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発明の名称 炊飯器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2006−15033(P2006−15033A)
公開日 平成18年1月19日(2006.1.19)
出願番号 特願2004−197574(P2004−197574)
出願日 平成16年7月5日(2004.7.5)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 中西 邦行 / 由良 政樹 / 新田 浩朗 / 高麗 敦 / 浮田 和宏
要約 課題
従来の蒸気を用いた炊飯器では、特に硬質米や玄米に対して、蒸らし工程において投入する蒸気を白米に対して以上に高温にし、熱エネルギーと水分を加えて糊化を進展させるとより良食味のご飯を炊くことができるが、蒸気温度を上昇させる手段として加熱板を使用すると、蒸気温度を上昇させるために加熱板を加熱すると、加熱板の輻射熱でご飯に焦げや乾燥を生じてしまうという課題があるために、硬質米や玄米に対しては炊飯性能が低下してしまう。

解決手段
蒸気加熱手段8とご飯の間に内蓋4を設けることで、蒸気加熱手段8からの輻射熱を遮って、ご飯に焦げや乾燥を生じにくくすることができるので、硬質米や玄米を炊飯する際でも、ご飯の焦げや乾燥を低減して蒸気温度を十分に上昇させることができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
着脱自在な鍋と、前記鍋を覆う蓋と、前記蓋の鍋側に設けられた内蓋と、蒸気を発生させるための蒸気発生手段と、前記内蓋上側に蒸気を蓄える蒸気加熱空間と、前記蒸気加熱空間を加熱する蒸気加熱手段と、前記蒸気発生手段と前記蒸気加熱空間とを連通接続する蒸気経路と、前記蒸気発生手段および蒸気加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記蒸気加熱空間の底部は前記内蓋の全体で構成され、炊飯中の蒸らし工程において蒸気を投入する炊飯器。
【請求項2】
着脱自在な鍋と、前記鍋を覆う蓋と、前記蓋の鍋側に設けられた内蓋と、蒸気を発生させるための蒸気発生手段と、前記内蓋上側に蒸気を蓄える蒸気加熱空間と、前記蒸気加熱空間を加熱する蒸気加熱手段と、前記蒸気発生手段と前記蒸気加熱空間とを連通接続する蒸気経路と、前記蒸気発生手段および蒸気加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記蒸気加熱空間の底部は前記内蓋の全体で構成され、保温中の再加熱工程において蒸気を投入する炊飯器。
【請求項3】
蒸気加熱手段は、蒸気加熱空間の上部全体を構成する請求項1または2に記載の炊飯器。
【請求項4】
蒸気加熱空間は、蒸気経路との接続部および鍋への蒸気投入孔の間に構成さた請求項1または2に記載の炊飯器。
【請求項5】
蒸気加熱手段は、蒸気と接する表面に凹凸を設けた請求項1または2に記載の炊飯器。
【請求項6】
蒸気加熱手段は、一部が内蓋と接した請求項1または2に記載の炊飯器。
【請求項7】
蒸気加熱手段は、温度検知手段を有する請求項1または2に記載の炊飯器。
【請求項8】
蒸気加熱空間は、蒸気温度検知手段を有する請求項1または2に記載の炊飯器。
【請求項9】
制御手段は、鍋内の水分が蒸発する以前に蒸気加熱手段を予熱する請求項1または2に記載の炊飯器。
【請求項10】
制御手段は、蒸気発生手段から蒸気が発生する以前に蒸気加熱手段を予熱する請求項1または2に記載の炊飯器。
【請求項11】
内蓋は、着脱可能である請求項1または2に記載の炊飯器。
【請求項12】
蒸気加熱手段は、着脱可能である請求項1または2に記載の炊飯器。
【請求項13】
内蓋加熱手段を備え、蒸気加熱手段は少なくとも内蓋の一部および内蓋加熱手段からなる請求項1または2に記載の炊飯器。
【請求項14】
蒸気加熱空間は、蒸気加熱手段および少なくとも内蓋の一部、内蓋加熱手段により加熱される請求項1または2に記載の炊飯器。
【請求項15】
蒸気加熱空間は、少なくとも一つの仕切り部で仕切られた請求項1または2に記載の炊飯器。
【請求項16】
蒸気投入孔は、内蓋に分散して設けられた請求項1または2に記載の炊飯器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は蒸気を用いて炊飯を行う炊飯器、または炊飯、保温を行う保温機能付き炊飯器に関したものである。
【背景技術】
【0002】
従来、過熱蒸気を用いて炊飯を行う炊飯器は存在している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図13は、代表的な過熱蒸気を用いて炊飯する従来の炊飯器を示すものである。図13に示すように、炊飯器本体24内に鍋25と、鍋25を密閉する加熱板26と、鍋25を加熱する加熱手段27と、蒸気発生手段28と、蒸気発生手段28と鍋25を連通接続する蒸気管29とから構成されている。蒸気発生手段28は水タンク30および水タンク加熱手段31から構成されている。加熱板26を加熱するための加熱板加熱手段32は、蓋33に固定されている。
【特許文献1】特許第3518544号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の構成では、加熱板を用いて蒸気温度を上昇させているため、蒸気温度を上昇させるために加熱板の温度を上げると加熱板からの輻射熱によりご飯の表面のみが乾燥して食味が落ちてしまう。硬質米や玄米などは吸水しにくく、より良食味なご飯にするためには、通常の白米に比べて、より高温の蒸気によって高い熱エネルギーと水分を供給する必要がある。そのため、従来の蒸気を用いる炊飯器では、硬質米や玄米に対して充分高い蒸気温度と長い蒸気投入時間にすることができなかったので、硬質米や玄米に対して充分な食味が得られているとは言えなかった。
【0005】
また、従来の炊飯器の保温工程および保温中のご飯を食するのに適した温度まで加熱する再加熱工程で、保温していない低温のご飯などを加熱しても、ご飯全体が加熱されるほどの熱量を加えられなかったし、熱量を加えても加熱源である鍋に接している部分や加熱板に近い部分などの一部のみに熱が集中する結果、部分的に焦げ・乾燥が生じるなど均一に加熱できないので、炊き立ての状態に近いほど食味の良いご飯が得られなかった。また、蒸気の温度が低いままであると、ご飯を均一に加熱するには非常に時間がかかり、使い勝手の悪いものであった。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ご飯を乾燥させることなく蒸気温度を上昇させることを可能とし、硬質米や玄米に対しても良食味なご飯を炊飯することが可能な炊飯器を提供することを目的とする。さらに、低温のご飯などに対しても、一部のみに熱が集中して一部は焦げや乾燥が生じ、他部は低温のままである状態を低減して、ご飯全体をより均一に加熱して、低温のご飯を炊き立てのような食味の良いご飯に近づけることが可能な炊飯器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記従来の課題を解決するために、本発明の炊飯器は、鍋を覆う蓋の鍋側に内蓋と、内蓋上側に蒸気を蓄えて加熱する蒸気加熱空間と、蒸気加熱空間を加熱する蒸気加熱手段とを備え、蒸気加熱空間の底部は内蓋の全体で構成することとしたものである。
【0008】
これによって、蒸気加熱手段が発生させる輻射熱を内蓋で遮って、ご飯にまで輻射熱が届かない。その結果、硬質米や玄米の炊飯時にも、ご飯を乾燥させずに蒸気温度を充分温度上昇させることが可能となり、硬質米や玄米の炊飯性能を向上することが可能となる。
【0009】
また、蒸気加熱手段が発生させる輻射熱を内蓋で遮って、ご飯にまで輻射熱が届かないために、従来以上に蒸気を加熱することが可能となる。高温の蒸気によって低温のご飯を加熱することで、高温蒸気はご飯の隙間から入り込んでご飯の低温部に集中して結露するため、ご飯の低温部を集中的に加熱することができ、ご飯を均一に加熱することができる。その結果、低温のご飯でも、熱が一部に偏って供給されて、ご飯の一部のみに焦げや乾燥が生じることを低減し、低温のご飯でも保温工程の再加熱によって炊き立てのような食味の良いご飯に近づけることが可能となる。つまり、保温していたご飯を適温まで均一に素早く加熱することはもちろん、低温のご飯を適温まで均一に素早く加熱するという再加熱性能を向上させることが可能となる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の炊飯器は、蒸気加熱手段が発生させる輻射熱を内蓋で遮って、ご飯にまで輻射熱が届かない構成とすることで、硬質米や玄米の炊飯時にも、ご飯を乾燥させずに蒸気温度を充分温度上昇させることが可能となり、硬質米や玄米の炊飯性能を向上することができる。さらに、保温をしていない低温のご飯に対しても、低温部を集中的に加熱し、ご飯全体を均一に温度上昇させて、再加熱性能を向上させることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
第1の発明は着脱自在な鍋と、前記鍋を覆う蓋と、前記蓋の鍋側に設けられた内蓋と、蒸気を発生させるための蒸気発生手段と、前記内蓋上側に蒸気を蓄える蒸気加熱空間と、前記蒸気発生手段と前記蒸気加熱空間とを連通接続する蒸気経路と、前記蒸気加熱空間を加熱する蒸気加熱手段と、前記蒸気発生手段および蒸気加熱手段を制御する制御手段を備え、前記蒸気加熱空間の底部は前記内蓋の全体で構成され、炊飯中の蒸らし工程において蒸気を投入する炊飯器とすることにより、蒸気加熱手段が発生させる輻射熱を内蓋で遮って、ご飯にまで輻射熱が届かない構成とすることで、硬質米や玄米の炊飯時にも、ご飯を乾燥させずに蒸気温度を充分温度上昇させることが可能となり、硬質米や玄米の炊飯性能を向上することができる。
【0012】
第2の発明は着脱自在な鍋と、前記鍋を覆う蓋と、前記蓋の鍋側に設けられた内蓋と、蒸気を発生させるための蒸気発生手段と、前記内蓋上側に蒸気を蓄える蒸気加熱空間と、前記蒸気発生手段と前記蒸気加熱空間とを連通接続する蒸気経路と、前記蒸気加熱空間を加熱する蒸気加熱手段と、前記蒸気発生手段および蒸気加熱手段を制御する制御手段を備え、前記蒸気加熱空間の底部は前記内蓋の全体で構成され、保温中の再加熱工程において蒸気を投入する炊飯器とすることにより、蒸気加熱手段が発生させる輻射熱を内蓋で遮って、ご飯にまで輻射熱が届かない構成とすることで、ご飯を乾燥させずに蒸気温度を充分温度上昇させることが可能となり、より高温の蒸気で鍋内を充満させることができるので、保温をしていない低温のご飯に対しても、低温部を集中的に加熱し、ご飯全体を均一に温度上昇させて、再加熱性能を向上することができる。
【0013】
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の炊飯器を、蒸気加熱手段は、蒸気加熱空間の上部全体を構成することにより、さらに蒸気の加熱能力を向上することができるので、より短時間で蒸気温度を上昇させて蒸気温度を制御することが容易になり、適切なタイミングで適切な温度の蒸気を投入して炊飯性能をさらに向上することが可能となる。また、より早く低温ご飯を温めて、再加熱性能を向上することができる。
【0014】
第4の発明は、特に、第1または第2の発明の炊飯器を、蒸気加熱空間は、蒸気経路との接続部および鍋への蒸気投入孔の間に構成されたとすることにより、蒸気が蒸気投入孔から鍋へ投入するまでの間に十分加熱することができるので、蒸気温度を制御しやすくなり、安定した温度の蒸気を投入してさらに炊飯性能を向上することができる。また、安定した温度の蒸気を投入して、より均一な加熱をすることで再加熱性能を向上させることが可能となる。
【0015】
第5の発明は、特に、第1または第2の発明の炊飯器を蒸気加熱手段は、蒸気と接する表面に凹凸を設けたことにより、蒸気加熱手段の表面積を増やして加熱面積を増やすことができるので、より短時間で蒸気温度を上昇させて蒸気温度を制御することが容易になり、適切なタイミングで適切な温度の蒸気を投入して炊飯性能をさらに向上することが可能となる。また、より短時間で適切な温度の蒸気を投入して、より均一な加熱をすることで再加熱性能を向上させることが可能となる。
【0016】
第6の発明は、特に、第1または第2の発明の炊飯器を蒸気加熱手段は、一部が内蓋と接したことにより、蒸気加熱手段によって内蓋を加熱することができ、炊飯中に内蓋に結露することを防止し、さらには、内蓋からの輻射熱でご飯を適度に加熱することが可能となるので、さらに炊飯性能を向上することが可能となる。また、より均一な加熱をすることで再加熱性能を向上させることが可能となる。
【0017】
第7の発明は、特に、第1または第2の発明の炊飯器を蒸気加熱手段は、温度検知手段を有することにより、蒸気加熱手段の温度をより適切に制御することができ、引いては蒸気加熱手段によって加熱される蒸気の温度を安定させ、安定した温度の蒸気を投入してさらに炊飯性能を向上することができる。また、より均一な加熱をすることで再加熱性能を向上させることが可能となる。
【0018】
第8の発明は、特に、第1または第2の発明の炊飯器を蒸気加熱空間は、蒸気温度検知手段を有することにより、蒸気の温度自体を測定することで、より適切に蒸気温度を制御し、安定した温度の蒸気を投入してさらに炊飯性能を向上することができる。また、より均一な加熱をすることで再加熱性能を向上させることが可能となる。
【0019】
第9の発明は、特に、第1または第2の発明の炊飯器を制御手段は、鍋内の水分が蒸発する以前に蒸気加熱手段を予熱することにより、蒸気加熱手段が炊飯中に鍋内の水の蒸発によって結露し、蒸気を加熱する時に蒸気加熱手段の温度を上昇させるために、余分な熱エネルギーが必要となることを防ぐことができるので、さらに蒸気温度を素早く適切に制御でき、適切なタイミングで安定した温度の蒸気を投入してさらに炊飯性能を向上することができる。また、より均一な加熱をすることで再加熱性能を向上させることが可能となる。
【0020】
第10の発明は、特に、第1または第2の発明の炊飯器を制御手段は、蒸気発生手段から蒸気が発生する以前に蒸気加熱手段を予熱することにより、蒸気加熱手段が蒸気発生手段からの水の蒸発によって結露し、蒸気を加熱する時に蒸気加熱手段の温度を上昇させるために、余分な熱エネルギーが必要となることを防ぐことができるので、さらに蒸気温度を素早く適切に制御でき、適切なタイミングで安定した温度の蒸気を投入してさらに炊飯性能を向上することができる。また、より均一な加熱をすることで再加熱性能を向上させることが可能となる。
【0021】
第11の発明は、特に、第1または第2の発明の炊飯器を内蓋は、着脱可能とすることにより、内蓋や蒸気加熱手段のメンテナンスが容易となり、蒸気発生手段および内蓋等を衛生的に保つことができるので、より衛生的に向上した炊飯器を提供することができる。
【0022】
第12の発明は、特に、第1または第2の発明の炊飯器を蒸気加熱手段は、着脱可能とすることにより、内蓋のメンテナンスが容易となり、蒸気発生手段および内蓋等を衛生的に保つことができるので、より衛生的に向上した炊飯器を提供することができる。
【0023】
第13の発明は、特に、第1または第2の発明の炊飯器を内蓋加熱手段を備え、蒸気加熱手段は少なくとも内蓋の一部および内蓋加熱手段からなるとすることにより、硬質米や玄米を炊飯する際にもご飯に焦げや乾燥を生じさせるほど加熱せず、ご飯を適度に加熱するとともに、蒸気温度を十分上昇させることができるので、硬質米や玄米の炊飯性能をさらに向上させることができる。また、より短時間で加熱をすることで再加熱性能を向上させることが可能となる。
【0024】
第14の発明は、特に、第1または第2の発明の炊飯器を蒸気加熱空間は、蒸気加熱手段および少なくとも内蓋の一部、内蓋加熱手段により加熱されるとすることにより、蒸気加熱空間を上面の蒸気加熱手段のみでなく下面の内蓋をも加熱することにより、より短時間で蒸気温度を適切に制御することができるので、適切なタイミングで適切な温度の蒸気を投入して炊飯性能をさらに向上することが可能となる。さらに短時間で適切な温度の蒸気を投入して再加熱性能を向上させることが可能となる。
【0025】
第15の発明は、特に、第1または第2の発明の炊飯器を蒸気加熱空間は、少なくとも一つの仕切り部で仕切られたことにより、蒸気経路の出口から蒸気投入孔までの蒸気の通り道を長くして、より蒸気温度を一定に制御することができるので、安定した温度の蒸気を投入してさらに炊飯性能を向上することができる。さらに再加熱性能を向上させることが可能となる。
【0026】
第16の発明は、特に、第1または第2の発明の炊飯器を蒸気投入孔は、内蓋に分散して設けられたことにより、鍋内のご飯により偏りなく蒸気投入の効果を与えることができるので、より炊飯性能を向上した炊飯器を提供することができる。より再加熱性能を向上した炊飯器を提供することができる。
【0027】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における炊飯器の断面図を示すものである。
【0028】
図1において、炊飯器本体1は、内部に米と水を収納する鍋2と、鍋2を覆う蓋3と、蓋3の鍋2側に固定された内蓋4と、蒸気を発生させる蒸気発生手段5と、発生した蒸気を鍋2まで誘導する蒸気経路6と、供給された蒸気を加熱するために蓄える蒸気加熱空間7と、蒸気加熱空間7を加熱する蒸気加熱手段8とからなっている。
【0029】
炊飯器本体1内には、鍋2を誘導加熱するための加熱手段10と、鍋2の温度を測定するためにバネ(図示せず)により鍋2に付勢された鍋温度検知手段11とが設置されている。蓋3には鍋2内の余分な蒸気を炊飯器本体1外へと排出するための蒸気筒12が設置されている。内蓋4には、蒸気加熱空間7の蒸気を鍋2へ投入する蒸気投入孔13を設けている。蒸気発生手段5は水を溜める着脱可能な容器14と、容器14を誘導加熱する容器加熱手段15からなり、容器加熱手段15は炊飯器本体1に固定されている。蒸気経路6は蓋3内に固定されており、蒸気発生手段5の容器14と蒸気加熱空間7とを連通接続している。蒸気加熱空間7は下面を内蓋4で、上面の一部を蒸気加熱手段8で構成された空間である。蒸気加熱手段8は、蒸気加熱板16とヒーターからなる蓋加熱手段17とからなり、蒸気加熱板16は蓋3に固定されており、蓋加熱手段17は蒸気加熱板16に固定されている。蒸気加熱手段8は蒸気加熱空間7の上面の一部を形成している。
【0030】
以上のように構成された炊飯器について、以下その動作、作用について説明する。
【0031】
まず、使用者は鍋2内に所定の米と水をセットし、炊飯開始ボタン(図示せず)を押下することで、炊飯工程が開始される。炊飯工程は、米に水を吸収させる浸せき工程、鍋2を加熱手段10により一気に加熱し、鍋2内の水を沸騰状態にする炊き上げ工程、鍋2内の水がほとんどなくなった状態で加熱を抑える蒸らし工程からなり、これらの工程の間に米の糊化を進めて炊飯する。制御手段9は鍋温度検知手段11により鍋2の温度に応じて最適に加熱手段10を制御し、あらかじめ決められた炊飯シーケンスに従って炊飯を行う。炊飯シーケンスは米の種類などによって複数のコースが準備されている。炊飯工程が終了すると、自動的に保温工程に移行し、炊き上がったご飯の温度が低下しないようにして、使用者がいつでも温かいご飯を得られる。保温工程中は、ご飯の温度が適度に保たれるように、制御手段9が鍋温度検知手段11からの温度情報にしたがって、あらかじめ決められた保温シーケンス通りに加熱手段10の動作を制御する。
【0032】
炊飯中は、制御手段9が蒸気加熱手段8を動作させて、蒸気加熱手段8の輻射熱で内蓋4を加熱し、発熱させられた内蓋4が、ご飯に焦げや乾燥を生じない程度に熱を供給する。また、内蓋4は、炊飯中の鍋2内の水の蒸発によって結露しない程度の温度になっている。
【0033】
炊飯中の蒸らし工程において、制御手段9は容器加熱手段15を動作させ、容器14を加熱して蒸気を発生させる。発生した蒸気は蒸気経路6を通って、蒸気加熱空間7に供給される。さらに制御手段9は蒸気加熱手段8を動作させて、蒸気加熱空間7の蒸気の温度を上昇させる。蒸気加熱空間7で温度上昇した蒸気は蒸気投入孔13を通して鍋2に投入される。
【0034】
熱エネルギーと水分を米に供給することで糊化が進展するのであるが、蒸らし工程において蒸気を米に投入することで、米に焦げや乾燥を起こさせることなく、さらなる熱エネルギーと水分を与えて、糊化をさらに進展させることができる。その結果、良食味のご飯を得ることができる。
【0035】
特に、硬質米や玄米に対しては、通常の白米と比較して、糊化しにくいという特性があり、糊化を促進するために、さらに高い熱エネルギーと水分を供給する必要がある。そのため、蒸らし工程での蒸気の温度をさらに上昇させ、さらに長時間蒸気を供給する必要がある。そのために、硬質米や玄米の炊飯コースを選んだ際には、蒸気加熱手段8を白米の炊飯コース以上に加熱する。蒸気加熱手段8を従来以上に加熱しても、蒸気加熱手段8の輻射熱は内蓋4で遮られて、ご飯まで届きにくいので、ご飯に焦げや乾燥を低減することができる。
【0036】
以上のように、本実施の形態においては、蒸気加熱空間の下面を内蓋4で構成することで、蒸気温度を上昇させるために蒸気加熱手段8を加熱しても、蒸気加熱手段8の輻射熱は内蓋4で遮られて、ご飯に焦げや乾燥が生じることを低減することができるので、特に硬質米や玄米などの米に対しても充分に糊化を進展させることができ、硬質米や玄米の炊飯性能を向上させることができる。
【0037】
使用者が保温工程中のご飯を食べる前に、ご飯を炊き立てに近い状態に近づける再加熱工程が設けられている。これは、使用者が再加熱ボタン(図示せず)を押下することで、制御手段9は容器加熱手段15を動作させ、容器14内の水を沸騰させる。容器14から蒸発した蒸気は蒸気経路6を通って、蒸気加熱空間7に供給される。制御手段9は、蒸気加熱空間7に供給された蒸気を加熱すべく、蓋加熱手段17を動作させ、蒸気加熱板16を加熱し、蒸気加熱板16に接触した蒸気を加熱する。その後、蒸気は蒸気投入孔13から蒸気を鍋2に投入する。また、制御手段9は加熱手段10を動作させて、蒸気の効果と加熱手段10による鍋2の加熱によって、ご飯の温度を保温工程以上に上昇させる。これにより、ご飯の温度が上昇し、炊き立てに近いように蒸気が立ち昇る結果、使用者は通常の保温状態に比べてご飯がより炊き立ての状態に近い状態とすることができる。
【0038】
特に、低温状態のご飯などに対しては、例えば冷蔵していたご飯を鍋2に配置し、再加熱ボタン(図示せず)を押下する。その後、制御手段9は加熱手段10を動作させ、鍋2を適度に加熱する。制御手段9は、鍋温度検知手段11からの情報にしたがって、加熱手段10の動作時間や加熱時間などを決定する。また、制御手段9は容器加熱手段15を動作させ、容器14を加熱して容器14中の水を沸騰させる。制御手段9は鍋温度検知手段11の温度情報にしたがって容器加熱手段15の加熱時間と加熱頻度などを決定する。
【0039】
保温工程中のご飯の場合以上に加熱した蒸気を投入することで、高温になった蒸気はご飯のより低温の部分には結露して熱を与える。十分温度上昇した部分には、蒸気は結露しないので、ご飯の低温部のみに集中して加熱し、ご飯全体を均一に加熱することができる。したがってご飯の炊き立てに近い状態へと近づけることができる。
【0040】
以上のように、本実施の形態においては、蒸気加熱空間の下面を内蓋4で構成することで、ご飯を乾燥させずに蒸気温度を充分温度上昇させることが可能となり、より高温の蒸気で鍋内を充満させることができるので、保温をしていない低温のご飯に対しても、低温部を集中的に加熱し、ご飯全体を均一に温度上昇させて、再加熱性能を向上することができる。
【0041】
また、図2に示すように、蒸気加熱手段8は蒸気加熱空間7の上面全体を構成し、蒸気加熱板16をドーナツ形状とすることで、炊飯の蒸らし工程で蒸気を投入する際に、蒸気経路6を通って蒸気加熱空間7に供給された蒸気は、蒸気加熱空間7中のどの場所であろうと、蒸気加熱板16によって効率よく加熱され、加熱された蒸気は蒸気投入孔13を通って、鍋2内に投入されることにより、より蒸気温度を短時間で上昇させることができ、より蒸気温度を均一にすることができる。したがって、蒸気投入タイミングや蒸気温度の制御性が向上され、より適切に蒸気を投入できるので炊飯性能を向上することができる。また、より短時間で蒸気を投入できるので再加熱性能を向上することができる。
【0042】
なお、蒸気加熱板16はドーナツ形状に限定するものではなく、内蓋4の形状に合わせて蒸気加熱板16の輻射熱がご飯に届くことを低減することができる形状であれば、同じ効果が得られるのでよい。
【0043】
また、図3の内蓋4の平面図に示すように、蒸気加熱空間7を蒸気投入孔13と蒸気加熱空間7と蒸気経路6との接続部17との間に構成することにより、蒸気経路6から供給された蒸気は一定距離を移動して、十分蒸気加熱手段8によって加熱されてから鍋2に投入され、あまり加熱されていない蒸気が鍋2内に投入されることが低減されるので、より蒸気温度を均一にすることができる。したがって、蒸気温度の制御性が向上され、より適切な温度の蒸気を投入できるので炊飯性能および再加熱性能を向上することができる。
【0044】
また、図4に示すように、蒸気加熱板16は凹凸を備えた形状とすることにより、蒸気が蒸気加熱板16に接触する面積が増加し、蒸気経路6から供給された蒸気がより蒸気加熱板16に接触する可能性が増えるので、さらに蒸気温度を短時間で上昇させることができ、より蒸気温度を均一にすることができる。したがって、蒸気投入タイミングや蒸気温度の制御性が向上され、より適切に蒸気を投入できるので炊飯性能および再加熱性能を向上することができる。
【0045】
なお、蒸気加熱板16の全域に凹凸を設けてもよいし、一部のみ凹凸を設けてもよい。また、凹凸の形状についても、波型や凹型、凸型など、蒸気との接触面積が多くなればよい。
【0046】
また、図5に示すように、蒸気加熱板16の一部が内蓋4と接触することにより、内蓋4を蒸気加熱板16の輻射熱のみでなく、直接的な熱伝導によって内蓋4を加熱することができるので、より内蓋4を短時間で温度上昇させることができる。したがって、内蓋4の温度制御性が向上し、より適切に内蓋4の温度を上昇させることができるので、ご飯に適切な熱エネルギーを与えることができ、炊飯性能および再加熱性能を向上することができる。
【0047】
なお、蒸気加熱板16の内蓋4との接触部の配置や形状は図5の形状に限定するものではなく、適切な熱エネルギーの伝導が得られれば、他の形状でもよい。
【0048】
なお、加熱手段10は、誘導加熱以外のヒーターなど他の加熱手段でもよい。
【0049】
なお、容器14は着脱不能でもよい。
【0050】
なお、容器加熱手段15は、誘導加熱以外のヒーターなど他の加熱手段でもよい。
【0051】
なお、蒸気発生手段5は、炊飯器本体1内でなく、蓋3内や蓋3の上外面などに配置してもよい。
【0052】
なお、内蓋4は、鍋2を覆う必要はなく、蒸気加熱手段8からの輻射熱がご飯に届かない形状・大きさであれば、鍋2の断面積よりも小さくてもよい。
【0053】
なお、蓋加熱手段17はヒーター以外の誘導加熱など他の加熱手段でもよい。
【0054】
なお、蒸気加熱板16は板形状でなくとも、一定以上の厚みを持った形状でも蒸気を加熱することができればよい。
【0055】
なお、蒸気経路6は着脱可能であると、洗浄しやすく衛生的に保てるのでよい。
【0056】
なお、蒸気投入孔13は単一の孔でも、複数の孔でも、蒸気の流速がご飯の底まで届くのに必要な流速以下にならないような孔の総面積であれば、孔数は限定しない。
(実施の形態2)
図6は、本発明の第2の実施の形態における炊飯器の断面図を示すものである。
【0057】
図6において、蒸気加熱手段8はサーミスタからなる温度検知手段18を備えており、温度検知手段18は感熱部を蒸気加熱板16に接するように取り付けられている。
【0058】
以上のように構成された炊飯器について、以下その動作、作用について説明する。
【0059】
炊飯の蒸らし工程で蒸気を投入する際に、蒸気経路6を通って蒸気加熱空間7に供給された蒸気は、蒸気加熱手段8によって加熱され、蒸気投入孔13を通って鍋2に投入される。
【0060】
制御手段9は温度検知手段18からの温度情報にしたがって、蒸気温度が所定の温度になるように、蓋加熱手段16の動作を制御する。蒸気温度は炊飯コースによってそれぞれ決定されている温度であり、例えば硬質米や玄米などでは、白米以上の温度に設定されている。蒸気温度や蒸気投入時間などの蒸気の投入方法は鍋温度検知手段11の情報にしたがって決定される。
【0061】
以上のように、本実施の形態においては、温度検知手段を設けることで、より正確に蒸気温度を制御することが可能になるので、鍋に投入する蒸気温度の制御性を向上させ、ご飯に適切な蒸気温度の蒸気を投入し、炊飯性能を向上させることが可能になる。
【0062】
なお、温度検知手段18は、サーミスタ以外の温度検知手段でもよいし、蒸気温度を制御できれば図6に示す位置以外に設けてもよい。
【0063】
なお、再加熱工程に硬質米や玄米、古米などの米の種類別のコースが設けられていると、使用者がコースを選択することで、さらに再加熱が短時間でできるのでよい。
【0064】
また、図7に示すように、感熱部が蒸気加熱空間7内に配置されるように蒸気温度検知手段19を蓋3に設置することにより、より直接的に蒸気の温度を検知することができるので、蒸気温度の制御性を向上することができる。したがって、適切な蒸気温度の蒸気を投入して、炊飯性能および再加熱性能を向上させることができる。
【0065】
なお、蒸気温度検知手段19は、蒸気経路6と蒸気加熱空間7との接続部17と蒸気投入孔13との中間に設けると、鍋2からの蒸気および蒸気発生手段5からの蒸気によって結露することが少なくなり、より正確に蒸気の温度を検知することができるのでよい。
【0066】
なお、蒸気温度検知手段19は、蒸気投入孔13近傍に設けると、鍋2内に投入される蒸気の温度に近い蒸気温度を検知できるので、蒸気温度の制御性が向上してよい。
【0067】
また、制御手段9は、炊飯中に鍋温度検知手段11から鍋2の温度情報にしたがって、鍋2内の水が蒸発する前に蒸気加熱手段8を予熱することにより、鍋2内の水が沸騰しても蒸気加熱手段8が蒸気温度(約100℃)よりも高くなっているので結露が生じないために、制御手段9が蒸気加熱手段8を動作させた場合に素早く適切な温度に蒸気加熱手段を制御することができる。したがって、適切な蒸気温度の蒸気を投入することができるので、より炊飯性能および再加熱性能を向上した炊飯器を提供することができる。
【0068】
また、制御手段9は、容器加熱手段15を動作させる前に蒸気加熱手段8を予熱することにより、容器14内の水が沸騰しても蒸気加熱手段8が蒸気温度(約100℃)よりも高くなっているので結露が生じないために、制御手段9が蒸気加熱手段8を動作させた場合に素早く適切な温度に蒸気加熱手段を制御することができる。したがって、適切な蒸気温度の蒸気を投入することができるので、より炊飯性能および再加熱性能を向上した炊飯器を提供することができる。
【0069】
なお、制御手段9は、蒸気温度を検知する手段からの蒸気温度情報にしたがって、蒸気加熱手段8を予熱すると、より適切なタイミングで予熱ができるのでよい。
【0070】
また、内蓋4を着脱可能とすることにより、内蓋4を取り外して内蓋4および蒸気加熱板16を洗浄することが可能となるので、より衛生的に好ましい炊飯器を提供することができる。
【0071】
また、図8に示すように、蒸気加熱手段8を蒸気加熱板20で構成し、蒸気加熱板加熱手段21で蒸気加熱板20を誘導加熱することにより、蒸気加熱手段8を着脱可能とすることができ、蒸気加熱手段8を取り外して洗浄することが可能となるので、より衛生的に好ましい炊飯器を提供することができる。
【0072】
なお、蒸気加熱板20は着脱できれば、誘導加熱以外の手段で加熱してもよい。
(実施の形態3)
図9は、本発明の第3の実施の形態における炊飯器の断面図を示すものである。
【0073】
図9において、蓋3の鍋2側に内蓋4を着脱自在に設置し、内蓋4を誘導加熱する内蓋加熱手段22は蓋3に固定されている。内蓋4は鍋2を密閉し、内蓋4の内蓋加熱手段21によって加熱される加熱部4aは、磁性金属で構成され、その他の部分は非磁性金属で構成されている。加熱部4aは非磁性金属でできた内蓋4のその他の部分に固定されている。
【0074】
以上のように構成された炊飯器について、以下その動作、作用について説明する。
【0075】
炊飯中の蒸らし工程において、蒸気が蒸気経路6を通って蒸気加熱空間7に供給される。制御手段9は、内蓋加熱手段22を動作させて内蓋4の特に加熱部4aを加熱する。加熱部4aが発熱することで、蒸気は所定の温度まで加熱され、蒸気投入孔13から鍋2に投入される。
【0076】
保温中の再加熱工程において、蒸気が蒸気経路6を通って蒸気加熱空間7に供給される。制御手段9は、内蓋加熱手段22を動作させて内蓋4の特に加熱部4aを加熱する。加熱部4aが発熱することで、蒸気は所定の温度まで加熱され、蒸気投入孔13から鍋2に投入される。
【0077】
加熱部4aは、内蓋加熱手段22によって直接加熱されることで、蒸気を加熱するために十分な熱エネルギーを得ることができるが、内蓋4の加熱部4a以外の部分については、加熱部4aからの熱伝導で温度上昇するために、ご飯に焦げや乾燥が生じるほどの高熱にならないが、内蓋4が結露しない程度には加熱することができる。
【0078】
以上のように、本実施の形態においては、蒸気加熱手段を内蓋の一部および内蓋加熱手段によって構成することで、硬質米や玄米を炊飯する際にもご飯に焦げや乾燥を生じさせるほど加熱せず、ご飯を適度に加熱するとともに、蒸気を十分高温に上昇させることができるので、硬質米や玄米の炊飯性能をさらに向上させることができる。また、より短時間でご飯を加熱でき、再加熱性能を向上することができる。
【0079】
なお、内蓋4の加熱部4a以外の部分は、非磁性金属以外でも樹脂やセラミックなどの材質でも、加熱部4aの熱で溶解や変形が生じなければよい。
【0080】
また、図10に示すように、蒸気加熱空間7を上面の蒸気加熱手段8および下面の内蓋4の加熱部4aと両面から加熱することで、さらに蒸気温度を短時間で上昇させることができるので、蒸気投入タイミングの制御性が高まり、適切なタイミングで蒸気を鍋2に投入することができ、炊飯性能および再加熱性能を向上することができる。
【0081】
また、図11に示すように、内蓋4に複数の板からなる仕切り部23を設けて、蒸気加熱空間7を仕切ることにより、蒸気経路6から蒸気加熱空間7に供給された蒸気は矢印のように移動し、蒸気温度を上昇させるために十分長い距離を移動し、加熱されて蒸気投入孔13から鍋2に投入されるので、蒸気温度をより安定させることができ、蒸気温度の制御性を向上させて炊飯性能および再加熱性能を向上させることができる。
【0082】
なお、仕切り部23は図11に限定されるものではなく、例えば蒸気加熱手段8と内蓋4との間に仕切り板を設けて、蒸気を蒸気加熱手段8に近づけるなど他の構成でもよい。
【0083】
また、図12に示すように、内蓋4に蒸気投入孔13を等間隔に配置することにより、蒸気加熱空間7で加熱された蒸気がそれぞれの蒸気投入孔13からご飯に対して偏りなく行き渡るので、より均一に蒸気の効果をご飯に与えることができ、炊飯性能および再加熱性能を向上させることができる。
【0084】
なお、蒸気投入孔13の数は、図12のように限定するものではない。
【0085】
なお、上記実施の形態すべてにおいて、内蓋4の大きさについて図中の形状に限定するものでなく、蒸気加熱部8よりも大きくても小さくても同等でもよい。
【産業上の利用可能性】
【0086】
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、蒸気をさらに高温にしても、素材に乾燥・焦げを生ぜずに調理が可能となるので、調理器等の用途にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0087】
【図1】本発明の実施の形態1における炊飯器の断面図
【図2】本発明の実施の形態1におけるその他の例の炊飯器の断面図
【図3】本発明の実施の形態1におけるその他の例の炊飯器の内蓋の平面図
【図4】本発明の実施の形態1におけるその他の例の炊飯器の一部の断面図
【図5】本発明の実施の形態1におけるその他の例の炊飯器の一部の断面図
【図6】本発明の実施の形態2における炊飯器の断面図
【図7】本発明の実施の形態2におけるその他の例の炊飯器の断面図
【図8】本発明の実施の形態2におけるその他の例の炊飯器の断面図
【図9】本発明の実施の形態3における炊飯器の断面図
【図10】本発明の実施の形態3におけるその他の例の炊飯器の一部の断面図
【図11】本発明の実施の形態3におけるその他の例の炊飯器の内蓋の平面図
【図12】本発明の実施の形態3におけるその他の例の炊飯器の内蓋の平面図
【図13】従来の炊飯器の図
【符号の説明】
【0088】
1 炊飯器本体
2 鍋
3 蓋
4 内蓋
5 蒸気発生手段
6 蒸気経路
7 蒸気加熱空間
8、34 蒸気加熱手段
9 制御手段
13 蒸気投入孔
17 接続部
18 温度検知手段
19 蒸気温度検知手段
22 内蓋加熱手段
23 仕切り部




 

 


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