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発明の名称 遊技用システム及び遊技用管理装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2006−75180(P2006−75180A)
公開日 平成18年3月23日(2006.3.23)
出願番号 特願2004−259088(P2004−259088)
出願日 平成16年9月6日(2004.9.6)
代理人 【識別番号】100107951
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 勉
発明者 戸崎 智弘
要約 課題
偽造貨幣が使用されているおそれのある遊技用装置を把握して偽造貨幣による遊技場の損失を極力防止することを可能とする遊技用システム及び遊技用管理装置を提供する。

解決手段
精算金額が高額精算基準金額(ここでは7000円)以上であるか否かの判定が実施され(S324)、高額精算基準金額以上であると判定された場合には(Y)、精算カードDBによって該入金IDに対応付けて記憶されている装置IDを特定し(S325)、カードユニットDBにおいて、該特定した装置IDに対応する高額精算回数に1を加算する(S326)。次いで、該加算更新後の高額精算回数が、該装置IDと対応付けて記憶されている高額精算回数基準値に達していれば、該装置IDと高額精算回数(及び受付可能貨幣)を、ディスプレイの報知画面に表示する(S327)。
特許請求の範囲
【請求項1】
遊技機に対応して設けられ、
貨幣を受け付ける貨幣受付手段と、
該貨幣受付手段により受け付けた貨幣の金額に相当する有価価値の大きさである受付有価価値の大きさの範囲内における所定の大きさの有価価値に相当する遊技媒体を貸与するための貸与処理を行う貨幣貸与処理手段と、
前記受付有価価値の大きさから前記貨幣貸与処理手段により貸与処理に使用された有価価値の大きさである貸与有価価値の大きさを減算した残有価価値の大きさを特定するための残有価価値特定情報と当該遊技用装置を特定するための装置特定情報とが少なくとも記録された精算用記録媒体を排出する処理を行う精算用記録媒体処理手段と、を有する遊技用装置と、
前記精算用記録媒体を受け付けて、該受け付けた精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさに相当する金額の貨幣を返却して精算する精算処理手段と、
該精算処理手段による精算に供される精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報と装置特定情報とを送信する記録情報送信手段と、を有する精算装置と、
該精算装置と通信可能であり、
前記記録情報送信手段から送信された残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさが予め定められた第1の所定の大きさ以上であることを条件として、該記録情報送信手段から送信された装置特定情報から特定される遊技用装置に対応する高額精算回数を加算更新する高額精算回数加算更新手段と、
該高額精算回数加算更新手段により加算更新された所定期間内における高額精算回数が予め定められた所定回数に達した遊技用装置を特定可能な態様で報知する報知手段と、を有する遊技用管理装置と、
を備えることを特徴とする遊技用システム。
【請求項2】
請求項1に記載した遊技用システムであって、
前記精算用記録媒体処理手段は、前記残有価価値特定情報と前記装置特定情報とを兼ねる情報としての残有価価値特定情報が少なくとも記録された精算用記録媒体を排出する処理を行い、
前記遊技用管理装置は、前記残有価価値特定情報と対応付けて、当該残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさと、当該残有価価値特定情報が記録された精算用記録媒体を前記精算用記録媒体処理手段により排出した遊技用装置を個々に識別可能な装置識別情報とを記憶する管理装置記憶手段をさらに有し、
前記精算処理手段は、前記受け付けた精算用記録媒体に記録された残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段に記憶されている残有価価値の大きさに相当する金額の貨幣を返却して精算し、
前記高額精算回数加算更新手段は、前記記録情報送信手段から送信された残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段で記憶されている残有価価値の大きさが予め定められた第1の所定の大きさ以上であることを条件として、当該残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段で記憶されている装置識別情報の遊技用装置に対応する高額精算回数を加算更新することを特徴とする遊技用システム。
【請求項3】
遊技機に対応して設けられ、
貨幣を受け付ける貨幣受付手段と、
該貨幣受付手段により受け付けた貨幣の金額に相当する有価価値の大きさである受付有価価値の大きさの範囲内における所定の大きさの有価価値に相当する遊技媒体を貸与するための貸与処理を行う貨幣貸与処理手段と、
前記受付有価価値の大きさから前記貨幣貸与処理手段により貸与処理に使用された有価価値の大きさである貸与有価価値の大きさを減算した残有価価値の大きさを特定するための残有価価値特定情報と当該遊技用装置を特定するための装置特定情報とが少なくとも記録された精算用記録媒体を排出する処理を行う精算用記録媒体処理手段と、を有する遊技用装置と、
前記精算用記録媒体を受け付けて、該受け付けた精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさに相当する金額の貨幣を返却して精算する精算処理手段と、
該精算処理手段による精算に供される精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報と装置特定情報とを送信する記録情報送信手段と、を有する精算装置と、
該精算装置と通信可能であり、
前記記録情報送信手段から送信された残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさが予め定められた第1の所定の大きさ以上であることを条件として、該記録情報送信手段から送信された装置特定情報から特定される遊技用装置に対応する高額精算回数を加算更新する高額精算回数加算更新手段と、
該高額精算回数加算更新手段により加算更新された所定期間内における高額精算回数が予め定められた所定回数に達した遊技用装置から排出された精算用記録媒体による精算を禁止するための処理を行う精算禁止処理手段と、を有する遊技用管理装置と、
を備えることを特徴とする遊技用システム。
【請求項4】
請求項3に記載した遊技用システムであって、
前記精算用記録媒体処理手段は、前記残有価価値特定情報と前記装置特定情報とを兼ねる情報としての残有価価値特定情報が少なくとも記録された精算用記録媒体を排出する処理を行い、
前記遊技用管理装置は、前記残有価価値特定情報と対応付けて、当該残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさと、当該残有価価値特定情報が記録された精算用記録媒体を前記精算用記録媒体処理手段により排出した遊技用装置を個々に識別可能な装置識別情報とを記憶する管理装置記憶手段をさらに有し、
前記精算処理手段は、前記受け付けた精算用記録媒体に記録された残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段に記憶されている残有価価値の大きさに相当する金額の貨幣を返却して精算し、
前記高額精算回数加算更新手段は、前記記録情報送信手段から送信された残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段で記憶されている残有価価値の大きさが予め定められた第1の所定の大きさ以上であることを条件として、当該残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段で記憶されている装置識別情報の遊技用装置に対応する高額精算回数を加算更新することを特徴とする遊技用システム。
【請求項5】
請求項4に記載した遊技用システムであって、
前記記録情報送信手段は、前記残有価価値特定情報を含む精算許諾要求を送信し、
前記精算禁止処理手段は、前記記録情報送信手段から送信された精算許諾要求に含まれる残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段に記憶されている装置識別情報の遊技用装置に対応する高額精算回数が前記所定回数に達しており、かつ該装置識別情報と対応付けて前記管理装置記憶手段で記憶されている残有価価値の大きさが予め定められた第2の所定の大きさ以上であることを条件として、当該残有価価値の大きさについての精算を許諾しない旨を前記精算許諾要求の送信元の精算装置に返信する処理を行うことを特徴とする遊技用システム。
【請求項6】
請求項3又は4に記載した遊技用システムであって、
前記精算禁止処理手段は、前記高額精算回数加算更新手段により加算更新された所定期間内における高額精算回数が予め定められた所定回数に達した遊技用装置を個々に識別可能な装置識別情報を前記精算装置に送信する処理を行い、
前記精算装置は、前記精算禁止処理手段により送信された装置識別情報を記憶する精算禁止情報記憶手段をさらに有し、
前記精算処理手段は、前記受け付けた精算用記録媒体の装置特定情報から特定される遊技用装置の装置識別情報が前記精算禁止情報記憶手段に記憶されており、かつ該精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさが予め定められた第2の所定の大きさ以上であることを条件として、当該残有価価値の大きさについての精算を行わないことを特徴とする遊技用システム。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記遊技用管理装置は、前記遊技用装置毎に前記所定回数を設定変更する高額精算回数設定手段をさらに有することを特徴とする遊技用システム。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記遊技用管理装置は、
前記遊技用装置を個々に識別可能な装置識別情報及び該装置識別情報の遊技用装置にて受付可能な貨幣の金種の指定を受け付ける金種指定受付手段と、
該金種指定受付手段により指定を受け付けた装置識別情報の遊技用装置に対して当該金種指定受付手段により指定を受け付けた貨幣の金種を特定可能な金種特定情報を送信する受付金種特定情報送信手段と、をさらに有し、
前記遊技用装置は、前記受付金種特定情報送信手段から送信されてきた金種特定情報から特定される金種の貨幣のみを前記貨幣受付手段により受付可能とする設定を行う指定貨幣設定手段をさらに有することを特徴とする遊技用システム。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記遊技用管理装置は、前記高額精算回数加算更新手段により加算更新された所定期間内における高額精算回数が前記所定回数に達した遊技用装置に対して、当該遊技用装置にて受付可能な貨幣の金種を指令する受付金種指令手段をさらに有し、
前記遊技用装置は、前記受付金種指令手段により指令された金種の貨幣のみを前記貨幣受付手段により受付可能とする設定を行う指令貨幣設定手段をさらに有することを特徴とする遊技用システム。
【請求項10】
遊技機に対応して設けられ、
貨幣を受け付ける貨幣受付手段と、
該貨幣受付手段により受け付けた貨幣の金額に相当する有価価値の大きさである受付有価価値の大きさの範囲内における所定の大きさの有価価値に相当する遊技媒体を貸与するための貸与処理を行う貨幣貸与処理手段と、
前記受付有価価値の大きさから前記貨幣貸与処理手段により貸与処理に使用された有価価値の大きさである貸与有価価値の大きさを減算した残有価価値の大きさを特定するための残有価価値特定情報と当該遊技用装置を特定するための装置特定情報とが少なくとも記録された精算用記録媒体を排出する処理を行う精算用記録媒体処理手段と、を有する遊技用装置が設置される遊技場に設けられ、
前記精算用記録媒体を受け付けて、該受け付けた精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさに相当する金額の貨幣を返却して精算する精算処理手段と、
該精算処理手段による精算に供される精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報と装置特定情報とを送信する記録情報送信手段と、を有する精算装置と通信可能であり、
前記記録情報送信手段から送信された残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさが予め定められた第1の所定の大きさ以上であることを条件として、該記録情報送信手段から送信された装置特定情報から特定される遊技用装置に対応する高額精算回数を加算更新する高額精算回数加算更新手段と、
該高額精算回数加算更新手段により加算更新された所定期間内における高額精算回数が予め定められた所定回数に達した遊技用装置を特定可能な態様で報知する報知手段と、を有することを特徴とする遊技用管理装置。
【請求項11】
請求項10に記載した遊技用管理装置であって、
前記残有価価値特定情報と対応付けて、当該残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさと、当該残有価価値特定情報が記録された精算用記録媒体を前記精算用記録媒体処理手段により排出した遊技用装置を個々に識別可能な装置識別情報とを記憶する管理装置記憶手段をさらに有し、
前記高額精算回数加算更新手段は、前記記録情報送信手段から送信された残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段で記憶されている残有価価値の大きさが予め定められた第1の所定の大きさ以上であることを条件として、当該残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段で記憶されている装置識別情報の遊技用装置に対応する高額精算回数を加算更新することを特徴とする遊技用管理装置。
【請求項12】
遊技機に対応して設けられ、
貨幣を受け付ける貨幣受付手段と、
該貨幣受付手段により受け付けた貨幣の金額に相当する有価価値の大きさである受付有価価値の大きさの範囲内における所定の大きさの有価価値に相当する遊技媒体を貸与するための貸与処理を行う貨幣貸与処理手段と、
前記受付有価価値の大きさから前記貨幣貸与処理手段により貸与処理に使用された有価価値の大きさである貸与有価価値の大きさを減算した残有価価値の大きさを特定するための残有価価値特定情報と当該遊技用装置を特定するための装置特定情報とが少なくとも記録された精算用記録媒体を排出する処理を行う精算用記録媒体処理手段と、を有する遊技用装置が設置される遊技場に設けられ、
前記精算用記録媒体を受け付けて、該受け付けた精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさに相当する金額の貨幣を返却して精算する精算処理手段と、
該精算処理手段による精算に供される精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報と装置特定情報とを送信する記録情報送信手段と、を有する精算装置と通信可能であり、
前記記録情報送信手段から送信された残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさが予め定められた第1の所定の大きさ以上であることを条件として、該記録情報送信手段から送信された装置特定情報から特定される遊技用装置に対応する高額精算回数を加算更新する高額精算回数加算更新手段と、
該高額精算回数加算更新手段により加算更新された所定期間内における高額精算回数が予め定められた所定回数に達した遊技用装置から排出された精算用記録媒体による精算を禁止するための処理を行う精算禁止処理手段と、を有することを特徴とする遊技用管理装置。
【請求項13】
請求項12に記載した遊技用管理装置であって、
前記残有価価値特定情報と対応付けて、当該残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさと、当該残有価価値特定情報が記録された精算用記録媒体を前記精算用記録媒体処理手段により排出した遊技用装置を個々に識別可能な装置識別情報とを記憶する管理装置記憶手段をさらに有し、
前記高額精算回数加算更新手段は、前記記録情報送信手段から送信された残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段で記憶されている残有価価値の大きさが予め定められた第1の所定の大きさ以上であることを条件として、当該残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段で記憶されている装置識別情報の遊技用装置に対応する高額精算回数を加算更新することを特徴とする遊技用管理装置。
【請求項14】
請求項13に記載した遊技用管理装置であって、
前記精算禁止処理手段は、前記記録情報送信手段から送信された精算許諾要求に含まれる残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段に記憶されている装置識別情報の遊技用装置に対応する高額精算回数が前記所定回数に達しており、かつ該装置識別情報と対応付けて前記管理装置記憶手段で記憶されている残有価価値の大きさが予め定められた第2の所定の大きさ以上であることを条件として、当該残有価価値の大きさについての精算を許諾しない旨を前記精算許諾要求の送信元の精算装置に返信する処理を行うことを特徴とする遊技用管理装置。
【請求項15】
請求項10〜14のいずれか1つに記載した遊技用管理装置であって、
前記遊技用装置毎に前記所定回数を設定変更する高額精算回数設定手段をさらに有することを特徴とする遊技用管理装置。
【請求項16】
請求項10〜15のいずれか1つに記載した遊技用管理装置であって、
前記遊技用装置を個々に識別可能な装置識別情報及び該装置識別情報の遊技用装置にて受付可能な貨幣の金種の指定を受け付ける金種指定受付手段と、
該金種指定受付手段により指定を受け付けた装置識別情報の遊技用装置に対して当該金種指定受付手段により指定を受け付けた貨幣の金種を特定可能な金種特定情報を送信する受付金種特定情報送信手段と、をさらに有することを特徴とする遊技用管理装置。
【請求項17】
請求項10〜16のいずれか1つに記載した遊技用管理装置であって、
前記高額精算回数加算更新手段により加算更新された所定期間内における高額精算回数が前記所定回数に達した遊技用装置に対して、当該遊技用装置にて受付可能な貨幣の金種を指令する受付金種指令手段をさらに有することを特徴とする遊技用管理装置。



発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、貨幣を受け付けて遊技媒体を貸与可能であると共に、該遊技媒体の貸与に使用されなかった残額を遊技者に返却して精算可能な遊技用システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、例えば特許文献1に示すように、遊技媒体貸出装置(メダル貸出機)と、該遊技媒体貸出装置と通信可能な島コントローラと、該島コントローラと通信可能なカード精算機と、からなる遊技媒体貸出システムであって、遊技媒体貸出装置において、貨幣を受け付けると、該受け付けた貨幣の金額を記憶し、該記憶されている金額を使用して遊技媒体を貸与し、該記憶されている金額から遊技媒体の貸与に使用された金額を減算し、外部から精算カードが投入されると、該精算カードに予め付与されている識別IDと前記記憶されている減算後の金額を示す金額データとを島コントローラに送信し、島コントローラにおいて、識別IDと残額データとを対応付けて記憶し、カード精算機において、外部から精算カードが投入されると、該精算カードの識別IDと対応付けて記憶されている残額データを島コントローラに対して問い合わせ、該島コントローラで記憶されている残額データに基づいて精算金の払い出しを行うことにより、遊技媒体の貸与に使用されなかった残額を遊技者に返却して精算するものが知られている。
【0003】
【特許文献1】特開2004−81461号公報(第6頁,図1,図5)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の遊技媒体貸出システムでは、島コントローラが識別IDに対応付けて残額データを管理しており、該残額データを超える精算金の払出が実施されないようになっているので、精算カードの残額が不正に書き換えられた場合等に遊技場の損害を防止することができる。しかし、上記遊技媒体貸出装置において偽造貨幣(特に5000円紙幣,10000円紙幣等の高額紙幣の偽造紙幣)が使用される場合、該偽造貨幣が一旦受け付けられてしまった後は、精算カードにより精算金の払出を実施することが可能であり、これにより偽造貨幣から残額データ分の正規貨幣を入手するといった不正が行われるおそれがある。この不正において、貨幣を受け付けた際に記憶された金額を全く使用することなく(あるいはそのうちの少額のみを使用して)精算カードにより精算金の払出が実施されると、払い出される金額は偽造対象となった貨幣の金額(あるいはそれに近い金額)となり、この不正によって遊技場は多大な損失を被る。特に、貨幣の識別能力は遊技媒体貸出装置(遊技媒体貸出装置の紙幣識別機や硬貨識別機)によって個体差があり、識別能力の低い遊技媒体貸出装置を狙って上記の不正が頻繁に行われたときに、遊技場はその損失を防止することができず、損失が拡大するという問題がある。
【0005】
本発明は、このような背景のもとになされたものであり、その目的は、偽造貨幣が使用されているおそれのある遊技用装置(前記遊技媒体貸出装置に相当)を把握して偽造貨幣による遊技場の損失を極力防止することを可能とする遊技用システム及び遊技用管理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、前記課題を解決するために、次のような手段を採る。なお後述する発明を実施するための最良の形態の説明及び図面で使用した符号を参考のために括弧書きで付記するが、本発明の構成要素は該付記したものには限定されない。
【0007】
まず請求項1に係る発明は、遊技機(パチンコ機10)に対応して設けられ、貨幣(紙幣2,硬貨3)を受け付ける貨幣受付手段(紙幣識別機23,硬貨識別機24)と、該貨幣受付手段により受け付けた貨幣の金額に相当する有価価値の大きさである受付有価価値の大きさ(入金金額)の範囲内における所定の大きさの有価価値に相当する遊技媒体(パチンコ玉)を貸与するための貸与処理(現金玉貸処理)を行う貨幣貸与処理手段(ユニット制御部22)と、前記受付有価価値の大きさから前記貨幣貸与処理手段により貸与処理に使用された有価価値の大きさである貸与有価価値の大きさ(使用金額)を減算した残有価価値の大きさ(入金残額)を特定するための残有価価値特定情報(入金ID)と当該遊技用装置(カードユニット20)を特定するための装置特定情報(装置IDを特定するための入金ID)とが少なくとも記録された精算用記録媒体(精算カード5)を排出する処理を行う精算用記録媒体処理手段(カードR/W制御部28)と、を有する遊技用装置と、前記精算用記録媒体を受け付けて、該受け付けた精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさ(カード残額)に相当する金額の貨幣を返却して精算する精算処理手段(制御部62)と、該精算処理手段による精算に供される精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報と装置特定情報とを送信する記録情報送信手段(通信部61)と、を有する精算装置(60)と、該精算装置と通信可能であり、前記記録情報送信手段から送信された残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさが予め定められた第1の所定の大きさ(高額精算基準金額)以上であることを条件として、該記録情報送信手段から送信された装置特定情報から特定される遊技用装置に対応する高額精算回数を加算更新する高額精算回数加算更新手段(制御部52)と、該高額精算回数加算更新手段により加算更新された所定期間(集計期間)内における高額精算回数が予め定められた所定回数(高額精算回数基準値)に達した遊技用装置を特定可能な態様で報知する報知手段(ディスプレイ54)と、を有する遊技用管理装置(システムコントローラ50)と、を備えることを特徴とする遊技用システム(1)である。
【0008】
また請求項2に係る発明は、請求項1に記載した遊技用システム(1)であって、前記精算用記録媒体処理手段(カードR/W28)は、前記残有価価値特定情報と前記装置特定情報とを兼ねる情報としての残有価価値特定情報(入金ID)が少なくとも記録された精算用記録媒体(精算カード5)を排出する処理を行い、前記遊技用管理装置(システムコントローラ50)は、前記残有価価値特定情報(入金ID)と対応付けて、当該残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさ(カード残額)と、当該残有価価値特定情報が記録された精算用記録媒体(精算カード5)を前記精算用記録媒体処理手段(カードR/W制御部28)により排出した遊技用装置(カードユニット20)を個々に識別可能な装置識別情報(装置ID)とを記憶する管理装置記憶手段(精算カードDB)をさらに有し、前記精算処理手段は、前記受け付けた精算用記録媒体に記録された残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段に記憶されている残有価価値の大きさに相当する金額の貨幣を返却して精算し、前記高額精算回数加算更新手段(制御部52)は、前記記録情報送信手段(通信部61)から送信された残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段で記憶されている残有価価値の大きさが予め定められた第1の所定の大きさ(高額精算基準金額)以上であることを条件として、当該残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段で記憶されている装置識別情報の遊技用装置に対応する高額精算回数を加算更新することを特徴とする遊技用システムである。
【0009】
また請求項3に係る発明は、遊技機(パチンコ機10)に対応して設けられ、貨幣(紙幣2,硬貨3)を受け付ける貨幣受付手段(紙幣識別機23,硬貨識別機24)と、該貨幣受付手段により受け付けた貨幣の金額に相当する有価価値の大きさである受付有価価値の大きさ(入金金額)の範囲内における所定の大きさの有価価値に相当する遊技媒体(パチンコ玉)を貸与するための貸与処理(現金玉貸処理)を行う貨幣貸与処理手段(ユニット制御部22)と、前記受付有価価値の大きさから前記貨幣貸与処理手段により貸与処理に使用された有価価値の大きさである貸与有価価値の大きさ(使用金額)を減算した残有価価値の大きさ(入金残額)を特定するための残有価価値特定情報(入金ID)と当該遊技用装置(カードユニット20)を特定するための装置特定情報(装置IDを特定するための入金ID)とが少なくとも記録された精算用記録媒体(精算カード5)を排出する処理を行う精算用記録媒体処理手段(カードR/W制御部28)と、を有する遊技用装置と、前記精算用記録媒体を受け付けて、該受け付けた精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさ(カード残額)に相当する金額の貨幣を返却して精算する精算処理手段(制御部62)と、該精算処理手段による精算に供される精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報と装置特定情報とを送信する記録情報送信手段(通信部61)と、を有する精算装置(60)と、該精算装置と通信可能であり、前記記録情報送信手段から送信された残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさが予め定められた第1の所定の大きさ(高額精算基準金額)以上であることを条件として、該記録情報送信手段から送信された装置特定情報から特定される遊技用装置に対応する高額精算回数を加算更新する高額精算回数加算更新手段(制御部52)と、該高額精算回数加算更新手段により加算更新された所定期間(集計期間)内における高額精算回数が予め定められた所定回数(高額精算回数基準値)に達した遊技用装置から排出された精算用記録媒体による精算を禁止するための処理を行う精算禁止処理手段(制御部52)と、を有する遊技用管理装置(システムコントローラ50)と、を備えることを特徴とする遊技用システム(1)である。
【0010】
また請求項4に係る発明は、請求項3に記載した遊技用システム(1)であって、前記精算用記録媒体処理手段(カードR/W28)は、前記残有価価値特定情報と前記装置特定情報とを兼ねる情報としての残有価価値特定情報(入金ID)が少なくとも記録された精算用記録媒体(精算カード5)を排出する処理を行い、前記遊技用管理装置(システムコントローラ50)は、前記残有価価値特定情報(入金ID)と対応付けて、当該残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさ(カード残額)と、当該残有価価値特定情報が記録された精算用記録媒体(精算カード5)を前記精算用記録媒体処理手段(カードR/W制御部28)により排出した遊技用装置(カードユニット20)を個々に識別可能な装置識別情報(装置ID)とを記憶する管理装置記憶手段(精算カードDB)をさらに有し、前記精算処理手段は、前記受け付けた精算用記録媒体に記録された残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段に記憶されている残有価価値の大きさに相当する金額の貨幣を返却して精算し、前記高額精算回数加算更新手段(制御部52)は、前記記録情報送信手段(通信部61)から送信された残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段で記憶されている残有価価値の大きさが予め定められた第1の所定の大きさ(高額精算基準金額)以上であることを条件として、当該残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段で記憶されている装置識別情報の遊技用装置に対応する高額精算回数を加算更新することを特徴とする遊技用システムである。
【0011】
また請求項5に係る発明は、請求項4に記載した遊技用システム(1)であって、前記記録情報送信手段(通信部61)は、前記残有価価値特定情報(入金ID)を含む精算許諾要求を送信し、前記精算禁止処理手段(制御部52)は、前記記録情報送信手段から送信された精算許諾要求に含まれる残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段(精算カードDB)に記憶されている装置識別情報(装置ID)の遊技用装置(カードユニット20)に対応する高額精算回数が前記所定回数(高額精算回数基準値)に達しており、かつ該装置識別情報と対応付けて前記管理装置記憶手段(精算カードDB)で記憶されている残有価価値の大きさ(カード残額)が予め定められた第2の所定の大きさ(精算不可金額)以上であることを条件として、当該残有価価値の大きさについての精算を許諾しない旨(高額精算回数基準値到達情報)を前記精算許諾要求の送信元の精算装置に返信する処理を行うことを特徴とする遊技用システムである。
【0012】
また請求項6に係る発明は、請求項3又は4に記載した遊技用システム(1)であって、前記精算禁止処理手段(制御部52)は、前記高額精算回数加算更新手段(制御部52)により加算更新された所定期間(集計期間)内における高額精算回数が予め定められた所定回数(高額精算回数基準値)に達した遊技用装置(カードユニット20)を個々に識別可能な装置識別情報(装置ID)を前記精算装置(60)に送信する処理を行い、前記精算装置は、前記精算禁止処理手段により送信された装置識別情報を記憶する精算禁止情報記憶手段(制御部62のEEPROM)をさらに有し、前記精算処理手段(制御部62)は、前記受け付けた精算用記録媒体(精算カード5)の装置特定情報から特定される遊技用装置の装置識別情報が前記精算禁止情報記憶手段に記憶されており、かつ該精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報(入金ID)から特定される残有価価値の大きさ(カード残額)が予め定められた第2の所定の大きさ(精算不可金額)以上であることを条件として、当該残有価価値の大きさについての精算を行わないことを特徴とする遊技用システムである。
【0013】
また請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか1つに記載した遊技用システム(1)であって、前記遊技用管理装置(システムコントローラ50)は、前記遊技用装置(カードユニット20)毎に前記所定回数(高額精算回数基準値)を設定変更する高額精算回数設定手段(ディスプレイ54,入力装置55)をさらに有することを特徴とする遊技用システムである。
【0014】
また請求項8に係る発明は、請求項1〜7のいずれか1つに記載した遊技用システム(1)であって、前記遊技用管理装置(システムコントローラ50)は、前記遊技用装置(カードユニット20)を個々に識別可能な装置識別情報(装置ID)及び該装置識別情報の遊技用装置にて受付可能な貨幣(紙幣2,硬貨3)の金種の指定を受け付ける金種指定受付手段(ディスプレイ54,入力装置55)と、該金種指定受付手段により指定を受け付けた装置識別情報の遊技用装置に対して当該金種指定受付手段により指定を受け付けた貨幣の金種を特定可能な金種特定情報を送信する受付金種特定情報送信手段(ユニット用通信部51a)と、をさらに有し、前記遊技用装置は、前記受付金種特定情報送信手段から送信されてきた金種特定情報から特定される金種の貨幣のみを前記貨幣受付手段(紙幣識別機23,硬貨識別機24)により受付可能とする設定を行う指定貨幣設定手段(ユニット制御部22)をさらに有することを特徴とする遊技用システムである。
【0015】
また請求項9に係る発明は、請求項1〜8のいずれか1つに記載した遊技用システム(1)であって、前記遊技用管理装置(システムコントローラ50)は、前記高額精算回数加算更新手段(制御部52)により加算更新された所定期間(集計期間)内における高額精算回数が前記所定回数(高額精算回数基準値)に達した遊技用装置(カードユニット20)に対して、当該遊技用装置にて受付可能な貨幣(紙幣2,硬貨3)の金種を指令する受付金種指令手段(制御部52)をさらに有し、前記遊技用装置は、前記受付金種指令手段により指令された金種の貨幣のみを前記貨幣受付手段(紙幣識別機23,硬貨識別機24)により受付可能とする設定を行う指令貨幣設定手段(ユニット制御部22)をさらに有することを特徴とする遊技用システムである。
【0016】
また請求項10に係る発明は、遊技機(パチンコ機10)に対応して設けられ、貨幣(紙幣2,硬貨3)を受け付ける貨幣受付手段(紙幣識別機23,硬貨識別機24)と、該貨幣受付手段により受け付けた貨幣の金額に相当する有価価値の大きさである受付有価価値の大きさ(入金金額)の範囲内における所定の大きさの有価価値に相当する遊技媒体(パチンコ玉)を貸与するための貸与処理(現金玉貸処理)を行う貨幣貸与処理手段(ユニット制御部22)と、前記受付有価価値の大きさから前記貨幣貸与処理手段により貸与処理に使用された有価価値の大きさである貸与有価価値の大きさ(使用金額)を減算した残有価価値の大きさ(入金残額)を特定するための残有価価値特定情報(入金ID)と当該遊技用装置(カードユニット20)を特定するための装置特定情報(装置IDを特定するための入金ID)とが少なくとも記録された精算用記録媒体(精算カード5)を排出する処理を行う精算用記録媒体処理手段(カードR/W制御部28)と、を有する遊技用装置が設置される遊技場に設けられ、前記精算用記録媒体を受け付けて、該受け付けた精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさ(カード残額)に相当する金額の貨幣を返却して精算する精算処理手段(制御部62)と、該精算処理手段による精算に供される精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報と装置特定情報とを送信する記録情報送信手段(通信部61)と、を有する精算装置(60)と通信可能であり、前記記録情報送信手段から送信された残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさが予め定められた第1の所定の大きさ(高額精算基準金額)以上であることを条件として、該記録情報送信手段から送信された装置特定情報から特定される遊技用装置に対応する高額精算回数を加算更新する高額精算回数加算更新手段(制御部52)と、該高額精算回数加算更新手段により加算更新された所定期間(集計期間)内における高額精算回数が予め定められた所定回数(高額精算回数基準値)に達した遊技用装置を特定可能な態様で報知する報知手段(ディスプレイ54)と、を有することを特徴とする遊技用管理装置(システムコントローラ50)である。
【0017】
また請求項11に係る発明は、請求項10に記載した遊技用管理装置(システムコントローラ50)であって、前記残有価価値特定情報(入金ID)と対応付けて、当該残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさ(カード残額)と、当該残有価価値特定情報が記録された精算用記録媒体(精算カード5)を前記精算用記録媒体処理手段(カードR/W制御部28)により排出した遊技用装置(カードユニット20)を個々に識別可能な装置識別情報(装置ID)とを記憶する管理装置記憶手段(精算カードDB)をさらに有し、前記高額精算回数加算更新手段(制御部52)は、前記記録情報送信手段(通信部61)から送信された残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段で記憶されている残有価価値の大きさが予め定められた第1の所定の大きさ(高額精算基準金額)以上であることを条件として、当該残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段で記憶されている装置識別情報の遊技用装置に対応する高額精算回数を加算更新することを特徴とする遊技用管理装置である。
【0018】
また請求項12に係る発明は、遊技機(パチンコ機10)に対応して設けられ、貨幣(紙幣2,硬貨3)を受け付ける貨幣受付手段(紙幣識別機23,硬貨識別機24)と、該貨幣受付手段により受け付けた貨幣の金額に相当する有価価値の大きさである受付有価価値の大きさ(入金金額)の範囲内における所定の大きさの有価価値に相当する遊技媒体(パチンコ玉)を貸与するための貸与処理(現金玉貸処理)を行う貨幣貸与処理手段(ユニット制御部22)と、前記受付有価価値の大きさから前記貨幣貸与処理手段により貸与処理に使用された有価価値の大きさである貸与有価価値の大きさ(使用金額)を減算した残有価価値の大きさ(入金残額)を特定するための残有価価値特定情報(入金ID)と当該遊技用装置(カードユニット20)を特定するための装置特定情報(装置IDを特定するための入金ID)とが少なくとも記録された精算用記録媒体(精算カード5)を排出する処理を行う精算用記録媒体処理手段(カードR/W制御部28)と、を有する遊技用装置が設置される遊技場に設けられ、前記精算用記録媒体を受け付けて、該受け付けた精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさ(カード残額)に相当する金額の貨幣を返却して精算する精算処理手段(制御部62)と、該精算処理手段による精算に供される精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報と装置特定情報とを送信する記録情報送信手段(通信部61)と、を有する精算装置(60)と通信可能であり、前記記録情報送信手段から送信された残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさが予め定められた第1の所定の大きさ(高額精算基準金額)以上であることを条件として、該記録情報送信手段から送信された装置特定情報から特定される遊技用装置に対応する高額精算回数を加算更新する高額精算回数加算更新手段(制御部52)と、該高額精算回数加算更新手段により加算更新された所定期間(集計期間)内における高額精算回数が予め定められた所定回数(高額精算回数基準値)に達した遊技用装置から排出された精算用記録媒体による精算を禁止するための処理を行う精算禁止処理手段(制御部52)と、を有することを特徴とする遊技用管理装置(システムコントローラ50)である。
【0019】
また請求項13に係る発明は、請求項12に記載した遊技用管理装置(システムコントローラ50)であって、前記残有価価値特定情報(入金ID)と対応付けて、当該残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさ(カード残額)と、当該残有価価値特定情報が記録された精算用記録媒体(精算カード5)を前記精算用記録媒体処理手段(カードR/W制御部28)により排出した遊技用装置(カードユニット20)を個々に識別可能な装置識別情報(装置ID)とを記憶する管理装置記憶手段(精算カードDB)をさらに有し、前記高額精算回数加算更新手段(制御部52)は、前記記録情報送信手段(通信部61)から送信された残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段で記憶されている残有価価値の大きさが予め定められた第1の所定の大きさ(高額精算基準金額)以上であることを条件として、当該残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段で記憶されている装置識別情報の遊技用装置に対応する高額精算回数を加算更新することを特徴とする遊技用管理装置である。
【0020】
また請求項14に係る発明は、請求項13に記載した遊技用管理装置(システムコントローラ50)であって、前記精算禁止処理手段(制御部52)は、前記記録情報送信手段(通信部61)から送信された精算許諾要求に含まれる残有価価値特定情報(入金ID)と対応付けて前記管理装置記憶手段(精算カードDB)に記憶されている装置識別情報(装置ID)の遊技用装置(カードユニット20)に対応する高額精算回数が前記所定回数(高額精算回数基準値)に達しており、かつ該装置識別情報と対応付けて前記管理装置記憶手段(精算カードDB)で記憶されている残有価価値の大きさ(カード残額)が予め定められた第2の所定の大きさ(精算不可金額)以上であることを条件として、当該残有価価値の大きさについての精算を許諾しない旨を前記精算許諾要求の送信元の精算装置(60)に返信する処理を行うことを特徴とする遊技用管理装置である。
【0021】
また請求項15に係る発明は、請求項10〜14のいずれか1つに記載した遊技用管理装置(システムコントローラ50)であって、前記遊技用装置(カードユニット20)毎に前記所定回数(高額精算回数基準値)を設定変更する高額精算回数設定手段(ディスプレイ54,入力装置55)をさらに有することを特徴とする遊技用管理装置である。
【0022】
また請求項16に係る発明は、請求項10〜15のいずれか1つに記載した遊技用管理装置(システムコントローラ50)であって、前記遊技用装置を個々に識別可能な装置識別情報(装置ID)及び該装置識別情報の遊技用装置(カードユニット20)にて受付可能な貨幣(紙幣2,硬貨3)の金種の指定を受け付ける金種指定受付手段(ディスプレイ54,入力装置55)と、該金種指定受付手段により指定を受け付けた装置識別情報の遊技用装置に対して当該金種指定受付手段により指定を受け付けた貨幣の金種を特定可能な金種特定情報を送信する受付金種特定情報送信手段(ユニット用通信部51a)と、をさらに有することを特徴とする遊技用管理装置である。
【0023】
さらに請求項17に係る発明は、請求項10〜16のいずれか1つに記載した遊技用管理装置(システムコントローラ50)であって、前記高額精算回数加算更新手段(制御部52)により加算更新された所定期間(集計期間)内における高額精算回数が前記所定回数(高額精算回数基準値)に達した遊技用装置(カードユニット20)に対して、当該遊技用装置にて受付可能な貨幣(紙幣2,硬貨3)の金種を指令する受付金種指令手段(制御部52)をさらに有することを特徴とする遊技用管理装置である。
【発明の効果】
【0024】
まず請求項1に係る遊技用システムによれば、記録情報送信手段から送信された残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさが第1の所定の大きさ以上であることを条件として、高額精算回数加算更新手段が高額精算回数を加算更新し、報知手段が、所定期間内における高額精算回数が予め定められた所定回数に達した遊技用装置を特定可能な態様で報知するので、偽造貨幣が使用されているおそれのある遊技用装置を遊技場側で把握し、迅速な対応を行うことができる。これにより、偽造貨幣による遊技場の損失を極力防止することができる。特に、貨幣の識別能力の低い遊技用装置を狙って偽造貨幣が頻繁に使用される場合には、これを早い段階で把握して、遊技場の損失を最小減に抑えることができる。
【0025】
また請求項2に係る遊技用システムによれば、管理装置記憶手段が、残有価価値特定情報と対応付けて、当該残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさを記憶しており、精算処理手段が該残有価価値の大きさの範囲内で精算を実施するので、精算用記録媒体に記録された残有価価値の大きさの不正な書換による遊技場の損害を極力防止できる。
【0026】
また請求項3に係る遊技用システムによれば、記録情報送信手段から送信された残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさが第1の所定の大きさ以上であることを条件として、高額精算回数加算更新手段が高額精算回数を加算更新し、精算禁止処理手段が、所定期間内における高額精算回数が予め定められた所定回数に達した遊技用装置から排出された精算用記録媒体による精算を禁止するための処理を行うので、偽造貨幣が使用されているおそれのある遊技用装置から排出された精算用記録媒体による精算が禁止され、偽造貨幣による遊技場の損失を極力防止することができる。特に、貨幣の識別能力の低い遊技用装置を狙って偽造貨幣が頻繁に使用される場合には、早い段階で精算が禁止されるので、遊技場の損失を最小減に抑えることができる。
【0027】
また請求項4に係る遊技用システムによれば、管理装置記憶手段が、残有価価値特定情報と対応付けて、当該残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさを記憶しており、精算処理手段が該残有価価値の大きさの範囲内で精算を実施するので、精算用記録媒体に記録された残有価価値の大きさの不正な書換による遊技場の損害を極力防止できる。
【0028】
また請求項5に係る遊技用システムによれば、記録情報送信手段から送信された装置識別情報の遊技用装置に対応する高額精算回数が所定回数に達しており、かつ該装置識別情報と対応付けて管理装置記憶手段で記憶されている残有価価値の大きさが第2の所定の大きさ以上であることを条件として、精算禁止処理手段が精算を許諾しないので、高額精算回数が所定回数に達している場合であっても、偽造貨幣の使用による不正の可能性が低い第2の所定の大きさに満たない金額の精算は可能であり、遊技者の不便を解消できる。
【0029】
また請求項6に係る遊技用システムによれば、精算禁止処理手段は、高額精算回数加算更新手段により加算更新された所定期間内における高額精算回数が所定回数に達した遊技用装置の装置識別情報を精算装置に送信する処理を行い、精算禁止情報記憶手段が、精算禁止処理手段により送信された装置識別情報を記憶し、精算処理手段が、受け付けた精算用記録媒体に記録されている装置識別情報が精算禁止情報記憶手段に記憶されており、かつ該精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさが第2の所定の大きさ以上であることを条件として、当該残有価価値の大きさについての精算を行わないので、高額精算回数が所定回数に達している場合であっても、偽造貨幣の使用による不正の可能性が低い第2の所定の大きさに満たない金額の精算は可能であり、遊技者の不便を解消できる。
【0030】
また請求項7に係る遊技用システムによれば、高額精算回数設定手段により遊技用装置毎に所定回数を設定変更するので、両替機設置の有無や、遊技用装置に対応する遊技機の種別やスペックに応じて適切な回数を設定することができる。
【0031】
また請求項8に係る遊技用システムによれば、金種指定受付手段により指定を受け付けた装置識別情報の遊技用装置に対して当該金種指定受付手段により指定を受け付けた貨幣の金種を特定可能な金種特定情報を受付金種特定情報送信手段により送信し、指定貨幣設定手段が、受付金種特定情報送信手段から送信されてきた金種特定情報から特定される金種の貨幣のみを貨幣受付手段により受付可能とする設定を行うので、偽造貨幣が使用されているおそれのある遊技用装置が特定されたときに、貨幣受付手段の交換や調整等の措置をすぐには実施することができない場合であっても、受付可能な金種を限定することで偽造貨幣の使用を防止することができる。特に偽造貨幣は通常高額紙幣であるため、高額紙幣以外の貨幣を受付可能とすることで、偽造貨幣の使用による遊技場の損失を極力防止することができる。一方で、受付可能な貨幣により遊技が可能であるので遊技機の稼働率の低下を極力防止することができる。
【0032】
さらに請求項9に係る遊技用システムによれば、高額精算回数集計手段により集計された所定期間内における高額精算回数が所定回数に達した遊技用装置に対して、当該遊技用装置にて受付可能な貨幣の金種を受付金種指令手段により指令し、指令貨幣設定手段が、受付金種指令手段により指令された金種の貨幣のみを貨幣受付手段により受付可能とする設定を行うので、遊技場の店員による措置等を待つことなく、偽造貨幣が使用されているおそれのある遊技用装置で受付可能な金種を限定することで偽造貨幣の使用を防止することができる。
【0033】
請求項10に係る遊技用管理装置によれば、記録情報送信手段から送信された残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさが第1の所定の大きさ以上であることを条件として、高額精算回数加算更新手段が高額精算回数を加算更新し、報知手段が、所定期間内における高額精算回数が予め定められた所定回数に達した遊技用装置を特定可能な態様で報知するので、偽造貨幣が使用されているおそれのある遊技用装置を遊技場側で把握し、迅速な対応を行うことができる。これにより、偽造貨幣による遊技場の損失を極力防止することができる。特に、貨幣の識別能力の低い遊技用装置を狙って偽造貨幣が頻繁に使用される場合には、これを早い段階で把握して、遊技場の損失を最小減に抑えることができる。
【0034】
また請求項11に係る遊技用管理装置によれば、管理装置記憶手段が、残有価価値特定情報と対応付けて、当該残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさを記憶しており、精算処理手段が該残有価価値の大きさの範囲内で精算を実施するので、精算用記録媒体に記録された残有価価値の大きさの不正な書換による遊技場の損害を極力防止できる。
【0035】
また請求項12に係る遊技用管理装置によれば、記録情報送信手段から送信された残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさが第1の所定の大きさ以上であることを条件として、高額精算回数加算更新手段が高額精算回数を加算更新し、精算禁止処理手段が、所定期間内における高額精算回数が予め定められた所定回数に達した遊技用装置から排出された精算用記録媒体による精算を禁止するための処理を行うので、偽造貨幣が使用されているおそれのある遊技用装置から排出された精算用記録媒体による精算が禁止され、偽造貨幣による遊技場の損失を極力防止することができる。特に、貨幣の識別能力の低い遊技用装置を狙って偽造貨幣が頻繁に使用される場合には、早い段階で精算が禁止されるので、遊技場の損失を最小減に抑えることができる。
【0036】
また請求項13に係る遊技用管理装置によれば、管理装置記憶手段が、残有価価値特定情報と対応付けて、当該残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさを記憶しており、精算処理手段が該残有価価値の大きさの範囲内で精算を実施するので、精算用記録媒体に記録された残有価価値の大きさの不正な書換による遊技場の損害を極力防止できる。
【0037】
また請求項14に係る遊技用管理装置によれば、記録情報送信手段から送信された装置識別情報の遊技用装置に対応する高額精算回数が所定回数に達しており、かつ該装置識別情報と対応付けて管理装置記憶手段で記憶されている残有価価値の大きさが第2の所定の大きさ以上であることを条件として、精算禁止処理手段が精算を許諾しないので、高額精算回数が所定回数に達している場合であっても、偽造貨幣の使用による不正の可能性が低い第2の所定の大きさに満たない金額の精算は可能であり、遊技者の不便を解消できる。
【0038】
また請求項15に係る遊技用管理装置によれば、高額精算回数設定手段により遊技用装置毎に所定回数を設定変更するので、両替機設置の有無や、遊技用装置に対応する遊技機の種別やスペックに応じて適切な回数を設定することができる。
【0039】
また請求項16に係る遊技用管理装置によれば、金種指定受付手段により指定を受け付けた装置識別情報の遊技用装置に対して当該金種指定受付手段により指定を受け付けた貨幣の金種を特定可能な金種特定情報を受付金種特定情報送信手段により送信する。これにより、遊技用装置において、受付金種特定情報送信手段から送信されてきた金種特定情報から特定される金種の貨幣のみを貨幣受付手段により受付可能とする設定を行うので、偽造貨幣が使用されているおそれのある遊技用装置が特定されたときに、貨幣受付手段の交換や調整等の措置をすぐには実施することができない場合であっても、受付可能な金種を限定することで偽造貨幣の使用を防止することができる。特に偽造貨幣は通常高額紙幣であるため、高額紙幣以外の貨幣を受付可能とすることで、偽造貨幣の使用による遊技場の損失を極力防止することができる。一方で、受付可能な貨幣により遊技が可能であるので遊技機の稼働率の低下を極力防止することができる。
【0040】
さらに請求項17に係る遊技用管理装置によれば、高額精算回数集計手段により集計された所定期間内における高額精算回数が所定回数に達した遊技用装置に対して、当該遊技用装置にて受付可能な貨幣の金種を受付金種指令手段により指令する。これにより、遊技用装置において、受付金種指令手段により指令された金種の貨幣のみを貨幣受付手段により受付可能とする設定を行うので、遊技場の店員による措置等を待つことなく、偽造貨幣が使用されているおそれのある遊技用装置で受付可能な金種を限定することで偽造貨幣の使用を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0041】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下においては、リーダ/ライタを「R/W」,データベースを「DB」と略記する。
【0042】
まず、本発明に係る遊技用システムの概要について説明する。本発明に係る遊技用システム1は、図1に示すように、遊技機であるパチンコ機10に対応して設けられた遊技用装置であるカードユニット20と、該遊技用装置が設置される遊技場内に設けられる精算装置60と、同遊技場内に設けられる遊技用管理装置であるシステムコントローラ50を含むものである。またシステムコントローラ50は、後述する精算カード5の発行及び管理を行うカード会社に設けられている管理サーバ90と通信可能である。
【0043】
カードユニット20においては、図2及び図3に示すように、貨幣(紙幣2,硬貨3)を受け付けて、現金玉貸可能状態となり、該受け付けた貨幣の金額である入金金額を使用して遊技媒体であるパチンコ玉を貸与可能であると共に、該カードユニット20で記憶されており、前記入金金額のうちの遊技媒体の貸与に使用されなかった入金残額を、精算カード5の記録情報から特定可能にして(ここでは入金ID,入金残額をカード残額として精算カード5に記録して)、遊技者に返却することが可能である。
【0044】
また、カードユニット20では、精算カード5の記録情報から特定されるカード残額が零でない精算カード5(以下「残額有りの精算カード5」という。)を受け付けて、精算カード玉貸可能状態となり、該カード残額を使用してパチンコ玉を貸与可能である。
【0045】
精算装置60においては、図6に示すように、精算カード5を受け付けて、該精算カード5の記録情報から特定される(ここでは該精算カード5に記録されている)カード残額に相当する金額の貨幣を払い出して遊技者に返却することが可能である。
【0046】
システムコントローラ50は、図17,図19,及び図20に示すように、精算装置60が精算カード5を受け付けたときに、該精算装置60から精算カード5に記録されているカード残額を受信して、該カード残額と当該装置で管理している残額との照合等を行い、該照合等に基づいて精算を許諾する場合には、精算許諾情報を精算装置60に送信する。これを受信した精算装置60では、カード残額に相当する貨幣が返却される。
【0047】
また、システムコントローラ50は、図11に示すように、カードユニット20が残額有りの精算カード5を受け付けたときに、該カードユニット20から精算カード5に記録されているカード残額を受信して、該カード残額と当該装置で管理している残額との照合を行い、照合OKであれば精算カード貸与許諾情報をカードユニット20に送信する。これを受信したカードユニット20では、精算カード玉貸可能状態となる。
【0048】
ここで、本発明は、図8(a)及び図17に示すように、精算装置60において精算された金額が予め定められた第1の所定の大きさ以上である回数がカードユニット20毎に加算更新されてなる高額精算回数が高額精算回数基準値に達したカードユニット20の装置IDをシステムコントローラ50のディスプレイ54に表示する第1実施形態に係る遊技用システム1と、図19に示すように、高額精算回数が高額精算回数基準値に達したカードユニット20から排出された精算カード5による精算が行われようとする際に、システムコントローラ50が精算許諾を行わないことにより該精算カード5による精算を禁止する第2実施形態に係る遊技用システム1と、図20に示すように、システムコントローラ50が、高額精算回数が高額精算回数基準値に達したカードユニット20の装置IDを精算装置60に送信し、精算装置60が、システムコントローラ50から受信した装置IDのカードユニット20から排出された精算カード5による精算を行わないことにより該精算カード5による精算を禁止する第3実施形態に係る遊技用システム1とを含む。
【0049】
以下では、まず、第1実施形態に係る遊技用システム1について説明し、次に、第2実施形態に係る遊技用システム1について第1実施形態と異なる点についてのみ説明し、最後に、第3実施形態に係る遊技用システム1について第2実施形態と異なる点についてのみ説明する。
【0050】
[1.第1実施形態に係る遊技用システム1]
図1及び図2に示す遊技用システム1において、カードユニット20は、ハブ(HUB)30,中継器40,及び通信ケーブルを介して、システムコントローラ50と双方向のデータ通信可能に接続されており、各接続機器にはそれぞれローカルIPアドレスが付与されてローカルエリアネットワーク(LAN)が形成されている。また前記システムコントローラ50と精算装置60とは、個別の通信ケーブルを介して、比較的高速のデータ通信を実施可能に接続されている。また、前記システムコントローラ50は、通信回線を介して、カード会社に設置された管理サーバ90と双方向のデータ通信を実施できるように接続されていて、カード会社は、該管理サーバ90にて、各遊技場の精算カード5による売上や、システムコントローラ50及びカードユニット20のエラー状況等を把握できるようになっている。本発明に係る遊技用システム1では、図2及び図3に示すように、紙幣2,硬貨3,及び精算カード5が使用される。
【0051】
紙幣2は貨幣の一例であって、ここでは図3に示すように、1000円紙幣,2000円紙幣,5000円紙幣,及び10000円紙幣の4種類の紙幣である。また硬貨3も貨幣の一例であって、ここでは図3に示すように、100円硬貨,及び500円硬貨の2種類の硬貨である。
【0052】
精算カード5は精算用記録媒体の一例であって、残有価価値の大きさ(入金残額)を特定するための残有価価値特定情報(入金ID)と当該精算カード5を排出した遊技用装置(カードユニット20)を個々に特定するための装置特定情報(装置IDを特定するための入金ID)とが少なくとも記録されるものである。本例における精算カード5には、該精算カード5を個々に識別可能な精算カードIDと、残有価価値特定情報であると共に、当該精算カード5を排出した遊技用装置を特定するための装置特定情報を兼ねる情報としての入金IDと、残有価価値特定情報であると共に残有価価値の大きさである入金残額(ここではカード残額)と、が記録されている。
【0053】
この精算カード5は、長方形状を呈するプラスチック製の薄板における所定の部位に、精算カードID,入金ID,及びカード残額等が記録される記録領域(図示外)が形成されてなるものであり、ここでは該記録領域として不揮発性のEEPROMを備える非接触式の集積回路を搭載したICカードである。この精算カード5は、カードユニット20の精算カードストッカ27bに収納されており、入金残額が残存している状態でカード返却ボタン16が操作されることにより発行されて、カードユニット20及び精算装置60において使用される。
【0054】
カードユニット20は遊技用装置の一例であって、図2及び図3(a)に示すように、パチンコ機10に対応して(ここではパチンコ機10の左側に隣接して)設けられている。ここでパチンコ機10は遊技機の一例であって、遊技場における遊技島(図示外)において機種等に従って所定の位置に配置され、遊技媒体であるパチンコ玉を遊技領域に打ち込むことにより遊技を行うものであり、ここでは対応するカードユニット20と通信可能であり、該カードユニット20との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りが行われて玉貸処理が行われる、いわゆるCR式のパチンコ機である。
【0055】
このパチンコ機10は、図3(a)に示すように、その前面に遊技領域,上皿,下皿,及び発射ハンドル等を備えると共に、残度数表示器14,玉貸ボタン15,及びカード返却ボタン16を備え、図2に示すように、その内部に遊技制御基板11,払出制御基板12,及び玉払出装置13等を備えており、これらの各構成要素は図2に示すように接続されている。なお、このパチンコ機10は、各パチンコ機10毎に割り振られた台番号により個々に識別可能である。
【0056】
遊技制御基板11は、パチンコ機10における遊技状態を制御するものである。払出制御基板12は、カードユニット20の後述する玉貸通信部21と通信可能に接続され、パチンコ機10とカードユニット20との間における通信を司るものである。これにより、玉貸処理が行われる場合に、パチンコ機10とカードユニット20との間でパチンコ玉の貸出に関する信号のやり取りが行われる。また払出制御基板12は、玉払出装置13と接続され、該玉払出装置13を制御するものである。さらに払出制御基板12は、残度数表示器14,玉貸ボタン15,及びカード返却ボタン16とも接続されている。玉払出装置13は、玉貸処理が行われて遊技者に貸し出されたパチンコ玉や、遊技の結果として遊技者に付与されるパチンコ玉(いわゆる賞球)を払い出すものである。ここで残度数表示器14,玉貸ボタン15,及びカード返却ボタン16は、パチンコ機10の前面に配置されているものであるが、前記払出制御基板12を介してカードユニット20と通信可能に接続されているため、カードユニット20に属するものである。
【0057】
残度数表示器14は、ユニット制御部22のRAMに記録された入金残額に相当する残度数,又はカードR/W27にて受け付けている精算カード5に記録されたカード残額に相当する残度数を表示するための表示器である。ここで残度数は、入金残額やカード残額が所定の比率で変換されたもの(例えば100円=1度数)である。図2に示すように、残度数表示器14に玉貸通信部21から残度数を示す度数表示信号が入力されることにより、残度数が表示される。
【0058】
玉貸ボタン15は、ユニット制御部22のRAMに記録された入金残額,又はカードR/W27にて受け付けている精算カード5に記録されているカード残額を使用するための玉貸操作を受け付けるボタンである。図2に示すように、玉貸ボタン15が操作されたことにより、玉貸通信部21に貸出入力信号が入力され、該入力の検出によってユニット制御部22が玉貸ボタン15が操作された旨を認識する。
【0059】
カード返却ボタン16はカードR/W27により受け付けている精算カード5を排出するための排出操作を受け付けるものである。図2に示すように、カード返却ボタン16が操作されたことにより、玉貸通信部21に返却入力信号が入力され、該入力の検出によってユニット制御部22がカード返却ボタン16が操作された旨を認識し、カードR/W制御部28によりカードR/W27が受け付けている精算カード5の排出制御が行われ、該精算カード5がカード挿入口27aから排出されて遊技者に返却される。
【0060】
カードユニット20は、縦長の箱型の形状を呈するものであり、図3(a)に示すように、その前面に多機能ランプ25,紙幣挿入口23a,硬貨挿入口24a,硬貨返却ボタン24e,硬貨返却口24f,カード受付可ランプ26a,及びカード挿入口27a等を備え、図2及び図3(b)に示すように、その内部に玉貸通信部21,ユニット制御部22,紙幣識別機23,硬貨識別機24,カードR/W27,精算カードストッカ27b,カードR/W制御部28,及びシステムコントローラ用通信部28a等を備えており、これらの各構成要素は図2に示すように接続されている。なお、各カードユニット20は、装置IDによって個々に識別可能とされている。
【0061】
玉貸通信部21は、前述の如くパチンコ機10の払出制御基板12と通信可能に接続されている。この玉貸通信部21は、ユニット制御部22のパチンコ機10に対してのI/Oポートとして機能するものである。図2に示すように、この玉貸通信部21には、払出制御基板12からEXS信号,PRDY信号,前記貸出入力信号,及び前記返却入力信号が入力される。また、玉貸通信部21から払出制御基板12に対して、BRDY信号,BRQ信号,及び前記度数表示信号が出力される。なお、EXS信号,PRDY信号,BRDY信号,BRQ信号はパチンコ玉の払出を行う際の制御信号であり、各々EXS,PRDY,BRDY,BRQとも呼ぶ。
【0062】
紙幣識別機23は貨幣受付手段の一例であって、貨幣を受け付けるものであり、ここでは図3(b)に示すように、ユニット制御部22のRAMで記憶されている入金残額が零の状態,及びカードR/W27が精算カード5を受け付けていない状態で、紙幣挿入口23aから挿入され搬送されてきた紙幣2を受け付けて、該受け付けた紙幣2が前記4種類の紙幣のうちのいずれの紙幣であるかを識別する(いずれの紙幣でもなければ正規の紙幣ではないと識別する)識別機である。この識別により、受付けた紙幣が正規の紙幣2(1000円紙幣、2000円紙幣、5000円紙幣、10000円紙幣)であれば、識別結果(識別された紙幣2に応じた入金金額)をユニット制御部22に出力する。なお識別が完了した正規の紙幣2は、紙幣通路23bを通じてカードユニット20の背面から外部に排出され、遊技島に設けられた紙幣搬送機構(図示外)により搬送されて、金庫(図示外)に回収される。なお、正規の紙幣ではないと識別した場合には、受け付けた紙幣2を紙幣挿入口23aから返却する。
【0063】
硬貨識別機24も貨幣受付手段の一例であって、貨幣を受け付けるものであり、ここでは図3(b)に示すように、ユニット制御部22のRAMで記憶されている入金残額が零の状態,及びカードR/W27が精算カード5を受け付けていない状態で、硬貨挿入口24aから投入され、硬貨通路24bを通じて搬送された硬貨3を受け付けて、該受け付けた硬貨3が前記2種類の硬貨のうちのいずれの硬貨であるかを識別する(いずれの硬貨でもなければ正規の硬貨ではないと識別する)識別機である。この識別により、受付けた硬貨が正規の硬貨3(100円硬貨、500円硬貨)であれば、識別結果(識別された硬貨3に応じた入金金額)をユニット制御部22に出力する。なお識別が完了した正規の硬貨3は、硬貨通路24cを通じてカードユニット20の背面から外部に排出され、遊技島に設けられた硬貨搬送機構(図示外)により搬送されて、金庫(図示外)に回収される。硬貨返却ボタン24eは、硬貨通路24bや硬貨識別機24において詰まった硬貨3の返却操作を受け付けるためのボタンであり、遊技者により硬貨返却ボタン24eが操作されると、該詰まった硬貨3が硬貨通路24dを通じて硬貨返却口24fに戻る。なお、正規の硬貨ではないと識別した場合には、受け付けた硬貨3を硬貨通路24dを通じて硬貨返却口24fから返却する。
【0064】
ユニット制御部22は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROM(あるいはEEPROM)に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、カードユニット20に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
【0065】
このユニット制御部22のRAMは、貨幣受付手段(紙幣識別機23,硬貨識別機24)により受け付けた貨幣(紙幣2,硬貨3)の金額に相当する有価価値の大きさである受付有価価値の大きさ(入金金額)を残有価価値の大きさ(入金残額)として記憶するものである。具体的には、紙幣識別機23,硬貨識別機24が紙幣2,硬貨3を受け付けて識別した際に、該識別された紙幣2,硬貨3に相当する金額(以下「入金金額」と呼ぶ)を入金残額(入金金額のうち使用されていない金額とする)として当該ユニット制御部22のRAMに記憶する処理を行う。
【0066】
またユニット制御部22は貨幣貸与処理手段の一例であって、貨幣受付手段により受け付けた貨幣の金額に相当する有価価値の大きさである受付有価価値の大きさ(入金金額)の範囲内における所定の大きさの有価価値に相当する遊技媒体(パチンコ玉)を貸与するための貸与処理(現金玉貸処理)を行うものである。
【0067】
具体的には、現金玉貸可能状態において、玉貸ボタン15が操作されて貸出入力信号が入力されたときに、RAMに記録された入金残額と予め設定された玉貸設定金額(例えば500円)とを比較して、入金残額≧玉貸設定金額であれば該玉貸設定金額に相当する度数のパチンコ玉の払出を払出制御基板12に対して指示し、払出制御基板12が該指示された度数分のパチンコ玉の払出を玉払出装置13により行う。一方、入金残額<玉貸設定金額であれば該入金残額に相当する度数のパチンコ玉の払出を払出制御基板12に対して指示し、払出制御基板12が該指示された度数分のパチンコ玉の払出を玉払出装置13により行う。
【0068】
なお、貨幣貸与処理手段として機能するユニット制御部22は、ユニット制御部22のRAMに入金金額が記憶された際に、該入金金額が予め定められた金額(ここでは1000円)以下であれば、該入金金額(=入金残額)に相当する度数のパチンコ玉の払出を払出制御基板12に対して指示し、払出制御基板12が該指示された度数分(入金金額分)のパチンコ玉の払出を玉払出装置13により行う。以下、貨幣貸与処理手段による貸与処理を「現金玉貸処理」と呼ぶ。
【0069】
またユニット制御部22は、前記貨幣貸与処理手段(ユニット制御部22)により貸与処理(現金玉貸処理)に使用される有価価値の大きさである貸与有価価値の大きさ(使用金額)をユニット制御部22のRAMで記憶されている残有価価値の大きさ(入金残額)から減算するものである。
【0070】
具体的には、現金玉貸処理が行われるときに、入金残額≧玉貸設定金額であれば該玉貸設定金額を使用金額としてRAMに記録されている入金残額から減算する処理を行い、入金残額<玉貸設定金額であれば該入金残額を使用金額としてRAMに記録された入金残額から減算する処理を行う。また、入金金額が予め定められた金額(ここでは1000円)以下であれば、該入金金額に相当する度数の現金玉貸処理が行われるときに、該入金金額を使用金額としてRAMに記録されている入金残額から減算する処理を行う(即ち入金残額が零になる)。
【0071】
さらにユニット制御部22は指定貨幣設定手段の一例であって、後述する受付金種特定情報送信手段(ユニット用通信部51a)から送信されてきた金種特定情報から特定される金種の貨幣のみを前記貨幣受付手段(紙幣識別機23,硬貨識別機24)により受付可能とする設定を行うものである。具体的には、ユニット用通信部51aから送信されてきた金種特定情報から特定される金種のうち紙幣2に対応する金種(即ち1000円,2000円,5000円,10000円のいずれか又はこれらの組み合わせ)の貨幣を紙幣識別機23により受付可能とし、同金種特定情報から特定される金種のうち硬貨3に対応する金種(即ち100円,500円のいずれか又は両方)の貨幣を紙幣識別機23により受付可能とする。
【0072】
このユニット制御部22の他の機能については後述する。
【0073】
多機能ランプ25は、カードユニット20の動作状態を報知するものであり、3原色であるRGB光の各色の発光が可能なLEDモジュールを内在しており、これらRGB光の発光を制御することで、発光色を可変できるようになっている。この発光制御はユニット制御部22が備えるLED制御部により行われる。一例として、多機能ランプ25により、当該カードユニット20とシステムコントローラ50との間における通信状態等を報知する。
【0074】
カード受付可ランプ26は、残額有りの精算カード5の受付が可能である旨を点灯状態となることにより報知する。
【0075】
カードR/W27は、精算用記録媒体(精算カード5)を受け付けるものである。具体的には、精算カードストッカ27bから搬送されて受け付けた精算カード5,又は当該カードR/W27に留保されている精算カード5に対して入金ID及びカード残額を記録する(書き込む)と共に、カード挿入口27aから精算カード5を受け付けて、該精算カード5に記録されている精算カードID,入金ID,及びカード残額を読み取るものである。このカードR/W27は、前記ICカードである精算カード5に対応したICカードR/Wを備えている。
【0076】
精算カードストッカ27bは、カードR/W27の背面側に設けられ、入金ID及びカード残額が記録されていない精算カード5(いわゆる生カード)を所定数(例えば10枚)迄ストックするものであり、カードR/W27と連接され、カードR/W27から搬送されてきた精算カード5をストックするものである。また、カードR/W27がカード残額を記録するにあたり、精算カードストッカ27bにストックされている精算カード5がカードR/W27に搬送される。
【0077】
カードR/W制御部28は、カードR/W27が受け付けた精算カード5とのデータ送受を行う通信部や、カードR/W27の制御を行うコントローラ等を備えている。このカードR/W制御部28は、図2に示すように、ユニット制御部22に接続されており、該ユニット制御部22との各種データの送受が実施可能とされている。
【0078】
またカードR/W制御部28は、システムコントローラ用通信部28aを備えている。このシステムコントローラ用通信部28aは、ハブ30,中継器40,及び通信ケーブルを介して、システムコントローラ50のユニット用通信部51aに接続され、カードR/W制御部28とシステムコントローラ50とのデータ通信を実施可能とされている。
【0079】
システムコントローラ用通信部28aは、貨幣受付手段(紙幣識別器23,硬貨識別器24)により受け付けた貨幣(紙幣2,硬貨3)の金額に相当する有価価値の大きさである受付有価価値の大きさ(入金金額)を外部に送信するものである。具体的には紙幣識別機23,硬貨識別機24により識別された入金金額をユニット制御部22を介して受信したカードR/W制御部28が、該入金金額(=ユニット制御部22のRAMに記憶されている入金残額)を、当該カードユニット20の装置IDと共に、システムコントローラ用通信部28aからシステムコントローラ50に対して送信する。
【0080】
またシステムコントローラ用通信部28aは、貸与有価価値の大きさ(現金玉貸処理における使用金額)を残有価価値特定情報(入金ID)と共に遊技用管理装置(システムコントローラ50)に対して送信するものである。具体的には、現金玉貸処理が行われたときに、ユニット制御部22から使用金額,入金IDを受信したカードR/W制御部28が、該使用金額,該入金IDを、当該カードユニット20の装置IDと共に、システムコントローラ用通信部28aからシステムコントローラ50に対して送信する。本例では、後述する精算カード玉貸処理が行われたときにも、システムコントローラ用通信部28aが、使用金額と入金ID(精算カード5に記録されている)を、当該カードユニット20の装置IDと共に、システムコントローラ50に対して送信する。
【0081】
さらにシステムコントローラ用通信部28aは、カードR/W27により精算カード5を受け付けたときに、残有価価値特定情報(入金ID)を含む貸与許諾要求を遊技用管理装置(システムコントローラ50)に対して送信するものである。具体的には、カードR/W27が、残額有りの精算カード5を受け付けて精算カードID,入金ID,カード残額を読み取ると、カードR/W制御部28が、該読み取った精算カードID,入金ID,カード残額を含む貸与許諾要求を、当該カードユニット20の装置IDと共に、システムコントローラ用通信部28aからシステムコントローラ50に対して送信する。
【0082】
カードR/W制御部28は精算用記録媒体処理手段の一例であって、受付有価価値の大きさ(入金金額)から前記貨幣貸与処理手段により貸与処理に使用された有価価値の大きさである貸与有価価値の大きさ(使用金額)を減算した残有価価値の大きさ(入金残額)を特定するための残有価価値特定情報(入金ID)と当該遊技用装置(カードユニット20)を特定するための装置特定情報(装置IDを特定するための入金ID)とが少なくとも記録された精算用記録媒体(精算カード5)を排出する処理を行うものである
【0083】
ここで精算用記録媒体処理手段であるカードR/W28は、残有価価値特定情報と装置特定情報とを兼ねる情報としての残有価価値特定情報(入金ID)が少なくとも記録された精算用記録媒体(精算カード5)を排出する処理を行うものである。
【0084】
具体的には、精算カード5を個々に識別可能な精算カードIDと、残有価価値特定情報であると共に装置特定情報である入金IDと、残有価価値の大きさ(カード残額)とが記録された精算カード5を排出する処理を行う。即ち、入金残額が零でない状態でカード返却ボタン16が操作されると、ユニット制御部22のRAMに記憶されている入金ID及び入金残額が精算カード5に記録されて排出される。
【0085】
次に前述したユニット制御部22の他の機能について説明する。
【0086】
ユニット制御部22は、カードR/W27により受け付けた精算用記録媒体(精算カード5)の記録情報から特定される有価価値の大きさ(カード残額)の範囲内における所定の大きさの有価価値に相当する遊技媒体(パチンコ玉)を貸与するための貸与処理(精算カード玉貸処理)を行うものであり、ここでは後述するユニット用通信部51aから精算カード貸与許諾情報が送信されてきたことを条件として、カードR/W27により受け付けた精算カード5に記録されているカード残額の範囲内における所定の大きさの有価価値に相当する遊技媒体を貸与するための貸与処理を行うものである。
【0087】
具体的には、精算カード貸与許諾情報を受信したことにより精算カード玉貸可能状態となり、玉貸ボタン15が操作されて貸出入力信号が入力されたときに、精算カード5に記録されたカード残額と予め設定された玉貸設定金額(例えば500円)とを比較して、カード残額≧玉貸設定金額であれば該玉貸設定金額に相当する度数のパチンコ玉の払出を払出制御基板12に対して指示し、払出制御基板12が指示された度数分のパチンコ玉の払出を玉払出装置13により行う。一方、カード残額<玉貸設定金額であれば該カード残額に相当する度数のパチンコ玉の払出を払出制御基板12に対して指示し、払出制御基板12が該指示された度数分のパチンコ玉の払出を玉払出装置13により行う。以下、精算用記録媒体貸与処理手段による貸与処理を「精算カード玉貸処理」と呼ぶ。
【0088】
またユニット制御部22は、前記精算カード玉貸処理に使用される貸与有価価値の大きさ(使用金額)を精算用記録媒体受付手段(カードR/W27)により受け付けた精算用記録媒体(精算カード5)の記録情報から特定される有価価値の大きさ(カード残額)から減算するための減算処理を行うものであり、ここでは該貸与有価価値の大きさを精算用記録媒体受付手段により受け付けた精算用記録媒体に記録されている残有価価値の大きさ(カード残額)から減算する減算処理を行うものである。
【0089】
具体的には、精算カード玉貸処理が行われるときに、カード残額≧玉貸設定金額であれば該玉貸設定金額を使用金額として精算カード5に記録されているカード残額から減算する処理を行い、カード残額<玉貸設定金額であれば該カード残額を使用金額として精算カード5に記録されたカード残額から減算する処理を行う。
【0090】
ここで、現金玉貸処理,精算カード玉貸処理等の貸与処理における制御状況を図4に基づき説明する。前記パチンコ機10の払出制御基板12は、前記カードユニット20のユニット制御部22(即ち玉貸通信部21)と接続されて通信が可能な状態であるとスタンバイ状態となり、前記PRDYをLowとする(S1)。
【0091】
このようにPRDYがLowである状態において、ユニット制御部22がパチンコ玉の払出を払出制御基板12に指示するにあたり、BRDYをLowとし(S2)、この状態において、更にBRQをLowとする(S3)。
【0092】
次いで、前記払出制御基板12は、前記BRDYのLowを検出した状態においてBRQのLowを検出すると、パチンコ玉の払出が可能であるか確認し、可能である場合には、前記EXSをLowとする(S4)。
【0093】
該EXSのLowを検出したユニット制御部22は、前記BRQをHighとし(S5)、該BRQのHighを検出した払出制御基板12は、玉払出装置13に玉払出信号を出力し、これに基づき1度数に該当するパチンコ玉数(例えば消費税を考慮しないのであれば25個、消費税を考慮するのであれば消費税率に応じて24個,23個…等の、具体的な玉数であり、予めシステムコントローラ50等により設定され、カードユニット20に配信されている)の払出が実施されるとともに、該払出の終了に基づき、前記EXSをHighとする(S6)。
【0094】
該EXSのHighを検出したユニット制御部22は、入金残額又はカード残額から1度数に相当する金額を減算するとともに、前記残度数表示器14に表示されている残度数から1度を減算して表示更新する。
【0095】
これら(S3)〜(S6)の信号制御並びに減算更新は、ユニット制御22から払出制御基板12に対して指示される度数分繰返し実施され、これら制御が終了した後、BRDYをHighとして(S7)、貸与処理を終了する。
【0096】
このようにカードユニット20のユニット制御部22から出力されるBRQのHighの検出回数に基づき、前記払出制御基板12は指示された度数に該当する数量のパチンコ玉の払出を実施するようになっている。
【0097】
尚、本実施例においては、前記S6が終了した段階で1度数分の金額を減算するようにしているが、前記S3〜S6の処理をユニット制御22の指示度数分(例えば5度分の貸出であれば5回)繰返し実施した後、すなわち、貸出度数分のパチンコ玉が払い出された後、該貸し出された度数(例えば5度分の貸出であれば5度)分の金額を減算するようにしても良い。残度数の表示更新についても同様である。
【0098】
パチンコ機10において、玉払出装置13から払い出されたパチンコ玉は、上皿に供給され、発射ハンドルの操作により遊技領域の内部に打ち込まれて、遊技が行われる。そして該打ち込まれたパチンコ玉が、遊技領域に形成された入賞口に入賞すると、払出制御基板12から発せられる払出信号に基づいて、賞球として玉払出装置13からパチンコ玉が払い出されて、上皿又は下皿に供給される。
【0099】
次に、システムコントローラ50について説明する。システムコントローラ50は遊技用管理装置の一例であって、遊技場内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられるものであり、図2に示すように接続されるユニット用通信部51a,場外通信部51b,精算装置用通信部51c,制御部52,ハードディスク53,ディスプレイ54,及び入力装置55等を備えている。
【0100】
ユニット用通信部51aは、前述の如くカードユニット20のシステムコントローラ用通信部28aと通信可能に接続されており、システムコントローラ50とカードユニット20との間における通信を司るものである。
【0101】
このユニット用通信部51aは受付金種特定情報送信手段の一例であって、後述する金種指定受付手段(ディスプレイ54,入力装置55)により指定を受け付けた装置識別情報(装置ID)の遊技用装置(カードユニット20)に対して当該金種指定受付手段により指定を受け付けた貨幣の金種を特定可能な金種特定情報を送信するものである。具体的には、後述する図8(b)に示す受付可能貨幣指定画面にて指定された装置IDのカードユニット20に対して,同画面にて指定された受付可能貨幣を特定可能な金種特定情報を送信するものである。
【0102】
またユニット用通信部51aは、後述する制御部52により生成された残有価価値特定情報(入金ID)を前記受付有価価値の大きさ(入金金額)の送信元である遊技用装置(カードユニット20)に対して送信するものである。即ち、入金金額の受信に基づき制御部52により生成された入金IDを、該入金金額の送信元であるカードユニット20に対して送信する。
【0103】
またユニット用通信部51aは、後述する制御部52により、精算カード5のカード残額が後述する精算カードDBで記憶しているカード残額以下であると判定されたことを条件として、前記貸与を許諾する旨を示す精算カード貸与許諾情報を前記貸与許諾要求の送信元であるカードユニット20に対して送信するものである。即ち、後述する制御部52により、受信したカード残額≦受信した入金IDに対応付けて精算カードDBに記憶しているカード残額、と判定されたことを条件として、精算カード貸与許諾情報を前記貸与許諾要求の送信元のカードユニット20に送信する。
【0104】
場外通信部51bは、電話回線を通じて遊技場外の通信機器とのデータ通信を可能とするためのデジタルサービスユニット(DSU)等を備え、カード会社に設けられた管理サーバ90と通信可能に接続されており、システムコントローラ50と管理サーバ90との間における通信を司るものである。
【0105】
精算装置用通信部51cは、精算装置60の通信部61と通信可能に接続されており、システムコントローラ50と精算装置60との間における通信を司るものである。
【0106】
この精算装置用通信部51cは、後述する制御部52により、精算装置60から送信されてきた精算許諾要求に含まれる残有価価値の大きさ(カード残額)が精算カードDBで記憶されているカード残額以下であると判定されたことに基づいて、前記精算を許諾する旨を示す精算許諾情報を精算許諾要求の送信元である精算装置60に対して送信するものである。
【0107】
本第1実施形態においては、受信したカード残額≦受信した入金IDに対応付けて精算カードDBに記憶している残額、と判定されたことを条件として、精算許諾情報を精算装置60に送信する。
【0108】
記憶装置であるハードディスク53は図5に示す各種のDBを記憶している。
【0109】
図5(a)に示す入金情報DBには、入金に際して後述する制御部52により生成された残有価価値特定情報である「入金ID」と、該入金IDにより特定される残有価価値の大きさである「残額」が記憶されている。なお、この入金情報DBにおける「残額」が更新されると、該「残額」に対応する入金情報DBの「入金ID」が、以下の精算カードDB,カードユニットDBに記憶されている入金IDと一致するか否かの判定が実施され、一致する場合には、該記憶されている入金IDに対応する「カード残額」又は「残額」も入金情報DBにおける残額に更新される。即ち精算カードDB,カードユニットDBにおけるカード残額又は残額は、入金情報DBの残額の記憶,更新に伴い自動的に記憶,更新されるようになっている。
【0110】
この入金情報DBは、システムコントローラ用通信部28aから送信されてきた受付有価価値の大きさ(入金金額)を残有価価値の大きさ(残額)として該残有価価値の大きさを特定するための残有価価値特定情報(入金ID)と対応付けて記憶するものである。具体的には、図5(a)に示す入金情報DBにおいて、受信した入金金額を「残額」として記憶すると共に、該残額を特定するための入金IDをこれに対応付けて記憶する。
【0111】
即ち、カードユニット20から入金金額,装置IDが送信されてきた際に、制御部52により入金IDが生成され、該生成された入金IDと、前記入金金額が対応付けられて入金情報DBに記憶される。
【0112】
図5(b)に示す精算カードDBには、精算カード5を個々に識別可能な「精算カードID」に対応付けて、該精算カード5に記録された「入金ID」と、該入金IDに対応付けて入金情報DBに記憶されている残額である「カード残額」と、該精算カードIDが記録された精算カード5を排出したカードユニット20の「装置ID」が記憶されている。
【0113】
この精算カードDBは管理装置記憶手段の一例であって、前記残有価価値特定情報(入金ID)と対応付けて、当該残有価価値特定情報から特定される残有価価値の大きさ(カード残額)と、当該残有価価値特定情報が記録された精算用記録媒体(精算カード5)を前記精算用記録媒体処理手段(カードR/W制御部28)により排出した遊技用装置(カードユニット20)を個々に識別可能な装置識別情報(装置ID)とを記憶するものである。
【0114】
具体的には、カードユニット20への入金に際して、後述する図10に示すように、入金金額と当該カードユニット20の装置IDがシステムコントローラ50に送信され、システムコントローラ50にて、後述する制御部52により受信した入金金額についての入金IDが生成される。ここで生成された入金IDが前記入金金額と共に受信した装置IDに対応付けてカードユニットDBに記憶される。この記憶処理によって、入金IDが、カードユニット20を個々に識別可能な装置識別情報である装置IDと対応付けられるので、該記憶処理後は、入金IDから装置IDを特定可能となり、入金IDがカードユニット20を特定するための装置特定情報として作用する。
【0115】
さらに、精算カード5がカードユニット20から排出されるにあたり、該精算カード5の精算カードID,該精算カード5に記録される入金ID,カード残額(=ユニット制御部22のRAMに記憶されている入金残額),及び当該カードユニット20の装置IDがシステムコントローラ用通信部51aからシステムコントローラ50に送信される。これを受信したシステムコントローラ50においては、受信した精算カードIDに対応付けて、同受信した入金ID,同受信したカード残額,同受信した装置IDを精算カードDBに記憶する。この記憶処理によって、入金IDと共に精算カードIDも、装置識別情報である装置IDと対応付けられるので、該記憶処理後は、入金IDと共に、精算カードIDもカードユニット20を特定するための装置特定情報として作用する。
【0116】
図5(c)に示すカードユニットDBには、カードユニット20を個々に識別可能な「装置ID」に対応付けて、該装置IDのカードユニット20に対応して設けられるパチンコ機10を識別可能な「台番号」と、該台番号のパチンコ機10の機種を識別可能な「機種名」と、該台番号のパチンコ機10が第1種(いわゆるデジパチ),第2種(いわゆる羽根モノ),第3種(いわゆる権利モノ)のいずれの種別に属するかを識別可能な「種別」と、該装置IDのカードユニット20が受け付けている精算カード5から読み取られた「精算カードID」と、該カードユニット20への入金の際に生成された入金ID,又は前記精算カード5から読み取られた入金IDである「入金ID」と、該入金IDに対応付けて入金情報DBに記憶されている残額である「残額」と、該装置IDのカードユニット20に対して設定された「高額精算回数基準値」と、該装置IDのカードユニット20から排出された精算カード5による「高額精算回数」と、該装置IDのカードユニット20にて受付可能な貨幣である「受付可能貨幣」と、が記憶されている。
【0117】
なお、システムコントローラ50側では、このカードユニットDBの各装置IDについて、精算カードIDが記憶されている場合には、精算カード5を使用した遊技が行われている旨を特定でき、精算カードIDが記憶されておらず入金IDが記憶されている場合には、現金により遊技が行われている旨を特定できる。
【0118】
ここで、本第1実施形態において、前記「受付可能貨幣」は、初期状態(デフォルト状態)では、100,500,1000,2000,5000,10000(各々、100円,500円,1000円,2000円,5000円,10000円を示す)の全貨幣であり、後述する図8(b)に示す受付可能貨幣指定画面にて装置ID,受付可能貨幣が指定されたときには、該指定された装置IDの「受付可能貨幣」が該指定された受付可能貨幣となる。
【0119】
制御部52は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク53又はROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、システムコントローラ50に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
【0120】
この制御部52は、システムコントローラ用通信部28aから受付有価価値の大きさ(入金金額)が送信されてきたときに、残有価価値特定情報(入金ID)を生成するものである。具体的には、カードユニット20から入金金額,装置IDを受信して残有価価値特定情報である入金IDを生成する。
【0121】
また制御部52は、システムコントローラ用通信部28aから送信されてきた貸与許諾要求に含まれる残有価価値の大きさ(カード残額)が、該送信されてきた貸与許諾要求に含まれる残有価価値特定情報(入金ID)と対応付けて前記精算カードDBで記憶されているカード残額以下であるか否かを判定するものである。具体的には、カードユニット20から送信されてきた精算カードID,入金ID,及びカード残額を含む貸与許諾要求,並びに装置IDを受信したときに、該受信したカード残額が、該受信した入金IDに対応付けて精算カードDBに記憶されている残額以下であるか否かを判定するものである。
【0122】
また制御部52は、システムコントローラ用通信部28aから送信されてきた貸与有価価値の大きさ(使用金額)を、該貸与有価価値の大きさと共に送信されてきた残有価価値特定情報(入金ID)と対応付けて入金情報DBで記憶されている残有価価値の大きさ(残額)から減算するものである。具体的には、システムコントローラ用通信部28aから入金ID,使用金額,装置IDを受信したときに、該受信した入金IDに対応付けて入金情報DBに記憶されている残額から受信した使用金額を減算する処理を行う。
【0123】
また制御部52は、精算装置60から送信されてきた精算許諾要求に含まれる残有価価値の大きさ(入金残額)が、該送信されてきた精算許諾要求に含まれる残有価価値特定情報(入金ID)と対応付けて精算カードDBで記憶されている残有価価値の大きさ(カード残額)以下であるか否かを判定するものである。具体的には、精算装置60から送信されてきた精算許諾要求(入金ID,カード残額を含む)を受信した際に、該精算許諾要求に含まれるカード残額が、同精算許諾要求に含まれる入金IDに対応付けて精算カードDBに記憶されているカード残額以下(受信したカード残額≦受信した入金IDに対応付けて精算カードDBで記憶されているカード残額)であるか否かを判定する。
【0124】
本第1実施形態においては、精算許諾要求(入金ID,カード残額を含む)を受信した際に、該精算許諾要求に含まれるカード残額が、同精算許諾要求に含まれる入金IDに対応付けて精算カードDBに記憶されているカード残額以下(受信したカード残額≦受信した入金IDに対応付けて精算カードDBで記憶されているカード残額)であると制御部52により判定されると、前記ユニット用通信部51aから、精算を許諾する旨を示す精算許諾情報が前記精算許諾要求の送信元である精算装置60に対して送信される。
【0125】
また制御部52は高額精算回数加算更新手段の一例であって、後述する記録情報送信手段(通信部61)から送信された残有価価値特定情報(入金ID)から特定される残有価価値の大きさ(カード残額)が予め定められた第1の所定の大きさ(高額精算基準金額)以上であることを条件として、該記録情報送信手段から送信された装置特定情報(入金ID)から特定される遊技用装置(入金IDから特定される装置IDのカードユニット20)に対応する高額精算回数を加算更新するものである。
【0126】
ここで、高額精算回数加算更新手段である制御部52は、後述する記録情報送信手段(通信部61)から送信された残有価価値特定情報(入金ID)と対応付けて前記管理装置記憶手段(精算カードDB)で記憶されている残有価価値の大きさ(カード残額)が予め定められた第1の所定の大きさ(高額精算基準金額)以上であることを条件として、当該残有価価値特定情報と対応付けて前記管理装置記憶手段で記憶されている装置識別情報(装置ID)の遊技用装置(カードユニット20)に対応する高額精算回数を加算更新する。
【0127】
具体的には、精算装置60にて精算が終了した際に送信される精算完了通知を受信したときに、該精算完了通知に含まれる入金IDに対応付けて精算カードDBで記憶されている金額(即ち精算された金額)を特定し、該特定された金額が後述する図7の高額精算回数基準値設定画面にて設定される高額精算基準金額以上であるか否かを判定し、高額精算基準金額以上であると判定されたときには、該入金IDに対応付けて精算カードDBで記憶されている装置IDを特定し、カードユニットDBにおいて、該特定した装置IDに対応する高額精算回数に1を加算して更新する処理を行う。
【0128】
ディスプレイ54は、各種の情報を表示するための表示デバイスであり、例えば液晶ディスプレイである。
【0129】
このディスプレイ54は報知手段の一例であって、前記高額精算回数加算更新手段(制御部52)により加算更新された所定期間(集計期間)内における高額精算回数が予め定められた所定回数(高額精算回数基準値)に達した遊技用装置(カードユニット20)を特定可能な態様で報知するものである。
【0130】
具体的には、図8(a)に示すように、報知画面によって高額精算回数が高額精算回数基準値に達したカードユニット20の装置IDがディスプレイ54により表示される。この報知画面においては、前記装置IDと共に、該装置IDのカードユニット20から排出された精算カード5による高額精算回数と、該装置IDのカードユニット20にて受付可能な金種の貨幣も併せて表示される。
【0131】
入力装置55はシステムコントローラ50に各種の情報を入力するためのデバイスであり、例えばキーボードやマウスである。
【0132】
ここで、上記ディスプレイ54及び入力装置55は高額精算回数設定手段の一例であって、遊技用装置(カードユニット20)毎に前記所定回数(高額精算回数基準値)を設定変更するものである。この設定変更の方法について図7を参照して説明する。
【0133】
システムコントローラ50のディスプレイ54には、図7(a)に示す高額精算回数基準値設定画面が表示される。この画面は、制御部52により高額精算回数基準値設定プログラムが実行されることで表示される。この画面の上部には、高額精算回数の加算更新を行う集計期間(前記所定期間に相当)を設定するための入力欄と、ラジオボタンが設けられており、各ラジオボタンは、各々「時間」,「日」,「週」単位に対応している。該ラジオボタンにより所望の単位を選択し、「集計期間」と表示される右側の入力欄に該ラジオボタンにより選択された単位に基づく所望の数値を入力すると、画面下部の「設定ボタン」が選択されることで、入力欄に入力された数値×ラジオボタンにより選択された単位、の期間が集計期間として設定され、ハードディスク53(又はEEPROM)に記憶される。
【0134】
また集計期間の入力欄の下方には、高額精算基準金額(前記第1の所定の大きさに相当)を設定するための入力欄が設けられている。「高額精算基準金額」と表示される右側の入力欄に所望の金額を入力すると、画面下部の「設定ボタン」が選択されることで、入力欄に入力された金額が高額精算基準金額として設定され、ハードディスク53(又はEEPROM)に記憶される。
【0135】
さらに高額精算回数基準値の入力欄の下方には、カードユニットDBに記憶されている「機種名」が表示され、該「機種名」に対応付けてカードユニット20に記憶されている「種別」と、該「機種名」のパチンコ機10に対応する「高額精算回数基準値」(前記所定回数に相当)を設定するための入力欄が設けられている。即ち、システムコントローラ50の管理者は、機種名,及び種別を参照しつつ該機種名,種別のパチンコ機10に対応して設けられるカードユニット20から排出された精算カード5による高額精算回数基準値を入力することができる。この「高額精算回数基準値」の入力欄に所望の回数を入力すると、画面下部の「設定ボタン」が選択されることで、入力欄に入力された回数が、該入力欄に対応して表示されている「機種名」に対応付けてカードユニットDBに「高額精算回数基準値」として記憶される。この際、カードユニットDBにおいて、前記「機種名」に対応する「装置ID」が全て特定され、該特定された「装置ID」各々に対応付けて、前記入力された回数が「高額精算回数基準値」として記憶される。
【0136】
なお、図7(a)に表示されている機種名にマウスのカーソルを合わせて選択すると、図7(b)に示すように、該選択された機種名と対応付けてカードユニット20に記憶されている装置IDが表示され、各装置IDに対応する高額精算回数基準値を設定するための入力欄が表示される。この「高額精算回数基準値」の入力欄に所望の回数を入力すると、画面下部の「設定」ボタンが選択されることで、入力欄に入力された回数が、該入力欄に対応して表示されている「装置ID」に対応付けてカードユニットDBに「高額精算回数基準値」として記憶される。
【0137】
このように、高額精算回数設定手段であるディスプレイ54,入力装置55によりカードユニット20毎に所定回数を設定変更するので、両替機設置の有無や、カードユニット20に対応するパチンコ機10の種別やスペックに応じて適切な回数を設定することができる。例えば、高額貨幣を低額貨幣に両替する両替機が設置されていない遊技場においては、自ずと高額紙幣の使用頻度が高くなり、、比較的高額のカード残額が記録された精算カード5が発行されることが多くなることから、高額精算回数基準値を高めに設定するのが適切である。また種別が第2種のパチンコ機10では、通常、使用金額が第1種や第3種に比して低額であるため、比較的高額のカード残額が記録された精算カード5が発行されることが多くなることから、第2種のパチンコ機10に対応するカードユニット20については、高額精算回数基準値を第1種,第3種のパチンコ機10に対応するカードユニット20に比して高めに設定するのが適切である。
【0138】
なお、図7(a),(b)に示す高額精算回数基準値設定画面において、「キャンセル」ボタンが選択されると、今回入力,選択された内容が反映されず、前回「設定」ボタンが選択された際の設定が継続する。
【0139】
また、ディスプレイ54及び入力装置55は金種指定受付手段の一例であって、前記装置識別情報(装置ID)及び該装置識別情報の遊技用装置(カードユニット20)にて受付可能な貨幣(紙幣2,硬貨3)の金種の指定を受け付ける()ものである。この設定変更の方法について図8を参照して説明する。
【0140】
図8(a)に示す報知画面において、高額精算回数が高額精算回数基準値に達しているカードユニット20の装置IDが報知されている状態で、表示されている装置IDにマウスのカーソルを合わせて選択すると、図8(b)に示すように該選択された装置IDのカードユニット20にて受付可能な貨幣を指定するための受付可能貨幣設定画面が表示される。この画面では各金種の貨幣に対応するチェックボックスが設けられ、選択された装置IDに対応付けてカードユニットDBで記憶されている受付可能貨幣がチェックされた状態となっている。ここで、システムコントローラ50の管理者が、チェックボックスにより当該装置IDのカードユニット20にて受付可能な金種をチェックして、「設定」ボタンをクリックすることにより、該チェックされた金種を特定可能な金種特定情報がユニット用通信部51aから当該装置IDのカードユニット20に送信され、指定貨幣設定手段であるユニット制御部22により、受信した金種特定情報から特定される金種の貨幣のみを貨幣受付手段である紙幣識別機23及び/又は硬貨識別機24により受付可能とする。
【0141】
このように、高額精算回数が高額精算回数基準値に達しており、偽造貨幣が使用されているおそれのあるカードユニット20が特定されたときに、紙幣識別機23等の交換や調整等の措置をすぐには実施することができない場合であっても、受付可能な金種を限定することで偽造貨幣の使用を防止することができる。特に偽造貨幣は通常高額紙幣であるため、高額紙幣以外の貨幣を受付可能とすることで、偽造貨幣の使用による遊技場の損失を極力防止することができる。一方で、受付可能な貨幣により遊技が可能であるのでパチンコ機10の稼働率の低下を極力防止することができる。
【0142】
なお、上記の例ではカードユニット20の装置IDが報知されている状態で、該報知されている装置IDのカードユニット20に対して受付可能な貨幣を設定する例について説明したが、これに限らず、任意のカードユニット20に対して受付可能な貨幣を設定するようにしても良い。一例として、カードユニット20DBに記憶されている装置IDを全てディスプレイ54に表示して、各装置IDについて、それぞれ受付可能な貨幣を設定するようにしても良い。
【0143】
次に精算装置60について説明する。この精算装置60は、遊技用管理装置(システムコントローラ50)と通信可能であり、前記精算用記録媒体(精算カード5)を受け付けて、該受け付けた精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報(入金ID)から特定される残有価価値の大きさ(カード残額)に相当する金額の貨幣を返却して精算するものであり、ここでは精算装置用通信部51cから精算許諾情報が送信されてきたことを条件として、前記受け付けた精算用記録媒体(精算カード5)に記録されている残有価価値の大きさ(カード残額)に相当する金額の貨幣を返却して精算する。
【0144】
この精算装置60は、遊技場内の所定箇所(例えば遊技島の端部や景品交換カウンタの近傍等)に設けられ、図6(a)に示すように、キオスク端末型の形状を呈するものであり、その前面にカード挿入口63a,紙幣払出口65a,硬貨払出口66a,及びディスプレイ64等を備え、図2に示すように、その内部に通信部61,制御部62,カードR/W63,紙幣払出機65,及び硬貨払出機66等を備えており、これらの各構成要素は図2に示すように接続されている。
【0145】
通信部61は、システムコントローラ50の精算装置用通信部51cと通信可能に接続されており、精算装置60とシステムコントローラ50との間における通信を司るものである。この通信部61は、精算装置60が残有価価値特定情報(入金ID)と前記残有価価値の大きさ(カード残額)とが記録された精算用記録媒体(精算カード5)を受け付けたときに、該残有価価値特定情報と該残有価価値の大きさとを含む精算許諾要求を遊技用管理装置(システムコントローラ50)に対して送信するものである。具体的には、入金IDとカード残額とが記録された精算カード5を受け付けたときに、該受け付けた精算カード5から読み取られたカード残額と入金IDとを含む精算許諾要求をシステムコントローラ50に対して送信する。
【0146】
また、通信部61は記録情報送信手段の一例であって、後述する精算処理手段(制御部62)による精算に供される精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報(入金ID)と装置特定情報(装置IDを特定するための入金ID)とを送信する(通信部61)ものである。
【0147】
具体的には、精算装置60にて精算処理手段(制御部62)による精算が終了した際に、精算が終了した旨を示す精算完了通知をシステムコントローラ50に送信する。該精算完了通知には、精算に供された精算カード5に記録されていた入金IDが含まれる。該精算完了通知を受信したシステムコントローラ50においては、精算カードDBを参照することにより、入金IDから装置IDを特定可能である。即ち、精算完了通知に含まれる入金IDが装置特定情報として作用する。
【0148】
制御部62は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROM(又はEEPROM)に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、精算装置60に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
【0149】
精算カードR/W63は、カード挿入口63aから精算カード5を受け付けて、該精算カード5に記録された入金ID及びカード残額を読み取ると共に、該受け付けた精算カード5から入金ID及びカード残額を消去するものであり、ここでは前記ICカードである精算カード5に対応したICカードR/Wを備えている。
【0150】
精算カード回収部63bは、精算カードR/W63により受け付けている精算カード5から入金ID及びカード残額が消去されたときに、該受け付けている精算カード5を回収するものであり、具体的には、該受け付けている精算カード5を精算装置60の背面方向に搬送して精算カード回収部63bの内部に回収(収納)する。この精算カード回収部63bは、複数枚の精算カード5を回収可能である。
【0151】
ディスプレイ64は、図6(b)に示すように、各種の情報を表示するための表示デバイスである。このディスプレイ64では、精算カード5を受付可能なときに、D1に示すように、精算カード5の挿入を促す旨が表示される。また後述する貨幣を返却するときに、D2に示すように、残額を返却する旨,及び精算カード5は回収する旨が表示される。なおシステムコントローラ50から精算許諾情報を受信せず、照合NGである旨を示す精算不可情報を受信したときには、D3に示すように、精算カード5に異常がある旨が表示される。
【0152】
紙幣払出機65及び硬貨払出機66は、精算装置用通信部51cから精算許諾情報が返信されてきたことを条件として、カード残額に相当する金額の貨幣を遊技者に返却するものであり、具体的には、紙幣払出機65の背後に設けられる紙幣収納部65bから所定数の紙幣2を取り出して紙幣払出口65aから払い出すと共に、硬貨払出機66の上部に設けられる硬貨収納部66bから所定数の硬貨3を取り出して硬貨払出口66aから払い出す。
【0153】
ここで前記制御部62は精算処理手段の一例であって、前記精算用記録媒体(精算カード5)を受け付けて、該受け付けた精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報(入金ID)から特定される残有価価値の大きさ(カード残額)に相当する金額の貨幣を返却して精算するものである。
【0154】
また精算処理手段である制御部62は、受け付けた精算用記録媒体(精算カード5)に記録された残有価価値特定情報(入金ID)と対応付けて管理装置記憶手段(精算カードDB)に記憶されている残有価価値の大きさ(カード残額)に相当する金額の貨幣を返却して精算するものである。
【0155】
具体的には、前記カードR/W63により受け付けた精算カード5から読み取られるカード残額に相当する金額の貨幣を紙幣払出機65及び/又は硬貨払出機66により払い出す制御を行う。
【0156】
この精算処理に際して、システムコントローラ50の精算カードDBで管理されるカード残額の範囲内で貨幣が返却される。即ち、システムコントローラ50が精算許諾情報を送信するための条件が、受信したカード残額(=精算カード5に記録されているカード残額)≦受信した入金IDと対応付けて精算カードDBで記憶されるカード残額、であるため、受信したカード残額=受信した入金IDと対応付けて精算カードDBで記憶されるカード残額、である場合には、該精算カードDBで記憶されるカード残額が返却され、受信したカード残額<受信した入金IDと対応付けて精算カードDBで記憶されるカード残額、である場合には、該受信したカード残額(即ち精算カードDBで記憶されるカード残額の範囲内の金額)が返却されることになる。
【0157】
管理サーバ90は、遊技場外(例えば精算カード5を発行するカード会社)に設けられ、前記システムコントローラ50の場外通信部51bと、通信回線を介して双方向のデータ通信を実施できるように接続されている。この管理サーバではシステムコントローラ50との通信によって精算カードID毎に使用額,カード残額を記憶しており、精算カード5による売上を把握可能である。また、システムコントローラ50並びにカードユニット20のエラー状況等を把握できるようになっている。
【0158】
以上に説明した遊技用システム1の作用について図9〜図17を用いて説明する。まず、図9及び図10を参照して、貨幣をカードユニット20に入金する際の処理について説明する。
【0159】
遊技者が紙幣2又は硬貨3をカードユニット20に入金すると、該入金が受け付けられ、貨幣が識別される(S10)。次いで、該識別された貨幣が当該カードユニット20にて受付可能な貨幣であるか否かの判定を実施する(S11)。S11の判定で受付可能な貨幣でないと判定された場合には(N)、貨幣が返却される(S00)。一方、S11の判定で受付可能な貨幣と判定された場合には(Y)、次いで入金残額が残存しているか否かの判定を実施する(S12)。S12の判定で入金残額が残存していると判定された場合には(Y)、貨幣が返却される(S00)。一方、S12の判定で入金残額が残存していないと判定された場合には(N)、次いで精算カード5がカードR/W27に受け付けられている状態であるか否かの判定を実施する(S13)。S13の判定で精算カード5が受け付けられている状態であると判定された場合には(Y)、貨幣が返却される(S00)。一方、S13の判定で精算カード5が受け付けられていない状態と判定された場合には(N)、図10に示すS20以降の処理が実施される。
【0160】
まず、図10に示すように、S20では、識別された入金金額をユニット制御部22のRAMに入金残額として記憶し(S20)、入金金額(=入金残額),当該カードユニット20の装置IDをシステムコントローラ50に対して送信する(S21)。これを受信したシステムコントローラ50においては、該入金金額の受信に応じて入金IDを生成し(S22)、該入金IDと入金金額とを対応付けて入金情報DBに記憶する(S23)。ここで、入金金額は残額として記憶される。また、受信した装置IDと対応付けて前記生成した入金IDをカードユニットDBに記憶する。該入金IDに対応付けて入金情報DBに記憶されている残額は、自動的にカードユニットDBの残額として記憶される。次いでシステムコントローラ50は、前記生成した入金IDを前記入金金額の送信元であるカードユニット20に送信する(S24)。そして、これを受信したカードユニット20では、ユニット制御部22のRAMに、S20で記憶した入金残額に対応付けて受信した入金IDを記憶する(S25)。そして、該入金残額が所定額(ここでは1000円とする)以下であるか否かの判定を実施する(S26)。S26の判定によって、所定額以下でない(N)と判定された場合には、入金残額に相当する度数である残度数を残度数表示器14に表示すると共に、現金玉貸可能状態となる(S100)。
【0161】
S26の判定において、入金残額が所定額(1000円)以下である(Y)と判定された場合には、入金残額に相当する度数分のパチンコ玉の払出を払出制御基板12に指示し、これにより該度数分のパチンコ玉の払出(低額玉貸処理)が行われ、入金残額から使用金額を減算する(S30)。この払出に伴い、ユニット制御部22のRAMで記憶している入金ID及び使用金額が当該装置IDと共にシステムコントローラ50に送信され(S31)、これを受信したシステムコントローラ50においては、該受信した入金IDと対応付けて入金情報DBに記憶している残額から該受信した使用金額を減算する(S32)。ここで、残額が0となるときには、該残額に対応する入金ID,残額を消去する。次に、S31の処理に伴い、使用金額を減算した旨を示す減算完了通知を、前記装置IDの送信元であるカードユニット20に送信する(S33)。該減算完了通知を受信したカードユニット20においては、ユニット制御部22のRAMで記憶している入金ID,入金残額を消去する(S34)。
【0162】
次に図11を用いて精算カード5がカードユニット20に挿入される際の処理について説明する。残額有りの精算カード5がカード挿入口27aから挿入されて受付状態となると(S40)、記録情報である精算カードID,入金ID,カード残額が読み取られ(S41)、ユニット制御部22のRAMに入金残額が残存しているか否かの判定が実施される(S42)。該判定で入金残額が残存している場合には(Y)精算カード5が返却される(S43)。一方、S42の判定において、入金残額が残存していない場合には(N)、精算カード5から読み取られた精算カードID,入金ID,カード残額を含む貸与許諾要求を当該カードユニット20の装置IDと共にシステムコントローラ50に送信する(S44)。S44で送信された貸与許諾要求を受信したシステムコントローラ50においては、受信したカード残額≦受信した入金IDと対応付けて精算カードDBで記憶しているカード残額、であるか否かの照合が行われる(S45)。
【0163】
該S45の照合により、照合OKと判定された場合には、精算カード貸与許諾情報を前記貸与許諾要求の送信元であるカードユニット20に送信する(S46)。ここで、照合OKであることにより、受信した装置IDに対応付けて、受信した精算カードID,入金IDをカードユニットDBに記憶する(残額は自動的に記憶される)。なお、照合NGである場合、即ち受信したカード残額>受信した入金IDと対応付けて入金情報DBで記憶している残額、の場合には、システムコントローラ50において前記受信した装置IDをディスプレイ54に表示する等して、不正に書き換えられた可能性のある精算カード5が挿入されているカードユニット20を遊技場の管理者や店員に知らせるようになっている。
【0164】
次に、S46で送信された精算カード貸与許諾情報を受信したカードユニット20においては、精算カード5から読み取られたカード残額に相当する残度数を残度数表示器14に表示して、精算カード玉貸可能状態となる(S200)。
【0165】
次に、玉貸ボタン15が操作された際の処理について図12〜図14を用いて説明する。玉貸ボタン15の操作が検出されると(S50)、現金玉貸可能状態であるか否かの判定が行われ(S51)、現金玉貸可能状態であると判定された場合には(Y)、S101以降の現金玉貸処理が行われる。
【0166】
図13を用いて現金玉貸処理について説明する。まず玉貸設定金額分(あるいは入金残額分)の玉貸処理が行われる(S101)。これに伴い、入金残額から使用金額が減算されると共に度数表示が更新される(S102)。次いで、ユニット制御部22のRAMに記憶されている入金IDと前記使用金額を当該装置IDと共にシステムコントローラ50に対して送信する(S103)。S103で送信された入金IDと使用金額を受信したシステムコントローラ50においては、受信した入金IDに対応付けて入金情報DBに記憶している残額から受信した使用金額を減算し(S104)、減算完了通知を前記装置IDの送信元であるカードユニット20に送信する(S105)。該減算完了通知を受信したカードユニット20においては、入金残額が零であるか否かの判定が行われ(S106)、入金残額が零であると判定された場合には(Y)、現金玉貸可能状態が解除され(S107)、入金ID,入金残額を消去する(S108)。一方、S106の判定により、入金残額が零ではないと判定されると(N)、現金玉貸可能状態が継続する(S100)。なお、S104の処理によりシステムコントローラ50側における減算後の残額が零になると、入金ID,残額が消去される。
【0167】
次に、図12に戻り、S51の判定で、現金玉貸可能状態でないと判定された場合には(N)、次いで精算カード玉貸可能状態であるか否かの判定が行われ(S52)、精算カード玉貸可能状態であると判定された場合には(Y)、S201以降の精算カード玉貸処理が行われる。なお、S52の判定で、精算カード玉貸可能状態でないと判定された場合には(N)、処理を終了する。
【0168】
図14を用いて精算カード玉貸処理について説明する。まず玉貸設定金額分(あるいはカード残額分)の玉貸処理が行われる(S201)。これに伴い、カード残額から使用金額が減算されると共に度数表示が更新される(S202)。次いで、精算カード5から読み取られる入金IDと使用金額を装置IDと共にシステムコントローラ50に対して送信する(S203)。S203で送信された入金IDと使用金額を受信したシステムコントローラ50においては、受信した入金IDに対応付けて入金情報DBに記憶している残額から受信した使用金額を減算し(S204)、これに伴い精算カードDBのカード残額も更新される。そして、減算完了通知を前記装置IDの送信元であるカードユニット20に送信する(S205)。該減算完了通知を受信したカードユニット20においては、カード残額が零であるか否かの判定が行われ(S206)、カード残額が零であると判定された場合には(Y)、精算カード玉貸可能状態が解除され(S207)、入金ID,カード残額を消去する(S208)。そして、精算カード5を精算カードストッカ27bに搬送して収納する(S209)。一方、S206の判定により、カード残額が零ではないと判定されると(N)、精算カード玉貸可能状態が継続する(S200)。なお、S204の処理によりシステムコントローラ50側における減算後の残額が零になると、入金ID,残額が消去される。
【0169】
次に、カード返却ボタン16が操作された際の処理について図15及び図16を用いて説明する。カード返却ボタン16の操作が検出されると(S60)、現金玉貸可能状態であるか否かの判定が行われ(S61)、現金玉貸可能状態であると判定された場合には(Y)、以下のS70以降(図16)の処理が行われる。
【0170】
まず、精算カード5を精算カードストッカ27bからカードR/W27に搬送して受け付ける(S70)。次いで、精算カード5に入金ID,入金残額を記録し(S71)、該精算カード5から読み取られる精算カードID,入金ID,入金残額(即ち精算カード5に記録したカード残額)を当該装置IDと共にシステムコントローラ50に送信する(S72)。これを受信したシステムコントローラ50においては、精算カードDBに、受信した精算カードIDと対応付けて,受信した入金ID,入金残額,装置IDを記憶する(入金残額はカード残額として記憶する)と共に、受信した装置IDに対応付けてカードユニットDBに記憶されている精算カードID,入金ID,残額を消去する(S73)。そして該記憶処理の完了を示す記憶完了通知を、受信した装置IDから特定されるカードユニット20に送信する(S74)。該記憶完了通知を受信したカードユニット20においては、RAMの入金ID,入金残額を消去すると共に、現金玉貸可能状態を解除して、精算カード5を返却する(S75)。
【0171】
このように、本例の精算カードIDのように精算カード5固有の識別情報が存在する場合に、当該精算カードIDを記録した精算カード5が偽造された場合に、該精算カード5の真の所有者が不利益を被るおそれがあるところ、システムコントローラ50において、カードユニット20における貨幣の受付に基づく入金金額が送信されてきたときに、制御部52により入金IDが生成されることにより、貨幣の受付毎に異なる入金IDが生成され,入金残額を記録する際に該入金IDが精算カード5に記録されて返却されることとなるので、精算カード5が偽造されて真の所有者が不利益を被るおそれが著しく低減する。
【0172】
また、入金残額を遊技者に対して返却するにあたり、精算カードストッカ27bから精算カード5を搬送し、入金ID,入金残額を記録して排出する処理を行うため、該精算カード5をカードユニット20に供給するための搬送装置を遊技島に設ける必要がないことから、該搬送装置を導入するコストを不要にできると共に遊技島の設備の複雑化を防止できる。
【0173】
図15に戻り、S61の判定で現金玉貸可能状態でないと判定されると(N)、次いで精算カード玉貸可能状態であるか否かの判定が行われ(S62)、精算カード玉貸可能状態であると判定されると(Y)、精算カード玉貸可能状態が解除され(S63)、精算カード5を返却する(S64)。また、S62の判定により精算カード玉貸可能状態でないと判定された場合には(N)、処理を終了する。
【0174】
次に図17を参照して、精算装置60とシステムコントローラ50の作用について説明する。精算装置60に精算カード5が挿入されて受け付けられると(S300)、精算カード5から入金ID,カード残額が読み取られ(S301)、該読み取られた入金ID,カード残額を含む精算許諾要求をシステムコントローラ50に送信する(S302)。そして、精算許諾要求を受信したシステムコントローラ50においては、該受信したカード残額と、該受信した入金IDと対応付けて精算カードDBに記憶されているカード残額との照合(即ち、受信したカード残額≦受信した入金IDに対応付けて精算カードDBで記憶されているカード残額、であるか否かの照合)を行い(S310)、照合NG(即ち受信したカード残額>受信した入金IDに対応付けて精算カード5に記憶されている残額)であると判定された場合には、該照合NGである旨を示す精算不可情報を精算装置60に対して返信する(S330)。精算不可情報を受信した精算装置60においては、図6(b)のD3に示すように、カードに異常がある旨のメッセージが表示されて貨幣の払出が実施されない(S331)。また、精算カード5が返却されずに留保され、店員により回収される。なお、照合NGである旨を受信した精算装置60が精算カード5を返却するようにしても良い。
【0175】
一方、S310の判定で照合OK(即ち受信したカード残額≦受信した入金IDに対応付けて精算カードに記憶されている残額)であることを条件として、精算装置60に対して、精算許諾情報を返信する(S320)。該精算許諾情報を受信した精算装置60においては、前記読み取ったカード残額に相当する金額の貨幣を紙幣払出機65及び/又は硬貨払出機66から払い出して遊技者に返却する(S321)。次いで、精算カード5から入金IDとカード残額を消去して、精算カード5を精算カード回収部63bの内部に回収する(S322)。S322の処理が終了すると、精算カード60からシステムコントローラ50に対して精算カード5に記録されていた入金IDを含む精算完了通知が送信される(S323)。
【0176】
これを受信したシステムコントローラ50においては、精算金額(即ち受信した入金IDに対応付けて精算カードDBに記憶されているカード残額)が高額精算基準金額(ここでは7000円)以上であるか否かの判定が実施される(S324)。該S324の判定により高額精算回数基準金額以上でないと判定された場合には(N)、入金情報DBにおいて、該入金ID,及び該入金IDに対応付けて記憶されている残額を消去すると共に、精算カードDBにおいて、該入金ID,及び該入金IDに対応付けて記憶されているカード残額,及び該入金IDに対応付けて記憶されている装置IDを消去する(S328)。一方、S324の判定で、高額精算基準金額以上であると判定された場合には(Y)、精算カードDBによって該入金IDに対応付けて記憶されている装置IDを特定し(S325)、カードユニットDBにおいて、該特定した装置IDに対応する高額精算回数に1を加算する(S326)。次いで、該加算更新後の高額精算回数が、該装置IDと対応付けて記憶されている高額精算回数基準値に達していれば、制御部52が報知画面を表示するためのプログラムを自動的に実行し、該装置IDと高額精算回数(及び受付可能貨幣)を図8(a)に示すように、ディスプレイ54の報知画面に表示する(S327)。そして、入金情報DBにおいて、該入金ID,及び該入金IDに対応付けて記憶されている残額を消去すると共に、精算カードDBにおいて、該入金ID,及び該入金IDに対応付けて記憶されているカード残額,及び該入金IDに対応付けて記憶されている装置IDを消去する(S328)。
【0177】
このように、精算に供された精算カード5に記録されていたカード残額が高額精算基準金額以上であることを条件として、該精算カード5を排出したカードユニット20の高額精算回数を加算更新し、ディスプレイ54に、集計期間内における高額精算回数が予め定められた国学精算回数基準値に達したカードユニット20の装置IDを表示するので、偽造貨幣が使用されているおそれのあるカードユニット20を遊技場側で把握し、迅速な対応を行うことができる。これにより、偽造貨幣による遊技場の損失を極力防止することができる。特に、貨幣の識別能力の低い遊技用装置を狙って偽造貨幣が頻繁に使用される場合には、これを早い段階で把握して、遊技場の損失を最小減に抑えることができる。
【0178】
また、精算カードDBにより、入金IDと対応付けて、当該入金IDから特定されるカード残額を記憶するようにしているので、精算カード5のカード残額が不正に書き換えられた場合にも、カード残額の不正な書換による遊技場の損害を極力防止できる。例えば、カード残額が不正に書き換えられた精算カード5による精算が行われようとした際に、書き換え後のカード残額が、同精算カード5に記憶されている入金IDに対応付けて精算カードDBで記憶されているカード残額より大きければ精算が実施されないので、遊技場の損害を抑えることができる。
【0179】
[2.第2実施形態に係る遊技用システム1]
次に、第2実施形態に係る遊技用システム1について第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
【0180】
カードユニット20において、ユニット制御部22は第1実施形態と異なり、指定貨幣設定手段としては機能しない。
【0181】
ユニット制御部22は指令貨幣設定手段の一例であって、後述する受付金種指令手段(制御部52)により指令された金種の貨幣のみを前記貨幣受付手段(紙幣識別機23,硬貨識別機24)により受付可能とする設定を行うものである。具体的には、システムコントローラ50から受付可能貨幣を指令されたことに基づいて、該指令に応じた貨幣のみを紙幣識別機23及び/又は硬貨識別機24により受付可能とする。
【0182】
システムコントローラ50において、ユニット用通信部51aは第1実施形態と異なり、受付金種特定情報送信手段としては機能しない。
【0183】
ハードディスク53は第1実施形態と同様に、図5に示す入金情報DB,精算カードDB,カードユニットDBを記憶しているが、本第2実施形態において、カードユニットDBにおける「受付可能貨幣」は、初期状態(デフォルト状態)では、100,500,1000,2000,5000,10000(各々、100円,500円,1000円,2000円,5000円,10000円を示す)の全貨幣であり、「高額精算回数」が「高額精算回数基準値」に達した後は、後述する図18(b)に示す受付可能貨幣指令画面にて選択された金種の貨幣が「受付可能貨幣」となる。また、本第2実施形態におけるカードユニットDBでは、「高額精算回数」≦「高額精算回数基準値」となる。
【0184】
ディスプレイ54は、第1実施形態と異なり報知手段としては機能しない。即ち、本第2実施形態においては、高額精算回数が高額精算回数基準値に達したカードユニット20の装置IDの表示は行わなくても良い。
【0185】
またディスプレイ54及び入力装置55は、第1実施形態と異なり、金種指定受付手段としては機能しない。
【0186】
本第2実施形態において、通信部61は記録情報送信手段として機能するものであり、残有価価値特定情報(入金ID)を含む精算許諾要求を送信する。具体的には、精算カード5を受け付けた際に、該受け付けた精算カード5から読み取られた入金ID及びカード残額を含む精算許諾要求をシステムコントローラ50に対して送信する。
【0187】
制御部52は精算禁止処理手段の一例であって、高額精算回数加算更新手段(制御部52)により加算更新された所定期間(集計期間)内における高額精算回数が予め定められた所定回数(高額精算回数基準値)に達した遊技用装置から排出された精算用記録媒体による精算を禁止するための処理を行うものである。
【0188】
ここで、本第2実施形態において、精算禁止処理手段(制御部52)は、前記記録情報送信手段(通信部61)から送信された精算許諾要求に含まれる残有価価値特定情報(入金ID)と対応付けて管理装置記憶手段(精算カードDB)に記憶されている装置識別情報(装置ID)の遊技用装置(カードユニット20)に対応する高額精算回数が前記所定回数(高額精算回数基準値)に達しており、かつ該装置識別情報と対応付けて前記管理装置記憶手段(精算カードDB)で記憶されている残有価価値の大きさ(カード残額)が予め定められた第2の所定の大きさ(精算不可金額)以上であることを条件として、当該残有価価値の大きさについての精算を許諾しない旨(高額精算回数基準値到達情報)を前記精算許諾要求の送信元の精算装置60に返信する処理を行う。
【0189】
具体的には、精算装置60から精算許諾要求を受信したことに基づいて、該精算許諾要求に含まれる入金IDと対応付けて精算カードDBに記憶されている装置IDを特定し、該特定した装置IDと対応付けてカードユニットDBで記憶されている高額精算回数が高額精算回数基準値に達しており、かつ該装置IDと対応付けて精算カードDBに記憶されているカード残額が、図18(a)に示す精算不可金額設定画面にて設定されている精算不可金額以上であることを条件として、精算許諾情報を送信せずに、高額精算回数基準値到達情報を精算装置60に対して送信する。高額精算回数基準値到達情報を受信した精算装置60では、精算が実施されずに、図6(b)のD4に示すように、高額精算回数が高額精算回数基準値に達している旨を示すメッセージがディスプレイ64に表示されて、精算カード5が返却される。
【0190】
ここで、図18(a)を用いて精算不可金額の設定方法について説明する。図18(a)に示すように、ディスプレイ54に表示される精算不可金額設定画面において、入力欄に所望の金額を入力して「設定」ボタンを選択することにより、該入力欄に入力された金額が精算不可金額として記憶される。即ち、高額精算回数が高額精算回数基準値に達した後は、該装置IDのカードユニットから排出された精算カード5について、精算不可金額として入力された金額以上の精算を禁止し、該入力された金額以下の金額のみの精算が可能となる。
【0191】
また制御部52は受付金種指令手段の一例であって、高額精算回数加算更新手段(制御部52)により加算更新された所定期間(集計期間)内における高額精算回数が前記所定回数(高額精算回数基準値)に達した遊技用装置(カードユニット20)に対して、当該遊技用装置にて受付可能な貨幣(紙幣2,硬貨3)の金種を指令するものである。
【0192】
具体的には、高額精算回数の加算更新が行われる毎に、高額精算回数基準値に達したか否かの判定を実施し、高額精算回数基準値に達していれば、図18(b)に示す受付可能貨幣指令画面にて選択されている金種の貨幣のみを受付可能とする指令をユニット用通信部51aから対応するカードユニット20に対して送信する。
【0193】
ここで、図18(b)を用いて受付可能貨幣の選択方法について説明する。図18(b)に示すように、ディスプレイ54に表示される受付可能貨幣指令画面において、100円,200円,500円,1000円,2000円,5000円,10000円の各貨幣に対応するチェックボックスが設けられており、高額精算回数基準値に達したカードユニット20にて受付可能とする所望の金種に対応するチェックボックスにチェックをして「設定」ボタンを選択することにより、高額精算回数基準値に達したカードユニット20に対して、該チェックされた金種の貨幣のみを受付可能とする指令が送信されると共に、該カードユニット20の装置IDに対応付けてカードユニットDBで記憶されている「受付可能貨幣」として、該チェックされた金種の貨幣が記憶される。
【0194】
次に図19を用いて、第1実施形態における遊技用システム1の作用と異なる点についてのみ説明を行う。以下では第1実施形態と異なる処理について’(ダッシュ)を付すことにより区別する。
【0195】
S300〜S310の処理については第1実施形態と同様である。またS310の照合において、照合NGである場合の処理(S330〜S331)も第1実施形態と同様である。S310の照合において照合OKであるとされた場合には、受信した精算許諾要求に含まれる入金IDと対応付けて精算カードDBに記憶されている装置IDを特定し、該装置IDと対応付けてカードユニットDBで記憶されている高額精算回数が高額精算回数基準値に達しているか否か(即ち、高額精算回数=高額精算回数基準値、であるか否か)の判定を実施する(S311’)。ここで、高額精算回数基準値に達していると判定されなかった場合には(N)、第1実施形態において示したS320〜S324の処理を行う。一方、S311’の判定で高額精算回数基準値に達していると判定された場合には(Y)、受信した入金IDに対応付けて精算カードDBに記憶されているカード残額(即ち精算される金額)が精算不可金額以上であるか否かの判定が実施される(S312’)。S312’の判定で、精算不可金額以上でない(N)と判定された場合には、第1実施形態において示したS320〜S324の処理を行う。一方、S312’の判定で、精算不可金額以上である(Y)と判定された場合には、精算装置60に対して高額精算回数が所定回数に達したことを示す高額精算回数基準値到達情報を送信する(S313’)。これを受信した精算装置60においては、前述したように、精算が実施されずに、高額精算回数が高額精算回数基準値に達している旨を示すメッセージがディスプレイ64に表示されて、精算カード5が返却される。
【0196】
このように、精算に供された精算カード5に記録されていたカード残額が高額精算基準金額以上であることを条件として、該精算カード5を排出したカードユニット20の高額精算回数を加算更新し、精算禁止処理手段である制御部52が、所定期間内における高額精算回数が予め定められた高額精算回数基準値に達したカードユニット20から排出された精算カード5による精算を禁止するための処理として、精算許諾情報を送信せずに、高額精算回数基準値到達情報を送信する処理を行うので、偽造貨幣が使用されているおそれのあるカードユニット20から排出された精算カードによる精算が禁止され、偽造貨幣による遊技場の損失を極力防止することができる。特に、貨幣の識別能力の低い遊技用装置を狙って偽造貨幣が頻繁に使用される場合には、早い段階で精算が禁止されるので、遊技場の損失を最小減に抑えることができる。
【0197】
また、高額精算回数が高額精算回数基準値に達しており、かつ入金IDと対応付けて精算カードDBで記憶されているカード残額が精算不可金額以上であることを条件として、精算を許諾しないので、高額精算回数基準値に達している場合であっても、偽造貨幣の使用による不正の可能性が低い精算不可金額に満たない金額の精算は可能であり、遊技者の不便を解消できる。
【0198】
ここで、S324の判定で、精算金額(即ち受信した入金IDに対応付けて精算カードDBに記憶されているカード残額)が高額精算基準金額(ここでは7000)以上でないと判定された場合には(N)、第1実施形態と同様に、入金情報DBにおいて、該入金ID,及び該入金IDに対応付けて記憶されている残額を消去すると共に、精算カードDBにおいて、該入金ID,及び該入金IDに対応付けて記憶されているカード残額,及び該入金IDに対応付けて記憶されている装置IDを消去する(S328)。一方、S324の判定で、高額精算基準金額以上であると判定された場合には(Y)、第1実施形態と同様に、精算カードDBによって該入金IDに対応付けて記憶されている装置IDを特定し(S325)、カードユニットDBにおいて、該特定した装置IDに対応する高額精算回数に1を加算する(S326)。次いで、該加算更新後の高額精算回数が、該装置IDと対応付けて記憶されている高額精算回数基準値に達していれば、該装置IDのカードユニット20に対して受付可能貨幣指令画面にて選択した金種の貨幣のみを受付可とする指令(受付可とする金種を特定可能な情報を含む)を送信する(S327’)。そして、第1実施形態と同様に、入金情報DBにおいて、該入金ID,及び該入金IDに対応付けて記憶されている残額を消去すると共に、精算カードDBにおいて、該入金ID,及び該入金IDに対応付けて記憶されているカード残額,及び該入金IDに対応付けて記憶されている装置IDを消去する(S328)。
【0199】
なお、前記S327’においてシステムコントローラ50からの指令を受信したカードユニット20においては、指令貨幣設定手段であるユニット制御部22が、該指令に応じた金種の貨幣のみを紙幣識別機23及び/又は硬貨識別機24により受付可能とする。
【0200】
このように、高額精算回数が高額精算回数基準値に達したカードユニット20に対して、当該カードユニット20にて受付可能な貨幣の金種を指令し、指令貨幣設定手段であるユニット制御部22が、指令された金種の貨幣のみを紙幣識別機23及び/又は硬貨識別機24により受付可能とする設定を行うので、遊技場の店員による措置等を待つことなく、偽造貨幣が使用されているおそれのあるカードユニット20で受付可能な金種を限定することで偽造貨幣の使用を防止することができる。
【0201】
[3.第3実施形態に係る遊技用システム1]
次に、第3実施形態に係る遊技用システム1について第2実施形態と異なる点についてのみ説明する。
【0202】
第2実施形態と同様に、制御部52は精算禁止処理手段の一例であって、高額精算回数加算更新手段(制御部52)により加算更新された所定期間(集計期間)内における高額精算回数が予め定められた所定回数(高額精算回数基準値)に達した遊技用装置から排出された精算用記録媒体による精算を禁止するための処理を行うものである。
【0203】
ここで、本第3実施形態においては、精算禁止処理手段(制御部52)は、前記高額精算回数加算更新手段(制御部52)により加算更新された所定期間(集計期間)内における高額精算回数が予め定められた所定回数(高額精算回数基準値)に達した遊技用装置(カードユニット20)の装置識別情報(装置ID)を前記精算装置(60)に送信する処理を行うものである。具体的には、高額精算回数が高額精算回数基準値に達したことに基づいて、当該カードユニット20の装置IDを精算装置用通信部51cから精算装置60に送信する。
【0204】
制御部62のEEPROMは精算禁止情報記憶手段の一例であって、精算禁止処理手段により送信された装置識別情報を記憶するものであり、図20のS328a’に示すように、上記制御部52により精算装置用通信部51cから送信されてくる装置IDを記憶する。
【0205】
また精算処理手段として機能する制御部62は、受け付けた精算用記録媒体(精算カード5)の装置特定情報(入金ID)から特定される遊技用装置の装置識別情報(装置ID)が前記精算禁止情報記憶手段(制御部62のEEPROM)に記憶されており、かつ該精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報(入金ID)から特定される残有価価値の大きさ(カード残額)が予め定められた第2の所定の大きさ(精算不可金額)以上であることを条件として、当該残有価価値の大きさについての精算を行わないものである。
【0206】
具体的には、精算カードR/W63により受け付けた精算カード5に記録されている入金IDから特定された装置ID(該特定はシステムコントローラ50の精算カードDBを参照することにより行われ、特定された装置IDは精算許諾情報に含めて精算装置60に送信される)が、制御部62のEEPROMに記憶されており、かつ該精算カード5に入金IDと共に記録されているカード残額が前述した精算不可金額設定画面にて設定された精算不可金額以上であれば、当該カード残額についての精算を行わずに、精算カード5を返却し、カード残額が精算不可金額未満であれば、精算許諾情報をシステムコントローラ50に送信する処理を行う。なお、精算不可金額は、本第2実施形態においては、精算不可金額設定画面における設定完了後にシステムコントローラ50から精算装置60に送信されて、EEPROM等に記憶されている。
【0207】
次に図20を用いて、第2実施形態における遊技用システム1の作用と異なる点についてのみ説明を行う。以下では第2実施形態と異なる処理についてa’(aダッシュ)を付すことにより区別する。
【0208】
S300〜S310の処理については第2実施形態と同様である。またS310の照合において、照合NGである場合の処理(S330〜S331)も第2実施形態と同様である。S310の照合において照合OKであるとされた場合には、受信した入金IDと対応付けて精算カードDBで記憶している装置IDを特定し、該特定した装置IDを含む精算許諾情報を精算装置60に送信する(S320a’)。精算装置60においては、該受信した精算許諾情報に含まれる装置ID(即ち精算カード5の入金IDから特定された装置ID)が、制御部62のEEPROMに記憶されているか否かの判定が実施され(S301a’)、記憶されていないと判定された場合には(N)、前述したS321〜S324の処理が行われる。一方、S301a’の判定において記憶されていると判定された場合には(Y)、次いで読み取られたカード残額が精算不可金額以上であるか否かの判定が実施され(S302a’)、精算不可金額以上でないと判定された場合には(N)、前述したS321〜S324の処理が行われる。一方、S302a’の判定において精算不可金額以上であると判定された場合には(Y)、ディスプレイ64に高額精算回数基準値に達している旨の表示が行われて(S303a’)、精算カード5が返却される(S304a’)。
【0209】
このように、精算禁止処理手段である制御部52は、精算カード5の受付時に、該受け付けた精算カード5に記録されている精算カードIDがEEPROMに記憶されており、かつ該精算カード5に記録されているカード残額が精算不可金額以上であることを条件として、当該カード残額についての精算を行わないので、高額精算回数が高額精算回数基準値に達している場合であっても、偽造貨幣の使用による不正の可能性が低い精算不可金額に満たない金額の精算は可能であり、遊技者の不便を解消できる。
【0210】
ここで、S324の判定で、精算金額(即ち受信した入金IDに対応付けて精算カードDBに記憶されているカード残額)が高額精算基準金額(ここでは7000)以上でないと判定された場合には(N)、第2実施形態と同様に、入金情報DBにおいて、該入金ID,及び該入金IDに対応付けて記憶されている残額を消去すると共に、精算カードDBにおいて、該入金ID,及び該入金IDに対応付けて記憶されているカード残額,及び該入金IDに対応付けて記憶されている装置IDを消去する(S328)。一方、S324の判定で、高額精算基準金額以上であると判定された場合には(Y)、第2実施形態と同様に、精算カードDBによって該入金IDに対応付けて記憶されている装置IDを特定し(S325)、カードユニットDBにおいて、該特定した装置IDに対応する高額精算回数に1を加算する(S326)。次いで、該加算更新後の高額精算回数が、該装置IDと対応付けて記憶されている高額精算回数基準値に達していれば、該装置IDのカードユニット20に対して受付可能貨幣指令画面にて選択した金種の貨幣のみを受付可とする指令(受付可とする金種を特定可能な情報を含む)を送信する(S327’)。次いで、本第3実施形態においては、前記特定された装置IDを精算装置60に送信する(S327a’)。該装置IDを受信した精算装置60では、制御部62が受信した装置IDをEEPROMに記憶する(S328a’)
【0211】
そして、システムコントローラ50においては、S327a’の処理の後、第2実施形態と同様に、入金情報DBにおいて、該入金ID,及び該入金IDに対応付けて記憶されている残額を消去すると共に、精算カードDBにおいて、該入金ID,及び該入金IDに対応付けて記憶されているカード残額,及び該入金IDに対応付けて記憶されている装置IDを消去する(S328)。
【0212】
[4.変形例]
最後に、本発明の変形例について説明する。
【0213】
上記の実施形態では、各種の有価価値の大きさ(受付有価価値の大きさ,貸与有価価値の大きさ,残有価価値の大きさ)が、各々金額自体(入金金額,使用金額,入金残額並びにカード残額)である例について説明したが、これに限らず、有価価値の大きさは、金額が所定の比率で換算された残度数や点数等であっても良い。
【0214】
上記の実施形態では、遊技用装置(カードユニット20)のユニット制御部22のRAMに残有価価値の大きさ(受付有価価値の大きさ)を記憶する例について説明したが、これに限らず、例えば遊技用装置内部において指触不能に封入された封入型記録媒体(いわゆる封入カード)に残有価価値の大きさ(受付有価価値の大きさ)を記憶するようにしても良く、入金に際して精算カード5を精算カードストッカ27bからカードR/W27に搬送し、該精算カード5に受付有価価値の大きさ(残有価価値の大きさ)を記憶するようにしても良い。さらに、カード残額が零となった精算カード5を精算カードストッカ27bに収納せずにカードR/W27に留保するようにしておき、該入補されている精算カード5に受付有価価値の大きさ(残有価価値の大きさ)を記憶するようにしても良い。
【0215】
上記の実施形態では、残有価価値の大きさを特定するための残有価価値特定情報が、遊技用管理装置(システムコントローラ50)の制御部52により生成された入金IDである例について説明したが、これに限らず、該残有価価値特定情報は、精算カード5に固有の精算カードIDや、前記封入カードに固有の封入カードIDや、遊技用装置(カードユニット20)を個々に識別可能な装置ID等であっても良く、これらの場合には、遊技用管理装置に対して、受付有価価値の大きさ(入金金額)と共に当該各IDが送信され、遊技用管理装置の管理装置記憶手段において、受付有価価値の大きさが残有価価値の大きさ(カード残額)として記憶されると共に当該各IDが残有価価値特定情報として記憶される。
【0216】
ここで、残有価価値特定情報は、上記各IDに限らずカード残額自体であっても良く、該カード残額自体が残有価価値の大きさである。この場合には、精算用記録媒体に記録されている当該残有価価値の大きさに基づいて玉貸や精算が行われる。このように、残有価価値特定情報は上記IDでなくとも良く、遊技用管理装置は、上記IDと対応付けて残有価価値の大きさを記憶しなくても良い。
【0217】
上記の実施形態では、システムコントローラ50において、入金IDを装置IDと対応付けて精算カードDBに記憶することにより、該記憶処理以降は入金IDが装置特定情報として作用する例について説明したが、これに限らず、カードユニット20が精算カード5を排出する際に、当該カードユニット20の装置IDを精算カード5に記録するようにしても良く、これによれば、精算カード5に記録されている装置IDが装置特定情報となる。システムコントローラ50は、精算装置60から装置IDを含む精算完了通知を受信する(例えば、図17,図19,図20のS323で入金IDではなく装置IDを含む精算完了通知を受信する)ことで、図17,図19,図20のS325に示すような入金IDから装置IDを特定する処理を省くことができる。さらに第3実施形態の遊技用システム1においては、精算カード5を受け付けたときに、該受け付けた精算カード5に記録されている装置IDがEEPROMに記憶されているか否かを判定すれば良く、システムコントローラ50において入金IDから装置IDを特定して精算装置60に送信する処理を省くことができる。
【0218】
上記の実施形態では、貨幣が入金される際に、入金金額と装置IDがシステムコントローラ50に送信され、システムコントローラ50において入金IDが生成されて、入金情報DB,カードユニットDBにより該入金ID,入金残額,装置IDが対応付けて管理される例について説明したが、これに限らず、貨幣が入金された際には、システムコントローラ50に上記の各情報を送信せず、カードユニット20が入金金額を記憶しておき、精算カード5に入金残額を記録して排出する際に、該精算カード5を排出したカードユニット20の装置IDと入金残額をシステムコントローラ50に送信するようにしても良い。これによっても、システムコントローラ50においては残有価価値特定情報であり、かつ装置特定情報である装置IDに対応付けて残有価価値の大きさ(入金残額)を管理することが可能である。
【0219】
上記の実施形態では、精算用記録媒体(精算カード5)が、非接触式のICカードである例について説明したが、これに限らず、精算用記録媒体は、接触式の集積回路,磁気,二次元コード(例えばバーコード),三次元コード,又は光干渉(例えばホログラム)等により情報を記録するものでも良い。また該遊技用記録媒体や精算用記録媒体の形状は、カード型には限られず、コイン型であっても良い。
【0220】
上記の実施形態では、精算用記録媒体(精算カード5)において、残有価価値特定情報(入金ID),装置特定情報(装置IDを特定するための入金ID),及び残有価価値の大きさ(カード残額)が記録されている例について説明したが、これに限らず、該精算用記録媒体には、少なくとも残有価価値特定情報と装置特定情報が記録されていれば良い。このように精算用記録媒体に残有価価値の大きさが記録されていない場合には、該残有価価値特定情報と対応付けて遊技用管理装置(システムコントローラ50)の入金情報DBで記憶されている残有価価値の大きさ(残額)に基づいて貸与処理や精算が行われる。
【0221】
上記の実施形態では、図1〜図3に示すように、遊技機がパチンコ機10である例について説明したが、これに限らず、該遊技機は、例えば遊技媒体としてメダルを使用するスロットマシン,遊技媒体としてパチンコ玉を使用するスロットマシンであるパチロット,遊技媒体であるパチンコ玉が指触不能に封入された封入式のパチンコ機,パチンコ玉やメダルを用いることなく得点データを使用して遊技可能なパチンコ機やスロットマシンやパチロット,遊技領域やパチンコ玉が画像にて表示される画像式のパチンコ機,リールが画像にて表示される画像式のスロットマシンやパチロット等であっても良い。
【0222】
上記の実施形態では、貸与処理が行われた場合に、遊技用装置(カードユニット20)と遊技機(パチンコ機10)との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りが行われて、該遊技機に設けられた玉払出装置13からパチンコ玉が払い出されて貸与される例について説明したが、これに限らず、遊技用装置に設けられた図示しない玉払出装置からパチンコ玉が払い出されて貸与されるようにしても良い。
【0223】
上記の実施形態では、遊技媒体を貸与するための貸与処理が、パチンコ玉を貸与する玉貸処理である例について説明したが、これに限らず、該貸与処理は、前記メダルを貸与するメダル貸出処理や、前記画像式のパチンコ機やスロットマシンやパチロットにおいて有価価値の大きさを遊技媒体としての得点に変換して遊技に使用させる処理等でも良い。
【0224】
上記の実施形態では、図2及び図3に示すように、残度数表示器14,玉貸ボタン15,及びカード返却ボタン16が遊技機(パチンコ機10)に設けられ、遊技用装置(カードユニット20)と接続されている例について説明したが、これに限らず、これら残度数表示器14,玉貸ボタン15,及びカード返却ボタン16の一部又は全部を遊技用装置に設けるようにしても良い。
【0225】
上記の実施形態では、図2及び図3に示すように、紙幣識別機23にて受付可能な紙幣2の種類が1000円紙幣,2000円紙幣,5000円紙幣,及び10000円紙幣の4種類である例について説明したが、これに限らず、受付可能な紙幣2の種類は、該4種類のうちの任意の1種類又は2種類以上でも良い。同様に、上記の実施形態では、硬貨識別機24にて受付可能な硬貨3の種類が100円硬貨,及び500円硬貨の2種類である例について説明したが、これに限らず、受付可能な硬貨3の種類は、該2種類のうちの任意の1種類でも良い。なお貨幣として紙幣2及び硬貨3の双方を受け付けるものには限られず、紙幣2又は硬貨3のいずれか一方のみを受け付けるものでも良い。
【0226】
上記の実施形態では、図2に示すように、貨幣受付手段(紙幣識別機23、硬貨識別機24)により受け付けられた貨幣(紙幣2,硬貨3)が遊技用装置(カードユニット20)外部に排出されて、紙幣搬送機構,硬貨搬送機構により搬送される例について説明したが、これに限らず、該受け付けられた貨幣は、遊技用装置内部に貯留されるようにしても良い。
【0227】
上記の実施形態では、図2に示すように、貨幣受付手段(紙幣識別機23、硬貨識別機24)において、有体物である貨幣(紙幣2,硬貨3)を受け付ける例について説明したが、これに限らず、無体物である貨幣(例えば電子マネー等の貨幣金額に相当する金額データや、クレジットカードから特定される与信金額や、デビットカードから特定される預金金額等)を接触又は非接触で受け付けるようにしても良い。
【0228】
上記の実施形態では、遊技用装置(カードユニット20)において玉貸処理が行われるときに、1度数に相当するパチンコ玉数(例えば消費税を考慮しないのであれば25個、消費税を考慮するのであれば消費税率に応じて24個,23個…等の、具体的な玉数)の払出を要求する信号(BRQ信号)がパチンコ機10に対して送信される例について説明したが、該玉貸処理は、例えば以下の変形例1又は変形例2に示す如く行われるようにしても良い。
【0229】
まず変形例1として、パチンコ機10において、遊技用装置からの1回の払出要求に応じて払い出すパチンコ玉の数(以下「単位払出数」という。)を設定変更可能に構成すると共に、遊技用装置において、該設定された単位払出数を予め記憶可能に構成した場合には、以下のようにして玉貸処理を行う。まず遊技用装置は、玉貸ボタン15の操作をユニット制御部22により検出すると、パチンコ玉の払出を要求する払出要求信号(具体的な払出要求玉数は示さない信号)を払出制御基板12に対して送信する。該払出要求信号を受信したパチンコ機10は、前記単位払出数のパチンコ玉の払出を指示する払出信号を払出制御基板12から玉払出装置13に対して出力し、これに基づいて、玉払出装置13から単位払出数分のパチンコ玉の払出を行い、該払出の終了に基づいて、実際に払い出したパチンコ玉の数である払出結果玉数を示す払出結果信号をユニット制御部22に対して送信する。該払出結果信号を受信した遊技用装置は、前記予め記憶している単位払出数と、該払出結果信号に示される払出結果玉数とを照合し、照合OKである場合には、前記1度数分の減算処理を行い、その後、前記玉貸設定度数分の玉貸処理を行う。
【0230】
ここで払出結果玉数を示す払出結果信号は、パチンコ機10の払出制御基板12から出力されるようにしても良いし、払い出されたパチンコ玉の数を検出する図示しない払出検出センサから出力されるようにしても良い。また遊技用装置において予め記憶しておく単位払出数は、システムコントローラ50で設定し、遊技用装置に配信して記憶するようにすれば良い。そして、例えば前記単位払出数と払出結果玉数との照合NGの場合に、遊技用装置を不能動化するように構成すれば、遊技場が実際の申告よりも小さい単位払出数をパチンコ機10において設定するような不正を防止できる。
【0231】
また変形例2として、前記単位払出数が一定(例えば25個)である場合には、以下のようにして玉貸処理を行う。まず遊技用装置は、玉貸ボタン15の操作をユニット制御部22により検出すると、パチンコ玉の払出を要求する払出要求信号(具体的な払出要求玉数は示さない信号)を払出制御基板12に対して送信する。該払出要求信号を受信したパチンコ機10は、玉払出装置13からパチンコ玉の払出が可能であるか否かを確認し、該確認結果が可能である場合には、玉貸準備信号をユニット制御部22に対して送信する。該玉貸準備信号を検出した遊技用装置は、玉貸指令信号を払出制御基板12に対して送信し、該玉貸指令信号を受信したパチンコ機10は、前記単位払出数のパチンコ玉の払出を指示する払出信号を払出制御基板12から玉払出装置13に対して出力し、これに基づいて、玉払出装置13から単位払出数分のパチンコ玉の払出を行い、該払出の終了に基づいて、1度数分の玉貸処理の完了を示す玉貸完了信号をユニット制御部22に対して送信する。該払出結果信号を受信した遊技用装置は、前記1度数分の減算処理を行い、その後、前記玉貸設定度数分の玉貸処理を行う。
【0232】
上記の実施形態では、図2及び図3に示すように、ユニット制御部22とカードR/W制御部28とが別個に設けられている例について説明したが、これに限らず、該ユニット制御部22とカードR/W制御部28とは一体であっても良い。
【0233】
上記の第1実施形態では、高額精算回数が所定回数に達したカードユニット20の装置IDをディスプレイ54に表示することにより、所定期間(集計期間)内における高額精算回数が予め定められた所定回数(高額精算回数基準値)に達したカードユニット20を特定可能な態様で報知する例について説明したが、これに限らず、該カードユニット20に対応して設けられるパチンコ機10の台番号を表示するようにしても良い。また、装置IDや台番号をスピーカにより音声で出力することにより、前記カードユニット20を特定可能に報知するようにしても良い。
【0234】
上記の第2実施形態では、ユニット制御部22が指定貨幣設定手段としては機能しない例について説明したが、これに限らず、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、ユニット制御部22が指定貨幣設定手段として機能するようにしても良い。
【0235】
上記の第2実施形態では、ユニット用通信部51aが受付金種特定情報送信手段としては機能しない例について説明したが、これに限らず、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、ユニット通信部51aが受付金種特定情報送信手段として機能するようにしても良い。
【0236】
上記の第2実施形態では、ディスプレイ54及び入力装置55が、金種指定受付手段としては機能しない例について説明したが、これに限らず、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、ディスプレイ54及び入力装置55が金種指定受付手段として機能するようにしても良い。
【0237】
上記の第2実施形態では、精算禁止処理手段(制御部52)が、記録情報送信手段(通信部61)から送信された精算許諾要求に含まれる残有価価値特定情報(入金ID)と対応付けて管理装置記憶手段(精算カードDB)に記憶されている装置識別情報(装置ID)の遊技用装置(カードユニット20)に対応する高額精算回数が前記所定回数(高額精算回数基準値)に達しており、かつ該装置識別情報と対応付けて前記管理装置記憶手段(精算カードDB)で記憶されている残有価価値の大きさ(カード残額)が予め定められた第2の所定の大きさ(精算不可金額)以上であることを条件として、当該残有価価値の大きさについての精算を許諾しない旨(高額精算回数基準値到達情報)を精算許諾要求の送信元の精算装置に送信する処理を行う例について説明したが、これに限らず、精算禁止処理手段(制御部52)は、前記記録情報送信手段(通信部61)から送信された精算許諾要求に含まれる装置特定情報(入金ID)と対応付けて管理装置記憶手段(精算カードDB)に記憶されている装置識別情報(装置ID)の遊技用装置(カードユニット20)に対応する高額精算回数が前記所定回数(高額精算回数基準値)に達していることを条件として、当該残有価価値の大きさについての精算を許諾しない旨を送信するようにしても良い。即ちカード残額の大きさによらず、高額精算回数が高額精算回数基準値に達していれば、当該カード残額についての精算を許諾しない旨を送信するようにしても良い。
【0238】
上記の第3実施形態では、精算処理手段として機能する制御部62は、受け付けた精算用記録媒体(精算カード5)に記録されている装置特定情報(入金ID)から特定される遊技用装置(カードユニット20)の装置識別情報(装置ID)が前記精算禁止情報記憶手段(制御部62のEEPROM)に記憶されており、かつ該精算用記録媒体に記録されている残有価価値特定情報(入金ID)から特定される残有価価値の大きさ(カード残額)が予め定められた第2の所定の大きさ(精算不可金額)以上であることを条件として、当該残有価価値の大きさについての精算を行わない例について説明したが、これに限らず、精算処理手段として機能する制御部62は、受け付けた精算用記録媒体(精算カード5)に記録されている装置特定情報(入金ID)から特定される遊技用装置(カードユニット20)の装置識別情報(装置ID)が前記精算禁止情報記憶手段(制御部62のEEPROM)に記憶されていることを条件として、当該残有価価値の大きさ(カード残額)についての精算を行わないようにしても良い。即ちカード残額の大きさによらず、システムコントローラ50から受信した装置IDが制御部62のEEPROMに記憶されていれば、当該カード残額についての精算を行わないようにしても良い。
【0239】
上記の第1実施形態では、図8(b)に示すように、受付可能貨幣指定画面にて指定された金種の貨幣が、カードユニット20にて貨幣受付手段により受付可能とされる例について説明したが、これに限らず、第1実施形態において、システムコントローラ50が、図18(b)に示した受付可能貨幣指令画面にて選択された金種の貨幣を受け付ける指令を、高額精算回数が所定回数に達したカードユニット20に送信し、カードユニット20にて受信した指令に応じた貨幣を貨幣受付手段により受付可能とするようにしても良い。これによれば、システムコントローラ50の指令により受付可能貨幣の自動的な設定も可能となる。
【0240】
また、上記の第2実施形態では、システムコントローラ50が、図18(b)に示した受付可能貨幣指令画面にて選択された金種の貨幣を受け付ける指令を、高額精算回数が所定回数に達したカードユニット20に送信し、カードユニット20にて受信した指令に応じた貨幣を貨幣受付手段により受付可能とする例について説明したが、これに限らず、図8(b)に示すように、受付可能貨幣指定画面にて指定された金種の貨幣が、カードユニット20にて貨幣受付手段により受付可能とされるようにしても良い。これによれば、システムコントローラ50の管理者の操作により受付可能貨幣の任意の設定も可能となる。
【0241】
上記の実施形態では、図9に示すように、入金残額及びカード残額が零である状態で貨幣(紙幣2及び/又は硬貨3)を受付可能である例について説明したが、これに限らず、入金残額が零でない場合や、カード残額が零でない場合にも、貨幣を受付可能としても良い。
【0242】
上記の実施形態では、図10に示すように、入金金額が1000円以下である場合に低額玉貸処理が行われる例について説明したが、これに限らず、入金金額が1000円以下であっても、低額玉貸処理が行われず、入金金額が1000円より大きい場合と同様に現金玉貸可能状態となるようにしても良い。
【0243】
上記の実施形態では、図6(b)のD4に示すように、精算装置60が受け付けた精算カード5高額精算回数が高額精算回数基準値に達した旨をディスプレイ64により報知する例について説明したが、これに限らず、該報知は行わなくても良い。一例として、高額精算回数基準値に達している場合に、待機を促す旨又は店員を呼ぶ旨のメッセージをディスプレイ64に表示して、店員による処置を待つようにしても良い。
【0244】
上記の実施形態では、記録情報送信手段である通信部61が、精算カード受付の際に残有価価値特定情報である入金IDを含む精算許諾要求を送信し、また、精算完了の際に残有価価値特定情報である入金IDを含む精算完了通知を送信する例について説明したが、これに限らず、精算完了の際に精算完了通知を送信せず、精算許諾要求のみを送信するようにしても良い。この場合には、精算許諾要求を受信したシステムコントローラ50において、カード残額の照合がOKであり(受信したカード残額≦受信した入金IDと対応付けて精算カードDBに記憶されているカード残額)、照合されたカード残額が高額精算基準金額以上であることを条件として、高額精算回数を加算更新すれば良い。
【0245】
上記の実施形態では、カードユニット20における精算カード玉貸処理に際して、システムコントローラ50でカード残額の照合を行い、精算カード5に記録されているカード残額≦受信した入金IDと対応付けて精算カードDBに記憶されているカード残額(即ちシステムコントローラ50で管理しているカード残額)である場合に、精算カード玉貸処理を許諾する例について説明したが、これに限らず、精算カード5に記録されているカード残額=受信した入金IDと対応付けて精算カードDBに記憶されているカード残額、であるときにのみ精算カード玉貸処理を許諾するようにしても良い。
【0246】
上記の実施形態では、精算装置60における精算処理に際して、システムコントローラ50でカード残額の照合を行い、精算カード5に記録されているカード残額≦受信した入金IDと対応付けて精算カードDBに記憶されているカード残額(即ちシステムコントローラ50で管理しているカード残額)であることに基づいて、精算処理を許諾する例について説明したが、これに限らず、精算カード5に記録されているカード残額=受信した入金IDと対応付けて精算カードDBに記憶されているカード残額、であることに基づいて精算処理を許諾するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0247】
【図1】図1は本発明に係る遊技用システムの一例を表す接続図である。
【図2】図2は本発明に係る遊技用システムの一例を表す機能ブロック図である。
【図3】図3(a)はカードユニット及びパチンコ機の正面図であり、図3(b)はカードユニットの断面右側面図である。
【図4】図4はカードユニットとパチンコ機の間で送受される信号の一例を表す図である。
【図5】図5はシステムコントローラに備えられるハードディスクの記憶内容の一例を表す図である。
【図6】図6(a)は精算装置の斜視図であり、図6(b)は精算装置に設けられたディスプレイの表示内容の一例を表す図である。
【図7】図7はシステムコントローラのディスプレイに表示される高額精算回数基準値設定画面の一例を表す図である。
【図8】図8(a)はシステムコントローラのディスプレイに表示される報知画面の一例を表す図であり、図8(b)は同ディスプレイに表示される受付可能貨幣指定画面の一例を表す図である。
【図9】図9はカードユニットに貨幣が入金されたときの処理の一例を表す図である。
【図10】図10は図9の続きである。
【図11】図11はカードユニットに精算カードが挿入されたときの処理の一例を表す図である。
【図12】図12は玉貸ボタンが操作されたときの処理の一例を表す図である。
【図13】図13は現金玉貸処理が行われるときの処理の一例を表す図である。
【図14】図14は精算カード玉貸処理が行われるときの処理の一例を表す図である。
【図15】図15はカード返却ボタンが操作されたときの処理の一例を表す図である。
【図16】図16は入金残額が精算カードに記録されるときの処理の一例を表す図である。
【図17】図17は精算装置とシステムコントローラにおける精算処理の一例を表す図である。
【図18】図18(a)はシステムコントローラのディスプレイに表示される精算許諾金額設定画面の一例を表す図であり、図18(b)は同ディスプレイに表示される受付可能貨幣指令画面の一例を表す図である。
【図19】図19は第2実施形態の精算装置とシステムコントローラにおける精算処理の一例を表す図である。
【図20】図20は第3実施形態の精算装置とシステムコントローラにおける精算処理の一例を表す図である。
【符号の説明】
【0248】
1…遊技用システム
2…紙幣
3…硬貨
5…精算カード
10…パチンコ機
20…カードユニット
22…ユニット制御部
23…紙幣識別機
24…硬貨識別機
27…カードR/W
28…カードR/W制御部
28a…システムコントローラ用通信部
50…システムコントローラ
51a…ユニット用通信部
51c…精算装置用通信部
53…ハードディスク
54…ディスプレイ
55…入力装置
60…精算装置
61…通信部
62…制御部




 

 


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