Warning: copy(.htaccess): failed to open stream: Permission denied in /home/jp321/public_html/header.php on line 8
塗膜転写具 - 株式会社トンボ鉛筆
米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 机上付属具 -> 株式会社トンボ鉛筆

発明の名称 塗膜転写具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2005−219336(P2005−219336A)
公開日 平成17年8月18日(2005.8.18)
出願番号 特願2004−29294(P2004−29294)
出願日 平成16年2月5日(2004.2.5)
代理人
発明者 今井 拓治
要約 課題
ケースを傾けても良好な転写ができるとともに、ケースに加えた押圧力がヘッド部に効率よく伝わり、かつ不使用時においては、転写テープを効果的に保護するようにする。

解決手段
塗膜転写具1において、転写ヘッド7を、その軸線回りに、前端9が所望角度の範囲内において弾性変形により回動し得るようにするとともに、ケース3の開口6に、前記転写ヘッド7を内嵌し、かつ転写ヘッド7の前端9の回動に従動して回動し、さらに前後方向に移動可能としたキャップ24を設け、キャップ24を前後方向に移動させることにより、転写ヘッド7の前端9がキャップ24から突出した使用状態と、転写ヘッド7の前端9がキャップ24内に収容された不使用状態とに切り換え得るようにする。
特許請求の範囲
【請求項1】
前端が開口するケース内に、供給リールと巻取リールを配設し、前記開口より転写ヘッドの前端を突出させ、前記供給リールに巻回した転写テープを繰出し、前記転写ヘッドの前端で反転させて前記巻取リールに巻取らせるようにした塗膜転写具において、
前記転写ヘッドを、その軸線回りに、前端が所望角度の範囲内において弾性変形により回動し得るようにするとともに、前記ケースの開口に、前記転写ヘッドを内嵌し、かつ転写ヘッドの前端の回動に従動して回動するとともに、前後方向に移動可能としたキャップを設け、キャップを前後方向に移動させることにより、転写ヘッドの前端がキャップから突出した使用状態と、転写ヘッドの前端がキャップ内に収容された不使用状態とに切り換え得るようにしたことを特徴とする塗膜転写具。
【請求項2】
前記転写ヘッドを、それをケースに固定する固定部と、ヘッド部と、これら固定部とヘッド部を連結する連結部とより形成し、この連結部を針状または狭幅なテープ状とすることにより、ヘッド部を回動可能としたことを特徴とする請求項1記載の塗膜転写具。
【請求項3】
前記キャップを、ケースの開口に内嵌させた円筒状体とすることにより、ケースに対して相対的に回動可能としたことを特徴とする請求項1または2に記載の塗膜転写具。
【請求項4】
前記転写ヘッドにおけるヘッド部の左右両側に、転写テープの案内板を設け、この案内板の外側面に前後方向の案内杆を設けるとともに、この案内杆と嵌合する案内溝をキャップの内側面に設けることにより、キャップを、転写ヘッドに対して相対的に前後方向に移動可能、かつ転写ヘッドにおけるヘッド部の回動に従動して回動し得るようにしたことを特徴とする請求項2または3に記載の塗膜転写具。
【請求項5】
使用状態において、キャップを、転写ヘッドにおけるヘッド部の回動に従動して回動自在とし、不使用状態においては、キャップの回動を規制するようにしたことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の塗膜転写具。
【請求項6】
キャップの外側面に回動ストッパーを突設し、不使用状態にしたときに、前記回動ストッパーが、ケースに設けたストッパー係止部に係止して、キャップの回動が規制されるようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の塗膜転写具。
【請求項7】
使用状態において、キャップが前方に移動することを規制する前方移動規制手段を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の塗膜転写具。
【請求項8】
前記前方移動規制手段を、転写ヘッドにおけるヘッド部の左右両側に設けた、転写テープの案内板の一部を内方に弾性的に変形可能とするとともに、その変形可能な部分の外側面に係止突起を設け、かつキャップの内側面に、前記係止突起が係止する係止凹部を設けて形成したことを特徴とする請求項7記載の塗膜転写具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、手で把持して、紙面等を押圧しながら後方へ移動させることにより、供給リールから繰出される転写テープに塗着されている修正用または糊料の塗膜を、紙面等に転写する塗膜転写具に関する。
【背景技術】
【0002】
塗膜転写具を使用する際に、紙面等に押圧させる転写ヘッドの前端が、ケースに対して相対的に回動不可である場合、多少でもケースが傾くと、転写ヘッドの前端が紙面等に全面接することができず、塗膜の一部のみが転写され、良好な転写作業が困難となる。このため、転写ヘッドの前端を、その軸線回りに、所定の範囲内において、ケースに対して回動可能にしたものが提案されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
しかし、特許文献1に記載されている塗膜転写具(転写器)は、転写ヘッド(圧着ブレード)の前後方向の中央部が、ケース両内側壁から延びるホルダーに挟まれることにより保持されているため、次のような問題がある。すなわち、転写ヘッドは、紙面等を損傷しないように弾性変形可能な軟質合成樹脂で形成されており、転写ヘッドを、その前後方向の中央部で保持した場合、転写ヘッドの前端を紙面等に押圧させようとしてケースに負荷される力により、転写ヘッドが左右方向等に湾曲する。そのためケースに負荷される力が、紙面等への押圧力として充分に伝わらないとともに、紙面等における所望の位置に塗膜を転写できない場合がある。また、軟質合成樹脂で形成された転写ヘッドが、硬質合成樹脂で形成されたケースにおける前記ホルダーに対して摺動するため摩耗し易い。
【0004】
一方、使用状態において、転写ヘッドの前端近傍までを、ケースの前端開口に装着された筒状キャップで保持した塗膜転写具が提案されている(たとえば、特許文献2)。
【0005】
特許文献2に記載されている塗膜転写具は、紙面等への押圧力は、良好に伝わるが、しかし、前記筒状キャップが、使用状態において、ケースに対して回動不能に固定されており、ケースが傾くと転写ヘッドの前端が紙面等に全面接することができず、良好な転写作業が困難である。
【0006】
また、前記筒状キャップは、転写ヘッドを筒状キャップで覆った不使用状態においても、筒状キャップが回動するため、転写テープがねじれる虞がある。
【特許文献1】実用新案登録第2607725号公報(段落〔0006〕、図1)
【特許文献2】特表2002−500998号公報(図5a,b)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、前記の現状に鑑み、ケースが傾いても転写ヘッドの前端の全面を、容易に紙面等に当接させることができるとともに、ケースに加えた押圧力を、良好に転写ヘッドの前端に伝えることができ、かつ紙面等における所望とする部分に正確に塗膜を転写することができる塗膜転写具を提供することを目的とする。
【0008】
また、不使用状態においては、転写テープがキャップで充分に保護され、かつ転写テープのねじれ等も防止し得るようにすることも併せ目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によると上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 前端が開口するケース内に、供給リールと巻取リールを配設し、前記開口より転写ヘッドの前端を突出させ、前記供給リールに巻回した転写テープを繰出し、前記転写ヘッドの前端で反転させて前記巻取リールに巻取らせるようにした塗膜転写具において、前記転写ヘッドを、その軸線回りに、前端が所望角度の範囲内において弾性変形により回動し得るようにするとともに、前記ケースの開口に、前記転写ヘッドを内嵌し、かつ転写ヘッドの前端の回動に従動して回動するとともに、前後方向に移動可能としたキャップを設け、キャップを前後方向に移動させることにより、転写ヘッドの前端がキャップから突出した使用状態と、転写ヘッドの前端がキャップ内に収容された不使用状態とに切り換え得るようにする。
【0010】
(2) 上記(1)項において、前記転写ヘッドを、それをケースに固定する固定部と、ヘッド部と、これら固定部とヘッド部を連結する連結部とより形成し、この連結部を針状または狭幅なテープ状とすることにより、ヘッド部を回動可能とする。
【0011】
(3) 上記(1)項または(2)項において、前記キャップを、ケースの開口に内嵌させた円筒状体とすることにより、ケースに対して相対的に回動可能とする。
【0012】
(4) 上記(2)項または(3)項において、前記転写ヘッドにおけるヘッド部の左右両側に、転写テープの案内板を設け、この案内板の外側面に前後方向の案内杆を設けるとともに、この案内杆と嵌合する案内溝をキャップの内側面に設けることにより、キャップを、転写ヘッドに対して相対的に前後方向に移動可能、かつ転写ヘッドにおけるヘッド部の回動に従動して回動し得るようにする。
【0013】
(5) 上記(2)項〜(4)項のいずれかにおいて、使用状態において、キャップを、転写ヘッドにおけるヘッド部の回動に従動して回動自在とし、不使用状態においては、キャップの回動を規制するようにする。
【0014】
(6) 上記(1)項〜(5)項のいずれかにおいて、キャップの外側面に回動ストッパーを突設し、不使用状態にしたときに、前記回動ストッパーが、ケースに設けたストッパー係止部に係止して、キャップの回動が規制されるようにする。
【0015】
(7) 上記(1)項〜(6)項のいずれかにおいて、使用状態において、キャップが前方に移動することを規制する前方移動規制手段を設ける。
【0016】
(8) 上記(7)項において、前記前方移動規制手段を、転写ヘッドにおけるヘッド部の左右両側に設けた、転写テープの案内板の一部を内方に弾性的に変形可能とするとともに、その変形可能な部分の外側面に係止突起を設け、かつキャップの内側面に、前記係止突起が係止する係止凹部を設けて形成する。
【発明の効果】
【0017】
本発明によると、次のような効果が奏せられる。
a) 上記(1)項記載の発明によれば、転写ヘッドの前端が弾性変形により回動するため、ケースが傾いても転写ヘッドの前端の全面を、容易に紙面等に当接させることができるとともに、転写ヘッドを内嵌したキャップが、転写ヘッドの前端の回動に従動して回動するため、ケースに加えた押圧力を、良好に転写ヘッドの前端に伝えることができ、かつ紙面等における所望とする部分に正確に塗膜を転写することができる。
【0018】
b) 上記(2)項記載の発明によれば、転写ヘッドにおける固定部とヘッド部を連結する連結部が針状または狭幅なテープ状であるため、この連結部が弾性変形して、ヘッド部の前端の全面を、容易に紙面等に当接させることができる。
【0019】
c) 上記(3)項記載の発明によれば、キャップを、ケースに対して容易に相対的に回動可能とすることができる。
【0020】
d) 上記(4)項記載の発明によれば、キャップを、転写ヘッドに対して相対的に前後方向に移動可能とすることにより、不使用時に転写ヘッドにおけるヘッド部をキャップで覆い転写テープを保護することができるとともに、キャップを、ヘッド部の回動に従動して回動し得るようにすることにより、使用時におけるケースの傾きに対しても、ヘッド部の前端の全面を紙面等に容易に当接させることができる。
【0021】
e) 上記(5)項記載の発明によれば、使用状態において、ヘッド部の前端の全面を紙面等に当接させることができるとともに、不使用状態においては、転写テープのねじれを防止することができる。
【0022】
f) 上記(6)項記載の発明によれば、簡単な構造をもって、不使用時におけるキャップの回動規制を行うことができる。
【0023】
g) 上記(7)項記載の発明によれば、使用状態において、キャップが前方に移動して転写作業の支障となることを防止し、効率的に転写作業を行うことができる。
【0024】
h) 上記(8)項記載の発明によれば、使用状態におけるキャップの前方への移動を、案内板の弾性力により、効果的に防止し得るとともに、不使用状態においては、案内板の外側面に設けた係止突起が、キャップの内側面に弾性的に当接して摩擦抵抗が生ずるため、キャップが簡単に後方に移動して、転写ヘッドにおけるヘッド部に掛け渡した転写テープが、キャップから露出し損傷することを有効に防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
【実施例】
【0026】
図1は、本発明を実施した塗膜転写具(1)の斜視図、図2は、図1に示した塗膜転写具(1)の分解斜視図である。
【0027】
塗膜転写具(1)は、前端(2)が開口するケース(3)内に、供給リール(4)と巻取リール(5)が配設され、前記開口(6)より転写ヘッド(7)の前端(9)を突出させて、前記供給リール(4)に巻回した転写テープ(8)を繰出し、前記転写ヘッド(7)の前端(9)で反転させて、前記巻取リール(5)に巻取らせるようになっている。
【0028】
ケース(3)は、1対のやや横長の扁平な本体ケース(3a)と蓋ケース(3b)との開口面同士を対向させて一体化して形成されている。
【0029】
本体ケース(3a)の内底面には、供給リール(4)用のボス軸(10)と、巻取リール(5)用のボス軸(11)とが立設されている。
【0030】
供給リール(4)用のボス軸(10)には、供給リール(4)と供給リール用ギア(12)とが軸支され、巻取リール(5)用のボス軸(11)には、巻取リール(5)と巻取リール用ギア(13)と巻取リール用押え板(14)とが軸支されている。供給リール用ギア(12)と巻取リール用ギア(13)は、相互に噛合し、これら両ギア間には、滑り機構が設けられ、転写テープ(8)に過度な張力が負荷されないようになっている。
【0031】
図3は、転写ヘッド(7)の拡大斜視図である。
転写ヘッド(7)は、平面視において、前後方向に長い後向きのほぼT字状をなし、後部の固定部(15)と、前部のヘッド部(16)と、これら両者を連結する針状の連結部(17)とよりなる。固定部(15)には左右の一端に上下方向の円筒状係止部(18)が設けられ、この円筒状係止部(18)を、本体ケース(3a)の内底面に立設された固定用ボス(19)に外嵌させることにより、転写ヘッド(7)は本体ケース(3a)に固定される。
【0032】
ヘッド部(16)は、連結部(17)より広幅な厚さが薄い板状体(20)よりなり、この板状体(20)の左右両側には、転写テープ(8)を案内する前後方向に長い案内板(21)(21)が、前記板状体(20)と直交するように縦方向に設けられている。前記案内板(21)(21)は、後部のほぼ3分の1が、前記板状体(20)から後方に突出するように設けられており、この突出する後部(21a)(21a)が矢印Pで示す左右内側に、弾性変形し得るようになっている。
【0033】
前記案内板(21)(21)の外側面における上下方向の中央には、前後方向の案内杆(22)が設けられ、この案内杆(22)における前記後部(21a)に位置する部分の上下には、係止突起(23)(23)が設けられている。
【0034】
前記転写ヘッド(7)は、軟質合成樹脂で形成され、本体ケース(3a)に固定された転写ヘッド(7)のヘッド部分(16)は、針状の連結部(17)の弾性変形により、予め定められた所望角度の範囲内において、軸線回りに回動可能となっている。
【0035】
ケース(3)の前端の開口(6)には、円筒状体であるキャップ(24)が、前端を突出させた状態で内嵌されている。
【0036】
図4は、キャップ(24)の下半部分を示す拡大断面斜視図、図5は、キャップ(24)を本体ケース(3a)の開口(6)に内嵌させた状態を、キャップ(24)を上下中央で断面して示す拡大した一部断面斜視図、図6,図7は、同じく拡大した一部断面平面図であり、図6は使用状態、図7は不使用状態をそれぞれ示す。
【0037】
図8〜図10は、キャップ(24)を1対の本体ケース(3a)と蓋ケース(3b)からなるケース(3)の開口(6)に内嵌させた状態の断面図であり、図8,図9は、それぞれ図6におけるVIII〜VIII線、IX〜IX線、図10は、図7におけるX〜X線に相当する位置において断面した図である。
【0038】
キャップ(24)は、図4に示すように、前後方向に軸線を有するほぼ円筒状を有し、後部のほぼ3分の2の長さを有する嵌合筒部(25)と、前部のほぼ3分の1の長さを有するヘッド保持部(26)とにより形成されている。
【0039】
ヘッド保持部(26)は、側面視がほぼ前向き三角形状の短筒体であり、その後端(26a)は、前記嵌合筒部(25)よりも軸線に対する直角断面が大きく、両者の連結部において段部(27)が形成されている。ヘッド保持部(26)の前端(26b)における開口(26c)は、左右側壁(26d)(26d)を残して上下が後向きに大きく切欠かれている。
【0040】
キャップ(24)の内側面(29)における左右には、前記転写ヘッド(7)における左右の案内板(21)(21)の外側面に設けられた案内杆(22)と嵌合する案内溝(30)(30)が前後方向に設けられている。前記案内溝(30)は、キャップ(24)の後端(24a)において開口し、前端(26b)近傍で閉塞されている。
【0041】
案内溝(30)における、ヘッド保持部(26)の後端(26a)近傍の位置には、側壁(26d)(26d)を貫通する係止凹部としての左右方向の通孔(31)(31)が設けられている。
【0042】
キャップ(24)の外側面(32)の左側後端には、直方体状の回動ストッパー(33)が突設されている。
【0043】
前記キャップ(24)は、下記の手順により、転写ヘッド(7)を内嵌した状態で、ケース(3)の開口(6)に内嵌される。
【0044】
まず、転写ヘッド(7)を、キャップ(24)の後端(24a)の開口(24b)から、転写ヘッド(7)の固定部(15)を残して、キャップ(24)内に内嵌させる。この際、転写ヘッド(7)における左右の案内板(21)(21)の外側面に設けられた案内杆(22)(22)を、キャップ(24)における内側面(29)の左右に設けられた案内溝(30)(30)に嵌合させる。
【0045】
次いで、前記したように、転写ヘッド(7)の固定部(15)における円筒状係止部(18)を、本体ケース(3a)の内底面に立設された固定用ボス(19)に外嵌させ、かつ蓋ケース(3b)を、上方より本体ケース(3a)上に被せて一体化させる。
【0046】
このようにして、キャップ(24)は、転写ヘッド(7)における案内杆(22)と、キャップ(24)における案内溝(30)との嵌合による案内により、前後方向に移動可能であるとともに、転写ヘッド(7)におけるヘッド部(16)の回動に従動して回動し得るようになっている。また、キャップ(24)は、円筒状体であるため、ケース(3)に対しても相対的に回動が容易である。
【0047】
図11は、図6における一点鎖線円A内の部分拡大図、図12は、図7における一点鎖線円B内の部分拡大図、図13は、図8における一点鎖線円C内の部分拡大図である。
【0048】
図5,図6に示す使用状態にするには、キャップ(24)を後方に移動させ、図6,図8,図11,図13に示すように、転写ヘッド(7)における案内板(21)に設けられた係止突起(23)を、キャップ(24)に設けられた通孔(31)に、係止させればよい。
【0049】
係止突起(23)は、前記したように案内板(21)の後部、すなわちヘッド部(16)の板状体(20)から後方に突出する後部(21a)の外側面に設けられており、たとえば図7に示すように、通孔(31)が、係止突起(23)から離れた位置にある場合は、図7,図12に示すように、係止突起(23)が、キャップ(24)の内側面(29)に当接し、案内板(21)の後部(21a)が矢印Pで示す内側向きに弾性変形し、前記係止突起(23)は、矢印Pと反対の外側向きに常時、付勢された状態にある。そのため、キャップ(24)を後方に移動させて、通孔(31)を係止突起(23)と符合する位置とすることにより、前記付勢力により、係止突起(23)が通孔(31)に係止され、使用状態において、キャップ(24)が前方に移動し、転写作業に支障を生ずることが防止される。
【0050】
一方、図7に示すように、ヘッド部(16)をキャップ(24)内に収容した不使用状態とするには、キャップ(24)を、引き出して、ケース(3)に対して相対的に前方に移動させればよい。
【0051】
図14は、図7におけるXIV〜XIV線断面図である。
図6,図7,図14に示すように、本体ケース(3a)の内底面における前端(2)の開口(6)近傍には、キャップ(24)の後端(24a)のうち、回動ストッパー(33)が設けられている方の内底面に、2段の段部(34)(35)が設けられている。これらの段部のうち、前方の高さの高い段部(34)は、図7,図14に示すように、キャップ(24)を前方に引き出して不使用状態としたときに、キャップ(24)の前記回動ストッパー(33)の前面(33a)が、前記段部(34)の後面(34a)に当接し、ストッパー係止部として作用する。
【0052】
一方、後方の高さの低い段部(35)は、図14に示すように、キャップ(24)の前記回動ストッパー(33)の底面(33b)が、前記段部(35)の上面(35a)に当接する。
【0053】
図示を省略するが、蓋ケース(3b)にも、本体ケース(3a)と同様に、2段の段部が設けられており、キャップ(24)の前記回動ストッパー(33)は、上下の段部によって挟持される。そのため不使用状態においては、キャップ(24)の軸線回りの回動が規制される。
【0054】
ヘッド部(16)の前端(9)に掛け渡された転写テープ(8)を保護するため、ヘッド部(16)の前端(9)をキャップ(24)内に収容する状態に、前方に引き出されたキャップ(24)は、前記したヘッド部(16)における案内板(21)に設けられた係止突起(23)が、キャップ(24)の内側面(29)に弾性的に付勢され当接して生ずる摩擦抵抗と、前記回動ストッパー(33)が、ケース(3)の段部(35)に当接して生ずる摩擦抵抗の両摩擦抵抗によって、簡単には後方に移動しないように規制されている。
【0055】
再び使用状態とするには、前記摩擦抵抗よりも大きい力をもって、キャップ(24)を後方に移動させればよい。
【0056】
図15は、使用状態を示す塗膜転写具(1)の斜視図である。ケース(3)を傾斜させても、ヘッド部(16)の前端(9)は、キャップ(24)とともに回動し、前記前端(9)の全面が紙面等に当接し、良好な転写作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明を実施した塗膜転写具の斜視図であり、転写ヘッドをキャップ内に収容した不使用状態を示す図である。。
【図2】同じく、塗膜転写具の分解斜視図である。
【図3】転写ヘッドの拡大斜視図である。
【図4】キャップの下半部分を示す拡大断面斜視図である。
【図5】キャップを本体ケースの開口に内嵌させた状態を、キャップを上下中央で断面して示す拡大した一部断面斜視図である。
【図6】同じく、キャップを本体ケースの開口に内嵌させた状態を、キャップを上下中央で断面して示す拡大した一部断面平面図であり、転写ヘッドの前端をキャップから突出させた使用状態を示す図である。
【図7】同じく、キャップを本体ケースの開口に内嵌させた状態を、キャップを上下中央で断面して示す拡大した一部断面平面図であり、転写ヘッドをキャップ内に収容した不使用状態を示す図である。
【図8】キャップをケースの開口に内嵌させた状態の断面図であり、図6のVIII〜VIII線に相当する位置で断面した図である。
【図9】同じく、キャップをケースの開口に内嵌させた状態の断面図であり、図6のIX〜IX線に相当する位置で断面した図である。
【図10】同じく、キャップをケースの開口に内嵌させた状態の断面図であり、図7のX〜X線に相当する位置で断面した図である。
【図11】図6における一点鎖線円A内の部分拡大図である。
【図12】同じく、図7における一点鎖線円B内の部分拡大図である。
【図13】同じく、図8における一点鎖線円C内の部分拡大図である。
【図14】図7におけるXIV〜XIV線断面図である。
【図15】本発明の使用状態における塗膜転写具の斜視図である。
【符号の説明】
【0058】
(1)塗膜転写具
(2)前端
(3)ケース
(3a)本体ケース
(3b)蓋ケース
(4)供給リール
(5)巻取リール
(6)開口
(7)転写ヘッド
(8)転写テープ
(9)前端
(10)(11)ボス軸
(12)供給リール用ギア
(13)巻取リール用ギア
(14)巻取リール用押え板
(15)固定部
(16)ヘッド部
(17)連結部
(18)円筒状係止部
(19)固定用ボス
(20)板状体
(21)案内板
(21a)後部
(22)案内杆
(23)係止突起
(24)キャップ
(24a)後端
(24b)開口
(25)嵌合筒部
(26)ヘッド保持部
(26a)後端
(26b)前端
(26c)開口
(26d)側壁
(27)段部
(28)開口
(29)内側面
(30)案内溝
(31)通孔
(32)外側面
(33)回動ストッパー
(33a)前面
(33b)底面
(34)段部a
(34a)後面
(35)段部b
(35a)上面




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013