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発明の名称 スライドファスナー
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2004−236954(P2004−236954A)
公開日 平成16年8月26日(2004.8.26)
出願番号 特願2003−30965(P2003−30965)
出願日 平成15年2月7日(2003.2.7)
代理人
発明者 米丘 守正 / 槻 慶一 / 織田 潔
要約 課題
編み組織のファスナーテープをスライダーによって開放するとき、フランジがウエールを圧接することなくウエール間を円滑に摺動する。

解決手段
編み組織のファスナーテープ2の一側縁にファスナーエレメント3を取り付け、エレメント3とエレメント3に近接するウエール21との間の薄手の編地22にスライダー1の後口11側のフランジ9を配し、スライダー1の摺動がこの部分を基準として行う。そのためフランジ9の下端面16の外側を切り欠いて切欠部18を設けて細幅に形成し、確実に薄手の編地22を摺動しウエール21の表面を圧接しないように形成する。たとえファスナーをズボンに装着して生地を無理に横へ引っ張って開放してもエレメントがテープガイド溝に食い込むこと、およびエレメントが脱出するのを未然に防ぐ。
特許請求の範囲
【請求項1】
編み組織のテープ19の側縁にファスナーエレメント3を取り付け、ファスナーエレメント3と該ファスナーエレメント3に近接するウエール21との間にスライダー1の後口11側のフランジ9が配される形に形成してなることを特徴とするスライドファスナー。
【請求項2】
編み組織のテープ19に取り付けるファスナーエレメント3と該ファスナーエレメント3に近接するウエール21との間は、ウエール21よりも薄い薄手の編地22から形成してなる請求項1記載のスライドファスナー。
【請求項3】
フランジ9はスライダー1の肩口10側が幅広で、後口11側が肩口10側よりも幅狭に形成してなる請求項1記載のスライドファスナー。
【請求項4】
フランジ9の外側面15は、後口11側における下端面16を連続して切欠した切欠部18を設け、フランジ9の下端面16が基部17よりも細幅に形成してなる請求項1記載のスライドファスナー。
【請求項5】
スライダー1の胴体5の左右に存在する平行状のフランジ9部分に切欠部18を形成し、肩口10側へ向けて屈曲したフランジ9部分の切欠量を増大させてなる請求項4記載のスライドファスナー。
【請求項6】
編み組織のテープ19は、経編組織から編成した経編テープ20から形成してなる請求項1記載のスライドファスナー。
【請求項7】
ファスナーエレメント3は、合成繊維のモノフィラメントから形成した線条ファスナーエレメント4から形成してなる請求項1記載のスライドファスナー。
【請求項8】
線条ファスナーエレメント4を経編テープ20の一側縁の面上に載置する形に編糸23によって編み込んでなる請求項6または7記載のスライドファスナー。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ファスナーテープに編み組織のテープを用い、編み組織のテープの側縁にファスナーエレメントを取り付けたファスナーチエンに適合したスライダーを装備させたスライドファスナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スライドファスナーはファスナーエレメントに沿って摺動可能なスライダーを有し、スライダーを摺動させることによってファスナーエレメントが噛合または分離され、スライドファスナーの閉鎖または開放を行うことができる。スライダーの摺動操作はスライダーに取り付けられた引手を指で摘んで引っ張ることにより行われるのが一般的である。
【0003】
ところが、使用者によっては衣類や袋物等の生地に取り付けられたスライドファスナーの開放を、スライダーの引手を操作することなく、生地を無理に引っ張って行おうとすることがある。特にズボンの生地に取り付けられたスライドファスナーにおいてこの傾向が顕著である。このような行為をおこなうとファスナーエレメントがスライダーのフランジとこれに対向する翼板との間のテープガイド溝に嵌り込み、スライダーの摺動が不能になることがある。
【0004】
上述の問題を解決するため、ファスナーテープにおけるテープの側縁にコイル状ファスナーエレメントを取り付けたファスナーチエンにスライダーを装備させ、このスライダーはフランジが後口側に位置する後端の横幅よりも肩口側に位置する前端の横幅が広く、後端から前端に向けて漸次拡大する形に形成し、フランジの頂面は翼板と平行状の平面部を形成し、翼板とフランジの頂面に形成した平面部との間隙をファスナーテープの厚さに比べて僅かに大きく形成したスライドファスナー、例えば図5に示すスライドファスナーが知られている。(特許文献1参照)
【0005】
【特許文献1】
特開2000−262309号公報(段落番号0026、図1〜4)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前項で述べた特許文献1に開示されたスライドファスナーは、コイル状ファスナーエレメントがスライダーから抜脱するのを未然に防ぐため、フランジの前端にコイル状ファスナーエレメントの隣り合う反転部が当接する幅広い広幅端面部を設け、前端が反転部を乗り越えて、コイル状ファスナーエレメントがフランジの頂面と翼板との間から脱出し難いように形成したものである。
【0007】
近年、衣服の生地に取り付けられるスライドファスナーにおいては柔軟性が要求されており、経編組織を有する編成のファスナーテープを用いることが行われている。この編成テープは柔軟であるがため変形し易く、生地を無理に引っ張ってスライドファスナーを開放しようとすると、フランジの後端からもファスナーエレメントがテープガイド溝に嵌り込むことが生じた。このことにより、ファスナーエレメントをテープガイド溝に嵌り込み難くするため、テープガイド溝をさらに狭く形成すると、テープガイド溝内に位置した編成テープのウエールとフランジとが過度に圧接し、スライダーの摺動抵抗が増大し、スライダーを操作し難くなる問題があった。
【0008】
この発明は、上述の問題点を考慮して発明されたものであり、請求項1記載の発明は、スライドファスナーにおけるスライダーの後口側のフランジが、編み組織のテープのウエールの表面を圧接することなく、いかなる使用態様に対しても、ファスナーエレメントを安定した状態で保持でき、かつフランジとこのフランジと対向する翼板との間のテープガイド溝にファスナーエレメントが食い込むこと、およびファスナーエレメントが脱出することを未然に防ぎ、スライダーのスムーズな摺動操作ができるスライドファスナーを提供することが主たる目的である。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、編み組織のテープに対して、スライダーを安定した状態で保持することができ、かつスライダーを円滑に摺動できトラブルの発生を未然に防ぐことができるスライドファスナーを提供することが主たる目的である。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、スライダーのフランジは肩口側の前端が幅広く形成してファスナーエレメントのガイド性を高め、かつ後口側の後端を確実に編み組織のテープのウエール間に配置され、安定した状態でスライダーの摺動操作を行うことができるスライドファスナーを提供することが目的である。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、スライダーにおける後口側のフランジの下端面を簡単な形態によって、編み組織のテープのウエール間に確実に配置し、安定した状態でスライダーを操作できるスライドファスナーを提供することが目的である。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明の目的に加え、スライダーのフランジの下端面に形成する切欠部の配置する個所を特定することによって、的確かつ有効的に機能が発揮できるスライダーを備えたスライドファスナーを提供することが目的である。
【0013】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、スライドファスナーに用いる編み組織のテープは、スライドファスナーに適した経編組織から編成して、特定の形態のスライダーを効果的に用いることができるスライドファスナーを提供することが目的である。
【0014】
請求項7記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、スライドファスナーに用いるファスナーエレメントをコイル状またはジグザグ状の線条エレメントに特定し、他のファスナーエレメント例えばカシメ加工ができる金属製エレメント、また射出成形加工ができる樹脂製エレメントは対象外とし、ファスナーテープに対し多少の移動およびファスナーエレメント自体が多少の変形ができる線条エレメントを対象とし、ファスナーエレメントが使用時に多少変形、移動しても優れた機能が発揮できるスライドファスナーを提供することが目的である。
【0015】
請求項8記載の発明は、請求項6または7記載の発明の目的に加え、コイル状またはジグザグ状の線条ファスナーエレメントを、編み組織のテープに最も適した形態で取り付け、安定した品質のよい編み込みタイプのスライドファスナーを提供することが目的である。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、この発明のうち請求項1記載の発明は、スライドファスナーにおけるファスナーテープ2に編み組織のテープ19を用い、表面にウエール21が現出した編み組織のテープ19の側縁にファスナーエレメント3を取り付け、取り付けたファスナーエレメント3とこのファスナーエレメント3に近接する編み組織のテープ19のウエール21との間にスライダー1における後口11側のフランジ9を配置し、スライダー1の摺動がファスナーエレメント3とウエール21間を基準として摺動できるように形成したスライドファスナーを主な構成とするものである。
【0017】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、編み組織のテープ19に取り付けるファスナーエレメント3とこのファスナーエレメント3に近接する厚手のウエール21との間は、ウエール21の厚みよりも薄い薄手の編地22から形成し、スライダー1の後口11側のフランジ9をガイドできるスライドファスナーである。
【0018】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、スライダー1のフランジ9は、スライダー1の肩口10側が幅広に形成し、後口11側が肩口10側よりも幅狭に形成したスライドファスナーである。
【0019】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、スライダー1のフランジ9の外側面15は、後口11側におけるフランジ9の下端面16に向けて連続して斜状または鍵形状に切欠して切欠部18を設け、フランジ9の下端面16が基部17よりも細幅に形成したスライドファスナーである。
【0020】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明の構成に加え、スライダー1の胴体5における左右の両側に存在する平行状のフランジ9部分に切欠部18を形成し、平行状のフランジ9部分から肩口10側へ向けて屈曲したフランジ9部分の切欠量を増大させた形状に形成したスライドファスナーである。
【0021】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、ファスナーテープ2に用いる編み組織のテープ19は、経編組織から編成した経編テープ20から形成したスライドファスナーである。
【0022】
請求項7記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、スライドファスナーのファスナーエレメント3は、ポリアミド繊維あるいはポリエステル繊維のモノフィラメントからコイル状またはジグザグ状に形成した線条ファスナーエレメント4から形成したスライドファスナーである。
【0023】
請求項8記載の発明は、請求項6または7記載の発明の構成に加え、コイル状またはジグザグ状の線条ファスナーエレメント4を経編組織の経編テープ20の一側縁の面上に載置する形に線条ファスナーエレメント4を編糸23によって編み込んだスライドファスナーである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明のスライドファスナーの実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0025】
この発明のスライドファスナーは、図1に示すように、スライドファスナー用に用いるファスナーテープ2は編み組織から編成され、特にファスナーテープ2として好適な編み組織のテープ19は、緯編み組織よりも経編み組織から編成された経編テープ20であり、この経編テープ20はポリアミド繊維あるいはポリエステル繊維のマルチフィラメントから形成した鎖編み糸、トリコット編み糸、二目編み糸、緯挿入糸など複数の編み糸を用いて編み組織を編成し、表面にウエール21が隆起して形成されるように編成する。
【0026】
編成される経編テープ20のウエール21が現出している面の側縁に沿ってファスナーエレメント3としてポリアミドあるいはポリエステルのモノフィラメントをコイル状に形成した線条ファスナーエレメント4が載置され、図2に示すようにコイル状ファスナーエレメント25が合成繊維糸の編糸23によって編み込まれる。コイル状ファスナーエレメント25は、経編テープ20の側縁上に編糸23によってコイル状ファスナーエレメント25の脚部28を編み込み、コイル状ファスナーエレメント25の頭部27が経編テープ20の側縁から突出するように形成する。そしてコイル状ファスナーエレメント25の反転部29は、経編テープ20の上に配され、コイル状ファスナーエレメント25全体が経編テープ20上に載置される形態で取り付けられる。編み込まれたコイル状ファスナーエレメント25の反転部29の外側にはウエール21よりも厚みの薄い薄手の編地22が存在する。すなわちコイル状ファスナーエレメント25の反転部29の外側には薄手の編地22があり、そしてこの編地22に隣接して厚手のウエール21が存在する形に形成し、反転部29とウエール21との間に凹部を形成する。
【0027】
また図3に示すように、線条ファスナーエレメント3としてジグザグ状ファスナーエレメント26を用い、コイル状ファスナーエレメント25と同様に経編テープ20の側縁上に、ジグザグ状ファスナーエレメント26の脚部28を編糸23によって編み込み、ジグザグ状ファスナーエレメント26の頭部27が経編テープ20の側縁から突出するように形成する。
【0028】
なお編成された経編テープの側縁表面に、コイル状ファスナーエレメントあるいはジグザグ状ファスナーエレメントの線条ファスナーエレメントを載置し、線条ファスナーエレメントの脚部を二重環縫などの縫糸によって縫着し、線条ファスナーエレメントの反転部の外側に、反転部とウエールとの間に薄手の編地が形成されるように形成しても、前記編み込みと同様の機能が果たせる。
【0029】
スライダー1の胴体5は、アルミニウム合金、亜鉛合金などをダイカスト成形し、またはブラス、ステンレス鋼などをプレス加工によって形成する。またスライダー1の胴体5をポリアミド、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリブチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂を用いて射出成形加工によって胴体5を成形してもよい。
【0030】
スライダー1の胴体5は、上翼板6と下翼板7とを案内柱8で連結し、上翼板6の両側の外側縁に線条ファスナーエレメント4をガイドするフランジ9を屈設する。フランジ9の下翼板7に対面する下端面16は平坦面であるが、肩口10側の前端と後口11側の後端とでは、フランジ9の下端面16における横幅が異なる。すなわち図1に示すように後口11側の後端から左右の平行するフランジ9の下端面16を、ファスナーエレメント3とウエール21間の薄手の編地22に対面させ、かつ下端面16の横幅を凹部に挿入できるように形成する。この下端面16から肩口10側の前端に向けて下端面16の横幅が、図4に示すように多少拡大する形に形成する。したがって前端の幅広のフランジ9の一部がウエール21上に掛かるが、経編テープ20は柔軟性があるので、摺動抵抗にはさほど影響しないが、場合によっては前端における下端面16の外側を斜面状に面取りすることもできる。
【0031】
フランジ9の下端面16を幅狭に形成する手段としては、図2,3に示すようにフランジ9の外側面15を下端面16に向けて斜状または鍵形状に切欠して切欠部18を設け、下端面16が基部17よりも細幅になるように形成する。さらにフランジ9の下端面16が後口11側の後端から肩口10側の前端にかけて、図4に示すように平行状のフランジ9部分の下端面16が同一の横幅で形成し、平行状のフランジ9部分から肩口10側へ向けて屈曲するフランジ9部分は多少拡大し、左右の線条ファスナーエレメント4が横方向の引っ張り力を受けたとき、線条ファスナーエレメント4の反転部29間にフランジ9の前端が食い込むのを防ぐように形成している。またフランジ9の下端面16における肩口10側の前端の一部のみを幅広に形成してもよい。フランジ9の外側面15に形成する切欠部18は、屈曲するフランジ9部分の切欠量を平行するフランジ9部分よりも増大させる形に形成して、フランジ9の大部分がファスナーエレメント3とウエール21間の薄手の編地22に対面し、スライダー1が摺動するときにフランジ9とウエール21との接触を少なくする。
【0032】
この発明のスライドファスナーは、以上の説明した構成から形成し、スライダー1のフランジ9は少なくとも後口11側の後端から平行状に走るフランジ9部分を避けて、ファスナーエレメント3とウエール21間の薄手の編地22部分を摺動するように形成することにより、左右の線条ファスナーエレメント4の噛合動作を容易にし、かつファスナーチエンの開放操作時にフランジ9と対向する下翼板7との間のテープガイド溝13に線条ファスナーエレメント4が食い込み、またテープガイド溝13から脱出するのを防ぐものである。
【0033】
【発明の効果】
この発明のスライドファスナーは、上記で説明したとおりの構成であり、この構成によって下記の効果を奏するものである。
【0034】
この発明のうち請求項1記載の発明は、編み組織のテープの側縁にファスナーエレメントを取り付け、ファスナーエレメントと該ファスナーエレメントに近接するウエールとの間にスライダーの後口側のフランジが配される形に形成したことによって、スライダー後口側のフランジ部分が、編み組織のテープのウエール間を摺動するため、ウエールとの接触が少なくなりスライダーの摺動が円滑に行える。しかもファスナーチエンの開放時にフランジと下翼板との間のテープガイド溝にファスナーエレメントが食い込み、またテープガイド溝からファスナーエレメントが脱出することが皆無である効果がある。
【0035】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、編み組織のテープに取り付けるファスナーエレメントと該ファスナーエレメントに近接するウエールとの間は、ウエールよりも薄い薄手の編地から形成したことによって、スライダーのフランジを安定した状態で保持し、スライダーのフランジを的確かつ円滑にガイドできる効果がある。
【0036】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、フランジはスライダーの肩口側が幅広で、後口側が肩口側よりも幅狭に形成したことによって、スライダーの操作によるファスナーチエンの閉鎖時には強力に分厚いフランジによって閉鎖でき、また開口時には細幅のフランジによってスムーズにガイドできる効果がある。
【0037】
請求項4および5記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、フランジの外側面は、後口側における下端面を連続して切欠した切欠部を設け、フランジの下端面が基部よりも細幅に形成し、あるいは胴体の左右に存在する平行状のフランジ部分に切欠部を形成し、肩口側へ向けて屈曲するフランジ部分の切欠量を増大させたことによって、フランジの外側面を簡単な形態によって、フランジをファスナーエレメントとウエール間に確実に装備させ、かつ効率よく開閉操作ができるスライダーに仕上げることができる効果がある。
【0038】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、編み組織のテープは、経編組織から編成した経編テープから形成したことによって、ファスナーテープに経編組織から編成した経編テープを用いているので、テープの表面にウエールが隆出でき、スライダーのフランジを的確かつ円滑にガイドできる効果がある。
【0039】
請求項7記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、ファスナーエレメントは、合成繊維のモノフィラメントから形成した線条ファスナーエレメントから形成したことによって、線条ファスナーエレメントはファスナーテープに対し多少移動し、かつ変形も容易であるので、このタイプのスライダーに対し、優れた機能が発揮できる効果がある。
【0040】
請求項8記載の発明は、請求項6または7記載の発明の効果に加え、線条ファスナーエレメントを経編テープの一側縁の面上に載置する形に編糸により編み込んだことによって、線条ファスナーエレメントをスライドファスナーとして最も適した形で経編テープに編み込み、線条ファスナーエレメントを安定した状態で取り付け、品質のよい編み込みスライドファスナーに仕上げることができる効果があるなど、この発明が奏する効果はきわめて顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】経編テープにスライダーを装備し、スライダーの上半部を切欠したファスナーチエンの正面図である。
【図2】経編テープにコイル状ファスナーエレメントを縫着し、スライダーの一部を示す部分図である。
【図3】経編テープにジグザグ状ファスナーエレメントを縫着し、スライダーの一部を示す部分図である。
【図4】スライダーの上半部を示す断面図である。
【図5】公知のスライダーの上半部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 スライダー
3 ファスナーエレメント
4 線条ファスナーエレメント
5 胴体
9 フランジ
10 肩口
11 後口
15 外側面
16 下端面
17 基部
18 切欠部
19 編み組織のテープ
20 経編テープ
21 ウエール
22 薄手の編地
23 編糸




 

 


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