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発明の名称 折り畳み式椅子
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2004−242976(P2004−242976A)
公開日 平成16年9月2日(2004.9.2)
出願番号 特願2003−37615(P2003−37615)
出願日 平成15年2月17日(2003.2.17)
代理人
発明者 中野 知明
要約 課題
本発明の目的は、利用者が姿勢を保持する為に十分な大きさでありながら、利用者の負担が少なく、安全に操作でき、収納時の見栄えも良く、しかも安価に製作する場合に好適な折り畳み式椅子を提供することにある。

解決手段
本発明では、座板、前板、背板および連結板が略平行リンクを形成し、前板と連結板を回動可能に連結した回転軸Aと背板と連結板を回動可能に連結した回転軸Bの両方またはどちらか一方にねじりコイルばねが設けられ、前記回転軸が前記ねじりコイルばねの内側を通過するように配置されたことを特徴とする折り畳み式椅子を提供する。
特許請求の範囲
【請求項1】
座る人の臀部を支える座板と、座板の前方に位置し、使用時には座板と略直角となり座板を支え、収納時には折り畳まれ座板と略平行になり、座板の前方に位置する前板と、座板の後方に位置し、前板と常時略平行で、使用時には座板と略直角となる背板と、前板と背板を連結し、座板と常時略平行で、使用時には前板及び背板に略直角で、収納時には前板及び背板に略平行になる連結板から成り、背板が建築躯体に固定された折り畳み式椅子において、座板、前板、背板および連結板が略平行リンクを形成し、前板と連結板を回動可能に連結した回転軸Aと背板と連結板を回動可能に連結した回転軸Bの両方またはどちらか一方にねじりコイルばねが設けられ、前記回転軸が前記ねじりコイルばねの内側を通過するように配置されたことを特徴とする折り畳み式椅子。
【請求項2】
前板および背板に床との不陸調整用のアジャスタ−を設けたことを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式椅子。
【請求項3】
座板、前板、背板、連結板が耐湿性の合板から構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の折り畳み式椅子。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用時に引き出して腰掛け、収納時には折り畳んで邪魔にならないように収納する折り畳み式椅子に係り、特に玄関や脱衣所に設置し利用者が姿勢を保持する為に好適な折り畳み式椅子に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来の折り畳み式椅子は、座る人の臀部を受ける座板と、使用時に座板の前側を支え収納時に折畳まれ座板の前方に位置される前板と、座板,前板を引出し、折畳み可能に連結して収納室の取付面に支持するリンク部材とを備えた折り畳み椅子において、リンク部材は座板の下面と前板の後面と収納室の取付面とにそれぞれ当接される取付ブラケットを有して組立て、リンク部材は前板の取付ブラケットに配設される連結軸と背板の取付ブラケットに配設される支軸との間に引張付勢されたばね材が連結されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−386
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の折り畳み式椅子では、利用者が折り畳み椅子を使用する際に収納状態から展開状態へ移行する際の操作や、展開状態から収納状態に移行する際の操作の時に、折り畳み式椅子の自重が利用者の負担にならないように前板の取付ブラケットに配設される連結軸と背板の取付ブラケットに配設される支軸との間に引張付勢されたばね材が連結されている。該ばね材による付勢力は、特に利用者が姿勢を保持する為に十分な大きさの椅子を提供する場合、部材のサイズが大きくなるに従い、折り畳み式椅子の自重が増加し操作力が増大するため、利用者の負担を軽減するのに不可欠な要素である。また使用中に、利用者が折り畳み椅子の操作の途中で手を滑らせた場合、該ばね材の付勢力がないと、折り畳み式椅子が急激に展開し前板が利用者の足の甲の上に衝突して危険であるが、該ばね材があれば、折り畳み式椅子が急激に展開することがないので、該ばね材は、利用者の安全を確保する為にも不可欠な要素である。一方、折り畳み式椅子は利用者が購入し易いように安価に製作する必要がある。しかしながら、従来の技術では引張付勢されたばね材が取付ブラケットに配設されている為、取付ブラケットやこれらの部品で構成されているリンク部材がないと引張付勢されたばね材を配設することができない。また、収納状態では引張付勢されたばね材やリンク部材が露出し見栄えが悪くなるので、これを隠す為の収納室が必要となり製作費が高くなる。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、利用者が姿勢を保持する為に十分な大きさでありながら、利用者の負担が少なく、安全に操作でき、収納時の見栄えも良く、しかも安価に製作する場合に好適な折り畳み式椅子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、座る人の臀部を支える座板と、座板の前方に位置し、使用時には展開して座板と略直角となり座板を支え、収納時には折り畳まれ座板と略平行になり、座板の前方に位置する前板と、座板の後方に位置し、前板と収納時においても展開時においても常時略平行で、使用時に展開した場合には座板と略直角となる背板と、前板と背板とを連結し、座板と常時略平行で、使用時には前板及び背板に略直角で、収納時には前板及び背板に略平行になる連結板から成る折り畳み式椅子において、座板、前板、背板および連結板が略平行リンクを形成し、前板と連結板を回動可能に連結した回転軸Aと背板と連結板を回動可能に連結した回転軸Bの両方またはどちらか一方にねじりコイルばねが設けられ、前記回転軸が前記ねじりコイルばねの内側を通過するように配置されたことを特徴とする折り畳み式椅子を提供する。
【0006】
本発明によれば、ねじりコイルばねをリンクの回転軸部分に配設することにより、ばねが外部に露出することが無い為、機構部を隠蔽する為の収納室を設ける必要がない。また、ばねを取り付ける為の部材も特に必要が無い為、安価に製作可能で、収納時の見栄えも良い。
【0007】
請求項2は、前板および背板に床との不陸調整用のアジャスタ−を設けたことを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式椅子なので、特に玄関に前記折り畳み式椅子を設置する際に、凹凸のある床面に対しても座板が水平に取り付けることができる。
【0008】
請求項3は、座板、前板、背板、連結板が耐湿性の合板から構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の折り畳み式椅子なので、特に脱衣所に前記折り畳み式椅子を設置する際に、材質が耐湿材でできているため多少の湿気に対しても合板が腐ることは無い。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を説明すると、図1は本発明の実施の形態で使用状態を示す側面図、図2は本発明の実施の形態で使用状態を示す正面図、図3は本実施の形態で使用状態を示す斜視図、図4は本発明の実施の形態で収納状態を示す側面図、図5は本発明の実施の形態で収納状態を示す正面図、図6は本発明の実施の形態で収納状態を示す斜視図、図7は背板4の構成を示す斜視図、図8はねじりコイルばねを隠蔽する構成を示す斜視図、図9は回転軸部分の凹形状を示す断面図、図10はアジャスター20の詳細を示す正面図である。
【0010】
該折り畳み式椅子を例えば家の玄関に設置する場合には、木ねじ19を用いて壁に取り付ける(図1参照)。
【0011】
座板1は前板2及び背板4と丁番5、丁番6により回動可能に連結されている(図1参照)。
【0012】
前板2には取っ手13がねじで固定されている(図1参照)。
【0013】
利用者は折り畳み式椅子が収納状態の時は該取っ手をもって前板2を手前に引き出すように操作すると該折り畳み式椅子を使用状態(展開状態)にすることができる(図3参照)。
【0014】
側面から見た場合、丁番5、丁番6の回転軸中心と回転軸7及び回転軸8の回転軸中心22,23の位置が略平行リンクを構成するように各回転軸を配置する(図4参照)。
【0015】
前板2は収納時、連結板3の一部が納まるような切り欠き部14が設けてある。切り欠き部14には、前板2と連結板3を回動可能に連結する為の回転軸9が設けてある(図5参照)。
【0016】
背板4は回転軸保持板16、背板本体17、座板支持板18から構成されている(図7参照)。回転軸保持板16には、収納時、連結板3の一部が納まるような切り欠き部15が設けてある。切り欠き部15には、背板4と連結板3を回動可能に連結する為の回転軸8が設けてある(図5参照)。
【0017】
ねじりコイルばね9,10及びねじりコイルばね11,12の内側には各々回転軸7及び回転軸8が貫通している(図5参照)。ねじりコイルばね9,10は前板2及び連結板3が略90度の位置から略平行の位置へ開くように付勢されている。すなわちコイルばね9,10のねじり力は前板2及び連結板3が略90度の時最大になり、略平行の時に最小となる。ねじりコイルばね11,12は背板4及び連結板3が略90度の位置から略平行の位置へ開くように付勢されている。
すなわちコイルばね11,12のねじり力は背板4及び連結板3が略90度の時最大になり、略平行の時に最小となる。該実施例では、ねじりコイルばね9及び12は右巻き、10及び11は左巻きのばねを用いている。椅子の重量や組立性を考慮し、ばねは回転軸7または回転軸8のいずれか一方に1個だけ取り付けても良い。
【0018】
収納状態でも前記ねじりコイルばねに付勢力が働くようにばねを調整し配設することで、収納時に地震等が発生しても椅子が勝手に開いてくることは無く安全である。また、マグネットやラッチなど部品を追加して収納状態を保持する必用も無いので安価である。
【0019】
回転軸7及び回転軸8は、ねじりコイルばねの案内棒を兼任するのが理想的である。しかしながら、材質によってはねじりコイルばねとの摩擦により磨耗したり、異音を発生することがある。この場合、円筒形状の摩擦係数の低い樹脂を前記回転軸に差し込み、前期回転軸と前記ねじりコイルばねが直接接触しないようにすると良い。
【0020】
座板1の板厚をt1、前板2の板厚をt2とした場合、背板本体17の板厚をt1、回転軸保持板16及び座板支持板18の板厚をt2とすると、収納時に前板2、連結板3、背板4の表面が側面から見た場合一直線上に並ぶので見栄えが良い(図6参照)。
【0021】
利用者が椅子を使用する展開状態(図1参照)では、座板1が座板支持板18(図7参照)の端部に接するように丁番6の位置を調整する。また、座板1が前板2(図1参照)の端部に接するように丁番5の位置を調整する。これにより、利用者が腰掛けた時の垂直方向の荷重は座板支持板18及び前板2を通過して床面に伝達されるので、建築躯体に利用者が腰掛けた時の垂直方向の大きな荷重が加わることがないので、大掛かりな補強工事なしで該折り畳み式椅子を設置できるので安価である。
【0022】
連結板3に隠し蓋24,25を、回転軸保持板16に隠し蓋26を固定することで、ねじりコイルばねの外観を隠蔽することが可能である(図8参照)。
【0023】
あるいは、連結板3や回転保持板16の回転軸7、8が配置される部分をあらかじめ凹形状27,28にしておけば、隠し蓋24,25,26は不要である(図9参照)。
【0024】
前板2および背板4に床との不陸調整用のアジャスタ−20を設ける(図2参照)。不陸調整後は緩まないようにナット21で固定する(図10参照)。
【0025】
座板1、前板2、背板4、連結板3を耐湿性の合板で構成することで、脱衣所のような湿気の多いところでも使用することが可能である。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、利用者が姿勢を保持する為に十分な大きさでありながら、利用者の負担が少なく、安全に操作でき、収納時の見栄えも良く、しかも安価に製作する場合に好適な折り畳み式椅子を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態で使用状態を示す側面図である。
【図2】本発明の実施の形態で使用状態を示す正面図である。
【図3】本発明の実施の形態で使用状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態で収納状態を示す側面図である。
【図5】本発明の実施の形態で収納状態を示す正面図である。
【図6】本発明の実施の形態で収納状態を示す斜視図である。
【図7】背板4の構成を示す斜視図である。
【図8】ねじりコイルばねを隠蔽する構成を示す斜視図である。
【図9】回転軸部分の凹形状を示す断面図である。
【図10】アジャスター20の詳細を示す正面図である。
【符号の説明】
1…座板
2…前板
3…連結板
4…背板
5…丁番
6…丁番
7…回転軸
8…回転軸
9…ねじりコイルばね
10…ねじりコイルばね
11…ねじりコイルばね
12…ねじりコイルばね
13…取っ手
14…切り欠き
15…切り欠き
16…回転軸保持板
17…背板本体
18…座板支持板
19…木ねじ
20…アジャスター
21…ナット
22…回転軸中心
23…回転軸中心
24…隠し蓋
25…隠し蓋
26…隠し蓋
27…凹形状
28…凹形状




 

 


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