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発明の名称 コーヒー沸かし器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2006−95028(P2006−95028A)
公開日 平成18年4月13日(2006.4.13)
出願番号 特願2004−283863(P2004−283863)
出願日 平成16年9月29日(2004.9.29)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 神原 政司
要約 課題
安価な構成で、最適な湯量で蒸らしができ、カップ数によらず安定した味のコーヒー液が得られるコーヒー沸かし器を提供する。

解決手段
コーヒー液等を抽出する抽出部8と、湯を貯める貯湯タンク5と、前記貯湯タンク5に湯を送る送湯手段3と、前記貯湯タンク5に設けた給湯口7と、前記給湯口7から間欠的に前記抽出部8に給湯する間欠給湯手段6と、前記貯湯タンク5の貯湯量を増減させる貯湯量調整手段10とを設けたもので、抽出するコーヒー液のカップ数に応じて、1回当たりの給湯量を、貯湯量調整手段10で最適な量に調整するようにすれば、最適な湯量で蒸らしができ、カップの数にかかわらず安定した味のコーヒー液を得ることができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
コーヒー液等を抽出する抽出部と、湯を貯める貯湯タンクと、前記貯湯タンクに湯を送る送湯手段と、前記貯湯タンクに設けた給湯口と、前記給湯口から間欠的に前記抽出部に給湯する間欠給湯手段と、前記貯湯タンクの貯湯量を増減させる貯湯量調整手段とを設けたことを特徴としたコーヒー沸かし器。
【請求項2】
貯湯量調整手段を、貯湯タンク内に上下可動に設けた重りで構成した請求項1に記載のコーヒー沸かし器。
【請求項3】
貯湯量調整手段を、貯湯タンク内に配した浮子と、前記浮子の浮きを調整する部材で構成した請求項1に記載のコーヒー沸かし器。
【請求項4】
貯湯量調整手段は、抽出するコーヒー液のカップ数と連動した表示手段を備えた請求項1〜3のいずれか1項に記載のコーヒー沸かし器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コーヒー粉に湯を供給することによりコーヒー液を抽出するコーヒー沸かし器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、コーヒー沸かし器でコクのあるおいしいコーヒーを抽出するには、コーヒー粉全体を適度な量の湯で膨張させることで蒸らしを行い、コーヒーの良質成分が抽出し易くした後に、間欠的に適度な量の湯を供給すると良いことが知られている。このような蒸らし効果機能を有し、お湯の間欠給湯を行うコーヒー沸かし器は、貯湯タンクに貯湯した湯をサイフォン現象により間欠的に抽出室に給湯するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−102069号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前記従来のコーヒー沸かし器の構成では、貯湯タンクから抽出室に給湯する1回の湯量は、貯湯タンクの内容積で決まるため湯量を変えることはできない構成となっている。このためコーヒー粉を膨張させて蒸らすためにコーヒー粉に1回に給湯する湯量は、最大定格5カップ用については中間の3カップに対しては適量となっているが他のカップ数に対しては適量とはなっていない。
【0004】
すなわち、1カップの粉に対しては1回当たりの給湯量が多すぎるため、蒸らしに必要な湯量を超えて給湯することになり、粉の蒸らしが不十分な状態で抽出が開始されてしまうこととなり、抽出液はコーヒー成分が非常に少ない薄いコーヒー液となってしまう。また、5カップの粉に対しては1回当たりの給湯量が少なすぎるため、1回目の給湯量では粉全体が濡れないため部分的な蒸らしとなってしまう。このため、コーヒーの良質成分が効率よく抽出されない。また、粉全体が濡れるまで2〜3回の給湯を待つことにより、蒸らし時間が長くなり過ぎて強い苦味などの雑味成分が出易くなりキレのないまずいコーヒー液となってしまうという課題があった。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、安価な構成で、抽出するコーヒー液のカップ数に応じて最適な湯量で蒸らしを行い、カップ数によらず安定した味のコーヒー液が得られるコーヒー沸かし器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記従来の課題を解決するために、本発明のコーヒー沸かし器は、コーヒー液等を抽出する抽出部と、湯を貯める貯湯タンクと、前記貯湯タンクに湯を送る送湯手段と、前記貯湯タンクに設けた給湯口と、前記給湯口から間欠的に前記抽出部に給湯する間欠給湯手段と、前記貯湯タンクの貯湯量を増減させる貯湯量調整手段とを設けたもので、抽出するコーヒー液のカップ数に応じて、1回当たりの給湯量を貯湯量調整手段で最適な量に調整するようにすれば、最適な湯量で蒸らしができ、カップの数にかかわらず安定した味のコーヒー液を得ることができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明のコーヒー沸かし器は、抽出するコーヒー液のカップ数に応じて最適な湯量で蒸らしができ、カップ数によらず安定した味のコーヒー液を安価で簡単な構成で得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
第1の発明は、コーヒー液等を抽出する抽出部と、湯を貯める貯湯タンクと、前記貯湯タンクに湯を送る送湯手段と、前記貯湯タンクに設けた給湯口と、前記給湯口から間欠的に前記抽出部に給湯する間欠給湯手段と、前記貯湯タンクの貯湯量を増減させる貯湯量調整手段とを設けたもので、抽出するコーヒー液のカップ数に応じて、1回当たりの給湯量を貯湯量調整手段で最適な量に調整するようにすれば、最適な湯量で蒸らしができ、カップの数にかかわらず安定した味のコーヒー液を得ることができる。
【0009】
第2の発明は、特に、第1の発明の貯湯量調整手段を、貯湯タンク内に上下可動に設けた重りで構成したもので、重りの上下位置により貯湯タンクの有効容積を変えることができるため、安価で簡単な構成で1回当たりの給湯量を調整することができる。
【0010】
第3の発明は、特に、第1の発明の貯湯量調整手段を、貯湯タンク内に配した浮子と、前記浮子の浮きを調整する部材で構成したもので、浮子の上下位置により貯湯タンクの有効容積を変えることができ、加えて浮子を使用することで貯湯タンク部分の重量を軽い構成にできるため本体の重心が低くなる。それにより、コーヒー抽出完了直前に水を収容する水容器の水が無くなり、本体上部の貯湯タンクが満水状態になっても、本体の転倒角度に対する余裕度があるため、転倒の恐れがなく、本体デザインの自由度や使用性も向上する。
【0011】
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明の貯湯量調整手段は、抽出するコーヒー液のカップ数と連動した表示手段を備えたもので、貯湯量の調整をカップ数に応じて容易に調整することができるため、使用性が向上する。
【0012】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0013】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるコーヒー沸かし器の断面図である。図2は、同コーヒー沸かし器の要部断面図である。
【0014】
図1において、水容器1に収容された水が底部に配設された逆止弁2を介して水管からなる送湯手段3の一端に導入される。送湯手段3は、ヒータからなる加熱手段4に当接しており他端は貯湯タンク5に接続されている。貯湯タンク5内にはサイフォン現象を利用した間欠給湯手段6が構成されている。間欠給湯手段6により貯湯タンク5内の湯が給湯口7から給湯される。8は、抽出部で、ペーパーフィルター8aを装着してコーヒー粉(図示せず)を収容するものであり、給湯口7の直下に配置されている。
【0015】
ガラス製の容器である保温容器9は、抽出部8から滴下するコーヒー液を収容する。貯湯タンク5には、その外壁を介して貯湯量調整手段10が設置されている。コーヒー沸かし器の外郭を構成している本体11の外郭には、コーヒー沸かし器を使用する際に操作する操作スイッチである加熱開始手段12が配置されている。
【0016】
以上のように構成されたコーヒー沸かし器について、以下その動作、作用を説明する。
【0017】
水容器1には、カップ数毎の目盛りが表示されており、使用者は目盛りを目安に水容器1に水を注水する。抽出部8にペーパーフィルター8aをセットし、必要カップ数に応じたコーヒー粉を収容する。そして、加熱開始手段12を操作すると図示しないマイクロコンピュータからなる制御手段13が、加熱手段4に電力を供給し、送湯手段3の加熱を開始する。水容器1内の水は、送湯手段3内に逆止弁2を介して導水され、加熱手段4により加熱されて熱湯を生成する。
【0018】
この時発生する気泡が、送湯手段3内の湯を逆止弁2による逆止効果により送湯手段3を上昇し、貯湯タンク5に供給される。貯湯タンク5内に流入した熱湯は、図2に示すように間欠給湯手段6の構成部品である管体6aと蓋体6bの間の空間スペースに侵入しながらその水位を上昇する。やがて貯湯水位が管体6aの管体最頂部6cを超える程度(貯湯タンク5の最大貯湯量)になると、サイフォン現象により貯湯タンク5内の熱湯が矢印Aで示すように、管体6aの内側を通じて給湯口7に流れ出す。このサイフォン現象により貯湯タンク5から流れ出す熱湯の速度は、送湯手段3より供給される湯の流速よりも早いため最大貯湯量をほぼ流出した時点で管体6aの流速は減少し、その時点で給湯口7から空気が進入することによりサイフォン現象が停止され1回の給湯が終了する。
【0019】
以後、送湯手段3からの熱湯の供給量が最大貯湯量を超えるとサイフォン現象が発生し、ほぼ最大貯湯量を給湯した時点で給湯を停止するというサイクルを繰り返すことで間欠給湯を行うようにしている。
【0020】
本実施の形態では、最大貯湯量を72mlとなるよう構成しており、貯湯タンク5の1回当たりの給湯量は最大貯湯量にサイフォン現象中に送湯手段3より供給される湯量約5mlを加えた約77mlとなる。本実施の形態では、レギュラーサイズ1カップの給湯量の目安を140mlとしているため、貯湯タンク5の給湯回数が約2回で1カップ用の給湯が完了することとなる。
【0021】
図2に示すように、貯湯量調節手段10は、カップ数設定ダイアル10aと、重り10bと、カップ数設定ダイアル10aに固定されたねじ部10cから構成されており、ねじ部10cと貯湯タンク5はねじ結合している。カップ数設定ダイアル10aを右、左と回すと重り10bが貯湯タンク5内を上下に移動するようになっている。図3に示すようにカップ数設定ダイアル10aには、調整目印10eが刻印されており、抽出するコーヒー液のカップ数に応じて、表示手段14の「1」〜「5」カップの表示位置に合わせるようになっている。
【0022】
例えば、カップ数設定ダイアル10aを、「5」カップの表示位置に合わせた時、重り10b全体が貯湯タンク5の最大貯湯量のラインより上に上がる。また、1カップの表示位置に合わせた場合は、重り10bの位置は貯湯タンク5の底面に当たるまで下がるようになる。
【0023】
ここで、コーヒー液5カップに必要なコーヒー粉は約45gであり、カップ数設定ダイアル10aを「5」カップの表示位置にして加熱手段4により加熱開始すると、貯湯タンク5の最大貯湯量約72mlまで貯湯した時点で第1回目の給湯が行われ、コーヒー粉に約77mlが給湯される。コーヒー粉45gに77mlを給湯した場合は、コーヒー粉の全量が濡れる程度となり、抽出室8から保温容器9には数滴のコーヒー液が出る程度で本格的な抽出は行われない。この状態で第2回目の給湯まで時間を取ることで粉が適度に膨らみ抽出し易い状態となる。
【0024】
また、コーヒー液1カップに必要なコーヒー粉は約12gである。カップ数設定ダイアル10aを「1」カップの表示位置にすると、重り10cは貯湯タンク5の底面まで下降しているため最大貯湯量約72mlが約16mlに減少する。そして、加熱手段4により加熱開始すると、貯湯タンク5に約16ml貯湯した時点で第1回目の給湯が行われ、コーヒー粉に約20mlが給湯される。コーヒー粉12gに20mlを給湯した場合は、粉の全量が濡れる程度となり抽出室8から保温容器9には数滴のコーヒー液が出る程度で本格的な抽出は行われない。この状態で第2回目の給湯まで時間を取ることで粉が適度に膨らみ抽出し易い状態となる。
【0025】
1カップのコーヒー粉12gの時に、間違えてカップ数設定ダイアル10aを5カップの表示位置に設定して抽出した場合は、第1回目の給湯量は約77mlとなるため、蒸らしに必要な湯量を超えた給湯となるため、コーヒー粉が充分膨らむ前にコーヒー液が抽出されてしまうため、保温容器9には薄いコーヒー液が出てしまう。このため1カップ全量の抽出液の濃度も低下してしまう。
【0026】
逆に5カップのコーヒー粉45gの時に、間違えてカップ数設定ダイアル10aを1カップの表示位置に設定して抽出した場合は、第1回目の給湯量は約20mlとなるため、蒸らしに必要な湯量が足りない給湯となり、コーヒー粉全量が濡れない状態となる。濡れていない粉が全く蒸らされない状態で第2回目からの給湯による抽出が行われるため、保温容器9には抽出率の低い薄いコーヒー液が出てしまう。このため5カップ全量の抽出液の濃度も低下してしまう。
【0027】
本実施の形態では、カップ数に応じた最大貯湯量を1カップ時約16ml、2カップ時約32ml、3カップ時約48ml、5カップ時約72mlとなるようにしている。
【0028】
以上のように、本実施の形態によれば、貯湯タンク5の最大貯湯量を変える貯湯量調整手段10のカップ数設定ダイアル10aを、抽出するコーヒー液のカップ数に応じて設定できるようにしているため、抽出するコーヒー液のカップ数に応じて1回当たりの給湯量を最適な量に調整することができ、最適な湯量で蒸らしが行われ、カップ数にかかわらず常に安定した味のコーヒー液を得ることができる。
【0029】
また、上記実施の形態では、貯湯量調整手段10の構成として、重り10bを上下に移動させる構成としたが、図4に示すように、重り10bに代え浮子10dを使用してもよい。即ち、カップ数設定ダイアル10aを回してねじ部10cを上下させることで、ねじ部10cの下端で浮子10dが浮く上限を規制するようにしたものである。つまり、ねじ部10cを、浮子10dの浮きを調整する部材としたものである。
【0030】
図1に示すように、水容器1に水が満水である状態と、水容器1の水が無くなり貯湯タンク5が最大貯湯しており、保温容器9にコーヒー液が抽出された状態になると本体11の重心が移動することになるが、浮子10dを使用することで、貯湯量調整手段10の重量を軽くすることができるため、水容器1が空の状態での本体11の重心を低く抑えることができるため、本体転倒角度に対する余裕度を増すこととなる。
【0031】
以上のように、貯湯量調整手段10を、貯湯タンク5内に上下可動に設けた浮子10dで構成することにより、浮子10dの上下位置により貯湯タンク5の有効容積を変えることができ、かつ貯湯タンク5部分の重量が軽くなるので、本体11の重心が低くなる。それにより、コーヒー抽出完了直前に水を収容する水容器の水が無くなり、本体11上部の貯湯タンク5が満水状態になっても、本体11の転倒角度に対する余裕度があるため容易に転倒することが無い。また、本体11のデザイン上の自由度や使用性も向上することとなる。
【産業上の利用可能性】
【0032】
以上のように、本発明にかかるコーヒー沸かし器は、間欠給湯時の給湯量を変えることができるため、飲料抽出器等の用途にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の実施の形態1におけるコーヒー沸かし器の断面図
【図2】同コーヒー沸かし器の貯湯タンク近傍の要部断面図
【図3】同コーヒー沸かし器の貯湯量調整手段の表示手段を示す図
【図4】同コーヒー沸かし器の他の例を示す貯湯タンク近傍の要部断面図
【符号の説明】
【0034】
3 送湯手段
5 貯湯タンク
6 間欠給湯手段
7 給湯口
8 抽出部
10 貯湯量調整手段
10b 重り
10c ねじ部(部材)
10d 浮子
14 表示手段




 

 


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