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発明の名称 電気接続箱
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2004−159397(P2004−159397A)
公開日 平成16年6月3日(2004.6.3)
出願番号 特願2002−320976(P2002−320976)
出願日 平成14年11月5日(2002.11.5)
代理人
発明者 中村 剛 / 栗田 薫
要約 課題
良好に放熱が行われ、且つ、水の流入を防ぐことが可能な電気接続箱を提供する。

解決手段
電気・電子部品が収容されるカバー10を備える電気接続箱1において、カバー10の側壁11b,12bに、カバー10内へ空気が出入り可能とされる空気流通部11a,12aが備えられ、空気流通部11a,12aに、カバー10の下方に向けられた通風口11d,12dが設けられ、空気流通部11a,12aに、上下方向に延長される複数のリブ11r,11s,12r,12sが設けられた。前記空気流通部11a,12aは、前記カバー10を形成する一側壁11bと、この一側壁11bに対向する他側壁12bとに備えられた。
特許請求の範囲
【請求項1】
電気・電子部品が収容されるカバーを備える電気接続箱において、前記カバーの側壁に、該カバー内へ空気が出入り可能とされる空気流通部が備えられ、該空気流通部に、該カバーの下方に向けられた通風口が設けられ、該空気流通部に、上下方向に延長される複数のリブが設けられたことを特徴とする電気接続箱。
【請求項2】
前記側壁の内側に位置する内壁の略中間の高さにおいて、前記リブは、上側リブと、下側リブとに分けられ、該上側リブと、該下側リブとは、該リブの長さ方向に対し直角の方向にずらされて位置することを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
【請求項3】
前記空気流通部は、下部が切り欠かれた前記側壁を備えるトンネル構造のものとされ、該側壁内で、前記リブは、上側リブと、下側リブとに分けられ、該上側リブと、該下側リブの上端部は、該側壁内に位置し、該下側リブの下端部は、該側壁の外に位置することを特徴とする請求項1又は2記載の電気接続箱。
【請求項4】
前記リブは、上側リブと、下側リブとに分けられ、前記上側リブと、前記下側リブとの間に、広間が設けられたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の電気接続箱。
【請求項5】
前記カバーを形成する前記側壁の内側に内壁が設けられ、複数の前記リブは、複数の上側リブと、複数の下側リブとに分けられ、各上側リブは、該内壁の略中央部から上端部まで延設され、各下側リブは、該内壁の略中央部から下端部まで延設されたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の電気接続箱。
【請求項6】
前記空気流通部は、前記カバーを形成する一側壁と、該一側壁に対向する他側壁とに備えられたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の電気接続箱。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車などに搭載される電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図13は、従来の電気接続箱の一形態を示すものである(例えば、特許文献1参照。)。
配線基板502に基板コネクタ512が組付けられている。また、この配線基板502は、ケース511内に縦置きに取付けられる。基板コネクタ512は、ケース511に対する位置決め形状部517aと、有底の穴518aに設置されて接続する相手側コネクタのボルトと締結される金属製のナット520とを備えるものとして構成されている。また、ケース511は、これの内側に、前記基板コネクタ512を位置決めするための位置決め形状部513と、これの外側に、前記基板コネクタ512に接続される相手側コネクタをガイドするためのハウジング514と、相手側コネクタのボルトが貫通する穴515とを備えるものとして形成されている。
【0003】
また、上面に電気部品が密集されて搭載されることなく、しかも、段差タブが改良されて組立てられる電気接続箱というものもある(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
また、別部品が不要とされ、機械的強度や位置決め精度の優れた外部との接続端子が得られ、生産コストの低減を図ることが可能とされて、各種電子機器の電力回路などに使用される接続端子付配線基板というものもある(例えば、特許文献3参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−224736公報(第1頁、第1図)
【特許文献2】
特開平11−285132号公報(第1頁、第3図)
【特許文献3】
特開平9−298344号公報(第1頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図13に示される上記従来の電気接続箱にあっては、電子部品522などから発せられる熱に対し、放熱が十分に行われるものとされていなかった。また、ケース511の外部の水に対し、水の流入を確実に防止するものとされていなかった。
【0007】
本発明は、上記した点に鑑み、良好に放熱が行われ、且つ、水の流入を防ぐことが可能な電気接続箱を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る電気接続箱は、電気・電子部品が収容されるカバーを備える電気接続箱において、前記カバーの側壁に、該カバー内へ空気が出入り可能とされる空気流通部が備えられ、該空気流通部に、該カバーの下方に向けられた通風口が設けられ、該空気流通部に、上下方向に延長される複数のリブが設けられたことを特徴とする。
上記構成により、電気接続箱のカバー内に流通される空気によって、電気接続箱の放熱は良好に行われることとなる。また、電気接続箱のカバー内に水が流入されるということは防止され、しかも、通風口が設けられているから、電気接続箱を構成するカバーの空気の流通は、確保されることとなる。また、カバー内への水の流入は、複数のリブによって防止されることとなる。
【0009】
請求項2に係る電気接続箱は、請求項1に係る電気接続箱において、前記側壁の内側に位置する内壁の略中間の高さにおいて、前記リブは、上側リブと、下側リブとに分けられ、該上側リブと、該下側リブとは、該リブの長さ方向に対し直角の方向にずらされて位置することを特徴とする。
上記構成により、空気流通部の下方から下側リブの間を通って電気接続箱のカバー内に侵入しようとする水は、上側リブに当てられることとなる。これにより、カバー内に侵入しようとする水は、空気流通部の下方へ戻されることとなる。従って、電気接続箱のカバー内への水の流入は、確実に防止されることとなる。
【0010】
請求項3に係る電気接続箱は、請求項1又は2に係る電気接続箱において、前記空気流通部は、下部が切り欠かれた前記側壁を備えるトンネル構造のものとされ、該側壁内で、前記リブは、上側リブと、下側リブとに分けられ、該上側リブと、該下側リブの上端部は、該側壁内に位置し、該下側リブの下端部は、該側壁の外に位置することを特徴とする。
上記構成により、カバーの下方からトンネル構造をした空気流通部に水が当てられた場合、カバーの下方に向けられた空気流通部の通風口から空気流通部内へ水が侵入されることがあっても、水の侵入は、下側リブの上端部近傍で止められるか、または上側リブにより止められることとなる。
【0011】
請求項4に係る電気接続箱は、請求項1〜3の何れか1項に係る電気接続箱において、前記リブは、上側リブと、下側リブとに分けられ、前記上側リブと、前記下側リブとの間に、広間が設けられたことを特徴とする。
上記構成により、各下側リブの間または各上側リブの間を通り抜けた空気は、広間を経て各上側リブの間または各下側リブの間を通り抜けることとなる。従って、空気の流れが阻害されるということはない。これにより、電気接続箱の放熱は、空気の流動により良好に行われることとなる。
【0012】
請求項5に係る電気接続箱は、請求項1〜4の何れか1項に係る電気接続箱において、前記カバーを形成する前記側壁の内側に内壁が設けられ、複数の前記リブは、複数の上側リブと、複数の下側リブとに分けられ、各上側リブは、該内壁の略中央部から上端部まで延設され、各下側リブは、該内壁の略中央部から下端部まで延設されたことを特徴とする。
上記構成により、カバーの内壁に設けられた各下側リブの間または各上側リブの間に水が入り込むことがあっても、各リブ間に働く水の表面張力などにより、水の進行は止められることとなる。従って、カバー内への水の流入は防止されることとなる。
【0013】
請求項6に係る電気接続箱は、請求項1〜5の何れか1項に係る電気接続箱において、前記空気流通部は、前記カバーを形成する一側壁と、該一側壁に対向する他側壁とに備えられたことを特徴とする。
上記構成により、電気接続箱のカバー内の略全体に亘って、カバー内の空気は循環され易くなる。従って、電気接続箱の放熱は、空気の循環により、より良好に行われることとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係る電気接続箱の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図12は、本発明に係る電気接続箱の一実施形態を示すものである。
【0015】
図1〜図3に基づいて、電気接続箱の各方向について説明すると、図3の如く、電気接続箱を構成するカバー10の基壁10bすなわち底壁10bが設けられた側を下側とし、これと反対側、即ち図1および図2の如く、電気接続箱を構成するカバー10に大きな開口部10cが設けられた側を上側とする。また、前記上側から前記下側に沿った方向もしくは前記下側から前記上側に沿った方向を上下方向もしくは鉛直方向とし、これと直交する方向を横方向もしくは直角の方向とする。なお、この明細書における「上下」もしくは「鉛直」または「横」もしくは「直角」の定義は、明細書を説明するための便宜上のものとされる。
【0016】
図3において、ロアカバー10の内部構造が分かり易くされるために、図3に示されるロアカバー10は、便宜上、ガイド部17b,17c(図7(a),図10,図11)や、取付部18n(図1,図2,図7(a))が省略されたものとして示されている。また、図8〜図11に示される電気接続箱は、電気接続箱の内部構造が分かり易いものとされるために、ロアカバー10の一部が切り欠かれて示されたものとされている。
【0017】
図8〜図10,図12の如く、この電気接続箱1は、各種電気・電子部品が収容されるカバー10を備えるものとして構成されている。前記カバー10は、これの上側に、前記カバー10を覆う合成樹脂製のアッパカバー(図示せず)が取付けられるものとされている。このカバー10は、前記アッパカバーの下側に位置する合成樹脂製のロアカバー10として用いられる。
【0018】
ロアカバー10の周壁10aに設けられた係止突起状の係止部18p(図1,図7(b),図7(c))と、不図示の前記アッパカバーに設けられた係合孔形状の係合部(図示せず)とが係り合わされることで、前記アッパカバーは、確実にロアカバー10に取付けられる。
【0019】
ロアカバー10は、基壁10bと、周壁10aとを備え、上方に大きな開口部10cが設けられると共に、各種電気・電子部品が収納される収容室15が設けられている。また、ロアカバー10の大きな開口部10cが不図示の前記アッパカバーによって覆われる際に、ロアカバー10を形成する周壁10aの大きな開口部10cの周辺に設けられた鍔10gと、前記アッパカバーとが合わせられることで、ロアカバー10の収容室15内に、大量の水や埃が侵入されるということは防止される。
【0020】
図3,図7(c)〜図10の如く、ロアカバー10の基壁10bおよび傾斜湾曲壁10bは、自動車(図示せず)の取付部位(図示せず)の形状に対応して形成された壁とされている。また、図1および図2の如く、ロアカバー10の周壁10aは、一側壁11bと、この一側壁11bに対向する他側壁12bと、前記一側壁11bと前記他側壁12bとに略直交する方向に設けられたその他の側壁13と、前記その他の側壁13に対向する別の側壁14とを備えるものとして形成されている。
【0021】
図1および図7(b)に示される一側壁11bの内側に、図2,図3,図7(a)の如く、前記一側壁11bと並設された内壁11bが備えられている。また、図5に示される他側壁12bの内側に、図1〜図3,図6,図7(a)の如く、前記他側壁12bと並設された内壁12bが備えられている。
【0022】
また、図3の如く、前記別の側壁14に、略U字状に切欠き形成されたグロメット取付部16が設けられている。このグロメット取付部16にゴム製のグロメット(図示せず)が装着され、前記グロメット内を挿通された各電線(図示せず)に接続される相手側コネクタが、ロアカバー10内のコネクタ、コネクタブロックなどの電気・電子部品に接続される。
【0023】
上記電気・電子部品として、例えば図9および図10の如く、合成樹脂製のリレーブロック本体21に装着されると共に、各配線板90A,90B,90C(図8,図9)に搭載された各種リレー30A,30B,30Cを備えるリレーモジュール20が挙げられる。
【0024】
リレーブロック本体21は、略矩形平板状に形成された基壁22と、この基壁22に立設された周壁23と、前記各種リレー30A,30B,30Cが確実に保持可能とされるために設けられた各隔壁24とを備えるものとして形成されている。前記基壁22と、周壁23と、各隔壁24とにより設けられた各収容部に、前記各種リレー30A,30B,30Cが取付けられる。
【0025】
また、上記電気・電子部品として、図8〜図10の如く、各相手側コネクタ88A,88B,88C,88D,88Eと接続される各コネクタ80A,80B,80C,80D,80Eが挙げられる。
【0026】
また、上記電気・電子部品として、図8〜図10,図12の如く、合成樹脂製のパワーモジュールケース41に装着される金属製のバスバー50を備えたパワーモジュール40が挙げられる。
また、上記電気・電子部品として、前記パワーモジュール40などに備えられるヒューズ(不図示)が挙げられる。
【0027】
また、上記電気・電子部品として、図8〜図10,図12の如く、合成樹脂製のヒュージブルリンクブロック本体101に装着された金属製のバスバー(図示せず)などを備えるヒュージブルリンクブロック100が挙げられる。図8〜図12の如く、ヒュージブルリンクブロック本体101に装着された不図示の金属製バスバーの端部に、略円柱形状をした接続部118が設けられている。
【0028】
また、上記電気・電子部品として、図8〜図10,図12の如く、ケース120に内装された半導体リレー(図示せず)などが挙げられる。前記半導体リレーは、比較的発熱量の多い電気・電子部品とされている。ケース120は、合成樹脂製のケース基体121と、合成樹脂製のケースカバー125とを備えるものとして構成され、内部に前記半導体リレーが備えられたものとされている。
【0029】
図1〜図3,図7の如く、ロアカバー10の側壁11b,12bに、ロアカバー10内へ空気が出入り可能とされる一対の空気流通部11a,12aが備えられている。これにより、電気接続箱1(図8〜図10,図12)のロアカバー10内に流通される空気によって、電気接続箱1の放熱は良好に行われることとなる。
【0030】
図1の如く、一方の空気流通部11aに、ロアカバー10の下方に向けられた通風口11dが設けられている。また、図5の如く、他方の空気流通部12aにも、同じくロアカバー10の下方に向けられた通風口12dが設けられている。これらの通風口11d,12dは、空気取入れ口または空気排出口として機能するものとされている。
【0031】
前記空気流通部11a,12aに、ロアカバー10の下方に向けられた通風口11d,12dが設けられているから、電気接続箱のロアカバー10内に水が流入されるということは防止されることとなる。しかも、空気流通部11a,12aに、通風口11d,12dが設けられているから、電気接続箱を構成するロアカバー10の空気の流通は、確保されることとなる。
【0032】
図1〜図3,図7の如く、ロアカバー10の一側壁11bに備えられた空気流通部11aの上方に、ロアカバー10の収容室15につながる開口部11cが設けられている。また、図1〜図3,図5〜図7の如く、ロアカバー10の他側壁12bに備えられた空気流通部12aの上方に、ロアカバー10の収容室15につながる開口部12cが設けられている。
【0033】
このような開口部11c,12cが空気流通部11a,12aの上方に設けられていれば、空気は、ロアカバー10の外部と、ロアカバー10の収容室15との間を自在に流動できることとなる。従って、電気接続箱の放熱は良好に行われることとなる。また、空気流通部11a,12aの下方に設けられた通風口11d,12dから空気流通部11a,12a内を通り空気流通部11a,12aの上方の開口部11c,12cを経て、ロアカバー10の収容室15に水が流入されるということは避けられることとなる。
【0034】
また、図2〜図4の如く、電気接続箱を構成するロアカバー10の一側壁11bに沿って、一方の空気流通部11aに、上下方向に延長される複数のリブ11r,11sが設けられている。また、図6の如く、前記ロアカバー10の他側壁12bに沿って、他方の空気流通部12aにも、同じく上下方向に延長される複数のリブ12r,12sが設けられている。
【0035】
ロアカバー10の空気流通部11a,12aに、上下方向に延長される複数のリブ11r,11s,12r,12sが並設されているから、ロアカバー10内への水の流入は、複数のリブ11r,11s,12r,12sによって防止されることとなる。
【0036】
このように、上述したトンネル構造の空気流通部11a,12aがロアカバー10に設けられていれば、例えば上記電気接続箱を備える自動車が走行された際に、自動車の走行により発生される風は、ロアカバー10の一方の空気流通部11aから収容部15内を経て他方の空気流通部12aにかけて、ロアカバー10の内部を通り抜けることとなる。従って、図8〜図10,図12の如く、電気接続箱1を構成するロアカバー10内に装着された上記各電気・電子部品は、効率よく冷却されることとなる。また、これと共に、ロアカバー10の内部に装着される上記各種の電気・電子部品が大量の水に曝され、このことから、上記各種の電気・電子部品に電気的な不具合が発生されるということは、未然に回避されることとなる。
【0037】
また、上記複数のリブ11r,11s(図2〜図4),12r,12s(図6)は、放熱フィンとしての役割も果すこととなる。複数のリブ11r,11s,12r,12sを介して、電気接続箱を構成するロアカバー10の内部と外部との熱のやり取りが行われることが考えられる。従って、このような電気接続箱の放熱構造が用いられることにより、電気接続箱の放熱は一層促されるものと期待される。
【0038】
また、複数の前記リブ11r,11s,12r,12sが、ロアカバー10を構成する一対の側壁11b,12bに備えられていれば、ロアカバー10の側壁11b,12bは補強されることとなる。従って、ロアカバー10の機械的強度の向上が図られることとなる。
【0039】
図2および図3の如く、ロアカバー10を形成する一側壁11bの内側に位置する内壁11bの略中間の高さ、即ち、ロアカバー10の内壁11bの略中間部11において、空気流通部11a,12aに設けられた複数の前記リブ11r,11sは、上側リブ11rと、下側リブ11sとに分けられている。図4の如く、各上側リブ11rと、各下側リブ11sとは、横方向にずらされて位置するものとされ、各下側リブ11sの延長線上に各上側リブ11rが位置するものとされていない。
【0040】
詳しく説明すると、各上側リブ11rと、各下側リブ11sとは、リブ11r,11sの長さ方向に対し直角の方向に位置がずらされて設けられており、各下側リブ11s同士の間、もしくは、空気流通部11aを形成する前記下側リブ11sと平行した枠部と、下側リブ11sとの間の鉛直方向真上に、各上側リブ11rが位置するものとされている。図4は、トンネル構造をした空気流通部11aを示す拡大断面図とされる。
【0041】
また、前記一側壁11bと同様に、図6の如く、ロアカバー10を形成する他側壁12bの内側に位置する内壁12bの略中間の高さ、即ち、ロアカバー10の内壁12b の略中間部12において、空気流通部12aに設けられた複数の上記リブ12r,12sは、上側リブ12rと、下側リブ12sとに分けられている。各上側リブ12rと、各下側リブ12sとは、横方向にずらされて位置するものとされ、各下側リブ12sの延長線上に各上側リブ12rが位置するものとされていない。
【0042】
このような構造のものとされていれば、空気流通部11a,12aの下方から下側リブ11s,12sの間を通って電気接続箱のロアカバー10内に侵入しようとする水は、上側リブ11r,12rに当てられることとなる。図4を用いて具体的に説明すると、空気流通部11aの下方から下側リブ11sの間を通って侵入しようとする水は、上側リブ11rの下端部11rに当てられることとなる。
【0043】
これにより、ロアカバー10内に侵入しようとする水は、上側リブ11r,12rと、下側リブ11s,12sとの間に設けられた広間11h,12hを略境に、空気流通部11a,12aの下方へ戻されることとなる。また、勢いのある水がロアカバー10の空気流通部11a,12a内に侵入したとされても、上側リブ11r,12rの下端部11r ,12rに当てられた水は勢いが失われるから、上側リブ11r,12rの略中間部11r(図2〜図4) ,12r(図6) 付近で、重力により、水は下方へ戻されることとなる。従って、電気接続箱のロアカバー10内への水の流入は、略確実に防止されることとなる。このように各リブ11r,11s,12r,12sは、浸水防止用リブ11r,11s,12r,12sとしての役割を果すものとされている。
【0044】
図1および図7の如く、一方の空気流通部11aは、下部が切り欠かれた側壁11bを備えるトンネル構造のものとされている。また、図5の如く、他方の空気流通部12aは、同じく下部が切り欠かれた側壁11b,12bを備えるトンネル構造のものとされている。
【0045】
このようなトンネル構造をした空気流通部11a,12aがロアカバー10に設けられていれば、ロアカバー10の空気流通部11a,12aに水が当てられることがあっても、水は空気流通部11a,12aを形成する側壁11b,12bによって跳ね返されることとなる。従って、電気接続箱のロアカバー10内への水の流入は、防止されることとなる。
【0046】
図1に示される一側壁11bの内側で、図2〜図4の如く、上記リブ11r,11sは、上側リブ11rと、下側リブ11sとに分けられている。上側リブ11rの上端部11rから下端部11rまでの上側リブ11r全体と、下側リブ11sの上端部11sは、図1の如く、一側壁11bよりもロアカバー10の内側に位置するものとされている。また、図1,図7(b),図7(c)の如く、下側リブ11sの下端部11sは、一側壁11bの外に位置するものとされている。
【0047】
また、図5に示される他側壁12bの内側で、図6の如く、上記リブ12r,12sは、上側リブ12rと、下側リブ12sとに分けられている。上側リブ12rの上端部12rから下端部12rまでの上側リブ12r全体と、下側リブ12sの上端部12sは、図5の如く、他側壁12bよりもロアカバー10の内側に位置するものとされている。また、下側リブ12sの下端部12sは、他側壁12bの外に位置するものとされている。
【0048】
このような構造のものとして、上記空気流通部11a,12aが形成されていれば、ロアカバー10の下方からトンネル構造をした空気流通部11a,12aに水が当てられた場合、ロアカバー10の下方に向けられた空気流通部11a,12aの通風口11d,12dから空気流通部11a,12a内へ水が侵入されることがあっても、水の侵入は、下側リブ11s,12sの下端部11s,12sから上端部11s,12sまでの間で止められるか、または、上側リブ11r,12rの下端部11r,12rによって止められるか、または、上側リブ11r,12rの下端部11r,12rから上端部11r,12rまでの間で止められることとなる。
【0049】
従って、ロアカバー10を形成する側壁11b,12bすなわち外壁の下部が切り欠かれ、各リブ11r,11s,12r,12sを備えるトンネル構造をした空気流通部11a,12aがロアカバー10に設けられ、空気流通部11a,12aの通風口11d,12dから下側リブ11s,12sの略下半部が露出され、しかもトンネル構造をした空気流通部11a,12aが電気接続箱を構成するロアカバー10の収容部15と連通された構造のものとされていても、電気接続箱を構成するロアカバー10の収容部15内に水が流入されるといった不具合の発生は、未然に防止されることとなる。
【0050】
図1〜図3,図7から分かるように、一方の空気流通部11aは、ロアカバー10の一側壁11bと、この一側壁11bに連成された内壁11bとを備えるものとして形成されている。また、空気流通部11aを形成する枠部内に、空気が通り抜け可能とされる空気流動部が設けられ、一方の空気流通部11aは、トンネル構造をしたものとされている。
【0051】
また、図1〜図3,図5〜図7から分かるように、他方の空気流通部12aも、ロアカバー10の他側壁12bと、この他側壁12bに連成された内壁12bとを備えるものとして形成されている。また、空気流通部12aを形成する枠部内に、空気が通り抜け可能とされる空気流動部が設けられ、他方の空気流通部12aも、同じくトンネル構造をしたものとされている。
【0052】
図1および図7(b)の如く、ロアカバー10の一方の空気流通部11aに設けられた縦長の一側壁11bは、ロアカバー10に設けられた一方側の内壁11bの上端部11から、この内壁11bに設けられた下側リブ11sの略中間部11sまで延設されている(図1,図2)。
【0053】
また、図5の如く、ロアカバー10の他方の空気流通部12aに設けられた縦長の他側壁12bは、ロアカバー10に設けられた他方の内壁12bの上端部12から、この内壁12bに設けられた下側リブ12sの略中間部12sまで延設されている(図5,図6)。
【0054】
このような形状に空気流通部11a,12aの側壁11b,12bが形成されていれば、ロアカバー10の空気流通部11a,12aに水が当てられることがあっても、水は側壁11b,12bによって跳ね返されることとなる。従って、電気接続箱のロアカバー10内への水の流入は、防止されることとなる。
【0055】
また、ロアカバー10の下方から水が空気流通部11a,12aに当てられた場合、ロアカバー10の下方に向けられた空気流通部11a,12aの通風口11d,12dから空気流通部11a,12a内へ水が侵入されることがあっても、水の侵入は、下側リブ11s,12sの略中間部11s,12sから上端部11s,12sの間で止められる。
【0056】
図2〜図4の如く、ロアカバー10の一方の空気流通部11aにおいて、一方側の内壁11bに設けられた上側リブ11rと、下側リブ11sとの間に、広間11hが設けられている。各下側リブ11sの間を通り抜けた空気は、広間11hを経て各上側リブ11rの間を通り抜けることとなる。また、各上側リブ11rの間を通り抜けた空気は、広間11hを経て各下側リブ11sの間を通り抜けることとなる。従って、ロアカバー10の内壁11bに設けられた各上側リブ11rと、各下側リブ11sとが、各リブ11r,11sの長さ方向に対し直角の方向にずらされて位置するものとされていても、空気の流れが阻害されるということはない。
【0057】
また、図6の如く、ロアカバー10の他方の空気流通部12aにおいて、他方側の内壁12bに設けられた上側リブ12rと、下側リブ12sとの間にも、同じく広間12hが設けられている。各上側リブ12rの間を通り抜けた空気は、広間12hを経て各下側リブ12sの間を通り抜けることとなる。また、各下側リブ12sの間を通り抜けた空気は、広間12hを経て各上側リブ12rの間を通り抜けることとなる。従って、ロアカバー10の内壁12bに設けられた各上側リブ12rと、各下側リブ12sとが、各リブ12r,12sの長さ方向に対し直角の方向にずらされて位置するものとされていても、空気の流れが阻害されるということはない。このようにすることで、電気接続箱の放熱は、空気の流動により良好に行われることとなる。
【0058】
図1および図7(a)の如く、ロアカバー10を形成する一側壁11bの内側に、図2および図3の如く、内壁11bが併設されている。ロアカバー10の一方側の内壁11bに設けられた各上側リブ11rは、ロアカバー10の内壁11bの略中間部11からこの内壁11bの上端部11まで延設されている。また、ロアカバー10の一方側の内壁11bに設けられた各下側リブ11sは、ロアカバー10の内壁11bの略中間部11からこの内壁11bの下端部11まで延設されている。
【0059】
このように縦長の各上側リブ11rと、縦長の各下側リブ11sとが、ロアカバー10の一側壁11bと、これの内側に位置する内壁11bとに設けられていれば、各下側リブ11sの間または各上側リブ11rの間に水が入り込むことがあっても、各下側リブ11sの間または各上側リブ11rの間に働く水の表面張力などにより、水の進行は止められることとなる。平行に隣り合うリブ各11r,11sの間隔は、水の表面張力が十分に発生されるほどの狭い間隔に設定されているから、水の進行は止められ易くなる。従って、ロアカバー10内への水の流入は防止されることとなる。
【0060】
また、ロアカバー10の一側壁11bに対して並設された内壁11bの縦長の各下側リブ11sは、放熱フィンとしての役目も発揮することが考えられる。従って、電気接続箱の放熱性は、少しでも向上されるものと期待される。
【0061】
図5の如く、ロアカバー10を形成する他側壁12bの内側に、図6の如く、内壁12bが併設されている。ロアカバー10の他方側の内壁12bに設けられた各上側リブ12rは、ロアカバー10の内壁12bの略中間部12からこの内壁12b の略上端部12まで延設されている。また、ロアカバー10の他方側の内壁12bに設けられた各下側リブ12sは、ロアカバー10の内壁12bの略中間部12からこの内壁12bの下端部12まで延設されている。従って、上記一側壁と同様の効果が得られる。
【0062】
各リブ11r,11s,12r,12sの間に働く上記水の表面張力などにより、上昇が止められた水は、例えば自動車の振動などにより、各リブ11r,11s,12r,12sの下側に向けて流れ落とされることとなる。
【0063】
電気接続箱の防水性を向上させるために、図1〜図3の如く、縦方向長さの長いリブ11r,11sが設けられた一側壁11bを、例えば自動車(図示せず)のエンジンルームなどの内部において前側に位置するものとさせ、縦方向長さの短いリブ12r,12s(図6)が設けられた他側壁12bを、前記自動車のエンジンルームなどの内部において後側に位置させるとよい。
【0064】
このような向きで電気接続箱が自動車のエンジンルームなどの内部に装着されていれば、例えば雨天の日に自動車が前進走行された際に、自動車のエンジンルームなどの内部に位置するタイヤハウス(図示せず)上に搭載された電気接続箱が、自動車の各アウタパネル(図示せず)の間を通り抜けてきた雨水に曝されることがあっても、ロアカバー10の一側壁11bに設けられた各リブ11r,11s(図2,図3)や、一側壁11b(図1,図7(b))は、縦方向長さが十分に長いものとして形成されているから、ロアカバー10の一側壁11bに備えられた空気流通部11aの通風口11dから空気流通部11aを介してロアカバー10の収容室15内まで雨水が浸入されるということは回避され易くなる。
【0065】
また、このような向きで電気接続箱が自動車のエンジンルームなどの内部に装着されていれば、例えば自動車が走行された際に、ロアカバー10の一方の空気流通部11aから収容部15内を経て他方の空気流通部12aにかけて、自動車の走行により発生される風がロアカバー10の内部を通り抜けることとなる。従って、電気接続箱を構成するロアカバー10内に装着された上記各電気・電子部品は、効率よく空冷されることとなる。
【0066】
図1〜図3,図7,図12の如く、電気接続箱のロアカバー10に設けられた空気流通部11a,12aは、ロアカバー10を形成する一側壁11bと、一側壁11bに対向する他側壁12bとに備えられ、一対の空気流通部11a,12aは、最も離された部分に位置するものとされている。
【0067】
このような配置構造となるように、一対の空気流通部11a,12aが電気接続箱のロアカバー10に設けられていれば、図8〜図10,図12に示される電気接続箱1のロアカバー10内の略全体に亘って空気の対流が発生され、ロアカバー10内の空気は循環され易くなる。従って、電気接続箱1の放熱は、空気の循環により、より良好に行われることとなる。
【0068】
ロアカバー10に対する上記各電気・電子部品の取付けについて説明する。
図9および図10の如く、リレーブロック本体21に取付部28a,28bが設けられている。これらの取付部28a,28bに対応して、図2,図3,図7(a)の如く、ロアカバー10に取付部18a,18bが設けられている。ロアカバー10の取付部18a,18bに、リレーブロック本体21の取付部28a,28b(図9,図10)が合わせられることで、ロアカバー10に、リレーブロック本体21を備えるリレーモジュール20が確実に装着される(図12)。
【0069】
また、ロアカバー10に、カイド部17a(図7(a)),17b(図7(a),図10,図11)が設けられているから、リレーブロック本体21などを備えるリレーモジュール20は、ロアカバー10に対し、容易で迅速にしかも確実に装着されることとなる。
【0070】
また、前記ガイド部17a,17bによって、ロアカバー10に、リレーブロック本体21を備えるリレーモジュール20が支持もしくは保持されるから、不図示の自動車に電気接続箱1が組付けられて電気接続箱1に振動が加えられたとしても、ロアカバー10に対するリレーモジュール20の「ガタ」もしくは「振れ」の発生は、抑えられることとなる。
【0071】
図8の如く、パワーモジュールケース41に取付部48d,48e,48fが設けられている。これらの取付部48d,48e,48fに対応して、図7(a)の如く、ロアカバー10に取付部18d,18e,18fが設けられている。ロアカバー10の取付部18d,18e,18fに、図8に示されるパワーモジュールケース41の取付部48d,48e,48fが合わせられることで、ロアカバー10に対し、パワーモジュールケース41を備えるパワーモジュール40は、着脱自在に確実に装着される(図12)。
【0072】
図8〜図10,図12に示されるパワーモジュールケース41に設けられた各開口部44から、各ヒューズ(図示せず)が、前記各開口部44に続く各収容部43内に着脱自在に挿着される。また、各開口部46から、ほかの各相手側コネクタ(図示せず)などの各部品が、前記各開口部46に続く各収容部45内に着脱自在に挿着される。
【0073】
また、ヒュージブルリンクブロック本体101に取付部108h(図8),108i,108j(図9,図10)が設けられている。これらの取付部108h,108i,108jに対応して、図1,図2,図7(a)の如く、ロアカバー10に取付部18h,18i,18jが設けられている。
【0074】
ロアカバー10の取付部18h,18i,18jに、ヒュージブルリンクブロック本体101の取付部108h,108i,108jが合わせられることで、ロアカバー10に、ヒュージブルリンクブロック本体101を備えるヒュージブルリンクブロック100が確実に装着される(図12)。
【0075】
また、図7,図10,図11の如く、ロアカバー10に、カイド部17cが設けられているから、ロアカバー10に対し、ヒュージブルリンクブロック本体101を備えるヒュージブルリンクブロック100は、容易で迅速にしかも確実に装着されることとなる。
【0076】
また、前記カイド部17cによって、ロアカバー10に、ヒュージブルリンクブロック本体101を備えるヒュージブルリンクブロック100が支持もしくは保持されるから、不図示の自動車に電気接続箱1が組付けられて電気接続箱1に振動が加えられたとしても、ロアカバー10に対するヒュージブルリンクブロック100の「ガタ」もしくは「振れ」の発生は、抑えられることとなる。
【0077】
また、ヒュージブルリンクブロック本体101に設けられた各開口部106(図8〜図10,図12)に、別の各相手側コネクタ(図示せず)などの各部品が差し込まれ、前記各開口部106に続く各収容部105内に、前記別の各相手側コネクタが着脱自在に挿着される。
【0078】
図8および図9の如く、上記半導体リレーを備えるケース120のケースカバー125に取付部128m,128nが設けられている。これらの取付部128m,128nに対応して、図1,図2,図7(a)の如く、ロアカバー10に取付部18m,18nが設けられている。ロアカバー10の取付部18m,18nに、前記ケースカバー125の取付部128m,128n(図8,図9)が合わせられることで、ロアカバー10に対し、前記半導体リレーを備えるケース120は、着脱自在に確実に装着される(図12)。
【0079】
ロアカバー10に突設された各相手用取付部19a,19b,19c(図1,図2,図7,図12)すなわち車両取付部19a,19b,19cが用いられて、自動車の車体にロアカバー10が取付けられる。このように3点の相手用取付部19a,19b,19cが用いられて、ロアカバー10が自動車の車体に固定されることで、例えば自動車の車体に振動などが発生されることがあっても、ロアカバー10は、確実に自動車の車体に固定され続けることとなる。
【0080】
また、使用される車種の形状にもよるが、図8〜図10,図12に示される電気接続箱1が、自動車のタイヤハウスの上側に取付けられる縦型の電気接続箱として用いられると、自動車に設けられたエンジンルームなどの内部のスペースは広く確保されることとなる。従って、自動車に設けられたエンジンルームなどの内部のスペースは、電気接続箱によって狭められることなく有効に使われることとなる。
【0081】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、電気・電子部品が収容されるカバーを備える電気接続箱において、カバーの側壁に、カバー内へ空気が出入り可能とされる空気流通部が備えられているから、電気接続箱のカバー内に流通される空気によって、電気接続箱の放熱は良好に行われることとなる。また、空気流通部に、カバーの下方に向けられた通風口が設けられているから、電気接続箱のカバー内に水が流入されるということは防止されることとなる。しかも、空気流通部に、通風口が設けられているから、電気接続箱を構成するカバーの空気の流通は、確保されることとなる。また、空気流通部に、上下方向に延長される複数のリブが設けられているから、カバー内への水の流入は、複数のリブによって防止されることとなる。
【0082】
請求項2記載の発明によれば、側壁の内側に位置する内壁の略中間の高さにおいて、空気流通部に設けられた複数のリブは、上側リブと、下側リブとに分けられ、上側リブと、下側リブとは、リブの長さ方向に対し直角の方向にずらされて位置するものとされているから、空気流通部の下方から下側リブの間を通って電気接続箱のカバー内に侵入しようとする水は、上側リブに当てられることとなる。これにより、カバー内に侵入しようとする水は、空気流通部の下方へ戻されることとなる。従って、電気接続箱のカバー内への水の流入を確実に防止することができる。
【0083】
請求項3記載の発明によれば、カバーの空気流通部は、下部が切り欠かれた側壁を備えるトンネル構造のものとされ、カバーの側壁内で、複数のリブは、上側リブと、下側リブとに分けられ、上側リブと、下側リブの上端部は、側壁内に位置し、下側リブの下端部は、側壁の外に位置するものとされているから、カバーの下方からトンネル構造をした空気流通部に水が当てられた場合、カバーの下方に向けられた空気流通部の通風口から空気流通部内へ水が侵入されることがあっても、水の侵入は、下側リブの上端部近傍で止められるか、または上側リブにより止められることとなる。
【0084】
請求項4記載の発明によれば、カバーの空気流通部に設けられた複数のリブは、上側リブと、下側リブとに分けられ、上側リブと、下側リブとの間に、広間が設けられているから、各下側リブの間または各上側リブの間を通り抜けた空気は、広間を経て各上側リブの間または各下側リブの間を通り抜けることとなる。従って、空気の流れが阻害されるということはない。これにより、電気接続箱の放熱は、空気の流動により良好に行われることとなる。
【0085】
請求項5記載の発明によれば、カバーを形成する側壁の内側に内壁が設けられ、複数のリブは、複数の上側リブと、複数の下側リブとに分けられ、各上側リブは、カバーの内壁の略中央部から上端部まで延設され、各下側リブは、カバーの内壁の略中央部から下端部まで延設されているから、カバーの内壁に設けられた各下側リブの間または各上側リブの間に水が入り込むことがあっても、各リブ間に働く水の表面張力などにより、水の進行は止められることとなる。従って、カバー内への水の流入は防止されることとなる。
【0086】
請求項6記載の発明によれば、カバーの空気流通部は、カバーを形成する一側壁と、一側壁に対向する他側壁とに備えられているから、電気接続箱のカバー内の略全体に亘って、カバー内の空気は循環され易くなる。従って、電気接続箱の放熱は、空気の循環により、より良好に行われることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱のカバーの一実施形態を示す斜視図である。
【図2】同じく電気接続箱のカバーの空気流通部において一部切り欠かれた状態を示す説明図である。
【図3】同じく電気接続箱におけるカバーの空気流通部およびカバーの内部を示す説明図である。
【図4】図2および図3のA部を示す説明図である。
【図5】電気接続箱のカバーにおける他の空気流通部を示す拡大斜視図である。
【図6】同じく電気接続箱のカバーにおける他の空気流通部において一部切り欠かれた状態を示す拡大説明図である。
【図7】電気接続箱のカバーを示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
【図8】電気・電子部品が備えられた電気接続箱における一部切り欠かれた状態を示す説明図である。
【図9】同じく電気・電子部品が備えられた電気接続箱における一部切り欠かれた状態を示す説明図である。
【図10】同じく電気・電子部品が備えられた電気接続箱における一部切り欠かれた状態を示す説明図である。
【図11】図10のB部を示す拡大斜視図である。
【図12】電気・電子部品が備えられた電気接続箱を示す平面図である。
【図13】従来の電気接続箱の一形態を示し、(a)はケースの一部が切り欠かれた状態を示す分解斜視図、(b)は部分断面図である。
【符号の説明】
1 電気接続箱
10 ロアカバー(カバー)
11,12 上端部
11,12 中間部
11,12 下端部
11a 一方の空気流通部(空気流通部)
11b 一側壁(側壁)
11b 一方側の内壁(内壁)
11c,12c 開口部
11d,12d 通風口
11r,12r 上側リブ(リブ)
11s,12s 下側リブ(リブ)
11s,12s 上端部
11s,12s 中間部
11s,12s 下端部
12a 他方の空気流通部(空気流通部)
12b 他側壁(側壁)
12b 他方側の内壁(内壁)
15 収容室(収容部)




 

 


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