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発明の名称 棚板の係止具およびこれを使用した収納キャビネット
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2006−68413(P2006−68413A)
公開日 平成18年3月16日(2006.3.16)
出願番号 特願2004−257926(P2004−257926)
出願日 平成16年9月6日(2004.9.6)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 中村 恵英
要約 課題
キャビネットの棚受穴のピッチ以外の任意の高さに棚板を設置できる係止具の提供を目的とする。

解決手段
キャビネット12の左右の側板内面12aに複数段設けた棚受穴12bに装着し、棚板11を任意の位置に設置できる棚板の係止具で、前記棚受穴12bに装着する係止具本体5と、棚板11を載置し棚板の移動を規制する載置部材8を備え、前記係止具本体5と載置部材8はねじ機構を介して螺合する構成とし、前記ねじ機構を調整することにより載置部材の高さを変えることができるようにすることにより、ねじ機構を調整することでキャビネット内の左右の側板内側12aに設けた棚受穴12bのピッチ以外の任意の高さに棚板11を設置できるものである。
特許請求の範囲
【請求項1】
キャビネットの左右の側板内面に前後一対且つ上下方向に複数段設けた棚受穴に装着し、棚板を任意の位置に設置できる棚板の係止具で、前記棚受穴に装着する係止具本体と、棚板を載置し棚板の移動を規制する載置部材を備え、前記係止具本体と載置部材はねじ機構を介して螺合する構成とし、前記ねじ機構を調整することにより載置部材の高さを変えることができる棚板の係止具。
【請求項2】
ねじ機構は、載置部材に一体に形成した雄ねじ部と、係止具本体に一体に形成した雌ねじ部で構成する請求項1に記載の棚板の係止具。
【請求項3】
ねじ機構は、載置部材に回動自在に係合した雄ねじ部材と、係止具本体に一体に形成した雌ねじ部で構成した請求項1に記載の棚板の係止具。
【請求項4】
係止具本体に形成した雌ねじが下端面まで貫通した構成を特徴とする請求項2または3に記載の棚板の係止具。
【請求項5】
雄ねじ部材の上端部が載置部材の棚板載置片の下面に当接する構成の請求項3または4に記載の棚板の係止具。
【請求項6】
載置部材は棚板の上方への離脱を規制する棚板保持片を備えた構成の請求項1〜5のいずれか1項に記載の棚板の係止具。
【請求項7】
少なくとも1個の載置部材に、棚板の前方向の移動を規制するストッパー部材を着脱自在に設置したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の棚板の係止具。
【請求項8】
係止具本体は左右対称形状としたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の棚板の係止具。
【請求項9】
載置部材は左右対称形状としたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の棚板の係止具。
【請求項10】
ストッパー部材は左右対称形状としたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の棚板の係止具。
【請求項11】
棚板を載置した状態で、係止具本体が棚受穴から抜けることを防止する抜け防止手段を備えたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の棚板の係止具。
【請求項12】
キャビネット内側面に複数の棚受穴を設け、請求項1〜11のいずれか1項に記載の棚板の係止具で棚板を係止した収納キャビネット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は家具等のキャビネットに棚板を設置する棚板の係止具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の棚板の係止具は、図7に示すように、手前開放部では棚板の上下と手前への脱落を左右1対の係止具でおこない、後方閉部では棚板上下と後方を挟み込むコの字型を形成した左右1対の係止具で棚板の固定をするようにようになっていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図7は、特許文献1に記載された従来の棚板の係止具およびこの係止具を使用したキャビネットを示すものである。図7に示すように、手前開放部では棚板1の上下と手前への脱落を左右1対の係止具2でおこない、後方閉部3では棚板1上下と後方を挟み込むコの字型を形成した左右1対の係止具4で棚板1の固定をするようにようになっていた。
【特許文献1】特開2001−046158号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら上記従来の棚板の係止具では、前方のものと後方のもので全く異なった形状となり、さらにそれぞれに左右対称の別形状をした係止具が必要となる。また、各々の使用者が利用できる棚板の高さ位置はキャビネット内の左右側板の内側に設けられた棚受穴の上下ピッチに限定され、仮にピッチの間の位置で使用したくなってもそのままでは使用できず、その要望に応えるためには、棚受穴のピッチを細かくしていく必要があり、コスト高や外観を損なうという課題があった。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、前後左右全ての位置に同じものを使用できる棚板の係止具で、さらにキャビネット内の左右側板の内側に設ける棚受穴のピッチ以外の高さ位置に棚板を設定できる係止具の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
キャビネットの左右の側板内面に前後一対且つ上下方向に複数段設けた棚受穴に装着し、棚板を任意の位置に設置できる棚板の係止具で、前記棚受穴に装着する係止具本体と、棚板を載置し棚板の移動を規制する載置部材を備え、前記係止具本体と載置部材はねじ機構を介して螺合する構成とし、前記ねじ機構を調整することにより載置部材の高さを変えることができるようにしたものである。
【0007】
これによって、ねじ機構を調整することでキャビネット内の左右側板の内側に設けた棚受穴のピッチ以外の高さに棚板を設置できるものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の棚板の係止具は、棚板の設置高さをキャビネットの左右側板の内側に設けた棚受穴の上下ピッチ以外の任意の高さに設置することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
第1の発明はキャビネットの左右の側板内面に前後一対且つ上下方向に複数段設けた棚受穴に装着し、棚板を任意の位置に設置できる棚板の係止具で、前記棚受穴に装着する係止具本体と、棚板を載置し棚板の移動を規制する載置部材を備え、前記係止具本体と載置部材はねじ機構を介して螺合する構成とし、前記ねじ機構を調整することにより載置部材の高さを変えることができるようにすることにより、側板の棚受穴数を増やさなくとも、係止具本体の位置を一定にしたままで自由に棚板の高さ位置を変えることができるようになる。
【0010】
第2の発明は、特に第1の発明のねじ機構を、載置部材に一体に形成した雄ねじ部と、係止具本体に一体に形成した雌ねじ部で構成することにより、構成部材の数を少なくシンプルにできるため、生産性の向上に加え、取り扱いの簡便化が図れる。
【0011】
第3の発明は、特に第1の発明のねじ機構を、載置部材に回動自在に係合した雄ねじ部材と、係止具本体に一体に形成した雌ねじ部で構成することにより、雄ねじ部材を載置部材とは独立して調整することが可能となるため、棚板を載置した状態で高さ調整ができるとともに、雄ねじ部材の回転角度が規制されないため無段階の高さ調整が可能となる。
【0012】
第4の発明は、特に、第2または第3の発明の係止具本体に形成した雌ねじが下端面まで貫通した構成とすることにより、雄ねじ部または雄ねじ部材の長さを長くすることにより、高さ調整代を大きくとれるようになり、調整代の大きい物を小さな部材で安価に実施できる。
【0013】
第5の発明は、特に、第3または第4の発明の雄ねじ部材の上端部が載置部材の棚板載置片の下面に当接する構成とすることにより、雄ねじ部材の上下移動に載置部材が直接連動できるようになるため、精度良く高さ調整ができる。
【0014】
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか1つの発明の載置部材が棚板の上方への離脱を規制する棚板保持片を備えた構成とすることにより、収納物の出し入れの際に不用意に棚板が脱落することを防止することができるため、安全性と使い勝手の向上が図れる。
【0015】
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれか1つの発明の少なくとも1個の載置部材に、棚板の前方向の移動を規制するストッパー部材を着脱自在に設置したことにより、棚板の前方向の移動を規制し、前方への脱落を防止することができ、より安全性と使い勝手の向上が図れる。
【0016】
第8の発明は、特に、第1〜7のいずれか1つの発明の係止具本体を左右対称形状としたことにより、前後左右共用にできるため、係止具本体は1種類のみで全ての場所での使用が可能になるため、部品が標準化できるようになる。
【0017】
第9の発明は、特に、第1〜8のいずれか1つの発明の載置部材を左右対称形状としたことにより、前後左右共用できるため、さらに部品が標準化できるようになる。
【0018】
第10の発明は、特に、第1〜9のいずれか1つの発明のストッパー部材を左右対称形状としたことにより、前後左右共用にできるため、ストッパー部材は1種類のみで全ての場所での使用が可能になるため、部品が標準化できるようになる。
【0019】
第11の発明は、特に、第1〜10のいずれか1つの発明において、棚板を載置した状態で、棚板の係止具が棚受穴から抜けることを防止する抜け防止手段を備えたことにより、使用中に棚板の係止具が抜け落ち、棚板が落下することがないので、安全性が向上する。
【0020】
第12の発明は、特に、キャビネット内側面に複数の棚受穴を設け、第1〜11のいずれか1つの発明の棚板の係止具で棚板を係止した収納キャビネットとすることにより、棚板は任意の高さに設置することができ、安全で使い勝手の良い収納キャビネットを安価に提供することができる。
【0021】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0022】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における係止具本体の斜視図を示し、図2と図3は本発明の第1の実施の形態における載置部材の上方からの斜視図と下方からの斜視図を示し、図4は載置部材と着脱可能なストッパー部材の斜視図を示し、図5は係止具本体に載置部材を装着したときの横断面図を示し、図6は棚板の係止具を装着したキャビネットの一例を示す斜視図である。
【0023】
図1〜図6において、係止具本体5は樹脂や金属等の成型材料で一体に成型されており、背面には金属製等の強度のある円柱状のピン6が突設されており、上面5aの略中央の位置に上下方向の貫通穴にねじ山を切った雌ねじ部7と上面後部には脱落防止片5bが形成されている。
【0024】
略E字型断面の載置部材8は、上部には略水平に屈曲した棚板保持片8aとその裏面には掛かり溝8bを前後に設けられ、略中央部には略水平に棚板載置片8cが形成され、棚板載置片8cの下方に隙間を設けて略水平に並設したねじ部材保持片8eが形成されており、棚板保持片8aとねじ部材保持片8eの間には略鉛直面の壁面8dが形成されている。
【0025】
ねじ部材保持片8eの略中央面には貫通穴8fが設けられ、貫通穴8fの一部は挿入溝8gによりねじ部材保持片8eの外縁に開放されている。
【0026】
雄ねじ部材9の上端部には棚板載置片8cとねじ部材保持片8eの隙間に挿入可能な略水平面の笠9bを備え、貫通穴8fより小さい径の略円柱が雄ねじ部9aを形成しながら下方に伸びており、載置部材8の挿入溝8gより圧入することにより貫通穴8fに回動自在に保持され、上端部の笠9bは棚板載置片8cの下面に当接する。
【0027】
ねじ部材9の雄ねじ部9aは係止具本体5の雌ねじ部7と螺合し、雄ねじ部9の下端面部9cにはドライバーの刃先が入る溝9dが形成され、ねじ部材9を回転することができる。
【0028】
樹脂等の弾性を有する材料で形成されたストッパー部材10は、裏面に突起部10aを形成された前垂れ10bとさらに後方端部には下方に垂下した後垂れ10cと突起部10dを形成されており、図6に示すように前側の載置部材8に設置すると、突起部10a、10dが載置部材8の掛かり溝8bに嵌合固定され、棚板11の前方への移動を規制する。
【0029】
キャビネット12には両側板内面12aには前記係止具本体5のピン6が挿入可能な棚受穴12bが左右対称に前後に複数個配設されている。
【0030】
以上のように構成された棚板の係止具について、以下その動作、作用を説明する。雄ねじ部材9の下端面部9cに設けられた溝9dはドライバーの刃先が入る形状を有し、ドライバーを回転させることで係止具本体5に設けられた雌ねじ部7に装着する。
【0031】
次に、ピン6をキャビネット側板の内側に設けられた棚受穴前後左右に、任意の位置で差込み、棚板11を手前より載置部材8の棚板保持片8aと棚板載置片8cの間に、キャビネットの背板に当たるまで挿入していく。
【0032】
次に、前記手前開放部側の棚板の係止具においてはストッパー部材10の突起部10a,10dをあらかじめ設けてある載置部材8の掛かり溝8bにストッパーの前垂れを手前に向け、上から嵌め込むように取付けると、棚板11の上方および前後方向への移動を規制されるため、容易に脱落することがなく安全に使用することができる。
【0033】
さらに、棚板高さ位置を変えたいときは、雄ねじ部材9の下端面部9cに設けられた溝9dにドライバーの刃先を挿入して回転させることで、雄ねじ部材9の笠9bが上下動し、笠9bが当接している載置部材の棚板載置片8cも連動して移動するため、棚板11の高さ位置をかえることができる。
【0034】
また、棚板11を載置部材8に載置した状態において、壁面8dはキャビネット12の側板内面12aと棚板11の側面との間に挟まれた状態で設置されており、また係止具本体5の脱落防止片5bは載置部材8とキャビネット12の側板内面12aとの間に挟まれた状態であるので、棚板11を取り外さない限り係止具本体5のピン6は棚受穴12bから抜けない構造となっており、使用中に係止具が抜け落ち棚板11が落下するという危険性はなく、この点でも安全性が高い。
【0035】
以上のように、本実施の形態においては全て左右対称形状の係止具本体5と載置部材8さらにストッパー部材10を組み合わせて使用することにより、少ない種類の部材で前後左右全ての場所での使用が可能であり、棚板の高さ位置も自由に変えることができ、さらに棚板の脱落を防止し安全で使用勝手の良い家具等の係止具を安価に提供することができる。
【0036】
また、本実施の形態においては、係止具本体とピンは別部品の構成としたが、強度等の問題がない場合は一体で成形することによりコスト削減を図ることが可能である。
【0037】
また、本実施の形態においては、載置部材と雄ねじ部材を別部材として構成したが、載置部材の下部に雄ねじ部を一体で形成することにより、これらの部材の機能を一体で実現することが可能であり、これにより構成部材の数を少なくシンプルにできるため、生産性の向上に加え、取り扱いの簡便化が図れる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
以上のように、本発明にかかる棚板の係止具は棚板の設置高さを自由に変更することが可能となるので、工業用や商業用の収納装置等の用途にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の実施の形態1における係止具本体の斜視図
【図2】本発明の実施の形態1における載置部材と雄ねじ部材の上方からの斜視図
【図3】本発明の実施の形態1における載置部材と雄ねじ部材の下方からの斜視図
【図4】本発明の実施の形態1におけるストッパー部材の斜視図
【図5】本発明の実施の形態1における係止具本体と雄ねじ部材と載置部材を装着したときの横断面図
【図6】本発明の実施の形態1における棚板の係止具をキャビネット装着した状態を示す斜視図
【図7】従来の棚板の係止具をキャビネットに設置した状態を示す斜視図
【符号の説明】
【0040】
5 係止具本体
7 雌ねじ部
8 載置部材
8a 棚板保持片
8c 棚板載置片
9 雄ねじ部材
9a 雄ねじ部
9b 笠(上端部)
10 ストッパー部材
11 棚板
12 キャビネット
12a 側板内面
12b 棚受穴




 

 


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