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発明の名称 電気湯沸かし器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2006−75317(P2006−75317A)
公開日 平成18年3月23日(2006.3.23)
出願番号 特願2004−261930(P2004−261930)
出願日 平成16年9月9日(2004.9.9)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 松田 昇
要約 課題
容器に補給する水を貯水した貯水タンクを備えた電気湯沸かし器において、加熱時の熱を有効利用するとともに、設置面積を小さくすることを目的とする。

解決手段
本体21内に設けられ水22を収容する容器24と、容器内の水を加熱する加熱手段25と、容器の上方開口部を覆う蓋体38と、容器に補給する水を貯水する貯水タンク23と、蓋体に設けられ容器内の水を加熱する際に発生した熱を貯熱する貯熱体38dとを備え、貯水タンク23は、貯熱体38dを覆うように本体21の上方に設けた。これにより、加熱時に発生した熱が貯熱体38dに蓄えられ、貯水タンク23の水温を高くできるため、湯沸かし時間を短縮することができる。また、貯水タンク23が本体21の上方に位置するため、機器の設置面積は本体21のみの面積となり、小さくできる。
特許請求の範囲
【請求項1】
本体内に設けられ水を収容する容器と、前記容器内の水を加熱する加熱手段と、前記容器の上方開口部を覆う蓋体と、前記容器に補給する水を貯水する貯水タンクと、前記蓋体に設けられ前記容器内の水を加熱する際に発生した熱を貯熱する貯熱体とを備え、前記貯水タンクは、前記貯熱体を覆うように前記本体の上方に設けた電気湯沸かし器。
【請求項2】
貯水タンクは、本体の上方に着脱自在に設置した請求項1に記載の電気湯沸かし器。
【請求項3】
蓋体は、容器の上方に着脱自在に設置した請求項1または2に記載の電気湯沸かし器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、本体内の容器へ水を補給する貯水タンクを備えた電気湯沸かし器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の電気湯沸かし器としては、例えば、本体内の容器へ水を補給する貯水タンクを本体側部に併設したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
具体構成は、図2に示すように、本体1内に設けられ水2を収容する容器4と、容器4内の水2を加熱する加熱手段5と、容器4の上方開口部を覆う蓋体18と、本体1の側部に併設され容器4に補給する水2を貯水する貯水タンク3と、蓋体18内に設けられ容器4と蒸気口18aを介して外気と連通する蒸気通路18bと、容器4に接続されて湯を吐出口10に導く導出路11と、容器4内の水量を検知する3つの水位検知素子6a〜6cを有する水位センサ6と、容器4と貯水タンク3とを連結する給水路7と、貯水タンク3の水2を汲み上げる給水ポンプ8および汲み上げ路9とから構成されていた。そして、容器4内の湯が少なくなると水位センサ6の検知により給水ポンプ8を動作させ、汲み上げ路9と給水路7を介して水2を容器4に自動的に補給するものであった。
【特許文献1】特開2003−325347号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の構成では、貯水タンク3を本体1側部に併設しているため、容器4内の水2を加熱する際に発生する熱を有効利用しにくい構成であるとともに、本体1と貯水タンク3の設置面が必要であり、機器全体の設置面積が大きくなるという課題を有していた。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、加熱時に発生する熱を有効利用するとともに、機器の設置面積が小さくできる電気湯沸かし器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記従来の課題を解決するために、本発明の電気湯沸かし器は、貯水タンクを、蓋体に設けた貯熱体を覆うように本体の上方に設けたものである。
【0007】
これにより、貯水タンクは貯熱体を覆っているため、加熱時に発生した熱が貯熱体に蓄えられ、貯水タンクの水温の低下を防ぐものである。すなわち、本体へ給水される水温が従来よりも高くなるため、湯沸かし時間を短縮することができ、消費電力を抑えることができる。また、貯水タンクは本体の上方に位置しているため、機器の設置面積が小さくなるものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の電気湯沸かし器は、加熱時に発生する熱を有効利用できるとともに、機器の設置面積が小さくできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
第1の発明は、本体内に設けられ水を収容する容器と、前記容器内の水を加熱する加熱手段と、前記容器の上方開口部を覆う蓋体と、前記容器に補給する水を貯水する貯水タンクと、前記蓋体に設けられ前記容器内の水を加熱する際に発生した熱を貯熱する貯熱体とを備え、前記貯水タンクは、前記貯熱体を覆うように前記本体の上方に設けた電気湯沸かし器とすることにより、貯水タンクは貯熱体を覆っているため、加熱時に発生した熱が貯熱体に蓄えられ、貯水タンクの水温の低下を防ぐものである。すなわち、本体へ給水される水温が従来よりも高くなるため、湯沸かし時間を短縮することができ、消費電力を抑えることができる。また、貯水タンクは本体の上方に位置しているため、機器の設置面積が小さくなるものである。
【0010】
第2の発明は、特に、第1の発明において、貯水タンクは、本体の上方に着脱自在に設置したことにより、貯水タンクを本体から取り外して貯水タンクだけを持ち運ぶことができ、より手軽に水を補給することができる。また、貯水タンクを取り外しても本体だけで使用することができる。
【0011】
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、蓋体は、容器の上方に着脱自在に設置したことにより、蓋体を容器から取り外すことができ、手軽に容器内の水を排水することができる。
【0012】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0013】
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態における電気湯沸かし器を示すものである。
【0014】
図に示すように、水22を収容する容器24は本体21内に設けられており、ステンレス鋼板で有底円筒状に形成され、底面裏側には容器24内の水22を加熱する加熱手段25が固着されている。加熱手段25の定格消費電力は1000Wであり、保温時は75Wである。導出路31は、ポンプ36を介して一方を容器24の底部に設けた受水口24bと連通させたものであり、出湯時にポンプ36を動作させて吐出口30から本体21外へ湯を導出する経路である。本体21の前面(吐出口30側)には、本体21外部より導出路31を臨むように本体21に開口部21bが設けてあり、その開口部21bに容器24内の水量を表示する本体水位表示部21aを設けている。本体水位表示部21aは本体21正面の中心線に対し吐出口30を避けた位置で、本体21に正面に向かって右寄りの位置に設けている。本体水位表示部21aはPETフィルム樹脂で構成され、その表面には水位表示目盛りと透明窓(いずれも図示せず)が印刷されており、裏面に貼付けられた両面テープなどによって本体21に接着され、本体21の開口部21bを覆っている。制御手段41は機器の動作を制御するものであり、ここでは、加熱手段25とポンプ36を制御している。
【0015】
蓋体38は容器24の上方開口部を覆うものであり、蓋体38の容器24側には蒸気抜き穴38aを設け、蓋体38には蒸気抜き穴38aと蒸気口38bとを連通する蒸気通路38cを設けている。さらに、蓋体38内には容器24内の水22を加熱する際に発生した熱を貯熱する貯熱体38dを設けている。この貯熱体38dは、貯熱機能を有する材料であればよく、特にその材料が限定されるものではないが、例えば、金属、石材、粘土、貝殻、その他の単体あるいはそれらの組み合わせにより構成される。また、蓋体38は本体21に対して回動自在であり、容器24の上方からは着脱自在に取り付けられている。貯水タンク23は本体21の上方に着脱自在に載置されるものであり、容器24に水22を供給するために貯水している。本実施の形態において、蒸気通路38cは、貯水タンク23を貫くように蓋体38の上方に立設している。貯水タンク23には蒸気通路38cが挿入されるように貫通穴が設けられている。
【0016】
なお、蒸気通路38cと貯水タンク23とのこの構成は、特に限定されるものではなく、要は、貯水タンク23を本体21の上方に設ける際、蒸気通路38cの蒸気口38bを閉塞しないよう避けたものであればよく、蒸気口38bの位置、あるいは貯水タンク23の形状などを配慮することにより、種々の構成が考えられるものである。
【0017】
また、貯熱体38dと貯水タンク23とのこの構成は、特に限定されるものではなく、要は、貯熱体38dを貯水タンク23と容器24との間に設けたものであればよく、貯水タンク23の底面、あるいは蓋体38の内外面に設けるなど、種々の構成が考えられるものである。
【0018】
貯水タンク23は、タンク本体23dと補給キャップ23eとで構成され、タンク本体23dはポリプロピレン樹脂でブロー成形され、補給キャップ23eはポリプロピレン樹脂で射出成形されたものである。補給キャップ23eはタンク本体23dに対して取り外しが可能であり、取り付け時には結合部から水22が漏れないようにシリコーンゴムなどでシールをしている。補給キャップ23eの天面に設けた開口部23cには、バネ39で付勢され、貯水タンク23の着脱時に、開口部23cを開閉する止水弁42が設けられている。この止水弁42はシリコーンゴムなどの軟質製のゴムからなり、貯水タンク23に水22を補給したいときなど、貯水タンク23を外したときに開口部23cから水22が大量にこぼれないようにしたものである。貯水タンク23が本体21に装着されている場合には、バネ39により開口部23cを閉塞すべく付勢されている止水弁42が持ち上げられ、開口部23cが開口するので、貯水タンク23内に収容された水22が開口部23cから出てくるしくみである。
【0019】
本体21の上部に設けた給水受け皿43は、貯水タンク23が着脱自在に嵌合して設置されるものであり、貯水タンク23を本体21に装着したときに開口部23cから流出した水22を受けるものである。給水受け皿43の底面に設けた連通口43aには、バネ40で付勢され貯水タンク23の着脱時に連通口43aを開閉する給水弁32が設けられている。この給水弁32はシリコーンゴムなどの軟質製のゴムからなり、貯水タンク23が本体21に装着されている場合には、バネ40により連通口43aを閉塞すべく付勢されている給水弁32が押し下げられ、連通口43aが開口するので、給水受け皿43の水22が連通口43aから導入されるしくみである。なお、本実施の形態において、止水弁42と給水弁32とが連動して開閉するように設けたが、それぞれの弁が独立して開閉するようにしてもよい。
【0020】
給水路27は、一方を容器24の底部に設けた注入口24cと連通し、他方を給水受け皿43の底部に設けた連通口43aと連結させたものであり、給水時に容器24に水22を導入する経路である。
【0021】
また、貯水タンク23が本体21に装着されたときに補給キャップ23eの天面に設けた開口部23c(貯水タンク23の最下端面23b)を容器24内に収容する水22の満水位24aと同じ高さになるように設定している。
【0022】
ここで、貯水タンク23の前面(吐出口30側)には、貯水タンク23内の水量を表示するタンク水位表示部23aを設けている。タンク水位表示部23aは、本体水位表示部21aの上方に設け、本体水位表示部21aと同様に、容器24の中心線に対し吐出口30を避けた位置で、本体21に向かって右寄りの位置に設けている。タンク水位表示部23aは、タンク本体23dに水位表示目盛りが刻印成形され、本体水位表示部21aと同一線上に位置するものである。
【0023】
以上のように構成された電気湯沸かし器について、以下その動作、作用を説明する。
【0024】
まず、貯水タンク23を本体21から取り外す。そして反転させて補給キャップ23eをタンク本体23dから外して貯水タンク23に水22を補給する。補給が完了すると、補給キャップ23eをタンク本体23dに取り付けて元の状態に戻し、貯水タンク23を本体21の上部に設けた給水受け皿43に嵌合させて設置する。このようにして貯水タンク23を本体21に装着すると、バネ39により開口部23cを閉塞すべく付勢されている止水弁42が持ち上げられるとともに、バネ40により連通口43aを閉塞すべく付勢されている給水弁32が止水弁42と連動して押し下げられる。これにより、開口部23cおよび連通口43aが開口するので、貯水タンク23内に収容された水22が給水受け皿43を介して給水路27に導入され、貯水タンク23に収容された水22の自重で容器24に給水される。
【0025】
ここで、貯水タンク23はタンク本体23dがポリプロピレン樹脂でブロー成形されたものであるため、貯水タンク23の内部上方にある空気層は密閉状態となり、貯水タンク23内への空気の進入を貯水タンク23の開口部23cのみに限定できる。貯水タンク23からの給水中にその開口部23cが水没すると、貯水タンク23内への空気の進入が止まると同時に、給水も止まる。
【0026】
容器24内に給水された水22を底部に付設した加熱手段25により所定温度まで加熱、保温する。この時、加熱・保温時に発生した熱は容器24や水22から蓋体38に伝熱し、蓋体38内に設けた貯熱体38dに貯熱される。さらに、貯熱体38dに蓄えられた熱は、徐々に貯水タンク23に伝熱し、貯水タンク23内の水を温めるため、水温の低下を防ぐ。
【0027】
また、容器24内の湯を出湯したい場合には、ポンプ36を動作させることによって導出路31、吐出口30より本体21外へ導出される。
【0028】
なお、容器24内で発生した蒸気は蒸気抜き穴38aから蓋体38内部の蒸気通路38cを通り蒸気口38bから本体21外に排出される。
【0029】
以上のように、本実施の形態の電気湯沸かし器においては、貯水タンク23を蓋体38に設けた貯熱体38dを覆うように本体21の上方に設けることにより、貯水タンク23が貯熱体38dを覆っていることで、加熱時に発生した熱が貯熱体38dに蓄えられ、貯水タンク23の水温の低下を防ぐ。すなわち、本体21へ給水される水温が従来よりも高くなるため、湯沸かし時間を短縮することができ、消費電力を抑えることができる。
【0030】
また、貯水タンク23を、蒸気口38bが閉塞しないように避けて本体21の上方に設けることにより、貯水タンク23が本体21の上方に位置していることで、機器の設置面積が小さくできる。また、貯水タンク23は、本体21の上方に着脱自在に設置することにより、貯水タンク23を本体21から取り外して貯水タンク23だけを持ち運ぶことができ、より手軽に水22を補給することができる。また、貯水タンク23を取り外しても本体21だけで使用することができる。また、蓋体38は、容器24の上方に着脱自在に設置することにより、蓋体38を容器24から取り外すことができ、より手軽に水を排水することができる。
【0031】
なお、上記した実施の形態に示した要件は、必要に応じて適宜組み合わせて電気湯沸かし器を構成することができるものであり、実施の形態そのものの構成に限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0032】
以上のように、本発明にかかる電気湯沸かし器は、加熱時に発生する熱を有効利用できるとともに、機器の設置面積が小さくできるので、貯水タンクを有する給湯機器などにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の実施の形態における電気湯沸かし器の断面図
【図2】従来の電気湯沸かし器の断面図
【符号の説明】
【0034】
21 本体
22 水
23 貯水タンク
24 容器
25 加熱手段
38 蓋体
38d 貯熱体




 

 


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