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発明の名称 尻栓
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2004−159550(P2004−159550A)
公開日 平成16年6月10日(2004.6.10)
出願番号 特願2002−328494(P2002−328494)
出願日 平成14年11月12日(2002.11.12)
代理人
発明者 松本 聖比古 / 谷口 一真 / 川島 公一 / 塩谷 幸信 / 谷川 尚太郎
要約 課題
破損防止・固着解除・操作性向上という各要請を満足するような尻栓を提供する。

解決手段
この尻栓1は、元竿Rの竿元側端部に螺合するネジ部2と、ネジ部2の竿元側に形成された操作部3と、操作部3の周面に配置されるゴムカバー部4とからなる。操作部3は首部分5と円盤部分7とを有し、ゴムカバー部4は首部分5に穂先側端部を噛み合わせて円盤部分7の周面を覆うようにして配置されている。なお、ゴムカバー部4の竿元側端部は円盤部分6の竿元側端面より竿元側に突出している。
特許請求の範囲
【請求項1】
釣竿を構成する竿体の竿元側端部に脱着自在に装着される尻栓であって、
前記竿体の竿元側端部に螺合するネジ部と、
前記ネジ部の竿元側に形成された、指で摘むための円盤部分を有する操作部と、
略円筒型の弾性体であり、その穂先側端部が前記円盤部分の穂先側に於いて前記操作部に連結され、前記操作部の円盤部分の周縁を覆いつつ竿元側端部が前記円盤部分より竿元側に突出するゴムカバー部と、
を備えた尻栓。
【請求項2】
前記操作部は、前記ネジ部の竿元側において前記ネジ部より大径に張り出した鍔部分と、前記鍔部分の竿元側に連続し前記鍔部分より小径に縊れた首部分と、前記首部分の竿元側に連続し前記首部分より大径且つ前記鍔部分より小径の円盤部分とを有し、
前記ゴムカバー部は穂先端部に径内側方向に張出した張出部分を有し、前記張出部分が前記首部分に係止されている、請求項1に記載の尻栓。
【請求項3】
前記操作部の円盤部分の周面には滑り止め用の溝が軸方向に向かって複数形成されている、請求項1又は2に記載の尻栓。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、釣竿を構成する竿体の竿元側端部に装着される「尻栓」と呼ばれる栓部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の竿体をいわゆる振出形式に連結して構成されている釣竿にあっては、最も竿元側に位置する元竿の竿元側端部に尻栓が脱着自在に装着されている。振出形式に連結した竿体を分解する際に、元竿の尻栓を取り外し、順次穂先側に位置する竿体を元竿の竿元側端部より取り外す。
【0003】
このような尻栓にあっては、竿体内部に浸入した水を排除するための水抜き孔を形成したものや(例えば、特許文献1参照)、元竿内に収納される他の竿体が尻栓に当たって破損しないように弾性部材を組み合わせたもの(例えば、特許文献2参照)等、様々なタイプのものが提供されている。また、尻栓は釣竿の最も竿元側に位置することになるので、障害物との接触の機会も多い。このため、衝撃吸収乃至破損防止の趣旨で、弾性ゴムを竿元側端部に配置したものなどもある。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−235139号公報(図1など)
【0005】
【特許文献2】
特開2000−60369号公報(図3など)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、振出形式の釣竿等にあっては、竿体同士を連結固定して一本の釣竿として魚釣りを行っているうちに竿体同士が強固に連結されてしまい、いわゆる竿体同士の固着という現象が生じることもある。このような場合、一般に、釣人は元竿の竿元側端部を他部材に強く叩き付ける等して、固着を解除している。
【0007】
上述のように、破損防止の趣旨からは尻栓の竿元側端部に弾性ゴム等を配置するのが好ましい。しかし、竿体の固着解除の際にはこのような弾性ゴムが逆に衝撃を吸収してしまい邪魔ともなる。
さらに、釣りを行って手が濡れた場合、この濡れた手で尻栓を竿体に脱着するべく尻栓を回動させるのは滑り易い。特に、弾性ゴム等を尻栓の竿元側端部に配置する場合、濡れた手で弾性ゴムを摘んで操作するのは滑り易い。
【0008】
本発明の課題は、破損防止・固着解除・操作性向上という各要請を満足するような尻栓を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
発明1の尻栓は、釣竿を構成する竿体の竿元側端部に脱着自在に装着される尻栓であって、竿体の竿元側端部に螺合するネジ部と、ネジ部の竿元側に形成された、指で摘むための円盤部分を有する操作部と、略円筒型の弾性体であり、その穂先側端部が円盤部分の穂先側に於いて操作部に連結され、操作部の円盤部分の周縁を覆いつつ竿元側端部が円盤部分より竿元側に突出するゴムカバー部とを備える。
【0010】
この尻栓はそのネジ部を竿体の竿元側端部に螺合させて用いられることになる。通常の状態では、操作部の円盤部分の竿元側にまで突出しているゴムカバー部が、障害物などとの接触の際にはその衝撃を吸収し、尻栓の破損等も防止される。
釣竿を構成する竿体同士が固着してしまったような際に、釣人が尻栓の竿元側端面を他の部材等に強く叩き付ける等して、一定以上の衝撃がゴムカバー部に与えられると、ゴムカバー部はその弾性によって穂先側に縮小して操作部の円盤部分が竿元側に露出する。この円盤部分が衝撃を直接受けることになり、竿体同士の固着の解除が容易になる。
【0011】
また、この尻栓を竿体に脱着する際には、円盤部分の周縁にあるゴムカバー部を穂先側に押し込み若しくは穂先側に捲って、円盤部分をゴムカバー部内から露出させる。そして、この円盤部分を摘んで尻栓を回転させる。
発明2の尻栓は、発明1の尻栓であって、操作部は、ネジ部の竿元側においてネジ部より大径に張り出した鍔部分と、鍔部分の竿元側に連続し鍔部分より小径に縊れた首部分と、首部分の竿元側に連続し首部分より大径且つ鍔部分より小径の円盤部分とを有している。一方、ゴムカバー部は穂先端部に径内側方向に張出した張出部分を有し、この張出部分が首部分に係止されている。
【0012】
首部分と張出部分とが噛み合ってゴムカバー部が操作部に装着されており、ゴムカバー部の穂先側に捲る作業等の際にも、ゴムカバー部が不用意に操作部から外れてしまうようなことがない。このゴムカバー部は操作部に対して接着固定しても良いが、首部分と張出部分との噛み合わせに留めても良い。この場合には、ゴムカバー部を必要に応じて脱着・交換することも可能である。
【0013】
発明3の尻栓は、発明1又は2の尻栓であって、操作部の円盤部分の周面には滑り止め用の溝が軸方向に向かって複数形成されている。
竿体に対する尻栓の脱着操作の際に、ゴムカバーを穂先側に押し込み若しくは穂先側に捲って円盤部分を摘む際に、この溝が滑り止め効果をさらに高める。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の1つの実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2に示すように、本発明のある実施形態を採用した尻栓1は、釣竿の最も竿元側に位置する元竿Rの竿元側端部に脱着自在に装着されている。具体的には、元竿Rの竿元側端部内周面に直接形成されたナット部分若しくは別途装着されたナット部材に、尻栓1が螺合している。
【0015】
尻栓1は、元竿Rの竿元側端部に螺合するネジ部2と、ネジ部2の竿元側に形成された操作部3と、操作部3の周面に配置されるゴムカバー部4とからなる。ネジ部2は、周面にネジ溝が形成され、元竿Rの竿元側端部内に挿入されそのナット部分に螺合するように加工されている部分である。
操作部3は、このネジ部2の竿元側においてネジ部2より大径に張り出した鍔部分5と、鍔部分5の竿元側に連続し鍔部分5より小径に縊れた首部分6と、首部分6の竿元側に連続し首部分6より大径且つ鍔部分5より小径の円盤部分7とを有している。このネジ部2及び操作部3は、硬質の合成樹脂若しくは金属から一体的に形成されている。鍔部分5の外径は元竿Rの外径に合致するように設定するのが好ましい。また、円盤部分7は尻栓1の径方向に位置する円盤型の部分である。その周面に周方向に間隔を隔てて尻栓1の軸方向に延びる複数のローレット溝などが形成される。
【0016】
ゴムカバー部4は、ウレタンゴム,NBRゴム等のゴム素材から形成される略円筒型の部材である。その素材のゴム硬度はHs55〜70程度が好ましい。このゴムカバー部4は穂先側部分において径内側方向に張出した張出部分4aを有している。この張出部分4aは操作部3の首部分6に噛み合わされており、この張出部分4aでゴムカバー4は操作部3に装着されている。首部分6に噛み合わされている張出部分4aは直接操作部3に対して接着固定してもよい。このように張出部分4aを操作部3に対して接着固定する場合であっても、ゴムカバー部4のその余の部分はフリーな状態としておく。
【0017】
なお、このゴムカバー部4の軸方向長さはその竿元側端部が上述の円盤部分6の竿元側端面よりもさらに竿元側に突出するように設定される(図2参照)。このゴムカバー部4の突出長さは任意であるが、2〜4mm程度に設定するのが好ましい。また、ゴムカバー部4の外径は操作部3の鍔部分5に合わせておくのが好ましい。
【0018】
このような尻栓1では、通常の状態では、操作部3の円盤部分7の竿元側にまで突出しているゴムカバー部4が、竿元側からの障害物などとの接触の際にはその衝撃を吸収する。そして、尻栓1の不当な破損を回避し、衝撃なども吸収する。
一方、図3に示すように、尻栓1を装着した釣竿を構成する竿体同士(例えば、元竿Rとその穂先側に振出形式で連結された元上竿と)が固着してしまったような際には、釣人は、その固着解除のために、尻栓1の竿元側端面を他の部材等に強く叩き付ける。このように強く叩き付けられ一定以上の衝撃がゴムカバー部4に与えられると、ゴムカバー部4はその弾性によって穂先側に縮小し、操作部3の円盤部分7が竿元側に露出する。そして、この円盤部分7が衝撃を直接受け、その衝撃を直接的に竿体に伝達するので、竿体同士の固着の解除が容易になる。
【0019】
さらに、図4に示すように、この尻栓1を元竿Rに装着し若しくは元竿Rから取り外すために、尻栓1を回動させる際には、円盤部分7の周縁にあるゴムカバー部4を穂先側に押し込み、若しくは穂先側に捲って、円盤部分7をゴムカバー部4内から露出させる。そして、釣人はこの円盤部分7を摘んで尻栓1を円滑に回転させることができる。
【0020】
円盤部分7には滑り止め用溝もその周面に形成されており、操作性に富み、濡れた手などによる操作も容易である。また、ゴムカバー部4は操作部3の首部分6に装着されており、ゴムカバー部4を穂先側に捲っても、ゴムカバー部4が不用意に操作部3から外れてしまうようなこともない。
【0021】
【発明の効果】
本発明に係る尻栓によれば、情況に応じて要請される破損防止,固着解除,操作性向上という各要請に対して、十分に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施形態を採用した尻栓1を示した図。
【図2】図1の尻栓1の断面図。
【図3】竿体の固着解除時における尻栓1の断面図。
【図4】尻栓1の脱着操作時における尻栓1の断面図。
【符号の説明】
1 尻栓
2 ネジ部
3 操作部
4 ゴムカバー部
6 首部分
7 円盤部分
R 元竿




 

 


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