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発明の名称 除草装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2006−204162(P2006−204162A)
公開日 平成18年8月10日(2006.8.10)
出願番号 特願2005−19340(P2005−19340)
出願日 平成17年1月27日(2005.1.27)
代理人
発明者 越智 健市 / 矢野 典弘 / 永井 真人 / 上島 徳弘 / 泉谷 隆徳
要約 課題
従来、上下方向に配するロータリ耕耘爪で畝溝を除草する除草装置では、この駆動軸に雑草が巻き付き易く、作業後にこの巻き付いた雑草を取り除く手間を要した。

解決手段
乗用管理機の車体後部に、伝動機構を内装する伝動ケース6を昇降自在に備える。同ケース6の下部に左右方向に配する駆動軸7,7を備え、この駆動軸7,7周りに左右方向に配するプレート状のカッター17,17…を支持する。また前記伝動ケース6の前方には、同ケース6の前方を覆い且つ土壌面に接しながら前記駆動軸7後方まで延設するカバー部材22を備える。
特許請求の範囲
【請求項1】
伝動機構を内装する伝動ケース(6)の下部に左右方向に配する駆動軸(7,7)を備え、この駆動軸(7,7)周りに左右方向に配するプレート状のカッター(17,17…)を支持したことを特徴とする除草装置。
【請求項2】
前記伝動ケース(6)の前方には、同ケース(6)の前方を覆い且つ土壌面に接しながら前記駆動軸(7)後方まで延設するカバー部材(22)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の除草装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、畝間(畝溝)に生えた雑草類を除草する除草装置の構成に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、農用車両に備える除草装置としては、車体後部にカルチ爪を副数本併設すると共に、このカルチ爪の左右両側にロータリ式耕耘爪を設け、車両の進行に伴って前記カルチ部で畝の表面を削り、また左右両側の耕耘爪で畝溝部を削って除草するものが知られている(特許文献1)。
【特許文献1】特開平9-37604号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記従来の除草装置では、ロータリ式耕耘爪により畝溝部を除草するため、この耕耘爪を回転している際にも隣接する爪の間隙に雑草類が入り込み易く、特に爪の回転基部に巻き付いて、作業後、これら雑草類を取り除く手間を要するもので有った。そこで、この発明は、除草効率を損なわず且つ草の巻き付きが発生しない除草装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記課題を解決するために、この発明は次のような技術的手段を講じた。
即ち、請求項1の発明は、伝動機構を内装する伝動ケース(6)の下部に左右方向に配する駆動軸(7,7)を備え、この駆動軸(7,7)周りに左右方向に配するプレート状のカッター(17,17…)を支持したことを特徴とする除草装置とした。
(請求項1の作用)
以上のように構成した請求項1の発明では、駆動軸(7,7)を回転駆動させながら畝溝部を移動させると、プレート状のカッター(17,17…)により雑草類または土壌表面と共にこの根部がカットされた後、土壌に落される。
【0005】
また請求項2の発明は、前記伝動ケース(6)の前方には、同ケース(6)の前方を覆い且つ土壌面に接しながら前記駆動軸(7)後方まで延設するカバー部材(22)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の除草装置とした。
(請求項2の作用)
以上のように構成した請求項2の発明では、カバー部材(22)によって伝動ケース(6)前方に位置する雑草類を、前記駆動軸(7)が通過するまで、その接近を阻止する。
【発明の効果】
【0006】
これにより、請求項1の発明では、左右方向に配するプレート状のカッター(17,17…)を駆動軸(7)回りで回転させるので、前記従来のように上下方向に併設するロータリ耕耘爪を備える構成と比較して、雑草類が駆動軸(7)へ接近する状況を極力阻止して同軸(7)への絡まりも抑制する。
【0007】
また請求項2の発明では、伝動ケース(6)の前方、即ちプレート状のカッター(17,17…)が位置しない箇所もカバー部材(22)にて駆動軸(7)後方まで覆われているので、前記同様、雑草類が駆動軸(7)へ接近する状況を極力阻止して同軸(7)への絡まりも抑制する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面に基づいて、この発明を説明する。
図1には除草装置を備えた乗用管理機の側面図、図2には除草装置の側面図、図3には除草装置の背面図が図示されている。
【0009】
乗用管理機1の車体後部には、図1に示すように、昇降装置2を介して除草装置3が昇降自在に連結されている。
この除草装置3は、前記乗用管理機1のPTO動力を伝達させる伝動ボックス4と、伝動ボックス4に下方に向かって複数併設する伝動ケース6,6…と、各伝動ケース6の下端部左右両側に左右方向に突出軸架されている駆動軸7,7と、駆動軸7,7の左右両側部に取り付けられているかご型の除草機8,8と、各除草機8の上方及び上部外側方を覆う上部カバー9と、上部カバー9,9のフレーム部に上下調節自在に取り付けられている尾輪11等により構成されている。また前記各伝動ケース6の下部には除草爪10を取り付けている。
【0010】
また前記除草機8は、図2と図3に示すように、前記伝動ケース6に隣接して回転させる大径の内側輪体12を備える共に、畝19側で回転させる小径の外側輪体13を備え、この左右輪体12,13間に前記駆動軸7への取付アーム14,14…及び筒体16を設け、更にこの内側輪体12と外側輪体13の外周部間にプレート状のカッター(以下、カッターブレード17,17…)を左右方向に沿わせて複数取付け、全体をかご型に構成している。
【0011】
また前記各カッターブレード17は、側面視内周側から外周側に向けて後退角αを持つように傾斜状に構成されている横ブレード部17aと、横ブレード部17aの左右外側端部から中心部に向けて折曲しその内周側端部が外側転輪13に取り付けられていて且つブレード17の板体が前後方向に沿うようにして構成されている縦ブレード部17bとにより構成されている。
【0012】
以上のように構成した除草装置3では、図3に示すように、例えば大豆等の作物18が植えられている畝19の溝部21に前記横ブレード部17aを位置させると共に、縦ブレード部17bを畝19の斜面部下端に位置させた状態で、ブレード17,17…を駆動軸7周りにダウンカット方向(図2中矢印A方向)に回転させる。
【0013】
すると、雑草類は、横ブレード部17aの後退角αの斜面部で下方に掻き込まれつつ切断破砕され、或いは縦ブレード部17bにより畝19の斜面部及び底部(図中ハッチング部)が浅く削られ、斜面部に残存している雑草類及び土が内側に掻き込まれ、切断破砕される。
【0014】
前記のように、左右方向に配するカッターブレード17,17…を駆動軸7回りで回転させ、また前記横ブレード部17aの前側面に後退角を形成したので、雑草類が駆動軸7へ接近するまでに確実に切断、即ち除草して、同軸7への絡まりを抑制する。ひいては除草作業を中断すること無く連続して行なうことができる。
【0015】
尚、前記除草機8は、この駆動軸7の回転数を前記乗用管理機の速度、詳しくは前後輪の回転数よりも高速で回転させ、またこの回転径は、雑草類の背丈よりも大きな径を設定する。
【0016】
次に、図4乃至図11に基づき他の形態の除草装置3について説明する。
図4と図5に示す除草装置3は、前記ブレード17の外端部を畝溝21の底部形状に合わせて上方へ屈曲させた構成としている。
【0017】
詳しくは、前記同様、前記伝動ケース6に隣接して回転させる大径の内側輪体12を備える共に、畝19側で回転させる小径の外側輪体13を備え、この左右輪体12,13間に前記駆動軸7への取付アーム14,14…及び筒体16を設け、更にこの内側輪体12と外側輪体13の外周部間にカッターブレード17,17…を左右方向に沿わせて複数取付け、全体をかご型に構成している。
【0018】
そして、前記ブレード17は、この内側部を左右方向に沿った水平ブレード部17cに構成し、左右各水平ブレード17の外側部を回転中心側に湾曲させて湾曲ブレード部17dに構成している。
【0019】
しかして、図5に示すように、例えば大豆等の作物18の植えられている畝19間の溝部21に前記水平ブレード部17cを配置し、湾曲ブレード部17dを畝19の斜面部下端に配置した状態で、同ブレード17をダウンカット方向に回転させながら畝19に沿って前進させる。
【0020】
すると、水平ブレード部17cの刃部で雑草類が下方に掻き込まれながら刈り取られ、また、湾曲ブレード部17dにより畝19の斜面部底部が削られ、斜面部に残存している雑草類及び土が内側に掻き込まれて刈り取られた雑草類が覆土され、更に水平ブレード部17c及び湾曲ブレード部17dにより雑草類を破砕しながら除草作業がなされる。
【0021】
前記のように、除草機8のブレード17外側部を湾曲状に構成し、畝溝部21底部に対応配置することにより、畝19の崩れを少なくしながら除草作業をすることができる。
また、図6と図7に示す除草装置は、前記各伝動ケース6,6…に同ケース6の前方及び下方を覆う間隔部カバー22を備える構成としている。
【0022】
詳しくは、伝動ケース6の上下中途部から前方に向かって取付フレーム23を支持し、この取付フレーム23の前端部に、前記間隔部カバー22の上部を取付ける構成としている。
【0023】
また前記間隔部カバー22は、前側の円弧状部22aと側面視除草機8の下部から前記駆動軸7後方位置まで覆う下側板部22bから構成されている。
また前記間隔部カバー22は、板バネ状に構成され、図6に示す二点鎖線のように、除草装置3を上昇させると、ブレード17,17の下端部から離れ、また作業状態(実線部)では地面により押し上げられて、カバー左右両縁部を前記ブレード17,17に接触する構成となっている。
【0024】
しかして、除草装置3を上昇した時には、この回転により異音を発生したり、ブレード17を摩耗することを防止しつつ、作業時には間隔部カバー22により伝動ケース6前方から接近する雑草類が押し倒され、雑草類が駆動軸7へ接触することを阻止して巻き付きを防止することができる。
【0025】
また、前記間隔部カバー22は、図8に示すように、スプリング26にて下方へ付勢する構成しても良い。前記構成では、伝動ケース6の上下中途部から取付フレーム23を前方に延出し、取付フレーム23の前側端部に取付板24を下方に向けて突設し、この取付板24に左右方向の回動軸を介して間隔部カバー22の前端部を枢支し、更に前記取付板24と間隔部カバー22の前端部の間にスプリング26を介装して、間隔部カバー22を下方、即ち地面側に付勢する。
【0026】
しかして、昇降装置2により除草装置3を上昇すると、前記同様、間隔部カバー22は前側に移動して回転しているブレード17,17…から離れ、前記同様、異音の発生や摩耗を防止し、また駆動軸7への巻き付き耐久性を高めることができる。
【0027】
また、図9と図10に示すように、除草機8の内外の一部または全部をプレート部材にて塞ぐ構成としても良い。
詳しくは、前記同様、大径の内側輪体12と小径の外側輪体13の内周部には駆動軸7への取付用アーム14及び筒体16を設け、この内側輪体12と外側輪体13間に複数のブレード17,17…を左右方向に沿わせて取り付けてかご型の除草機8を構成し、大径の内側輪体12の外周部内側を所定巾を有する内側リング板27で覆うと共に、内側輪体12の中心部のみを開口状態とし、一方前記小径の外側輪体13の外側全面を外側閉鎖板28で閉鎖する構成としている。
【0028】
しかして、かご型の除草機8の内部へ左右両側から雑草類が侵入、即ち駆動軸7への雑草類の巻き付きを極力防止し、作業負荷を軽減しながら円滑に除草作業をすることができる。
【0029】
また図11に示す除草機8は、作業幅を広狭に調整可能に構成するものである。
詳しくは、前記大径の内側輪体12には取付用のアーム14,14…及び筒体16aを構成し、小径の外側輪体13の内周部には駆動軸7への取付用のアーム14及び外側筒体16bを構成し、内側筒体16aと外側筒体16bとの間に筒状のスペーサ筒体16cをボルト・ナットで着脱自在に継ぎ足し可能に構成している。尚、前記ブレード17,17…は、作業巾に応じた長さのものを前記内外の輪体12,13間に接続する。
【0030】
しかして、図11(A)に示すように、スペーサ筒体16cを一個継ぎ足した場合には、内側輪体12と外側輪体13の外周部間にこの間隔に合ったブレード17,17…を選択して取り付け、左右幅の広いご型の除草機8を構成する。また、更に幅広のかご型除草機8を構成するときには、図11(B)に示すように、スペーサ筒体16cを継ぎ足す。
【0031】
これにより、地域により異なる畝間隔に容易に対応することができ、畝間隔に合った適正な除草作業をすることができる。
また、図12と図13に示す除草装置3は、前記伝動ケース6から取付フレーム23を突設し、この取付フレーム23の後部に左右方向のツールバー29を取り付け、このツールバー29に、左右の除草機8の左右両側方で且つ後方に位置するへら状のスクレーパ31,31を、前記ツールバー29に対して左右方向に調整自在に取り付けている。
【0032】
これにより、左右のスクレーパ31,31を畝19の傾斜面部に作用させて、傾斜面部に残っている雑草類と土を掻き取って溝部21の雑草類に覆土し、雑草類の発生を抑制すると共に除草の仕上がりをきれいにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】乗用管理機の側面図。
【図2】除草装置の側面図。
【図3】作業状態を示す除草装置の背面図。
【図4】一部別形態の除草装置の側面図。
【図5】作業状態を示す図4の除草装置の背面図。
【図6】カバーを有する除草装置を備えた乗用管理機の側面図。
【図7】図6の除草装置の正面図。
【図8】図6の除草装置を一部改良した除草装置の側面図。
【図9】プレート部材を備えた除草装置の側面図。
【図10】図9の除草装置の正面図。
【図11】(A)幅狭状態に設定した除草装置の背面図。(B)幅広状態に設定した除草装置の背面図。
【図12】スクレーパを備えた除草装置の側面図。
【図13】図12の除草装置の背面図。
【符号の説明】
【0034】
1 乗用管理機
2 昇降装置
3 除草装置
6 中央伝動ケース
7 駆動軸
8 かご型の除草機
12 内側輪体
13 外側輪体
14 アーム
16 筒体
16a 内側体
16b 外側体
16c スペーサ筒体
17 カッターブレード
22 間隔部カバー




 

 


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