米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 農業 -> 株式会社シマノ

発明の名称 口栓
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2004−73094(P2004−73094A)
公開日 平成16年3月11日(2004.3.11)
出願番号 特願2002−238504(P2002−238504)
出願日 平成14年8月19日(2002.8.19)
代理人
発明者 松本 聖比古 / 谷口 一真 / 谷川 尚太郎
要約 課題
操作性に富み竿体へのスムーズな脱着が可能とする口栓を提供する。

解決手段
この口栓10は、挿入部分11と頭部分12とを有する栓部13と、13栓部を長手方向に貫通する紐材14と、紐材14の一端に連結される球材15と、紐材14が貫通した状態で紐材14上に配置されるパイプ材16とを有する。
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の竿体を振出形式に連結して構成される釣竿において、各竿体を竿元側の竿体に順次収納した状態で竿元側に位置する竿体の穂先側端部に装着する口栓であって、
前記の竿元側に位置する竿体の穂先側端部に挿入される挿入部分と前記挿入部分より太径の頭部分とを有する栓部と、
前記栓部を長手方向に貫通する紐材と、
前記紐材の一端に連結される球材と、
前記紐材が貫通した状態で前記紐材上を相対的に長手方向に移動自在に配置されるパイプ材とを備え、
前記栓部は、前記挿入部分の内部にその内壁面が前記頭部分側ほど小径化するテーパ面となっている前記球材を収納可能な収納空間を有し、また、前記頭部分の径方向中央に長手方向に貫通する貫通孔を有しており、
前記紐材は、前記栓部の前記貫通孔及び収納空間を貫通しており、前記球材が前記栓部の収納空間側方向に位置し、前記パイプ材が前記栓部の頭部分側方向に位置している、口栓。
【請求項2】
前記栓部の挿入部分の外周面は前記頭部分側ほど大径化するテーパ面となっている、請求項1に記載の口栓。
【請求項3】
前記パイプ材の前記栓部と反対側方向の端部には抜け止めフランジが形成されている、請求項1又は2に記載の口栓。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は振出形式の釣竿の元竿に栓をするための口栓に関する。詳しくは、複数の竿体を順次竿元側に位置する竿体内に収納した際に、竿元側に位置する竿体の穂先側端部に装着し、この竿体内に収納した他の竿体が穂先側に飛び出すのを防止する口栓に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の竿体を振出形式に連結して構成される振出竿と呼ばれるタイプの釣竿は、例えば、リールを装着可能なリールシートを有し最も竿元側に位置する元竿と、元竿の穂先側に順次竿元側の竿体内に収納可能に連結される元上竿,中竿,そして最も穂先側に位置する穂先竿を有している。そして、使用時には順次各竿体を穂先側に引き出して一本の釣竿として用いられ、収納時には各竿体が竿元側の竿体内部に収納されることになる。そして、収納時等においては竿元側の竿体内部に収納した各竿体が穂先側に飛び出さないように、元竿の穂先側に口栓が装着される。このような口栓は、一般に、弾性を有するゴム材から形成されており、その弾性力をもって元竿の穂先側端部に嵌着されている。
【0003】
従来の口栓は、元竿の穂先側内周面に当接する外周面をテーパ面とすることで、元竿に嵌着した際の嵌合力を調整しているものも多い。しかし、このような口栓では、繰り返し使用している間に嵌着力が低下する点、また、強く口栓を元竿に挿入しすぎた場合に固着してしまう点などの問題があった。
そこで、嵌着力を調整して口栓の脱着を円滑にするための技術が提案されてきた。例えば、特開平7−255329号公報には、口栓の内部にテーパ面を有する調整体を配置し、螺子部を回転させて調整体をテーパ面に当てる程度を変化させることで口栓の径を変化させ、嵌着力を調整したものが開示されている。
【0004】
しかし、このような口栓は構造が複雑化し部品数も増加するためコスト高となる。また、一々螺子部を回して脱着するような操作は煩雑である。さらに、砂ゴミ等の付着し易い口栓では、螺子部の回転がゴミ等によって阻害されてしまう恐れもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、操作性に富み竿体へのスムーズな脱着が可能とする口栓を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
発明1の口栓は、複数の竿体を振出形式に連結して構成される釣竿において、各竿体を竿元側の竿体に順次収納した状態で竿元側に位置する竿体の穂先側端部に装着する口栓である。この口栓は、竿元側に位置する竿体の穂先側端部に挿入される挿入部分と挿入部分より太径の頭部分とを有する栓部と、栓部を長手方向に貫通する紐材と、紐材の一端に連結される球材と、紐材が貫通した状態で紐材上を相対的に長手方向に移動自在に配置されるパイプ材とを備えている。
【0007】
この栓部は、挿入部分の内部にその内壁面が頭部分側ほど小径化するテーパ面となっている球材を収納可能な収納空間を有し、また、頭部分の径方向中央に長手方向に貫通する貫通孔を有している。紐材は、栓部の貫通孔及び収納空間を貫通しており、球材が栓部の収納空間側方向に位置し、パイプ材が栓部の頭部分側方向に位置している。
【0008】
この口栓は、以下のようにして用いられる。
口栓の球材は栓部の収納空間側にフリーな状態としておく。振出竿の各竿体を順次竿元側に位置する竿体内に収納したところで、この竿元側に位置する竿体の穂先側端部から、球材と共に栓部の挿入部分を竿体内に挿入する。栓部の挿入部分を竿体に一応嵌着させた後、紐材を引き上げて球材を栓部の収納空間内に引き入れる。球材は収納空間のテーパ面に当接して栓部の挿入部分を拡径化させて、栓部と竿体との嵌着力を強める。
【0009】
一方、口栓を竿体から取り外す際には、パイプ材を口栓の頭部分の貫通孔に差し込んで、球材を収納空間内から竿体側へ押し出す。その結果、栓部の挿入部分の拡径化は解除され、嵌着力が従前の状態に戻る。
発明2の口栓は、発明1の口栓であって、栓部の挿入部分の外周面は頭部分側ほど大径化するテーパ面となっている。
【0010】
この口栓では、口栓を竿体の穂先側から竿体内へ挿入し易く、脱着作業がより容易になる。
発明3の口栓は、発明1又は2の口栓であって、パイプ材の栓部と反対側方向の端部には抜け止めフランジが形成されている。球材を収納部分から押し出す際に栓部の頭部分の貫通孔にパイプ材を挿入した際に、誤ってパイプ材を押し込みすぎても、フランジが抜け止めとなってパイプ材が貫通孔内に入り込んでしまうのを抑える。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
本発明の一実施形態を採用した口栓10は、図1に示すように釣竿の元竿1の穂先側端部に装着される栓部材である。この釣竿は、筒状の元竿1の穂先側に順次元上竿2,中竿3,穂先竿4と振出形式で連結され一本の竿体として用いられるものであり、収納時には、順次竿元側の竿体内部に収納される(図2参照)。そして、元竿1内に元上竿2〜穂先竿4が収納された後に、口栓1が元竿1の穂先側端部に装着され、元竿1内の各竿体が穂先側に飛び出してしまうのを抑えている。
【0012】
この口栓10は、元竿1の穂先側端部に挿入される挿入部分11と挿入部分11より太径の頭部分12とを有する栓部13と、栓部13を長手方向に貫通する紐材14と、紐材の一端に連結される球材15と、紐材14が貫通した状態で紐材14上を相対的に長手方向に移動自在に配置されるパイプ材16と、紐竿14の他端に連結されるリング17とを有している。
【0013】
栓部13は略円筒型であり、元竿1の穂先側端部に挿入される柱状の挿入部分11と挿入部分11の穂先側に形成された頭部分12とは一体的に形成される。これらの部分は、PBTやNBR等の弾性を有するゴム材若しくは天然コルクなどから構成される。
挿入部分11は中空であり、この内部が球材15を収納可能な収納空間11aとなっている。収納空間11aの内壁面は頭部分12側ほど小径化するテーパ面となっており、収納空間11aの長手方向中央付近の内径が球材15の直径におよそ合致する程度にそのテーパが設定されている。また、挿入部分11の外周面は、頭部分12側ほど大径化するような緩いテーパが施されている。さらに、周方向に間隔を隔てつつ長手方向に伸びる複数の突起を形成してもよい。この挿入部分11の外径は元竿1の穂先側端部の内径に嵌着可能なように設定する。
【0014】
頭部分12は挿入部分11より拡径した鍔状の部分である。径方向中央に長手方向に貫通する貫通孔12aが形成されている。貫通孔12aは後述のパイプ材16が挿通可能な程度の大きさである。
紐材14は、ナイロン繊維等の合成樹脂の撚糸等から形成される。栓部13の頭部分12の貫通孔12a及び挿入部分11の収納空間11aを貫通している。その一端側(貫通した栓部13の挿入部分11側)には球材15が連結され、他端側にはリング17が連結されている。リング17は金属又は合成樹脂などからなる部材であって、紐材14を結びつけてある。球材15は金属,硬質合成樹脂若しくはゴム材などから形成される球体である。この球材15の直径は上述の収納空間11aに合わせて設定される。
【0015】
パイプ材16は、金属若しくは硬質合成樹脂製のものであり、長手方向に上述の紐材14が挿通した状態で紐材14上に配置されている。その径は上述の貫通孔12aを挿通可能なように設定される。また、長手方向長さは、栓部13の長手方向長さと同等若しくはそれよりも長く設定される。例えば、図4に示すように、他端側の端部に他の部分より径方向に広がって張り出すフランジを形成してもよい。このようなフランジ部分を形成する場合には、そのフランジは上述の貫通孔12aの径より大きく設定する。
【0016】
この口栓10は、以下のようにして、元竿1の穂先側端部に装着され若しくは取り外されることになる。
元竿1に口栓10を装着する際には、球材15は栓部13の一端側にフリーな状態としておく。穂先竿4から順次元竿1内に収納したところで、元竿1の穂先側端部へ球材15を入れると共に挿入部分11を元竿1の穂先側端部に挿入して、一応嵌着させる。例えば、釣り場の移動など簡易に口栓10を装着する場合であれば、この状態で口栓10を元竿1に装着しておけば足りる。口栓10を元竿1にしっかりと嵌着させる場合には、紐材14を引き上げて球材15を栓部13の収納空間11a内に引き入れる。球材14は収納空間11aのテーパ面に当接して栓部13の挿入部分11を拡径化させて、栓部13の挿入部分11と元竿1の穂先側内周面との嵌着力を強める(図2参照)。
【0017】
一方、口栓10を元竿1から取り外す際には、図3に示すように、パイプ材16を口栓10の頭部分12の貫通孔12aに差し込んで、球材15を収納空間11a内から元竿1内へと押し出す。なお、図4に示すようなパイプ材をもちいれば、誤ってパイプ材を貫通孔に押し入れすぎても、パイプ材が貫通孔内に入り込んでしまうことはない。
【0018】
球材15が排出されることで挿入部分11の拡径化は解除され、嵌着力が従前の状態に戻る。その後、口栓10をつまんで元竿1から容易に取り外すことができる。
【0019】
【発明の効果】
この口栓は、比較的簡易な構造でコスト性に優れるとともに、操作性にも富み、竿体へのスムーズな脱着が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用した口栓10を示した図。
【図2】図1の口栓10を元竿1に装着した状態を示した図。
【図3】図1の口栓10を元竿1から取り外す状態を示した図。
【図4】パイプ材16の変形例を示した図。
【符号の説明】
1 元竿
2 元上竿
3 中竿
4 穂先竿
10 口栓
11 挿入部分
12 頭部分
14 紐材
15 球材
16 パイプ材




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013