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発明の名称 間接照明器具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2004−55304(P2004−55304A)
公開日 平成16年2月19日(2004.2.19)
出願番号 特願2002−210170(P2002−210170)
出願日 平成14年7月18日(2002.7.18)
代理人
発明者 河野 研一 / 加藤 明男
要約 課題
施工面への取付位置の周辺を明るく照明することができる間接照明器具を提供する。

解決手段
壁面のような施工面Wに一対の支持台4を介して器具本体2が支持される。器具本体2における施工面Wとの対向面に直管形の蛍光ランプであるランプ1が配置される。器具本体2に対してランプ1とは反対側には板状の配光制御部材3が取り付けられる。
特許請求の範囲
【請求項1】
管形のランプと、ランプを施工面に対向させた形で保持するとともにランプに対して施工面とは反対側に位置する器具本体と、ランプの長手方向における器具本体の両端部と施工面との間に介装され器具本体を施工面から離間する形で支持する支持台とから成ることを特徴とする間接照明器具。
【請求項2】
前記支持台の前記施工面からの突出寸法は、前記ランプと施工面との間の距離が30〜100mmになるように設定されていることを特徴とする請求項1記載の間接照明器具。
【請求項3】
前記支持台が金属材料により形成されていることを特徴とする請求項1記載の間接照明器具。
【請求項4】
前記ランプは直管形の放電ランプであることを特徴とする請求項1記載の間接照明器具。
【請求項5】
前記器具本体においてランプと反対側に取り付けられ前記ランプから放射された直接光を遮る板状の配光制御部材と、ランプの長手方向における配光制御部材の両端部の一面側に突設され器具本体の一部に重複する一対の取付片と、器具本体と各取付片との間にそれぞれ介在して器具本体と各取付片との間の距離を各別に調節可能とする一対のスペーサとを具備することを特徴とする請求項1記載の間接照明器具。
【請求項6】
前記取付片は前記器具本体における前記ランプの長手方向に沿った一面に重複する形で前記配光制御部材に突設され、前記器具本体と前記取付片との一方を通して他方に螺合する固定ねじが各スペーサの近傍に配置されるとともに、器具本体と取付片との前記一方において固定ねじが挿通される部位にはランプの長手方向に沿った長孔状のねじ挿通孔が貫設されていることを特徴とする請求項5記載の間接照明器具。
【請求項7】
前記配光制御部材に対して前記ランプの長手方向にスライド可能に結合された取付具を備え、前記取付片が取付具に突設されていることを特徴とする請求項5または請求項6記載の間接照明器具。
【請求項8】
前記配光制御部材は矩形板状であって、複数個の配光制御部材が前記ランプの長手方向における端縁同士を互いに密接させる形で複数個の前記器具本体が前記ランプの長手方向に沿って連設されて成ることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載の間接照明器具。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ランプから放射された直接光を壁面や天井面などに照射し、その反射光を用いて照明空間を照明するようんした間接照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から提供されているこの種の間接照明器具として、図11に示すように、壁面のような施工面Wにランプ1を保持する器具本体2を固定し、ランプ1からの直接光が照明空間に照射されないようにランプ1と照明空間との間に遮光部材5を配置したものがある。図示する間接照明器具は、ランプ1からの直接光を壁面や天井面に照射し、壁面ないし天井面からの反射光によって照明空間を照明するものである。図11に示す間接照明器具は、ランプ1として2本の直管形蛍光ランプを用いるものであり、ランプ1の側方および下方を遮光部材5で覆う構成であって、ランプ1からの直接光は主として壁面上方および天井面に照射される構成になっている。つまり、施工面Wとランプ1との間に器具本体2が存在するから、施工面Wのうち図11に示す領域D1にはランプ1からの直接光を照射することができず暗くなるという問題がある。
【0003】
一方、間接照明器具としては、図12に示す構成も知られている。この構成では遮光部材5に代えてランプ1からの光を反射する板状の配光制御部材3を用いており、一端部を施工面Wに固定した支持台4の他端部に配光制御部材3を取り付けることにより、配光制御部材3を施工面Wに対向する形で配置してある。すなわち、ランプ1を挟んで器具本体2と配光制御部材3とが互いに反対側に配置されている。この構成では、配光制御部材3によってランプ1からの光を施工面Wに反射するから、器具本体1の近傍部材に光を照射することが可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図12に示した構成であっても図11に示した構成と同様に、ランプ1から施工面Wへの直接光は器具本体2よって遮られるから、図12における領域D2にはランプ1からの直接光を照射することはできない。したがって、領域D2に照射される光量を増加させて領域D2を明るくするには配光制御部材3の面積を大きくすることが要求され、結果的に大型化するという問題が生じる。
【0005】
ところで、図12に示す構成の間接照明器具は、図13のように複数個を連設して使用する場合がある。配光制御部材3は器具本体1に対してランプ1の長手方向においてスライド可能に取り付けられ、図13のように複数個の間接照明器具を連設したときに、配光制御部材3の位置を調節することによって隣接する配光制御部材3の間に隙間が生じるのを防止できるようにしてある。
【0006】
ただし、配光制御部材3は器具本体2に対してランプ1の長手方向にしか位置調節ができないものであるから、器具本体2を施工面Wに取り付ける際に器具本体2の取付位置にずれがあると、配光制御部材3を整列させることができないという問題が生じる。たとえば、隣接する器具本体2の長手方向に沿った中心線がずれていると、図14(a)のように隣接する配光制御部材3の間に段差が生じて見映えが悪くなり、また隣接する器具本体2の長手方向に沿った中心線が互いに傾斜していると、図14(b)のように隣接する配光制御部材3の間に隙間が生じランプ1からの直接光が漏れるという問題が生じる。
【0007】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その主な目的は、施工面への取付位置の周辺を明るく照明することができる間接照明器具を提供することであり、他の目的は複数個を連設した場合に取付誤差があっても配光制御部材を見映えよく整列させることが可能な間接照明器具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、管形のランプと、ランプを施工面に対向させた形で保持するとともにランプに対して施工面とは反対側に位置する器具本体と、ランプの長手方向における器具本体の両端部と施工面との間に介装され器具本体を施工面から離間する形で支持する支持台とから成ることを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記支持台の前記施工面からの突出寸法は、前記ランプと施工面との間の距離が30〜100mmになるように設定されていることを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記支持台が金属材料により形成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記ランプは直管形の放電ランプであることを特徴とする。
【0012】
請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記器具本体においてランプと反対側に取り付けられ前記ランプから放射された直接光を遮る板状の配光制御部材と、ランプの長手方向における配光制御部材の両端部の一面側に突設され器具本体の一部に重複する一対の取付片と、器具本体と各取付片との間にそれぞれ介在して器具本体と各取付片との間の距離を各別に調節可能とする一対のスペーサとを具備することを特徴とする。
【0013】
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記取付片は前記器具本体における前記ランプの長手方向に沿った一面に重複する形で前記配光制御部材に突設され、前記器具本体と前記取付片との一方を通して他方に螺合する固定ねじが各スペーサの近傍に配置されるとともに、器具本体と取付片との前記一方において固定ねじが挿通される部位にはランプの長手方向に沿った長孔状のねじ挿通孔が貫設されていることを特徴とする。
【0014】
請求項7の発明は、請求項5または請求項6の発明において、前記配光制御部材に対して前記ランプの長手方向にスライド可能に結合された取付具を備え、前記取付片が取付具に突設されていることを特徴とする。
【0015】
請求項8の発明は、請求項5ないし請求項7のいずれか1項の発明において、前記配光制御部材は矩形板状であって、複数個の配光制御部材が前記ランプの長手方向における端縁同士を互いに密接させる形で複数個の前記器具本体が前記ランプの長手方向に沿って連設されて成ることを特徴とする。
【0016】
なお、請求項1における管形のランプとは、請求項4として示した直管形の放電ランプだけではなく、並設した複数本の直管により1つの放電路を形成した、いわゆるコンパクト形蛍光ランプなど、全体として直線状に形成されたランプであれば構成はとくに問わない。また、請求項5におけるスペーサの形状は以下に説明する実施形態の形状に限定されるものではなく、器具本体と取付片との間の距離を調節可能とする形状であれば、たとえば器具本体に立設したねじに2個のナットを螺合させ、両ナット間に取付片を挟持する形式なども採用することが可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】
本実施形態に示す間接照明器具は、図1に示すように、ランプ1として直管形の蛍光ランプ(放電ランプ)を用いるものであって、金属板により形成した器具本体2に保持される。すなわち、器具本体2は後述する施工面Wに対向する細長矩形状の主片21を有し、主片21の上下両端縁には施工面Wから離れる向きに上片22および下片23がそれぞれ延設される。さらに、上片22および下片23の先端縁には互いに近付く向きにリップ片24,25が延設され、器具本体2は全体として断面C字状に形成されている。主片21と上片22と下片23とに囲まれた空間には電子式安定器などの点灯装置が収納される。主片21の長手方向の両端部にはそれぞれソケット26が取り付けられ、両ソケット26によってランプ1が保持されるとともに点灯装置に電気的に接続される。なお、本実施形態では施工面Wを壁面と想定する。
【0018】
器具本体2の両端部にはそれぞれ支持台4の一端部が結合され、支持台4の他端部は施工面Wに固定される。支持台4は器具本体2などの重量に耐えるように金属板により角柱状に形成され、支持台4の軸方向における一端部の側壁には、支持台4に器具本体2を結合したときに器具本体2の長手方向の両端面に連通するコ字状の切欠窓41が形成されている。切欠窓41の開口縁のうち施工面Wに沿う部位には一対の舌片42が突設され、器具本体2における主片21の長手方向の端部を舌片42に重ね合わせるとともに、器具本体2を通して2本の本体固定ねじ43を各舌片42に螺合させることによって、器具本体2が支持台4に結合される。なお、図示例では左側の支持台4に対する本体固定ねじ43のみを示しているが、右側の支持台4に対しても本体固定ねじ43を設けるのは言うまでもない。また、支持台4の他端部の開口内には図示しない2個の取付片が設けられ、各取付片を通してそれぞれ取付ねじ44を施工面Wに螺入することによって支持台4が施工面Wに固定される。上述のように器具本体2の長手方向の両端面と支持台4の切欠窓41とは連通しているから、施工面Wから引き出され器具本体2に設けた点灯装置に接続される電源線Lpを支持台4の内部に通し、さらに切欠窓41から器具本体2において点灯装置を収納した空間に導くことができる。
【0019】
ところで、器具本体2は主片21が施工面Wに対向するとともにランプ1を施工面Wから離間させた形で配置される。ここに、器具本体2を施工面Wに対して固定した状態でランプ1の交換を可能とするために、施工面Wとランプ1との間隔は30mm以上に設定される。また、ランプ1から放射された直接光による施工面Wの明るさを維持しながら直接光の照射範囲に広がりを持たせるために、施工面Wとランプ1との間隔は100mm以下に設定される。要するに、施工面Wとランプ1との間隔が30〜100mmの範囲になるように、施工面Wに対する支持台4の突出寸法が設定される。
【0020】
器具本体2には配光制御部材3が取り付けられる。本実施形態では配光制御部材3として金属により矩形板状に形成した遮光板を用いており、配光制御部材3は器具本体2に対して施工面Wと反対側において施工面Wに対向する形で配置される。配光制御部材3は、図2に示すように、左右方向に長い矩形状の主板31を有し、主板31の上下両端部は主板31の厚み方向の一面側に断面コ字状となるように折り返された形状に形成されている。つまり、主板31の上下両端部には主板31の厚み方向の一面側において上下に対向するスライド溝32がそれぞれ形成される。
【0021】
スライド溝32には取付具33の上下両端部が装着される。取付具33は矩形板状のスライド板34を有し、スライド板34の上下両端部がスライド溝32に嵌入され、したがって配光制御部材3と取付具33とは配光制御部材3の長手方向において相対的にスライド可能になる。スライド板34の下部にはスライド板34を貫通する止めねじ35が螺合しており、止めねじ35を締め付け配光制御部材3の主板31を止めねじ35の先端部で押圧することによって、取付具33に対する配光制御部材3のスライドを禁止することが可能になる。ここにおいて、スライド板34において止めねじ35を螺入させる部位には、図4に示すように、スライド板34に対して斜めに突出するねじ受け片35aを設けておくのが望ましい。スライド板34の厚み方向の一面には、器具本体2の上片22の上に重なる取付片36と、器具本体2の下片23の先端縁に設けたリップ片25に噛み合う断面逆L字状の係止片37とが突設される。取付片36および係止片37はスライド板34の一部を切り起こした形で形成されている。係止片37は器具本体2の下端部のがたつきを防止するために設けられており、図4に示すように、スライド板34と係止片37との間にリップ片25が隙間なく挿入されるように寸法が設定されている。取付具33は器具本体2の長手方向の両端部に対応する部位、言い換えると配光制御部材3の長手方向の両端部に対応する部位に設けられる。
【0022】
取付片36には、取付具33に対する配光制御部材3のスライド方向において取付片36を貫通するねじ挿通孔36aおよび調節孔36bが並設される。ねじ挿通孔36aおよび調節孔36bは、いずれも取付具33に対する配光制御部材3のスライド方向において長い長孔状に形成される。ねじ挿通孔36aには器具本体2の上片22に螺合する固定ねじ38が挿通される。つまり、ねじ挿通孔36aの長さ範囲において、取付具33は器具本体2に対して相対的に移動可能になる。また、器具本体2の上片22において調節孔36bに対応する部位には、鍔頭ねじあるいは座付きねじと称するねじを用いたスペーサ39が螺合しており、図3のように、取付片36を器具本体2の上片22に重ね、ねじ挿通孔36aに挿通した固定ねじ38を器具本体2の上片22に螺合させたときにスペーサ39の頭部に設けた鍔部が調節孔36bの周部に当接するように、鍔部の直径に対して調節孔36bの幅寸法は小さく設定されている。つまり、器具本体2に対するスペーサ39の螺合量に応じて器具本体2の上片22と取付片36との距離が調節可能になっている。その結果、器具本体2に対するスペーサ39の螺合量を調節することにより、器具本体2に対して取付具33の上下方向の相対位置が調節可能になる。器具本体2に対する取付具33の上下方向の相対位置を実際に調節する際には、固定ねじ38を緩めておき、スペーサ39の器具本体2に対する螺合量を調節した後に、固定ねじ38を締め付けることになる。ここに、上述したリップ片25と係止片37とは、器具本体2に対して取付具33が上下に移動可能となるように相対位置が設定されている。
【0023】
上述したように、固定ねじ38はねじ挿通孔36aの長さ範囲内で移動するから、スペーサ39も取付片36に対して相対的に移動するのであって、固定ねじ38がねじ挿通孔36aの長さ範囲のどこに位置していてもスペーサ39が調節孔36bの範囲内に位置するように、調節孔36bの長さ寸法はねじ挿通孔36aの長さ寸法と同程度に設定される。したがって、器具本体2に対する取付具33の可動範囲のどの位置であっても、調節孔36bにドライバのような工具を挿入してスペーサ39の器具本体2に対する螺合量を調節することが可能になる。
【0024】
以上説明したように、器具本体2と施工面Wとの間にランプ1が配置されているから、図5に示すように、ランプ1からの直接光を施工面Wに照射することができ(図5における矢印は光の放射を示す)、施工面Wにおいて配光制御部材3に対向する部位付近では従来構成に比較すると光量が増加して明るくなる。しかも、上述のようにランプ1と施工面Wとの距離は30〜100mmであって、ランプ1の交換に必要な距離は保ちながらも施工面Wからの突出寸法を比較的小さくし、さらにはランプ1から施工面Wに対して十分な広がりをもって光を照射することができ、施工面Wを比較的広い範囲で明るくすることができる。また、配光制御部材3は照明空間からランプ1が直視されない大きさがあればよく、施工面Wへの配光にはほとんど寄与しないから、配光制御部材3の面積は小さくすることができ、結果的に全体としての小型化が可能になる。
【0025】
さらに、上述のように、取付具33は器具本体2に対して固定ねじ38によって結合され、取付具33は固定ねじ38に対して長孔状のねじ挿通孔36aの範囲で移動可能であるから、取付具33に取り付けられる配光制御部材3は器具本体2に対してねじ挿通孔36aの長さ範囲において器具本体2の長手方向に移動可能になる。しかも、取付具33に対して配光制御部材3がスライド自在に取り付けられているから、このことによっても配光制御部材3は器具本体2に対して器具本体2の長手方向に移動可能になる。さらに、器具本体2の長手方向の両端部において取付具33の取付片36と器具本体2の上片22との距離をスペーサ39により各別に調節することができるから、器具本体2に対する配光制御部材3の上下方向の相対位置をスペーサ39の長さ調節範囲で調節可能であり、かつ両スペーサ39の長さ寸法(器具本体2に対する螺合量)を調節することによって器具本体2の長手方向に沿った中心線に対する配光制御部材3の長手方向に沿った中心線の傾き角度を調節することが可能になる。
【0026】
ところで、上述の構成例では施工面Wに対して1個の器具本体2を単独で使用する例を示したが、本実施形態は、図6のように、複数個の器具本体2を器具本体2の長手方向に並べることによって、一連の長尺の間接照明器具として使用することも可能である。このような構成を採用する場合には、両端の器具本体2については、上述した支持台4を用いて支持するが、隣接する器具本体2の連結部では異なる形状の支持台4aを用いる。すなわち、支持台4は器具本体2を支持しかつ電源線Lpを通すために断面正方形状である角筒状に形成されているのに対して、支持台4aは電源線Lpを通す必要がないから、器具本体2の長手方向における幅寸法の小さい角筒状に形成されている。つまり、支持台4aは器具本体2の長手方向の端面を近接させた形で結合する。さらに、支持台4aには器具本体2の長手方向の端部を下から支持する受け片4bが延設される。なお、図6においては3個の器具本体2を連設した例を示しているが、器具本体2を連設する際の個数についてはとくに制限はない。
【0027】
図6のように、器具本体2を連設した場合に、隣接する配光制御部材3の間に隙間が生じたり、配光制御部材3が一直線上に並んでいなければ見映えが悪くなる。本実施形態の構成では、図7(a)のように隣合う器具本体2の長手方向に沿った中心線が一直線上に位置している場合には、器具本体2に対する配光制御部材3の長手方向の位置調節によって隣り合う配光制御部材3を隙間なく連設することが可能になる。ただし、一対の配光制御部材3を密接させることができたとしても配光制御部材3の端縁間に微小な隙間が形成される可能性があり、この部位から光が漏れる可能性があるから、隣接する一対の配光制御部材3の端部間に跨るように、平板状の連結部材6(図6参照)を設けておくのが望ましい。連結部材6を配光制御部材3に取り付けるには、連結部材6の上下両端部をそれぞれスライド溝32に嵌合させればよい。
【0028】
また、器具本体2の施工状態によっては、図7(b)のように、隣合う器具本体2の長手方向に沿った中心線は平行になるものの、器具本体2の位置が上下にずれることがある。このような場合にはスペーサ39の調節によって器具本体2に対する配光制御部材3の上下位置を調節することで、配光制御部材3の長手方向に沿った中心線を一直線上に配置することが可能になり、外観を損なわずに配光制御部材3を配列することが可能になる。なお、図7(b)は上下の位置ずれを強調するように記載しているが、実際には隣合う器具本体2は支持台4aに連結されて上下位置がある程度規制されるから、上下の位置ずれの程度は比較的小さく、スペーサ39をわずかに調節する程度で配光制御部材3の上下の位置ずれを解消することができる。
【0029】
さらに、器具本体2の施工状態によっては、図7(c)のように、隣合う器具本体2の長手方向に沿った中心線が互いに傾斜する場合もある。このような場合には各器具本体2に対応する各一対のスペーサ39を調節することによって、器具本体2の長手方向に沿った中心線に対して、配光制御部材3の長手方向に沿った中心線の傾き角度を調節することが可能であり、結果的に隣合う配光制御部材3について長手方向に沿った中心線が一致するように配置することが可能になる。
【0030】
また、図8(a)に示すように、配光制御部材3の端部が壁面などの障害物Xに重複するおそれがあるときには、固定ねじ38を緩めてねじ挿通孔36aの範囲で配光制御部材3を器具本体2に対して移動させるか、あるいは取付具33に対して配光制御部材3を移動させれば、図8(b)のように、障害物Xを避けて配光制御部材3を配置することが可能になる。
【0031】
なお、上述した構成例ではランプ1から放射された光が施工面Wに対して均等に照射されているが、施工面Wに照射する配光を制御する場合には、図9に示すように、器具本体2の主片21に反射板7を取り付ければよい。本実施形態の構成では施工面Wとランプ1との距離とは無関係に反射板7とランプ1との距離を規定することができ、しかもランプ1に近接して反射板7を設けることができるから、小面積の反射板7によって多数の光束を制御することができ、小型の反射板7で効率よく反射光の配光を制御することができる。また、反射板7にはランプ1からの光以外の不要光がほとんど入射しないから、反射光の配光を精度よく制御することができる。さらに、上述の構成例では器具本体2に1灯のランプ1を設ける例を示したが、図10に示すように、2灯のランプ1を1つの器具本体2に設けてもよく、さらに多数本のランプ1を器具本体2に設けてもよい。
【0032】
【発明の効果】
請求項1の発明は、管形のランプと、ランプを施工面に対向させた形で保持するとともにランプに対して施工面とは反対側に位置する器具本体と、ランプの長手方向における器具本体の両端部と施工面との間に介装され器具本体を施工面から離間する形で支持する支持台とにより構成されたものであり、器具本体と施工面との間にランプが設けられ、ランプからの直接光が施工面に照射されるから、従来構成のようにランプと施工面との間に器具本体等の障害物が存在していた従来構成に比較すると、施工面に対する取付部材の近傍部位の明るさを向上させることができるという利点がある。また、ランプからの直接光を施工面に照射するから、配光の制御は補助的に行えばよく、大型の配光制御部材が不要であるから全体として小型化が可能になる。
【0033】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記支持台の前記施工面からの突出寸法は、前記ランプと施工面との間の距離が30〜100mmになるように設定されているので、ランプの交換が可能な程度の隙間を確保しながらも、施工面に対するランプからの直接光の照射範囲を比較的広くとることができる。
【0034】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記支持台が金属材料により形成されているので、ランプを保持した器具本体と配光制御部材とを支持可能な程度の強度を確保することができる。
【0035】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記ランプは直管形の放電ランプであるから、放電ランプの長手方向に複数台を配列することで長尺の照明器具を得ることが可能になる。
【0036】
請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記器具本体においてランプと反対側に取り付けられ前記ランプから放射された直接光を遮る板状の配光制御部材と、ランプの長手方向における配光制御部材の両端部の一面側に突設され器具本体の一部に重複する一対の取付片と、器具本体と各取付片との間にそれぞれ介在して器具本体と各取付片との間の距離を各別に調節可能とする一対のスペーサとを具備するものであり、器具本体と取付片との距離が調節可能な方向において、配光制御部材の器具本体に対する位置を調節することができるとともに、器具本体と各取付片との距離を異ならせることによって、器具本体に対する配光制御部材の傾き角度も調節可能になる。
【0037】
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記取付片は前記器具本体における前記ランプの長手方向に沿った一面に重複する形で前記配光制御部材に突設され、前記器具本体と前記取付片との一方を通して他方に螺合する固定ねじが各スペーサの近傍に配置されるとともに、器具本体と取付片との前記一方において固定ねじが挿通される部位にはランプの長手方向に沿った長孔状のねじ挿通孔が貫設されているものであり、ねじ挿通孔の長さ範囲内において器具本体に対する配光制御部材の位置調節が可能であり、たとえば施工面の近傍において配光制御部材に対する障害物があったとしても配光制御部材の位置をランプの長手方向において移動させることで、障害物を避けて配光制御部材を配置することが可能になる。
【0038】
請求項7の発明は、請求項5または請求項6の発明において、前記配光制御部材に対して前記ランプの長手方向にスライド可能に結合された取付具を備え、前記取付片が取付具に突設されているものであり、取付具に対して配光制御部材がスライド可能である範囲において、器具本体と配光制御部材との相対位置を調節することができる。
【0039】
請求項8の発明は、請求項5ないし請求項7のいずれか1項の発明において、前記配光制御部材は矩形板状であって、複数個の配光制御部材が前記ランプの長手方向における端縁同士を互いに密接させる形で複数個の前記器具本体が前記ランプの長手方向に沿って連設されているものであり、器具本体を連設したときに施工面に対する器具本体の取付位置にずれが生じても、配光制御部材の器具本体に対する位置調節が可能であることによって、配光制御部材を整列させることが可能であり、結果的に見映えよく施工することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】同上の要部分解斜視図である。
【図3】同上の要部斜視図である。
【図4】同上の断面図である。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】同上の他の使用例を示す分解斜視図である。
【図7】同上の動作説明図である。
【図8】同上の動作説明図である。
【図9】同上の他の構成例を示す断面図である。
【図10】同上のさらに他の構成例を示す断面図である。
【図11】従来例を示す断面図である。
【図12】他の従来例を示す断面図である。
【図13】同上の概略斜視図である。
【図14】同上の問題点を示す図である。
【符号の説明】
1 ランプ
2 器具本体
3 配光制御部材
4 支持台
33 取付具
36 取付片
36a ねじ挿通孔
38 固定ねじ
39 スペーサ
W 施工面




 

 


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