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発明の名称 除草装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2006−197870(P2006−197870A)
公開日 平成18年8月3日(2006.8.3)
出願番号 特願2005−13980(P2005−13980)
出願日 平成17年1月21日(2005.1.21)
代理人
発明者 越智 健市 / 矢野 典弘 / 永井 真人 / 上島 徳弘 / 泉谷 隆徳
要約 課題
従来、畝上に生えた雑草を除草する除草装置は、カルチ爪や耕耘爪により土壌表面を浅く耕耘する構成であったので、凹凸が有ると畝を崩したり空を切るという課題が有った。

解決手段
乗用管理機の後部に左右方向のツールバー2を備える。このツールバー2に、上下方向の複数の回転軸12を前記フレーム2に沿って夫れ夫れスライド自在に備える。各回転軸12の下端部にナイロン製の線材カッター16を備えると共に、同回転軸12の上部に乗用管理機からのPTO動力を受けて駆動される駆動プーリ17,18,19を備える。また前記ツールバー2には、前記駆動プーリに巻き掛ける伝動ベルト18a,19aのテンションプーリ18c,19cを支持する。
特許請求の範囲
【請求項1】
走行車体に備えた左右方向のフレーム(2)に、上下方向の複数の回転軸(12)を前記フレーム(2)に沿って夫れ夫れスライド自在に備え、各回転軸(12)の下端部に弾性材から成る線材カッター(16)を備えると共に、同回転軸(12)の上部に前記走行車体からの動力を受けて駆動される駆動部位(17,18,19)を備えたことを特徴とする除草装置。
【請求項2】
前記回転軸(12)の上部に備えた駆動部位は、伝動ベルト(18a,19a)を巻き掛けるプーリ(18b,19b)であって、前記フレーム(2)には、同ベルト(18a,19a)を付勢するテンション機構(18c,19c)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の除草装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、畝上や畝溝に生える雑草等を刈る除草装置の構成に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、畝上や畝溝に生える雑草を刈る除草装置においては、特開平9−37604号公報に示されるように、左右方向に配するツールバーにカルチ爪を副数本備え、これらカルチ爪の左右側方にロータリ耕耘部を備えて、前記カルチ爪で畝の表面を中耕すると共に、前記左右両側のロータリ耕耘部で溝部の中耕作業を行なうものが知られている(特許文献1)。
【特許文献1】特開平9-37604号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記従来技術では、カルチ爪とロータリ耕耘部によって土の表面を浅く削ることで雑草類を除草する構成であったので、土壌面に凹凸が有ったり、作業高さを誤ると畝を崩したり、土壌面の上方で空を切って全く除草されず、作業性を損なうという課題が有った。またこれら雑草を所謂芝刈機のような回転式カッターで刈る場合は、簡単且つ安価な構成とし、畝の高さまたは畝の間隔に応じて刈部及び伝動構成を調整し易く構成することが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記問題点を解決するために、この発明は次のような技術的手段を講じた。
請求項1の発明は、走行車体に備えた左右方向のフレーム(2)に、上下方向の複数の回転軸(12)を前記フレーム(2)に沿って夫れ夫れスライド自在に備え、各回転軸(12)の下端部に弾性材から成る線材カッター(16)を備えると共に、同回転軸(12)の上部に前記走行車体からの動力を受けて駆動される駆動部位(17,18,19)を備えたことを特徴とする除草装置とした。
(請求項1の作用)
以上のように構成した請求項1の除草装置では,まず畝上または畝溝の間隔に応じて前記回転軸(12)をスライドさせ位置させる。そして同回転軸(12)を回転させながら走行車体を走行させると、線材カッター(16)で雑草が刈られる。また同カッター(16)は、畝または作物等、ある程度の硬いものに接触すると、変形してこれらを回避して回転を続ける。
【0005】
また請求項2の発明は、前記回転軸(12)の上部に備えた駆動部位は、伝動ベルト(18a,19a)を巻き掛けるプーリ(18b,19b)であって、前記フレーム(2)には、同ベルト(18a,19a)を付勢するテンション機構(18c,19c)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の除草装置とした。
(請求項2の作用)
以上のように構成した請求項2の除草装置では、フレーム(2)に備えたテンション機構(18c,19c)にて伝動ベルト(18a,19a)を張り、同ベルト(18a,19a)の回転によって各回転軸(12)が回転する。
【発明の効果】
【0006】
これにより、請求項1に係る発明では、畝上または畝溝の上方で線材カッター(16)を回転させることで、雑草類を刈りつつ、また根づいた作物や押し固められた畝に接触した場合は、変形してこれを回避するので、これらを破損すること無く、除草作業に係る作業性を損なわない。
【0007】
また請求項2の発明では、伝動ベルト(18a,19a)により各回転軸(12)を駆動する構成とし、同ベルトのテンション機構(18c,19c)を前記回転軸(12)を支持するフレーム(2)に備える構成としたので、例えば駆動軸やギヤを用いてこれら伝動機構を構成するものと比較して、構成を簡略化し、安価に構成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面に基づいて、この発明の除草装置を乗用管理機の後部に備えた形態について説明する。
乗用管理機1の車体後部は、図1に示すように、昇降装置5を介して左右方向に配するツールバー2が昇降自在に連結されている。ツールバー2の中央部には伝動ボックス3が設けら、この伝動ボックス3には乗用管理機1のPTO動力が伝達される構成となっている。
【0009】
また前記ツールバー2の中央部後方には、所定間隔を空けて中央除草機4を取り付け、また同ツールバー2の左右両側部には除草機取付ブラケット8,8を介して除草機6,7が左右方向に調節自在に取り付けられている。また前記除草機取付ブラケット8は、ツールバー2に当てる前側板8a及び後側板8bと、前後側板8a,8bを連結するボルト・ナット8cにより構成されている。
【0010】
また除草装置は、前記中央除草機4と左右の除草機6,7、そして前記除草機取付ブラケット8と、この後側板8bから後方へ突設する水平状の支持フレーム11と、支持フレーム11の後側部に上下方向に軸架している回転軸12と、回転軸12の下端部に取り付けられている円形のカッター板14と、カッター板14に取り付けられているナイロン等の弾性材で構成されている線材カッター16,16…等を備える構成となっている。
【0011】
そして前記伝動ボックス3上の駆動プーリ17aと、伝動ベルト17b及び従動プーリ17cから成る中央ベルト伝動装置17を介して前記中央除草機6の回転軸12上部に動力を伝達している。また中央ベルト伝動装置17の従動プーリ17cから左右の伝動ベルト18a,19a、左右のプーリ18b,19b、左右のテンションプーリ18c,19cから成る左右のベルト伝動装置18,19を経由して左右除草機6,7の回転軸12,12へ動力を伝達している。
【0012】
以上のように構成した除草装置を備えた乗用管理機1では、例えば図2に示すように、各除草機4,6,7を夫れ夫れ畝溝部29上方に位置させると共に、カッター板14を畝23の上面とほぼ同じ高さに設定し、各回転軸12,12…を回転させながら畝23に沿って走行する。
【0013】
すると、前記水平方向に回転する線材カッター16,16…により畝溝から畝上面に伸びる雑草29が刈られる。
また前記左右除草機6,7は、除草機取付ブラケット8,8をツールバー2に沿って左右方向に広狭に調節することで、中央除草機4に対して間隔に調整することができる。その際には、各除草機への伝動効率を損なうこと無い様、左右の伝動ベルト18a,19bの張込具合を前記左右のテンションプーリ18c,19cの前後位置を調整することで適度な張り具合とすることができる。
【0014】
また前記各除草機間の伝動構成をベルト式伝動機構としたので、例えばツールバーに沿って長い伝動軸を構成し、これに噛合うギヤなどを備える場合と比較して、安価に構成することができる。
【0015】
次に、前記回転軸12に備える各形態の線材カッター16について説明する。
図3に示す線材カッター16は、図2のカッター16にカバー26を備え、刈幅を一定幅Wに規制するものである。
【0016】
前記各除草機の回転軸12の下端部には所定の径の円板状のカッター板14を取り付け、このカッター板14に線材カッター16,16…を取り付けている。詳しくは、カッター板14を、上面側の大径円板14aと下面側の小径円板14bとで構成し、下面側の小径円板14bの外周面に沿うように線材カッター16の基端部を固着し、次いで、小径円板14bの外周面から線材カッター16を接線方向に沿わせて外周側に延長し、その先端部側を回転方向下手側に湾曲するように取り付け、平面視で小径円板14bの線材カッター16の基端取付部を上側の大径円板14aで覆うように構成し、線材カッター16,16…の刈り面周囲と上方とをカバー26により被覆する構成としている。
【0017】
尚、図中符号Fは、乗用芝刈機1の進行方向を示す。
以上のように構成した除草機では、回転軸12を所定の速度で回転し、線材カッター16を回転すると、カバー26の左右幅Wに亘って雑草類を刈り取ることができるので、活着の弱い作物が植えられている畝でも、これを損傷すること無く除草作業が行なえる。またこの雑草類がカッター板14に接近して巻き付こうとすると線材カッター16の基部側で切断し回転軸12への草類の巻き付きを防止するので、円滑に除草作業を継続することができる。
【0018】
更に前記線材カッター16は、根づいた作物や押し固められた畝に接触しても、変形して回避するので、これらを破損すること無いので作業性を損なわない。
また図4に示す線材カッター16は、ルーブ状のカッターであり、カッター板14上のリール部21に紐状部材を巻き収納し、この紐先端部を引き出した後折り返して固定する構成となっている。詳しくは、前記カッター板14の中途部に座金付の取付ボルト22を設け、この取付ボルト22の基部に前記紐状の線材カッター16aの中途部と先端部を挟んで固定する。
【0019】
以上のように構成した除草機では、線材カッター16aの先端部をループ状とすることにより、線材カッター16の突起物への草類の巻き付きを防止して円滑に刈取作業を行なえ、またカッター自体の耐久性の向上することができる。また同カッター16を破損した時には、前記リール部21から紐状部材を引き出して前記同様に固定するだけであるので、操作も簡単である。
【0020】
また図5に示す線材カッターは、特に畝溝に適したカッターであり、前記回転軸12周りに線材カッター16を複数段に備えたものである。詳しくは、回転軸12の下端部には、所定間隔毎に下位になる程、小径の円形のカッター板14a,14b,14cを取り付け、このカッター板14a,14b,14cには、同じく下側ほど順次外周端部が小径となるように線材カッター16,16…を取り付ける構成となっている。
【0021】
図例では、最上段のカッター板14aを畝23の表面高さに位置させ、畝上の雑草を刈る構成とし、その下の複数段のカッター板14b,14cで畝溝または畝23の斜面部に生えた雑草類を刈る構成となっている。
【0022】
以上のような除草機では、前記回転軸12を回転させながら畝23に沿って前進すると、作物24の下部近傍の畝23の斜面部や溝部にある雑草類29を余すこと無く刈ることができ、除草効率を向上することができる。
【0023】
また図6と図7に示す線材カッター16は、図3のカバー26にスリット28を備え、刈作用を確実化したものである。
前記回転軸12の下端部にはカッター板14を取り付け、このカッター板14の外周部に複数の線材カッター16,16…を取り付け、これら各カッター16の回転周囲をカバー26により被覆する構成としている。また前記カバー26の前側部26aを開放し、平面視において前側に回転した線材カッター16の先端部が前側部26aの前端より前方に突出するように構成する。またカバー前側部26aには、雑草類29を進入させて犁く前後方向のスリット28,28…を備えると共に、同カバー26の後側部26bの後側端部にはブラケット25を介して刈高さ規制用の支持輪27を取り付けている。
【0024】
以上のように構成した除草機では、乗用管理機を畝に沿って進行すると、前側部26aに近づいた雑草類29がスリット28,28…により犁かれた状態で線材カッター16,16…により刈られる。
【0025】
これにより、雑草と同じ程度に活着した作物が条状に植えられている時には、確実にカッターの回転から回避することができ、作物を損傷することが無くなる。またカバー26の前側部に前後方向に沿ったスリット28,28…を設けたので、雑草29の押し倒しを極力防止しながら、これを確実に切断することができる。
【0026】
尚、この発明の各除草機は、車両の前部に備える構成としても良いし、各回転軸12に各形態を任意に選んで取り付ける構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】走行機体の後部と除草装置の平面図。
【図2】除草機の刈取状態を示す正面図。
【図3】(A)除草機の切断正面図。 (B)除草機の底面図。
【図4】除草機の斜視図。
【図5】除草機の刈取状態を示す背面図。
【図6】除草機の切断側面図。
【図7】除草機の底面図。
【符号の説明】
【0028】
4 中央除草機
6 左除草機
7 右除草機
11 フレーム
12 回転軸
16 線材カッター
18 左伝動装置
19 右伝動装置
23 畝
24 作物




 

 


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