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発明の名称 コンバイン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2006−94724(P2006−94724A)
公開日 平成18年4月13日(2006.4.13)
出願番号 特願2004−282185(P2004−282185)
出願日 平成16年9月28日(2004.9.28)
代理人 【識別番号】100089934
【弁理士】
【氏名又は名称】新関 淳一郎
発明者 泉 浩二 / 里路 久幸 / 長井 敏郎
要約 課題
グレンタンクの取付構成を工夫することによって、荷重を分散させて取付の耐久性を向上させつつ、製造コストを低下させる。

解決手段
略水平の縦枠25と横枠26により構成した機体フレーム1の下方に走行装置2を、前記機体フレーム1の一側上方に脱穀装置3を、前記機体フレーム1の他側上方にグレンタンク5を夫々設けたコンバインにおいて、前記グレンタンク5は、その上部を合成樹脂で形成した樹脂タンク20に形成し、下部を金属板で形成した下部タンク21に形成し、該下部タンク21は箱形形状に形成した下部箱フレーム22の下方にフレーム23を設けて構成し、該フレーム23は前記機体フレーム1の一部として兼用する構成としたコンバイン。
特許請求の範囲
【請求項1】
略水平の縦枠25と横枠26により構成した機体フレーム1の下方に走行装置2を、前記機体フレーム1の一側上方に脱穀装置3を、前記機体フレーム1の他側上方にグレンタンク5を夫々設けたコンバインにおいて、前記グレンタンク5は、その上部を合成樹脂で形成した樹脂タンク20に形成し、下部を金属板で形成した下部タンク21に形成し、該下部タンク21は箱形形状に形成した下部箱フレーム22の下方にフレーム23を設けて構成し、該フレーム23は前記機体フレーム1の一部として兼用する構成としたコンバイン。
【請求項2】
請求項1において、前記樹脂タンク20の後側には、前記脱穀装置3の後部に設けたカッター装置43の上方に張り出す後側膨出部44を形成し、前記グレンタンク5の前側には、該グレンタンク5の前側に設けた運転座席7および該運転座席7の後側に設けたエアクリーナ46に干渉しない範囲で前方に膨出させた前側膨出部48を形成するとともに、前記樹脂タンク20は、平面視において前後の幅Sより左右の幅Tが大となるようにブロー成型し、ブロー成型時の金型の割り方向Wは前後方向に構成したコンバイン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、グレンタンクを備えたコンバインに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、合成樹脂をブロー成形により形成したグレンタンクは、公知である(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平10−84760号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記公知例では、合成樹脂で形成したグレンタンクの取付に課題がある。
即ち、合成樹脂製のグレンタンクを金属製の機体フレームに取付ける具体構成がなく、公知例の図4では取付部材を介してグレンタンクを機体フレームに取付けている構成が開示されているが、このような取付構成では樹脂のグレンタンクの一部に荷重が集中し、取付の耐久性が低下することになる。
本願は、合成樹脂製のグレンタンクの構成を工夫し、取付の耐久性を向上させつつ、製造コストを低下させたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、略水平の縦枠25と横枠26により構成した機体フレーム1の下方に走行装置2を、前記機体フレーム1の一側上方に脱穀装置3を、前記機体フレーム1の他側上方にグレンタンク5を夫々設けたコンバインにおいて、前記グレンタンク5は、その上部を合成樹脂で形成した樹脂タンク20に形成し、下部を金属板で形成した下部タンク21に形成し、該下部タンク21は箱形形状に形成した下部箱フレーム22の下方にフレーム23を設けて構成し、該フレーム23は前記機体フレーム1の一部として兼用する構成としたコンバインとしたものであり、下部タンク21の枠フレーム23を機体フレーム1の縦枠25および/または横枠26に組合うようにして、機体フレーム1を組立て、この状態の下部タンク21に樹脂タンク20を着脱自在に取付けてグレンタンク5を取付ける。
本発明は、前記樹脂タンク20の後側には、前記脱穀装置3の後部に設けたカッター装置43の上方に張り出す後側膨出部44を形成し、前記グレンタンク5の前側には、該グレンタンク5の前側に設けた運転座席7および該運転座席7の後側に設けたエアクリーナ46に干渉しない範囲で前方に膨出させた前側膨出部48を形成するとともに、前記樹脂タンク20は、平面視において前後の幅Sより左右の幅Tが大となるようにブロー成型し、ブロー成型時の金型の割り方向Wは前後方向に構成したコンバインとしたものであり、グレンタンク5の後側の一部(上部)はカッター装置43の上方に張り出して後側膨出部44に形成されているので、グレンタンク5の容積が拡大され、グレンタンク5の前側の前側膨出部48はエアクリーナ46の上方に突き出てグレンタンク5の容積を拡大し、後側膨出部44および前側膨出部48は何れも機体全体の前後長を長くせずに、グレンタンク5の容積を拡大する。
【発明の効果】
【0005】
請求項1の発明では、樹脂タンク20の取付部分の耐久性を向上させつつ、製造コストを低くできる。
請求項2の発明では、グレンタンク5は前後幅Sより左右幅Tが大となるようにしているので、機体全体の前後長を長くせずに、グレンタンク5の容積を拡大し、金型の割り方向Wを前後方向に形成しているので、樹脂タンク20の肉厚の均一化ができ、軽量化も可能であり、また、樹脂タンク20の側面31に割り方向Wの線が出ないので、外観も美麗となる。
【実施例1】
【0006】
本発明の一実施例をコンバインの図面により説明すると、1はコンバインの機体フレーム、2は機体フレーム1の下方に設けた走行装置、3は機体フレーム1の上方に設けた脱穀装置、5は脱穀装置3の側部に設けたグレンタンク、6はグレンタンク5の前側に設けた操縦部、7は運転座席である。
しかして、グレンタンク5内には、グレンタンク5内の穀粒を排出する排出装置9を設け、該排出装置9はグレンタンク5の下部後壁10の接続筒部11に着脱自在に取付けた接続メタル12内に突出させる。接続メタル12は接続筒部11に対して回転のみ自在に取付け、接続メタル12には排出用揚穀装置13の基部を取付ける。排出用揚穀装置13の先端には排出オーガ14を取付ける。排出用揚穀装置13および排出オーガ14内には図示は省略するが穀粒搬送螺旋を設け、グレンタンク5内の穀粒を排出用揚穀装置13および排出オーガ14により機外に排出する。
【0007】
前記排出オーガ14は、起立状態の排出用揚穀装置13の上部に横軸15により回動自在に取付け、排出作業をしないときは排出用揚穀装置13に対して折り曲げるように横軸15中心に回動させて格納する。16は格納する排出オーガ14を支持するオーガ受けである。
そして、排出作業のとき、排出オーガ14は横軸15中心に回動させて、排出用揚穀装置13と一直線状態となるように排出用揚穀装置13に接続し、この状態で、排出用揚穀装置13を前記接続メタル12中心に横軸回動させ、排出用揚穀装置13および排出オーガ14を側方に倒して排出作業を行う。
【0008】
しかして、前記グレンタンク5は上部を合成樹脂で形成した樹脂タンク20に形成し、下部を金属板で形成した下部タンク21に形成する。下部タンク21は上側を薄金属板により箱形形状の下部箱フレーム22に形成する。下部箱フレーム22の下方にはフレーム(枠フレーム)23を設ける。
そして、前記機体フレーム1は縦枠25と横枠26により構成し、前記下部タンク21の枠フレーム23は前記縦枠25と兼用するように形成する。
即ち、グレンタンク5の下方の機体フレーム1には縦枠25に変えて枠フレーム23を設ける。
したがって、グレンタンク5の剛性と、グレンタンク5の取付強度とを充足しつつ、コストダウンする。
また、樹脂タンク20は下部タンク21に対して着脱自在に取付け、下部タンク21から樹脂タンク20を外すことでグレンタンク5を機体フレーム1から取り外す。
【0009】
前記樹脂タンク20の機体外側となる側面31には、取手32を設ける。取手32はグレンタンク5を機体フレーム1から着脱するとき使用する。取手32は樹脂タンク20を樹脂成形するときに、一体成型により形成する。
したがって、グレンタンク5に取手32を設けるに当たって、コストダウンが図れ、また、ボルト等の別の材質の部品を使用しないですむので、廃却時に分解が不要になり、リサイクルが容易となる。
なお、33はグレンタンク5の上部に設けたロック装置であり、ロック装置33は長尺の軸部材34の先端を、脱穀装置3で脱穀した穀粒をグレンタンク5に供給揚穀する揚穀装置35に螺合固定するようにし、軸部材34の端部にノブボルト36を取付けて構成する。
揚穀装置35は脱穀装置3を含めた機体の固定部に強固に固定されているので、この揚穀装置35にロック装置33によりグレンタンク5の上部を固定支持させる。
したがって、機体右側のノブボルト36を操作するだけで、グレンタンク5の着脱操作を行え、作業を容易にする。
【0010】
前記樹脂タンク20の後側面には、前後方向に凹凸させてハーネスガイド38を設ける。ハーネスガイド38の凹部にはグレンタンク5内の穀粒の満杯を感知する満杯センサ39のハーネス40を嵌合させる。
したがって、ハーネスガイド38は、その凹凸形状によりグレンタンク5の後面の剛性を向上する「リブ」としての作用と、前記ハーネス40の切断・摩耗等を防止するカバーとしての作用を期待する。そのため、ハーネスガイド38は樹脂タンク20の所定位置に所定高さを有して形成すればよい。
41はハーネス40の中間部分に設けたカプラーであり、カプラー41の部分でハーネス40を分断してグレンタンク5を着脱すればよく、好適である。
【0011】
しかして、前記グレンタンク5の後側の一部は、前記脱穀装置3の後部に設けたカッター装置43の上方に張り出す後側膨出部44に形成する。後側膨出部44は、樹脂タンク20の一部として一体成型により形成し、平面視において排出用揚穀装置13より内側に位置させ、排出用揚穀装置13の側方排出に干渉しないようにしつつ、グレンタンク5の容積を拡大する。
なお、前記ハーネスガイド38は排出用揚穀装置13より外側のグレンタンク5の後面に形成する。
また、前記グレンタンク5の前側は、運転座席7(ラジカバー45) および運転座席7の後側に設けたエアクリーナ46に干渉しない範囲で前方に膨出させて、前側膨出部48を形成する。したがって、この点でも、グレンタンク5の容積を拡大する。
【0012】
即ち、運転座席7の下方にエンジン50を設け、エンジン50の上方に運転座席7を設け、エンジン50の上方であって運転座席7の後側にエアクリーナ46を設け、運転座席7の後側であってエアクリーナ46の上方に空間ができるので、この空間に前側膨出部48を位置させることにより、機体全体の前後長を変えずに(長くせず)、グレンタンク5の容積を拡大でき、合理的な構成となる。
この場合、ラジカバーラジカバー45の上部は運転座席7の側部に位置させるが、運転座席7の後側であってエアクリーナ46の上方部分は省略し、グレンタンク5の前側膨出部48とラジカバー45とが干渉するのを防止し、グレンタンク5およびラジカバー45の着脱等を容易にする。
【0013】
しかして、前記グレンタンク5は、平面視において前後の幅Sより左右の幅Tが大となるようにし、また、後側膨出部44は背面視、後側の左側上部に形成する。
即ち、脱穀装置3およびカッター装置43に対して、グレンタンク5の上面は前記排出オーガ14を格納できる範囲で高く形成でき、そのため、カッター装置43の上方に空間ができるので、この空間に後側膨出部44を位置させることにより、機体全体の前後長を変えずに(長くせず)、グレンタンク5の容積を拡大でき、合理的な構成となる。
また、樹脂タンク20はブロー成型時の金型の割り方向Wを前後方向に形成する。
したがって、樹脂タンク20の肉厚の均一化ができ、軽量化も可能であり、また、樹脂タンク20の側面31に割り方向Wの線が出ないので、外観も美麗となる。
【0014】
また、図8は、ブロー成型時の金型の割り方向Wを左右方向にしたものであり、前記後側膨出部44および前側膨出部48を避けて割り面割り方向Wを形成でき、成型が容易となる。
しかして、図9は、所謂「袋取り」といわれる排出作業状態を示し、排出オーガ14の先端側に穀粒袋55を装着する袋ホルダー受け56を設け、排出オーガ14の先端側に設けた排出クラッチ操作レバー51により排出用揚穀装置13および排出オーガ14の作動を入り切りさせて、排出作業を行う。
【0015】
しかして、図10〜図12は前記袋ホルダー受け56の他の実施例を示し、袋ホルダー受け56は、左右一対のホルダー部57の基部を横軸58に固定し、横軸58の左右中間部を排出オーガ14の下面にステー59を介して回転自在に取付けて構成している。横軸58にはアーム60に基部を固定し、アーム60の先端にはワイヤケーブル61の先端を接続する。ワイヤケーブル61の基部は排出オーガ14に設けた固定部に係止する。一方、ワイヤケーブル61のアウタチューブ62の先端は排出オーガ14の先端に係止し、アウタチューブ62の基部は排出オーガ14と共に回動するアーム63に接続する。
前記アーム60には常時牽引するバネ64を取付ける。
したがって、排出オーガ14を傾倒させると、アーム63が回動し、アウタチューブ62を押すので、袋ホルダー受け56は略水平の装着角度で保持される。
【0016】
しかして、グレンタンク5から穀粒を排出する場合、さまざまな位置にて排出オーガ14を操作する必要が生じ、排出オーガ14に該排出オーガ14の下側の基準位置から夫々90度回動自在に把手65を設ける。
したがって、把手65が夫々90度(180度)の範囲で回動するので、ズーム式の排出オーガ14の操作が容易になる。
【0017】
しかして、前記排出オーガ13の先端には、シュータ70を設ける(図 )。シュータ70は、弾性を有する合成樹脂により所謂「蛇腹」形状に伸縮および曲げ変形自在に形成し、シュータ70の下端は自由端にして穀粒排出口71を形成する。シュータ70の上端には漏斗形状の取付部72を一体成形により形成する。取付部72は排出オーガ13の先端のオーガ側取付部73に固定状態に取付ける。シュータ70は、排出用揚穀装置12および排出オーガ13を傾倒させたとき、常時自重により穀粒排出口71が下方に位置するように、所定長さを有して構成する。
シュータ70は、穀粒排出口71が下方に位置するので、排出時に穀粒がシュータ70内に詰まるのを防止する。
この場合、シュータ70の先端にはワイヤー等の操作伝達部材75の一端を係止し、操作伝達部材75を操作すると、シュータ70が折り畳まれて格納されるように構成する。
したがって、トラック等のタンクに穀粒を排出するための位置合わせのとき、シュータ70が邪魔になるのを防止して、作業性を向上させる。
【0018】
前記操作伝達部材75は、その他端を排出オーガ13(排出用揚穀装置13)の基部側に設けた操作装置76に接続する。実施例の操作装置76は操作レバー77により構成し、操作レバー77に操作伝達部材75を接続している。
したがって、シュータ70および操作伝達部材75が排出作業の邪魔になるのを防止すると共に、作業の障害とならない位置の操作装置76により操作でき、作業性を向上させる。
78は前記操作伝達部材75の移動を案内するガイドであり、取付部72に設ける。
操作伝達部材75を操作装置76に牽引すると、シュータ70の先端が上動して格納され、操作伝達部材75を緩めると、シュータ70は自重で排出位置に戻る。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】コンバインの側面図(刈取部省略、以下同じ)。
【図2】機体フレームの平面図。
【図3】グレンタンクの下部タンクの背面図。
【図4】コンバインの背面図。
【図5】ハーネスガイドの断面図。
【図6】コンバインの背面図。
【図7】コンバインの平面図。
【図8】コンバインの平面図。
【図9】排出作業状態模式図。
【図10】袋ホルダー受けの斜視図。
【図11】同側面図。
【図12】同作用状態側面図、
【図13】把手の斜視図。
【図14】シュータの側面図。
【図15】同作用状態図。
【符号の説明】
【0020】
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取部、5…グレンタンク、7…運転座席、10…下部後壁、11…接続筒部、12…接続メタル、13…排出用揚穀装置、14…排出オーガ、15…横軸、16…オーガ受け、20…樹脂タンク、21…下部タンク、22…下部箱フレーム、23…枠フレーム、25…縦枠、26…横枠、31…側面、32…取手、33…ロック装置、35…揚穀装置、34…軸部材、36…ノブボルト、38…ハーネスガイド、39…満杯センサ、40…ハーネス、43…カッター装置、44…後側膨出部、45…ラジカバー、46…エアクリーナ、48…前側膨出部、50…エンジン、55…穀粒袋、56…袋ホルダー受け、57…ホルダー部、58…横軸、59…ステー、60…アーム、61…ワイヤケーブル、62…アウタチューブ、63…アーム、65…把手、70…シュータ、71…穀粒排出口、72…取付部、73…オーガ側取付部、75…操作伝達部材、76…操作装置、77…操作レバー、78…ガイド。




 

 


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