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発明の名称 苗移植機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2006−67808(P2006−67808A)
公開日 平成18年3月16日(2006.3.16)
出願番号 特願2004−251621(P2004−251621)
出願日 平成16年8月31日(2004.8.31)
代理人
発明者 荒木 正勝 / 木下 栄一郎 / 勝野 志郎 / 村並 昌実 / 切手 肇 / 大久保 嘉彦 / 土井 宏貴 / 黒瀬 英明 / 竹本 雅浩 / 山根 暢宏
要約 課題
苗移植機は、苗供給装置へ苗を補給するために作業者の搭乗する苗供給座席を設ける形態が多い。車体は小形、軽量化されるため、座席はエンジンやミッションケース等の上側に位置して設けられることになって、車体の重心位置が高くなって走行の安定性を維持し難い。

解決手段
左右一対の前輪1と後輪2を有して駆動走行できる車体3の前部に、左右一対の苗供給装置4と、この各苗供給装置4から供給される苗を保持下降して土壌面に植付ける苗植嘴5とからなる苗植装置6を設け、車体3の中央部には後方にわたって、これら前部に苗植装置6を有して昇降する昇降装置7と、ミッションケース8、エンジン9、及び後方へ突出の操縦ハンドル10等を配置し、該苗供給装置4の後側で昇降装置7の両側部には苗供給座席11を配置したことを特徴とする苗移植機の構成とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
左右一対の前輪1及び後輪2を備える走行車体3と、苗を圃場に植え付ける嘴状の苗植装置6と、該苗植装置6に供給する苗を収容する多数の苗収容カップ19が機体平面視で機体左右方向に長い長円形状軌跡で周回動作する苗供給装置4と、該苗供給装置4の苗収容カップ19に苗を補給する作業者が着座する座席11とを設け、
前記苗供給装置4を機体前側に設け、該苗供給装置4の後方に前記座席11を左右それぞれ配置し、前記座席11の間には苗植装置6と苗供給装置を昇降する昇降装置7と、エンジン9とエンジン9の動力を取り出すミッションケース8と、操縦ハンドル10を配置したことを特徴とする苗移植機。
【請求項2】
前記走行車体3は、左右両側の縦フレーム14とこの前後端部の横フレーム15、16によって平面視で略方形状の車体フレーム17とを備え、該車体フレーム17の前部外側には前輪1を配置し、後部外側に後輪2を設け、前記左右の縦フレーム14間の間隔部に昇降装置7を配置し、左右の縦フレーム14上に座席11を支持したことを特徴とする請求項1記載の苗移植機。
【請求項3】
前記苗供給装置4の苗収容カップ19に収容した苗を苗植装置6に落下供給する箇所は前記長円形状軌跡の機体前側位置であることを特徴とする請求項1記載の苗移植機。
【請求項4】
前記左右の座席11間に前記苗供給装置4へ補給する補給苗を載置する苗載台21を設けたことを特徴とする請求項1、2、3いずれか記載の苗移植機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
作業者が車体の座席に搭乗した姿勢で、苗供給装置に対する苗補給を行いながら苗植付を行わせる苗移植機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
前後四輪走行形態の車体の前部に、植付リンクの後端部に取付けられて昇降される苗植嘴を設け、後部にはミッションケースやエンジン等の上部に苗供給座席を配置する技術(例えば、特許文献1参照)が知られている。
【特許文献1】特開2003−325010号公報(第1頁、図1)。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
苗移植機は、苗供給装置へ苗を補給するために作業者の搭乗する苗供給座席を設ける形態が多い。車体は小形、軽量化されるため、座席はエンジンやミッションケース等の上側に位置して設けられることになって、車体の重心位置が高くなって走行の安定性を維持し難い。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1に記載の発明は、左右一対の前輪1及び後輪2を備える走行車体3と、苗を圃場に植え付ける嘴状の苗植装置6と、該苗植装置6に供給する苗を収容する多数の苗収容カップ19が機体平面視で機体左右方向に長い長円形状軌跡で周回動作する苗供給装置4と、該苗供給装置4の苗収容カップ19に苗を補給する作業者が着座する座席11とを設け、前記苗供給装置4を機体前側に設け、該苗供給装置4の後方に前記座席11を左右それぞれ配置し、前記座席11の間には苗植装置6と苗供給装置を昇降する昇降装置7と、エンジン9とエンジン9の動力を取り出すミッションケース8と、操縦ハンドル10を配置したことを特徴とする苗移植機とする。
【0005】
請求項2に記載の発明は、前記走行車体3は、左右両側の縦フレーム14とこの前後端部の横フレーム15、16によって平面視で略方形状の車体フレーム17とを備え、該車体フレーム17の前部外側には前輪1を配置し、後部外側に後輪2を設け、前記左右の縦フレーム14間の間隔部に昇降装置7を配置し、左右の縦フレーム14上に座席11を支持したことを特徴とする請求項1記載の苗移植機とする。
【0006】
請求項3に記載の発明は、前記苗供給装置4の苗収容カップ19に収容した苗を苗植装置6に落下供給する箇所は前記長円形状軌跡の機体前側位置であることを特徴とする請求項1記載の苗移植機とする。
【0007】
請求項4に記載の発明は、前記左右の座席11間に前記苗供給装置4へ補給する補給苗を載置する苗載台21を設けたことを特徴とする請求項1、2、3いずれか記載の苗移植機とする。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に記載の発明は、車体3の中央部に沿って苗植装置6を昇降する昇降装置7や、ミッションケース8、エンジン9、及び操縦ハンドル10等を機体前後方向にわたって配置し、この昇降装置7の左右両側部に苗供給座席11を配置するため、この座席11を前部の苗植装置6側に接近させて、できるだけ低位に設定することができ、作業時の走行車体3の重心位置を下げることができ、苗供給装置4への苗補給作用を行い易くし、又、座席11への乗降を行い易くすることができる。また、左右一対の苗供給装置4及び苗植装置6を昇降する昇降装置7を機体平面視で前記左右一対の座席間を通過する構成としたことで、苗供給装置4及び苗植装置6をより高い位置まで上げることができ、高さの高い畝にも対応できる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、左右両側部の縦フレーム14上に座席11を支持させるが、前側の苗植装置6を支持して昇降する昇降装置7を縦フレーム14間の間隔部上に配置するものであるから、これら苗植装置6や昇降装置7等の構成を低位に設定することができ、重量部となる座席11を安定支持することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、苗供給装置4の苗収容カップ19から落下供給される苗を受けて植付ける苗植装置6は、落下供給される箇所を前記長円形状軌跡の機体前側位置であるため、苗植装置6全体を前方に位置させて、このターンテーブル20形態の後側部を後側の座席11側へ張り出す形態として、この座席11前方のターンテーブル20下足元スペース部を広く形成することができ、苗補給作業を行い易くすることができる。又、この苗植嘴5が苗供給装置4の前端部側において作動するため、このメンテナンスを行い易くすることができる。更には、苗植作用の位置合せや、植付状態の監視、チェック等を行い易くすることができる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、苗載台21が、車体3中央部の昇降装置7や、ミッションケース8、及びエンジン9等の上側部のスペースを利用して設けられるため、機体全体がコンパクトになる。
【0012】
しかも、左右両側の座席11での作業者による苗補給作用を行い易くする。又、構成としてこの苗載台21を車体3の中央部に位置させて、苗植装置6や座席11等をこの苗載台21に対して左右対称状に配置構成して、重量バランスのよい車体形態とすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1、図2に基づいて、苗植機の車体3は、平面視方形状の車体フレーム17を主体として、この前後外側部に前輪1、後輪2を有し、車体フレーム17の後端部の横フレーム16部には、後方にわたってエンジンフレーム25を設けて、後端に操縦ハンドル10を設ける。この車体3の前部上に苗植装置6を設け、後部にエンジン9やミッションケース8等を設ける。又、これら苗植装置6とエンジン9等との前後間隔部の中間部に座席11を配置している。この苗植機を単に走行移動するときは、作業者がハンドル10を把持して走行しながら操向操作を行うことができる。苗植作業時は、前輪1、後輪2を土壌(畝)面A両側の溝面Bに位置させて走行案内させることができ、作業者は、左右の座席11に乗席した状態で、苗供給装置4の苗収容カップ19に苗補給を行いながら苗植作業を行わせることができる。
【0014】
前記車体フレーム17は、左右の縦フレーム14と、この前後端部間を連結する横フレーム15、16とから略方形状形態に構成される。この後端の横フレーム16の中央部から後方に向けてエンジンフレーム25が平行状に設けられて、このエンジンフレーム25の後端にハンドル10が設けられる。
【0015】
該車体フレーム17の前端部には、取付ブラケット26が設けられて、この取付ブラケット26に小径の前輪1を回転自在に支持する前輪軸27や、回転自在の畝法面ガイドローラ28を軸装したローラアーム29等を有した前輪アーム30を取付ける。この前輪1は縦フレーム14の外側に位置して設けられる。又、車体フレーム17の後端部には、縦フレーム14の外側にリヤアクスルケース18が設けられて、この外側の後輪軸31に大径の後輪2が取付けられる。そして車体フレーム17は前下りの傾斜に構成される。
【0016】
前記ミッションケース8から車輪伝動軸32、及びこのリヤアクスルケース18内の伝動機構を経て伝動することにより、後輪2を駆動して走行することができる。ミッションケース8は、エンジン9からの出力回転を受けて、各車輪伝動軸32と、苗植装置6へ伝動する苗植伝動軸33とを伝動する伝動機構を有する。この伝動機構には、主クラッチや、変速ギヤ、前後進切替ギヤ、左右後輪2への伝動を入り切りするサイドクラッチ等を有する。前記エンジンフレーム25の左右両側方には、横フレーム16部から後方にわたって突出のタンクフレーム34が設けられて、灌水用の水を収容する水タンク35を支持することができる。50はエンジン9、ミッションケース8の上方を覆うカバーである。
【0017】
苗植装置6は、昇降装置7を介して車体フレーム17に対して昇降可能に設けられる。後部横フレーム16の中央部に一体の支持ブラケット36を設け、この支持ブラケット36に平行リンク形態の上下一対の昇降リンク37を上下回動自在にして連結し、この前端のリンクヒッチ38部に苗植装置6の苗植フレーム39を着脱可能に取付ける。昇降リンク37と横フレーム16との間にはリフトシリンダ40が設けられ、このリフトシリンダ40のレベルセンサ(図面省略)等による土壌(畝)面高さの検出によって伸縮されて、苗植装置6を昇降して、土壌(畝)面Aに対する苗植付深さを一定に維持する。又、この昇降装置7は、該リフトシリンダ40の伸縮による昇降機構に代えて、苗植装置6の重量を支持するバランススプリング機構を設けて、所定の高さ域で昇降自在の構成とすることも可能である。この形態では、鎮圧ローラ41等が接地することによって苗植装置6の重量を支持するため、バランススプリングはこれら鎮圧ローラ41の接地圧を一定に維持するように作用する。
【0018】
該苗植フレーム39の上部には、左右一対の苗供給装置4や苗植嘴5等を装着する苗植伝動ケース12を取付け、下部には土壌(畝)面Aを鎮圧する鎮圧ローラ41のローラアーム42を取付ける。前記苗植伝動ケース12内の伝動機構は、苗植伝動軸33からの入力によって苗供給装置4の苗収容カップ19を旋回伝動し、苗植嘴5の植付リンク13を上下回動する。この苗供給装置4は、苗植伝動ケース12の左右両側部に支持アーム45を介して支持される。この支持アーム45によって横長長円形状のターンテーブル20を支持し、この外周に沿って巻き掛けられて回転するチエンに、多数の苗収容カップ19が配置されて、苗収容カップ19連を構成する。苗植伝動ケース12内の伝動機構によって回転される苗供給軸46によってこの苗収容カップ19連が旋回される。これら各ターンテーブル20の前辺部に沿って同期昇降する苗植嘴5が一定間隔に配置され、四条植形態に構成する。これら各苗植嘴5は、苗植伝動ケース12の左右両側部に平行リンク形態の植付リンク13の前端部に取付けられ、苗植伝動ケース12の側部のクランク軸47の回転によって昇降駆動される。植付リンク13に取付られた筒状の苗植筒48の上端には、前記苗収容カップ19から落下供給される苗を受けるホッパー49を有し、この苗植筒48の下端に前後方向へ開閉する苗植嘴5が設けられる。この苗植嘴5は、植付リンク13の上下回動と連動して、苗の供給を受ける上死点位置から土壌(畝)面に突き刺る下死点位置にわたる下降行程では閉鎖姿勢にあり、この下死点位置では前後に開いて苗を植付穴に植付け、上死点位置にわたる上昇行程において開放姿勢に維持されるように作動される。このようにして昇降作動される苗植嘴5の下端部は略上下に長い長円形状の植付軌跡Dを描くように作動される。この植付軌跡Dの下降行程が前側に描かれ、上昇行程がこの後側に描かれる。そして、苗植嘴5が土壌中に突き刺る行程では、前位から後位に移行しながら前後に開いてこの土壌(畝)面に植付穴を形成すると共に、この形成された植付穴に保持苗を落込んで植付けることができる。
【0019】
前記昇降装置7は、車体フレーム17の中央部に設けられるが、この昇降装置7の左右両側部の後輪軸31よりも前位の縦フレーム14上にシートポスト52を設けて、上端部に座席11を支持させる。又、これら左右の座席11は苗供給装置4の後側に対向させて設けられ、足元の縦フレーム14上にはステップパネル53が設けられる。該車体フレーム17の中央部に沿って配置の昇降装置7、ミッションケース8、及びエンジン9等の上方には、前後方向に長い苗載台21が、前記苗供給装置4と略同高さにして水平状に架設される。この苗載台21には、苗収容カップ19に補給する苗を載置しておき、座席11に着席する作業者が左右両側から苗を取りながら苗供給装置4の苗収容カップ19へ補給するものである。
【0020】
操縦ハンドル10の把持部にはサイドクラッチレバー54が設けられて、左右操向側の後輪2伝動のサイドクラッチを切り操作して車体3の操向を行わせることができる。又、この操縦ハンドル10の操作パネル55には後輪2や苗植装置6の伝動を入り切りする植付クラッチレバー56、変速レバー57等を配置して、運転操作することができる。前記水タンク35は、給水ポンプ、注水回路、及び注水ノズル等(図面省略)に連結して、この水タンク35から水を送りながら注水ノスルで、各苗植嘴5で苗植付される植付位置の土壌(畝)面に灌水するものである。
【0021】
苗植作業時に、前輪1、後輪2を溝B部に位置させて案内走行させながら、ガイドローラ28で畝側面を左右両側から挾むようにして案内し、鎮圧ローラ41で土壌(畝)面Aを鎮圧均平する。このとき溝Bの深さが大きく変化するときは、リフトシリンダ40の伸縮で昇降リンク37が昇降されて、苗植装置6や、ローラ41の高さを調整する。溝Bが深くなって土壌(畝)面Aが高くなると、苗植装置6等は上昇され、逆に、土壌(畝)面Aが低くなると苗植装置6は下降されて、これら苗植嘴5による植付深さや、鎮圧ローラ41による土壌(畝)面A高さ等を一定に維持する。
【0022】
苗収容カップ19のターンテーブル20周りの旋回によって、前側の苗植嘴5上に位置すると、この苗植嘴5が上昇したとき苗収容カップ19の底面が開かれて、この苗収容カップ19内の苗が下側のホッパー49内へ落下供給される。このホッパー49で受けた苗は閉鎖姿勢の苗植嘴5内に保持される。この苗植嘴5が植付け軌跡Dの下降行程を経て土壌(畝)面Aに突き刺して、植付穴を形成すると共に、この保持していた苗を植付穴へ植付ける。この苗植付から開状態を維持する苗植嘴5は上昇行程を経て上死点部へ復帰する。このような苗植嘴5の苗植作用は、左右の四条植配置で同期して行われる。各ターンテーブル20における苗収容カップ19が前辺部を移動する間に、苗がホッパー49へ供給されて苗収容カップ19が空になる。この空の苗収容カップ19が後辺部を移動される間に、座席11の作業者は苗載台21の苗を取出してこの苗収容カップ19毎に補給する。
【0023】
このような構成では、車体フレーム17や前輪1、後輪2はもとより鎮圧ローラ41や、苗供給装置4、苗植嘴5、昇降装置7、座席11、ミッションケース8、エンジン9、ハンドル10、タンクフレーム34、及び苗載台21等を、車体3の中央部に対して略左右対称状に配置するものであるから、左右の重心のバランス性を良好にすることができる。そして、苗植嘴5を昇降させる植付リンク13や、昇降リンク37によって昇降される苗植フレーム39等は、土壌(畝)面Aの高さ等によって昇降されるため、高い間隔部を要するが、これらが車体フレーム17の中央部に位置する間隔部に配置されて、他の機構等の制限されることなく、できるだけ低位に設定することができる。しかも、苗植嘴5は、植付リンク13の前端部にあって昇降されるため、昇降装置7の前側において長い前後スパンのもとに上下作動域が設定されて、各昇降リンク37、及び植付リンク13の長さを大きく設定して昇降揺動角度を小さく設定することができ、構成を簡単化できる。しかも、この昇降リンク7の後側にはミッションケース8や、エンジン9等が中央部に沿って配置されるため、車高を低く構成して、重心位置を低くして走行を安定させることができ、後端のハンドル10部からの歩行操縦をも行い易くする。更に、座席11がこの昇降装置7等の左右両側部に位置するため、搭乗重心位置を低くすることができ、この重量を横側部の縦フレーム14部で直接支持するため安定した支持構成とすることができる。
【0024】
又、苗植嘴5を最前端において昇降させて、この上側の苗収容カップ19のターンテーブル20を後方に張り出させて、作業者による苗補給をこの後辺部で受けさせるものであるから、座席11の作業者は、中央部側の昇降装置7に邪魔されることなく、足元をこのターンテーブル20の下側へできるだけ入り込ませた姿で容易に苗補給作業を行うことができる。更には、前記のように昇降リンク37と植付リンク13とが前方へ直列状に突出する形態によって、これらの構成を簡単にすることができると共に、最も煩雑な機構部である苗植嘴5部がターンテーブル20の前辺部に位置して左右に並ぶために、これらの前側の開放部からメンテナンスを行うことができ、容易化できる。しかも、後端の操縦ハンドル10部からの見通しも良好にして、苗植付条の条合せ等を行い易くする。
【0025】
次に、主として図3、図4に基づいて、車体3の全長を短かくするために、昇降装置7を上下方向に沿う縦形に構成したものである。縦フレーム14間の中央部に、上下方向の昇降フレーム61を立設し、この昇降フレーム61に苗植フレーム39を昇降案内させる。苗植フレーム39と昇降フレーム61の上端部との間にはリフトシリンダ40を設け、このリフトシリンダ40の伸縮によって苗植装置6を昇降することができる。ステップパネル53を該昇降フレーム61の横側の縦フレーム14部に設け、このステップパネル53上には、足元をリング部62に嵌合させて左右へ回動操作できる操向アーム65を設け、この操向アーム65を前輪1の操向軸63の周りに回動することによって、前輪1を操向することができる。64は左右の操向アーム65間を連結するタイロッドである。左右の座席11の作業者が各別に、又は同時に操向することができる。鎮圧ローラ41のローラアーム42は、該苗植フレーム39の下部のアーム軸66の周りに上下回動自在に連結される。又、この苗植フレーム39の下端部はこのアーム軸66によって後部のミッションケース8の左右両側部に支持される揺動アーム67の前端に連結される。操縦ハンドル10のハンドルフレーム68は、基部をエンジンフレーム25の後端部にハンドル軸69の周りに前後に回動可能で、ハンドル10を把持して前輪1部浮上させて旋回するときは、このハンドルフレーム68を後方へ回動して前部のリフト操作を行い易くする。
【0026】
又、ハンドルフレーム68を前側へ回動すると、植付クラッチレバー56部を座席11後側に接近させて、座席11側から作業者が植付クラッチレバー56を操作して、苗植作業を開始したり、停止することができる。70は復帰スプリングである。ハンドル軸69は係止機構が設けられて、いずれの姿勢にも固定することができる。
【0027】
次に、主として図5に基づいて、前記縦フレーム14の前端部に上下方向に沿う長穴75を形成したブラケット76を設け、前記鎮圧ローラ41のローラアーム42のアーム軸66を上下動自在に嵌合案内させる。このアーム軸66は苗植フレーム39の下端部のボス77の周りに回動自在に嵌合軸受けしている。このアーム軸66には調節レバー78を一体に設け、この調節レバー78を苗植フレーム39横のラック79に係合することにより、苗植フレーム39に対するローラアーム42の連結角度を変更、固定することができ、これによって苗植嘴5の植付深さを調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】苗植機の側面図。
【図2】その平面図。
【図3】一部別実施例を示す苗植機の側面図。
【図4】その前輪部の斜視図。
【図5】一部別実施例を示す鎮圧ローラ部の斜視図。
【符号の説明】
【0029】
1 前輪
2 後輪
3 車体
4 苗供給装置
5 苗植嘴
6 苗植装置
7 昇降装置
8 ミッションケース
9 エンジン
10 操縦ハンドル
11 座席
12 苗植伝動ケース
13 植付リンク
14 縦フレーム
15 横フレーム
16 横フレーム
17 車体フレーム
18 リヤアクスルケース
19 苗収容カップ
20 ターンテーブル
21 苗載台




 

 


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