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発明の名称 手乾燥装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2006−94927(P2006−94927A)
公開日 平成18年4月13日(2006.4.13)
出願番号 特願2004−281821(P2004−281821)
出願日 平成16年9月28日(2004.9.28)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 谷口 和宏 / 加藤 務 / 荻野 和郎
要約 課題
手乾燥装置より発生する騒音において耳障りな空気流発生装置の運転音や風路中を気流が通過する際に発生する通風音を低減することによりノズル開口部または吸込口より外部へ放射する騒音を低減することができる手乾燥装置を提供することを目的としている。

解決手段
吹出風路5もしくは吸込風路9、またはその両方の風路中に遮音板12を複数設置したものである。これにより空気流発生装置2から発生する運転音が前記吹出風路5及び前記吸込風路9内をノズル開口部4及び吸込口8へ向かって伝播中に遮音されて外部への放射を抑制することができるという作用を有する。
特許請求の範囲
【請求項1】
外気を取り入れる吸込口と、前記吸込口から取り込んだ空気を空気流発生装置まで案内すべく風路を形成する面で構成された吸込風路と、前記空気流発生装置により昇圧された空気をノズル開口部まで案内すべく風路を形成する面で構成された吹出風路を備え、前記ノズル開口部より高速風を発生させて手を乾燥させるように構成した手乾燥装置であって、前記吹出風路もしくは前記吸込風路中に遮音板を複数設置したことを特徴とする手乾燥装置。
【請求項2】
吹出風路と吸込風路両方の風路中に遮音板を複数設置したことを特徴とする請求項1記載の手乾燥装置。
【請求項3】
風路中に複数の遮音板を平行に設置したことを特徴とする請求項1または2記載の手乾燥装置。
【請求項4】
風路中に複数の遮音板を平行に、且つ一直線上とならないように設置したことを特徴とする請求項1または2記載の手乾燥装置。
【請求項5】
風路中に遮音板を複数設置し、且つ少なくとも1枚を空気流の流線に対して垂直となる角度に設置したことを特徴とする請求項1または2記載の手乾燥装置。
【請求項6】
風路中に遮音板を複数設置し、且つ空気流の流線がいずれかの遮音板によって必ず遮られるように設置したことを特徴とする請求項1または2記載の手乾燥装置。
【請求項7】
風路中に遮音板を複数設置し、且つ少なくとも一枚について風路を形成する面のうち、対向する両面に接しないように設置したことを特徴とする請求項1または2記載の手乾燥装置。
【請求項8】
風路中に遮音板を複数設置し、且つ少なくとも一枚について一部曲率がついた形状としたことを特徴とする請求項1または2記載の手乾燥装置。
【請求項9】
風路中に遮音板を複数設置し、且つ少なくとも一枚について空気流発生装置側の面に吸音材を貼付したことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか記載の手乾燥装置。
【請求項10】
風路中に遮音板を複数設置し、且つ少なくとも一枚について空気流発生装置側の面に空気層を設けて吸音材を貼付したことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか記載の手乾燥装置。
【請求項11】
空気層を設ける方法として、遮音板の面よりリブを立設させ、遮音板に隣接しない面に吸音材を貼付したことを特徴とする請求項10記載の手乾燥装置。
【請求項12】
遮音板の面と風路を形成する少なくとも一面に接するリブを立設させ、遮音板に隣接しない面に吸音材を貼付して空気層を設けたことを特徴とする請求項10記載の手乾燥装置。
【請求項13】
遮音板の面より支柱を立設させ、遮音板に隣接しない面に吸音材を貼付して空気層を設けたことを特徴とする請求項10記載の手乾燥装置。
【請求項14】
遮音板から一定の距離を保つ位置に、且つ風路を形成する少なくとも一面よりリブを立設させ、前記リブの前記遮音板と平行な面に吸音材を貼付して空気層を設けたことを特徴とする請求項10記載の手乾燥装置。
【請求項15】
遮音板から一定の距離を保つ位置に、且つ風路を形成する少なくとも一面より支柱を立設させ、前記支柱に対して吸音材を貼付して空気層を設けたことを特徴とする請求項10記載の手乾燥装置。
【請求項16】
遮音板から一定の距離を保つ位置に、且つ風路を形成する少なくとも一面よりリブを立設させ、前記リブの前記遮音板と平行な面に吸音材を貼付して空気層を設けたことを特徴とする請求項10記載の手乾燥装置。
【請求項17】
遮音板から空気層厚みを確保できる距離と、吸音材を挟み込んで保持できる距離に風路を形成する少なくとも一面よりリブを立設させ、前記リブの間に吸音材を挟み込んで空気層を設けたことを特徴とする請求項10記載の手乾燥装置。
【請求項18】
遮音板から空気層厚みを確保できる距離と、吸音材を挟み込んで保持できる距離に風路を形成する少なくとも一面より支柱を立設させ、前記支柱の間に吸音材を挟み込んで空気層を設けたことを特徴とする請求項10記載の手乾燥装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗面所やトイレ等で手を洗い、濡れた手を乾燥させる手乾燥装置内に設置された手乾燥装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の手乾燥装置は、空気流発生装置としての電動送風機の周囲に吸音材を貼付したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。以下、その手乾燥装置について図15を参照しながら説明する。
【0003】
101は空気流を送風する電動送風機である。102は本体、103は手を乾燥する乾燥室104の上面が開放した手挿入部(開放部)、乾燥室104に電動送風機101が送風する空気流を噴出する噴出孔105を、また奥部に噴出孔105から噴出した空気流を回収する吸気口106を有している。107は乾燥室104の下方にあって電動送風機101へ空気を供給する送風流路、(電動送風機101の左側の流路。)108は吸気口106から電動送風機101へ空気を環流するための循環流路で、循環流路108は吸気口106から下へ延び、空気と水滴の両方を含んだ回収部108aと、回収部108aから電動送風機101への環流部108bと、送風流路107とにわかれ、回収部108aからドレインタンク109へ水滴を回収するための水滴回収口110が設けてある。111は電動送風機101を収納する電動送風機ケースで、内部は仕切り部112により高圧部113にあるファン114と低圧部115にあるモータ116に分離してあり、送風流路107からファン114の中心へ空気を吸引し、円周状に送風するようになっている。
【0004】
そして、送風の一部空気流がファン114の内部からモータ116へ空気を逃がす構成にしてある。119は電動送風機吹出し口である。
【0005】
上記構成において、ファン吸気口吸音材117、電動送風機ケース111の高圧部113の内側に設けた吸音材118を貼付したものが知られている。
【特許文献1】特開2002−34836号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような従来の手乾燥装置では、一般的に騒音が大きく、使用者または周囲に対して不快感を与えるという課題があり、また、病院や図書館など特に静粛を要する施設においては騒音が大きい為に設置できないという課題があり、さらに騒音を低減することが要求されている。
【0007】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、手乾燥装置より発生する騒音において耳障りな空気流発生装置の運転音や吹出風路及び吸込風路中を空気流が通過することによる通風音を低減することによりノズル開口部または吸込口より外部へ放射する騒音を低減することができる手乾燥装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の手乾燥装置は上記目標を達成するため、外気を取り入れる吸込口と、前記吸込口から取り込んだ空気を空気流発生装置まで案内すべく風路を形成する面で構成された吸込風路と、前記空気流発生装置により昇圧された空気をノズル開口部まで案内すべく風路を形成する面で構成された吹出風路を備え、前記ノズル開口部より高速風を発生させて手を乾燥させるように構成した手乾燥装置であって、前記吹出風路もしくは前記吸込風路、またはその両方の風路中に遮音板を複数設置したものである。これにより前記空気流発生装置から発生する運転音が前記吹出風路及び前記吸込風路内を前記ノズル開口部及び前記吸込口へ向かって伝播中に遮音されて外部への放射を抑制することができる手乾燥装置が得られる。
【0009】
また、吹出風路もしくは吸込風路、またはその両方の風路中に複数の遮音板を平行に設置したものである。
【0010】
また、吹出風路もしくは吸込風路、またはその両方の風路中に複数の遮音板を平行に、且つ一直線上とならないように設置したものである。
【0011】
また、吹出風路もしくは吸込風路、またはその両方の風路中に遮音板を複数設置し、且つ少なくとも1枚を空気流の流線に対して垂直となる角度に設置したものである。
【0012】
また、吹出風路もしくは吸込風路、またはその両方の風路中に遮音板を複数設置し、且つ空気流の流線がいずれかの遮音板によって必ず遮られるように設置したものである。
【0013】
また、吹出風路もしくは吸込風路、またはその両方の風路中に遮音板を複数設置し、且つ少なくとも一枚について風路を形成する面のうち、対向する両面に接しないように設置したものである。
【0014】
また、吹出風路もしくは吸込風路、またはその両方の風路中に遮音板を複数設置し、且つ少なくとも一枚について一部曲率がついた形状としたものである。これにより風路中を通過する空気流の乱れを抑制することで通風音の発生を低減しつつ、空気流発生装置から発生する運転音が前記吹出風路及び前記吸込風路内をノズル開口部及び吸込口へ向かって伝播中に遮音されて外部への放射を抑制することができる手乾燥装置が得られる。
【0015】
また、吹出風路もしくは吸込風路、またはその両方の風路中に遮音板を複数設置し、且つ少なくとも一枚について空気流発生装置側の面に吸音材を貼付したものである。これにより前記空気流発生装置から発生する運転音を吸音材により吸音、すなわち音エネルギーから熱エネルギーに変換して消音しつつ、運転音が前記吹出風路及び前記吸込風路内をノズル開口部及び吸込口へ向かって伝播中に遮音されて外部への放射を抑制することができる手乾燥装置が得られる。
【0016】
また、吹出風路もしくは吸込風路、またはその両方の風路中に遮音板を複数設置し、且つ少なくとも一枚について空気流発生装置側の面に空気層を設けて吸音材を貼付したものである。これにより空気流発生装置から発生する運転音の内、特に耳障りな周波数帯において空気層厚みを調節することで吸音率を高くして効果的に消音しつつ、運転音が吹出風路及び吸込風路内をノズル開口部及び吸込口へ向かって伝播中に遮音されて外部への放射を抑制することができる手乾燥装置が得られる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば吹出風路もしくは吸込風路、またはその両方の風路中に遮音板を複数設置したことにより空気流発生装置から発生する運転音が吹出風路及び吸込風路内をノズル開口部及び吸込口へ向かって伝播中に遮音されて外部への放射を抑制することによって耳障りな騒音を低減することができ、使用者または周囲に対して不快感を軽減できるとともに、静粛を要する施設においても設置が可能となるという効果のある手乾燥装置を提供できる。
【0018】
また、吹出風路もしくは吸込風路、またはその両方の風路中に遮音板を複数設置し、且つ少なくとも一枚について一部曲率がついた形状としたことにより風路中を通過する空気流の乱れを抑制することで通風音の発生を低減しつつ、空気流発生装置から発生する運転音が吹出風路及び吸込風路内をノズル開口部及び吸込口へ向かって伝播中に遮音されて外部への放射を抑制することによって耳障りな騒音を低減することができ、使用者または周囲に対して不快感を軽減できるとともに、静粛を要する施設においても設置が可能となるという効果のある手乾燥装置を提供できる。
【0019】
また、吹出風路もしくは吸込風路、またはその両方の風路中に遮音板を複数設置し、且つ少なくとも一枚について空気流発生装置側の面に吸音材を貼付したことにより、空気流発生装置から発生する運転音を吸音材により吸音、すなわち音エネルギーから熱エネルギーに変換して消音しつつ、運転音が吹出風路及び吸込風路内をノズル開口部及び吸込口へ向かって伝播中に遮音されて外部への放射を抑制することによって耳障りな騒音を低減でき、使用者または周囲に対して不快感を軽減できるとともに、静粛を要する施設においても設置が可能となるという効果のある手乾燥装置を提供できる。
【0020】
また、吹出風路もしくは吸込風路、またはその両方の風路中に遮音板を複数設置し、且つ少なくとも一枚について空気流発生装置側の面に空気層を設けて吸音材を貼付したことにより空気流発生装置から発生する運転音の内、特に耳障りな周波数帯において空気層厚みを調節することで吸音率を高くして効果的に消音しつつ、運転音が吹出風路及び吸込風路内をノズル開口部及び吸込口へ向かって伝播中に遮音されて外部への放射を抑制することによって耳障りな騒音を低減でき、使用者または周囲に対して不快感を軽減できるとともに、静粛を要する施設においても設置が可能となるという効果のある手乾燥装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
吹出風路もしくは吸込風路、またはその両方の風路中に遮音板を複数設置したものであり、空気流発生装置から発生する運転音が前記吹出風路及び前記吸込風路内をノズル開口部及び吸込口へ向かって伝播中に遮音されて外部への放射を抑制することができるという作用を有する。
【0022】
前記吹出風路もしくは前記吸込風路、またはその両方の風路中に前記遮音板を複数設置し、且つ少なくとも一枚について一部曲率がついた形状としたものであり、風路中を通過する空気流の乱れを抑制することで通風音の発生を低減しつつ、前記空気流発生装置から発生する運転音が前記吹出風路及び前記吸込風路内を前記ノズル開口部及び前記吸込口へ向かって伝播中に遮音されて外部への放射を抑制することができるという作用を有する。
【0023】
前記吹出風路もしくは前記吸込風路、またはその両方の風路中に前記遮音板を複数設置し、且つ少なくとも一枚について前記空気流発生装置側の面に吸音材を貼付したものであり、前記空気流発生装置から発生する運転音を前記吸音材により吸音、すなわち音エネルギーから熱エネルギーに変換して消音しつつ、運転音が前記吹出風路及び前記吸込風路内を前記ノズル開口部及び前記吸込口へ向かって伝播中に遮音されて外部への放射を抑制することができるという作用を有する。
【0024】
前記吹出風路もしくは前記吸込風路、またはその両方の風路中に前記遮音板を複数設置し、且つ少なくとも一枚について前記空気流発生装置側の面に空気層を設けて前記吸音材を貼付したものであり、前記空気流発生装置から発生する運転音の内、特に耳障りな周波数帯において前記空気層厚みを調節することで吸音率を高くして効果的に消音しつつ、運転音が前記吹出風路及び前記吸込風路内を前記ノズル開口部及び前記吸込口へ向かって伝播中に遮音されて外部への放射を抑制することができるという作用を有する。
【0025】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0026】
(実施の形態1)
図1〜図2に示すように、壁面にもしくは床面に固定された本体1は空気流発生装置2
としての高速ターボブロワと外部に向かって開口し、手を挿入できる容積を持った手挿入部3を有し、前記手挿入部3の上部にノズル開口部4を備え、前記空気流発生装置2により吹出風路5を通って前記ノズル開口部4より高圧空気が吹出される。
【0027】
また、前記本体1内には制御手段6としてのマイコンを搭載した制御基盤を設け、前記ノズル開口部4の近傍には挿入された手を検知する検知手段7としての赤外線センサを設けることで、前記検知手段7の検知信号を前記制御手段6が受信して前記空気流発生装置2の駆動を制御している。
【0028】
一方、吸込口8は前記手挿入部3内に設置された前記ノズル開口部4より手前に設置され、吸込風路9を通って前記空気流発生装置2に空気を供給している。
【0029】
また、水受け皿10と排水ダクト11は、前記手挿入部3より下に設けることにより手から分離された水滴は重力により前記手挿入部3の底面に集められ、前記排水ダクト11を通って前記水受け皿10に貯蔵されるように構成される。
【0030】
前記構成において、前記空気流発生装置2から発生する運転音が前記吹出風路5内及び前記吸込風路9内を伝播して前記ノズル開口部4及び前記吸込口8から外部への放射してしまう前に前記吹出風路5内及び前記吸込風路9内において複数の遮音板12を設置して音の伝播を抑制することにより外部へ放射する騒音を低減できる。
【0031】
設置する前記遮音板12の大きさとしては、風路内断面積に対して前記遮音板12の占める面積を大きくすれば効果は高いが、一般に空気流が通過する風路の断面積が1/2となると空気流の流速が2倍となり、圧力損失と呼ばれる通風抵抗は空気流の流速の2乗に比例し、4倍に増大するため前記空気流発生装置の仕事率を低下させてしまうので留意が必要である。また、同じく風路断面積が急拡大または急縮小する部分に空気流が流れ込むと風路断面積の変化により空気流の流速が変化するため圧力損失を増大させる要因となるので留意が必要である。
【0032】
また、設置する前記遮音板12の材質としては、可能な限り密度が高く、且つ厚みを持たせる方が良い。何故ならば、前記遮音板12の遮音性能を表す透過損失は前記遮音板12の面密度、すなわち前記遮音板12の密度と厚みの積に比例するからである。実際に商品とする際、前記遮音板12の材質は亜鉛鋼板などの金属とする方が良いが、一般的にコストを低く抑えるために風路を合成樹脂で製作することが多いため、前記遮音板12を同一材質で一体成型しても良い。
【0033】
前記遮音板12の大きさ、材質は以下の実施の形態2から6においても同様である。
【0034】
(実施の形態2)
図3のように、遮音板12を吹出風路5内及び吸込風路9内に複数設置する際、前記遮音板12を平行に設置することにより前記遮音板12で挟まれた空間においては断面積の変化がなく、圧力損失の増大を防止しつつ遮音効果が得られる構成となる。
【0035】
また、一直線上とならないように設置することで風路断面積が極端に縮小されることが無い為、圧力損失の増大を防止でき、且つ風路の長さを長く取れる為に伝播する音の距離減衰効果が得られ、騒音の低減効果が高い。
【0036】
また、図3の矢印のように少なくとも1枚を空気流の流線に対して垂直となる角度に設置することにより伝播する空気流発生装置2の運転音を垂直に反射でき、遮音の効果を高められ、外部に放射される騒音を低減できる。
【0037】
また、図3の矢印のように風路中に空気流の流線がいずれかの前記遮音板12によって必ず遮られるように設置することにより、風路断面内の全面において伝播する前記空気流発生装置2の運転音が直接ノズル開口部4及び吸込口8から外部に放射する事無く遮音できる為、騒音を低減できる。
【0038】
また、上記構成を組み合わせることで、前記遮音板12を設置した際の遮音効果をより高めることができる。
【0039】
(実施の形態3)
図4のように、風路中に遮音板12を複数設置する際、吹出風路5を吹出風路下部5Aと吹出風路上部5Bの2部品を組み合わせて風路を形成した場合には、前記吹出風路下部5Aより立設する前記遮音板12を前記吹出風路上部5Bに接しないように設置することにより、風路断面積を極端に狭くすることが無い為、圧力損失の増大を防止でき、且つ遮音効果のある構成となる。
【0040】
(実施の形態4)
また、図5のように、風路内に設置した遮音板12の一部に曲率をつけることにより、前記遮音板12の角に空気流が流れる際に乱流の発生を抑えることができる為、乱流による騒音が抑えられることにより外部へ放射される騒音を軽減できる。
【0041】
(実施の形態5)
図6のように、遮音板12を吹出風路5内及び吸込風路9内に複数設置する際、少なくとも一枚について空気流発生装置2側の面に吸音材13、例えばウレタンフォームなどの多孔質材やグラスウールなどの繊維質でできたものを貼付することにより、前記吸音材13に入射した音エネルギーは熱エネルギーに変換されて消音され、且つ、遮音効果として運転音が風路を通ってノズル開口部4または吸込口8から外部への放射を抑制することとなる。また、発生する騒音の全周波数を低減するために吸音率の異なった複数種類の前記吸音材13を選定すること、または前記空気流発生装置2の運転音で特に耳障りな騒音として周波数400〜500Hzと3〜4kHz間のピーク音があるので、これを低減する為に前記吸音材13の吸音率を400〜500Hzと3〜4kHzで最も効果のある種類を選定することも有効な手段である。
【0042】
(実施の形態6)
図7のように、遮音板12を吹出風路5内及び吸込風路9内に複数設置する際、少なくとも一枚について空気流発生装置2側の面に空気層14を設けて吸音材13を貼付することにより前記吸音材13のもつ吸音特性を低周波側に移行させることができる。すなわち前記吸音材13の吸音特性として、2kHz以上の高周波はよく吸音するが、500Hz以下の低周波では吸音特性が低いという性質があるため、前記空気流発生装置2の400〜500Hzにあるピーク音や空気流の乱れによる通風音等の低周波騒音に対して効果がある。また、前記空気層14の厚みとしては、低減する周波数の波長長さに対して1/4倍となるように前記空気層14の厚みを持たせると低減効果が大きく、より低騒音な手乾燥装置を提供することが可能となる。
【0043】
以下、実施の形態7より前記空気層14の設置手段について説明する。
【0044】
(実施の形態7)
空気層14を設ける方法として、図8のように遮音板12の面から複数リブ15を立て、前記リブ15の前記遮音板12に隣接しない面に吸音材13を貼付してもよい。貼り付け方法としては、接着剤などの粘着性のある物質を前記吸音材13の片面もしくは前記リブ15の前記吸音材13貼付面に塗布すること、または前記吸音材13の片面がのり面加工となっているものであると作業性がよい。また、前記遮音板12に前記リブ15を設置することにより空気流の衝突による前記リブ15の変形を防止できる。また、組立て作業時や運搬時に前記遮音板12の破損トラブルになりにくい。
【0045】
(実施の形態8)
空気層14を設ける方法として、図9のようにリブ15は遮音板12の面と風路を形成する少なくとも一面に接するように立設させ、前記遮音板12に隣接しない面に吸音材13を貼付しても前記空気層14を設けることができ、且つ、前記遮音板12の強度が上がることから空気流の衝突による前記リブ15の変形を防止できる。また、組立て作業時や運搬時に前記遮音板12の破損トラブルになりにくい。
【0046】
(実施の形態9)
空気層14を設ける方法として、図10のように遮音板12の面より支柱16を立設させ、その頂点部分に吸音材13を貼り付ける方法もある。また、前記支柱16の形状は円柱でもよいし、多角形であってもよい。
【0047】
ここで、実施の形態7及び8記載のリブ15とは、一般的に機械的強度を向上させることを目的として設置されるものであり、前記リブ15の形状を前記空気層14を確保して吸音材13を貼付できるように工夫したことがねらいである。また、前記支柱16とは前記空気層14を確保して前記吸音材13を貼付することのみを目的としたものである。
【0048】
(実施の形態10)
空気層14を設ける方法として、図11のように、風路を形成する少なくとも一面よりリブ15を立設させ、遮音板12と平行な面に吸音材13を貼付して前記空気層14を設けてもよい。
【0049】
(実施の形態11)
空気層14を設ける方法として、図12のように、風路を形成する少なくとも一面より支柱16を立設させ、遮音板12と平行に吸音材13を貼付して前記空気層14を設けてもよい。また、前記支柱16の形状は円柱でもよいし、多角形であってもよい。
【0050】
(実施の形態12)
空気層14を設ける方法として、図13のように、遮音板12から前記空気層14の厚みを確保できる距離と、吸音材13を挟み込んで保持できる距離に風路を形成する少なくとも一面よりリブ15を立設させ、前記吸音材13を挟み込んで前記空気層14を設けたことにより、接着手段を設けずに前記吸音材13を設置可能となることから材料コストを抑えることができる。
【0051】
(実施の形態13)
空気層14を設ける方法として、図14のように、遮音板12から前記空気層14の厚みを確保できる距離と、吸音材13を挟み込んで保持できる距離に風路を形成する少なくとも一面より支柱16を立設させ、前記吸音材13を挟み込んで前記空気層14を設けても実施の形態12と同様の効果が得られる。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明にかかる手乾燥装置は、吹出風路もしくは吸込風路、またはその両方の風路中に遮音板を複数設置したものである。これにより空気流発生装置から発生する運転音が吹出風路及び吸込風路内をノズル開口部及び吸込口へ向かって伝播中に遮音されて外部への放射を抑制することができ、手乾燥装置より発生する騒音において耳障りな空気流発生装置の運転音を低減することができるという効果がある。
【0053】
よって、洗面所やトイレ等で手を洗い、濡れた手を乾燥させる装置等に有効であり、また、一般的に液体によって濡れたものを乾燥させる用途としても適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明の実施の形態1の構造を示す正面断面図
【図2】同側断面図
【図3】本発明の実施の形態2の風路を示す部分断面図
【図4】本発明の実施の形態3の風路を示す部分断面図
【図5】本発明の実施の形態4の風路を示す部分断面図
【図6】本発明の実施の形態5の風路を示す部分断面図
【図7】本発明の実施の形態6の風路を示す部分断面図
【図8】本発明の実施の形態7の吸音材設置手段を示す部分斜視図
【図9】本発明の実施の形態8の吸音材設置手段を示す部分斜視図
【図10】本発明の実施の形態9の吸音材設置手段を示す部分斜視図
【図11】本発明の実施の形態10の吸音材設置手段を示す部分斜視図
【図12】本発明の実施の形態11の吸音材設置手段を示す部分斜視図
【図13】本発明の実施の形態12の吸音材設置手段を示す部分斜視図
【図14】本発明の実施の形態13の吸音材設置手段を示す部分斜視図
【図15】従来例の構成を示す断面図
【符号の説明】
【0055】
1 本体
2 空気流発生手段
3 手挿入部
4 ノズル開口部
5 吹出風路
5A 吹出風路下部
5B 吹出風路上部
6 制御手段
7 検知手段
8 吸込口
9 吸込風路
10 水受け皿
11 排水ダクト
12 遮音板
13 吸音材
14 空気層
15 リブ
16 支柱





 

 


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