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発明の名称 釣竿
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2004−81040(P2004−81040A)
公開日 平成16年3月18日(2004.3.18)
出願番号 特願2002−244020(P2002−244020)
出願日 平成14年8月23日(2002.8.23)
代理人
発明者 谷口 一真 / 松本 聖比古
要約 課題
釣竿と釣糸との接触を防止することができる釣竿(ベイトキャスティングロッド)の提供。

解決手段
釣竿本体11に複数の釣糸ガイド13が設けられている。釣糸ガイド13は、釣糸27を釣竿本体11の径方向に移動させ付勢する付勢機構17を備える。付勢機構17は、ガイドリング19の釣糸載置面28により構成される。釣糸載置面28は、釣竿本体11の径方向に延びる平面により構成されている。
特許請求の範囲
【請求項1】
細長棒状に形成された釣竿本体と、
釣竿本体の基端部を支持すると共に釣糸が繰出又は巻取自在に巻回された釣用リールを保持するグリップと、
釣竿本体の上面に長手方向に沿って複数配置され、釣糸を支持案内する釣糸ガイドとを有し、
当該釣糸ガイドは、上記釣糸に所定の張力が生じた場合に当該釣糸を上記釣竿本体の中心軸に対して径方向に移動させて所定位置に付勢する付勢機構を備えている釣竿。
【請求項2】
上記釣糸ガイドは、
釣竿本体に固定されたガイドフレームと、
ガイドフレームに支持され、上記釣糸を支持する支持部を備えたガイドリングとを有し、
上記付勢機構は、上記支持部に形成され、上記釣竿本体の径方向に延びる釣糸載置面を有する請求項1記載の釣竿。
【請求項3】
上記釣糸載置面は、平面に形成されている請求項2記載の釣竿。
【請求項4】
上記付勢機構は、
少なくとも釣竿本体の穂先部に配置されている釣糸ガイドに備えられている請求項1ないし3のいずれかに記載の釣竿。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術の分野】
この発明は、釣竿に関し、特に、釣竿に設けられている釣糸ガイドの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
ベイトキャスティングリールが装着される釣竿は、例えば、図5が示すように、リール1が釣竿2に対して上向きに装着される。このような場合に、釣竿2に設けられた釣糸ガイド3は上向きになるように配置され、リール1から引き出された釣糸4は、釣竿2の上縁に沿うように釣糸ガイド3によって支持され案内される。釣糸ガイド3は、通常円形のガイドリングを備えており、釣糸4は、ガイドリングの内部に挿通されている。
このような釣竿では、魚がヒットして釣竿が大きく湾曲した場合に(同図が示す状態)、釣糸4が釣竿2の表面(例えば、同図が示すポイントP)と接触することがある。
【0003】
図6は、上記接触点Pを釣竿1の上方から見た要部拡大図である。
釣糸4と釣竿2との単なる接触はそれ自体特に問題はない。
ところが、魚がヒットした際に釣人は、魚の向きを強制的に変えたいとき等には、釣竿2を左右に振る場合があり、そのような場合に、釣糸4は、上記ガイドリング内を移動する。また、釣竿2のスパイン(釣竿の製作上、当該釣竿に曲がりにくい方向が発現する性質)の影響により、釣糸4は、隣り合う釣糸ガイド3間において、釣糸4の位置が異なってしまう場合もある。
このため、釣糸4は、図6が示すように、釣竿2の左右方向に移動し、釣竿2と激しく摺動してしまうことがあり、その場合には、釣糸4が摩擦によって切断されてしまうおそれもある。
【0004】
従来から、釣糸が摩擦によって切断されるのを防ぐために、釣糸ガイドの構造が改良されている(例えば、特許文献1参照)。
従来では、釣糸が摩擦により切断される原因は、主として釣糸と釣糸ガイドとの摩擦であると考えられており、そのために、釣糸ガイドは、釣糸との滑らかな摺動を実現するための種々の改良が施されている。
【0005】
【特許文献1】
実開昭54−22096号公報 (第2図)
【0006】
本発明はかかる背景のもとになされたものであり、その目的は、釣竿と釣糸との接触を防止することができる釣竿(ベイトキャスティング用ロッド)を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1) 上記目的を達成するため、本願に係る釣竿は、細長棒状に形成された釣竿本体と、釣竿本体の基端部を支持すると共に釣糸が繰出又は巻取自在に巻回された釣用リールを保持するグリップと、釣竿本体の上面に長手方向に沿って複数配置され、釣糸を支持案内する釣糸ガイドとを有し、当該釣糸ガイドは、上記釣糸に所定の張力が生じた場合に当該釣糸を上記釣竿本体の中心軸に対して径方向に移動させて所定位置に付勢する付勢機構を備えていることを特徴とするものである。
【0008】
この構成によれば、釣用リールから繰り出された釣糸は、各釣糸ガイド内に挿通され、各釣糸ガイドによって案内される。魚がヒットしたときは、釣糸が引っ張れて張力が生じると共に、釣竿本体が湾曲する。これにより、釣糸は、釣糸ガイドに押し付けられるようにして支持案内される。
このとき、付勢機構により、当該釣糸は、釣竿本体の中心軸に対して径方向に移動され、所定の位置に付勢される。つまり、釣糸は、釣竿本体の軸方向に対して径方向にずれた位置に付勢された状態で配置されるから、釣竿本体が大きく湾曲した場合であっても、釣糸は釣竿本体と接触することがない。また、仮に釣糸が釣竿本体に接した場合であっても、釣糸が上記位置に付勢されているから、釣糸が釣竿本体の径方向に揺動することがない。
【0009】
(2) 上記釣糸ガイドは、釣竿本体に固定されたガイドフレームと、ガイドフレームに支持され、上記釣糸を支持する支持部を備えたガイドリングとを有し、上記付勢機構は、上記支持部に形成され、上記釣竿本体の径方向に延びる釣糸載置面を有して構成される。
この構成では、魚がヒットして釣糸に張力が生じた場合は、釣糸が釣糸載置面に押し付けられる。この釣糸載置面は、釣竿本体の径方向に延びているから、当該張力が生じている釣糸が釣糸載置面の中央部に位置するときは、その位置が保持されず非常に不安定な状態となる。したがって、釣糸は、張力が生じたときは、釣竿本体の軸方向に対して径方向のいずれかの方向に移動し、当該張力に起因する押圧力で釣糸載置面の端部に付勢される。
【0010】
(3) 上記釣糸載置面は、平面に形成されているのが好ましい。
釣糸載置面が平面に形成されることによって、当該釣糸載置面が簡単に構成される。したがって、上記付勢機構が安価に構成され、釣竿全体の製造コストの上昇が抑えられる。
【0011】
(4) 上記付勢機構は、少なくとも釣竿本体の穂先部に配置されている釣糸ガイドに備えられているのが好ましい。
釣竿が湾曲した場合に、釣糸と釣竿本体とが接触するのは、主として釣竿本体の穂先部である。なぜなら、魚がヒットした場合には、この穂先部が最も湾曲されるからである。
したがって、釣竿本体のうち釣糸と接触するおそれのある部分に配置されている釣糸ガイドにのみ上記付勢機構が備えられるのみで、釣糸と釣糸本体との接触を効果的に回避することができる。しかも、付勢機構が設けられた釣糸ガイド以外の釣糸ガイドは、従来のものと同様のものが採用され得るから、釣竿全体の製造コストの上昇を抑えることができる。
なお、上記「穂先部」とは、釣竿全体の長さLa(釣竿本体の先端からグリップの後端までの距離)に対して、釣竿本体の先端からLa/4の位置までをいう。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態に係る釣竿10の正面図である。
釣竿10は、ベイトキャスティングリールが装着されるタイプのもので、釣竿本体11と、釣竿本体11の基端部に設けられたグリップ12と、釣竿本体10の軸方向に沿って複数配置された釣糸ガイド13とを備えている。
【0014】
釣竿本体11は、全体として細長棒状に形成されており、所定のテーパを有する。すなわち、釣竿本体11は、その基端部側の外径が大きく設定されており、先端側に向かって外径が漸次小さくなるように形成されている。
釣竿本体11は既知の要領で構成される。例えば、カーボンプリプレグが所定形状に裁断され、これが筒状に巻回されることによって、円筒状の釣竿本体11が形成される。
なお、釣竿本体11は、複数の円筒状部材が連結されて構成されるものであってもよい。すなわち、上記要領により外径の異なる円筒状部材が複数形成され、これらが所定の連結構造(例えば並継等)により軸方向に連結されることによって、釣竿本体11が構成されていてもよい。
【0015】
グリップ12は、例えばコルクや合成樹脂等により構成されている。グリップ12は、既知の構造を有し、釣用リール14を保持するリールシート15を備えている。リールシート15は、釣用リール14の脚部を挟持することによって釣用リール14を保持している。
グリップ12の内部には、釣竿収容室が形成されている。この釣竿収容室はグリップ12の先端面16に開口を有し、グリップ12の軸方向に沿って形成されている。釣竿本体11の基端部は、グリップ12の先端面16からグリップ12の内部に挿通され、支持されている。
【0016】
釣糸ガイド13は、図1が示すように、釣竿本体11に複数配置されている(13a〜13h)。釣糸ガイド13の個数は特に限定されず、所定のスパンで釣竿本体11の長手方向に沿って配置されている。
釣糸ガイド13は、上記リールシート15が設けられた方向に突出するように配置されており、釣竿10は、釣糸ガイド13が上方に向けられた状態で使用される。
【0017】
釣竿本体11の先端に設けられた釣糸ガイド13aは、第1番釣糸ガイドと称され、第1番釣糸ガイド13aから順に第2番釣糸ガイド13b、第3番釣糸ガイド13cと称される。
なお、、本実施形態に係る釣竿10では、釣用リール14に最も近い位置に配置されている釣糸ガイド13h及びこれと隣り合う釣糸ガイド13gは、釣糸27を支持する際に最も大きな支持力が作用するため、両端支持構造により釣竿本体11に連結されている。これに対して、その他の釣糸ガイド13a〜13fは、いわゆる片持ち状に釣竿本体11に連結されている。もっとも、すべての釣糸ガイド13が、上記両端支持構造により釣竿本体11に連結されていてもよいことは勿論である。
【0018】
図2は、釣糸ガイド13hの斜視図であり、図3は正面図である。
この釣糸ガイド13hは、後に詳述される付勢機構17を備えている。
釣糸ガイド13hは、ガイドフレーム18と、ガイドリング19とを備えており、このガイドリング19によって上記付勢機構17が構成されている。
【0019】
ガイドフレーム18は、たとえばチタン合金等により構成されており、フレーム本体20と脚部21,22とを備えている。
フレーム本体20は環状に形成されており、本実施形態では開拡角度が180°の扇形に形成されている。また、脚部21,22は、フレーム本体20の下面23に延設されている。各脚部21,22の先端部24,25は、釣竿本体11の長手方向に沿わされており、これらが前述の支持構造により釣竿本体11に連結されている。
【0020】
ガイドフレーム18の全高H(釣竿本体11の上面26からガイドフレーム18の上端までの高さ)は、従来のガイドフレームの全高と同様の寸法に設定されている。もっとも、この全高Hは、従来のガイドフレームの全高よりも大きくても、小さくてもよいことは言うまでもない。
【0021】
ガイドリング19は、例えばシリコンカーバイド(SiC)により構成されている。ガイドリング19は、その外形形状が扇形に形成されており、上記ガイドフレーム18の内面形状に対応している。したがって、ガイドリング19は、ガイドフレーム18の内部にぴったりと嵌め込まれて固定されている。
ガイドリング19は、図2及び図3が示すように、リング状に形成されており、その内面形状は、開拡角度が180°の扇形に形成されている。
【0022】
ガイドリング19は、実際に釣糸27が挿通された際に釣糸27が支持される支持部19aを備えている。この支持部19aの上面は、釣糸27が載置される釣糸載置面28を構成している。なお、この釣糸載置面28に連続して、円弧状面29が形成されている。
釣糸載置面28は、水平に形成されている。すなわち、釣糸載置面28は、平面であり、釣竿本体11の径方向に沿う方向に形成されている。そして、この釣糸載置面28により、上記付勢機構17が構成されている。釣糸載置面28の作用効果については、後述される。
【0023】
釣糸載置面28の高さh(釣竿本体11の上面26から釣糸載置面28までの高さ)は、従来のガイドリングと同様の寸法に設定されている。もっとも、この高さhの寸法は、釣竿本体11の外径寸法d等に応じて、適宜設計変更されるものである。
また、釣糸載置面28の幅寸法L(釣竿本体11の径方向に沿う寸法)は、釣竿本体11の外形寸法dに対して、30%〜500%に設定される。ただし、寸法Lは、寸法dに対して40%〜200%に設定されるのが好ましい。
【0024】
また、円弧状面29は、釣糸載置面28の端部に滑らかに連続し、上方へ円弧状に湾曲されている。
なお、本実施形態では、釣糸載置面28と円弧状面29とが連続する部分30は、曲面に形成されている。これにより、ガイドリング19に挿通される釣糸27が上記部分30に引っ掛かることはない。もっとも、この部分30は、曲面に形成されている必要はない。
【0025】
本実施形態に係る釣竿10では、図1が示すように、釣用リール14から繰り出された釣糸27は、釣糸ガイド13に挿通支持されて案内される。魚がヒットしたときは、釣糸27が引っ張れて張力が生じ、これと共に釣竿本体11が矢印31の方向に湾曲する。そして、釣糸27は、釣糸ガイド13に押し付けられるようにして支持される。
【0026】
このとき、釣糸27は、図3が示すように、釣糸載置面28に押し付けられる。この釣糸載置面28は、釣竿本体11の径方向に水平に延びているから、張力が生じている釣糸27が釣糸載置面28の中央部に位置するときは、その位置が保持されず非常に不安定な状態となる。したがって、張力が生じた釣糸27は、釣糸載置面28上で左右のいずれかの方向に移動し、釣糸載置面28の端部に押し付けられる。すなわち、釣糸27は、当該張力に起因する押圧力で釣糸載置面28の端部に付勢される。
【0027】
また、他のすべての釣糸ガイド13a〜13gについても、釣糸ガイド13hと同様の構成である。すなわち、各釣糸ガイド13a〜13gは、そのガイドフレームのフレーム本体及びガイドリングの形状は、釣糸ガイド13gの上記フレーム本体20及びガイドリング19と相似形に形成されている。このため、他のすべての釣糸ガイド13a〜13gについても同様に、釣糸27は、釣糸載置面の端部に付勢される。
【0028】
したがって、釣竿本体11が大きく湾曲した場合であっても、釣糸27は、釣糸ガイド13の各釣糸載置面(28)の端部に付勢されることにより、釣竿本体11の中心軸線からずらされるので、釣竿本体11と接触することがない。
また、仮に釣糸27が釣竿本体11に接した場合であっても、釣糸27が各釣糸載置面(28)の端部に付勢されているから、釣糸27が左右に(釣竿本体11の径方向に)揺動することがない。
これにより、釣糸27が釣竿本体11と激しく摺動することはなく、その結果、釣竿本体11との摺動を原因として釣糸27が切断されるおそれはない。
【0029】
また、本実施形態に係る釣糸ガイド13は、従来の釣糸ガイド(ガイドリングが円形に形成されたもの)のガイドリングが二分割された形状に形成されることによっても構成される。つまり、釣糸ガイド13は、従来の円形のガイドリングの上半分が採用された半円形に形成されていてもよい。このようにして釣糸ガイド13が形成されることによって、釣糸ガイド13の全高(H)は従来の釣糸ガイドと同様でありながら、釣糸載置面(28)の高さ(h)のみを高くすることができる。
これにより、釣糸ガイド13によって支持された釣糸27は、釣竿本体11からより離隔され、釣糸27と釣竿本体11との接触は一層効果的に回避されるという利点がある。
【0030】
本実施形態では、上記釣糸27を上記釣糸載置面(28)の端部に付勢するための付勢機構17は、水平に形成された釣糸載置面(28)により構成されている。このため、釣糸ガイド13において、釣糸載置面(28)は簡単に構成され、その結果、釣竿10全体の製造コストの上昇が抑えられる。
【0031】
また、図4は、本実施形態の変形例に係る釣糸ガイド13hの正面図である。本変形例が示すように、釣糸載置面28aは、水平面ではなく、その端部が下方へ傾斜した湾曲面に形成されていてもよい。もっとも、当該釣糸載置面28aは、湾曲面に代えて傾斜面に形成されていてもよい。
このように釣糸載置面28aが湾曲面等に形成されることにより、釣糸27は、一層効果的に釣糸載置面28aの端部に寄せられ、その状態が保持される。したがって、なお一層釣糸27と釣竿本体11との接触が回避されることになる。なお、本変形例では、フレーム本体20の角部20aは、面取加工が施され、いわゆるアール面に形成されている。これにより、釣糸ガイド13間に配置される釣糸27がフレーム本体20に引っ掛かってしまうことはない。もっとも、この角部20aは、面取加工が施されていなくてもよいことは勿論である。
【0032】
加えて、本実施形態及び上記変形例では、各釣糸ガイド13a〜13hのすべてが上記付勢機構17を備えているが、釣糸ガイド13の一部のみが上記付勢機構17を備えている構成であってもよい。具体的には、少なくとも、釣竿本体11の穂先部Tに配置された釣糸ガイド13a〜13eのみが上記付勢機構17を備えているのが好ましい。
なお、本実施形態では、穂先部Tに配置された釣糸ガイド13は、上記釣糸ガイド13a〜13eであるが、釣竿の仕様によって穂先部に配置される釣糸ガイドの数が異なる。本実施形態では、釣竿本体11の穂先部Tとは、釣竿10の全長Laに対して、釣竿本体11の先端からLa/4の位置までの範囲をいう。
【0033】
釣竿本体11の穂先部Tは、魚がヒットした場合に最も湾曲する部分である。つまり、魚がヒットした場合に、釣糸27と釣竿本体11とが接触する可能性の最も高い部分が上記穂先部Tである。したがって、釣竿本体11のうち釣糸27と接触するおそれの強い穂先部Tに配置されている釣糸ガイド13a〜13eにのみ上記付勢機構17が備えられるのみで、釣糸27と釣糸本体11との接触を効果的に回避することができる。
しかも、釣糸ガイド13a〜13e以外の釣糸ガイドは、従来のものと同様のものが採用され得るから、釣竿10全体の製造コストの上昇を抑えることができるという利点もある。
【0034】
なお、釣竿10の仕様によっては、釣竿本体11の根本部Bに配置された釣糸ガイド13にのみ上記付勢機構17が備えられていてもよい。
釣竿本体11の根本部Bは、魚がヒットした場合であっても湾曲しにくい部分であるが、上記付勢機構17が備えられることによって釣糸17と釣竿本体11との接触がより効果的に回避される。
特に、付勢機構17が、前述のように半円形に形成されたガイドリング19の釣糸載置面28によって構成される場合(図3参照)は、釣糸27は、釣竿本体11から距離(h)だけ離れた位置に支持されるので、従来の釣糸ガイドに比べて釣糸27が釣竿本体11からより離反された位置で支持される。これにより、釣糸27は、釣竿本体11と接触する可能性はきわめて低くなる。
【0035】
【発明の効果】
以上のように本願発明によれば、魚がヒットした状態で釣糸は、付勢機構によって釣竿本体の径方向に付勢された状態で配置されるから、釣糸が釣竿本体の径方向に揺動することはない。したがって、釣糸が釣竿本体に対して径方向に強く摺動することはなく、その結果、このような釣竿本体と釣糸との摺動を原因として釣糸が切断されるおそれはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る釣竿の正面図である。
【図2】図2は、本発明の一実施形態に係る釣糸ガイドの斜視図である。
【図3】図3は、本発明の一実施形態に係る釣糸ガイドの正面図である。
【図4】図4は、本発明の一実施形態の変形例に係る釣糸ガイドの正面図である。
【図5】図5は、従来のベイトキャスティングロッドの使用状態における正面図である。
【図6】図6は、図5における要部拡大平面図である。
【符号の説明】
10・・・釣竿
11・・・釣竿本体
12・・・グリップ
13・・・釣糸ガイド
14・・・釣用リール
17・・・付勢機構
18・・・ガイドフレーム
19・・・ガイドリング
19a・・・支持部
20・・・フレーム本体
21・・・脚部
22・・・脚部
26・・・釣竿本体の上面
27・・・釣糸
28・・・釣糸載置面
T・・・穂先部
La・・・全長




 

 


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