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発明の名称 粉粒体吐出機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2006−67916(P2006−67916A)
公開日 平成18年3月16日(2006.3.16)
出願番号 特願2004−255892(P2004−255892)
出願日 平成16年9月2日(2004.9.2)
代理人
発明者 神谷 寿 / 加藤 哲 / 中西 康仁
要約 課題
本発明の課題は、従来技術の問題点を解消するために、ホッパ内に加圧空気を吹き出す吹出口をホッパ壁面に沿わせて吹き出すように構成することによって、粉粒体の飛散を防止し、しかも、ホッパ壁面での粉粒体の停滞を防ぎ流下促進を図ることにある。

解決手段
本発明は、ホッパ内の粉粒体を繰出部で繰り出して圃場へ吐出する粉粒体吐出機において、ホッパ内へ加圧空気を供給する空気供給装置を設けると共に、ホッパ内に加圧空気を吹き出す吹出口をホッパ壁面に沿わせて吹き出す構成としてあることを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
ホッパ内の粉粒体を繰出部で繰り出して圃場へ吐出する粉粒体吐出機において、ホッパ内へ加圧空気を供給する空気供給装置を設けると共に、ホッパ内に加圧空気を吹き出す吹出口をホッパ壁面に沿わせて吹き出す構成としてあることを特徴とする粉粒体吐出機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、肥料等の粉粒体を圃場に施用する粉粒体吐出機に関し、農業機械の技術分野に属する。
【背景技術】
【0002】
従来、ホッパ内の粉粒体をその下側に設けた繰出部によって繰り出し、繰り出された粉粒体をエアによって圃場まで搬送して吐出する粉粒体吐出機において、エンジンカバ−内の熱風を粉粒体ホッパ内に送り込んで粉粒体を乾燥させる技術が存在する(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開平4−341111号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
かかる従来技術のものでは、ホッパ内に熱風を吹き出す吹出口をホッパ壁面に沿わせて吹き出す構成のものではないため、粉粒体が特に蓋を開けた時などに風の吹き上がりによってタンク外へ飛散する問題があった。
【0004】
本発明の課題は、上記問題点を解消するために、ホッパ内に加圧空気を吹き出す吹出口をホッパ壁面に沿わせて吹き出すように構成することによって、粉粒体の飛散を防止し、しかも、ホッパ壁面での粉粒体の停滞を防ぎ流下促進を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1記載の本発明は、ホッパ内の粉粒体を繰出部で繰り出して圃場へ吐出する粉粒体吐出機において、ホッパ内へ加圧空気を供給する空気供給装置を設けると共に、ホッパ内に加圧空気を吹き出す吹出口をホッパ壁面に沿わせて吹き出す構成としてあることを特徴とする。
【0006】
ホッパ内に吹き出される加圧空気は、ホッパ壁面に沿って横向きあるいは下向きに吹き出される。これによって、蓋を開けた時でも、粉粒体が外部へ飛散することがない。しかも、吹出風は壁面に沿って流れるので、粉粒体の停滞がなく、むしろ、その流下が促進されることになる。
【発明の効果】
【0007】
以上要するに、本発明によれば、加圧空気を吹き出す吹出風はホッパ壁面に沿って流れるように構成したので、粉粒体の満杯時に蓋を開けても粉粒体の外部への飛散を防止することができる。しかも、ホッパ壁面に沿って流れる吹出風によって粉粒体の停滞をなくし、流下促進を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
この発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1及び図2は、粉粒体吐出機を備えた乗用型田植機1を示すもので、この乗用型田植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク機構3介して6条植の苗植付部4が昇降可能に装備され、走行車体2の後部上側に粉粒体吐出機5の本体部分が設けられている。
【0009】
走行車体2は、走行車輪としての左右一対の前輪10,10及び後輪11,11が架設されてあり、機体の前部にミッションケ−ス12が配置され、そのミッションケ−ス12の左右両側に前輪ファイナルケ−ス13,13が設けられ、該前輪ファイナルケ−ス13,13の変向可能な前輪支持部から外向きに突出する前輪車軸に前輪10,10が取り付けられている。また、ミッションケ−ス12の背面部にメインフレ−ム15の前端部が固着されており、そのメインフレ−ム15の後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ロ−リング軸を支点にして後輪ギヤケ−ス18,18がロ−リング自在に支持され、その後輪ギヤケ−ス18,18から外向きに突出する後輪車軸に後輪11,11が取り付けられている。
【0010】
原動機となるエンジン20はメインフレ−ム15の上部に搭載されてあり、該エンジンの回転動力が第1ベルト伝動機構21及び第2ベルト伝動機構23を介してミッションケ−ス12内のミッションに伝達される。該ケ−ス内のミッションに伝達された回転動力は、ケ−ス12内のトランスミッションにて変速された後、走行動力と外部取出動力とに分離して取り出される。そして、走行動力は、前輪10,10及び後輪11,11を駆動する。また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケ−ス25に伝達され、更に、植付伝動軸26によって苗植付部4へ伝動されると共に、施肥伝動機構27によって粉粒体吐出機5へ伝動される。
【0011】
エンジン20の上部はカバ−30で覆われており、その上方に操縦席31が設置されている。操縦席31の前方には操作ボックス32及びステアリングハンドル34が設けられている。35はフロアステップ、36はリヤステップ、38は予備苗載台である。
【0012】
昇降リンク機構3は上下の平行リンク40,41からなり、その基部側がリンクベ−スフレ−ム42に回動自在に取り付けられ、その先端側に縦リンク43が連結されている。縦リンク43に挿入連結された前後方向のロ−リング軸44には苗植付部4がロ−リング自在に連結されている。メインフレ−ム15と上リンク40に一体形成したスイングア−ム45との間に昇降油圧シリンダ46が設けられ、該油圧シリンダを油圧で伸縮させることにより、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する構成としている。
【0013】
苗植付部4は、伝動ケ−ス50、マット苗を載せて左右に往復動し苗を一株分づつ各条の苗取出口51a,…に供給すると共に横一列の苗を全て苗取出口51a,…に供給すると苗送りベルト51b,…により苗を下方に移送する苗載タンク51、植付具52aで一株分の苗を切取って土中に植込む6条分の苗植付装置52、左右一対の線引マ−カ53,53、苗植付面を整地するセンタ−フロ−ト55及びサイドフロ−ト56,56等を備えた構成としている。なお、植付作業時にはセンタ−フロ−ト55はその前部の上下動が上下動検出機構57により検出されるようになっている。
【0014】
粉粒体吐出機5は、苗植付部4の前方に設けられていて、粒状肥料等の粉粒体を貯溜するホッパ60内の粉粒体肥料を繰出部(粉粒体繰出部)61,…によって一定量づつ下方に繰り出し、その繰り出された肥料をブロア−67から供給されるエアによって施肥ホ−ス62,…を通ってフロ−ト55,56,56の左右両側に設けられた施肥ガイド63まで移送し、該施肥ガイド63の前側に設けた作溝体64,…よって苗植付条の側部近傍に形成される施肥溝内に落し込むようになっている。モ−タ66で駆動する施肥ブロア67は、発生された圧力風を左右方向に長いエアチャンバ68を経由して施肥ホ−ス62,…内に吹き込み、施肥ホ−ス62,…内の肥料を苗植付部側の肥料吐出口へ強制移送するようになっている。
【0015】
図例に示すように、ホッパ60は、上部に開閉可能な蓋60aが設けられ、また、その背面下部で、左右方向に長い施肥フレ−ム70から上方に突設した支持板71に回動ア−ム71aが支点P回りに回動自在に取り付けられてあり、仮想線で示すように繰出部61,…から分離して後方へ姿勢変更できるようになっている。なお、このホッパは通常では係止具72によって固定する構成としている。 繰出部61は、ホッパ60内の肥料を下方に繰り出す繰出ロ−ル73A,73Bを内臓している。繰出ロ−ル73A,73Bは、外周部に肥料が入り込む複数本の繰出溝74…が形成され、繰出軸75の角軸部75aにそれぞれ一体回転するよう嵌合している。繰出ロ−ル73A,73Bが図6矢印方向に回転することにより、ホッパ60から落下供給される肥料が溝74に収容されて下方に搬送され、下端の繰出口61aから繰り出される。繰出ロ−ル73の前側には該繰出ロ−ルの外周面に摺接するブラシ76が着脱自在に設けられている。
【0016】
ブラシ76の上側には繰出ロ−ル73A,73Bの上方に突出してホッパ60から繰出部61に肥料が落下供給されないようにする繰出停止シャッタ77A,77Bが設けられている。繰出停止シャッタ77A,77Bは、繰出部ケ−ス78のスライド支持部79にスライド自在に支持されていて、ケ−ス外の前端部に形成された把手77aをつかんでスライドさせるようになっている。なお、前記繰出部ケ−ス78は、側面視で前下がりに傾斜した分割面F−F(図5)で、下側の固定部分78aと上側の離脱部分78bとに分割した構成としている。
【0017】
繰出部61の繰出口61aには、前後方向に連通する接続管80が設けられている。この接続管80の後端に前記施肥ホ−ス62の端部が接続されている。一方、接続管80の前端部はエアチャンバ68の背面部に挿入連結されている。エアチャンバ68の左端部はエア切替管81を介してブロア67に接続されており、該ブロア67からの圧力風がエアチャンバ68を経由し接続管80から施肥ホ−ス62内に吹き込まれるようになっている。
【0018】
エアチャンバ68は、接続管80が取り付けられたゴム管68aと、中間部分の樹脂管68bとを交互に繋ぎ合わせた構成としている。
また、繰出部ケ−ス78の背面部には、ホッパ内の肥料を取り出すための肥料排出口83が形成されている。この排出口83には開閉自在な排出シャッタ−84が設けられている。肥料排出口83は、左右方向に長い肥料回収管85に接続されている。肥料回収管85の左端部は、前記エア切替管81を介してブロア67に接続されている。エア切替管81は二股状の管であって、一方にエアチャンバ68が接続され、他方に肥料回収管85が接続されている。
【0019】
前記エア切替管81にはエア切替シャッタ−86が設けられ、ブロア67から吹き出されるエアをエアチャンバ68側と回収管85側とに切り替えできるようになっている。回収管85の右端側終端部は肥料回収口87になっている。
【0020】
粒状肥料等の施肥作業時には、繰出ロ−ル73を正転させ、ホッパ60内の肥料を繰出口61aから下方に繰り出す。繰出口61aから繰り出された肥料は、エア切替管81、エアチャンバ68、接続管80及び施肥ホ−ス62内を施肥ブロア67から吹き出される圧力風によって圧送され、施肥ホ−ス62の先端吐出口から施肥ガイド63に吐出され圃場に供給される。
【0021】
粉粒体回収時には、ホッパ60内の残留肥料を肥料排出口83から送り出す。送り出された肥料は、回収管85内をブロア67から吹き出される圧力風によって圧送され、先端の回収口87から吐出されて回収容器等に回収される。
【0022】
図8は排出シャッタ及びエア切替シャッタの開閉機構を示す図であり、回収口87の近傍に回収レバ−90が回動支点軸90aを支点として回動自在に設けられている。回収レバ−90の回動支点軸90aと同軸上に、繰出部61の前側に配置された左右方向にに長いシャッタ開閉伝達軸91が設けられ、シャッタ開閉伝達軸91には各繰出部毎に開閉ギヤ93が取り付けられ、該ギヤ93が排出シャッタ84の回動軸84aに取り付けた半円形ギヤ94と噛み合っている。
【0023】
回収レバ−90を回動操作すると、エア切替ワイヤ95が引かれ、引張りスプリング97及びア−ム96を介してエア切替シャッタ86を切り替え、ブロア67から吹き出される圧力風が回収管85に供給されるようになる。回収レバ−90の回動操作量が少ないうちは、ピン90bが長穴92aの中を移動するだけに過ぎないので、シャッタ開閉伝達軸91は回動しない。しかしながら、回収レバ−90を一定量以上回動操作すると、ピン90bが扇形プレ−ト92に係合し、シャッタ開閉伝達軸91が回動する。これにより、排出シャッタ84、…が開き、ホッパ60内の粉粒体肥料が回収管85内に排出される。なお、前記回動支点軸90aと同軸上に設けられた開閉ギヤ93、…は条毎に位相をずらせて設けられてあり、ブロア67に近い側の繰出部61,…から順に排出シャッタ84が開くようになっている。
【0024】
回収レバ−90はレバ−ガイド98に沿って回動操作するようになっている。このレバ−ガイド98にはガイド穴98a、98bが形成され、回収レバ−90の撓みを利用して回収レバ−90の係合部(図示せず)をガイド穴98a、98bに係合させることにより、回収レバ−90をエア切替シャッタ86だけが切り替えられる位置P1と、エア切替シャッタ86及び排出シャッタ84,…の両方が切り替えられる位置P2とに固定することができるようになっている。
【0025】
回収レバ−90を施肥作業位置にすると「ON」になるスイッチを設けると共に、各畦クラッチレバ−100L,100C,100Rをクラッチ入り位置にすると、「ON」になるスイッチを各々設けて、これらスイッチの検出により、回収レバ−90が肥料排出位置で全ての畦クラッチレバ−100L,100C,100Rがクラッチ入りの時に、回収レバ−90が施肥作業位置でないことを警報するように制御手段を設けている。
【0026】
図9に示すように、ホッパ60には、該ホッパ60内へ加圧空気を供給する空気供給装置(乾燥用ブロア)69とホッパ内に加圧空気を吹き出す吹出口110とこれらを接続するダクト58を設けると共に、ホッパ60内に供給した加圧空気をホッパ60の外へ排出する排出口111を設ける。なお、前記空気供給装置69はエンジンカバ−30内に設けられ、エンジン20から発生する熱により熱風を発生させる乾燥用ブロアを用いた構成となっている。吹出口110からホッパ60内の粉粒体を乾燥させるための加熱された加圧空気をホッパ壁面に沿わせて吹出し供給できるようにし、シャッタ−115により開閉自在な排出口111に肥料粒子が通過できない大きさの開口を有する網116を設けている。この状態で施肥前のホッパ60内にある肥料を吹出口110からホッパ内に吹き出される乾燥用加圧空気で乾燥させることができる。
【0027】
図10に示すように、前記吹出口110は、左右側面部で相対向する吹出網体112a,112bと、上面、前面、下面で構成される無孔の板体113a,113b,113cとからなる吹出ボックス114内に臨ませてあり、吹出口110からの吹出風は、吹出網体112a,112bを抜けてホッパ60の内壁面60kに沿って左右横方向に吹き出されるようになっている。また、図11では、上面と下面が吹出網体112a,112bによって構成され、前面、左右横側面は板体113a,113b,113cによって構成されている。従って、吹出口110からの吹出風は、前記蓋60aを閉じた状態では吹出網体112bを下方に抜けてホッパ60の内壁面60kに沿って下方向きに吹き出されることになり、そして、蓋60aを開けたときには吹出網体112aからも吹出風が上方に吹き抜けるようになっている。なお、この吹出風はホッパ内壁面の周囲全域にわたって吹き出すように構成することもできる。特に、吹出風を、粉粒体の停滞しやすいホッパの四隅において上方から下方に向けて吹き出すようにしておけば、粉粒体の停滞がなく、流下を促進できて有効である。
【0028】
また、図12に示すように、乾燥用空気の吹出口110をホッパ60の蓋面60aに設けることもできる。この場合には、蓋60aを閉じた状態で加圧空気をホッパ内に吹き込むと、肥料の吹き返しが起きなく、蓋60aを開けるときでも蓋60aに供給する空気を止める必要がない。また、蓋60aに吹出口110を設けるのでホッパ60内に肥料を一杯充填しているときときでも、その上方から繰出部61へ向けて空気をホッパ60内に供給することができる。また、加圧空気を上方からホッパ60内の各条部分における隅部へ向けて吹き付けるようにすれば、前記隅部に肥料の粉が付着して溜るようなことを防止できる。
【0029】
また、図13に示すように、乾燥用空気供給ダクト内にはエンジン20の出力軸20aからの動力が伝達されるフアン59により加圧空気をダクト58を経由して供給する構成としてもよい。該フアン59の駆動は操作盤に設けたスイッチなどで駆動制御すると、乾燥が必要なときに容易に肥料乾燥用の加圧空気をホッパ内に導入することができる。
【0030】
図13では、ホッパ60の側壁から加圧空気をホッパ60内に供給しているが、ホッパ60内に供給された乾燥用加圧空気は施肥ホ−ス62から排出する構成にすると、乾燥用加圧空気を施肥用の搬送空気と合流させて施肥ホ−ス62での肥料移送に用いることができる。このとき、ダクト58に分岐ダクト58aを設け、該分岐ダクト58aを図6に示す繰出ロ−ル73A,73Bの繰出溝74に肥料が摺り切り状態で収容するためのブラシ76の背面側に接続することで、ブラシ76の間をぬって風が送られるために肥料がブラシ76部分に溜まらないようにすることができる。更に、ホッパ60内には各条毎の肥料減少センサ117を設けるが、この肥料減少センサ117の設定位置は、前記吹出口110からの吹出風の作用圏外に設けておくことが機能的に望ましい。
【0031】
図14に示すように、前記肥料乾燥用加圧空気ダクト58をホッパ60に接続して加圧空気をホッパ内に導入すると同時にホッパ60と肥料回収管85を接続するサポ−トダクト65(65a,65b)を設け、ホッパ60内に供給された乾燥用加圧空気で加圧された空気を前記サポ−トダクト65を通じて肥料回収管85と繰出部61の下方とに供給できる構成にすると、該肥料回収管85の乾燥と該回収管85と繰出部61下方の繰出口とで肥料の搬送をサポ−トできる。
【0032】
図15に示す実施例では、ホッパ60内に吹出口110から加圧空気を吹き込むと、ホッパ内の圧力が高まりその圧力が所定以上になると、ホッパが不用意に破損する危険性がある。そこで、ホッパ内が一定以上の圧力に達すると、安全弁101が付勢スプリング102に抗して開き、風抜穴103から過剰空気を逃がすように構成している。
【0033】
また、図16〜図18に示すように、ホッパ60の蓋60aを支点Q周りに揺動開放すると、乾燥用加圧空気の吹出口110部に設けた開閉自在のエアシャッタ104を閉じて加圧空気の吹き出しをストップできるように構成しておくと、加圧空気の吹き上げがなくなり、肥料の飛散を未然に防止することができる。蓋60aの開閉でリンク105の作動によってエアシャッタ104が上下動し吹出口110を開閉する構成であり、蓋aの閉鎖時はエアシャッタ104の開口部104aが吹出口110に対向一致して開放状態となる。なお、ホッパ60内への加圧空気の吹き出しをストップさせた状態では、空気供給装置69からの加圧空気は一時的に補助ホ−ス106を通じて施肥ホ−ス62内へ送り込むように連通構成している。
【0034】
図19では、施肥ブロアと乾燥用ブロアとを併用する粉粒体吐出機において、各作業形態での切替弁の切替手段についての構成例を示したものである。つまり、ホッパ内乾燥のみの作業形態では、乾燥用ブロア69からホッパ60への切替弁107aを「開」とし、エアチャンバ−68側への切替弁107bは「閉」としてホッパ内のみに加圧空気を供給する。肥料回収のみの作業形態では、切替弁107aをホッパ側「閉」とし、施肥ブロア67から肥料回収管85への切替弁107bを「開」、切替弁107cはエアチャンバ側「閉」とすることで、回収管のみにエアを供給する。また、通常の植付作業形態では、切替弁107aを「開」、切替弁107bをホッパ側「閉」、切替弁107cを回収管側「閉」とすることで、施肥ブロアからエアチャンバへ、乾燥用ブロアからホッパへそれぞれエアを供給する。これにより、圧力風が必要な箇所に、適宜より強力な圧力風を供給することができ、作業の円滑化が図れる。
【0035】
また、図20に示すように、ダクト58の空気吹出口110部に、先端にノズル108aを有した自在ホ−ス108を差込みセットし、乾燥用ブロア69からの加圧空気をノズル108aから吹き出し、ホッパ内の残留肥料を吹き飛ばして掃除することができる。また、これとは、逆に、ブロア69を逆回転させ、エアを吸入するホ−スを設けることによって吸い取り方式で掃除することもできる。
【0036】
なお、図示は省略しているが、雨天時などにおいては、ホッパの外側に防雨シ−トカバ−を被せて対処している。雨天時はホッパと防雨シ−トカバ−との間に湿気が漂い、ホッパ内の肥料にも湿りがでてきて流れが悪くなる。そこで、ホッパ内の熱風を防雨シ−トカバ−内に排出し循環させるようにしておくと、シ−トカバ−内面を容易に乾燥させることができ、上記問題点を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】粉粒体吐出機を備えた田植機の側面図
【図2】同上田植機の平面図
【図3】粉粒体吐出機の要部の(a)背面図及び(b)伝動関係を省略した背面図
【図4】粉粒体吐出機の平面図
【図5】粉粒体吐出機の一部の側断面図
【図6】粉粒体繰出部の要部の切断側面図
【図7】図6のS−S断面図
【図8】粉粒体吐出機の一部の側面図
【図9】粉粒体吐出機の要部の側面図
【図10】粉粒体ホッパの要部(イ)及び一部(ロ)の斜視図
【図11】粉粒体ホッパの要部(イ)及び一部(ロ)の斜視図
【図12】他の実施例の粉粒体吐出機の要部の側面図
【図13】他の実施例の粉粒体吐出機の要部の側面図
【図14】他の実施例の粉粒体吐出機の要部の側面図
【図15】他の実施例の粉粒体ホッパの一部破断側面図
【図16】他の実施例の粉粒体吐出機の要部の側面図
【図17】同上要部の(a)及び(b)側面図
【図18】同上要部の背面図
【図19】他の実施例の粉粒体ホッパの一部破断側面図
【図20】他の実施例の粉粒体ホッパの要部斜視図
【符号の説明】
【0038】
5 粉粒体吐出機 60 粉粒体ホッパ
60a 蓋 60K ホッパ壁面
61 粉粒体繰出部 69 空気供給装置(乾燥用ブロア)
110 空気吹出口




 

 


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