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発明の名称 農業作業車
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2006−68017(P2006−68017A)
公開日 平成18年3月16日(2006.3.16)
出願番号 特願2005−272087(P2005−272087)
出願日 平成17年9月20日(2005.9.20)
代理人
発明者 仲 弘和 / 矢野 真一郎
要約 課題
農業作業車のトラックへの積み込みや、圃場での畦越え時に、走行車体から降りた状態で安全な走行操作をしようとするものである。

解決手段
走行車体2の後部に農作業装置4を連結し、走行車体2の前部左右両側に補助苗載せ台66を設けた農業作業車において、該補助苗載せ台66を前方に位置した状態から後方に移動できる構成とすると共に、走行車体2から降車した状態で走行車体2の走行停止操作をすることができる停止レバー34を走行車体2前部に設けた農業作業車。
特許請求の範囲
【請求項1】
走行車体(2)の後部に農作業装置(4)を連結し、走行車体(2)の前部左右両側に補助苗載せ台(66)を設けた農業作業車において、該補助苗載せ台(66)を前方に位置した状態から後方に移動できる構成とすると共に、走行車体(2)から降車した状態で走行車体(2)の走行停止操作をすることができる停止レバー(34)を走行車体(2)前部に設けたことを特徴とする農業作業車。
【請求項2】
走行車体(2)の前部におけるステアリングハンドル(25)を設けた上方突出部よりも前側に補助ステップ(63)を設けたことを特徴とする請求項1記載の農業作業車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、降車状態で安全に走行させる農業作業車に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来技術として、搭乗位置から操作可能なステアリングハンドルと操向車輪とを連動するステアリングハンドル機構に、このステアリングハンドル機構を車外から操作するためのハンドルレバーを着脱自在に連結する取付部を設け、補助ハンドルレバーを走行車体の走行停止機構に連係可能な停止操作具を備え、走行車体から降りて操向操作している場合における走行車体の停止操作を容易にするものがある。
【特許文献1】特開平7−96852号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この発明は、従来技術を改良して、農業作業車のトラックへの積み込みや、圃場での畦越え時に、走行車体から降りた状態で更に安全な走行操作をしようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1記載の発明は、走行車体2の後部に農作業装置4を連結し、走行車体2の前部左右両側に補助苗載せ台66を設けた農業作業車において、該補助苗載せ台66を前方に位置した状態から後方に移動できる構成とすると共に、走行車体2から降車した状態で走行車体2の走行停止操作をすることができる停止レバー34を走行車体2前部に設けた農業作業車としたものである。
【0005】
従って、補助苗載せ台66を後方に移動すると、走行車体2の前部が開放されて降車状態で停止レバー34の前方からの操作が容易となり、畦越えやトラックへの積み降ろしの際に、安全な走行をすることができる。
【0006】
請求項2記載の発明は、走行車体2の前部におけるステアリングハンドル25を設けた上方突出部よりも前側に補助ステップ63を設けた請求項1記載の農業作業車としたものである。
【0007】
従って、請求項1記載の作用に加えて、停止レバー34を操作しながら、走行車体2の前部におけるステアリングハンドル25を設けた上方突出部よりも前側に位置する補助ステップ63にオペレータが乗ることにより、走行車体2の前部の浮き上がりを防止し、安全に畦越えすることができる。
【発明の効果】
【0008】
請求項1の発明は、走行車体2の後部に農作業装置4を連結し、走行車体2の前部左右両側に補助苗載せ台66を設けた農業作業車において、該補助苗載せ台66を前方に位置した状態から後方に移動できる構成とすると共に、走行車体2から降車した状態で走行車体2の走行停止操作をすることができる停止レバー34を走行車体2前部に設けた農業作業車としたものであるから、補助苗載せ台66を後方に移動して走行車体2の前部が開放された状態とすることにより、降車状態で停止レバー34の前方からの操作が容易となり、畦越えやトラックへの積み降ろしの際に、安全な走行をすることができる。
【0009】
請求項2の発明は、走行車体2の前部におけるステアリングハンドル25を設けた上方突出部よりも前側に補助ステップ63を設けた請求項1記載の農業作業車としたものであるから、請求項1記載の効果に加えて、停止レバー34を操作しながら、走行車体2の前部におけるステアリングハンドル25を設けた上方突出部よりも前側に位置する補助ステップ63にオペレータが乗ることにより、走行車体2の前部の浮き上がりを防止し、安全に畦越えすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
この発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1及び図2は乗用田植機1の全体を示したもので、乗用田植機1は、走行車体2と、この走行車体2の後部に昇降リンク機構3を介して連結した4条植えの苗植付部4とで構成されていて、走行車体2で走行しながら苗植付部4を駆動し圃場に一行程で4条の苗を植え付けていくものである。
【0011】
走行車体2の前後中間部にエンジン5を搭載し、このエンジン5の上方に操縦席6を設けている。このエンジン5の駆動力は、図3に示すように、ベルト伝動装置7及びベルト伝動第2装置8を経由して主ミッションケース9に伝動される。そして、主ミッションケース9の左右両側部に固着した左右方向に延びる前輪ケース10,10を介して前輪ファイナルケース11,11に伝動し、前輪ファイナルケース11,11の下部から横側方に突出する前車輪軸を駆動し、左・右前輪12,12を駆動する構成である。また、前記主ミッションケース9の後部から後方に突出する後輪伝動軸13を介して左右の後輪ギヤケース14,14に伝動し、この後輪ギヤケース14,14から左右両側に突出する後車軸を経由して左・右後輪15,15を駆動する構成である。
【0012】
苗植付部4は、昇降シリンダ16の伸縮により昇降リンク機構3を上下方向に回動することにより、昇降するように構成されている。また、前記主ミッションケース9から取り出された動力は後方に延びる中途部で屈曲可能な植付伝動軸17により苗植付部4に伝動される。
【0013】
苗植付部4は、主として苗載せ台18,植付伝動部19及び4条の苗植付装置20から構成されていて、前記植付伝動軸17の動力が入力される苗植付伝動部19を介して伝動される構成である。また、苗植付部4の下方中央部にはセンターフロート21aを、下部左右両側部には左右のサイドフロート21b,21bを夫れ夫れ設け、これらのフロートが圃場面を滑走整地する。また、前記苗植付装置20が作動すると共に、植付伝動部19からの動力により左右移動棒が左右方向に移動して苗載せ台18を左右に移動させ、マット苗を苗植付装置20により一株ずつ掻き取って圃場に植え付ける構成である。
【0014】
苗載せ台18には、各条に苗送りベルト22,22,…が設けられている。各条の苗送りベルト22,22,…は下側の駆動ローラー23と上側の従動ローラー24とに巻き掻けられていて、駆動ローラー23が植付伝動部19からの動力により回転し、苗載せ台18の左右移動終端部において苗送りベルト22,22,…が所定量づつ回転し苗を繰り出す構成である。
【0015】
走行車体2の前部となる操縦席6の前方にはステアリングハンドル25を設け、このステアリングハンドル25の操作によりステアリング軸、ピットマンアーム等を介して左・右前輪12,12を操向操舵する構成である。前記ステアリングハンドル25の左側には主ミッションケース9内の主変速装置を切り替え変速する主変速レバー26を設けている。この主変速レバー26の前後方向に操作により、主変速アーム27、主変速ロッド28を介して主変速シフタ29を回動し主変速する構成である。前記ステアリングハンドル25の右側にはエンジン5の回転数を変更させるためのスロットルレバー30を設けており、このスロットルレバー30に連結されたスロットルワイヤを操作する構成である。そして、前記主変速レバー26及びスロットルレバー30は、走行車体2前部におけるボンネット31の左右側面部に接近して上側に延びるように構成されている。
【0016】
走行車体2前部のボンネット31の左右両側方には、夫れ夫れ前記ボンネット31より低くステップフロア32より高く傍出している傍出部33を設けている。左側の傍出部33には、機体の走行及び苗植付部4の駆動の停止操作をすることのできる停止レバー34を設けている。また、右側の前記傍出部33には、油圧昇降シリンダ16及び植付クラッチ(図示省略)を作動することにより、苗植付部4の昇降及び苗植付部4の駆動の入/切をすることのできる植付部昇降レバー35を設けている。なお、この停止レバー34及び植付部昇降レバー35の回動軸36は、左右方向の同一軸上に設けられている。
【0017】
また、停止レバー34の握持部34aは、ステアリング軸37よりも後側に配置しており、操縦席6に座ったままの状態でオペレータが操作できると共に、車体に搭乗していない作業者が車体の前端部からも操作することができる。しかして、通常の植付作業時に操作できるばかりでなく、トラックへの乗用田植機1の積込時や圃場の畔越え時等の車体から降りた状態でも車体の走行及び停止操作をすることができる。
【0018】
前記ボンネット31の後面部には、主ミッションケース9内の副変速装置を変速するための副変速レバー38を設けている。この副変速レバー38の上下方向の操作により、副変速シフタを回動し、通常速と超低速との2段階に切り替える構成で、トラックへの乗用田植機1の積込時や圃場の畔越え時に、副変速装置を超低速に切り替えて安全に車体を走行させることができる。
【0019】
また、前記ボンネット31の後面部の右より位置には、エンジン5を始動させるためのリコイルノブ39を設けている。このリコイルノブ39を引くとエンジン5が始動する構成である。なお、リコイルノブ39は操縦席6に座ったオペレータが操作できると共に、車体に搭乗していない作業者が車体の右端部からでも操作することができ、トラックへの車体の積込時や、圃場の畔越え時等の車体から降りた状態でもエンジン5の始動操作をすることができる。
【0020】
走行車体2の前部右寄り位置には左右のブレーキぺダル40,40を夫れ夫れ設け、このブレーキぺダル40,40の踏み込み操作により、主ミッションケース9内に設けた左右のサイドクラッチブレーキ装置を作動させて、左右の後輪16,16への伝動を遮断すると共に後輪16,16に制動する構成としている。
【0021】
また、走行車体2の前部左寄り位置には、主クラッチぺダル41を設けている。この主クラッチぺダル41は、車体側面視において左右のブレーキぺダル40,40と同位置に配置されていて、車体の走行及び苗植付部4の駆動の停止をするものである。従って、停止レバー34の後方への操作又は前記主クラッチぺダル41の踏み込み操作によって、車体の走行及び苗植付部4の駆動を停止するようになっており、テンションアーム42を上方に回動させてテンションプーリ43を伝動ベルトから退避させて、前記ベルト伝動第2装置8の伝動ベルトを非伝動状態に切り替える構成である。
【0022】
また、テンションアーム42の上方への回動と一体的に四輪ブレーキ操作アーム44が前側に回動することにより、四輪ブレーキ操作ロッド45を介して四輪ブレーキ制動アーム48を回動し、主ミッションケース9内のシュー式の四輪ブレーキ装置46,46を作動させて左右の前輪12,12及び後輪16,16を制動する構成である。
【0023】
なお、前記テンションアーム42と四輪ブレーキ操作ロッド45,前記四輪ブレーキ操作アーム44とは、前後方向に互いに逆方向に付勢する圧縮スプリング47,47を介して前後に所定範囲摺動自在に連結されている。しかして、四輪ブレーキ操作アーム44が制動方向である図4の反時計方向に操作されると、四輪ブレーキ操作アーム44のストローク端部が前側の圧縮スプリング47に当接し、更に回動すると前側の圧縮スプリング47が圧縮され、前側の圧縮スプリング47の圧縮荷重が四輪ブレーキ制動アーム48に作用し、四輪ブレーキ装置46を安定的に制動する。また、四輪ブレーキ制動アーム48を非制動方向に戻すとき、後側の圧縮スプリング47により四輪ブレーキ制動アーム48を非制動方向へ回動付勢して四輪ブレーキ装置46を確実に解除する。
【0024】
次に、主クラッチぺダル41と停止レバー34との連係関係について説明する。主クラッチぺダル41の踏み込み操作により、主クラッチぺダルアーム49が主ミッションケース9に設けた左右方向のぺダル回動軸50回りに回動すると、主クラッチぺダルアーム49に連結されている主クラッチ操作リンク51を介して主クラッチ操作アーム52が回動支点回りに後側に回動する。すると、主クラッチ操作アーム52と一体的に回動する前記テンションアーム42が回動し、テンションプーリ43が前記ベルト伝動第2装置8の伝動ベルトから退避する。また、主クラッチ操作リンク51と主クラッチ操作アーム52とは、長孔53を介して連結されており、停止レバー34の操作によりテンションアーム42が回動しても、主クラッチぺダル41はさほど操作されない構成とし、停止レバー34の操作荷重の低減を図り、遊びを持たせて連係している。
【0025】
また、停止レバー34と一体的に回動する操作アーム54には停止レバーロッド55の中途部が連結されていて、その停止レバーロッド55の下端がテンションアーム42の中途部に連結されている。しかして、停止レバー34の後方への回動操作により、停止レバーロッド55を上方へ引っ張りテンションアーム42を上方に回動させることができ、停止レバー34でも主クラッチぺダル41と同様の操作を行なうことができる。
【0026】
なお、前記停止レバーロッド55と前記操作アーム54とは停止レバーロッド55の上端部に設けた圧縮スプリング56を介して上下方向に摺動可能に連結されている。従って、主クラッチぺダル41の操作により、テンションアーム42が回動しても、停止レバー34が操作されないようにし、主クラッチぺダル41の操作荷重の軽減を図り遊びを持たせて連係している。
【0027】
次に、図6に示す実施例について説明する。
前記主クラッチぺダル41の近傍にクラッチ切り位置で主クラッチぺダル41をロックするクラッチロック装置57を軸支し、主クラッチぺダル41を下方に踏み込んだクラッチ切り状態でクラッチロック装置57の係止溝57aに主クラッチぺダル41側のピンを係止してロックし、クラッチ切り状態及びブレーキ制動状態でロックできる構成としている。なお、クラッチロック装置57の係止溝57aは所定間隔置きに複数個構成されていて、主クラッチぺダル41を複数の踏み込み位置でロックできて、クラッチ切り状態でブレーキの制動力を複数の強さとしてロックできる構成である。
【0028】
また、走行車体2の前部には、門形の浮上防止ハンドル58を上方に向けて突出するように設け、その上部に握持部58aを設けている。この浮上防止ハンドル58の基端部に降車操作レバー59を上下回動自在に軸支している。この降車操作レバー59は、降車操作レバー(下)59aの上端部に降車操作レバー(上)59bの下端部を前後方向に回動自在に軸支している。しかして、降車操作レバー(下)59aと降車操作レバー(上)59bとを折り畳んで浮上防止ハンドル58に添わせた収納状態、及び、降車操作レバー(上)59bだけを前方に回動して突出させたり、直線状態で降車操作レバー(下)59aと降車操作レバー(上)59bを前方に突出した操作状態に変更できる構成としている。この降車操作レバー59に降車クラッチレバー60を取り付けて、クラッチワイヤ61を介して、テンション第2アーム42aに連係し、テンション第2プーリ43aを作動させる構成としている。なお、クラッチワイヤ61をバネを介してテンションアーム42に連係してもよい。
【0029】
しかして、一定の傾斜地を走行する場合には、主クラッチぺダル41を踏み込んでクラッチロック装置57で係止しブレーキ制動状態とし、走行車体2を傾斜地で制動し停止状態とし、次いで、降車クラッチレバー60をクラッチ入り位置あるいは切り位置に操作する。すると、クラッチ入り状態では、走行車体2はブレーキ制動状態で低速で走行し、また、クラッチ切り状態では停止しながら、坂道を安全に低速走行することができる。
【0030】
なお、前記実施例に次の構成を付加してもよい。即ち、例えば、図7に示すように、前記副変速レバー38のアーム部に牽制ケーブル62を連結して、牽制ケーブル62により牽制部材(図示省略)を作動可能に構成し、降車操作レバー59を牽制可能に構成する。しかして、副変速レバー38を低速側に切り替えられている状態では前記牽制部材の牽制が解除されて、降車操作レバー59を前方に回動させることができて、降車クラッチレバー60を操作可能になる。従って、副変速装置が低速側に切り替えられて走行車体2が低速走行する時にだけ、降車クラッチレバー60を操作できて傾斜地を安全に走行することができである。
【0031】
また、図8に示すように、前記降車操作レバー(下)59aの基部、あるいは、浮上防止ハンドル58の基部に補助ステップ63を回動可能に設け、補助ステップ63を上方に回動した収納状態、及び、下方に回動した搭乗可能状態に切り替えできる構成としている。このように構成しておくと、畦越えをする場合には、オペレータが補助ステップ63に乗って走行車体2の前部の浮き上がりを防止しながら、降車クラッチレバー60を操作することができ、急な畦越えを安全に行なうことができる。
【0032】
なお、図9に示すように、降車操作レバー(下)59aに対して降車操作レバー(上)59bを前後方向に回動自在に軸支しているので、図10(1)に示すように、歩み枠64を利用して走行車体2を圃場から道路65に移動させる場合には、降車操作レバー(下)59a及び降車操作レバー(上)59bを伸長させて長くすると、オペレータは走行車体2から離れた道路65上に居ながら降車クラッチレバー60を楽に操作でき、安全に走行させることができる。
【0033】
また、図10(2)に示すように、圃場から道路65に走行車体2を直接移動させる場合には、上下方向に沿わせた降車操作レバー(下)59aに対して降車操作レバー(上)59bを折り曲げる。すると、オペレータは道路65に居ながら走行車体2に接近した位置で適正高さの降車クラッチレバー60を操作できて、安全に走行させることができる。
【0034】
なお、降車操作レバー(下)59aに対して降車操作レバー(上)59bを左右方向に折り曲げる構成としたり、また、降車操作レバー(下)59aに対して降車操作レバー(上)59bをスライドさせて伸縮する構成としてもよい。
【0035】
次に、図11について説明する。
走行車体2のボンネット31の左右両側に補助苗載せ台66を設けるにあたり、左側の補助苗載せ台66を支持棒67を介して縦軸回りに回動自在に支持し、補助苗載せ台66を車体の前方に位置した状態と、後方のステアリングハンドル25の側方に位置した状態とに変更できる構成としている。
【0036】
前記支持棒67の基部とデフロックアーム68との間を、アーム,ロッドからなる連係装置69を介して連動連結し、前記補助苗載せ台66を後方に移動させると、連係装置69を介してデフロックアーム68を回動し、左右の前輪12,12をデフロックする構成としている。
【0037】
しかして、補助苗載せ台66が後方に移動し走行車体2の前部が開放されて降車状態で前記停止レバー34や降車クラッチレバー60の前方からの操作が容易となると、左右の前輪12,12がデフロックされるので、畦越えや歩み枠64を利用してのトラックの積み降ろしの際に、走行車体2を低速で直進させて安全な走行をすることができる。
【0038】
なお、図12に示すように、前記停止レバー34を前後及び左右に回動操作できる構成とし、前後方向の操作により、クラッチを入/切して車体をブレーキ作動状態で低速走行と停止との切り替えをしながら走行し、左右方向の回動操作によりデフロックワイヤ70を介してデフロックアーム68を回動し、左右前輪12,12をデフロックしたり、あるいは、解除したりする構成としている。
【0039】
しかして、オペレータは降車状態で操作できる停止レバー34を握ったままで前輪デフロックの入/切をすることができ、簡単な操作で安全な低速走行をすることができる。
次に、図13、図14について説明する。
【0040】
この実施例は、走行車体2から離れた位置で操作できる遠隔操作クラッチを設けた田植機に関するもので、主クラッチぺダル41を踏むと、前記実施例と同様に、クラッチが切れて前輪12,12及び後輪15,15にブレーキがかかる構成である。リモコン操作パネル71のクラッチ切りスイッチ72aをONすると、制御部からの指令によりモータ73のアーム74は時計方向へ回転してB位置で停止する。すると、ロッド75,バネ76を介して主クラッチぺダルアーム49が切り位置に動かされ、クラッチを切り状態とし、ブレーキを制動状態とする。
【0041】
また、リモコン操作パネル71のクラッチ入りスイッチ72bをONすると、制御部からの指令によりモータ73のアーム74は反時計方向へ回転しA位置で停止する。すると、ロッド75,バネ76を介して主クラッチぺダルアーム49は入り位置に動かされ、クラッチが入りとなりブレーキが解除されて走行する。なお、モータ73のアーム74は前記A位置及びB位置へ回動し、主クラッチぺダル41の切り位置あるいは入り位置への移動を検出器(図示省略)が検出すると、制御部からの指令にモータ73の回転は停止する構成である。
【0042】
前記構成であるので、オペレータは走行車体2を降りた状態で離れた自由な位置で主クラッチぺダル41等の操作具を操作できるので、例えトラックへの積み込み時や、畦越え時に走行車体2の前方が浮き上がるような場合でも安全であり、走行・停止操作を安全に行なうことができる。
【0043】
尚、このリモコン操作パネル71は、ボンネット31内に格納するようになっている。従って、ボンネット31内に格納された状態のリモコン操作パネル71をオペレ−タが走行車体2を降りた状態で機体の前方から操作することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】乗用田植機の全体側面図である。
【図2】乗用田植機の全体平面図である。
【図3】要部の側面図である。
【図4】要部の側面図である。
【図5】要部の正面図である。
【図6】要部の側面図、正面図である。
【図7】要部の側面図である。
【図8】要部の側面図、正面図である。
【図9】要部の側面図、正面図である。
【図10】作業状態を示す側面図である。
【図11】要部の斜視図である。
【図12】要部の斜視図である。
【図13】要部の側面図である。
【図14】要部の側面図である。
【符号の説明】
【0045】
2 走行車体
3 昇降リンク機構
4 農作業装置(苗植付部)
5 エンジン
6 操縦席
9 主ミッションケース
25 ステアリングハンドル
34 停止レバー
63 補助ステップ
66 補助苗載せ台




 

 


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