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発明の名称 釣り用上衣
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2004−159619(P2004−159619A)
公開日 平成16年6月10日(2004.6.10)
出願番号 特願2002−332356(P2002−332356)
出願日 平成14年11月15日(2002.11.15)
代理人
発明者 白石 万里子
要約 課題
外部から被収納物を視認可能なポケットを背面に設けつつも、縫製が容易で、メッシュ部の面積を容易に確保することができる釣り用上衣を提供する。

解決手段
後身頃1の少なくとも一部がメッシュ生地から構成され、該メッシュ部の外側を覆うカバー体3が設けられ、該カバー体3でメッシュ部を覆った第一使用状態とメッシュ部を露出させた第二使用状態とを任意に選択して使用でき、外部から被収納物を視認可能なポケット30を備え、第一使用状態においてはカバー体3の外側に、また、第二使用状態においてはメッシュ部の外側に、それぞれポケット30の少なくとも一部が重なるように位置する。
特許請求の範囲
【請求項1】
後身頃の少なくとも一部がメッシュ生地から構成され、該メッシュ部の外側を覆うカバー体が設けられ、該カバー体でメッシュ部を覆った第一使用状態とメッシュ部を露出させた第二使用状態とを任意に選択して使用できる釣り用上衣であって、
外部から被収納物を視認可能なポケットを備え、第一使用状態においてはカバー体の外側に、また、第二使用状態においてはメッシュ部の外側に、それぞれポケットの少なくとも一部が重なるように位置することを特徴とする釣り用上衣。
【請求項2】
ポケットの略全体がカバー体及びメッシュ部に重なる請求項1記載の釣り用上衣。
【請求項3】
第一使用状態と第二使用状態の双方において、ポケットの位置が略同じである請求項1又は2記載の釣り用上衣。
【請求項4】
ポケットが釣り用上衣から着脱可能である請求項1記載の釣り用上衣。
【請求項5】
ポケットには該ポケットが入川券入れであることを表示する表示部が設けられている請求項4記載の釣り用上衣。
【請求項6】
ポケットがメッシュ生地から構成されている請求項1記載の釣り用上衣。
【請求項7】
ポケットがメッシュ部と同じメッシュ生地から構成されている請求項6記載の釣り用上衣。
【請求項8】
カバー体の外面とメッシュ部の外面の双方に、ポケットを固定する固定手段が設けられている請求項1記載の釣り用上衣。
【請求項9】
固定手段はドット釦である請求項8記載の釣り用上衣。
【請求項10】
メッシュ部に補強片を介してドット釦が取り付けられている請求項9記載の釣り用上衣。
【請求項11】
メッシュ部は、内外二重構造であって内外両生地間に物品を収納できるように構成されている請求項1に記載の釣り用上衣。
【請求項12】
背面部にメッシュ生地からなるメッシュ部を有し、該メッシュ部の外側にカバー体が着脱可能に取り付けられた釣り用上衣であって、
外部から被収納物を視認可能なポケットを備え、カバー体を取り付けた状態においては該カバー体の外側に、また、カバー体を取り外した状態においてはメッシュ部の外側に、それぞれポケットの少なくとも一部が重なるように位置することを特徴とする釣り用上衣。
【請求項13】
ポケットの略全体がカバー体及びメッシュ部に重なり、ポケットが釣り用上衣から着脱可能であり、且つ、カバー体の外面とメッシュ部の外面の双方に、ポケットを固定する固定手段が設けられている請求項12記載の釣り用上衣。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、釣り用ベスト等の釣り用上衣に関し、特に、季節や天候等に応じて後身頃の使用状態を変更できる釣り用上衣に関する。
【0002】
【従来の技術】
釣り用ベストには種々の形態のものがあるが、後身頃の通気性を二通りに変化させることのできるものがある。これは、後身頃の一部をメッシュ生地から構成すると共に、そのメッシュ部の外側をカバー体で覆うように構成し、そのカバー体を付けたり外したりできるものである。そして、例えば、夏場にはカバー体を取り外してメッシュ部を露出させて蒸れを抑制し、冬場にはカバー体を取り付けて防寒性を高めて使用することができる。
【0003】
一方、鮎釣りや渓流釣り等のような川釣りを行う場合には、日券や年券等の入川券(入漁券、遊魚券)を購入し、これを携帯して釣りを行う必要がある。そして、釣り人は、監視人の求めに応じて入川券を提示することが必要となる。該入川券は、ケースに入れて首にかけたり、ピン等で衣服等に固定しておくこともでき、また入川券を入れるポケットのある帽子も提案されている(特許文献1)。しかしながら、鮎釣り等の場合には通常釣り用ベストを装着するため、その釣り用ベストのポケットに収納する方が便利である。そのため、入川券を収納できるポケットが前身頃に設けられているものもある。該ポケットは、その外面が透明プラスチックシートからなり、従って、収納した入川券を外部から視認することができる。
【0004】
これに対して、図6のように前身頃ではなく後身頃に入川券用のポケット51を設けることも考えられ、この場合、前身頃に他の釣り用小物を収納するためのポケットを数多く配置することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−134711号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように着脱式のカバー体を備えている釣り用ベストにあっては、カバー体の着脱に関わらず入川券を収納できるポケットが要求される。図6のようにメッシュ部50以外の部分にポケット51を設けることもできるが、その分、メッシュ部50の面積を広くとることは困難となり、後身頃に入川券用のポケットを設けていないものに比して通気性に劣る。これに対して、例えば、図6に示すものにおいて、ポケット51の左右の部分もメッシュ部50としてその領域を拡大することも可能ではあるが、メッシュ部50が複雑な形状となって縫製が困難となる他、外観体裁上も問題がある。
かかる問題は、入川券用のポケットに限られず、外部からの視認が必要な物を収納するポケット全般に共通するものである。
【0007】
それゆえに本発明は、外部から被収納物を視認可能なポケットを背面に設けつつも、縫製が容易で、メッシュ部の面積を容易に確保することができる釣り用上衣を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、本発明に係る釣り用上衣は、後身頃の少なくとも一部がメッシュ生地から構成され、該メッシュ部の外側を覆うカバー体が設けられ、該カバー体でメッシュ部を覆った第一使用状態とメッシュ部を露出させた第二使用状態とを任意に選択して使用できる釣り用上衣であって、外部から被収納物を視認可能なポケットを備え、第一使用状態においてはカバー体の外側に、また、第二使用状態においてはメッシュ部の外側に、それぞれポケットの少なくとも一部が重なるように位置することを特徴とする。
【0009】
該構成の釣り用上衣にあっては、外部から被収納物を視認可能なポケットの少なくとも一部が、第一、第二何れの使用状態においてもカバー体やメッシュ部の外側に重なるように配置されているため、重ならない構成に比してメッシュ部の面積を確保しやすくなり、且つ、メッシュ部の形状も複雑化しないので、縫製も容易である。
【0010】
特に、ポケットの略全体がカバー体及びメッシュ部に重なることが好ましく、メッシュ部の面積確保がより一層容易となる。
【0011】
また、第一使用状態と第二使用状態の双方において、ポケットの位置が略同じであることが好ましい。この場合、釣り人は使用状態に関わらずに常に同じ姿勢を取ることにより、監視人等の他の者に入川券等の被収納物を視認させることができ、利便性が高まる。本発明におけるポケットは、釣り用上衣の正面ではなく背面に位置するものであり、従って、釣り用上衣を着用した釣り人はそのポケットを着用時において確認することができない。そのため、使用状態によらず常に一定の位置にポケットが位置することで、他の者にポケット内の被収納物を視認させる際の煩わしさを防止することができる。
【0012】
また更に、ポケットが釣り用上衣から着脱可能であることが好ましく、ポケットのみを取り外して洗濯することができる。
【0013】
その場合、特に、ポケットには該ポケットが入川券入れであることを表示する表示部が設けられていることが好ましく、取り外したポケットの保管が表示部により容易になる。しかも、ポケットを釣り用上衣に付けて着用した場合、上述の如くポケットは背面に位置するため、監視人等の他の者に入川券を見せる場合においても便利である。
【0014】
また、ポケットがメッシュ生地から構成されていることが好ましく、第二使用状態においてポケットの重なり部分における通気性を確保できる。
【0015】
特に、ポケットがメッシュ部と同じメッシュ生地から構成されていることが好ましく、第二使用状態における外観が良好となる。
【0016】
また、カバー体の外面とメッシュ部の外面の双方に、ポケットを固定する固定手段が設けられていることが好ましく、該固定手段により、重なり状態を確実に維持することができる。
【0017】
特に、固定手段がドット釦であれば、容易且つ確実に固定することができる。ドット釦が設けられた部分以外の部分はメッシュ部から離反しているが、ドット釦はそれ自体専有面積が小さいため、メッシュ部から離反する部分の面積が大きくなる。従って、メッシュ部とポケットとの間の隙間を介して重なり部分の通気性を確保することが容易となる。
【0018】
更に、メッシュ部に補強片を介してドット釦が取り付けられていることが好ましく、これにより、繰り返しの固定に対する耐久性を確保することができる。
【0019】
また、メッシュ部は、内外二重構造であって内外両生地間に物品を収納できるように構成されていることが好ましく、ポケットを有する場合であっても他の物品を後身頃に収納することができる。
【0020】
また、本発明における釣り用上衣にあっては、背面部にメッシュ生地からなるメッシュ部を有し、該メッシュ部の外側にカバー体が着脱可能に取り付けられた釣り用上衣であって、外部から被収納物を視認可能なポケットを備え、カバー体を取り付けた状態においては該カバー体の外側に、また、カバー体を取り外した状態においてはメッシュ部の外側に、それぞれポケットの少なくとも一部が重なるように位置することを特徴とする。
【0021】
該構成の釣り用上衣にあっては、外部から被収納物を視認可能なポケットの少なくとも一部が、カバー体やメッシュ部の外側に重なるように配置されているため、重ならない構成に比してメッシュ部の面積を確保しやすくなり、且つ、メッシュ部の形状も複雑化しないので、縫製も容易である。
【0022】
更に、ポケットの略全体がカバー体及びメッシュ部に重なり、ポケットが釣り用上衣から着脱可能であり、且つ、カバー体の外面とメッシュ部の外面の双方に、ポケットを固定する固定手段が設けられていることが好ましい。該構成においては、ポケットが不要であるとき、カバー体を取り付けて着用する場合には、メッシュ部の外面にポケットを固定することでポケットをカバー体の内側に位置させることができ、カバー体を外して着用する場合には、取り外したカバー体の外面にポケットを取り付けておくことで、ポケットのみが紛失することを防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る釣り用上衣の一実施形態として、図1乃至図5を参酌しつつ、背面部にメッシュ生地からなるメッシュ部2を有する釣り用ベストについて説明する。
【0024】
該釣り用ベストは、後身頃1の一部がメッシュ生地から構成され、該メッシュ部2の外側を覆うカバー体3が設けられており、該カバー体3でメッシュ部2を覆った使用状態(第一使用状態)と、メッシュ部2を露出させた使用状態(第二使用状態)とを任意に選択して使用することができるように構成されている。
【0025】
詳細には、本実施形態では、カバー体3がベスト本体に着脱自在に取り付けられる構成とされている。前記メッシュ部2は、後身頃1の肩部4以外の下方の領域に設けられており、カバー体3はそのメッシュ部2の大部分を覆う構成となっている。
【0026】
後身頃1の肩部4には表地が設けられ、メッシュ部2を構成するメッシュ生地は、後身頃1を横断する縫着部5により、肩部4の表地と縫着されている。尚、表地は、メッシュ生地よりも目の詰まった生地、即ち、通気性がメッシュ生地よりも劣る生地から構成され、特に通気性のないものから構成される。例えば、各種のプラスチックフィルムを裏面に貼り合わせることにより通気性のないものとされている。カバー体3にも肩部4と同じ生地が使用されている。
【0027】
また、肩部4を構成する表地は、縫着部5から下方に向けて所定長さ延設されたスカート片6を備えている。該スカート片6は、後身頃1の全幅に亘って設けられると共に、その左右両端部はメッシュ部2と縫着されている。このように、スカート片6の上端部、左右両端部が縫着されることにより、下方に開口した上方袋部が形成される。そして、スカート片6の内面に、カバー体3の上端部を固定するための固定手段としてのドット釦7が取り付けられ、図4のようにカバー体3の上端部はスカート片6の内側に所定長さ挿入されて取り付けられ、従って、ドット釦7,8もスカート片6によって覆われて外部からは見えない。
【0028】
更に、カバー体3は、後身頃1の左右両脇腹部においても固定され、固定手段としては上述したのと同様にドット釦9,10が使用されている。後身頃1と前身頃の境界部には、側方に突出する取付用突片11が左右各々設けられており、該取付用突片11の背面側にドット釦9が取り付けられている。一方、図5のように、カバー体3の側縁部下部は、二重に構成されて側方に開口する側方袋部12を有し、その側方袋部12を構成する内側層12aの内面にドット釦10が取り付けられている。そして、左右両取付用突片11の先端を図1のように側方袋部12に挿入させ、ドット釦9,10によりカバー体3の側縁部下部をベスト本体に固定する。このように、側方袋部12の内側にカバー体3を固定するため、ドット釦9,10は外部からは見えない。
【0029】
尚、後身頃1におけるメッシュ部2の両側縁部下部にも同様に、内側層13aの内面にドット釦14が取り付けられた側方袋部13が設けられ、図2のようにカバー体3を取り外した際に左右に突出する取付用突片11の先端を図3のように側方袋部13に差し込んでドット釦9,14により固定することができる。従って、カバー体3を使用しない第二使用状態においても取付用突片11が側方に突出してばたついたりすることがなく、釣りの妨げになることがない。しかも、その状態においてもドット釦9,14は外部から見えない。
【0030】
また、カバー体3の下端部は、スライドファスナー15(固定手段)により着脱可能に取り付けられる。即ち、カバー体3の下端部とメッシュ部2の下端部の双方に、スライドファスナー15を有する帯状片16が取り付けられ、これによりカバー体3の下端部を着脱可能とされている。
【0031】
このように、カバー体3をドット釦7,8,9,10,14やスライドファスナー15により任意に取付、取り外しすることができる。固定手段としてはドット釦やスライドファスナーを使用すれば、着脱が容易であるうえに取付も確実となる。
【0032】
一方、前記メッシュ部2は、図2乃至図4のように、内外二重構造となっており、内側メッシュ部2a(内側メッシュ生地)と外側メッシュ部2b(外側メッシュ生地)との間に物品を収納できるように構成されている。物品としてはレインコート等の雨具等、種々の釣り用小物がある。また、外側メッシュ部2bは内側メッシュ部2aよりも幅狭に形成され、外側メッシュ部2bの側縁部上部は、内側メッシュ部2aの側縁部上部よりも中央側に位置している。従って、左右両開口部20からの物品の出し入れが容易となる。
【0033】
尚、前記カバー体3は、第一使用状態において、外側メッシュ部2b全体を外側から覆うが、図1のように内側メッシュ部2aの側縁部所定領域はカバー体3で覆われずに露出した状態にある。
【0034】
更に、メッシュ部2を構成するメッシュ生地は、種々のものを使用することができるが、例えば、1乃至2mm程度の開口を形成しているメッシュ生地が好ましい。尚、内外両メッシュ部2a,bは同じメッシュ生地から構成しているが、互いに異なるメッシュ生地から構成してもよい。
【0035】
また、かかる釣り用ベストは、外部から被収納物を視認可能なポケット30が後身頃1に設けられている。該ポケット30は、主として、年券等の入川券を収納するためのものであり、収納した入川券を監視人等がポケット30外部から視認することができる構成となっている。外部から視認可能にする構成としては、例えば、ポケット30の外面の少なくとも一部を透明シートとする構成もあるが、本実施形態では、メッシュ生地からポケット30を構成するようにしている。従って、収納した入川券をメッシュ生地の開口を通して視認可能である。外部から被収納物を視認可能とするにはポケット30の外面のみをメッシュ生地から構成することで足りるが、通気性の観点で、内面をもメッシュ生地から構成することが好ましく、従って、本実施形態ではメッシュ生地からポケット30全体を構成している。更に、ポケット30を構成するメッシュ生地はメッシュ部2のメッシュ生地と同じものが使用されている。
【0036】
また、該ポケット30は、全体として矩形、具体的には横長の長方形を呈しており、各種の入川券を容易に収納することができる。尚、ポケット30の外面上部には、被収納物を出し入れするための開口部31が設けられている。該開口部31は横方向に伸びており、スライドファスナー(図示省略)により開閉可能に構成されている。尚、開口部31には、スライドファスナーを覆い隠すための帯状片が設けられている。更に、開口部31の下方には、該ポケット30が入川券入れであることを表示する表示部32が設けられている。具体的には、例えば、ライセンスカードポケットと印刷等で表示された小片が表示部32として縫着されている。このように、ポケット30に表示部32が設けられているため、入川券を監視人に見せるときも監視人にとってその存在がわかりやすくなり、また、後述のように、ポケット30が着脱可能である場合には、取り外したポケット30が入川券入れであることを使用者である釣り人が容易に確認できるという利点がある。
【0037】
以上のように構成されたポケット30は、いわゆるアウトサイドポケットであって、第一使用状態においてはカバー体3の外面に、また、第二使用状態においてはメッシュ部2の外面に、それぞれ着脱可能に取り付けられる。従って、カバー体3の外面にも固定手段としてのドット釦が取り付けられ、メッシュ部2の外面にもドット釦41が取り付けられており、ポケット30にもドット釦40が取り付けられている。
また、ポケット30をカバー体3の外面若しくはメッシュ部2の外面に取り付けた状態において、ポケット30の略全体がカバー体3若しくはメッシュ部2に重なるように位置する。しかも、図1及び図2のように、第一使用状態と第二使用状態においてポケット30の取付位置は略同じである。そのため、カバー体3とメッシュ部2には、互いに略同じ位置にドット釦(固定手段)が設けられている。尚、ポケット30のドット釦40は四隅に設けられ、且つ、三角形状等の補強片42を介してドット釦40は取り付けられている。また、メッシュ部2にも矩形等の補強片43を介してドット釦41は取り付けられ、より具体的には、外側メッシュ部2bに取り付けられている。尚、これらの補強片42,43は、メッシュ生地よりも目が詰まった生地であり、カバー体3や肩部4を構成する表地と同じ生地が外観的にも好ましい。
【0038】
かかる釣り用ベストにあっては、釣り人はメッシュ部2よりも目の詰まった(通気性の低い)カバー体3を任意に着脱することで、第一及び第二の二つの使用状態で釣り用ベストを使用することができる。そして、その場合において、カバー体3の外側及びメッシュ部2の外側にポケット30略全体が重なるように位置するので、カバー体3やメッシュ部と重なり合うことなく他の位置にポケットを設ける構成に比して、メッシュ部2の領域を大きく確保することができ、しかも縫製も容易である。従って、入川券を入れるポケット30を背面に設けた場合であっても、特に夏場における通気性を十分に確保することができるという利点がある。
【0039】
特に、ポケット30がメッシュ生地から構成されているため、第二使用状態においてメッシュ部2の外面にポケット30を位置させた際においても、メッシュ部2の通気性がポケット30により阻害されることはなく、十分な通気性を確保することができる。しかも、ポケット30がメッシュ部2と同じメッシュ生地から構成されているので、メッシュ部2の外面にポケット30が位置しても、外観上違和感は無く、良好な外観体裁を得ることができる。
【0040】
更に、図1に示す第一使用状態と図3に示す第二使用状態の双方において、ポケット30が略同じ位置に位置するため、釣り人は季節問わず、即ち、二つの使用状態によらず常に一定の姿勢を取ることにより監視人に入川券を提示することができ、従って、入川券を提示しながら釣りを続行することも容易にある。
【0041】
また、カバー体3の外面とメッシュ部2の外面の双方にポケット30を固定する固定手段を設けたのでポケット30の重なり状態が確実に維持される。特に、固定手段としてドット釦を設けたので、着脱が容易であるうえに確実に固定される。また、上述のように、補強片43を介してドット釦41をメッシュ部2に取り付けているので、繰り返しの着脱にも耐えうる強度が確保される。また、ドット釦とすれば、面ファスナー等の他の固定手段に比して専有面積が小さくでき、通気性の確保にも有利である。
【0042】
尚、カバー体3やメッシュ部2の外側にポケット30を位置させる構成としては、上述したようなカバー体3やメッシュ部2の外面にポケット30を固定手段により固定する構成以外にも種々の構成がある。例えば、カバー体3やメッシュ部2の外面に着脱可能に構成するのではなく、肩部4と裾部との間を上下に架橋する紐体を設け、該紐体にポケット30を取り付けるなどして、カバー体3の着脱によらず常に所定位置(図1や図3に示した位置等)にポケット30が位置するように構成することもできる。
また、例えば、ポケット30を下端部を後身頃1の裾部に縫着してその下端部を支点としてポケット30を上下に回動可能に構成し、カバー体3及びメッシュ部2にはポケット30の上端部を固定するドット釦等の固定手段を設けてもよい。このように固定手段を設けることにより、ポケット30の上端部を確実に固定でき、従って、ポケット30の重なり状態を確実に維持することができる。
何れにしても、第一使用状態においてはカバー体3の外側に、また、第二使用状態においてはメッシュ部2の外側に、それぞれポケット30の略全体が重なるように位置することにより、メッシュ部2の領域を十分に確保することができる。
【0043】
但し、ポケット30がカバー体3及びメッシュ部2の外面に着脱可能であることにより、ポケット30単体で洗濯することもでき、逆に、ポケット30を取り外した釣り用ベストのみを洗濯することもできる。
また不要な場合にはポケット30を取り外した状態で釣りを行うこともできる。ポケット30が不要の場合、第一使用状態においてはメッシュ部2にポケット30を取り付けることでカバー体3の内側にポケット30を隠すことができ、また、第二使用状態においては、取り外したカバー体3にポケット30を取り付けておくことでポケット30の紛失を防止することができる。
【0044】
また、上記実施形態では、カバー体3が着脱可能に構成されていたが、カバー体3を取り外すのではなく、例えば、カバー体3の一端部が固定され、その一端部に向けてカバー体3を他端部側から丸めるようにしてメッシュ部2を露出させる構成としてもよい。また、カバー体3を着脱可能とする構成であっても固定手段はドット釦やスライドファスナーには限られず面ファスナー等の種々の固定手段を採用し得る。
【0045】
尚、上述の説明では、ポケット30が第一及び第二使用状態において略同一位置に位置する構成としたが、互いに異なる位置に位置する構成としてもよい。また、ポケット30の略全体ではなく一部がカバー体3やメッシュ部2に重なる構成としてもよい。
【0046】
また更に、釣り用ベストではなく袖を有する釣り用上衣であっても無論よく、ポケット30の形状や配置についても適宜設計変更可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る釣り用上衣にあっては、ポケットの少なくとも一部がカバー体やメッシュ部に重なるように位置するので、ポケットがカバー体等に重ならない構成に比して、メッシュ部の面積を容易に確保することができ、特に夏場における通気性を容易に確保することができ、且つ、縫製も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における釣り用上衣を示す背面図であって、カバー体を取り付けた使用状態を示す図。
【図2】同上衣の背面図であって、カバー体を取り外した使用状態を示す図。
【図3】同カバー体を取り外した使用状態であって、ポケットを取り付けた状態を示す図。
【図4】図1のP−P線断面図。
【図5】同上衣におけるカバー体の要部を示す一部破断線を含む拡大図。
【図6】本発明の釣り用上衣を対比説明するための参考図。
【符号の説明】
1…後身頃、2…メッシュ部、3…カバー体、7,8,9,10,14…ドット釦、11…取付用突片、12,13…側方袋部、15…スライドファスナー、30…ポケット、31…開口部、32…表示部、40,41…ドット釦、42,43…補強片




 

 


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