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発明の名称 電気接続箱の防水カバー構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2004−166362(P2004−166362A)
公開日 平成16年6月10日(2004.6.10)
出願番号 特願2002−328083(P2002−328083)
出願日 平成14年11月12日(2002.11.12)
代理人
発明者 久保田 勝弘
要約 課題
上からの被水に対してカバー内への水の浸入を確実に防止する。

解決手段
一方のカバー3の壁部20の内側に隙間18を介して内壁16と内壁に続く傾斜壁17とを設け、他方のカバー2の壁部9を内壁16に沿って隙間18に挿入して、他方のカバーの壁部9の先端9aを傾斜壁17の上方に位置させた電気接続箱1の防水カバー構造を採用する。他方のカバー2の壁部9の先端9aを内壁9よりも挿入方向外側に突出させた。内壁16を挿入させる切欠部15を他方のカバー2の壁部9に隣接して設けた。一方のカバー3の壁部20と傾斜壁17とをリブ24で連結した。他方のカバー2に係止突起14を設け、係止突起に対する係合壁25aを一方のカバー3に設けた。一方のカバー3,4を他方のカバー2の両側に配置した。
特許請求の範囲
【請求項1】
一方のカバーの壁部の内側に隙間を介して内壁と該内壁に続く傾斜壁とを設け、他方のカバーの壁部を該内壁に沿って該隙間に挿入して、該他方のカバーの壁部の先端を該傾斜壁の上方に位置させたことを特徴とする電気接続箱の防水カバー構造。
【請求項2】
前記他方のカバーの壁部の先端を前記内壁よりも挿入方向外側に突出させたことを特徴とする請求項1記載の電気接続箱の防水カバー構造。
【請求項3】
前記内壁を挿入させる切欠部を前記他方のカバーの壁部に隣接して設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の電気接続箱の防水カバー構造。
【請求項4】
前記一方のカバーの壁部と前記傾斜壁とをリブで連結したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の電気接続箱の防水カバー構造。
【請求項5】
前記他方のカバーに係止突起を設け、該係止突起に対する係合壁を前記一方のカバーに設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の電気接続箱の防水カバー構造。
【請求項6】
前記一方のカバーを前記他方のカバーの両側に配置したことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の電気接続箱の防水カバー構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上からの被水に対してカバー相互の接合部からの水の浸入を防止した電気接続箱の防水カバー構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6〜図7は従来の電気接続箱の防水カバー構造の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
【0003】
この電気接続箱41は、合成樹脂製の一方のカバー(メインカバー)42と他方のカバー(ベースカバー)43とを備え、両カバー内にリレー等の電気部品や、電気部品を接続する回路基板等(図示せず)が収容され、回路基板に続く電線45を両カバー42,43の下側の口部44から導出させるものである。
【0004】
一方のカバー42は開口先端側に段部48を介して枠状の周壁46を有し、他方のカバー43は、周壁46内に進入する枠状の壁部47(図7)を有し、図7の如く一方のカバー42の上側の壁部46aは下向きの傾斜壁49を有し、傾斜壁49の下端49aは他方のカバー43の上側の壁部50の外面に近接して、上からの被水に対応している。
【0005】
上記電気接続箱41は自動車のエンジンルーム内に搭載され、車両走行中等に一方のカバー42の上部に水がかかった場合に、水は傾斜壁49に沿って他方のカバー43の上側の壁部50に流れ落ち、傾斜壁49と壁部50との隙間から壁部46a内に水が浸入したとしても、他方のカバー43の枠状の周壁47によって両カバー42,43の接合面51への浸入が防止される。
【0006】
しかしながら、上記従来の構造にあっては、傾斜壁49や枠状の周壁47の内側に水滴が長い間残存し、水蒸気となって接合面51から水分がカバー内に浸入し、内部の電気部品や回路基板に悪影響を与えたり、水滴によってカバー43の上側の壁部50が劣化し、強度が低下するといった懸念があった。
【0007】
【特許文献1】
実開昭55−129479号公報(第3−5頁、第2−3図)
【0008】
一方、図8は、自動車のインストルメントパネル(インパネ)内に搭載される電気接続箱の一形態を示すものである。
【0009】
この電気接続箱61は、一方のメインカバー62と他方のECUカバー63とを備え、両カバー62,63内に配線板8や、配線板8に接続されたECU(電子制御ユニット)7等が収容されたものである。
【0010】
ECUカバー63の周壁64はメインカバー62の周壁65の外面に接合し、係止突起と係合孔等の係止手段(図示せず)で相互に固定される。電気接続箱61は縦置き(垂直)にインパネ内に配置される。
【0011】
インパネ内には上記エンジンルーム内のように多量な水滴が飛散することはないが、エアダクトの結露やボディ溶接部(図示せず)からの浸水というような僅かな水の浸入が生じる場合があり、その場合には、矢印Dで示す如くメインカバー62の上壁65からECUカバー63の上壁64との間の隙間を経てカバー内に水が浸入する懸念があった。
【0012】
また、ECUカバー63の垂直な側壁の内面に係止突起(図示せず)を設け、メインカバー62の側壁に係合孔(図示せず)を設け、係合孔に係止突起を外側から係合させた場合には、両カバー62,63の上壁64,65間の隙間を通った水が係合孔からカバー内に浸入やすいという懸念もあった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した従来の各形態の問題点に鑑み、上からの被水に対して水滴を速やかに廃除でき、電気接続箱内への水分の浸入を確実に防止することができる電気接続箱の防水カバー構造を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る電気接続箱の防水カバー構造は、一方のカバーの壁部の内側に隙間を介して内壁と該内壁に続く傾斜壁とを設け、他方のカバーの壁部を該内壁に沿って該隙間に挿入して、該他方のカバーの壁部の先端を該傾斜壁の上方に位置させたことを特徴とする。
上記構成により、両カバーの組付時に一方のカバーの壁部と内壁との間(隙間)に他方のカバーの壁部が挿入され、他方のカバーの壁部の先端は内壁上を通って傾斜壁の上方に位置する。傾斜壁は他方のカバーの壁部の先端の下方に位置する。そして、一方のカバーの壁部の上に被水した水は、一方のカバーの壁部と内壁との間を経て他方のカバーの壁部の先端から傾斜壁の表面上に落下し、傾斜壁に沿って外部にスムーズに導出される。
【0015】
請求項2に係る電気接続箱の防水カバー構造は、請求項1記載の電気接続箱の防水カバー構造において、前記他方のカバーの壁部の先端を前記内壁よりも挿入方向外側に突出させたことを特徴とする。
上記構成により、両カバーの組付時に他方のカバーの壁部の先端が内壁上を通過して傾斜壁の上方に対向して位置する。傾斜壁は他方のカバーの壁部の先端の下方に対向して位置する。他方のカバーの壁部の先端と内壁とは水平方向に離間して位置し、内壁は電気接続箱の内側寄りに位置し、他方のカバーの壁部の先端は電気接続箱の外側寄りに位置する。そして、一方のカバーの壁部の上に被水した水は、他方のカバーの壁部の先端から内壁に逆戻りすることなく傾斜壁の表面上に確実に落下し、傾斜壁に沿って外部に一層スムーズに導出される。
【0016】
請求項3に係る電気接続箱の防水カバー構造は、請求項1又は2記載の電気接続箱の防水カバー構造において、前記内壁を挿入させる切欠部を前記他方のカバーの壁部に隣接して設けたことを特徴とする。
上記構成により、両カバーの組付時に一方のカバーの内壁が他方のカバーの切欠部に挿入され、一方のカバーの壁部が他方のカバーの壁部の上側(外側)に被さって位置する。切欠部に内壁が係合することで、内壁と他方のカバーの壁部との位置が正確に規定され、内壁と他方のカバーの壁部との密着が正確に行われる。これにより、内壁と他方のカバーの壁部との間からのカバー内への水の浸入が一層確実に防止される。
【0017】
請求項4に係る電気接続箱の防水カバー構造は、請求項1〜3の何れか1項に記載の電気接続箱の防水カバー構造において、前記一方のカバーの壁部と前記傾斜壁とをリブで連結したことを特徴とする。
上記構成により、一方のカバーの壁部と内壁との間の隙間が大きく拡がることなくリブで正確な寸法に確保され、内壁と他方のカバーの壁部との密着性が高まる。これにより、防水性が向上する。また、一方のカバーの隙間回りの構造がリブで補強されて機械的強度がアップする。
【0018】
請求項5に係る電気接続箱の防水カバー構造は、請求項1〜4の何れか1項に記載の電気接続箱の防水カバー構造において、前記他方のカバーに係止突起を設け、該係止突起に対する係合壁を前記一方のカバーに設けたことを特徴とする。上記構成により、両カバーの組付と同時に係止突起が係合壁を乗り越えて係合し、両カバーがしっかりと係止される。係止突起と係合壁という組み合わせで、係止手段として貫通した係合孔を用いないから、係合孔からカバー内に水が浸入するという不具合が防止される。
【0019】
請求項6に係る電気接続箱の防水カバー構造は、請求項1〜5の何れか1項に記載の電気接続箱の防水カバー構造において、前記一方のカバーを前記他方のカバーの両側に配置したことを特徴とする。
上記構成により、他方のカバーの両側を開口させ、他方のカバー内に両方の開口から効率的に回路部品等を装着することができる。二つの(一方の)カバーは他方のカバーの両開口を塞ぐ。そして、両側のカバーにおいて上記同様に内壁と傾斜壁によるスムーズで確実な水の導出が行われる。特に両側の傾斜壁によって他方のカバーの壁部上の水が効率良く迅速に排出され、電気接続箱内への水の浸入が確実に防止される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5は、本発明に係る電気接続箱の防水カバー構造の一実施形態を示すものである。
【0021】
図1の如く、電気接続箱1は、合成樹脂製の矩形筒状(枠状)のインナカバー2と、インナカバー2の一方の開口5を塞ぐ合成樹脂製の第一のアウタカバー3と、インナカバー2の他方の開口6を塞ぐ合成樹脂製の第二のアウタカバー(ECUカバー)4とを備え、インナカバー2内にECU(電子制御ユニットないし電子制御基板)7と、ECU7と接続又は独立した配線板8(図5)とを備えるものである。特許請求の範囲においては、アウタカバー3,4を一方のカバー、インナカバー2を他方のカバーと表現している。
【0022】
インナカバー2は上下左右の直交する壁部9〜12を有し、上下の壁部9,10に固定用のブラケット13と前後(開口寄り)の係止突起14とを有し、左右の壁部11,12に、上端側の前後のスリット状の切欠部15と、前後の係止突起14とを有している。
【0023】
ブラケット13は図示しない車両のパネル(インストルメントパネル)等に固定されるものである。各係止突起14は壁部9〜12の外面に設けられて、両アウタカバー3,4を係止させるものである。切欠部15は各開口5,6とインナカバー2の内部空間に連通して、後述する両アウタカバー3,4の各上部の内壁16を挿通させるためのものである。切欠部15の入口側には傾斜状の案内部15aが形成されている。
【0024】
ECU7は回路基板7の内面に配設された各種電子部品(図示せず)を備え、車両の電装品や補機等に対する電子制御機能を有したものである。また、配線板8(図5)は絶縁基板に複数本の電線を並列ないし直交して配列し、各電線を圧接端子で相互にジョイントしたり、ヒューズ等の他部品に接続したりするものである。なお、これらの内部構造はあくまでも一例を示すものであり、インナカバー2内の構成部品は電気接続箱1の配設位置や使用形態に応じて適宜設定可能である。
【0025】
インナカバー2に対する両アウタカバー3,4は基本的に同じものである。第一のアウタカバー3は矩形状の垂直な板状の覆壁19と、覆壁19の周囲に形成された枠状の周壁20〜23とを備え、覆壁19の上部は水平方向に略スリット状に開口され、このスリット状の隙間(開口又は挿入空間)16の下側で覆壁19から上向きの傾斜壁17と水平な内壁16とが一体に続いて形成されている。周壁20〜23はインナカバー2の周壁9〜12よりも少し長く形成され、周壁9〜12の外面に被さるようになっている。
【0026】
図2〜図4にも示す如く、アウタカバー3の水平な内壁16は周壁の上側の壁部20に対向して平行に位置し、且つ上側の壁部20よりも短く形成され、内壁16の先端16aは上側の壁部20の先端20aよりもやや内側に位置し、内壁16の基端16bから下向きに略への字状に屈曲して傾斜壁17が続き(傾斜壁17は内壁16に略への字状に交差し)、傾斜壁17は垂直な覆壁19に略くの字状に交差して続いている。内壁16と傾斜壁17及び上側の壁部20との間に隙間(挿入空間)18が構成されている。
【0027】
図4の如く傾斜壁17の下端側と上側の壁部20とは補強用の複数本のリブ24で垂直に連結されている。各リブ24の間に隙間18に続く窓部が形成されている。隙間18はアウタカバー3の厚さ方向(前後)に貫通している。リブ24は隙間18へのインナカバー2の上側の壁部9の挿入を阻害しない幅で形成されている。リブ24は必ずしも必要ではない。
【0028】
図1においてアウタカバー3の上下左右の各壁部20〜23にはロック部25が外向きに膨出して形成されている。ロック部25の内部空間26(図4)は覆壁19側に開口し、周壁の先端側(20a)で閉止され、その閉止部がインナカバー2の係止突起(係止部)14に対する係合壁(係合部)25aとなっている。係合壁25aとロック部25内の内面25bとで直交する段部を構成している。
【0029】
第二のアウタカバー(ECUカバー)4の構成は第一のアウタカバー3と基本的に同じである(奥行きや板厚等が多少異なるのみである)ので、第一のアウタカバー3と同じ符号を付して詳細な説明を省略する。傾斜壁17や内壁16やロック部25の位置は第一のアウタカバー3と対称に形成されている。第二のアウタカバー4はECU7を覆うのでECUカバーとも呼ばれる。
【0030】
図1の如くインナカバー2内にECU7や配線板8(図5)を装着した状態で、両アウタカバー3,4をインナカバー2に装着する。アウタカバー3,4の周壁は20〜23インナカバー2の周壁9〜12の外側に被さり、各アウタカバー3の水平な内壁16はインナカバー2のスリット状の切欠部15内に挿入される。ロック部25の係合壁25aは係止突起14に乗り上げて外側に撓み、係止突起14が係合壁25aの内側に進入した時点で復元して隙間なく周壁9〜12に接する。
【0031】
図5に示す如く、両アウタカバー3,4の周壁の上側の壁部20の内面はインナカバー2の上側の壁部9の外面に接し(若干隙間があってもよい)、両アウタカバー3,4の水平な内壁16はインナカバー2の上側の壁部9の内面に接する(密着することが好ましい)。アウタカバー3,4の周壁の下側及び左右の壁部21〜23(図1)の内面はインナカバー2の周壁の外面に密着させたり、あるいは、インナカバー2の周壁の先端をアウタカバー3,4の覆壁19の内面に密着させることが好ましい。
【0032】
各アウタカバー3,4の上側の壁部20は下側の内壁16よりも深くインナカバー2の上側の壁部9に接し、内壁16は上側の壁部20の奥行きの範囲内でインナカバー2の壁部9に接し、インナカバー2の壁部9は内壁16の基端16bを通過して外側に突出し、内壁16に続く下向きの傾斜壁17の上側(上方)にインナカバー2の壁部9の先端9aが位置し、壁部9の先端9aは傾斜壁17の上面の中間部の上方に対向して位置し、壁部9の先端9aよりもアウタカバー3,4の上側の壁部20の基端20bすなわち覆壁19が外側に突出して位置し、壁部9の先端9aは開口18内に位置している。
【0033】
この構成により、図5で矢印Bで示す如くインナカバー2の上側の壁部9に落下した水は、上側の壁部9とアウタカバー3,4の上側の壁部20との間の隙間を経て、開口18内でインナカバー2の壁部9の先端9aから落下してアウタカバー3,4の傾斜壁17の外面に沿ってスムーズに外部に導出される。これにより、インナカバー2の壁部9上の水は迅速に排出され、壁部9上に水が溜まる(留まる)ことがない。
【0034】
また、インナカバー2とアウタカバー3,4とのロック手段(係止突起14と係合壁25a)を、インナカバー2に貫通孔(図示せず)を設けることなく構成したから、水が貫通孔からカバー内に浸入するというような不具合は起こらない。係合壁25aはロック部25の内側空間を封止しているから、ロック部25からカバー内への水の浸入も起こらない。上記した各防水構造によって、上側からの被水による電気接続箱1内への水の浸入や、水の停滞によるカバー2,3の壁部の劣化等が確実に防止される。
【0035】
なお、上記実施形態においては、ECU7と配線板8とを効率良く装着するためにインナカバー2の両側を開口(5,6)させているが、従来構造(図8)のメインカバーのようにインナカバー2の一方の開口5をなくして一体の壁部(図示せず)で封止し、他方の開口6のみをアウタカバー4で封止して上記防水構造を適用することも可能である。また、上記電気接続箱1はインパネに限らず、車両の様々な箇所に配置可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、一方のカバーの壁部の上に被水した水が一方のカバーの壁部と内壁との間を経て傾斜壁の表面上に落下して、傾斜壁に沿って外部にスムーズに導出されるから、上からの被水に対して水滴を速やかに廃除でき、電気接続箱内への水分の浸入を確実に防止することができる。これにより、電気接続箱内の回路部品等の品質が確保されると共に、合成樹脂製のカバーの強度劣化や変色等が防止される。
【0037】
請求項2記載の発明によれば、一方のカバーの壁部の上に被水した水が他方のカバーの壁部の先端から内壁に逆戻りすることなく傾斜壁の表面上に確実に落下するから、電気接続箱内への水分の浸入を一層確実に防止することができる。
【0038】
請求項3記載の発明によれば、切欠部に内壁が係合して、内壁と他方のカバーの壁部との位置が正確に規定され、内壁と他方のカバーの壁部との密着が正確に行われることで、内壁と他方のカバーの壁部との間からのカバー内への水の浸入が一層確実に防止される。
【0039】
請求項4記載の発明によれば、隙間がリブで正確な寸法に確保され、内壁と他方のカバーの壁部との密着性が高まって、防水性が向上すると共に、一方のカバーの隙間回りの構造がリブで補強されて機械的強度がアップし、例えばロック手段によるカバー相互の係止力が高まり、振動等でカバーの係止が不意に解除されて水がカバー内に浸入するといった不具合が防止される。
【0040】
請求項5記載の発明によれば、係止手段として貫通した係合孔を用いないから、係合孔からカバー内に水が浸入するという不具合が防止される。これにより、電気接続箱の防水性が高まる。
【0041】
請求項6記載の発明によれば、他方のカバーの両側を開口させ、他方のカバー内に両方の開口から効率的に回路部品等を装着することができる。そして、両カバーを閉止した状態で、両側の傾斜壁によって他方のカバーの壁部上の水を効率良く迅速に排出させることができ、電気接続箱内への水の浸入を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱の防水カバー構造の一実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】同じく電気接続箱のアウタカバーを示す要部斜視図である。
【図3】同じくアウタカバーを示す図2のA−A断面図である。
【図4】アウタカバーとインナカバーの要部を示す分解斜視図である。
【図5】電気接続箱を示す縦断面図である。
【図6】従来の電気接続箱の防水カバー構造の一形態を示す斜視図である。
【図7】図6のC−C断面図である。
【図8】従来の電気接続箱の他の形態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 電気接続箱
2 インナカバー(他方のカバー)
3,4 アウタカバー(一方のカバー)
9 壁部
9a 先端
14 係止突起
15 切欠部
16 内壁
17 傾斜壁
18 隙間
20 壁部
24 リブ
25a 係合壁




 

 


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