米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 机上付属具 -> 株式会社トンボ鉛筆

発明の名称 塗膜転写具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2005−219410(P2005−219410A)
公開日 平成17年8月18日(2005.8.18)
出願番号 特願2004−31196(P2004−31196)
出願日 平成16年2月6日(2004.2.6)
代理人
発明者 今井 拓治
要約 課題
キャップを使用状態と不使用状態間で切り換える際の摩耗、ひび割れ、破損を防止して耐久性を高めるとともに、切換時のクリック感をソフトなものとし、かつ加工組立ての過程における寸法精度の許容範囲を大きくする。

解決手段
塗膜転写具において、転写ヘッド7を軟質合成樹脂で形成するとともに、この転写ヘッド7に保持させて前後方向に移動可能としたキャップ24を設け、かつキャップ24を前後方向に移動させることにより、転写ヘッド7の前端がキャップ24から突出した使用状態と、転写ヘッド7の前端がキャップ24内に収容された不使用状態とに切り換え得るようにする。
特許請求の範囲
【請求項1】
前端が開口するケース内に、供給リールと巻取リールを配設し、前記開口より転写ヘッドの前端を突出させ、前記供給リールに巻回した転写テープを繰出し、前記転写ヘッドの前端で反転させて前記巻取リールに巻取らせるようにした塗膜転写具において、
前記転写ヘッドを軟質合成樹脂で形成するとともに、この転写ヘッドに保持させて前後方向に移動可能としたキャップを設け、かつキャップを前後方向に移動させることにより、転写ヘッドの前端がキャップから突出した使用状態と、転写ヘッドの前端がキャップ内に収容された不使用状態とに切り換え得るようにしたことを特徴とする塗膜転写具。
【請求項2】
前記転写ヘッドを、それをケースに固定する固定部と、ヘッド部と、これら固定部とヘッド部を連結する連結部とより形成し、前記固定部をもって転写ヘッドをケースに固定するとともに、キャップをヘッド部または連結部に、前後方向に移動可能に保持させたことを特徴とする請求項1記載の塗膜転写具。
【請求項3】
前記転写ヘッドにおけるヘッド部の左右両側に、転写テープの案内板を設け、この案内板の外側面に前後方向の案内杆を設けるとともに、この案内杆と嵌合する案内溝をキャップの内側面に設けることにより、キャップを、ヘッド部に前後方向に移動可能に保持させたことを特徴とする請求項2記載の塗膜転写具。
【請求項4】
前記転写ヘッドにおける連結部を針状または狭幅なテープ状とすることにより、ヘッド部を軸線回りに所望角度の範囲内において回動し得るようにするとともに、ヘッド部に保持させたキャップを、ヘッド部の回動に従動して回動し得るようにしたことを特徴とする請求項2または3に記載の塗膜転写具。
【請求項5】
前記転写ヘッドを、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアセタール、熱可塑性エラストマのいずれかの軟質合成樹脂で形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の塗膜転写具。
【請求項6】
前記キャップを、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリカーボネイト、アクリル樹脂のいずれかの硬質合成樹脂で形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の塗膜転写具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、手で把持して、紙面等を押圧しながら後方へ移動させることにより、供給リールから繰出される転写テープに塗着されている修正用または糊料の塗膜を、紙面等に転写する塗膜転写具に関する。
【背景技術】
【0002】
塗膜転写具は、ケースの前端における開口から突出させた転写ヘッドの前端に、転写テープを掛け渡してあるため、不使用時に、そのままにしておくと転写テープを損傷する虞がある。特に転写テープに塗布されている塗膜は、剥離し易く、かつ部分的に剥離した場合においても、良好な転写作業は不可能となる。
そのため不使用時における転写テープを保護するため、不使用時において、転写テープが掛け渡された転写ヘッドの前端を覆うキャップ(カバー)を設けた塗膜転写具が公知である(たとえば、特許文献1,2)。
【0003】
しかし、これら特許文献1,2に記載されている塗膜転写具は、いずれも、キャップがケースに保持されているため、下記のような問題がある。
a)ケースおよびキャップは、剛性の関係から、一般に硬質合成樹脂で形成されている。そのため使用状態と不使用状態の両者の一方から他方に切り換える際に、キャップを前後方向に移動させた場合、硬質合成樹脂同士のケースとキャップにおける摺動面同士が摩擦により摩耗し耐久性に劣る。
b)取扱いの際に、丁寧に取扱わない場合、ひび割れなどの破損の虞がある。
c)部品の加工や組立ての過程において、高い寸法精度が要求される。
d)使用状態と不使用状態の両方の一方から他方に切り換える際に、クリック感が硬い感覚のものとなる。
【特許文献1】特表2002−500998号公報(Fig.1、Fig.2参照)
【特許文献2】特開平10−119489号公報(図1参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、前記の現状に鑑み、キャップを使用状態と不使用状態の両者の一方から他方に切り換える際の摩擦による摩耗を少なくし、かつひび割れなどの破損を防止して耐久性を高めるとともに、前記切り換え時のクリック感をソフトな感覚のものとし、かつ部品の加工や組立ての過程における寸法精度の許容範囲を大きくした塗膜転写具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によると上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 前端が開口するケース内に、供給リールと巻取リールを配設し、前記開口より転写ヘッドの前端を突出させ、前記供給リールに巻回した転写テープを繰出し、前記転写ヘッドの前端で反転させて前記巻取リールに巻取らせるようにした塗膜転写具において、前記転写ヘッドを軟質合成樹脂で形成するとともに、この転写ヘッドに保持させて前後方向に移動可能としたキャップを設け、かつキャップを前後方向に移動させることにより、転写ヘッドの前端がキャップから突出した使用状態と、転写ヘッドの前端がキャップ内に収容された不使用状態とに切り換え得るようにする。
【0006】
(2) 上記(1)項において、前記転写ヘッドを、それをケースに固定する固定部と、ヘッド部と、これら固定部とヘッド部を連結する連結部とより形成し、前記固定部をもって転写ヘッドをケースに固定するとともに、キャップをヘッド部または連結部に、前後方向に移動可能に保持させる。
【0007】
(3) 上記(2)項において、前記転写ヘッドにおけるヘッド部の左右両側に、転写テープの案内板を設け、この案内板の外側面に前後方向の案内杆を設けるとともに、この案内杆と嵌合する案内溝をキャップの内側面に設けることにより、キャップを、ヘッド部に前後方向に移動可能に保持させる。
【0008】
(4) 上記(2)項または(3)項において、前記転写ヘッドにおける連結部を針状または狭幅なテープ状とすることにより、ヘッド部を軸線回りに所望角度の範囲内において回動し得るようにするとともに、ヘッド部に保持させたキャップを、ヘッド部の回動に従動して回動し得るようにする。
【0009】
(5) 上記(1)項〜(4)項のいずれかにおいて、前記転写ヘッドを、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアセタール、熱可塑性エラストマのいずれかの軟質合成樹脂で形成する。
【0010】
(6) 上記(1)項〜(5)項のいずれかにおいて、前記キャップを、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリカーボネイト、アクリル樹脂のいずれかの硬質合成樹脂で形成する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、次のような効果が奏せられる。
a) 上記(1)項記載の発明によれば、キャップを転写ヘッドに保持させるとともに、前記転写ヘッドを軟質合成樹脂で形成してあるため、キャップを使用状態と不使用状態の両者の一方から他方に切り換える際の摩擦による摩耗が少なく、かつひび割れなどの破損の虞が殆んどない。そのため耐久性が大幅に向上する。
また、転写ヘッドを形成する軟質合成樹脂は、一般にある程度の弾性を有し、衝撃に対する反作用も硬質合成樹脂に比較して小さいため、使用状態と不使用状態間の切り換え時のクリック感がソフトな感覚のものとなるとともに、部品の加工や組立ての過程における寸法精度の許容範囲が大きいため、効率よく加工および組立てを行うことができる。
【0012】
b) 上記(2)項記載の発明によれば、転写ヘッドをケースに直接固定するため、転写ヘッドの位置安定性が良好であるとともに、キャップを転写ヘッドにおけるヘッド部または連結部に容易に保持させることができる。
【0013】
c) 上記(3)項記載の発明によれば、キャップを転写ヘッドにおけるヘッド部に位置安定性よく、かつ前後方向に移動可能に容易に取付けることができる。
さらに、使用時と不使用時間の切り換えが容易である。
【0014】
d) 上記(4)項記載の発明によれば、転写ヘッドにおけるヘッド部の軸線回りの回動が容易であるとともに、キャップがヘッド部の回動に従動して容易に回動する。
【0015】
e) 上記(5)項記載の発明によれば、上記(1)項に記載した効果が、容易に得られる。
【0016】
f) 上記(6)項記載の発明によれば、キャップの剛性を確保することができるとともに、前項までに記載した効果が併せ得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
【実施例】
【0018】
図1は、本発明を実施した塗膜転写具(1)の斜視図、図2は、図1に示した塗膜転写具(1)の分解斜視図である。
【0019】
塗膜転写具(1)は、前端(2)が開口するケース(3)内に、供給リール(4)と巻取リール(5)が配設され、前記開口(6)より転写ヘッド(7)の前端(9)を突出させて、前記供給リール(4)に巻回した転写テープ(8)を繰出し、前記転写ヘッド(7)の前端(9)で反転させて、前記巻取リール(5)に巻取らせるようになっている。
【0020】
ケース(3)は、1対のやや横長の扁平な本体ケース(3a)と蓋ケース(3b)との開口面同士を対向させて一体化して形成されている。
【0021】
本体ケース(3a)の内底面には、供給リール(4)用のボス軸(10)と、巻取リール(5)用のボス軸(11)とが立設されている。
【0022】
供給リール(4)用のボス軸(10)には、供給リール(4)と供給リール用ギア(12)とが軸支され、巻取リール(5)用のボス軸(11)には、巻取リール(5)と巻取リール用ギア(13)と巻取リール用押え板(14)とが軸支されている。供給リール用ギア(12)と巻取リール用ギア(13)は、相互に噛合し、これら両ギア間には、滑り機構が設けられ、転写テープ(8)に過度な張力が負荷されないようになっている。
【0023】
図3は、転写ヘッド(7)の拡大斜視図である。
転写ヘッド(7)は、平面視において、前後方向に長い後向きのほぼT字状をなし、後部の固定部(15)と、前部のヘッド部(16)と、これら両者を連結する針状の連結部(17)とよりなる。固定部(15)には左右の一端に上下方向の円筒状係止部(18)が設けられ、この円筒状係止部(18)を、本体ケース(3a)の内底面に立設された固定用ボス(19)に外嵌させることにより、転写ヘッド(7)は本体ケース(3a)に固定される。
【0024】
ヘッド部(16)は、連結部(17)より広幅な厚さが薄い板状体(20)よりなり、この板状体(20)の左右両側には、転写テープ(8)を案内する前後方向に長い案内板(21)(21)が、前記板状体(20)と直交するように縦方向に設けられている。前記案内板(21)(21)は、後部のほぼ3分の1が、前記板状体(20)から後方に突出するように設けられており、この突出する後部(21a)(21a)が矢印Pで示す左右内側に、弾性変形し得るようになっている。
【0025】
前記案内板(21)(21)の外側面における上下方向の中央には、前後方向の案内杆(22)が設けられ、この案内杆(22)における前記後部(21a)に位置する部分の上下には、係止突起(23)(23)が設けられている。
【0026】
前記転写ヘッド(7)は、軟質合成樹脂、たとえばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアセタール、熱可塑性エラストマなどの軟質合成樹脂で形成され、本体ケース(3a)に固定された転写ヘッド(7)のヘッド部分(16)は、針状の連結部(17)の弾性変形により、予め定められた所望角度の範囲内において、軸線回りに回動可能となっている。
【0027】
ケース(3)の前端の開口(6)には、円筒状体であるキャップ(24)が、前端を突出させた状態で内嵌されている。
【0028】
図4は、キャップ(24)の下半部分を示す拡大断面斜視図、図5は、キャップ(24)を転写ヘッド(7)に保持させて本体ケース(3a)の開口(6)に内嵌させた状態を、キャップ(24)を上下中央で断面して示す拡大した一部断面斜視図、図6,図7は、同じく拡大した一部断面平面図であり、図6は使用状態、図7は不使用状態をそれぞれ示す。
【0029】
図8〜図10は、転写ヘッド(7)に保持させたキャップ(24)を1対の本体ケース(3a)と蓋ケース(3b)からなるケース(3)の開口(6)に内嵌させた状態の断面図であり、図8,図9は、それぞれ図6におけるVIII〜VIII線、IX〜IX線、図10は、図7におけるX〜X線に相当する位置において断面した図である。
【0030】
キャップ(24)は、転写テープ(8)を保護するうえから剛性を必要とするため、一般に硬質合成樹脂、たとえばポリスチレン、ABS樹脂、ポリカーボネイト、アクリル樹脂などの硬質合成樹脂で形成され、図4に示すように、前後方向に軸線を有するほぼ円筒状を有し、後部のほぼ3分の2の長さを有する嵌合筒部(25)と、前部のほぼ3分の1の長さを有するヘッド保持部(26)とにより形成されている。
【0031】
ヘッド保持部(26)は、側面視がほぼ前向き三角形状の短筒体であり、その後端(26a)は、前記嵌合筒部(25)よりも軸線に対する直角断面が大きく、両者の連結部において段部(27)が形成されている。ヘッド保持部(26)の前端(26b)における開口(26c)は、左右側壁(26d)(26d)を残して上下が後向きに大きく切欠かれている。
【0032】
キャップ(24)の内側面(29)における左右には、前記転写ヘッド(7)における左右の案内板(21)(21)の外側面に設けられた案内杆(22)と嵌合する案内溝(30)(30)が前後方向に設けられている。前記案内溝(30)は、キャップ(24)の後端(24a)において開口し、前端(26b)近傍で閉塞されている。
【0033】
案内溝(30)における、ヘッド保持部(26)の後端(26a)近傍の位置には、側壁(26d)(26d)を貫通する係止凹部としての左右方向の通孔(31)(31)が設けられている。
【0034】
キャップ(24)の外側面(32)の左側後端には、直方体状の回動ストッパー(33)が突設されている。
【0035】
前記キャップ(24)は、下記の手順により、転写ヘッド(7)に保持される。
【0036】
まず、転写ヘッド(7)を、キャップ(24)の後端(24a)の開口(24b)から、転写ヘッド(7)の固定部(15)を残して、キャップ(24)内に内嵌させる。この際、転写ヘッド(7)における左右の案内板(21)(21)の外側面に設けられた案内杆(22)(22)を、キャップ(24)における内側面(29)の左右に設けられた案内溝(30)(30)に嵌合させる。
【0037】
次いで、前記したように、転写ヘッド(7)の固定部(15)における円筒状係止部(18)を、本体ケース(3a)の内底面に立設された固定用ボス(19)に外嵌させ、かつ蓋ケース(3b)を、上方より本体ケース(3a)上に被せて一体化させる。
【0038】
このようにして、キャップ(24)は、転写ヘッド(7)における案内杆(22)と、キャップ(24)における案内溝(30)との嵌合による案内により、前後方向に移動可能であるとともに、転写ヘッド(7)におけるヘッド部(16)の回動に従動して回動し得るような状態で転写ヘッド(7)に保持される。また、キャップ(24)は、円筒状体であるため、ケース(3)に対しても相対的に回動が容易である。
【0039】
図11は、図6における一点鎖線円A内の部分拡大図、図12は、図7における一点鎖線円B内の部分拡大図、図13は、図8における一点鎖線円C内の部分拡大図である。
【0040】
図5,図6に示す使用状態にするには、キャップ(24)を後方に移動させ、図6,図8,図11,図13に示すように、転写ヘッド(7)における案内板(21)に設けられた係止突起(23)を、キャップ(24)に設けられた通孔(31)に、係止させればよい。
【0041】
係止突起(23)は、前記したように案内板(21)の後部、すなわちヘッド部(16)の板状体(20)から後方に突出する後部(21a)の外側面に設けられており、たとえば図7に示すように、通孔(31)が、係止突起(23)から離れた位置にある場合は、図7,図12に示すように、係止突起(23)が、キャップ(24)の内側面(29)に当接し、案内板(21)の後部(21a)が矢印Pで示す内側向きに弾性変形し、前記係止突起(23)は、矢印Pと反対の外側向きに常時、付勢された状態にある。そのため、キャップ(24)を後方に移動させて、通孔(31)を係止突起(23)と符合する位置とすることにより、前記付勢力により、係止突起(23)が通孔(31)に係止され、使用状態において、キャップ(24)が前方に移動し、転写作業に支障を生ずることが防止される。
【0042】
一方、図7に示すように、ヘッド部(16)をキャップ(24)内に収容した不使用状態とするには、キャップ(24)を、引き出して、ケース(3)に対して相対的に前方に移動させればよい。
【0043】
図14は、図7におけるXIV〜XIV線断面図である。
図6,図7,図14に示すように、本体ケース(3a)の内底面における前端(2)の開口(6)近傍には、キャップ(24)の後端(24a)のうち、回動ストッパー(33)が設けられている方の内底面に、2段の段部(34)(35)が設けられている。これらの段部のうち、前方の高さの高い段部(34)は、図7,図14に示すように、キャップ(24)を前方に引き出して不使用状態としたときに、キャップ(24)の前記回動ストッパー(33)の前面(33a)が、前記段部(34)の後面(34a)に当接し、ストッパー係止部として作用する。
【0044】
一方、後方の高さの低い段部(35)は、図14に示すように、キャップ(24)の前記回動ストッパー(33)の底面(33b)が、前記段部(35)の上面(35a)に当接する。
【0045】
図示を省略するが、蓋ケース(3b)にも、本体ケース(3a)と同様に、2段の段部が設けられており、キャップ(24)の前記回動ストッパー(33)は、上下の段部によって挟持される。そのため不使用状態においては、キャップ(24)の軸線回りの回動が規制される。
【0046】
ヘッド部(16)の前端(9)に掛け渡された転写テープ(8)を保護するため、ヘッド部(16)の前端(9)をキャップ(24)内に収容する状態に、前方に引き出されたキャップ(24)は、前記したヘッド部(16)における案内板(21)に設けられた係止突起(23)が、キャップ(24)の内側面(29)に弾性的に付勢され当接して生ずる摩擦抵抗と、前記回動ストッパー(33)が、ケース(3)の段部(35)に当接して生ずる摩擦抵抗の両摩擦抵抗によって、簡単には後方に移動しないように規制されている。
【0047】
再び使用状態とするには、前記摩擦抵抗よりも大きい力をもって、キャップ(24)を後方に移動させればよい。
【0048】
図15は、使用状態を示す塗膜転写具(1)の斜視図である。ケース(3)を傾斜させても、ヘッド部(16)の前端(9)は、キャップ(24)とともに回動し、前記前端(9)の全面が紙面等に当接し、良好な転写作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明を実施した塗膜転写具の斜視図であり、転写ヘッドをキャップ内に収容した不使用状態を示す図である。。
【図2】同じく、塗膜転写具の分解斜視図である。
【図3】転写ヘッドの拡大斜視図である。
【図4】キャップの下半部分を示す拡大断面斜視図である。
【図5】キャップを転写ヘッドに保持させて本体ケースの開口に内嵌させた状態を、キャップを上下中央で断面して示す拡大した一部断面斜視図である。
【図6】同じく、キャップを転写ヘッドに保持させて本体ケースの開口に内嵌させた状態を、キャップを上下中央で断面して示す拡大した一部断面平面図であり、転写ヘッドの前端をキャップから突出させた使用状態を示す図である。
【図7】同じく、キャップを転写ヘッドに保持させて本体ケースの開口に内嵌させた状態を、キャップを上下中央で断面して示す拡大した一部断面平面図であり、転写ヘッドをキャップ内に収容した不使用状態を示す図である。
【図8】キャップを転写ヘッドに保持させてケースの開口に内嵌させた状態の断面図であり、図6のVIII〜VIII線に相当する位置で断面した図である。
【図9】同じく、キャップを転写ヘッドに保持させてケースの開口に内嵌させた状態の断面図であり、図6のIX〜IX線に相当する位置で断面した図である。
【図10】同じく、キャップを転写ヘッドに保持させてケースの開口に内嵌させた状態の断面図であり、図7のX〜X線に相当する位置で断面した図である。
【図11】図6における一点鎖線円A内の部分拡大図である。
【図12】同じく、図7における一点鎖線円B内の部分拡大図である。
【図13】同じく、図8における一点鎖線円C内の部分拡大図である。
【図14】図7におけるXIV〜XIV線断面図である。
【図15】本発明の使用状態における塗膜転写具の斜視図である。
【符号の説明】
【0050】
(1)塗膜転写具
(2)前端
(3)ケース
(3a)本体ケース
(3b)蓋ケース
(4)供給リール
(5)巻取リール
(6)開口
(7)転写ヘッド
(8)転写テープ
(9)前端
(10)(11)ボス軸
(12)供給リール用ギア
(13)巻取リール用ギア
(14)巻取リール用押え板
(15)固定部
(16)ヘッド部
(17)連結部
(18)円筒状係止部
(19)固定用ボス
(20)板状体
(21)案内板
(21a)後部
(22)案内杆
(23)係止突起
(24)キャップ
(24a)後端
(24b)開口
(25)嵌合筒部
(26)ヘッド保持部
(26a)後端
(26b)前端
(26c)開口
(26d)側壁
(27)段部
(28)開口
(29)内側面
(30)案内溝
(31)通孔
(32)外側面
(33)回動ストッパー
(33a)前面
(33b)底面
(34)段部a
(34a)後面
(35)段部b
(35a)上面




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013