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発明の名称 風呂蓋
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2006−34316(P2006−34316A)
公開日 平成18年2月9日(2006.2.9)
出願番号 特願2004−214046(P2004−214046)
出願日 平成16年7月22日(2004.7.22)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 津山 達之 / 柳 真介
要約 課題
浴槽内の湯の余熱を効率的に風呂蓋に伝えることによって、風呂蓋を通じて放熱させ、風呂蓋上面に乾燥した空気を発生しやすい構造とし、浴槽を効率的に乾燥させること。

解決手段
風呂蓋を浴槽7の上縁部7aに載置し、浴槽7の開口部7bを閉塞する蓋4の一部が、浴槽7に貯留した湯8に接触可能な構成とし、湯8の熱を蓋4の上面に伝導し、蓋4の上面より放熱可能とすることにより、浴槽7に貯留した湯8の余熱を浴室内に放熱し、浴室内の乾燥を促進することができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
浴槽の上縁部に載置し、浴槽の開口部を閉塞する蓋の一部が、浴槽に貯留した湯に接触可能な構成とし、湯の熱を蓋の上面に伝導し、蓋の上面より放熱可能とする風呂蓋。
【請求項2】
蓋の下面に1個または複数個の凸部を設け、前記凸部が湯と接触する構成の請求項1に記載の風呂蓋。
【請求項3】
前記凸部が蓋の内部に収納可能な構成とする請求項2に記載の風呂蓋。
【請求項4】
前記凸部を蓋に収納した状態で、蓋の下面が平坦となる請求項3に記載の風呂蓋。
【請求項5】
前記凸部を蓋から着脱可能な構成とする請求項2に記載の風呂蓋。
【請求項6】
浴槽に貯留した湯を攪拌する攪拌手段を設け、攪拌した湯が蓋の下面に当着する構成の請求項1に記載の風呂蓋。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は浴槽に貯留した湯の余熱を利用して浴室を乾燥させる風呂蓋に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の浴槽に貯留した湯の熱を利用する風呂蓋は、断熱材料と蓄熱材料からなる板状の蓋を、蓄熱材料を下にして浴槽の開口部に載置し、浴槽の熱を蓄熱材料に蓄熱した後、蓋を反転して蓄熱材料を上にした状態で浴室の洗い場上に敷き床暖房機能を備えた浴室マットとして使用している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図5は、前記公報に記載された従来の風呂蓋を示すものである。図5において、浴槽1の上面に載置した蓋2は上部が断熱材2aで下部が蓄熱材2bの2層構造となっており、反転して洗い場上に敷き浴室マットとしても使用できる構成である。
【特許文献1】特開昭59−57623号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の構成では、蓄熱材料に蓄熱し床暖房機能として使用する熱は、本来浴槽内の湯として有効に使用される熱であり、床暖房を有効にするためには浴槽の湯に余分な熱エネルギーを供給する必要があり、トータルとして熱エネルギーを無駄にしているという課題を有していた。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、浴槽に貯留した入浴後の湯の余熱を風呂蓋を介して周囲に放熱することで、浴室全体、特に風呂蓋の周囲の壁表面及び天井表面を素早く乾燥させる風呂蓋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記従来の課題を解決するために、本発明の風呂蓋は浴槽の上縁部に載置し、浴槽の開口部を閉塞する蓋の一部が、浴槽に貯留した湯に接触可能な構成とし、湯の熱を蓋の上面に伝導し、蓋の上面より放熱可能としたものである。
【0007】
これによって、浴槽内の湯の熱を風呂蓋を介して浴室内に放熱することができ、浴室内を素早く乾燥させることができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の風呂蓋は、浴槽に貯留した湯の余熱を浴室の乾燥に有効に活用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
第1の発明は浴槽の上縁部に載置し、浴槽の開口部を閉塞する蓋の一部が、浴槽に貯留した湯に接触可能な構成とし、湯の熱を蓋の上面に伝導し、蓋の上面より放熱可能とすることにより、浴槽の湯の熱を効率的に風呂蓋上面から放熱することとなり、また浴槽開口部を閉塞することにより蒸気の漏れもなく、風呂蓋上面に乾燥した空気を発生させ、浴室内部全体を素早くそして効率的に乾燥させることができる。
【0010】
第2の発明は、特に、第1の発明の蓋の下面に1個または複数個の凸部を設け、前記凸部が湯と接触する構成とするとともに、上下反転することで蓋は浴槽の湯に接触しない構成となることで、浴槽の湯を放熱することと、断熱することの切替えができるようになり、浴槽の湯の保温効果と、放熱による浴室の乾燥効果との選択をすることができる。
【0011】
第3の発明は、特に、第2の発明の凸部が蓋の内部に収納可能な構成とすることにより、収納時は凸部が浴槽の湯に接触しないため、浴槽の湯の熱を風呂蓋に伝えることを抑制することとなり、凸部の開成、収納を切り換えることにより、浴槽の湯の熱を放熱することと断熱することの切替えができるようになり、浴槽の湯の断熱効果と、放熱による浴室の乾燥効果との選択をすることができる。
【0012】
第4の発明は、特に、第3の発明の凸部を蓋に収納した状態で、蓋の下面が平坦となる構成とすることで、収納時の風呂蓋の持ち運びが便利となり、また風呂蓋自身の収納性も高まるため、使い勝手が良くなる。
【0013】
第5の発明は、特に、第2の発明の前記凸部を蓋から着脱可能な構成とすることにより、風呂蓋に湯に接触可能な構造部を付けた時は放熱効果をそして外した時には断熱効果を得ることができるため、湯に接触可能な構造部のみの持ち運びができる。また従来の風呂蓋に対して湯に接触可能な構造部を後付けすることもでき、浴槽の湯の熱を利用した放熱効果を得ることができる。
【0014】
第6の発明は、特に、第1の発明の風呂蓋に浴槽に貯留した湯を攪拌する攪拌手段を設け、攪拌した湯が蓋の下面に当着する構成にすることにより、浴槽の湯を攪拌し飛ばすことで風呂蓋内側に攪拌した湯が接触することとなり、より効果的に浴槽の湯の熱を風呂蓋上面から放熱することができる。
【0015】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0016】
(実施の形態1)
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態における風呂蓋を浴槽に載置した放熱状態の断面図を示し、図1(b)は風呂蓋を反転して浴槽に載置た断熱状態を示すものであり、図2は風呂蓋の斜視図を示すものである。
【0017】
図1(a)および図2に示すように、蓋4は、発泡ウレタン等の空気層を含んだ断熱性のある樹脂でできた蓋本体5の下面に、アルミ等の熱伝導性の良い金属でできた板状の凸部6を固定した構造であり、浴槽7の上縁部7aに載置し、開口部7bを閉塞した状態において浴槽7内の湯8に凸部6が接触する構成となっている。
【0018】
以上のように構成された風呂蓋について、以下その動作、作用を説明する。
【0019】
まず、浴槽7の湯8の熱が凸部6を介して蓋本体5に伝導し、蓋本体5が暖められ、蓋本体5の上面より浴室内に放熱し、浴室内を乾燥させることとなる。
【0020】
以上のように、本実施の形態においては蓋本体5の上面より浴槽7の湯8の余熱を放熱することにより、浴室内部全体を素早くそして効果的に乾燥させることとなり、浴室内のカビの発生を妨げることができる。
【0021】
また、図1(b)に示すように、蓋4を上下逆向きに浴槽7に載置した場合は、断熱性のある蓋本体5が浴槽7の開口部7bを閉塞し、凸部6は湯から離隔するため、浴槽7の湯8の熱を放熱しにくく、保温効果がある。つまり入浴前や入浴休止中の保温性を必要とするときに適する。
【0022】
なお、入浴後の余熱を利用して浴室の乾燥のみを目的とする風呂蓋とする場合には、蓋本体4の材質を凸部と同様の熱伝導性の良い金属製にすることで、さらに効率的に浴槽内の湯の熱を放熱しやすくなり、素早く乾燥した空気を発生させることができる。
【0023】
なお凸部6の形状は棒状、波板状、箱型等さまざまな形状が考えられ、いずれも浴槽内の湯との接触面積が大きくなるような構造とする。また材質も熱伝導性がよければ金属、樹脂、木等とあらゆるものが考えられる。
【0024】
なお蓋本体5と凸部6との固定部は着脱可能な構造、例えば、はめ込み式、ねじ込み式、磁石、マジックテープ(登録商標)等で接合してもよい。
【0025】
その場合、凸部6の着脱により、装着時には浴槽7の湯8の熱を放熱し、外したときには浴槽7の湯8の熱を断熱して冷めにくくし、保温効果を持たせることもできる。
【0026】
また、従来の風呂蓋に凸部を後付けすることも可能であり、汎用性が広がる。
【0027】
なお、蓋本体5と浴槽7の上縁部7aとの接触部は、密着性の良い材料、例えば発泡ゴムを貼りつけることで、蒸気の漏れを完全に遮断することができる。
【0028】
(実施の形態2)
図3(a)は、本発明の第2の実施の形態における風呂蓋および浴槽の断面図を示すものである。
【0029】
図3(a)において、、蓋9は、発泡ウレタン等の空気層を含んだ断熱性のある樹脂でできた蓋本体10の下面に、アルミ等の熱伝導性の良い金属でできた板状の凸部11をヒンジ等の回転支持部12を介して回動自在に設置した構造であり、浴槽7の上縁部7aに載置した状態において浴槽7内の湯8に凸部11が接触する構成となっている。
【0030】
なお、実施の形態1と同一符号のものは同一の構造を有し、説明は省略する。
【0031】
以上のように構成された風呂蓋について、以下その動作、作用を説明する。
【0032】
まず、浴槽7の湯8の熱が凸部11を介して蓋本体10に伝導し、蓋本体11が暖められ、蓋本体11の上面より浴室内に放熱し、浴室内を乾燥させることとなる。
【0033】
以上のように、本実施の形態においては蓋本体10の上面より浴槽7の湯8の余熱を放熱することにより、浴室内部全体を素早くそして効果的に乾燥させることとなり、浴室内のカビの発生を妨げることができる。
【0034】
また図3(b)に示すように、凸部11は回転支持部12を中心に回動し、蓋本体10内に収納できる構造であり、浴槽7内の湯8に接触しない構成となる。そのため浴槽7の湯8の熱を放熱しにくく、保温効果がある。つまり入浴前の保温性を必要とするときに適する。
【0035】
また、蓋本体10内に収納後、平坦な形状となるため持ち運びに便利であり、蓋9の収納性も高まる。
【0036】
なお収納時、凸部11はマジックテープ(登録商標)からなる保持手段13によって蓋本体10内に収納保持され、自重による開放がない。なお保持手段13は他にもキャッチ機構、吸盤機構、ラッチ機構、磁力機構、等が考えられる。
【0037】
また、蓋本体10の一部もしくは全体が透過性の樹脂またはガラスで作り、浴槽7に載置した状態で凸部10の開閉状態が目視確認できることが望ましい。
【0038】
また図3(c)に示すように、蓋9を上下逆向きに浴槽7に載置した場合も同様に、浴槽7内の湯8に接触しない構成となり、浴槽7の湯8の熱を放熱しにくい。この場合は保持手段13を必要としなく、構成が単純になり、部品点数が減り、商品コスト削減の効果がある。
【0039】
なお回転支持部12は屈曲性の高い樹脂材、もしくはラバー材料による蓋本体10との一体成形の構造でも良い。その場合ヒンジ形状に比べて構造が単純になるため、汚れ、ゴミ、カビ等の付着が少なく、また清掃性に優れる。
【0040】
(実施の形態3)
図4(a)は、本発明の第3の実施の形態における風呂蓋および浴槽の断面図を示すものである。
【0041】
図4(a)に示すように、蓋14は、発泡ウレタン等の空気層を含んだ断熱性のある樹脂でできた蓋本体15の略中央下部に突出して、アルミ等の熱伝導性の良い金属もしくは熱伝導性の問わない樹脂でできたプロベラ状の攪拌手段16を設置し、攪拌手段16はモータと電池からなる駆動部16aにより回転するた構成であり、浴槽7の上に載置した状態において浴槽内の湯8に攪拌できる構成となっている。
【0042】
また、図4(b)に示すように攪拌手段16は上下に可動可能な構成となており、攪拌手段を引き上げた場合には、浴槽7の湯8から引き出した状態で保持することができる構成となっている。
【0043】
なお、実施の形態1と同一符号のものは同一の構造を有し、説明は省略する。
【0044】
以上のように構成された風呂蓋について、以下その動作、作用を説明する。
【0045】
まず、浴槽7の湯8は攪拌手段16が回転することによって飛び散り、飛び散った湯が蓋本体15に当着することにより、熱が蓋本体15に伝導し、蓋本体15が暖められ、蓋本体15の上面より浴室内に放熱することができる。
【0046】
以上のように、本実施の形態においては蓋14の上面に放熱させることにより、浴室内部全体を素早くそして効果的に乾燥させることとなり、浴室内のカビの発生を妨げることができる。
【0047】
また図4(b)に示すように攪拌手段16はを引き上げた状態では、浴槽7内の湯8に接触しない構成となり、湯の熱を放熱しにくく保温効果が高まる。
【0048】
なお攪拌手段はエアーもしくは水を噴出す噴出機構でも良く、板を略上下、略回転に動作させる攪拌棒、板、歯車、水車等でも良く、とにかく浴槽内の湯を攪拌することで湯が飛散し、風呂蓋4に湯が接触する機構を有するものである。
【0049】
なお攪拌手段を操作しない時は湯が攪拌、飛散しないため、蓋本体に浴槽内の湯の熱が伝わりにくく、保温効果が高まる。
【0050】
また、攪拌手段は蓋本体と容易に着脱できる構成でもよく、取り外した場合においても同様に浴槽内の湯が蓋本体に接触しない構成となり、そのため浴槽の湯の熱を放熱せず保温効果が高まる。
【0051】
なお、汎用性のある一般の風呂蓋に着脱手段を備えた攪拌手段を設置して使用しても良く、前記と同様の効果が得られる。
【産業上の利用可能性】
【0052】
以上のように、本発明にかかる風呂蓋は、浴槽内の湯の余熱を有効に活用することが可能となるので、洗面空間、台所空間等、湯を使用する場所の乾燥や暖房の用途にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】(a)本発明の実施の形態1における風呂蓋の放熱状態を示す断面図(b)本発明の実施の形態1における風呂蓋の断熱状態を示す断面図
【図2】本発明の実施の形態1における風呂蓋の斜視図
【図3】(a)本発明の実施の形態2における風呂蓋の放熱状態を示す断面図(b)本発明の実施の形態2における風呂蓋の断熱状態を示す断面図(c)本発明の実施の形態2における風呂蓋の反転状態を示す断面図
【図4】(a)本発明の実施の形態3における風呂蓋の放熱状態を示す断面図(b)本発明の実施の形態3における風呂蓋の断熱状態を示す断面図
【図5】従来の風呂蓋の断面図
【符号の説明】
【0054】
4、9、14 蓋
5、11 凸部
7 浴槽
7a 上縁部
7b 開口部
8 湯
10 攪拌手段




 

 


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