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発明の名称 炊飯器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2006−94925(P2006−94925A)
公開日 平成18年4月13日(2006.4.13)
出願番号 特願2004−281806(P2004−281806)
出願日 平成16年9月28日(2004.9.28)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 浮田 和宏 / 由良 政樹 / 三島 基道 / 高麗 敦 / 中西 邦行
要約 課題
設置面積が小さく、蓋開放時の全高を抑えた炊飯器を提供する。

解決手段
フランジ部2aを有し炊飯器本体1に着脱自在に収納される鍋2と、炊飯器本体1の後方かつ炊飯器本体1の上面より下方に設けた上枠ヒンジ部3eと、上枠ヒンジ部3eに設けたヒンジ軸18に回動自在に軸支され炊飯器本体1の上面を開閉自在に覆う蓋19を有し、ヒンジ軸18の軸中心の位置を、フランジ部2aの外周より後方で、かつ軸中心から炊飯器本体1の上面までの距離をA、軸中心から炊飯器本体1の背面までの距離をBとしたとき、AとBが同一もしくはAがBより大きくなるように設定したもので、コンパクトな設置面積で、簡単な構成で蓋19開放時の全高を抑えつつ、開放初期の回動もスムーズに行わせることができ、しかも蓋19が全開できるので、鍋2の取出しが容易で、メンテナンスも容易である。
特許請求の範囲
【請求項1】
フランジ部を有し本体に着脱自在に収納される鍋と、前記本体の後方かつ前記本体の上面より下方に設けたヒンジ部と、前記ヒンジ部に設けたヒンジ軸に回動自在に軸支され前記本体の上面を開閉自在に覆う蓋を有し、前記ヒンジ軸の軸中心の位置を、前記フランジ部の外周より後方で、かつ軸中心から前記本体の上面までの距離をA、前記軸中心から前記本体の背面までの距離をBとしたとき、AとBが同一もしくはAがBより大きくなるように設定した炊飯器。
【請求項2】
蓋内に配した電装部品と本体内に設けた電装部品とを電気的に接続するヒンジケーブルを、ヒンジ軸近傍において前記ヒンジ軸と略平行に配線した請求項1に記載の炊飯器。
【請求項3】
ヒンジ部を左右2ヶ所に分割して設けた請求項1又は2に記載の炊飯器。
【請求項4】
本体の上面をフラットに形成し、鍋のフランジ部の下方に鍋リングを設け、前記鍋を前記本体に装着した時に、前記鍋リングが前記本体の上面と当接するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の炊飯器。
【請求項5】
本体の左右に設けたハンドル軸穴に回動自在に軸支されたハンドルを設け、前記ハンドルを前記本体の後方に回動させた時に、全開した蓋より後方に突出しないようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載の炊飯器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般家庭、あるいは業務用に使用する炊飯器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の、この種の炊飯器について、図14を用いて説明する。
【0003】
炊飯器本体51は、内鍋52を装着自在に収納し、内鍋52の上方開口部は、蓋体53で開閉自在に覆われている。蓋体53の後端は、第1支軸54を回動中心にアーム55の上端に回動自在に取り付けられ、アーム55の下端は、炊飯器本体51の両側面に設けられ、前記第1支軸54より下方に位置する第2支軸56に回動自在に取り付けられている。
【0004】
上記構成により、蓋体53は、開放初期には、炊飯器本体51の後方上部に位置する第1支軸54を回動中心として回動し、開放途中で、前記第1支軸54よりも下方に設けた第2支軸55に回動中心を移動させて、蓋体53を炊飯器本体51の後方に回動させることができ、蓋体53開放時の全高を抑えつつ、開放初期の回動もスムーズに行わせることができ、しかも蓋体53を全開させ、内鍋52の炊飯器本体51からの取出しや、内鍋52からのご飯の盛り付けを容易にすることができる(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−95583号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような従来の炊飯器の構成においては、炊飯器本体51の両側面にアーム55を備える必要があるので、炊飯器本体51の横幅寸法が大きくなるのに加えて、炊飯器本体51は、主に台所回りに設置されるが、アーム55が大きく可動するのでアーム55の可動スペースも必要となり、炊飯器の設置面積が大きくなるという課題があった。
【0006】
また、第1支軸54、第2支軸56、アーム55、各種ストッパー等、蓋体53の開閉のために多くの部品を必要とし、複雑な構成となるので長期間の使用による耐久信頼性に課題があり、そして組立加工コストも高いという課題があった。
【0007】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、設置面積が小さく、かつ簡易な構成で蓋開放時の全高を抑えつつ、開放初期の回動もスムーズで、しかも蓋が全開できる炊飯器を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記従来の課題を解決するために、本発明の炊飯器は、フランジ部を有し本体に着脱自在に収納される鍋と、前記本体の後方かつ前記本体の上面より下方に設けたヒンジ部と、前記ヒンジ部に設けたヒンジ軸に回動自在に軸支され前記本体の上面を開閉自在に覆う蓋を有し、前記ヒンジ軸の軸中心の位置を、前記フランジ部の外周より後方で、かつ軸中心から前記本体の上面までの距離をA、前記軸中心から前記本体の背面までの距離をBとしたとき、AとBが同一もしくはAがBより大きくなるように設定したもので、設置面積が小さく、かつ簡易な構成で蓋開放時の全高を抑えつつ、開放初期の回動もスムーズで、しかも蓋全開時に本体上面から蓋が移動するので鍋が取出し易くなるとともに本体上面のお手入れ性も良くなる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の炊飯器は、設置面積が小さく、かつ簡易な構成で蓋開放時の全高を抑えつつ、開放初期の回動もスムーズで、しかも蓋全開時に本体上面から蓋が移動するので鍋が取出し易くなるとともに本体上面のお手入れ性も良くなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
第1の発明は、フランジ部を有し本体に着脱自在に収納される鍋と、前記本体の後方かつ前記本体の上面より下方に設けたヒンジ部と、前記ヒンジ部に設けたヒンジ軸に回動自在に軸支され前記本体の上面を開閉自在に覆う蓋を有し、前記ヒンジ軸の軸中心の位置を、前記フランジ部の外周より後方で、かつ軸中心から前記本体の上面までの距離をA、前記軸中心から前記本体の背面までの距離をBとしたとき、AとBが同一もしくはAがBより大きくなるように設定したもので、設置面積が小さく、かつ簡易な構成で蓋開放時の全高を抑えつつ、開放初期の回動もスムーズで、しかも蓋全開時に本体上面から蓋が移動するので鍋が取出し易くなるとともに本体上面のお手入れ性も良くなる。
【0011】
第2の発明は、特に、第1の発明の蓋内に配した電装部品と本体内に設けた電装部品とを電気的に接続するヒンジケーブルを、ヒンジ軸近傍において前記ヒンジ軸と略平行に配線したもので、ヒンジ部でヒンジケーブルを外部に露出させることなくヒンジ部を構成でき、ヒンジケーブルに水や米粒が付着するのを防止できるのに加え、ヒンジ部より本体内部へのゴミやホコリや水の浸入も防止でき、またヒンジケーブルが断線しにくくすることができる。
【0012】
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明のヒンジ部を左右2ヶ所に分割して設けたもので、本体の角部にヒンジ部が位置するので、本体の奥行き寸法を小さくすることができ、さらにコンパクトな設置面積で済むようにできる。
【0013】
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明の本体の上面をフラットに形成し、鍋のフランジ部の下方に鍋リングを設け、前記鍋を前記本体に装着した時に、前記鍋リングが前記本体の上面と当接するようにしたもので、鍋取出し時に本体上面が段差のないフラットな平面となり、露や米粒といった本体上面に付着した汚れをふきんなどで拭きやすくでき、お手入れ性が良くなる。
【0014】
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明の本体の左右に設けたハンドル軸穴に回動自在に軸支されたハンドルを設け、前記ハンドルを前記本体の後方に回動させた時に、全開した蓋より後方に突出しないようにしたもので、炊飯器の設置面積を増やすことなくハンドルを設けることができる。
【0015】
以下、本発明に実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態により、本発明が限定されるものではない。
【0016】
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態における炊飯器について、図1〜図7を用いて説明する。
【0017】
まず本体の構成であるが、図1において、炊飯器本体1は、本体上面部3aを構成し鍋収納部3bを有すると共に樹脂で成形された上枠3と、本体側面部から本体下面を構成し樹脂で成形されたボディ4から構成されている。金属製の鍋2は有底筒状で外周にフランジ部2aを有しており、炊飯器本体1に設けた鍋収納部3bに着脱自在に収納される。鍋2を鍋収納部3bに収納した時、鍋2のフランジ部2aが上枠3の鍋懸架部3c上に懸架された状態で収納される。鍋収納部3bの下には保護枠下8が設けられ、保護枠下8には加熱コイル9が一体に成形されている。保護枠下8の中央底部には、底センサー10が取り付けられており、底センサー10は、鍋2を収納した状態で鍋底2cと当接するようになっている。
【0018】
本体後方部の上枠3の下側には、保護枠下8から延伸された加熱基板取付け部8aが設けられ、加熱基板取付け部8aには底センサー10からの信号により加熱コイル9および蓋コイル24への通電を制御する加熱基板13と、加熱基板13を冷却するファンモーター14がある。
【0019】
図2〜図5に示すように、上枠3の後方かつ上枠3の上面より下部を形成する部分には、凹状の上枠ヒンジ部3eがあり、上枠ヒンジ部3eの左右に設けた上枠軸受け部3fにヒンジ軸18が取り付けられている。ここで、ヒンジ軸18の軸中心は前記鍋2のフランジ部2aの外周より後方であって、かつ軸中心から、炊飯器本体1の上面までの距離をA、軸中心から炊飯器本体1の背面までの距離をBとした時、AとBが同一もしくはAがBより大きくなるような位置に設定されている。
【0020】
蓋19は、炊飯器本体1の上面より下方に延設されかつ凹状の上枠ヒンジ部3e沿って凸上に構成された蓋軸受け部19eを有しており、蓋軸受け部19eにおいてヒンジ軸18に回動自在に軸支され、炊飯器本体1の上面を開閉自在に覆っている。
【0021】
上枠軸受け部3fからヒンジ軸18に対して長手方向蓋19側の上枠3には、切欠き3gがある。一方蓋19側には、蓋軸受け部19eのヒンジ軸18に対して長手方向の上枠3側に切欠き3gに内包された筒部19fがある。筒部19fの内側にはヒンジ軸18が貫通するヒンジバネ21があり、ヒンジバネ21の一端は、蓋19に設けた蓋ストッパー19gに係合し、他端は上枠ヒンジ部3eに設けた上枠ストッパー3hに係合し、蓋19を開く方向に付勢している。そして、炊飯器本体1の背面は、ヒンジカバー25によって覆われており、外部からヒンジバネ21が見えないようになっている。
【0022】
蓋19の先端には、蓋係合部19aがあり、蓋19の閉成時に、上枠3に取り付けられたフック20に係合し、炊飯中に蓋19が開くのを防止している。フック20を押すと、それと蓋係合部19aとの係合が外れ、ヒンジバネ21の付勢力で蓋19が開く。
【0023】
蓋19の下面には、蓋19の閉成時に、鍋2のフランジ部2aと当接する鍋パッキン22を放熱板支え27を介して挟持した金属製の放熱板23が取り付けられている。蓋19には蓋コイル24が設けられている。放熱板23には、炊飯中に発生する蒸気が通過する放熱板蒸気口23aがあり、その上部には、蓋19に設けた蓋蒸気筒19cと蓋蒸気口19dがある。蓋蒸気筒19cと放熱板23の間には、蒸気筒パッキン30が設けられている。
【0024】
そして蓋19の天面には、蓋凹部19eが設けられており、蓋凹部19eには操作基板15がある。蓋凹部19eの操作基板15の上面にあたる部分には、操作パネル16が設けられている。操作パネル16には炊飯や切など操作を行う操作部16aが設けられており、操作基板15の操作部16a下部にはスイッチ15aが設けられている。また操作パネル16には透明部16bが設けてあり、操作基板15の透明部16b下部には表示部15bが設けてある。
【0025】
蓋19内の電装部品の1つである操作基板15は、上枠ヒンジ部3eを通過し、同じく電装部品の1つである加熱基板13とヒンジケーブル26で電気的に接続されている。ヒンジケーブル26はヒンジ軸18近傍において、蓋19の筒部19fの内部を通過しヒンジ軸18と略平行に配線処理され炊飯器本体1内の加熱基板13へと配線されている。
【0026】
次に、上記構成による炊飯器の動作について説明する。
【0027】
米と、その量に対応する水を入れた鍋2を鍋収納部3bに装着し、蓋19を閉じる。操作パネル16の操作部16aには、炊飯スイッチ(図示せず)があり、炊飯スイッチを押すと操作基板15のスイッチ15aが連動して押され、炊飯動作開始の信号がヒンジケーブル26を介してマイコン(図示せず)へと送られ、炊飯動作が開始する。マイコンは、あらかじめプログラムされた炊飯動作を実行し、底センサー10から送られる鍋2の温度を入力として、加熱コイル9と蓋コイル24を最適に通電制御し炊飯を行う。
【0028】
加熱コイル9に通電すると、加熱コイル9は、鍋2を誘導加熱する。誘導加熱方式は熱効率が良く、熱応答性もよいのでおいしくご飯を炊くことができる。蓋コイル24に通電すると蓋コイル24は、金属製の放熱板23を誘導加熱し鍋2を上面から暖める。また炊飯で発生した蒸気が露となって放熱板23へ付着するのを防止する。
【0029】
炊飯中に鍋2から発生する蒸気は、放熱板23の放熱板蒸気口23aを通過し、蓋蒸気筒19cおよび蓋蒸気口19dを通過して外部へと放出される。ここで、放熱板23と鍋2のフランジ部2aは鍋パッキン22でシールされており、また放熱板23と蓋蒸気筒19cの間は蒸気筒パッキン30でシールされているので、所定の場所以外から蒸気が外部に漏れることのない構造となっている。
【0030】
炊飯中の動作状態は、操作基板15の表示部15bに表示され、操作パネル16の透明部16bを透視して目視できる。蓋19の開閉についての動作を説明する。蓋19はヒンジ軸18を軸中心に回動し、ヒンジバネ21の力で上方へ開放する付勢力が常時働いているが、フック20と蓋係合部19aが係合することで、蓋19は閉じた状態で維持される。フック20のフックボタン部20aを押すと、フック20と蓋係合部19aの係合が外れ、蓋19が、ヒンジバネ21の付勢力で開く。
【0031】
炊飯器は、キッチンキャビネット等に設置することが多いが、蓋19を開いた時の製品高さが高いと、蓋19を開けた時に、蓋19の天面がキャビネット天面に当接し蓋19が完全に開ききらず、ご飯をよそいにくかったり鍋2が取出しにくかったりする。そのため、蓋19を開いた時の製品高さは低い方がよい。
【0032】
図6において、蓋19を開いた時の製品高さは、床面からヒンジ軸18の軸中心までの距離をC、ヒンジ軸18の軸中心から蓋19の先端までの距離をDとした時、蓋19を開いた時の製品高さはC+Dとなるが、従来の炊飯器では、ヒンジ軸18の軸中心が本体上面よりも上部にあるのに対して、本実施の形態では、図6に示すように、ヒンジ軸18の軸中心が、本体上面よりも下部にあるので、床面からヒンジ軸18の軸中心までの距離Cが、従来に比べて短くなり、その結果、蓋19を開いた時の製品高さC+Dを低くすることができる。
【0033】
蓋19の回動の軌跡は、鍋パッキン22が、蓋19を閉じた時に、フランジ部2aの全周に密着するように設定しないと、炊飯中の蒸気が鍋パッキン22とフランジ部2aとの隙間から漏れ出してしまう。そのためには、蓋19を閉じる時に鍋パッキン22がフランジ部2aに覆い被さるようにしてフランジ部2aの全周に密着する動作をする必要がある。本実施の形態では、図7に示すように、ヒンジ軸18の軸中心18aは、鍋2のフランジ2aの外周より後方に設定してある。こうすることで、鍋パッキン22は、フランジ部2aに対して蓋19を閉じた時、確実に炊飯器本体1の後部上方よりフランジ部2aに覆い被さるように回動する軌跡となるので、鍋パッキン22と鍋2のフランジ部2aが確実に密着する事ができる。
【0034】
そして、本実施の形態では、ヒンジ軸18の軸中心18aから本体上面までの距離をA、軸中心18aから本体背面までの距離をBとしたとき、AとBが同一もしくはAがBより大きくなるような位置に軸中心18aを設定することで、蓋19を開いた時に、蓋19はA−Bの寸法分本体背面よりもさらに後ろへ移動し、図6のように、蓋19を開いた時に、炊飯器本体1の上面から蓋19が完全に移動する。炊飯器本体1の上面は、水滴やご飯粒などが付着し汚れ易いので、ふきんなどで拭き取ったりする必要が有るが、本実施の形態における炊飯器では、炊飯器本体1の上面は全面に渡って露出し、ふきんなどで拭き取り易くなるので、炊飯器本体1の上面のお手入れ性が向上する。
【0035】
上枠ヒンジ部3eにおいては、図5のように筒部19fが切欠き3gに内包されているので、ヒンジケーブル26やヒンジバネ21、ヒンジ軸18は外観からは見えない構成となっており、すっきりとした外観となる。
【0036】
また本体上面部3aから連なる上枠ヒンジ部3eにも穴や隙間などはないので炊飯器本体1内部にゴミやホコリや水が浸入することがない。またヒンジケーブル26はヒンジ軸18と略平行に配線され、蓋19開閉時、ヒンジケーブル26はねじり方向に屈曲されるので断線もしにくい。
【0037】
なお、上記実施の形態では、加熱手段として加熱コイル9を使用したが、汎用のヒータを用いても同様の効果を得ることができるのはいうまでもない。また放熱板23や鍋2の側面を加熱する手段は、誘導加熱方式であっても同様の効果を得ることができる。
【0038】
(実施の形態2)
図8は、本発明の第2の実施の形態における炊飯器の後方分解斜視図、図9は、同炊飯器の要部側面図、図10は、同炊飯器の後方斜視図である。なお、上記第1の実施の形態と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0039】
図8〜10に示すように、炊飯器本体31は、本体上面部33aを構成し鍋収納部33bを有すると共に樹脂で成形された上枠33と、本体側面部から本体下面を構成し樹脂で成形されたボディ34からなる。金属製の鍋32は有底筒状で外周にフランジ部32aを有しており、鍋収納部33bに着脱自在に収納される。
【0040】
上枠33の後部でかつ上枠33の上面より下部を形成する部分であって、左右両側には凹状の上枠ヒンジ部33eが2ヶ所形成されており、左右の上枠ヒンジ部33eの間には、上枠軸受け部33fがあって、ヒンジ軸38が取り付けられている。ここで、図9に示すように、ヒンジ軸38の軸中心は、前記鍋32のフランジ部32aの外周より後方であって、かつヒンジ軸38の中心から本体上面までの距離をA、軸中心から本体背面までの距離をBとしたときAとBが同一もしくはAがBより大きくなるような位置にある。
【0041】
蓋39は、本体上面より下方に延設され、凹状の2ヶ所の上枠ヒンジ部33e沿って凸上に構成された蓋軸受け部39eを左右2ヶ所有しており、蓋軸受け部39eにおいてヒンジ軸38に回動自在に軸支され、本体上面を開閉自在に覆っている。上枠軸受け部33fからヒンジ軸38に対して長手方向の蓋39側には切欠き33gがある。
【0042】
一方蓋39側には、蓋軸受け部39eのヒンジ軸38に対して長手方向の上枠33側に切欠き33gに内包された筒部39fがある。筒部39fの内側には、ヒンジ軸38が貫通したヒンジバネ35があり、ヒンジバネ35の一端は、蓋39に設けた蓋ストッパー39gに係合し、他端は上枠ヒンジ部33eに設けた上枠ストッパー33hに係合し、蓋39が開く時の付勢力を発生する。そして、本体背面はヒンジカバー36によって覆われたおり、外部からヒンジバネ35は見えないようになっている。その他の構成については実施の形態1と同様である。
【0043】
本実施の形態によれば、図8に示すように上枠ヒンジ部33eは、炊飯器本体31後方の左右両側に分割されているので、鍋32より後方に上枠ヒンジ部33eを構成するのに比べて、有底筒状の鍋32に対する炊飯器本体31の後方角部の空間を上枠ヒンジ部33eとして有効活用でき、結果炊飯器本体1の奥行き寸法を短くすることができる。したがって、炊飯器本体31の設置面積が少なくて済むようになる。
【0044】
(実施の形態3)
図11は、本発明の第3の実施の形態における炊飯器の断面図、図12は、同炊飯器の側面図、図13は、同炊飯器の側面図である。なお、上記実施の形態と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0045】
図11に示すように、炊飯器本体41は、水平な平面状に形成された本体上面部43aを構成し、鍋収納部43bを有すると共に樹脂で成形された上枠43と、本体側面部から本体下面を構成し樹脂で成形されたボディ44から構成されている。金属製の鍋42は有底筒状で外周にフランジ部42aを有しており、フランジ部42aの下部には鍋リング45が取付けネジ45aで取り付けられている。
【0046】
鍋42は、鍋収納部43bに着脱自在に収納され、鍋収納部43bに収納した時、鍋リング45が本体上面部43aに当接して、鍋42は本体上面部43aに懸架された状態で収納される。そして本体上面部43aは、開閉自在でヒンジ軸47に軸支された蓋49で上面を覆われている。
【0047】
また、炊飯器本体41の左右に設けられたハンドル軸穴48aに回動自在に軸支されたハンドル48を有しており、図12に示すように、ハンドル48は、炊飯器本体41の後方に回動させた時、蓋49が開いた場合に蓋49の下方かつ蓋49より後方に突出しない長さに設定されている。その他の構成は、上記第1の実施の形態と同一である。
【0048】
炊飯器本体41の上面は、水滴が滴下したり米粒などで汚れるので、ふきんで拭くといった手入れが必要になるが、本実施の形態によると、図13に示すように鍋42を取り外した時、本体上面部43aは水平でかつフラットな形状となるので、拭き取り易く、お手入れ性がよい。
【0049】
また、ハンドル48は、炊飯器本体41を持ち運びするのに便利であるが、回動するハンドル48を設けた場合に、炊飯器本体41の設置寸法がハンドル48を追加したため大きくなることがある。しかしながら、本実施の形態によれば、ハンドル48が炊飯器本体41の後方に回転し、蓋49が開いた場合に、蓋49の下方かつ蓋49より後方に突出しない寸法に設定されているので、炊飯器の設置性を損なうことがない。
【産業上の利用可能性】
【0050】
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、コンパクトな設置面積で、かつ簡易な構成で蓋開放時の全高を抑えつつ、開放初期の回動もスムーズで、しかも蓋全開時に本体上面全体から蓋が移動するので鍋が取出し易くなるとともに本体上面のお手入れ性も良くなるもので、回動式の蓋を有する各種調理機器、器具に広く適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の実施の形態1における炊飯器の断面図
【図2】同炊飯器の要部断面図
【図3】同炊飯器の後部分解斜視図
【図4】同炊飯器の後方斜視図
【図5】同炊飯器の後方要部斜視図
【図6】同炊飯器の側面図
【図7】同炊飯器の蓋を開放した状態の要部断面図
【図8】本発明の実施の形態2における炊飯器の後方分解斜視図
【図9】同炊飯器の要部側面図
【図10】同炊飯器の本体後方斜視図
【図11】本発明の実施の形態3における炊飯器の断面図
【図12】同炊飯器の蓋を開放した状態を示す側面図
【図13】同炊飯器の鍋を取り外した状態を示す側面図
【図14】従来の炊飯器の側面図
【符号の説明】
【0052】
1、31、41 炊飯器本体(本体)
2 鍋
2a フランジ部
3a 本体上面部
3e 上枠ヒンジ部(ヒンジ部)
4 ボディ
13 加熱基板(電装部品)
15 操作基板(電装部品)
18 ヒンジ軸
19 蓋
26 ヒンジケーブル
45 鍋リング
49 ハンドル
49a ハンドル軸穴




 

 


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