えている。ソレノイド75は、第2特別可変入賞装置22の前面に設けられている開閉扉を開閉する手段である。
【0059】
第2特別可変入賞装置22の第2大入賞口23には、V入賞領域とV入賞領域とは異なる10カウント入賞領域とが備えられている。第2大入賞口23から入賞して、遊技盤6の背面に導かれた入賞球のうち、一方(V入賞領域)に入った入賞球は第2V入賞スイッチ69で検出され、もう一方(10カウント入賞領域)に入った入賞球は第2カウントスイッチ68で検出される。遊技盤6の背面には、第2大入賞口23内の経路を切換えるためのソレノイド73も設けられている。
【0060】
なお、この実施の形態では、第1特別図柄表示器8に第1特図特定表示結果が導出表示されたことに基づいて開閉する第1特別可変入賞装置20と第2特別図柄表示器9に第2特定表示結果が導出表示されたことに基づいて開閉する第2特別可変入賞装置22とを備えているが、特別可変入賞装置を1つだけ備えるように構成してもよい。すなわち、第1特別図柄表示器8に第1特図特定表示結果が導出表示されたことに基づいて開閉制御される特別可変入賞装置と、第2特別図柄表示器9に第2特図特定表示結果が導出表示されたことに基づいて開閉制御される特別可変入賞装置と、を同一の特別可変入賞装置を用いて構成してもよい。
【0061】
また、この実施の形態では、第1特別図柄表示器8の始動条件成立に関わる第1可変入賞装置15と、第2特別図柄表示器9の始動条件成立に関わる第2可変入賞装置17とをそれぞれ備えている例について説明したが、これに限らず、始動条件成立に関わる可変入賞装置をいずれか一方の特別図柄表示器に対応して備えるようにしてもよい。また、このように可変入賞装置を1つだけ備える構成において、この可変入賞装置がいずれか一方の変動表示部(たとえば、第1特別図柄表示器8のみ)の始動条件の成立に関わるように構成してもよく、また、この可変入賞装置が2つの変動表示部(第1特別図柄表示器8,第2特別図柄表示器9)の始動条件の成立に関わるようにしてもよい。その場合には、可変入賞装置の始動入賞口に遊技球が入賞したときにいずれの変動表示部(たとえば、第1特別図柄表示器8または第2特別図柄表示器9のいずれか)にて変動表示を実行するかを選択する構成としてもよく、また、2つの変動表示部(たとえば、第1特別図柄表示器8,第2特別図柄表示器9)について予め定められた所定の順序(たとえば、第1特別図柄表示器8と第2特別図柄表示器9とを交互に変動表示)で変動表示を実行するように構成してもよい。
【0062】
第1飾り変動表示部8kの左下方には、「○」および「×」と付された一対のLEDからなる第1普通図柄表示器12が設けられている。この第1普通図柄表示器12は、普通図柄と呼ばれる複数種類の識別情報(たとえば、「○」および「×」)を変動表示可能なものである。
【0063】
第1ゲート28を遊技球が通過し第1ゲートスイッチ61で検出されると普通図柄当り判定用乱数が抽出されて主基板31に搭載されるRAM55の第1普通図柄バッファに格納される。この実施の形態では、RAM55の第1普通図柄バッファに記憶可能な普通図柄当り判定用乱数の記憶数の上限は、4個となっている。そして、第1普通図柄バッファに記憶される普通図柄当り判定用乱数の記憶数が上限に達していなければ、つまり、第1普通図柄バッファに記憶される普通図柄当り判定用乱数の記憶数が4個に達していなければ、普通図柄当り判定用乱数が抽出される。そして、第1普通図柄表示器12において普通図柄の表示状態が変化(「○」および「×」が交互に点灯)する変動表示を開始できる状態であれば、第1普通図柄表示器12において普通図柄の変動表示が開始される。第1普通図柄表示器12において表示状態が変化する変動表示を開始できる状態でなければ、普通図柄当り判定用乱数を第1普通図柄バッファに格納することで普通図柄当り判定用乱数の記憶数が1増加する。また、第1普通図柄表示器12のさらに下方には、普通図柄当り判定用乱数の記憶数を表示する所定数(この実施の形態では4つ)のLEDを有する第1普通図柄保留記憶表示器18が設けられている。この第1普通図柄保留記憶表示器18は、第1ゲート28を遊技球が通過し、第1ゲートスイッチ61で遊技球が検出される毎に点灯するLEDを1つ増やす。そして、第1普通図柄表示器12にて普通図柄(たとえば、「○」および「×」)の変動表示が開始される毎に点灯しているLEDを1減らす。
【0064】
この実施の形態では、第1普通図柄表示器12にて、「○」と「×」の付された左右のランプ(点灯時に図柄が視認可能になる)が交互に点灯することによって普通図柄の変動表示が行なわれ、変動表示は通常では標準変動時間(たとえば、29.2秒)継続する。そして、変動表示の終了時に「○」の付された上側のランプが点灯すれば当りとなる。当りとするか否かは、第1ゲート28を遊技球が通過し、第1ゲートスイッチ61で遊技球が検出されたときに抽出された数値データ(普通図柄当り判定用乱数)の値が所定の普通図柄当り判定値と合致したか否かによって決定される。第1普通図柄表示器12における変動表示の表示結果が当りである場合には、第1可変入賞装置15が所定回数、所定時間だけ開状態になって遊技球が第1始動入賞口14に入賞しやすい状態になる。すなわち、第1可変入賞装置15の状態は、普通図柄の停止図柄が当り図柄である場合に、遊技者にとって不利な状態から有利な状態に変化する。
【0065】
以上、第1普通図柄表示器12および第1普通図柄保留記憶表示器18について説明したが、第2飾り変動表示部9kの右下方に第2普通図柄表示器13および第2普通図柄保留記憶表示器19が設けられている。この第2普通図柄表示器13も、第1普通図柄表示器12と同様に、普通図柄と呼ばれる複数種類の識別情報(たとえば、「○」および「×」)を変動表示可能なものである。第2ゲート29を遊技球が通過して第2ゲートスイッチ66で検出されると、普通図柄当り判定用乱数が抽出されて主基板31に搭載されるRAM55の第2普通図柄バッファに格納される。この実施の形態では、RAM55の第2普通図柄バッファに記憶可能な普通図柄当り判定用乱数の記憶数の上限は、4個となっている。この記憶数に基づき、第2普通図柄表示器13において変動表示が行なわれる。また、この記憶数に基づき、第2普通図柄保留記憶表示器19において、LEDが点灯される。第2普通図柄表示器13における変動表示の表示結果が当りである場合には、第2可変入賞装置17が所定回数、所定時間だけ開状態になって遊技球が第2始動入賞口16に入賞しやすい状態になる。すなわち、可変入賞装置17の状態は、普通図柄の停止図柄が当り図柄である場合に、遊技者にとって不利な状態から有利な状態に変化する。
【0066】
なお、時短状態では、前述した変動時間の短縮制御に加えて、第1可変入賞装置15および第2可変入賞装置17において、開放時間と開放回数とのうちの一方または双方を通常遊技状態より高める制御が行なわれる。第1可変入賞装置15および第2可変入賞装置17の開放時間または開放回数が通常遊技状態より高められると、第1始動入賞口14および第2始動入賞口16への始動入賞が起こりやすくなり、所定期間内での第1特別図柄表示器8および第2特別図柄表示器9における変動表示回数が増加して当り図柄となる確率が通常遊技状態より高まるため、遊技者にとってさらに有利な状態となる。
【0067】
遊技盤6の遊技領域7の左右周辺には、遊技中に点滅表示される装飾ランプ25が設けられ、下部には、入賞しなかった打球が取り込まれるアウト口26がある。また、遊技領域7の外側の左右上部には、所定の音声出力として効果音や音声を発声する2つのスピーカ27が設けられている。遊技領域7の外周上部、外周左部および外周右部には、前面枠に設けられた天枠ランプ40、枠ランプ左41および枠ランプ右42が設けられている。また、枠ランプ左41の近傍には賞球残数があるときに点灯する賞球ランプ51が、枠ランプ右42の近傍には補給球が切れたときに点灯する球切れランプ52が、設けられている。
【0068】
次に、リーチ表示態様(リーチ)について説明する。本実施形態におけるリーチ表示態様(リーチ)とは、停止した図柄が大当り図柄の一部を構成しているときに未だ停止していない図柄については変動表示が行なわれていること、および全てまたは一部の図柄が大当り図柄の全てまたは一部を構成しながら同期して変動表示している状態である。
【0069】
本実施の形態では、たとえば、第1特別図柄表示器8および第2特別図柄表示器9におけるリーチ表示態様とは、特定表示結果(「1,3,5,7,9」)が点滅表示している状態をリーチ表示態様またはリーチという。
【0070】
また、第1飾り変動表示部8kおよび第2飾り変動表示部9kにおけるリーチ表示態様とは、予め定められた図柄が停止することで当りとなる有効ラインが定められ、その有効ライン上の一部の表示領域に予め定められた図柄が停止しているときに未だ停止していない有効ライン上の表示領域において変動表示が行なわれている状態(たとえば、第1飾り変動表示部8k,第2飾り変動表示部9kにおける左、中、右の表示領域のうち左、右の表示領域には同一の図柄が停止表示されている状態で中の表示領域は未だ変動表示が行なわれている状態)、および有効ライン上の表示領域の全てまたは一部の図柄が大当り図柄の全てまたは一部を構成しながら同期して変動表示している状態(たとえば、第1飾り変動表示部8k,第2飾り変動表示部9kにおける左、中、右の表示領域の全てに変動表示が行なわれており、常に同一の図柄が揃っている状態で変動表示が行なわれている状態)をリーチ表示態様またはリーチという。
【0071】
また、リーチの際に、通常と異なる演出がランプや音で行なわれることがある。この演出をリーチ演出という。また、リーチの際に、キャラクタ(人物等を模した演出表示であり、図柄(特別図柄等)とは異なるもの)を表示させたり、第1飾り変動表示部8kおよび/または第2飾り変動表示部9kの背景の表示態様(たとえば、色等)を変化させたりすることがある。このキャラクタの表示や背景の表示態様の変化をリーチ演出表示という。
【0072】
また、第1の変動表示部と第2の変動表示部とのそれぞれについては、いずれか一方の変動表示部において、他方の変動表示部での変動表示結果を対象として大当りとなることを報知する予告演出である大当り予告が行なわれる場合がある。本実施の形態の場合には、大当り予告として、予告対象の変動表示部となる前記他方の変動表示部での予告対象の変動表示が行なわれる以前において、予告演出を行なう前記一方の変動表示部において複数回の変動表示にわたって予告が実行される連続予告が行なわれる。
【0073】
また、パチンコ遊技機1には打球操作ハンドル5を操作することにより駆動モータを駆動し、駆動モータの回転力を利用して遊技球を遊技領域7に発射する打球発射装置45(図2参照)が設けられている。打球発射装置45から発射された遊技球は、遊技盤6に遊技領域7を囲むように円形状に載設された打球レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7を下りてくる。
【0074】
打球が第1始動入賞口14に入り第1始動口スイッチ62で検出されると、第1特別図柄表示器8の変動表示を開始できる状態であれば(たとえば、大当り遊技終了または前回の変動表示の終了)、第1特別図柄表示器8の変動表示を開始する。第1特別図柄表示器8の変動表示を開始できる状態でなければ、第1保留記憶バッファに記憶される数値データ(たとえば、大当り判定用乱数等)の記憶数を1増やし、第1特別図柄保留記憶表示器10のLEDの点灯数を増加させる。
【0075】
また、打球が第2始動入賞口16に入り第2始動口スイッチ67で検出されると、第2特別図柄表示器9の変動表示を開始できる状態であれば(たとえば、大当り遊技終了または前回の変動表示の終了)、第2特別図柄表示器9の変動表示を開始する。第2特別図柄表示器9の変動表示を開始できる状態でなければ、第2保留記憶バッファに記憶される数値データ(たとえば、大当り判定用乱数等)の記憶数を1増やし、第2特別図柄保留記憶表示器11のLEDの点灯数を増加させる。
【0076】
第1特別図柄表示器8の変動表示は、一定時間が経過したときに停止する。停止時の第1特別図柄表示器8が大当り図柄となると、第1の特定遊技状態としての第1大当り遊技状態に移行する。第1大当り遊技状態では、一定時間経過するまで、または、所定個数(たとえば、10個)の打球が第1大入賞口21に入賞するまで第1特別可変入賞装置20によって第1大入賞口21が開放される。なお、第1特別可変入賞装置20によって第1大入賞口21が開閉されてから一定期間経過するまで、または、所定個数(たとえば、10個)の打球が第1大入賞口21に入賞するまでが大当り遊技状態における1ラウンドである。そして、第1特別可変入賞装置20による第1大入賞口21の開放中に打球が第1大入賞口21内のV入賞領域に入賞し、第1V入賞スイッチ64で検出されると、継続権が発生し第1特別可変入賞装置20により第1大入賞口21の開放が再度行なわれる。継続権の発生は、所定回数(たとえば、15ラウンド)許容される。
【0077】
前述したように、第1特別図柄表示器8の変動停止時の停止図柄が確変大当り図柄である場合には、第1大当り遊技状態に制御され、第1大当り遊技状態終了後に、確変状態となる。
【0078】
第2特別図柄表示器9の変動表示は、一定時間が経過したときに停止する。停止時の第2特別図柄表示器9が大当り図柄となると、第2の特定遊技状態としての第2大当り遊技状態に移行する。第2大当り遊技状態では、一定時間経過するまで、または、所定個数(たとえば、10個)の打球が第2大入賞口23に入賞するまで第2特別可変入賞装置22によって第2大入賞口23が開放される。なお、第2特別可変入賞装置22によって第2大入賞口23が開閉されてから一定期間経過するまで、または、所定個数(たとえば、10個)の打球が第2大入賞口23に入賞するまで、が大当り遊技状態における1ラウンドである。そして、第2特別可変入賞装置22による第2大入賞口23の開放中に打球が第2大入賞口23内のV入賞領域に入賞し、第2V入賞スイッチ69で検出されると、継続権が発生し第2特別可変入賞装置22により第2大入賞口23の開放が再度行なわれる。継続権の発生は、所定回数(たとえば、15ラウンド)許容される。
【0079】
前述したように、第2特別図柄表示器9の変動停止時の停止図柄が確変大当り図柄である場合には、第2大当り遊技状態に制御され、第2大当り遊技状態終了後に、確変状態となる。
【0080】
なお、本発明に係る特定遊技状態は、上記に限らず以下に示す1〜5の制御のうちいずれか1つの制御または組合せた制御を実行する状態であればよい。
1.打球の入賞を容易にする第1の状態と、打球が入賞できないまたは入賞し難い第2の状態と、に変化可能な可変入賞装置に対して所定時間連続的または間欠的に第1の状態にする制御
2.特定の入賞または通過領域での打球の検出を介在させ、打球の入賞を容易にする第1の状態と、打球が入賞できないまたは入賞し難い第2の状態と、に変化可能な可変入賞装置に対して所定時間連続的または間欠的に第1の状態にする制御
3.打球の入賞に関わらず所定数の景品球を直接排出する制御
4.有価価値を有する記憶媒体(カードやレシート等)に対して有価数を加算する制御
5.得点があることに基づいて遊技可能な弾球遊技機に対して得点を付与する制御
図2は、本実施形態に係るパチンコ遊技機1の回路構成の概要を表したブロック図である。主基板31には、プログラムに従ってパチンコ遊技機1を制御する遊技制御用マイクロコンピュータ53が搭載されている。遊技制御用マイクロコンピュータ53は、ゲーム制御用のプログラム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用される記憶手段としてのRAM55、プログラムに従って遊技の信号を制御するCPU56、および表示制御基板80等に制御信号を送信するI/Oポート部57を含む。この実施の形態では、ROM54,RAM55はCPU56に内蔵されている。すなわち、遊技制御用マイクロコンピュータ53は、1チップマイクロコンピュータである。なお、遊技制御用マイクロコンピュータ53では、CPU56がROM54に格納されているプログラムに従って制御を実行するので、以下、遊技制御用マイクロコンピュータ53またはCPU56が実行する(または、処理を行なう)ということは、具体的には、遊技制御用マイクロコンピュータ53またはCPU56がプログラムに従って制御を実行することである。このことは、主基板31以外の他の基板に搭載されている遊技制御用マイクロコンピュータまたはCPUについても同様である。
【0081】
また、第1ゲートスイッチ61、第1始動口スイッチ62、第1カウントスイッチ63、第1V入賞スイッチ64、クリアスイッチ65、第2ゲートスイッチ66、第2始動口スイッチ67、第2カウントスイッチ68、第2V入賞スイッチ69、余剰球受皿4がいっぱいになったときに検出する満タンスイッチ(図示しない)、カウントスイッチ短絡信号(図示しない)、からの信号を遊技制御用マイクロコンピュータ53に与えるスイッチ回路32、第1特別可変入賞装置20を開閉するソレノイド72、第1大入賞口21内に設けられたシーソーを可動するソレノイド73、可変入賞装置17を開閉するソレノイド74、第2特別可変入賞装置22を開閉するソレノイド75、第2大入賞口23内に設けられたシーソーを可動するソレノイド76、等を遊技制御用マイクロコンピュータ53からの指令に従って駆動するソレノイド回路33、電源投入時に遊技制御用マイクロコンピュータ53をリセットするためのシステムリセット回路(図示しない)、遊技制御用マイクロコンピュータ53から与えられるデータに従って、大当り遊技状態の発生を示す大当り情報、等の情報出力信号をホールコンピュータ等の外部装置に対して出力する情報出力回路34、も主基板31に搭載されている。
【0082】
遊技制御用マイクロコンピュータ53は、LED駆動回路71に対して第1特別図柄表示器8および第2特別図柄表示器9等を駆動させるための駆動信号を出力する。LED駆動回路71には、第1特別図柄表示器8、第2特別図柄表示器9、第1特別図柄保留記憶表示器10、第2特別図柄保留記憶表示器11、第1普通図柄表示器12、第2普通図柄表示器13、第1普通図柄保留記憶表示器18、第2普通図柄保留記憶表示器19が接続されている。
【0083】
主基板31は、第1特別図柄表示器8および第2特別図柄表示器9各々において、変動表示を開始した後に表示結果を導出表示する表示制御を行なうための回路が形成されている。遊技制御用マイクロコンピュータ53は、プログラムに従い、駆動信号を第1特別図柄表示器8および第2特別図柄表示器9各々に出力し表示制御を行なう。これにより、主基板31と第1特別図柄表示器8および第2特別図柄表示器9との間にドライバ回路やマイクロコンピュータを搭載した特別図柄表示器用の制御基板等を設け、主基板31からの指令信号に基づき制御基板等により第1特別図柄表示器8および第2特別図柄表示器9の表示制御を行なう場合と比較して、大当り判定の結果を確実に間違いなく表示させることができる。
【0084】
主基板31は、第1特別図柄保留記憶表示器10および第2特別図柄保留記憶表示器11各々において、対応する保留記憶バッファに記憶されている数値データの記憶数を報知するための回路が形成されている。遊技制御用マイクロコンピュータ53は、プログラムに従い、保留記憶バッファの保留記憶数に応じた駆動信号を第1特別図柄保留記憶表示器10および第2特別図柄保留記憶表示器11各々に出力し制御を行なう。
【0085】
また、主基板31は、第1普通図柄表示器12および第2普通図柄表示器13各々において、変動表示を開始した後に表示結果を導出表示する表示制御を行なうための回路が形成されている。遊技制御用マイクロコンピュータ53は、プログラムに従い、駆動信号を第1普通図柄表示器12および第2普通図柄表示器13各々に出力し表示制御を行なう。これにより、主基板31と第1普通図柄表示器12および第2普通図柄表示器13との間にドライバ回路やマイクロコンピュータを搭載した普通図柄表示器用の制御基板等を設け、主基板31からの指令信号に基づき制御基板等により第1普通図柄表示器12および第2普通図柄表示器13の表示制御を行なう場合と比較して、普通図柄の当り判定の結果を確実に間違いなく表示させることができる。
【0086】
主基板31は、第1普通図柄保留記憶表示器18および第2普通図柄保留記憶表示器19各々において、対応する保留記憶バッファに記憶されている数値データの記憶数を報知するための回路が形成されている。遊技制御用マイクロコンピュータ53は、プログラムに従い、保留記憶バッファの保留記憶数に応じた駆動信号を第1普通図柄保留記憶表示器18および第2普通図柄保留記憶表示器19各々に出力し制御を行なう。
【0087】
遊技制御用マイクロコンピュータ53は、プリペイドカード等が挿入されることによって球貸しを可能にするカードユニット50からの球貸要求信号に応じて貸球の払出しを行なうとともに、遊技盤6に設けられた各入賞口にて遊技球の入賞を検出したことにより賞球払出しを行なう装置である球払出装置44を制御する払出制御基板36に払出制御信号を送信する。また、遊技制御用マイクロコンピュータ53は、打球操作ハンドル5を操作することにより打球発射装置45を駆動制御して遊技球を遊技領域7に向けて発射制御する発射制御基板37に発射制御信号を送信する。
【0088】
さらに、遊技制御用マイクロコンピュータ53は、表示制御基板80に演出制御コマンド(演出制御信号)を送信する。演出制御コマンドを受信することにより表示制御基板80に設けられた表示制御用マイクロコンピュータ800(表示制御用CPU(図示しない)、RAM(図示しない)、ROM(図示しない)、I/Oポート部(図示しない)、等の周辺回路)が第1飾り変動表示部8kおよび第2飾り変動表示部9kの表示制御を行なう。演出制御コマンドには、第1飾り変動表示部8kの表示を指定する第1演出制御コマンドと、第2飾り変動表示部9kの表示を指定する第2演出制御コマンドとが含まれ、表示制御用マイクロコンピュータ800は、受信したコマンドに応じた変動表示部(第1飾り変動表示部8kまたは第2飾り変動表示部9k)を表示制御する。
【0089】
表示制御用CPUは、ROMに格納されたプログラムに従って動作し、主基板31から演出制御コマンドを受信すると、受信した演出制御コマンドに従って受信したコマンドに応じた変動表示部(第1飾り変動表示部8kまたは第2飾り変動表示部9k)の表示制御を行なう。具体的には、画像表示を行なう表示制御機能および高速描画機能を有するVDP(図示しない)により変動表示部の表示制御を行なう。表示制御用CPUは、受信した演出制御コマンドに従ってキャラクタROM(図示しない)から必要なデータを読出す。キャラクタROMは、第1飾り変動表示部8kおよび第2飾り変動表示部9kに表示される画像の中でも使用頻度の高いキャラクタ画像データ、具体的には、人物、怪物、文字、図形または記号等を予め格納しておくためのものである。
【0090】
そして、表示制御用CPUはキャラクタROMから読出したデータをVDPに出力する。VDPは表示制御用CPUからデータが入力されたことに基づいて動作する。この実施の形態では、第1飾り変動表示部8kの表示制御を行なう第1VDP(図示しない)と、第2飾り変動表示部9kの表示制御を行なう第2VDP(図示しない)との2つのVDPが表示制御基板80に搭載されている。なお、変動表示部を3つとした場合にはVDPが3つ搭載される。すなわち、変動表示部の数に対応した数のVDPが表示制御基板80に搭載される。また、第1VDPおよび第2VDPは、それぞれ、表示制御用CPUとは独立した二次元のアドレス空間を持ち、そこに第1VRAM(図示しない)および第2VRAM(図示しない)をマッピングしている。なお、1つのVDPで複数の変動表示部の表示制御を行なう構成としてもよい。たとえば、第1飾り変動表示部8kと第2飾り変動表示部9kとの両方の表示制御を行なうVDPを1つ備える構成としてもよい。
【0091】
第1VDPまたは第2VDPはキャラクタ画像データに従って受信したコマンドに応じた変動表示部(第1飾り変動表示部8kまたは第2飾り変動表示部9k)に表示するための画像データを生成し、第1VDPは第1VRAMに、第2VDPは第2VRAMに展開する。第1RAMは第1VDPによって生成された画像データを展開するためのフレームバッファメモリであり、第2VRAMは第2VDPによって生成された画像データを展開するためのフレームバッファメモリである。そして、受信したコマンドに応じた変動表示部(第1飾り変動表示部8kまたは第2飾り変動表示部9k)に出力する。
【0092】
また、この実施の形態では、表示制御基板80に設けられた表示制御用マイクロコンピュータ800が音声出力基板70にスピーカ27の駆動信号を出力し、スピーカ27の音声出力制御を行なうともに、ランプドライバ基板35にランプ・LEDの駆動信号を出力し、パチンコ遊技機1に設けられたランプ・LEDの発光制御を行なう。すなわち、表示制御基板80に搭載される表示制御用マイクロコンピュータ800は、主基板31から送信される第1飾り変動表示部8kおよび第2飾り変動表示部9kの表示制御、ランプ・LEDの点灯制御、遊技音発生等の演出の制御に関する制御信号としての演出制御コマンドに基づいて第1飾り変動表示部8k、第2飾り変動表示部9k、スピーカ27、パチンコ遊技機1に設けられるランプ・LED等の発光体の制御を行なう演出制御用マイクロコンピュータである。
【0093】
次に、この実施の形態のパチンコ遊技機1での制御に用いられる乱数を発生させるためのランダムカウンタについて説明する。図3は、遊技制御用マイクロコンピュータが遊技制御に用いる各種ランダムカウンタを説明するための図である。図3には、ランダムカウンタの一例として、ランダムカウンタR1〜R8の8種類のランダムカウンタが示されている。
【0094】
R1は、第1特別図柄表示器8および第2特別図柄表示器9のそれぞれの変動表示について大当り状態を発生させるか否かを事前にランダムに判定するために用いられる乱数を発生させるための大当り判定用のランダムカウンタであり、「0」からカウントアップしてその上限である「658」までカウントアップし、再度「0」からカウントアップし直すように構成されている。このR1は、2msec毎に所定数加算更新されることとなる。第1始動口スイッチ62または第2始動口スイッチ67により有効な始動入賞が検出されると、それに応じてこのR1の乱数が抽出されて第1始動入賞記憶のデータまたは第2始動入賞記憶のデータとしてRAM55に記憶される。そして、第1特別図柄表示器8および第2特別図柄表示器9のそれぞれについて、特別図柄の変動表示を開始する前の段階で、そのようにRAM55に記憶された抽出値が予め定められた大当り判定値と一致するか否かが判断される。この判断において、一致した場合には、変動表示の表示結果を大当り図柄の組合せとして大当りを発生させることが決定されて前述した大当り遊技状態の制御が行なわれ、一致しない場合には、変動表示の表示結果をはずれとすることが決定されて遊技状態が変化しない。確変状態以外の通常の確率状態においては、大当り判定値がたとえば1つの数値に設定される。確変状態においては、大当り判定値が複数個の数値(この場合、大当り判定値は、大当り判定に偏りが生じなくするために、数値順番が隣接した数値とならないように設定さられる)に設定されることにより、非確変状態の場合よりも大当りの発生確率が向上する。
【0095】
図3の各ランダムカウンタについての範囲の欄に示されている数値範囲は、このようなランダムカウンタのカウント範囲であって、R1で説明したように初期値から上限値までカウントアップした後、再度初期値からカウントアップし直すものである。したがって、説明を簡略化するために、以下の各種カウンタの説明においては、カウント範囲およびカウント方法についての説明を省略する。
【0096】
R2は、R1を用いた大当り判定により大当りを発生させることが事前決定されているときに、どの種類の大当り図柄を第1特別図柄表示器8(第1飾り変動表示部8kも含む)および第2特別図柄表示器9(第2飾り変動表示部9kも含む)に表示させるかをランダムに決定するために用いられる乱数を発生させるためのランダムカウンタである。なお、2msec毎に所定数更新され、0から更新されてその上限である9まで更新された後再度0から更新される。
【0097】
本実施の形態においては、R2から抽出された乱数が奇数である場合には、第1特別図柄表示器8において「3、5、7」のいずれかが第1飾り変動表示部8kにおいて奇数図柄のいずれかによるゾロ目が各々表示結果として導出表示され、大当りが終了した後に確変状態に制御される。一方、R2から抽出された乱数が偶数である場合には、第1特別図柄表示器8において「1、9」のいずれかが第2飾り変動表示部9kにおいて「0」または偶数図柄のいずれかによるゾロ目が各々表示結果として導出表示され、大当りが発生する。このように、本実施形態においては、大当り図柄により大当り後に確変状態に制御させるか否かが決定されるため、R2は、確変状態に制御させるか否かの判定(確変開始判定)をするために用いられる乱数を発生させるためのランダムカウンタでもある。
【0098】
R3は、第1特別図柄表示器8および第2特別図柄表示器9のそれぞれについて、はずれとなる表示結果における停止図柄を事前にランダムに決定するために用いられる乱数を発生させるためのはずれ図柄決定用のランダムカウンタである。R3は、2msecごとおよび割込み処理余り時間にそれぞれ所定数加算更新され、0から更新されてその上限である9まで更新された後再度0から更新される。
【0099】
本実施の形態におけるはずれ図柄は、R1を用いて大当りに制御されないことが決定されているときには、はずれ図柄(「0,2,4,6,8」)から、このランダムカウンタR3の抽出値に従って決定される。
【0100】
本実施の形態においては、R3を用いて、第1特別図柄表示器8の図柄として「0,2,4,6,8」のいずれかが決定されたときには、第1飾り変動表示部8kにおいてゾロ目とならないはずれ図柄が導出表示されるように、第2特別図柄表示器9の図柄として「0,2,4,6,8」のいずれかが決定されたときには、第2飾り変動表示部9kにおいてゾロ目とならないはずれ図柄が導出表示されるように制御される。
【0101】
ここで、R3等の所定のランダムカウンタにおいて行なわれる割込み処理余り時間におけるカウントアップ動作について説明する。遊技制御用マイクロコンピュータのCPU56は、定期的な割込み処理の実行により、各種制御を行なうが、ある割込み処理について、割込み処理が実行された後に、その割込み処理の次回の実行開始までの期間は割込み処理待ち状態となる。そのような割込み処理待ち状態である割込み処理の余り時間において、無限ループを利用してランダムカウンタの加算更新処理を繰返し実行することを割込み処理余り時間におけるカウントアップという。
【0102】
R4は、第1特別図柄表示器8(第1飾り変動表示部8kも含む)および第2特別図柄表示器9(第2飾り変動表示部9kも含む)の変動表示のパターンである変動パターンをランダムに決定するために用いられる乱数を発生するための数値データ更新手段(ランダムカウンタ)である。R4は、2msec毎および割込処理余り時間に所定数ずつ加算され、0から更新されてその上限である99まで更新された後再度0から更新される。特別図柄の変動開始時等の所定のタイミングで変動時間決定用のランダムカウンタR4から抽出されたカウンタの値により、予め定められた複数種類の変動パターンの中から、変動表示に用いる変動パターンが選択決定される。各変動パターンには、変動時間(変動表示を開始してから表示結果が導出表示されるまでの時間であり、変動表示時間ともいう)が予め定められており、変動パターンを選択決定することにより、変動表示時間が選択決定されることとなる。
【0103】
R5は、ランダムカウンタR1〜R4の乱数を更新させるときに加算する数を決定するために用いられる乱数を発生させるための更新数決定用ランダムカウンタである。このR5は、2msecごとおよび割込み処理余り時間に1ずつ加算される。
【0104】
R6は、ランダムカウンタR1〜R4の乱数を更新させる回数を決定するために用いられる乱数を発生させるための更新回数決定用ランダムカウンタである。このR6は、2msecごとおよび割込み処理余り時間に1ずつ加算される。
【0105】
R7は、第1特別図柄表示器8(第1飾り変動表示部8kも含む)および第2特別図柄表示器9(第2飾り変動表示部9kも含む)のそれぞれについて、前述の大当り判定においてはずれとする判定がされたときに、変動表示中に前述したリーチ表示態様を形成する(以下、リーチはずれという)か、リーチ表示態様を形成しない(以下、非リーチはずれという)か、のいずれにするかをランダムに判定するために用いられる乱数を発生させるためのリーチ判定用のランダムカウンタである。このR7は、2msecごとおよび割込み処理余り時間に1ずつ加算される。第1特別図柄表示器8、第1飾り変動表示部8kおよび第2特別図柄表示器9、第2飾り変動表示部9k各々に停止させる図柄を決定する前の段階で、R7から抽出された乱数が予め定められたリーチ判定値と一致するか否かが判断される。そして、これらの値が一致した場合には、リーチはずれとすることが判定され、表示結果がはずれとなる変動表示中にリーチ状態とする制御が行なわれる。一方、これらの値が一致した場合には、非リーチはずれとすることが判定され、表示結果がはずれとなる変動表示中にリーチ状態としない制御が行なわれる。
【0106】
R8は、第1普通図柄表示器12および第2普通図柄表示器13のそれぞれの変動表示について当りを発生させるか否かを事前にランダムに判定するために用いられる乱数を発生させるためのランダムカウンタである。第1ゲートスイッチ61または第2ゲートスイッチ66により有効な始動通過が検出されると、それに応じて、このR8の乱数が抽出されて通過記憶データとしてRAM55に記憶される。そして、普通図柄の変動表示を開始する前の段階で、その抽出値が予め定められた当り判定値と一致するか否かが判断され、一致した場合には普通図柄の当りを発生させることが決定されて前述のような制御が行なわれ、不一致の場合にははずれとすることが決定されて前述のような制御が行なわれる。
【0107】
図4は、第1変動表示部(第1特別図柄表示器8、第1飾り変動表示部8k)および第2変動表示部(第2特別図柄表示器9、第2飾り変動表示部9k)における変動パターンを選択決定するために用いる判定値を記憶したデータテーブルを説明するための図である。本実施の形態におけるデータテーブルは、R1を用いての大当り判定の結果およびR7を用いてのリーチ判定の結果に基づき異なるように判定値が振分けられており、前述したROM54に予め記憶されている。
【0108】
図4(a)は、前述した確変制御モードおよび時短制御モードのいずれにも制御されていない通常遊技状態であるときにルックアップされるデータテーブルである。判定結果が、R1を用いた大当り判定結果がはずれであり、かつ、R7を用いたリーチ判定結果がリーチを発生させない非リーチはずれ決定時であるときには、R4の抽出値と変動表示に用いられる変動パターンとして選択決定される変動パターンとの関係が次のように定められている。R4の抽出値が「0〜49」の範囲内の場合には、変動表示時間が10秒の「通常A変動パターン」が選択決定される。R4の抽出値が「50〜99」の範囲内の場合には、変動表示時間が15秒の「通常B変動パターン」が選択決定される。
【0109】
また、判定結果が、R1を用いての大当り判定結果がはずれであり、かつ、R7を用いてのリーチ判定結果がリーチを発生させるリーチはずれ決定時であるときには、R4の抽出値と変動表示に用いられる変動パターンとして選択決定される変動パターンとの関係が次のように定められている。R4の抽出値が「0〜49」の範囲内の場合には、変動表示時間が15秒の「リーチA変動パターン」が選択決定される。R4の抽出値が「50〜79」の範囲内の場合には変動表示時間が20秒の「リーチB変動パターン」が選択決定される。R4の抽出値が「80〜99」の範囲内の場合には変動表示時間が25秒の「リーチC変動パターン」が選択決定される。
【0110】
また、判定結果が、R1を用いての大当り判定結果が大当りとなる大当り決定時であるときには、R4の抽出値と変動表示に用いられる変動パターンとして選択決定される変動パターンとの関係が次のように定められている。R4の抽出値が「0〜19」の範囲内の場合には変動表示時間が15秒の「大当りA変動パターン」が選択決定される。R4の抽出値が「20〜49」の範囲内の場合には変動表示時間が20秒の「大当りB変動パターン」が選択決定される。R4の抽出値が「50〜99」の範囲内の場合には変動表示時間が25秒の「大当りC変動パターン」が選択決定される。
【0111】
図4(b)は、前述した時短制御モードに制御されている第2状態であるときにルックアップされるデータテーブルである。なお、本実施の形態において、図4(b)のデータテーブルがルックアップされて決定された変動パターンを短縮変動パターンという。
【0112】
判定結果が、R1を用いての大当り判定結果がはずれであり、かつ、R7を用いてのリーチ判定結果がリーチを発生させない非リーチはずれ決定時であるときには、R4の抽出値と変動表示に用いられる変動パターンとして選択決定される変動パターンとの関係が次のように定められている。R4の抽出値が「0〜49」の範囲内の場合には、変動表示時間が5秒の「通常C変動パターン」が選択決定される。R4の抽出値が「50〜99」の範囲内の場合には、変動表示時間が5秒の「通常D変動パターン」が選択決定される。
【0113】
また、判定結果が、R1を用いての大当り判定結果がはずれであり、かつ、R7を用いてのリーチ判定結果がリーチを発生させるリーチはずれ決定時であるときには、R4の抽出値と変動表示に用いられる変動パターンとして選択決定される変動パターンとの関係が次のように定められている。R4の抽出値が「0〜69」の範囲内の場合には、変動表示時間が10秒の「リーチD変動パターン」が選択決定される。R4の抽出値が「70〜99」の範囲内の場合には、変動表示時間が10秒の「リーチE変動パターン」が選択決定される。
【0114】
また、判定結果が、R1を用いての大当り判定結果が大当りとなる大当り決定時であるときには、R4の抽出値と変動表示に用いられる変動パターンとして選択決定される変動パターンとの関係が次のように定められている。R4の抽出値が「0〜29」の範囲内の場合には、変動表示時間が10秒の「大当りD変動パターン」が選択決定される。R4の抽出値が「30〜99」の範囲内の場合には、変動表示時間が10秒の「大当りE変動パターン」が選択決定される。
【0115】
図4(c)は、前述した確変制御モードに制御されている第1状態であるときにルックアップされるデータテーブルである。なお、本実施の形態において、図4(c)のデータテーブルがルックアップされて決定された変動パターンを確変変動パターンという。また、この確変変動パターンが決定されたときには、前述した短縮変動パターンと同様に、変動時間が短縮される。
【0116】
判定結果が、R1を用いての大当り判定結果がはずれであり、かつ、R7を用いてのリーチ判定結果がリーチを発生させない非リーチはずれ決定時であるときには、R4の抽出値と変動表示に用いられる変動パターンとして選択決定される変動パターンとの関係が次のように定められている。R4の抽出値が「0〜49」の範囲内の場合には、変動表示時間が5秒の「確変時通常E変動パターン」が選択決定される。R4の抽出値が「50〜99」の範囲内の場合には、変動表示時間が5秒の「確変時通常F変動パターン」が選択決定される。
【0117】
また、判定結果が、R1を用いての大当り判定結果がはずれであり、かつ、R7を用いてのリーチ判定結果がリーチを発生させるリーチはずれ決定時であるときには、R4の抽出値と変動表示に用いられる変動パターンとして選択決定される変動パターンとの関係が次のように定められている。R4の抽出値が「0〜69」の範囲内の場合には、変動表示時間が10秒の「確変時リーチF変動パターン」が選択決定される。R4の抽出値が「70〜99」の範囲内の場合には、変動表示時間が10秒の「確変時リーチG変動パターン」が選択決定される。
【0118】
また、判定結果が、R1を用いての大当り判定結果が大当りとなる大当り決定時であるときには、R4の抽出値と変動表示に用いられる変動パターンとして選択決定される変動パターンとの関係が次のように定められている。R4の抽出値が「0〜29」の範囲内の場合には、変動表示時間が10秒の「確変時大当りF変動パターン」が選択決定される。R4の抽出値が「30〜99」の範囲内の場合には、変動表示時間が10秒の「確変時大当りG変動パターン」が選択決定される。
【0119】
なお、本実施の形態における変動表示に用いられる変動パターンは、後述するように第1変動表示部(第1特別図柄表示器8、第1飾り変動表示部8k)または第2変動表示部(第2特別図柄表示器9、第2飾り変動表示部9k)において変動表示が開始されるときに、図10を用いて後述する第1特別図柄プロセス処理におけるS302および第2特別図柄プロセス処理における同様のステップにおいて、図4で説明したデータテーブルをルックアップして、決定される。
【0120】
図5は、表示制御用マイクロコンピュータ800が表示制御に用いる各種ランダムカウンタを説明するための図である。図5には、ランダムカウンタの一例として、ランダムカウンタRS,RT,RU−1〜RU−3の3種類のランダムカウンタが示されている。
【0121】
RSは、第1飾り変動表示部8kまたは第2飾り変動表示部9kにおいて表示される演出内容を決定するために用いられる乱数を発生させるための演出内容決定用のランダムカウンタであり、「0」からカウントアップしてその上限である「232」までカウントアップし、再度「0」からカウントアップし直すように構成されている。このRSは、33msec毎に1ずつ加算更新される。
【0122】
RTは、確変状態が終了したときに、確変状態中であるときと同一の背景演出を行なう回数を決定するために用いられる乱数を発生させるための確変類似演出回数決定用のランダムカウンタであり、「0」からカウントアップしてその上限である「8」までカウントアップし、再度「0」からカウントアップし直すように構成されている。このRTは、33msec毎に1ずつ加算更新される。
【0123】
RU−1〜RU−3は、第1飾り変動表示部8kおよび第2飾り変動表示部9kのそれぞれについて、停止図柄を事前にランダムに決定するために用いられる乱数を発生させるための飾り図柄停止図柄決定用のランダムカウンタである。RU−1は、左図柄の停止図柄を決定するために用いられる。RU−2は、中図柄の停止図柄を決定するために用いられる。RU−3は、右図柄の停止図柄を決定するために用いられる。RU−1〜RU−3のそれぞれについては、RU−1が33msecごとに、RU−2がRU−1の桁上げごと、RU−3がRU−2の桁上げごとにそれぞれ加算更新され、0から更新されてその上限である9まで更新された後再度0から更新される。
【0124】
なお、飾り図柄は、予め定められた図柄の配列順序に従って変動(更新)表示されていく。複数種類の飾り図柄のそれぞれには飾り図柄停止図柄決定用の数値データが対応付けられており、大当り判定ではずれとする判定がされた場合であってリーチ判定によりリーチ状態としないことが判定された場合には、所定のタイミングでRU−1〜RU−3のそれぞれから抽出された乱数に対応する図柄がそれぞれ左,中,右の飾り図柄の停止図柄として決定される。なお、大当り判定ではずれとする判定がされた場合において、抽出された乱数に対応する停止図柄が偶然大当りの図柄と一致する場合には、はずれの図柄となるように補正(たとえば、中図柄を1図柄ずらす補正)して各停止図柄が決定される。また、大当り判定ではずれとする判定がされた場合であってリーチ判定によりリーチ状態とすることが判定された場合には、前述したタイミングで抽出された乱数のうち、RU−1から抽出された乱数に対応する図柄がリーチ状態を形成する左,右の各飾り図柄の停止図柄として決定され、RU−2から抽出されたカウンタの値と一致する数値データに対応する図柄が中図柄の停止図柄として決定される。また、この場合も、偶然大当り図柄の組合せとなってしまうときには、はずれの図柄となるように補正(たとえば、中図柄を1図柄ずらす補正)して各停止図柄が決定される。また、大当り判定で大当りとする判定がされた場合であって大当り図柄の決定により確変状態とすることが決定された場合には、所定のタイミングでRU−1から抽出された乱数に対応する確変大当り図柄(奇数の飾り図柄)が左,中,右の各飾り図柄の停止図柄として決定される。また、大当り判定で大当りとする判定がされた場合であって大当り図柄の決定により確変状態としないことが決定された場合には、所定のタイミングでRU−1から抽出された乱数に対応する非確変大当り図柄(0または偶数の図柄)が左,中,右の各飾り図柄の停止図柄として決定される。
【0125】
図6は、表示制御用マイクロコンピュータ800が演出内容の選択に用いる演出内容選択テーブルを説明するための図である。本実施の形態における演出内容選択テーブルは、後述する判定結果コマンドに基づき異なるように判定値が振り分けられており、前述した表示制御基板80に搭載されるROMに予め記憶されている。
【0126】
演出内容選択テーブルは、確変状態であるか否かに対応して設定されている。たとえば、通常遊技状態である低確率時において遊技制御用マイクロコインピュータ53から送信されてきた判定結果コマンドが「リーチ事前判定コマンド」であった場合は、図6(a)の低確率時テーブルを参照し、左列「リーチ事前判定コマンド」に対応してあらかじめ設定されている振分け確率にしたがい抽出した表示制御用乱数が「0〜209」のときは予告演出なし、「210〜229」のときは予告演出1、「230〜232」のときは予告演出2がそれぞれ演出内容として選択決定されることとなる。以下それぞれのテーブルについて具体的に説明する。
【0127】
図6(a)は、遊技状態が通常遊技状態(低確率時)であるときにルックアップされる低確率時テーブルである。低確率時テーブルにおいては、判定結果コマンド毎に「予告演出なし」「予告演出1」「予告演出2」を選択する表示制御用乱数の抽出値の範囲が記憶されている。例えば、「はずれ事前判定コマンド」を示す判定結果コマンドが表示制御用マイクロコンピュータ800に入力された場合においては、抽出値が「0〜230」の範囲内の場合には「予告演出なし」が選択され、抽出値が「231〜232」の範囲内の場合には「予告演出1」が選択されるが、「予告演出2」が選択される場合はない。「非確変大当り事前判定コマンド」を示す判定結果コマンドが表示制御用マイクロコンピュータ800に入力された場合においては、抽出値が「0〜126」の範囲内の場合には「予告演出なし」が選択され、抽出値が「127〜216」の範囲の場合には「予告演出1」が選択され、抽出値が「217〜232」の範囲内の場合には「予告演出2」が選択される。「確変大当り事前判定コマンド」を示す判定結果コマンドが表示制御用マイクロコンピュータ800に入力された場合においては、抽出値が「0〜126」の範囲内の場合には「予告演出なし」が選択され、抽出値が「127〜142」の範囲の場合には「予告演出1」が選択され、抽出値が「143〜232」の範囲内の場合には「予告演出2」が選択される。
【0128】
図6(b)は、遊技状態が確変状態(高確率時)であるときにルックアップされる高確率時テーブルである。高確率時テーブルにおいても同様に、判定結果コマンド毎に「予告演出なし」「予告演出1」「予告演出2」を選択する表示制御用乱数の抽出値の範囲が記憶されている。例えば、「リーチ事前判定コマンド」を示す判定結果コマンドが表示制御用マイクロコンピュータ800に入力された場合においては、抽出値が「0〜221」の範囲内の場合には「予告演出なし」が選択され、抽出値が「222〜231」の範囲内の場合には「予告演出1」が選択され、抽出値が「232」の場合には「予告演出2」が選択される。「非確変大当り事前判定コマンド」を示す判定結果コマンドが表示制御用マイクロコンピュータ800に入力された場合においては、抽出値が「0〜232」の全範囲において「予告演出なし」が選択され、「予告演出1」・「予告演出2」が選択される場合はない。これにより、確変中に予告演出が行なわれたときは、リーチか確変大当りのいずれかとなる。すなわち、予告演出が行なわれて非確変大当りになることやリーチにもならないといった遊技者を興ざめさせることはなく、遊技の興趣を向上させることができる。また、確変中は、確変大当り時以外のリーチ時にも予告演出を選択する可能性があるため、「ガセ予告演出」が可能となり、遊技者の興趣をなお一層向上させることができる。
【0129】
このように、表示制御用マイクロコンピュータ800は、遊技制御用マイクロコンピュータ53から送信された判定結果コマンドと大当り状態になる確率,表示制御用乱数からの抽出値にもとづいて第1飾り変動表示部8kおよび第2飾り変動表示部9kにおいて「予告演出」を表示させる制御を行なっている。また、表示制御用マイクロコンピュータ800は、遊技制御用マイクロコンピュータ53から送信された変動パターンコマンドと予告演出に対応させて、遊技音発生に関する音制御コマンドと装飾ランプ等の点灯パターンに関するランプ制御コマンドをそれぞれ音声出力基板70とランプドライバ基板35に送信を行なう。これにより、予告演出の実行が決定された場合に予告演出に同調して遊技音の発生・ランプの点灯を実行させる制御コマンドを送信することができるため第1飾り変動表示部8kおよび第2飾り変動表示部9kに表示される演出等と遊技音・ランプの点灯が相互にずれる不都合を未然に防止することができる。また、表示制御基板80は「予告演出1」,「予告演出2」に加えて「予告演出なし」の3種類から予告選択テーブルにより振分けられる確率にしたがって演出内容を選択することが可能となっている。そのため、予告演出を多様化することが可能となり、飽きることなく遊技を続行することができ興趣を向上させることができる。
【0130】
図7は、表示制御用マイクロコンピュータ800が、確変状態が終了したときに、確変状態中であるときと同一の背景演出を行なう回数の決定に用いる確変類似演出回数決定用テーブルを説明するための図である。本実施の形態における確変類似演出回数決定用テーブルは、前述したランダムカウンタRTから抽出した乱数に基づき確変類似演出回数を決定できるように判定値が振り分けられており、前述した表示制御基板80に搭載されるROMに予め記憶されている。
【0131】
RTから抽出した乱数が、「0〜2」の範囲内の場合には「3回」が確変類似演出回数として決定され、「3〜5」の範囲内の場合には「5回」が確変類似演出回数として決定され、「6〜8」の範囲内の場合には「10回」が確変類似演出回数として決定される。この確変類似演出回数決定用テーブルを用いて決定された回数だけ、確変状態が終了したのちであっても、確変状態中であるときと同一の背景演出で変動表示が行なわれる。
【0132】
図8は、確変状態および時短状態における第1変動表示部(第1特別図柄変動表示部8、第1飾り変動表示部8k)および第2変動表示部(第2特別図柄変動表示部9、第2飾り変動表示部9k)の動作を説明するタイミングチャートである。図8において、(a)では確変状態と非確変状態とのどちらに制御されているかが示され、(b)では時短状態と非時短状態とのどちらに制御されているかが示され、(c)では大当り状態と非大当り状態とのどちらに制御されているかが示され、(d)では1変動表示部が変動状態と停止状態とのどちらに制御されているかが示され、(e)では2変動表示部が変動状態と停止状態とのどちらに制御されているかが示されている。なお、図8中の下欄に示す丸付き数字は、(a)〜(e)のそれぞれにおけるタイミングを示しており、以下、単に数字で、タイミング1〜タイミング7と表示する。
【0133】
タイミング1は、第1変動表示部で確変大当り図柄の組合せの変動表示結果に基づく大当り遊技状態を発生させる変動表示が開始されたときのタイミングを示している。タイミング2は、タイミング1で開始された変動表示が終了し、確変大当り図柄の組合せが変動表示結果として導出表示され大当り状態が発生したときのタイミングを示している。タイミング3は、タイミング2で開始された大当り状態が終了したときのタイミングを示している。タイミング4は、確変状態を終了させる確変終了条件の一つである非確変大当りとなる変動表示が開始されたときのタイミングを示している。タイミング5は、タイミング4で開始された変動表示が終了し、非確変大当り図柄の組合せが変動表示結果として導出表示され大当り状態が発生したときのタイミングを示している。タイミング6は、タイミング5で開始された大当り状態が終了したときのタイミングを示している。タイミング7は、タイミング5以降に所定回数(たとえば100回)の変動表示が実行されたときのタイミングを示している。
【0134】
タイミング1以前においては、確変フラグおよび時短フラグがセットされていないため、通常の大当り発生確率に基づき後述する大当り判定が行なわれ、図4(a)で説明した遊技状態が通常遊技状態であるときにルックアップされるデータテーブルを用いて変動パターンが決定されている。なお、タイミング1において、第2変動表示部で実行中の変動表示についても、同様に、通常の大当り発生確率に基づき後述する大当り判定が行なわれ、図4(a)で説明した遊技状態が時短状態ではない通常遊技状態であるときにルックアップされるデータテーブルを用いて変動パターンが決定されている。タイミング1からタイミング4に至るまでに開始される変動表示については、通常の大当り発生確率よりも向上させた高確率状態で大当り判定が行なわれる。タイミング1からタイミング4に至るまでに開始される変動表示については、図4(c)で説明した遊技状態が第1状態であるときにルックアップされるデータテーブルを用いて変動パターンが決定される。また、タイミング4からタイミング7に至るまでに開始される変動表示については、図4(b)で説明した遊技状態が第2状態であるときにルックアップされるデータテーブルを用いて変動パターンが決定される。
【0135】
本実施の形態においては、第1変動表示部で確変大当り図柄の組合せの変動表示結果に基づく大当り遊技状態を発生させる変動表示が開始されるタイミング1において、確変フラグがセットされるとともに、時短フラグがセットされる((a),(b)参照)。これにより、パチンコ遊技機1は、確変状態に制御されるとともに、時短状態に制御される。確変フラグおよび時短フラグ等の遊技制御用マイクロコンピュータ53において用いられる各種フラグのデータは、RAM55に記憶され、更新される。なお、確変大当り図柄の組合せの変動表示結果に基づく大当り遊技状態が発生することにより確変フラグおよび時短フラグがセットされるタイミングは、当該変動表示が開始されるタイミングに限らず、タイミング3で示す確変大当り図柄の組合せの変動表示結果に基づく大当り遊技状態の終了したときにセットされるように構成してもよい。
【0136】
確変状態は、大当り図柄の組合せの表示結果が導出表示されることなくタイミング2以降に所定回数(たとえば100回)の変動表示が実行されるという第1の確変終了条件が成立するまで、または、タイミング2以降に所定回数(たとえば100回)の変動表示が実行されるまでに非確変大当り図柄の組合せの表示結果が導出表示される変動表示の開始という第2の確変終了条件が成立するまで継続する。図8においては、タイミング4に示すように、非確変大当りとなる変動表示が開始されることにより第2の確変終了条件が成立し、当該変動表示が開始されるときに確変フラグがリセットされた場合を示している。一方、第1の確変終了条件が成立した場合には、確変状態において大当り図柄の組合せの表示結果が導出表示されることがなかったときの所定回数(たとえば100回)目の変動表示が開始されるときに、確変フラグがリセットされる。このように、確変フラグは、確変状態において第1の確変終了条件または第2の確変終了条件が成立した場合に、当該第1の確変終了条件または第2の確変終了条件を成立させることとなる変動表示の開始時にリセットされる。なお、当該第1の確変終了条件または第2の確変終了条件を成立させることとなる変動表示は、確変フラグがリセットされた直後に開始するものであってもよい。また、当該第1の確変終了条件または第2の確変終了条件を成立させることとなる変動表示を開始した直後に確変フラグをリセットするものであってもよい。本実施の形態における第1の確変終了条件、第2の確変終了条件、または第1の確変終了条件および第2の確変終了条件を、第1終了条件という。
【0137】
また、時短状態は、確変フラグをリセットさせることとなった変動表示が終了したタイミング5以降に所定回数(たとえば100回)の変動表示が実行されるという時短終了条件が成立するまで継続し、その所定回数の変動表示が実行されるまでに非確変大当り図柄の組合せの表示結果が導出表示されても、継続する。図8においては、タイミング7において開始される変動表示が、タイミング5以降から所定回数(たとえば100回)目の変動表示である場合を示している。タイミング7において変動表示が開始されることにより時短終了条件が成立し、当該変動表示が開始されるときに、時短フラグがリセットされる。このように、時短フラグは、時短状態において時短終了条件が成立した場合に、当該時短終了条件を成立させることとなる変動表示の開始時にリセットされる。本実施の形態における時短終了条件を、第2終了条件という。
【0138】
確変状態と時短状態との関係は、本実施の形態において次のとおりである。確変大当りとなると、確変状態と時短状態とに制御される。確変フラグと時短フラグとは、確変大当りとなる変動表示が開始されるときにセットされる(タイミング1参照)。確変フラグは、第1の確変終了条件(所定回数の変動表示)が成立するまでに第2の確変終了条件(非確変大当り)が成立すると、当該第2の確変終了条件が成立する変動表示の開始時にリセットされる(タイミング4)。また、確変フラグは、第1の確変終了条件(所定回数の変動表示)が成立すると、当該第1の確変終了条件が成立する変動表示の開始時にリセットされる。時短フラグは、第1の確変終了条件(所定回数の変動表示)または第2の確変終了条件(非確変大当り)が成立する変動表示が終了してから時短終了条件(所定回数の変動表示)が成立すると、当該時短終了条件が成立する変動表示の開始時にリセットされる。本実施の形態における確率変動制御モードとは、確変フラグと時短フラグとがセットされており、確変状態と時短状態とに制御されている状態をいう。また、変動時間短縮制御モードとは、確変フラグがリセットされ時短フラグがセットされており、時短状態にのみ制御されている状態をいう。
【0139】
タイミング7以降に開始される変動表示においては、確変フラグおよび時短フラグがセットされていないため、通常の大当り発生確率に基づき後述する大当り判定が行なわれ、図4(a)で説明した遊技状態が時短状態ではない通常遊技状態であるときにルックアップされるデータテーブルを用いて変動パターンが決定される。
【0140】
図9は、遊技制御用マイクロコンピュータにより実行される遊技制御用メイン処理およびタイマ割込処理を説明するためのフローチャートである。図9においては、(a)に遊技制御用メイン処理が示され、(b)にタイマ割込処理が示されている。このタイマ割込処理は、たとえば2msec毎に1回実行される。
【0141】
(a)に示す遊技制御用メイン処理においては、まずステップS(以下、単にSという)11において内蔵デバイスレジスタ等の初期化をする初期化処理が行なわれ、S12においてランダムカウンタを更新するための乱数更新処理が行なわれる。S12における乱数更新処理は前述のR3〜R8の値を更新するための処理であり、Mの値として「3」をセットし、サブルーチンプログラムが開始される。ここで、Mの値とは、前述したランダムカウンタR1〜R8のうち一のランダムカウンタを特定するための値であって、ランダムカウンタR(Mの値)となる。たとえば、Mの値が「3」であるときにはR3が特定される。よって、S12により実行されるランダムカウンタ更新処理においては、R3から更新処理が開始されることとなる。なお、本実施形態において、2msec毎の割込処理が実行された後次回の割込処理が実行されるまでの割込待ち処理余り時間に、無限にS12の処理が繰返し行なわれることとなる。
【0142】
次に、(b)に示すタイマ割込処理について説明する。タイマ割込が発生すると、CPU56は、レジスタの退避処理(S21)を行なった後、S22〜S36の割込処理である遊技制御処理を実行する。遊技制御処理において、CPU56は、まず、スイッチ回路32を介して、第1ゲートスイッチ61、第1始動口スイッチ62、第1カウントスイッチ63、第1V入賞スイッチ64、クリアスイッチ65、第2ゲートスイッチ66、第2始動口スイッチ67、第2カウントスイッチ68、第2V入賞スイッチ69、等のスイッチの検出信号を入力し、それらの状態判定を行なう(スイッチ処理:S22)。
【0143】
そして、CPU56は、第1特別図柄プロセス処理を行なう(S23)。第1特別図柄プロセス処理では、遊技状態に応じて第1特別図柄表示器8、第1特別可変入賞装置20、等を所定の順序で制御するための第1特別図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。そして、第1特別図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。
【0144】
次に、CPU56は、S24において、ランダムカウンタの値を更新するための乱数更新処理を行なう。S24における乱数更新処理は、前述のR1〜R8を更新するための処理であり、Mの値として「1」をセットし、ランダムカウンタ更新処理のサブルーチンプログラムが開始される。よって、S24により実行されるランダムカウンタ更新処理においては、ランダムカウンタR1から更新処理が開始されることとなる。
【0145】
次いで、CPU56は、第2特別図柄プロセス処理を行なう(S25)。第2特別図柄プロセス制御では、遊技状態に応じて第2特別図柄表示器9、第2特別可変入賞装置22等を所定の順序で制御するための第2特別図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。そして、第2特別図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。
【0146】
また、第1普通図柄プロセス処理を行なう(S26)。第1普通図柄プロセス処理では、第1普通図柄表示器12の表示状態を所定の順序で制御するための第1普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。そして、第1普通図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。次いで、第2普通図柄プロセス処理を行なう(S27)。第2普通図柄プロセス処理では、第2普通図柄表示器13の表示状態を所定の順序で制御するための第2普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。そして、第2普通図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。第1普通図柄プロセス処理を実行することにより第1普通図柄表示器12の表示制御および第1可変入賞装置15の開閉制御が実行され、第2普通図柄プロセス処理を実行することにより第2普通図柄表示器13の表示制御および第2可変入賞装置17の開閉制御が実行される。
【0147】
次いで、CPU56は、第1飾り変動表示部8kにおいて変動表示される第1飾り図柄8a〜8cおよび第2飾り変動表示部9kにおいて変動表示される第2飾り図柄9a〜9cに関する演出制御コマンドをRAM55の所定の領域に設定して演出制御コマンドを送出する処理を行なう(飾り図柄コマンド制御処理:S28)。
【0148】
さらに、CPU56は、たとえばホール管理用コンピュータに供給される大当り情報、始動情報、確率変動情報などのデータを出力する情報出力処理を行なう(S29)。
【0149】
また、CPU56は、第1始動口スイッチ62、第1カウントスイッチ63、第1V入賞スイッチ64、第2始動口スイッチ67、第2カウントスイッチ68、第2V入賞スイッチ69、等の検出信号に基づく賞球個数の設定などを行なう賞球処理を実行する(S30)。具体的には、第1始動口スイッチ62、第1カウントスイッチ63、第1V入賞スイッチ64、第2始動口スイッチ67、第2カウントスイッチ68、第2V入賞スイッチ69、等のいずれかがオンしたことに基づく入賞検出に応じて、払出制御基板36に賞球個数を示す払出制御コマンドを出力する。払出制御基板36に搭載されている払出制御用CPUは、賞球個数を示す払出制御コマンドに応じて球払出装置44を駆動する。
【0150】
そして、CPU56は、保留記憶数の増減をチェックする記憶処理を実行する(S31)。また、遊技機の制御状態を遊技機外部で確認できるようにするための試験信号を出力する処理である試験端子処理を実行する(S32)。さらに、所定の条件が成立したときにソレノイド回路33に駆動指令を行なう(S33)。第1可変入賞装置15、第1特別可変入賞装置20、第2可変入賞装置17、第2特別可変入賞装置を開状態または閉状態としたり、第1大入賞口21、第2大入賞口23、内の遊技球通路を切り替えたりするために、ソレノイド回路33は、駆動指令に応じてソレノイド72〜76を駆動する。
【0151】
次に、特別図柄表示制御処理が行なわれる。特別図柄表示制御処理では、第1特別図柄表示器8および第2特別図柄表示器9の表示状態を制御するための駆動信号をセットする処理が行なわれる(S33)。また、普通図柄表示制御処理が行なわれる。普通図柄表示制御処理では、第1普通図柄表示装置12および第2普通図柄表示装置13の表示状態を制御するための駆動信号をセットする処理が行なわれる(S34)。その後、レジスタの内容を復帰させ(S36)、割込許可状態に設定する(S37)。
【0152】
以上の制御によって、この実施の形態では、遊技制御処理は2ms毎に起動されることになる。なお、この実施の形態では、タイマ割込処理で遊技制御処理が実行されているが、タイマ割込処理ではたとえば割込が発生したことを示すフラグのセットのみがなされ、遊技制御処理はメイン処理において実行されるようにしてもよい。
【0153】
上述したようにこの実施の形態では、第1特別図柄表示器8と第2特別図柄表示器9との2つの表示器によって特別図柄の変動表示が実行され、第1飾り変動表示部8kと第2飾り変動表示部9kとの2つの変動表示部によって第1飾り図柄8a〜8cおよび第2飾り図柄9a〜9cの変動表示が実行される。そして、第1特別図柄表示器8と第2特別図柄表示器9とのうちいずれかの表示器にて大当り図柄が導出表示されたときに大当り遊技状態に移行する制御が実行される。このように、変動表示部を複数備えて、それぞれの変動表示部にて特別図柄の変動表示を行なう遊技機では同時に大当り遊技状態が発生するおそれがある。このため、この実施の形態では、2つの変動表示部にて同時に大当り遊技状態が発生しないような制御が行なわれる。以下、これらの制御について説明する。なお、以下の説明においては、主に第1特別図柄表示器8および第1飾り変動表示部8kを制御する処理について説明するが、第2特別図柄表示器9および第2飾り変動表示部9kを制御する処理も同様の制御が実行される。
【0154】
次に、第1特別図柄プロセス処理(S23)および第2特別図柄プロセス処理(S25)の処理内容を説明する。第1特別図柄プロセス処理および第2特別図柄プロセス処理の処理内容は、第1特別図柄プロセス処理が第1変動表示部(第1特別図柄表示器8および第1飾り変動表示部8k)を対象として処理を行ない、第2特別図柄プロセス処理が第2変動表示部(第2特別図柄表示器9および第2飾り変動表示部9k)を対象として処理を行なう点で異なるが、処理の対象となる変動表示部を制御するための処理内容は同様である。このため、ここでは、第1特別図柄プロセス処理をこれらの特別図柄プロセス処理の代表例として説明し、第2特別図柄プロセス処理の処理内容についての重複した説明は繰り返さない。なお、以下に説明する第1特別図柄プロセス処理の処理内容は、第1特別図柄プロセス処理での第1変動表示部という処理対象を第2変動表示部という処理対象に置き換えることで、第2特別図柄プロセス処理の処理内容となる。
【0155】
図10は、遊技制御用マイクロコンピュータ53が実行する第1特別図柄プロセス処理(S26)のプログラムの一例を示すフローチャートである。第1特別図柄プロセス処理では、第1変動表示部を制御する処理が実行される。遊技制御用マイクロコンピュータ53は、第1特別図柄プロセス処理を行なう際に、遊技盤6に設けられている第1始動入賞口14に遊技球が入賞したことを検出するための第1始動口スイッチ62がオンしていたら、すなわち遊技球が第1始動入賞口14に入賞する始動入賞が発生していたら(S311)、第1始動口スイッチ通過処理(S312)を行なった後に、内部状態に応じて、S300〜S307のうちのいずれかの処理を行なう。
【0156】
なお、第1始動口スイッチ通過処理では、CPU56は、RAM55の第1保留記憶バッファに記憶される数値データの記憶数(保留記憶数)が上限値に達しているかどうか確認し、第1保留記憶バッファに記憶される数値データの記憶数が最大値に達していなければ、保留記憶数を示す第1保留記憶カウンタのカウント値を1増やす。そして、数値データ更新手段としての大当り判定用ランダムカウンタ(たとえば、CPU56の機能であって数値データ(大当り判定用乱数等)を更新(カウントアップ)する部分)から大当り判定用乱数等の各数値データ(乱数)の値を抽出し、それらを第1保留記憶バッファの抽出順番に対応する(第1保留記憶カウンタの値に対応する)保存領域に格納する処理が実行される。このように第1始動口スイッチ62がオンし、かつ、第1保留記憶バッファに記憶される数値データの記憶数(保留記憶数)が上限値に達していないときに、数値データを抽出する条件が成立する。なお、数値データ(乱数)を抽出するとは、数値データ(乱数)を生成させるためのカウンタから乱数を読出して、読出した乱数を数値データの値(乱数)とすることである。
【0157】
第1特別図柄通常処理(S300):第1特別図柄表示器8の変動表示を開始できる状態になるのを待つ。第1特別図柄表示器8の変動表示が開始できる状態になると、第1保留記憶バッファに記憶される数値データの記憶数(第1保留記憶数)を確認する。第1保留記憶バッファに記憶される数値データの記憶数は第1保留記憶カウンタのカウント値により確認できる。そして、第1保留記憶カウンタのカウント値が0でなければ、第1特別図柄表示器8の変動表示の結果、大当りとするか否か(第1特図特定表示結果とするか否か)を決定する。大当りとする場合には第1大当りフラグをセットする。そして、第1特別図柄プロセスフラグをS301に移行するように更新する。
【0158】
第1特別図柄停止図柄設定処理(S301):前述の大当り図柄決定用のランダムカウンタR2の抽出値または前述のはずれ図柄決定用のランダムカウンタR3の抽出値を用いて、変動表示後の第1特別図柄表示器8の停止図柄(大当り図柄またははずれ図柄)を決定する。さらに、はずれ停止図柄を決定するときには、前述のリーチ判定用のランダムカウンタR7の抽出値を用いてリーチ判定を行ない、リーチとするときには、R3の抽出値を用いて決定されたはずれ図柄の手前の大当り図柄をリーチ図柄として決定する。そして、第1特別図柄プロセスフラグをS302に移行するように更新する。
【0159】
なお、第1特別図柄表示器8の停止図柄は、確変大当り図柄となるときに、確変大当り図柄として定められた「3,5,7」の図柄のうちからランダムに決定する。第1特別図柄表示器8の停止図柄は、非確変大当りとなるときに、非確変大当り図柄として定められた「1,9」の識別情報のうちからランダムに決定する。第1特別図柄表示器8の停止図柄は、はずれとなるときに、はずれ図柄として定められた「0,2,4,6,8」の識別情報のうちからランダムに決定する。また、第2特別図柄表示器9の停止図柄についても同様である。
【0160】
第1変動パターン設定処理(S302):第1特別図柄表示器8の変動表示の変動表示の変動パターン(変動表示データ)を、始動入賞発生時に抽出した変動パターン決定用のランダムカウンタR4の値に応じて予め定められた複数種類の変動パターン(変動表示データ)の中から選択決定する。変動パターンは、図4で説明したデータテーブルを用いて選択決定される。すなわち、確変フラグと時短フラグがセットされた第1状態であるときには、図4(c)のデータテーブルがルックアップされて、変動パターンが選択決定される。時短フラグがセットされた第2状態であるときには、図4(b)のデータテーブルがルックアップされて、変動パターンが選択決定される。確変フラグおよび時短フラグがセットされていない通常遊技状態であるときには、図4(a)のデータテーブルがルックアップされて、変動パターンが選択決定される。変動パターンには変動パターンの種類と、変動表示を実行する時間(変動時間)とを特定可能な情報が含まれている。また、選択決定された変動パターンに基づいて、第1特別図柄表示器8において変動時間(変動開始時から表示結果の導出表示時までの時間)を第1特別図柄プロセスタイマにセットした後、第1特別図柄プロセスタイマをスタートさせる。そして、第1特別図柄の変動表示を開始させるための駆動信号がセットされる。ここでセットされた駆動信号は、図9のS34において出力される。また、第1飾り図柄の変動表示の変動時間の長さの情報を含む変動パターンを指令するコマンドである第1変動パターンコマンドがセットされる。ここでセットされた第1変動パターンコマンドは、図9のS28において表示制御用マイクロコンピュータ800に対して出力される。そして、第1特別図柄プロセスフラグをS303に移行するように更新する。
【0161】
第1特別図柄変動処理(S303):第1変動パターン設定処理で選択決定された変動パターンでの変動時間が経過(S302でセットされた第1特別図柄プロセスタイマがタイムアウト)すると、第1特別図柄プロセスフラグをS304に移行するように更新する。
【0162】
第1特別図柄停止処理(S304):第1特別図柄表示器8および第1飾り変動表示部8kのそれぞれにおいて変動表示される図柄が停止されるように制御する。具体的には、第1特別図柄を停止する駆動信号がセットされる。ここでセットされた駆動信号は、図9のS34において出力される。そして、第1飾り図柄を停止させるための第1図柄停止コマンドがセットされる。ここでセットされた第1図柄停止コマンドは、図9のS28において表示制御用マイクロコンピュータ800に対して出力される。そして、第1大当りフラグがセットされている場合には、第1特別図柄プロセスフラグをS305に移行するように更新する。そうでない場合には、第1特別図柄プロセスフラグをS300に移行するように更新する。
【0163】
第1大入賞口開放前処理(S305):第1大入賞口21を開放する制御を開始する。具体的には、カウンタやフラグを初期化するとともに、ソレノイド72を駆動して第1特別可変入賞装置20を開状態とすることで第1大入賞口21を開放する。また、プロセスタイマによって第1大入賞口開放中処理の実行時間を設定し、第1特別図柄プロセスフラグをS306に移行するように更新する。
【0164】
第1大入賞口開放中処理(S306):第1大当り遊技状態中のラウンド表示の演出制御コマンドを表示制御基板80に送出する制御や第1大入賞口21の閉成条件の成立を確認する処理等を行なう。最後の第1大入賞口21の閉成条件が成立したら、第1大入賞口21内に設けられた第1V入賞スイッチ64の通過の有無を監視して、大当り遊技状態継続条件の成立を確認する処理を行なう。大当り遊技状態継続の条件が成立し、かつ、まだ残りラウンドがある場合には、第1特別図柄プロセスフラグをS305に移行するように更新する。また、所定の有効時間内に大当り遊技状態継続条件が成立しなかった場合、または、全てのラウンドを終えた場合には、第1特別図柄プロセスフラグをS307に移行するように更新する。
【0165】
第1大当り終了処理(S307):第1大当り遊技状態が終了したことを遊技者に報知する表示制御を表示制御基板80に行なわせるための制御を行なう。そして、第1特別図柄プロセスフラグをS300に移行するように更新する。
【0166】
図11は、図10の第1特別図柄プロセス処理で説明した第1始動口スイッチ通過処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。
【0167】
まず、第1始動入賞口14への始動入賞があったか否かの判別がなされる(S41)。始動入賞がなかった場合は以降の処理を実行することなく終了し、始動入賞があった場合は第1保留記憶カウンタのカウント値を示す第1始動記憶数が「4」であるか否かの判別がなされる(S42)。始動入賞記憶数が「4」であった場合は終了し、第1始動記憶数が「4」でなかった場合には第1始動記憶数に「1」加算する処理が行なわれる(S43)。すなわち、第1保留記憶カウンタのカウント値に1加算する処理が行なわれる。
【0168】
次に、前述したR1、R2、R7から乱数を抽出する処理が行なわれる(S44)。そして、抽出した乱数を用いて各種判定をする第1乱数判定処理が行なわれる(S45)。ここでは、後述するように抽出した乱数に基づき、後述するような事前判定コマンドが設定される。次に、S44において抽出した乱数をそれぞれ対応した第1保留記憶バッファに記憶する処理が行なわれる(S46)。
【0169】
図12は、図11の第1始動口スイッチ通過処理で説明した第1乱数判定処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。
【0170】
まず、R1から抽出した乱数が大当りとなる「7」であったか否かの判別がなされる(S61)。乱数が「7」であった場合には、R2から抽出した乱数が確率変動大当りとなる「奇数」であったか否かの判別がなされる(S62)。「奇数」であった場合は、第1確変大当り事前判定コマンドを送信設定し(S63)、「奇数」でなかった場合は、第1非確変大当り事前判定コマンドを送信設定し(S64)、第1乱数判定処理を終了する。
【0171】
一方、S61で大当りではないと判別された場合には、現在の遊技状態が確率変動中であることを示す確変フラグがセットされているか否かの判別がなされる(S65)。確率変動中であった場合には、R1から抽出した乱数が「7,17,41,57,107」のいずれかであったか否かの判別がなされ(S66)、いずれかであった場合にはS62へ移行し、前述した処理がなされる。いずれでもなかった場合には、R7から抽出した乱数がリーチ状態になりうる「5,14,31」のいずれかであったか否かの判別がなされる(S67)。「5,14,31」のいずれかであった場合には、第1リーチ事前判定コマンドを送信設定し(S68)、「5,14,31」のいずれでもなかった場合には、第1はずれ事前判定コマンドを送信設定し(S69)、第1乱数判定処理を終了する。
【0172】
本実施の形態において第1乱数判定処理で設定される第1確変大当り事前判定コマンド、第1非確変大当り事前判定コマンド、第1リーチ事前判定コマンド、および第1はずれ事前判定コマンドを、まとめて第1事前判定結果コマンドという。なお、図9のS25の第2特別図柄プロセス処理において同様に実行される第2乱数判定処理においても、R1,R2,およびR7から抽出した乱数に応じて、第2確変大当り事前判定コマンド,第2非確変大当り事前判定コマンド,第2リーチ事前判定コマンド,および第2はずれ事前判定コマンドが設定される。この第2乱数判定処理で設定される第2確変大当り事前判定コマンド、第2非確変大当り事前判定コマンド、第2リーチ事前判定コマンド、および第2はずれ事前判定コマンドをまとめて第2事前判定結果コマンドという。第1事前判定結果コマンドおよび第2事前判定結果コマンドは、図9のS28における飾り図柄コマンド制御処理において、始動入賞時に遊技制御用マイクロコンピュータ53から表示制御用マイクロコンピュータ800へ送信される。
【0173】
図13は、第1特別図柄プロセス処理における第1特別図柄通常処理(S300)を示すフローチャートである。遊技制御用マイクロコンピュータ53は、第1特別図柄通常処理において、以下のような処理を行なう。まず、第2大当り実行中フラグがセットされているか否かを確認する(S51)。第2大当り実行中フラグは、第2特別図柄表示器9に大当り図柄(第2特図特定表示結果)が導出表示されて第2大当り遊技状態(特定遊技状態)が開始するときに第2特別図柄プロセス処理(S25)における第2特別図柄変動処理(図示しない)にてセットされ、第2大当り遊技状態(特定遊技状態)が終了するときに第2大当り終了処理(図示しない)にてリセットされる。次いで、第1保留記憶カウンタの値を確認し、第1保留記憶数が「0」であるか否かを判別する(S52)。なお、第1特別図柄通常処理は、第1特別図柄表示器8において特別図柄の変動表示がなされておらず、かつ、大当り遊技中でもない場合に実行される。
【0174】
第1保留記憶数が0でなければ、図14を用いて後述する確変時終了判定処理を実行し(S52a)、RAM55の第1保留記憶バッファにおける第1保留記憶数=1に対応する第1保留記憶バッファに格納されている各乱数を読出してRAM55の乱数バッファ領域に格納するとともに(S53)、第1保留記憶数の値を1減らし(第1保留記憶カウンタのカウント値を1減算し)、かつ、各保存領域の内容をシフトする(S54)。すなわち、RAM55の第1保留記憶バッファにおいて第1保留記憶数=n(n=2,3,4)に対応する保存領域に格納されている各乱数を、第1保留記憶数=n−1に対応する保存領域に格納する。よって、各保留記憶数に対応するそれぞれの保存領域に格納されている各乱数が抽出された順番は、常に、保留記憶数=1,2,3,4の順番と一致するようになっている。すなわち、この例では、変動表示の開始条件が成立する毎に、各保存領域の内容をシフトする構成としているので、各乱数が抽出された順番を特定することができる。
【0175】
次に、乱数格納バッファから大当り判定用乱数を読出し(S55)、図15を用いて後述する当り判定処理を実行する(S56)。大当り判定処理の結果、第1大当りとすることに決定した場合には(S57においてYES)、CPU56は、第1大当りフラグをセットする(S58)。そして、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1特別図柄停止図柄設定処理(S301)に対応した値に更新する(S59)。
【0176】
以上の処理により、第2特別図柄表示器9に大当り図柄が導出表示されて大当り遊技状態が発生したときには第1特別図柄表示器8にて特別図柄の変動表示を開始させない制御がなされる。すなわち、第2特別図柄表示器9に大当り図柄が導出表示されて大当り遊技状態が発生したときに第2大当り実行中フラグがセットされて、大当り遊技状態が終了するまで第2大当り実行中フラグがリセットされないため、第2特別図柄表示器9に大当り図柄が導出表示されたことに基づく大当り遊技状態が終了するまでは第1特別図柄通常処理(S300)におけるS51でYESが選択され、S52〜S59の処理が実行されない。
【0177】
図14は、第1特別図柄通常処理および第2特別図柄通常処理における確変時終了判定処理を示すフローチャートである。確変時終了判定処理においては、まず、確変大当り図柄により大当りが発生すると判別されたときにセットされ、確変状態中であることを示す確変フラグがセットされているか否かを判別する(S71)。確変フラグがセットされていないときには、S76に移行される。
【0178】
一方、確変フラグがセットされているときには、確変時変動回数が予め設定されている確変終了回数(100回)に到達したか否かを判別する(S72)。確変時変動回数とは、確変状態であるときに第1特別図柄または第2特別図柄の変動表示が開始される毎に1ずつ加算されるものであって、RAM55の記憶領域に記憶されている。到達していないときには、確変時変動回数を1加算し(S73)、確変時終了判定処理を終了し、リターンする。この確変時変動回数は、第1特別図柄通常処理および第2特別図柄通常処理のそれぞれの確変時終了判定処理で共通に用いられる。到達しているときには、確変時変動回数を初期化し(S74)、確変フラグをリセットし(S75)、確変時終了判定処理を終了し、リターンする。このように、本実施の形態における確変状態においては、第1特別図柄または第2特別図柄の変動表示が開始される毎にS73において確変時変動回数が1ずつ加算され、S72において確変時変動回数が確変終了回数に到達したと判断されると、S75において確変フラグがリセットされることにより終了する。
【0179】
次に、確変大当り図柄により大当りが発生すると判別されたときにセットされ、時短状態中であることを示すフラグである時短フラグがセットされているか否かを判別する(S76)。時短フラグがセットされていないときには、確変時終了判定処理が終了し、リターンする。
【0180】
一方、時短フラグがセットされているときには、時短時変動回数が予め設定されている時短終了回数(100回)に到達したか否かを判別する(S77)。時短時変動回数とは、時短状態であるときに第1特別図柄または第2特別図柄の変動表示が開始される毎に1ずつ加算されるものであって、RAM55の記憶領域に記憶されている。到達していないときには、時短時変動回数を1加算し(S78)、確変時終了判定処理を終了する。到達しているときには、時短時変動回数を初期化し(S79)、時短フラグをリセットする(S80)。このように、本実施の形態において、時短状態は、ステップS75において確変フラグがリセットされてから、第1特別図柄または第2特別図柄の変動表示が開始される毎にS78で時短時変動回数が1ずつ加算され、時短時変動回数がS77において時短終了回数に到達したと判断されると、S80において時短フラグがリセットされることにより終了する。
【0181】
図15は、第1特別図柄通常処理および第2特別図柄通常処理における大当り判定処理を示すフローチャートである。大当り判定処理においては、まず、確変フラグがセットされているか否かを判別する(S111)。確変フラグがセットされているときには、大当り判定に用いる大当り判定値Aに確変時大当り判定値として予め定められている「7,17,41,57,107」を設定する(S112)。確変フラグがセットされていないときには、大当り判定に用いる大当り判定値Aに非確変時大当り判定値として予め定められている「7」を設定する(S113)。そして、第1特別図柄通常処理のS55または第2特別図柄通常処理における対応する処理で読出した大当り判定用乱数と大当り判定値Aとを比較して大当りとするか否かを決定し(S114)、大当り判定処理を終了する。
【0182】
図16は、第1特別図柄プロセス処理における第1特別図柄停止図柄設定処理を示すフローチャートである。第1特別図柄停止図柄設定処理において、CPU56は、第1大当りフラグがセットされているか否かを判別する(S121)。第1大当りフラグがセットされていないときにはR3から乱数を抽出し、その抽出値に基づいてはずれ図柄を決定する(S128)。すなわち、R3から抽出した乱数に基づいて、「0」または偶数図柄から表示結果として導出表示する図柄を決定する。そして、S129に移行する。
【0183】
一方、第1大当りフラグがセットされているときには、始動入賞時にR2から抽出している乱数に基づいて大当り図柄を決定する(ステップ122)。すなわち、R2から抽出している乱数に基づいて、奇数図柄から表示結果として導出表示する図柄を決定する。本実施の形態においては、前述したように、R2から抽出された乱数が奇数である場合には、奇数図柄のうち「3、5、7」のいずれかが停止図柄として決定され、また、R2から抽出された乱数が偶数である場合には、奇数図柄のうち「1、9」のいずれかが停止図柄として決定される。
【0184】
次に、S122で決定された大当り図柄が確変大当り図柄である「3、5、7」のいずれかであるか否かを判別する(S123)。確変大当り図柄であると判断されたときには、確変フラグおよび時短フラグをセットし(S124,S125)、S129へ移行する。確変大当り図柄でないと判断されたときには、確変フラグがセットされているか否かを判別する(S126)。そして、確変フラグがセットされていないときにはS129へ移行し、確変フラグがセットされているときには確変フラグをリセットして(S127)、S129へ移行する。S129においては、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1変動パターン設定処理(S301)に対応した値に更新する。
【0185】
以上のように、本実施の形態においては、確変大当り図柄による大当りが発生するときに、確変フラグと時短フラグとがセットされる。また、確変状態中において確変大当り図柄以外の非確変大当り図柄による大当りが発生するときに、確変フラグがリセットされて、確変状態が終了する。
【0186】
図17は、第1特別図柄プロセス処理における第1特別図柄変動処理(S303)を示すフローチャートである。第1特別図柄変動処理において、CPU56は、まず第2大当りフラグがセットされているか否かを確認する(S80)。第2大当りフラグがセットされていない場合には、第1特別図柄プロセスタイマを1減算し(S81)、第1特別図柄プロセスタイマがタイムアウトしたら(S82)、第1大当りフラグがセットされているか否か確認する(S83)。第1大当りフラグがセットされていれば(S83)、第1大当り実行中フラグをセットし(S84)、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1特別図柄停止処理(S304)に対応した値に更新する(S85)。S82で第1特別図柄プロセスタイマがタイムアウトしていなければ第1特別図柄プロセスフラグの値を更新しない。すなわち、再び第1特別図柄プロセス処理が実行されると第1特別図柄通常処理が再び行なわれる。また、S84で第1大当り実行中フラグがセットされることにより第2特別図柄プロセス処理(S27)で第2特別図柄表示器9における特別図柄の変動表示を中断させる処理が実行される。
【0187】
S80で第2大当りフラグがセットされていれば、中断フラグがセットされているか否か確認する(S86)。中断フラグがセットされていなければ(S86)、第2大当り実行中フラグがセットされているか否かを確認し(S87)、第2大当り実行中フラグがセットされていなければ、前述のS81に進む。一方、第2大当り実行中フラグがセットされていれば、中断フラグをセットする(S88)。そして、第1特別図柄の変動表示を中断するための処理を行なう(S88a)。具体的には、第1特別図柄表示器8で変動表示を行なっている第1特別図柄の変動表示を中断させる駆動信号がセットされ、その駆動信号が図9のS28で出力される。さらに、第1中断コマンドに応じたコマンド送信テーブルのアドレスをポインタにセットして(S89)、リターンする。第1中断コマンドは、第1飾り変動表示部8kで変動表示を行なっている第1飾り図柄の変動表示を中断させる旨を指示するコマンドである。また、S89でセットされた第1中断コマンドは、飾り図柄コマンド制御処理(S28)で表示制御基板80に送信される。すなわち、S87で第2大当り実行中フラグがセットされていると判定すると、S81の処理を実行しないため特別図柄プロセスタイマを減算しないとともに、第1中断フラグをセットし、第1中断コマンドを表示制御基板80に送信する。表示制御基板80に搭載される表示制御用マイクロコンピュータ800は、第1中断コマンドを受信すると、第1飾り変動表示部8kにおける第1飾り図柄8a〜8cの変動表示を中断させる制御を実行する。
【0188】
このように、この実施の形態では、第1特別図柄表示器8にて特別図柄の変動表示を実行しているときに(第1特別図柄プロセスタイマがタイムアウトしていないとき)に第2大当り実行中フラグがセットされると、変動時間を計測する特別図柄プロセスタイマの減算を中断するとともに、表示制御基板80に第1飾り図柄8a〜8cの変動表示の中断を指示するコマンドを送信することにより、第2特別図柄表示器9に大当り図柄(第2特図特定表示結果)が導出表示されたことに基づく大当り遊技状態(特定遊技状態)が発生してから、大当り遊技状態が終了するまでは第1特別図柄表示器8における特別図柄の変動表示および第1飾り変動表示部8kにおける第1飾り図柄8a〜8cの変動表示を中断させる処理を行なっている。
【0189】
図18は、第1特別図柄プロセス処理における第1特別図柄停止処理(S304)を示すフローチャートである。第1特別図柄停止処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ53は、次のような処理を行なう。まず、第1特別図柄の変動表示を停止させるための処理を行なう(S90)。具体的には、第1特別図柄表示器8で変動表示を行なっている第1特別図柄の変動表示を停止させる駆動信号がセットされ、その駆動信号が図9のS28で出力される。これにより、第1特別図柄が前述のように決定された停止図柄で停止表示される。さらに、第1図柄停止コマンドに応じたコマンド送信テーブルのアドレスをポインタにセットする(S91)。第1図柄停止コマンドは、第1飾り変動表示部8kにおける第1飾り図柄の変動表示を停止させる旨を指示するコマンドである。S91でセットされた第1図柄停止コマンドは、飾り図柄コマンド制御処理(S28)で表示制御基板80に送信される。表示制御マイクロコンピュータ800は、第1図柄停止コマンドを受信すると、第1飾り変動表示部8kにおける第1飾り図柄8a〜8cの変動表示を停止して表示結果を導出表示させる制御を実行する。
【0190】
次に、第1大当りフラグがセットされているか否かを確認する(S92)。S92で第1大当りフラグがセットされていれば、すなわち、第1特別図柄通常処理(S300)におけるS57で大当りと判定されて第1大当りフラグがセットされたときには、第1大当り開始コマンドに応じたコマンド送信テーブルのアドレスをポインタにセットし(S93)、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1大入賞口開放前処理(S305)に対応した値に更新する(S94)。S93でセットされた第1大当り開始コマンドは、飾り図柄コマンド制御処理(S28)で表示制御基板80に送信される。表示制御用マイクロコンピュータ800は、第1大当り開始コマンドを受信すると、第1飾り変動表示部8kに大当り遊技状態を開始する旨の表示制御を行なう。
【0191】
また、S92で第1大当りフラグがセットされていなければ、すなわち、第1特別図柄通常処理(S300)におけるS57ではずれと判定されて第1大当りフラグがセットされていないときには、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1特別図柄通常処理(S300)に対応した値に更新する(S95)。
【0192】
図19は、第1特別図柄プロセス処理における第1大当り終了処理(S307)を示すフローチャートである。第1大当り終了処理において、CPU56は、確変フラグがセットされているか否かを確認する(S101)。確変フラグは第1特別図柄プロセス処理における第1特別図柄停止図柄設定処理(S301)で停止図柄を確変大当り図柄とすると決定されたときにセットされ、確変フラグがセットされるときには確変状態となり、図15のS112で説明したように大当り判定処理において大当り判定値Aに確変時大当り判定値が設定される。
【0193】
この実施の形態では、確変状態に制御されると、前述したように、第1特別図柄表示器8における特別図柄の表示結果が第1特図特定表示結果となる確率、第1普通図柄表示器12における普通図柄の表示結果が当りとなる確率、第2特別図柄表示器9における特別図柄の表示結果が第2特図特定表示結果となる確率、および第2普通図柄表示器13における普通図柄の表示結果が当りとなる確率が高められる。そして、第1特別図柄表示器8または第2特別図柄表示器9における特別図柄の表示結果が非確変大当り図柄となったとき、または、確変状態中に特別図柄の変動表示が所定回数行なわれたときに確変状態が終了する。
【0194】
まず、確変フラグがセットされているか否かが判断される(S101)。S101で確変フラグがセットされていれば、確変大当り終了コマンドに応じたコマンド送信テーブルのアドレスをポインタにセットし(S102)、S101で確変フラグがセットされていなければ非確変大当り終了コマンドに応じたコマンド送信テーブルのアドレスをポインタにセットする(S103)。S102およびS103でセットされた確変大当り終了コマンドおよび非確変大当り終了コマンドは、飾り図柄コマンド制御処理(S28)で表示制御基板80に送信される。表示制御用マイクロコンピュータ800は、確変大当り終了コマンドを受信すると第1飾り変動表示部8kおよび第2飾り変動表示部9kに確変大当りを終了する旨の表示制御を行ない、非確変大当り終了コマンドを受信すると第1飾り変動表示部8kおよび第2飾り変動表示部9kに非確変大当りを終了する旨の表示制御を行なう。
【0195】
次に、第1大当り実行中フラグをリセットした後(S104)、第2特別図柄プロセス処理(S27)における第2特別図柄変動処理でセットされた中断フラグをリセットするとともに(S105)、第1大当りフラグをリセットする(S106)。そして、図17の第1特別図柄変動処理と同様の処理を行なう第2特別図柄変動処理において、第1大当りの発生により前述のように中断されていた第2特別図柄の変動表示を再開するための処理を行なう(S106a)。具体的には、第2特別図柄表示器9で変動表示を行なっている第2特別図柄の変動表示を再開させる駆動信号がセットされ、その駆動信号が図9のS28で出力される。さらに、再開コマンドに応じたコマンド送信テーブルのアドレスをポインタにセットする(S107)。そして、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1特別図柄通常処理(S300)に対応した値に更新する(S108)。S104で第1大当り実行中フラグをリセットすることにより第2特別図柄プロセス処理(S25)における第2特別図柄通常処理が実行されて第2特別図柄表示器9における特別図柄の変動を開始させる処理と、第2特別図柄変動処理が実行されて特別図柄の変動時間を計測する特別図柄プロセスタイマの減算処理とが実行可能な状態になる。また、S107でセットされた再開コマンドは、第2飾り変動表示部9kにて中断している第2飾り図柄の変動表示の再開を指示するコマンドであり、飾り図柄コマンド制御処理(S28)で表示制御基板80に送信される。表示制御用マイクロコンピュータ800は、再開コマンドを受信すると、第2飾り変動表示部9kにおける第2飾り図柄の変動表示を再開する制御を行なう。
【0196】
図20は、表示制御用マイクロコンピュータ800が実行する表示制御メイン処理およびタイマ割込処理を示すフローチャートである。図20においては、(a)に表示制御メイン処理が示され、(b)にタイマ割込処理が示される。
【0197】
(a)に示す表示制御メイン処理では、まず、RAM領域のクリアや各種初期値の設定、また表示制御処理の起動間隔を決めるための33msタイマの初期設定等を行なうための初期化処理が行なわれる(S201)。その後、タイマ割込フラグの監視(S202)の確認を行なうループ処理に移行する。タイマ割込が発生すると、(b)に示すタイマ割込処理においてタイマ割込フラグをセットし(S209)、割込許可が行なわれる(S210)。そして、表示制御用メイン処理においては、タイマ割込フラグがセットされていたら、そのフラグをクリアし(S203)、以下の演出制御処理を実行する。
【0198】
この実施の形態では、タイマ割込は33ms毎にかかる。すなわち、表示制御メイン処理は、33ms毎に起動される。また、この実施の形態では、タイマ割込処理ではフラグセットのみがなされ、具体的な表示制御は、表示制御メイン処理において実行されるが、タイマ割込処理で表示制御メイン処理を実行してもよい。
【0199】
演出制御処理においては、まず、受信した演出制御コマンドを解析するコマンド解析処理を行なう(S204)。次いで、主基板31側から送信される第1変動パターンコマンド等の第1飾り変動表示部8kの表示制御に関する第1演出コマンドに基づき、第1飾り変動表示部8kの表示制御を行なう第1表示制御プロセス処理を行なう(S205)。第1表示制御プロセス処理では、制御状態に応じた各プロセスのうち、現在の制御状態に対応したプロセスを選択して実行する。
【0200】
また、主基板31側から送信される第2変動パターンコマンド等の第2飾り変動表示部9kの表示制御に関する第2演出コマンドに基づき、第2飾り変動表示部9kの表示制御を行なう第2表示制御プロセス処理を行なう(S206)。第2表示制御プロセス処理では、第1表示制御プロセス処理と同様に、制御状態に応じた各プロセスのうち、現在の制御状態に対応したプロセスを選択して実行する。そして、主基板31側から送信される演出制御コマンドに基づき、特別図柄と対応する飾り図柄の変動表示の演出内容を決定するために用いるランダムカウンタRS、確変類似演出回数を決定するために用いるランダムカウンタRT、および、変動表示結果として導出表示する飾り図柄の組合せを決定するために用いるランダムカウンタRU−1〜RU3を更新する乱数更新処理を実行する(S207)。そして、受信した変動パターンコマンド等の演出制御コマンドに基づき選択された演出内容に対応した音の出力およびランプの発光を行なうために、音声出力基板70に駆動信号を出力するとともに、ランプドライバ基板35に駆動信号を出力する音ランプ制御処理を行なう(S208)。これにより、第1飾り変動表示部8kおよび第2飾り変動表示部9kでの表示と、音の出力およびランプの発光とで同期がとれた演出を行なうことができる。その後、S202に戻る。
【0201】
次に、図20のS204によるコマンド解析処理を説明する。図21は、コマンド解析処理を説明するためのフローチャートである。コマンド解析処理においては、コマンド受信バッファに受信コマンドがあるか否かを判断し(S321)、受信コマンドがないときには、リターンする。一方、受信コマンドがあるときには、受信コマンドを読出す(S322)。ここで読出されたコマンドのデータは、コマンド受信バッファにおいて消去される。そして、読出した受信コマンドが飾り図柄(第1飾り図柄または第2飾り図柄)の停止図柄を指定する停止図柄コマンド(第1停止図柄コマンドまたは第2停止図柄コマンドのいずれか)であるか否かを判断する(S323)。停止図柄コマンドであるときには、前述の飾り図柄の停止図柄決定用のランダムカウンタRU−1〜3の値に基づいて、停止図柄コマンドに対応する飾り図柄の停止図柄の組合せを決定する(S324)。
【0202】
具体的に、S324では、次のように第1飾り図柄または第2飾り図柄の停止図柄の組合せを決定する。まず、RU−1〜3の値を抽出する。そして、停止図柄コマンドとして確変大当り図柄コマンドを受信したときには、RU−1の値と確変大当り図柄(奇数の飾り図柄)との関係が予め定められた確変大当り図柄決定用データテーブルを用いて、RU−1の抽出値から対応する確変大当り図柄を選択し、その確変大当り図柄の組合せを飾り図柄の停止図柄の組合せとして決定する。また、停止図柄コマンドとして非確変大当り図柄コマンドを受信したときには、RU−1の値と非確変大当り図柄(偶数の飾り図柄)との関係が予め定められた非確変大当り図柄決定用データテーブルを用いて、RU−1の抽出値から、対応する非確変大当り図柄を選択し、その非確変大当り図柄の組合せを飾り図柄の停止図柄の組合せとして決定する。
【0203】
また、停止図柄コマンドとしてリーチはずれ図柄コマンドを受信したときには、RU−1の値とリーチ図柄との関係が予め定められたリーチ図柄決定用データテーブルを用いて、RU−1の抽出値から対応するリーチ図柄を選択し、そのリーチ図柄の組合せを左,右飾り図柄の停止図柄の組合せ(リーチ図柄)として決定する。そして、予め定められたRU−2と中飾り図柄との関係が予め定められた中飾り図柄決定用データテーブルを用いて、RU−2の抽出値から対応する中飾り図柄を選択する。ただし、RU−2の抽出値に対応する中飾り図柄がリーチ図柄と一致するときには、リーチ図柄と一致しないように中飾り図柄を変更する補正を行なう。また、停止図柄コマンドとして非リーチはずれ図柄コマンドを受信したときには、RU−1の値と左飾り図柄との関係が予め定められた左飾り図柄決定用データテーブル、RU−2の値と中飾り図柄との関係が予め定められた中飾り図柄決定用データテーブル、および、RU−3の値と右飾り図柄との関係が予め定められた右飾り図柄決定用データテーブルを用いて、RU−1〜3のそれぞれの抽出値から、対応する飾り図柄を選択し、その飾り図柄の組合せを飾り図柄の停止図柄の組合せとして決定する。ただし、RU−1〜3のそれぞれの抽出値に対応する飾り図柄の組合せが一致するときには、一致しないように中飾り図柄を変更する補正を行なう。
【0204】
そして、S324で決定された各飾り図柄の停止図柄の図柄番号を各図柄停止格納エリアに格納し(S325)、受信したコマンドに対応した有効フラグ(停止図柄コマンドフラグ)をセットして(S326)、S321に戻る。ここで、有効フラグは、どのようなコマンドを有効に受信したかを示すフラグである。有効フラグ等の表示制御用マイクロコンピュータ800において用いられる各種フラグのデータは、表示制御用マイクロコンピュータ800のRAMに記憶され、更新される。
【0205】
一方、前述のS323において、受信コマンドが各図柄指定コマンドでなければ、受信コマンドが変動パターンコマンド(第1変動パターンまたは第2変動パターン)であるか否かを判断する(S327)。受信コマンドが変動パターンコマンドであれば、受信したコマンドに対応した有効フラグ(変動パターンコマンドフラグ)をセットし(S328)、確変状態が終了したか否かの判定を行なう確変終了判定処理(S329)を実行し、その後、S321に戻る。確変終了判定処理の処理内容については、図22を用いて後述する。
【0206】
また、前述のS327において、受信コマンドが変動パターンコマンドでなければ、受信コマンドが前述の事前判定結果コマンド(第1事前判定結果コマンドまたは第2事前判定結果コマンド)であるか否かを判断する(S330)。受信コマンドが事前判定結果コマンドであるときは、受信コマンドが事前判定結果コマンドのうち第1事前判定結果コマンドであるか否かを判断する(S331)。第1事前判定結果コマンドではないと判断されたとき、すなわち、第2事前判定結果コマンドであるときは、第1飾り変動表示部8kで行なう予告演出に関する処理を行なう第1予告演出決定処理を実行し(S332)、S321に戻る。一方、第1事前判定結果コマンドであると判断されたときは、第2飾り変動表示部9kで行なう予告演出に関する処理を行なう第2予告演出決定処理を実行し(S333)、S321に戻る。
【0207】
また、前述のS329において受信コマンドが事前判定結果コマンドでないと判別された場合(前述したコマンド以外のその他のコマンドである場合)には、その他の受信コマンドがいかなるコマンドか判断(S334)し、受信コマンドに対応した有効フラグをセットしてS321に戻る。すなわち、S333は、前述した停止図柄コマンド、変動パターンコマンド、および、判定結果コマンド以外の各種コマンドの受信に対応した処理をまとめて説明するものである。
【0208】
次に、図21のS329による確変終了判定処理を説明する。図22は、確変終了判定処理を説明するためのフローチャートである。
【0209】
受信した変動パターンコマンド(第1変動パターンコマンド、第2変動パターンコマンド)が、図4の(c)に示すような第1状態において用いられる確変変動パターンコマンドであるか否かを判断する(S401)。確変変動パターンコマンドであると判断したときには、第1状態に制御されていることを示すフラグである確変変動フラグをセットし(S402)、リターンする。一方、確変変動パターンコマンドではないと判断したとき、つまり、図4の(a)または(b)がルックアップされて決定された変動パターンコマンドであるときには、確変変動フラグがセットされているか否かを判断する(S403)。
【0210】
そして、確変変動フラグがセットされていないと判断したときは、リターンする。一方、確変変動フラグがセットされていると判断したときは、確変変動フラグをリセットし(S404)、確変類似演出フラグをセットする(S405)。ここで、確変類似演出とは、確変状態において第1飾り変動表示部8kおよび第2飾り変動表示部9kで実行される表示における演出と類似する演出をいう。また、確変類似演出フラグは、確変類似演出を行なう状態(以下、確変類似演出モード状態ともいう)となっていることを示すフラグである。このように確変変動フラグがセットされている状態において確変変動パターンコマンド以外の変動パターンコマンドを受信したときは、それまでに実行されていた確変状態の終了を示す制御信号であるといえる。このように、確変状態が終了したと判断したときには、確変類似演出を行なうために、確変類似演出フラグがセットされるのである。そして、確変類似演出回数決定用のランダムカウンタRTの値を抽出し、その抽出値に基づいて確変類似演出回数をランダムに決定して(S406)、リターンする。この確変終了判定処理においては、確変状態が終了した後の最初の変動表示のための変動パターンコマンドが受信されると、S403によりYESと判断されて、S405により確変類似演出フラグがセットされることにより、確変類似演出モード状態となり、S406により確変類似演出を行なう回数(変動表示回数)がランダムに決定される。
【0211】
次に、図21のS332による第1予告演出決定処理を説明する。図23は、第1予告演出決定処理を説明するためのフローチャートである。第1予告演出決定処理では、受信した第2事前判定結果コマンドと遊技状態の大当り確率とに基づいて決定される図6の低確率時テーブルまたは高確率時テーブルにより設定された確率にしたがって第1飾り変動表示部8kで行なわれる連続予告の演出内容である第1予告演出内容の決定が行なわれる。
【0212】
まず、確変中であるか否かの判別がなされる(S501)。具体的には、確変状態であるときに図22の確変終了判定処理におけるS402においてセットされる確変変動フラグがセットされているか否かにより判別が行なわれる。確変中でなかったときには、予告演出内容の決定に際して、図6の(a)に示す低確率時テーブルRS1をルックアップする(S502)。そして、受信した第2事前判定結果コマンドが第2はずれ事前判定コマンドであるか否かを判断する(S503)。第2はずれ事前判定コマンドであると判断したときには、RS1−1の振分け確率に基づき対応した予告演出フラグ(第1予告演出フラグ)のセットと連続予告数の記憶とを行なう(S504)。S503で第2はずれ事前判定コマンドではないと判断したとき、および、S504の後は、受信した第2事前判定結果コマンドが第2リーチ事前判定コマンドであるか否かを判別する(S505)。第2リーチ事前判定コマンドであると判断したときには、RS1−2の振分け確率に基づき対応した予告演出フラグ(第1予告演出フラグ)のセットと連続予告数の記憶とを行なう(S506)。
【0213】
S505で第2リーチ事前判定コマンドではないと判断したとき、および、S506の後は、受信した第2事前判定結果コマンドが第2非確変大当り事前判定コマンドであるか否かを判断する(S507)。第2非確変大当り事前判定コマンドであると判断したときには、RS1−3の振分け確率に基づき対応した予告演出フラグ(第1予告演出フラグ)のセットと連続予告数の記憶とを行なう(S508)。S507で第2非確変大当り事前判定コマンドではないと判断したとき、および、S508の後は、第2受信した判定結果コマンドが第2確変大当り事前判定コマンドであるか否かを判断する(S509)。第2確変大当り事前判定コマンドであると判断したときには、RS1−4の振分け確率に基づき対応した予告演出フラグ(第1予告演出フラグ)のセットと連続予告数の記憶とを行ない(S510)、リターンする。
【0214】
また、前述のS501において、確変中であったときには、予告演出内容の決定に際して、図6の(b)に示す高確率時テーブルRS2をルックアップする(S511)。そして、受信した第2事前判定結果コマンドが第2リーチ事前判定コマンドであるか否かを判断する(S512)。第2リーチ事前判定コマンドであると判断したときには、RS2−2の振分け確率に基づき対応した予告演出フラグ(第1予告演出フラグ)のセットと連続予告数の記憶とを行なう(S513)。次に、S512で第2リーチ事前判定コマンドではないと判断したとき、および、S513の後は、受信した第2事前判定結果コマンドが第2確変大当り事前判定コマンドであるか否かを判断する(S514)。第2確変大当り事前判定コマンドであると判断したときには、S515においてRS2−4の振分け確率に基づき対応した予告演出フラグ(第1予告演出フラグ)のセットと連続予告数の記憶とを行ない、リターンする。一方、第2確変大当り事前判定コマンドであると判断したときには、そのままリターンする。なお、前述したS504,S506,S508,S510,S513,S515においては、低確率時テーブルRS1または高確率時テーブルRS2に基づいて、予告演出をすることが決定されるときと、予告演出をしないことが決定されるときとがある。このため、予告演出をする旨の決定がされたときには、前述のように予告演出フラグおよび連続予告数が記憶されて予告演出が実行されるが、予告演出をしない旨の決定がされたときには、前述のような予告演出フラグおよび連続予告数が記憶されず、予告演出が実行されない。
【0215】
また、第2予告演出決定処理(S333)では、第2事前判定コマンドに基づき、第2飾り変動表示部9kで行なう予告演出について、第1予告演出決定処理と同様の処理を行なうことにより、予告演出に関する処理を行なう。ここでは、第2予告演出決定処理の内容が、予告演出を決定するために用いる事前判定コマンドと、予告演出を実行する飾り変動表示部とが異なるが、その他は第1予告演出決定処理の内容と同様であるため、重複した説明を繰り返さない。
【0216】
次に、図20のS205による第1表示制御プロセス処理および図20のS206による第2表示制御プロセス処理について説明する。第1表示制御プロセス処理および第2表示制御プロセス処理の処理内容は、第1表示制御プロセス処理が第1飾り変動表示部8kを対象として処理を行ない、第2表示制御プロセス処理が第2飾り変動表示部9kを対象として処理を行なう点で異なるが、処理の対象となる変動表示部を制御するための処理内容は同様である。このため、ここでは、第1表示制御プロセス処理をこれらの表示制御プロセス処理の代表例として説明し、第2表示制御プロセス処理についての処理内容の重複した説明は繰り返さない。なお、以下に説明する第1表示制御プロセス処理の処理内容は、第1表示制御プロセス処理での第1飾り変動表示部8kおよびそれに関連する装置という処理対象を第2飾り変動表示部9kおよびそれに関連する装置という処理対象に置き換えることで、第2表示制御プロセス処理の処理内容となる。
【0217】
図24は、第1表示制御プロセス処理を説明するフローチャートである。第1表示制御プロセス処理では、第1表示制御プロセスフラグの値に応じてS800〜S805のうちのいずれかの処理が行なわれる。各処理においては、以下のような処理が実行される。
【0218】
第1変動パターンコマンド受信待ち処理(S800):コマンド受信割込処理によって、第1変動パターンコマンド(変動表示コマンド)を受信したか否か確認する。具体的には、第1変動パターンコマンドが受信されたことを示すフラグ(第1変動パターン受信フラグ)がセットされたか否か確認する。
【0219】
第1図柄変動開始処理(S801):飾り図柄8a〜8cの変動が開始されるように制御する。
【0220】
第1図柄変動中処理(S802):変動パターンを構成する各変動状態(変動速度)の切替タイミングを制御するとともに、変動時間の終了を監視する。
【0221】
第1図柄停止待ち処理(S803):変動時間タイマがタイムアウトした後に飾り図柄8a〜8cの停止を指示する演出制御コマンド(第1図柄停止コマンド)を受信していたら、飾り図柄8a〜8cの変動を停止し停止図柄(確定図柄)を表示する制御を行なう。
【0222】
第1大当り表示処理(S804):変動時間の終了後、確変大当り表示または通常大当り表示の制御を行なう。
【0223】
第1大当り遊技中処理(S805):大当り遊技中の制御を行なう。たとえば、ソレノイド72により第1特別可変入賞装置20を駆動して第1大入賞口21を開放させることを示す第1大入賞口開放前表示や第1大入賞口21が開放中であることを示す第1大入賞口開放時表示の演出制御コマンドを受信したら、ラウンド数の表示制御等を行なう。
【0224】
図25は、図24の第1図柄変動開始処理(S801)を示すフローチャートである。
【0225】
まず、受信したコマンドに対応した変動表示パターンを設定する(S830)。具体的に、S830では、変動表示に用いられるデータが設定されることにより、変動表示パターンが設定される。そして、前述の確変類似演出フラグがセットされているか否かを判断する(S831)。確変類似演出フラグがセットされていると判断したときは、変動表示に用いるデータにおいて、確変状態において表示される背景と同じ背景を画像表示するためのデータを設定する(S832)。S831で確変類似演出フラグがセットされていないと判断したとき、および、S832の後は、第1予告演出フラグがセットされているか否かを判断する(S833)。この第1予告演出フラグは、図21の第1予告演出決定処理においてセットされる。第1予告演出フラグがセットされていると判断したときには、第1予告演出開始時間タイマをスタートさせ(S834)、第1予告演出フラグに応じたキャラクタや背景の表示等の演出をするためのデータが変動表示に用いられるデータに設定される(S835)。
【0226】
S833で第1予告演出フラグがセットされていないと判断したとき、および、S835の後は、第1飾り変動表示部8kの変動表示時間を計時するための第1変動時間タイマをスタートさせる(S836)。次に、設定された変動表示パターンおよび変動表示時間で、第1飾り変動表示部8kにおいて表示結果を導出表示するための第1飾り図柄の変動表示を開始する(S837)。そして第1表示制御プロセスフラグを第1図柄変動中処理(S802)に対応した値に更新し(S838)、リターンする。
【0227】
図26は、第1表示制御プロセス処理における第1図柄変動中処理(S802)を示すフローチャートである。第1図柄変動中処理において表示制御用マイクロコンピュータ800は、次のような処理を行なう。まず、通常の変動表示に伴なって付加的な演出を行なうための付加的演出処理を行なう(S819)。ここで、付加的な演出とは、たとえば前述の確変類似演出のように付加的に行なわれるような演出をいう。付加的演出処理の内容については、図27を用いて後述する。次に、第1変動中断フラグがセットされているか否か確認し(S820)、第1変動中断フラグがセットされていなければ第1中断コマンドを受信したか否か確認する(S824)。ここで、中断コマンドとは、前述した特別図柄の変動表示の中断に合わせて変動飾り図柄の変動表示を中断する状態であることを示すフラグである。そして、S824で第1中断コマンドを受信していれば第1変動中断フラグをセットし(S825)、第1飾り変動表示部8kにおいて、第1飾り図柄8a〜8cの変動表示が見かけ上中断する表示を行なうとともに、実際には変動表示の制御が継続中である旨を示す変動中メッセージ100を表示する変動中断表示を行なう(S826)。この変動中断表示においては、第1飾り図柄8a〜8cの変動表示がはずれ図柄の組合せで仮停止されることにより、第1飾り図柄8a〜8cの変動表示が見かけ上中断する。このように仮停止される第1飾り図柄は、予め定められた図柄の組合せであってもよく、また、ランダムに決定された図柄の組合せでもよい。このような変動中断表示は、変動中断表示が行なわれている方の変動表示部での変動時間を計測する飾り図柄プロセスタイマの減算が中断されている旨を意味する表示でもある。
【0228】
また、S820で第1変動中断フラグがセットされていれば、第1再開コマンドを受信したか否か確認する(S821)。S821で第1再開コマンドを受信していれば、第1変動中断フラグをリセットするとともに(S822)、第1飾り変動表示部8kに第1飾り図柄8a〜8cの変動表示を再開する旨を示す変動再開表示を行なう(S823)。S821で第1再開コマンドを受信していなければ第1図柄変動中処理を終了し、リターンする。
【0229】
S824で第1中断コマンドを受信していないとき、および、S823の後は、プロセスタイマがタイムアウトしたか否か確認し(S827)、タイムアウトしていれば表示制御実行データの切替を行なう(S828)。この実施の形態では、飾り図柄の変動態様を示すプロセスデータが変動パターン毎に設けられている(記憶されている)。プロセスデータは、プロセスタイマと表示制御実行データの組合せが複数集まったデータで構成され、表示制御用CPUは変動パターンコマンドに応じたプロセスデータを選択するとともに該プロセスデータを参照してプロセスタイマに設定されている時間だけ表示制御実行データに設定されている変動態様で飾り図柄を変動表示させる制御を行なう。
【0230】
そして、第1変動時間タイマがタイムアウトしたか否かを判断する(S829a)。第1変動時間タイマがタイムアウトしていなければ、リターンする。一方、第1変動時間タイマがタイムアウトしていれば、監視タイマをスタートさせ(S829b)、第1表示制御プロセスフラグを第1図柄停止待ち処理(S803)に対応した値に更新し(S829c)、リターンする。
【0231】
以上の処理によって、第2飾り変動表示部9kに大当り図柄の組合せが導出表示されて大当り遊技状態となったときには、第1中断コマンドを受信したことに基づいて第1変動中断フラグをセットするとともに、第1飾り変動表示部8kにおいて、変動中断表示を行なう。そして、第1再開コマンドを受信するまでS827以降の処理を実行しないように制御する。すなわち、第1飾り図柄8a〜8cの変動表示を行なわない制御がなされる。
【0232】
このように上述した実施の形態では、一方の変動表示部に大当り図柄が導出表示されたときに、遊技制御用マイクロコンピュータ53から中断コマンドが表示制御基板80に送信され、中断コマンドを受信したことに基づいて表示制御用マイクロコンピュータ800は他方の変動表示部での変動表示を中断させる制御が行なわれる。また、このような変動表示を中断させる制御が行なわれている状態で、前述した大当り遊技状態が終了するときには、遊技制御用マイクロコンピュータ53から再開コマンドが表示制御基板80に送信され、再開コマンドを受信したことに基づいて、表示制御用マイクロコンピュータ800により、中断されていた変動表示を再開させる制御を行なわれる。
【0233】
図27は、図26のS819による付加的演出処理を説明するためのフローチャートである。まず、前述の確変類似演出フラグがセットされているか否かを判断する(S810)。確変類似演出フラグがセットされていると判断したときには、確変類似演出回数を「1」減算する(S811)。確変類似演出フラグがセットされていないと判断したとき、および、S811の後は、確変類似演出回数が「0」となっているか否かを判断する(S812)。変類似演出回数が「0」となっていると判断したときには、確変類似演出フラグをリセットする(S813)。変類似演出回数が「0」となっていないと判断したとき、および、S813の後は、前述の予告演出開始時間タイマがタイムアウトしたか否かを判断する(S814)。すなわち、予告演出を開始すべきタイミングであるか否かを判断する。
【0234】
予告演出開始時間タイマがタイムアウトしていないときには、リターンする。一方、予告演出開始時間タイマがタイムアウトしたときには、予告演出(連続予告)を行なうためのキャラクタおよび背景画像等(図34参照)の表示を開始する(S815)。そして、前述したようにセットされる第1予告演出フラグとともに記憶される連続予告数を1減算する(S816)。次に、減算された連続予告数が「0」になっているか否かを判断し(S817)、「0」であったときには、前述のようにセットされていた第1予告演出フラグがクリアされる。具体的に説明すると、たとえば、保留記憶が「2」の時に実行条件が成立し保留記憶「3」に予告演出がなされる第1予告演出フラグ・連続記憶数「3」がセットされたときに、保留記憶「1」と保留記憶「2」と保留記憶「3」のそれぞれの可変表示において連続3回予告演出が実行されることになる。また、3回目の予告演出を開始させた後に第1予告演出フラグに対応する連続予告数は3−3=「0」になるため第1予告演出フラグをリセットし(S818)、第1飾り変動表示部8kでの連続した予告演出が終了する。
【0235】
以上のような付加的演出処理が行なわれることにより、確変類似演出については、前述したように決定される確変類似演出回数分の変動表示において確変類似演出が行なわれる。また、連続予告については、前述のように決定される連続予告回数分の変動表示において予告報知が行なわれる。
【0236】
〔第2実施形態〕
前述した第1実施形態では、遊技制御用マイクロコンピュータ53から中断コマンドおよび再開コマンドを送信する例を示したが、これに限らず、遊技制御用マイクロコンピュータ53から中断コマンドおよび再開コマンドを送信することなく、表示制御用マイクロコンピュータ800に飾り図柄の変動表示を停止させる指示を行なうように構成してもよい。そのような構成を第2実施形態として、以下に説明する。
【0237】
図28は、第2実施形態による第1特別図柄変動処理を示すフローチャートである。第1特別図柄変動処理において遊技制御用マイクロコンピュータ53は、次のような処理を行なう。第2大当り実行中フラグがセットされているか否かを判断する(ステップSA(以下、単にSAという)81)。第2大当り実行中フラグがセットされているときは、図17のS88aと同様の第1特別図柄の変動表示を中断するための処理(第1特別図柄変動中断処理)を行ない(SA85)、リターンする。
【0238】
一方、第2大当り実行中フラグがセットされていないときは、SA85による第1特別図柄変動中断処理が実行中であるか否かを判断する(SA81a)。SA81aで実行中であると判断されたときには、図19のS106aと同様の第2特別図柄の変動表示を再開するための処理を行なう(SA81b)。また、SA81aで実行中ではないと判断されたとき、および、SA81bの後は、第1特別図柄プロセスタイマを1減算し(SA82)、特別図柄プロセスタイマがタイムアウトしたか否か確認する(SA83)。特別図柄プロセスタイマがタイムアウトしていれば、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1特別図柄停止処理(S304)に対応した値に更新する(SA84)。
【0239】
SA81で第2大当り実行中フラグがセットされていると判定されたときには、処理を実行することなく第1特別図柄変動処理を終了し、リターンする。そして、再び第1特別図柄プロセス処理が実行されたときには、第1特別図柄変動処理が実行されるが特別図柄プロセスタイマの減算を行なわない。このように、第1実施形態では中断フラグのセットおよび中断コマンドを表示制御マイクロコンピュータ800に送信する処理を実行していたが、第2実施形態では、これらの処理を実行しない。
【0240】
図29は、第2実施形態による第1特別図柄停止処理を示すフローチャートである。遊技制御用マイクロコンピュータ53は、第1特別図柄停止処理において次のような処理を行なう。まず、図18のS90と同様の第1特別図柄の変動表示を停止させるための処理を行なう(SA90)。そして、第1特別図柄停止コマンドに応じたコマンド送信テーブルのアドレスをポインタにセットし(SA91)、第1大当りフラグがセットされているか否かを確認する(SA92)。SA92で第1大当りフラグがセットされていれば、第1大当りフラグをリセットし(SA93)、第1大当り実行中フラグをセットする(SA94)。そして、第1大当り開始コマンドに応じたコマンド送信テーブルのアドレスをポインタにセットし(SA95)、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1大入賞口開放前処理(S305)に対応した値に更新する(SA96)。
【0241】
また、SA92で第1大当りフラグがセットされていなければ、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1特別図柄通常処理(S300)に対応した値に更新する(SA97)。
【0242】
図30は、第2実施形態による第1大当り終了処理を示すフローチャートである。遊技制御用マイクロコンピュータ53は、第1大当り終了処理において次のような処理を行なう。まず、確変フラグがセットされているか否かを確認する(SA101)。確変フラグは、第2実施の形態による第1特別図柄プロセス処理における第1特別図柄停止図柄設定処理(S301参照)で停止図柄を確変大当り図柄とすると決定されたときにセットされる。SA101で確変フラグがセットされていれば、確変大当り終了コマンドに応じたコマンド送信テーブルのアドレスをポインタにセットする(SA102)。また、SA101で確変フラグがセットされていなければ非確変大当り終了コマンドに応じたコマンド送信テーブルのアドレスをポインタにセットする(SA103)。
【0243】
次いで、第1大当り実行中フラグをリセットした後(SA104)、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1特別図柄通常処理(S300)に対応した値に更新する(SA106)。このように、第1実施形態では変動表示の再開を指示する再開コマンドを表示制御基板80に送信する処理を実行していたが、この第2実施形態では、再開コマンドの送信を実行しない。
【0244】
図31は、第2実施形態第による第1図柄変動中処理を示すフローチャートである。表示制御用マイクロコンピュータ800は、第1図柄変動中処理において次のような処理を行なう。まず、図27で説明した付加的演出処理を行なう(SA819)。そして、第1変動中断フラグがセットされているか否か確認し(SA820)、第1変動中断フラグがセットされていなければ第2大当り開始コマンドを受信したか否か確認する(SA824)。そして、SA824で第2大当り開始コマンドを受信していれば第1変動中断フラグをセットし(SA825)、第1飾り変動表示部8kにおいて、第1飾り図柄8a〜8cの変動表示が見かけ上中断する表示を行なうとともに、実際には変動表示が継続している旨を示す変動中メッセージ100を表示する変動中断表示を行なう(SA826)。この変動中断表示においては、第1飾り図柄8a〜8cの変動表示がはずれ図柄の組合せにより仮停止される。
【0245】
また、SA820で第1変動中断フラグがセットされていれば、第2確変大当り終了コマンドまたは第2非確変大当り終了コマンドを受信したか否か確認する(SA821)。SA821で第2確変大当り終了コマンドまたは第2非確変大当り終了コマンドを受信していれば、第1変動中断フラグをリセットするとともに(SA822)、第1飾り変動表示部8kに第1飾り図柄8a〜8cの変動表示を再開する旨を示す変動再開表示を行なう(SA823)。SA821で第2確変大当り終了コマンドまたは第2非確変大当り終了コマンドを受信していなければ第1図柄変動中処理を終了し、リターンする。
【0246】
SA824で第2大当り開始コマンドを受信していなければ、プロセスタイマがタイムアウトしたか否か確認し(SA827)、タイムアウトしていれば表示制御実行データの切替を行なう(SA828)。また、第1変動時間タイマがタイムアウトしていれば(SA829a)、監視タイマをスタートさせ(SA829b)、第1プロセスフラグを第1図柄停止待ち処理(S803)に対応した値に更新する(SA829c)。
【0247】
このように、第2飾り変動表示部9kに大当り図柄が導出表示されて大当り遊技状態となったときには、第2大当り開始コマンドを受信したことに基づいて変動中断フラグがセットされるとともに変動中断表示を行なう。そして、第2確変大当り終了コマンドまたは第2非確変大当り終了コマンドを受信するまでSA827以降の処理を実行しないように制御する。すなわち、第1飾り図柄8a〜8cの変動表示を行なわない制御がなされる。
【0248】
以上、本発明の第2実施形態について説明してきたが、第2実施形態では、一方の変動表示部に大当り図柄が導出表示されて大当り遊技状態となったときに、主基板31から第2大当り開始コマンドが表示制御基板80に送信され、第2大当り開始コマンドを受信したことに基づいて表示制御用マイクロコンピュータ800は変動表示を中断させる制御を行なっている。また、大当り遊技状態が終了するときに主基板31から第2確変大当り終了コマンドまたは第2非確変大当り終了コマンドが表示制御基板80に送信され、第2確変大当り終了コマンドまたは第2非確変大当り終了コマンドを受信したことに基づいて表示制御用マイクロコンピュータ800は変動表示を再開させる制御を行なっている。
【0249】
〔第1,第2実施形態の共通説明事項〕
次に、第1,第2実施形態の共通説明事項を説明する。以上説明した第1実施形態および第2実施形態の制御を行なったときの第1飾り変動表示部8kおよび第2飾り変動表示部9kの表示態様について説明する。図32は、第1飾り変動表示部8kおよび第2飾り変動表示部9kの演出表示の一例を示す説明図である。この実施の形態では、第1飾り変動表示部8kと第2飾り変動表示部9kとの2つの変動表示部が設けられ、それぞれの変動表示部にて特別図柄の変動表示を並行して行なっている。すなわち、図32(A)において第1飾り変動表示部8kにおいて第1特別図柄8a〜8cの変動表示が実行されているときにも、第2飾り変動表示部9kにおいて第2特別図柄9a〜9cの変動表示が並行して実行される。
【0250】
なお、主基板31からは表示制御基板80に第1飾り変動表示部8kにおける第1特別図柄8a〜8cの変動態様を指示する第1変動パターンコマンドと、第2飾り変動表示部9kにおける第2特別図柄9a〜9cの変動態様を指示する第2変動パターンコマンドとが送信される。表示制御用マイクロコンピュータ800は、受信した変動パターンコマンドに応じた変動表示部にて飾り図柄の変動表示が行なわれるように制御する。
【0251】
また、この実施の形態で主基板31から送信される演出制御コマンドは2バイト構成であり、1バイト目はMODE(コマンドの分類)を表し、2バイト目はEXT(コマンドの種類)を表す。第1飾り変動表示部8kにおける第1飾り図柄8a〜8cの変動パターンを指示するコマンドと、第2飾り変動表示部9kにおける第2飾り図柄9a〜9cの変動パターンを指示するコマンドと、MODEまたはEXTを異ならせることにより主基板31から送信される変動パターンコマンドがいずれの変動表示部における特別図柄の変動パターンであるかを特定することが可能となる。なお、そのようなコマンド形態は一例であって他のコマンド形態を用いてもよい。たとえば、1バイトや3バイト以上で構成される制御コマンドを用いてもよい。
【0252】
図32(B)に示すように、第1飾り変動表示部8kにおいて第1飾り図柄8a〜8cの変動表示が実行されている間に、すなわち、図8に示す第1特別図柄変動処理におけるS82で第1特別図柄プロセスタイマがタイムアウトしていないときに、第2特別図柄プロセス処理(S27)における第2特別図柄変動処理(または第2特別図柄停止処理)で大当り図柄(特定表示結果)が導出表示されたことに基づいて第2大当り実行中フラグがセットされるとともに第2特別図柄停止処理で第2大当り開始コマンドを表示制御基板80に送信するための処理が行なわれる。上述した第2実施形態では、表示制御用マイクロコンピュータ800は、SA824で第2大当り開始コマンドを受信したときにSA825で変動中断フラグをセットするとともに、SA826で変動中断表示を行なう。
【0253】
また、上述した第1実施形態では、第1特別図柄変動処理(S303)が実行されたときにS87で第2大当り実行中フラグがセットされていると判定され、S88で中断フラグがセットされるとともに、S89で中断コマンドを表示制御基板80に送信するための処理が行なわれる。表示制御用マイクロコンピュータ800は、S824で中断コマンドを受信したときにS825で変動中断フラグをセットするとともに、S826で変動中断表示を行なう。
【0254】
図32(C)に示すように、第1実施形態で中断コマンドを受信すると、または、第2実施形態で第2大当り開始コマンドを受信すると、表示制御用マイクロコンピュータ800は、第1飾り変動表示部8kに、変動中メッセージ100を表示するとともにはずれ図柄を仮停止表示させる。つまり、変動表示を中断する第1飾り変動表示部8kに非特定表示結果を停止表示させる。変動表示を中断する方の変動表示部にて非特定表示結果を停止表示することにより遊技者に不信感を与えることなく飾り図柄の変動表示を中断させることができる。なお、このとき、第2飾り変動表示部9kに大当り図柄の組合せ(特定表示結果)が導出表示されている。
【0255】
また、この実施の形態では大当り遊技状態が終了するまで(図32(D)および(E)参照)変動中メッセージ100を表示する構成となっているため、大当り遊技状態が終了するまで遊技者に不信感を与えることなく飾り図柄の変動表示を中断させることができる。なお、図32(D)には、大当り遊技状態における第1ラウンドの例が示されている。
【0256】
また、大当り遊技状態が終了するときには、主基板31から第2大当り終了コマンド(確変大当り終了コマンドまたは非確変大当り終了コマンド)が表示制御基板80に送信される。図32(E)には、第2大当り終了コマンドとしての確変大当り終了コマンドの受信に応じて、表示制御用マイクロコンピュータ800が、第2飾り変動表示部9kに、大当り遊技状態が終了したとともに確変状態になったことを報知する表示を行なったことが例示されている。上述した第1実施形態では主基板31から表示制御基板80にさらに再開コマンドが送信され、表示制御用マイクロコンピュータ800は再開コマンドを受信したことに基づいてS823で変動再開表示103として「変動再開」と表示させるとともにS827以降の処理が実行されて変動表示を再開させる制御が実行される(図32(F)参照)。なお、図32に示された例では、第1飾り変動表示部8kにおける変動再開後、最後に導出される表示結果は大当り図柄である(図32(H)参照)。その場合、図32(E)に示す第1飾り変動表示部8kにおける表示状態を、その旨を示すような表示(たとえば、「もう1回当たる」)に変えるようにしてもよい。その場合には、大当り遊技状態についての演出表示を第1飾り変動表示部8kと第2飾り変動表示部9kとの両方を用いて行なうことになり(第2飾り変動表示部9kで当該大当り遊技の終了報知を行なうと同時に、第1飾り変動表示部8kで次の大当り発生の報知が予告的に行なわれるので)、視覚効果が高まり遊技者の興趣を向上させることができる。
【0257】
このように、一方の変動表示部における特別図柄および飾り図柄の変動表示中に他方の変動表示部に大当り図柄が導出表示されて大当り遊技状態となった場合には一方の変動表示部に変動表示を中断する旨を示す変動中メッセージ100を表示するとともにはずれ図柄を仮停止表示させ、大当り遊技状態が終了したときに一方の変動表示部における特別図柄および飾り図柄の変動表示を再開させる旨を示す変動再開表示103を行なうため、遊技者に不信感を与えることなく特別図柄および飾り図柄の変動表示を中断させることができる。
【0258】
図32には、さらに、第2飾り変動表示部9kにおいて新たな飾り図柄の変動が実行される様子が示されている(図32(F)〜(H)参照)。すなわち、大当り遊技状態が終了した後、再び第2飾り変動表示部9kにおいて飾り図柄の変動表示が開始され(図32(F))、主基板31から第1大当り開始コマンド(または、第1実施形態における第2飾り変動表示部9kについての中断コマンド)が送信されたことに応じて、表示制御用マイクロコンピュータ800が、第2飾り変動表示部9kに、変動中メッセージ100とともにはずれ図柄を停止表示させたことが示されている(図32(H))。
【0259】
なお、図33には、再び第2飾り変動表示部9kにおいて飾り図柄の変動表示が開始された後、第1特別図柄プロセスタイマがタイムアウトしたことに基づいて第1飾り変動表示部8kについての飾り図柄停止を示す演出制御コマンド(図柄停止コマンド)は主基板31から送信されたが、第1大当り開始コマンド(または、第1実施形態における第2飾り変動表示部9kについての中断コマンド)が送信されなかったときに、表示制御用CPUが、第1飾り変動表示部8kにはずれ図柄を導出表示させたことが示されている(図33(H))。この場合には、第2飾り変動表示部9kにおいて、はずれ図柄が停止表示されることなく、飾り図柄の変動表示は継続する。
【0260】
なお、表示制御用マイクロコンピュータ800は、第1飾り変動表示部8kまたは第2飾り変動表示部9kに変動中メッセージ100とともにはずれ図柄を停止表示させる際に、停止表示させる時点において可視表示(たとえば変動表示部の中央に表示されていること)させていた飾り図柄をそのまま停止表示させてもよいが(停止図柄が大当り図柄となる場合には左中右のうち任意の図柄をずらす)、乱数を発生させて乱数に応じて停止図柄を決定したり、予め決められている順序で停止図柄を選択したりしてよく、停止図柄の選定の方法は任意である。
【0261】
図34は、第1飾り変動表示部8kおよび第2飾り変動表示部9kでの演出表示の一例としての連続予告を示す説明図である。図34においては、(A),(B)の一連の変動表示が実行され、次に(C),(D)の一連の変動表示が実行され、その次に(E),(F)の一連の変動表示が実行されたときの連続予告の態様が示されている。
【0262】
連続予告は、大当りが発生することを予告する演出であって、複数回の変動表示にわたって連続的に実行される予告報知である。この実施の形態において、連続予告は、いずれか一方の変動表示部において行なわれる。いずれか一方の変動表示部において連続予告が行なわれたときには、他方の変動表示部において大当りが発生することを予告していることとなる。つまり、第1飾り変動表示部8kの側で連続予告が行なわれたときには、第2飾り変動表示部9kの側での大当りの発生を予告していることとなる。逆に、第2飾り変動表示部9kの側で連続予告が行なわれたときには、第1飾り変動表示部8kの側での大当りの発生を予告していることとなる。
【0263】
連続予告は、たとえば、図25のS835で予告用のキャラクタおよび背景の設定が行なわれ、その設定に基づいて、図27のS815で予告用のキャラクタおよび背景の表示が開始されることにより、図34の(A),(C),(E)に示されるような予告用のキャラクタ91が表示されるとともに、予告用の背景画像90(たとえば、背景画像90の色が予告用の所定の色になる)が表示される。この例では、連続予告は、連続予告が行なわれる方の変動表示部の側での各回の変動表示の実行中に行なわれる。図34に示される例では、(A),(C),(E)に示されるような連続予告は、(F)に示される大当りに対する予告表示となる。このような連続予告が行なわれる変動表示は、前述したようにセットされる連続予告数に対応する回数分、大当り図柄の組合せの表示結果が導出表示される前の変動表示において実行される。なお、この実施の形態では、連続予告の対象となる変動表示、たとえば大当り図柄の組合せの表示結果が導出表示される回の変動表示と同時に行なわれる変動表示の回を含み、大当り図柄の組合せの表示結果が導出表示される前に行なわれる変動表示において、連続予告が行なわれる。なお、連続予告が行なわれる変動表示の回については、連続予告の対象となる変動表示、たとえば大当り図柄の組合せの表示結果が導出表示される回の変動表示と同時に行なわれる変動表示の回を含まないようにしてもよい。
【0264】
このように、複数回の変動表示にわたり予告用のキャラクタおよび背景の表示が連続的に行なわれる予告が実行されると、遊技者は、大当りが発生することについて期待感を持ち、興趣が向上する。
【0265】
図35は、大入賞口決定テーブルを示す説明図である。大入賞口決定テーブルとは、複数の変動表示部(上記の例では第1飾り変動表示部8kおよび第2飾り変動表示部9k)のうち特定の変動表示部(たとえば第1飾り変動表示部8k)に大当り図柄が導出表示されたことに基づいて開始される大当り遊技状態において、同時に複数の大入賞口を開放させないことを条件に、予め定められた開放順序パターンに従って大入賞口を開放させるために用いられるテーブルである(ROM54に格納されている)。図35に示すように、大入賞口決定テーブルには、各ラウンド(1R〜15R)において左側の大入賞口(第1大入賞口21)と右側の大入賞口(第1大入賞口23)とのいずれが開放されるかについての情報が、大当り図柄の種別毎に予め設定されている。「左」は左側の大入賞口が開放されることを示し、「右」は右側の大入賞口が開放されることを示している。たとえば、大当り図柄が「0」であった場合は、左側の大入賞口と右側の大入賞口とが交互に開放される。また、大入賞口決定テーブルにおいて、丸印(○)が付いているところは、大入賞口が開放される前に、これから開放される大入賞口を報知することが決められていることを意味している。たとえば、大当り図柄が「5」の場合は、1R、3R、5R、7R、9R、11R、13R、15Rにおいて丸印がついているので、当該ラウンドにおいて報知が実行されることになる。なお、図35に示す例では、大入賞口決定テーブルは、大当り図柄が確率変動図柄(「1」、「3」、「5」、「7」、「9」)の場合に報知を実行し、それ以外の通常図柄の場合には報知を実行しないように設定されている。特に、大当り図柄が「7」の場合は全てのラウンドにおいて報知を行なうようにされている。
【0266】
主基板31に搭載されている遊技制御用マイクロコンピュータ53は、第1大入賞口開放前処理(S305)において、大当り図柄と大入賞口決定テーブルとに基づいて、そのときの大当り遊技状態において使用する大入賞口開放パターン(すなわち有利状態パターン)を決定する。そして、各ラウンドにおいて、使用することに決定されている大入賞口開放パターンに基づいて、第1特別可変入賞装置20または第2特別可変入賞装置22を、遊技球が入賞しやすい開放状態(遊技者にとって有利な第1の状態)に制御する。このような制御によって、特定遊技状態中に、遊技者が狙うべき大入賞口が変更され、遊技の興趣をより向上させることができる。なお、ここでは、特定の変動表示部(たとえば第1飾り変動表示部8k)に大当り図柄が導出表示されたことに基づいて開始される大当り遊技状態において大入賞口決定テーブルを用いた制御が行なわれ、他の変動表示部(たとえば第2飾り変動表示部9k)に大当り図柄が導出表示されたことに基づいて開始される大当り遊技状態においては、予め決められた大入賞口(たとえば第1大入賞口23)が開放状態に制御されるが、全ての、または全てではないが複数の変動表示部での大当りについて、大入賞口開放パターンを用いるようにしてもよい。また、ここでは、大当り図柄に基づいて開放順序パターン(有利状態パターン)を決定するようにしたが、他の方法、たとえば乱数に基づいて開放順序パターンを決定するようにしてもよい。
【0267】
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態について説明する。第1,第2実施形態では、確変状態の終了条件が、大当り図柄の組合せの表示結果が導出表示されることなく所定回数(たとえば100回)の変動表示が実行されたことと、所定回数(たとえば100回)の変動表示が実行されるまでに非確変大当り図柄の組合せの表示結果が導出表示されたこととである場合を説明した。この第3実施形態では、確変状態の終了条件として、第1,第2実施形態での確変状態の終了条件に加えて、変動表示を行なうごとに行なわれる確変終了判定において確変状態を終了させる判定が行なわれたことを含む例を説明する。
【0268】
図36は、第3実施形態による遊技制御用マイクロコンピュータ53が遊技制御に用いる各種ランダムカウンタを説明するための図である。図36を参照して、第3実施形態においては、図3に示したランダムカウンタR1〜R8に加えて、確変状態を終了させるか否かの判定を行なう確変終了判定用のランダムカウンタR9が用いられる。R9は、2msecごとおよび割込み処理余り時間にそれぞれ所定数加算更新され、0から更新されてその上限である29まで更新された後再度0から更新される。確変終了判定は、確変状態において、変動表示が行なわれるごとに実行される。具体的に、確変状態においては、変動表示が行なわれるごとにR9の値が抽出し、その抽出値が予め定められた確変終了判定値と一致するときに確変状態を終了させる旨の判定をする確変終了判定が行なわれる。また、確変状態を終了させる旨の判定がされたときには、確変状態が終了した旨の報知を行なってもよく、そのような報知を行なわなくてもよい。そのような報知は、第1変動表示部および第2変動表示部等の表示装置による報知、スピーカ27からの音の出力による報知、および、所定のランプ等の発光手段の発光による報知のうちのいずれか1つ、または、いずれかの組合せによる報知等の報知態様で行なえばよい。
【0269】
図37は、第3実施形態による確変状態および時短状態における第1変動表示部(第1特別図柄変動表示部8、第1飾り変動表示部8k)および第2変動表示部(第2特別図柄変動表示部9、第2飾り変動表示部9k)の動作を説明するタイミングチャートである。図37では、(a)〜(e)において図8と同様に各制御状態が示されている。
【0270】
図37において、図8と異なるのは、次の点である。すなわち、第3実施形態の場合は、確変終了条件として、第1実施形態で説明した第1の確変終了条件および第2の確変終了条件に、第3の確変終了条件が加えられる。この第3の確変終了条件は、前述のR9を用いた確変終了判定により確変状態を終了させる旨の判定がされたときに成立する。このため、確変状態において所定回数(たとえば100回)の変動表示が実行されるまでに成立する確変終了条件として、非確変大当り図柄の組合せの表示結果が導出表示されるという第2の確変終了条件が成立するときと、確変終了判定により確変状態を終了させる旨の判定がされたときとがある。具体的に、第3の確変終了条件が成立するときには、図37のタイミング4に示すように、確変状態において確変終了判定により確変状態を終了させる旨の判定がされたときの変動表示(非確変大当りとする判定がされた変動表示)が開始されるときに、確変フラグがリセットされる。これにより、第3実施形態の場合も、第1,第2実施形態の場合と同様に、確変フラグは、確変状態において第3の確変終了条件が成立した場合に、当該第3の確変終了条件を成立させることとなる変動表示の開始時にリセットされる、ということが言える。本実施の形態における第1の確変終了条件、第2の確変終了条件、第3の確変終了条件、またはこれらの組合せ条件各々を、第1終了条件という。
【0271】
また、時短状態は、第1,第2実施形態の場合と同様に、確変フラグをリセットさせることとなった変動表示が終了したタイミング5以降に、所定回数(たとえば100回)の変動表示が実行されるという時短終了条件が成立するまで継続し、その所定回数の変動表示が実行されるまでに確変終了判定により確変状態を終了させる旨の判定がされても、継続する。なお、本実施の形態における時短終了条件を、同様に、第2終了条件という。
【0272】
タイミング4に示すように第3の確変終了条件が成立するときには、確変状態において確変終了判定により確変状態を終了させる旨の判定がされた変動表示の開始時において、時短フラグは、リセットされず、セット状態の記憶データを維持する。このように、時短フラグは、第3の確変終了条件が成立するときには確変状態において確変終了判定により確変状態を終了させる旨の判定がされた変動表示の開始時にセット状態となっている。このように変動回数により規定される確変状態の期間の途中において確変終了判定により確変状態が終了したときには、その確変状態の終了後において、パチンコ遊技機1が確変状態を伴わない単独の時短状態に制御される。
【0273】
次に、第3実施形態を実現するための制御方法を説明する。図38は、第3実施形態による確変時終了判定処理を説明するフローチャートである。図38の確変時終了判定処理は、第1実施形態による図14の確変時終了判定処理と置換えられる処理である。図38については、図14と共通する部分に同一のステップ番号を付し、当該ステップについての重複した説明を繰り返さない。
【0274】
図38の処理が図14の処理と異なるのは、S72aのステップである。具体的に、S72により確変時変動回数が確変終了回数に到達していないと判断したときには、R9の値を抽出し、その抽出値が前述の確変終了判定値と一致するか否かを判断する(S72a)。そして、R9の抽出値と確変終了判定値とが一致しないと判断したときには、S73に進むことにより、確変状態が終了しない。一方、R9の抽出値と確変終了判定値とが一致すると判断したときには、S74に進むことにより、S75で確変フラグがリセットされ、確変状態が終了する。このように、第3実施形態による確変時終了判定処理においては、確変フラグがセットされていないときには、確変時変動回数が確変終了回数に到達するまで、変動表示が実行されるごとに、R9を用いた抽選による確変終了判定が行なわれる。
【0275】
次に、前述した第1〜第3実施形態により得られる主な効果を説明する。
【0276】
(1) 第1実施形態の第1図柄変動中処理(S802)のS824でYESとなりS827以降の処理を実行しない制御を行ない、または第2実施形態の第1図柄変動中処理のSA824でYESとなりSA827以降の処理を実行しないことにより、たとえば、第2飾り変動表示部9kにて特定表示結果が導出表示されたときに第1飾り変動表示部8kにおける変動表示時間の計測を中断するので、複数の変動表示部にて同時に特定遊技状態が発生することを防ぐことができる。また、第1実施形態の第1図柄変動中処理(S802)のS821でYESとなりS827以降の処理を実行する制御を行なう、または、第2実施形態の第1図柄変動中処理のSA821でYESとなりSA827以降の処理を実行する制御を行なうことにより、たとえば、第2飾り変動表示部9kに特定表示結果が導出表示されるまで第1飾り変動表示部8kにて特別図柄の変動表示が行なわれるため、たとえば、第2飾り変動表示部9kに特定表示結果が導出表示されることを遊技者に把握され難くすることができる。
【0277】
また、非確変大当り図柄が停止表示されることによる確変終了条件が成立し、当該非確変大当り図柄を停止表示させる変動表示を開始するときに、第1特別図柄プロセス処理における図16のS127、さらに、第2特別図柄プロセス処理における同様のステップにより、確変フラグがリセット状態を示すデータに更新され、一方、第1特別図柄プロセス処理における図16のS125でセットされた時短フラグはそのまま維持される。これにより、確変状態からその後の非確変状態で時短状態となっている状態に切替わるときに、その切替えタイミングが明確になり、遊技状態が不明確な期間が生じるのを防ぐことができる。また、非確変大当り図柄を停止表示させる変動表示が開始された後に、新たに開始される変動表示について、第1特別図柄プロセス処理における図13のS56〜S58、さらに、第2特別図柄プロセス処理における同様のステップにより、遊技状態が確変状態であるか否かに応じて適切に大当り判定を行なうことができる。さらに、第1特別図柄プロセス処理における図14および図38のS78において変動表示が実行されるごとに、時短時変動回数が1ずつ加算され、その結果S77においてYESと判断されることにより、第1特別図柄プロセス処理における図14および図38のS80において時短フラグがリセットされる。このため、時短フラグがセットされているか否かに基づき、変動表示が時短時変動回数分実行されたか否かを正確に判別することができる。
【0278】
(2) S401により確変変動パターンコマンドが受信されていないと判断され、かつ、S403により確変変動フラグがセットされていると判断されたとき、つまり、確変状態が終了することを示す変動パターンコマンドが受信されたときには、S405で確変類似演出フラグがセットされることにより、S406により決定される確変類似演出回数により規定される期間にわたり、確変状態において実行される演出された表示と同じ演出された表示がされる確変類似演出が実行される。このため、確変状態の終了後において、確変時と同様に演出された表示により、確変状態であるか否かを遊技者が判断しにくいようにすることができる。これにより、確変状態の終了により遊技者の興趣が低下しにくいようにすることができる。
【0279】
(3) 第1特別図柄プロセス処理における第3実施形態で引用する図13のS56〜S58での大当り判定よりも前の段階のS52aでランダムカウンタR9の抽出値に基づいて確変終了判定をする図38の確変時終了判定処理のS72a、さらに、第2特別図柄プロセス処理における同様のステップに示すように、大当り判定が行なわれるごとに、大当り判定が行なわれる前の段階で確変時終了判定処理52aが行なわれることにより確変状態を終了させるか否かが判定される。そして、その確変状態を終了させるか否かの判定に基づいて、大当り判定が行なわれるので、確変状態であるか否かに基づいて行なわれるべき大当り判定を正確に行なうことができる。
【0280】
(4) 第1特別図柄プロセス処理における図13のS56〜S58での大当り判定の前の段階で確変時変動回数に基づいて確変終了判定をする図14のS72、さらに、第2特別図柄プロセス処理における同様のステップに示すように、大当り判定が行なわれるごとに、大当り判定が行なわれる前の段階で確変時終了判定処理52aが行なわれることにより確変状態を終了させるか否かが判定される。そして、その確変状態を終了させるか否かの判定に基づいて、大当り判定が行なわれるので、確変状態であるか否かに基づいて行なわれるべき大当り判定を正確に行なうことができる。
【0281】
(5) 変動中メッセージ100を表示するS826、さらに、第2表示制御プロセス処理における同様のステップにより、第1変動表示部または第2変動表示部における変動表示時間の計測を中断したときに、第2の変動表示部における変動表示が継続している旨が表示されるため、変動表示が中止されてしまったのではないかというような不信感を与えることなく、変動表示部における識別情報の変動表示を中断させることができる。
【0282】
(6) 図32(C)および図33(C)に示されるように、一方の変動表示部にて大当り図柄の組合せが導出表示されたことに基づく大当り遊技状態が開始され、他方の変動表示部における変動表示時間の計測を中断しているときには、他方の変動表示部においてはずれ図柄の組合せが停止表示される。このため、遊技者に、大当りの表示結果となる変動表示が中止されてしまったのではないかというような不信感を与えることなく、他方の変動表示部における変動表示を中断させることができる。さらに、他方の変動表示部で識別情報の変動表示が停止表示されるので、一方の変動表示部の方に遊技者を注目させることができる。
【0283】
(7) 図34に示すように、一方の変動表示部の変動表示結果を大当りの表示結果とすることが判定されたときに、他方の変動表示部において、当該一方の変動表示の表示結果が大当りの表示結果となる旨の予告報知としての大当り予告が連続予告により行なわれるので、遊技者について、第1変動表示部および第2変動表示部の両方の変動表示に興味を持たせることができる。
【0284】
(8) 図34に示すように、一方の変動表示部の変動表示結果を大当りの表示結果とすることが判定されたときに、他方の変動表示部において、当該一方の変動表示の表示結果が大当りの表示結果となる旨の予告報知としての大当り予告が、複数回の変動表示にわたって実行される連続予告により予告報知されるので、遊技者について、第1の変動表示部および第2の変動表示部の両方の変動表示に、より一層興味を持たせることができる。
【0285】
(9) たとえば、第2飾り変動表示部9kで大当りの表示結果が表示されたときに、第2実施形態の第1図柄変動中処理(S802)のSA824で第2大当り開始コマンドを受信したことに基づいてS827以降の処理を実行しない制御を行なうことにより、表示制御用マイクロコンピュータが第2大当り開始コマンドを受信したときに、表示制御用マイクロコンピュータにより第1飾り変動表示部8kにおける特別図柄の変動表示が中断される。そして、第2実施形態の第1図柄変動中処理(S802)のSA821でYESとなりS827以降の処理を実行する制御を行なうことにより、大当り終了コマンドを受信したときに表示制御用マイクロコンピュータにより、第1飾り変動表示部8kにおける特別図柄の変動表示を再開するため、遊技制御用マイクロコンピュータの制御負担を軽減させることができる。また、1つの制御信号(コマンド)で複数の指示を与えるので、制御信号を兼用して制御を行なうことができ、制御信号の数を軽減できる。
【0286】
次に、以上に説明した実施の形態の変形例や特徴点を以下に列挙する。
【0287】
(1) 前述した実施の形態においては、確変大当り図柄の組合せの変動表示結果に基づく大当り遊技状態の発生に起因させて、確変フラグおよび時短フラグが同時にセットされる例について説明した。しかし、これに限らず、確変大当り図柄の組合せの変動表示結果に基づく大当り遊技状態の発生に起因させて確変フラグをセットし、確変終了条件の成立に起因させて時短フラグをセットするようにしてもよい。この場合、確変フラグがセットされているときには、前述した確変状態および時短状態に制御し、時短フラグがセットされているときには、前述した時短状態にのみ制御するように構成してもよい。確変フラグがセットされるタイミングは、確変大当り図柄を表示結果として導出表示する変動表示が開始されるタイミングの前後であればよく、当該変動表示が開始されるときにセットされるように制御するものや、当該変動表示が開始される直前にセットされるように制御するものであってもよい。また、確変フラグがリセットされるタイミングは、確変終了条件を成立させることとなる変動表示が開始されるタイミングの前後であればよく、当該変動表示が開始されるときにリセットされるように制御するものや、当該変動表示が開始される直前にリセットされるように制御するものであってもよい。時短フラグがセットされるタイミングは、確変終了条件を成立させることとなる変動表示が開始されるタイミングの前後であればよく、当該変動表示が開始されるときにセットされるように制御するものや、当該変動表示が開始される直前にセットされるように制御するものであってもよい。時短フラグがリセットされるタイミングは、時短終了条件を成立させることとなる変動表示が開始されるタイミングの前後であればよく、当該変動表示が開始されるときにリセットされるように制御するものや、当該変動表示が開始される直前にリセットされるように制御するものであってもよい。
【0288】
(2) 前述した実施の形態における図38の確変時終了判定処理においては、確変フラグがセットされているとき(ステップS71においてYES)は、確変時変動回数と確変終了回数と一致するとき(ステップS72においてNO)、または、R9の抽出値が終了判定値と一致するか否かを判定し一致するとき(ステップS72aにおいてYES)に、確変フラグをリセットする(ステップS75)例について説明した。しかし、これに限らず、図38の確変時終了判定処理においては、確変フラグがセットされているとき(ステップS71においてYES)は、R9の抽出値が終了判定値と一致するか否かを判定し一致するとき(ステップS72aにおいてYES)だけ、確変フラグをリセットする(ステップS75)ように構成してもよい。すなわち、ステップS72の処理を行なうことなく、ステップS71においてYESと判断されたときは、ステップ72aに移行させるようにしてもよい。
【0289】
(3) 前述した実施の形態においては、確変終了回数と時短終了回数とが同じ回数(たとえば、100回)に予め設定されている例について説明したが、これに限らず、確変終了回数よりも時短終了回数の方が多くなるように予め設定してもよく、逆に、時短終了回数よりも確変終了回数の方が多くなるように予め設定してもよい。また、確変終了回数と時短終了回数とをランダムカウンタ等を用いて決定するように構成してもよい。確変終了回数と時短終了回数とを決定するタイミングとして、たとえば、確変フラグをセットするときに、確変終了回数を決定するためのランダムカウンタから乱数を抽出し、当該抽出された乱数を用いて確変終了回数を決定するように構成してもよい。同様に、時短フラグをセットするときに、時短終了回数を決定するためのランダムカウンタから乱数を抽出し、当該抽出された乱数を用いて時短終了回数を決定するように構成してもよい。
【0290】
(4) 前述した実施の形態では、保留記憶できる上限数を、第1保留記憶バッファと第2保留記憶バッファとで同じとなるように設定した例について説明したが、これに限らず、いずれか一方の保留記憶バッファに保留記憶できる上限数を他の保留記憶バッファに保留記憶できる上限数よりも多くなるように設定してもよい。たとえば、図11のステップS42において判断の対象となる上限数を、たとえば、第1始動口スイッチ通過処理においては「10」に、第2始動口スイッチ通過処理においては「5」に、それぞれの上限数を異ならせるようにしてもよい。
【0291】
(5) 前述した実施の形態では、始動入賞が発生したときに、大当り判定用ランダムカウンタR1等の各ランダムカウンタの値を抽出し、保留記憶バッファに格納し(図11のステップS46参照)、対応する特別図柄表示器において変動表示が行なわれていないときに、格納された順に値を読出し(ステップS53)、大当り判定(ステップS56等)を行ない、変動表示させる例について説明した。しかし、これに限るものではない。たとえば、大当り判定用ランダムカウンタR1等の各ランダムカウンタから抽出した値を、対応する特別図柄表示器において変動表示が行なわれていないときに保留記憶バッファに一時的に記憶し、対応する特別図柄表示器において変動表示が行なわれているときに格納するものであってもよい。そして、対応する特別図柄表示器において変動表示が行なわれていないときには、一時的に記憶された値をすぐに読出し、大当り判定を行ない、変動表示させるものであってもよい。
【0292】
(6) 前述した実施の形態では、図1に示す弾球遊技機において、遊技領域7の中央部の向かって左側に第1飾り変動表示部8kを、右側に第2飾り変動表示部9kを設け、第1飾り変動表示部8kの上方に第1特別図柄表示器8を、第2飾り変動表示部9kの下方に第2特別図柄表示器81を設けた例について説明した。しかしながら、これに限らず、第1および第2飾り変動表示部、第1および第2特別図柄表示器の配置は、パチンコ遊技機1の構成や仕様などに応じて任意に変更可能である。また、第1および第2飾り変動表示部、第1および第2特別図柄表示器は、各々、独立した表示装置として構成される必要はなく、たとえば1つの表示装置が有する表示領域を分割して複数の表示領域が形成されるように構成してもよい。
【0293】
(7) 前述した実施の形態では、遊技制御用マイクロコンピュータ53のCPU56が、特別図柄表示器において特別図柄の変動表示を開始するときに、変動表示時間を示す変動パターンを決定し、さらに、変動パターンに応じた飾り図柄変動パターンコマンドを表示制御基板80に送信する。そして、表示制御用CPUが、変動表示部において飾り図柄の変動表示を開始するときに受信した飾り図柄変動パターンコマンドから変動パターンを決定し、飾り図柄を表示制御する例について説明した。しかし、これに限らず、始動入賞口14への始動入賞が生じたときに、遊技制御用マイクロコンピュータ53のCPU56が飾り図柄変動パターンコマンドを表示制御基板80に送信するように構成してもよい。
【0294】
(8) 前述した実施の形態では、各々が識別可能な複数種類の識別情報の変動表示を個別に行なうことが可能な第1の変動表示部と第2の変動表示部とを含む複数の変動表示部を有し、いずれかの変動表示部における変動表示の表示結果が予め定められた特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御される遊技機について説明したが、これに限らず、たとえば、1ゲームに対して賭け数を設定することによりゲームを開始させることが可能となり、変動表示部の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該変動表示部の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能であるスロットマシンなどであってもよい。
【0295】
また、弾球遊技機において表示装置を有するものであれば、たとえば、一般電役機、又はパチコンと呼ばれる確率設定機能付き弾球遊技機等であっても構わない。さらには、プリペイドカードによって球貸しを行なうCR式弾球遊技機だけではなく、現金によって球貸しを行なう弾球遊技機にも適用可能である。すなわち、LCD等からなる表示装置を有し、識別情報としての図柄を変動表示することが可能な遊技機であれば、どのような形態のものであっても構わない。また、入賞球の検出に応答して所定数の賞球を払い出す払出式遊技機に限定されるものではなく、遊技球を封入し入賞球の検出に応答して得点を付与する封入式遊技機にも適用することができる。
【0296】
また、パチンコ遊技機1の動作をシミュレーションするゲーム機などにも適用することができる。前述した実施の形態を実現するためのプログラム及びデータは、コンピュータ装置等に対して、着脱自在の記録媒体により配布・提供される形態に限定されるものではなく、予めコンピュータ装置等の有する記憶装置にプリインストールしておくことで配布される形態を採っても構わない。さらに、本発明を実現するためのプログラム及びデータは、通信処理部を設けておくことにより、通信回線等を介して接続されたネットワーク上の、他の機器からダウンロードすることによって配布する形態を採っても構わない。
【0297】
そして、ゲームの実行形態も、着脱自在の記録媒体を装着することにより実行するものだけではなく、通信回線等を介してダウンロードしたプログラム及びデータを、内部メモリ等に一旦格納することにより実行可能とする形態、通信回線等を介して接続されたネットワーク上における、他の機器側のハードウェア資源を用いて直接実行する形態としてもよい。さらには、他のコンピュータ装置等とネットワークを介してデータの交換を行なうことによりゲームを実行するような形態とすることもできる。
【0298】
(9) 前述した実施の形態では、変動表示が所定回数実行されるまで継続する時短状態が、確変状態の開始と同時に開始される例を説明した。しかし、これに限らず、時短状態は、確変状態が終了したときに開始され、その後、変動表示が所定回数実行されるまで継続するように制御してもよい。その場合には、確変状態中には、時短状態としてもよく、時短状態としなくてもよい。
【0299】
(10) 第1特別図柄プロセス処理における図14のS75、図16のS127、さらに、第2特別図柄プロセス処理における同様のステップにより、確率変動状態制御手段(第1特別図柄プロセス処理における図16のS126,S127、図14および図38のS75、図15のS112、さらに、第2特別図柄プロセス処理における同様のステップ)により確率変動状態(確変状態)に制御されているときにおいて、前記確率変動終了条件(図16で非確変大当りが発生する、図14で確変時変動回数が確変終了回数になる、図38で確変時変動回数が確変終了回数になる、図38で確変終了判定用のR9の抽出値が確変終了判定値となる)が成立したときに、確率変動状態記憶手段(図2の遊技制御用マイクロコンピュータ53のRAM55)に記憶されている前記確率変動状態データ(セットされた確変フラグのデータ)を、前記確率変動状態ではないことを示す非確率変動状態データ(リセットされた確変フラグのデータ)に更新する確率変動状態データ更新手段が構成されている。前記確率変動状態データ更新手段は、前記確率変動終了条件が成立し、前記表示制御手段により識別情報の変動表示を開始するとき、前記確率変動状態データを前記非確率変動状態データに更新する(第1特別図柄プロセス処理における図14および図38のS75、図16のS127、さらに、第2特別図柄プロセス処理における同様のステップ)。このような更新が行なわれるときの「前記表示制御手段により識別情報の変動表示を開始するとき」には、図13のS52aに示したような確変フラグをリセット状態に更新した直後に変動表示が開始される場合における「変動表示を開始するとき」という意味合いの他に、変動表示が開始された直後に確変フラグをリセット状態に更新する場合における「変動表示を開始するとき」も含まれる。
【0300】
(11) 前述した実施形態においては、図17の第1特別図柄変動処理におけるS84において第1大当り実行中フラグをセット、すなわち、大当り図柄の組合せを停止させるときに第1大当り実行中フラグをセットし、図17の第1特別図柄変動処理に対応する第2特別図柄変動処理において変動表示時間の計測を中断する計測中断手段について説明した。同様に、図17の第1特別図柄変動処理に対応する第2特別図柄変動処理において第2大当り実行中フラグをセット、すなわち、大当り図柄の組合せを停止させるときに第2大当り実行中フラグをセットし、図17の第1特別図柄変動処理のS88において中断フラグをセットし変動表示時間の計測を中断する計測中断手段について説明した。しかし、これに限らず、図10のS304からS305に移行されたときの第1大入賞口開放前処理において第1大当り実行中フラグをセット、すなわち、大当りを開始させるときに第1大当り実行中フラグをセットし、図17の第1特別図柄変動処理に対応する第2特別図柄変動処理において変動表示時間の計測を中断する計測中断手段であってもよい。同様に、第2特別図柄プロセス処理において対応する第2大入賞口開放前処理において第2大当り実行中フラグをセット、すなわち、大当りを開始させるときに第2大当り実行中フラグをセットし、図17の第1特別図柄変動処理のS88において中断フラグをセットし変動表示時間の計測を中断する計測中断手段であってもよい。
【0301】
(12) 前述した実施の形態においては、遊技制御用マイクロコンピュータ53から表示制御用マイクロコンピュータ800に入力される変動パターンコマンドが、図4の確変状態であるときにルックアップされる(c)のデータテーブルを用いて決定された確変変動パターンコマンド(確変時通常E変動パターンコマンド等)であるか否かに基づき、図22のS401において確変状態が終了したか否かを判定する例について説明した。しかし、これに限らず、遊技制御用マイクロコンピュータ53は、図14のS75において確変フラグがリセットされたときに、演出制御コマンドとして確変終了コマンドを表示制御用マイクロコンピュータ800へ出力し、表示制御用マイクロコンピュータ800は確変終了コマンドを受信したときに確変状態が終了したか否かを判定するように構成してもよい。
【0302】
(13) なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0303】
【図1】パチンコ遊技機を正面からみた正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の回路構成の概要を表したブロック図である。
【図3】遊技制御用マイクロコンピュータが遊技制御に用いる各種ランダムカウンタを説明するための図である。
【図4】第1変動表示部および第2変動表示部における変動表示時間を特定するための変動パターンを決定するために用いる判定値を記憶したデータテーブルを説明するための図である。
【図5】表示制御用マイクロコンピュータが表示制御に用いる各種ランダムカウンタを説明するための図である。
【図6】表示制御用マイクロコンピュータが演出内容の選択に用いる演出内容選択テーブルを説明するための図である。
【図7】確変類似演出回数決定用テーブルを説明するための図である。
【図8】確変状態および時短状態における第1変動表示部および第2変動表示部の動作を説明するタイミングチャートである。
【図9】遊技制御用メイン処理およびタイマ割込処理を説明するためのフローチャートである。
【図10】第1特別図柄プロセス処理のプログラムの一例を示すフローチャートである。
【図11】第1始動口スイッチ通過処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。
【図12】第1乱数判定処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。
【図13】第1特別図柄プロセス処理における第1特別図柄通常処理を示すフローチャートである。
【図14】第1特別図柄通常処理および第2特別図柄通常処理における確変時終了判定処理を示すフローチャートである。
【図15】第1特別図柄通常処理および第2特別図柄通常処理における大当り判定処理を示すフローチャートである。
【図16】第1特別図柄プロセス処理における第1特別図柄停止図柄設定処理を示すフローチャートである。
【図17】第1特別図柄プロセス処理における第1特別図柄変動処理を示すフローチャートである。
【図18】第1特別図柄プロセス処理における第1特別図柄停止処理を示すフローチャートである。
【図19】第1特別図柄プロセス処理における第1大当り終了処理を示すフローチャートである。
【図20】表示制御メイン処理およびタイマ割込処理を示すフローチャートである。
【図21】コマンド解析処理を説明するためのフローチャートである。
【図22】確変終了判定処理を説明するためのフローチャートである。
【図23】第1予告演出決定処理を説明するためのフローチャートである。
【図24】第1表示制御プロセス処理を説明するフローチャートである。
【図25】第1図柄変動開始処理を示すフローチャートである。
【図26】第1表示制御プロセス処理における第1図柄変動中処理を示すフローチャートである。
【図27】付加的演出処理を説明するためのフローチャートである。
【図28】第2実施形態による第1特別図柄変動処理を示すフローチャートである。
【図29】第2実施形態による第1特別図柄停止処理を示すフローチャートである。
【図30】第2実施形態による第1大当り終了処理を示すフローチャートである。
【図31】第2実施形態による第1図柄変動中処理を示すフローチャートである。
【図32】第1飾り変動表示部および第2飾り変動表示部の演出表示の一例を示す説明図である。
【図33】第1飾り変動表示部および第2飾り変動表示部の演出表示の一例を示す説明図である。
【図34】第1飾り変動表示部および第2飾り変動表示部での演出表示の一例としての連続予告を示す説明図である。
【図35】大入賞口決定テーブルを示す説明図である。
【図36】第3実施形態による遊技制御用マイクロコンピュータが遊技制御に用いる各種ランダムカウンタを説明するための図である。
【図37】第3実施形態による確変状態および時短状態における第1変動表示部および第2変動表示部の動作を説明するタイミングチャートである。
【図38】第3実施形態による確変時終了判定処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0304】
8 第1特別図柄表示器、8k 第1飾り変動表示部、9 第2特別図柄表示器、9k 第2飾り変動表示部、1 パチンコ遊技機、53 遊技制御用マイクロコンピュータ、55 RAM、800 表示制御用マイクロコンピュータ。




 

 


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