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発明の名称 釣竿
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2004−57098(P2004−57098A)
公開日 平成16年2月26日(2004.2.26)
出願番号 特願2002−220904(P2002−220904)
出願日 平成14年7月30日(2002.7.30)
代理人
発明者 川下 剛生 / 松本 聖比古
要約 課題
コスト安価に釣竿の軽量化を図ること。

解決手段
グリップ16が筒状に形成されており、握りやすい外形形状を呈する。グリップ16は、コア部材18を備える。コア部材18は、切欠凹部を有する。切欠凹部は、コア部材18の肉厚方向に切り込まれた周溝21により構成される。周溝21は、コア部材18の軸方向に沿って複数設けられている。切欠凹部は、螺旋状の溝、スリット又はディンプルにより構成されていてもよい。
特許請求の範囲
【請求項1】
細長棒状に形成された釣竿本体と、釣竿本体の後端部に設けられたグリップとを備えた釣竿であって、
上記グリップは、
所定肉厚の筒状に形成され、肉厚方向に切り込まれた切欠凹部が設けられたコア部材と、
コア部材に被せられ、当該グリップの所定の外形形状を規定する被覆部材とを有することを特徴とする釣竿。
【請求項2】
上記切欠凹部は、
上記グリップの内周面側に形成されている請求項1記載の釣竿。
【請求項3】
細長棒状に形成された釣竿本体と、釣竿本体の後端部に設けられたグリップとを備えた釣竿であって、
上記グリップは、
複数のリング状部材により構成され、各リング状部材は、釣竿本体の後端部に軸方向に沿って所定の隙間を有して並設されていることを特徴とする釣竿。
【請求項4】
細長棒状に形成された釣竿本体と、釣竿本体の後端部に設けられたグリップとを備えた釣竿であって、
上記グリップは、
長尺のひも状部材により構成され、当該ひも状部材は、釣竿本体の後端部に軸方向に沿って所定のピッチで螺旋状に巻回されていることを特徴とする釣竿。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術の分野】
この発明は釣竿に関し、具体的には、釣竿のグリップ部分の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
釣竿は、釣りの種類によって長さや強度の異なるものが使い分けられ、それに対応すべく多数の仕様の釣竿が提供されているが、一般に釣竿は、細長の棒状に形成されており、釣人は、釣竿の端部を把持して釣竿を操作する。したがって、釣人は、釣竿を把持した際に、釣竿の自重に起因したモーメントに釣り合う支持モーメントを負担し、釣人は、この支持モーメントをいわゆる「持ち重り」として感じる。この支持モーメントが大きい場合は、釣人は、釣竿が重いと感じ、釣竿の操作性が低下する。
【0003】
このため、従来から釣竿は、上記支持モーメントが小さくなるように改良が施されており、近年では、釣竿は、相当の軽量化が図られている。
ところで、例えばへら釣りに使用される釣竿では、特に釣竿の操作性の向上が望まれている。そのため、釣竿についてさらなる軽量化の要請がある。
しかし、釣竿を構成する素材等に関しては、軽量化はもはや限界に近づいており、釣竿本体のさらなる軽量化は、コスト等を考慮すると、きわめて困難である。
本発明は、かかる背景のもとになされたものであって、コスト安価に軽量化を図ることができる釣竿を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(1) 本願発明者は、釣竿の軽量化を図るため、釣竿に設けられているグリップに注目し、グリップの構造を改良することによって、釣竿全体のさらなる軽量化が図れると考えた。
【0005】
(2) そこで、本願に係る釣竿は、細長棒状に形成された釣竿本体と、釣竿本体の後端部に設けられたグリップとを備えた釣竿であって、上記グリップは、所定肉厚の筒状に形成され、肉厚方向に切り込まれた切欠凹部が設けられたコア部材と、コア部材に被せられ、当該グリップの所定の外形形状を規定する被覆部材とを有することを特徴とするものである。
この構成によれば、グリップは、釣竿本体の後端部に取り付けられる。グリップはコア部材に被せられた被覆部材によって所定の外形形状を呈する。したがって、釣人は、グリップを良好に握ることが可能となる。
また、コア部材には切欠凹部が設けられているから、グリップはいわゆる肉抜きがされた状態となる。したがって、コア部材が軽量化され、グリップ自体の軽量化が図られる。
特に、上記切欠凹部は、上記グリップの内周面側に形成されていてもよい。これにより、グリップの外周面は円滑な曲面に形成されるので、必要であれば、グリップの外周面は、所望の加工等が簡単に行われる。
【0006】
(3) また、本願に係る釣竿は、細長棒状に形成された釣竿本体と、釣竿本体の後端部に設けられたグリップとを備えた釣竿であって、上記グリップは、複数のリング状部材により構成され、各リング状部材は、釣竿本体の後端部に軸方向に沿って所定の隙間を有して並設されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、各リング状部材が釣竿本体の後端部に並設されるので、各リング状部材の外縁を結ぶ仮想含絡線によって、グリップの所定の外形形状が決定される。これにより、釣人は、グリップを良好に握ることが可能となる。また、このように形成されたグリップは、各リング状部材間に所定の隙間が形成されている。したがって、グリップがいわゆる肉抜きされた串状に形成され、軽量化が図られている。
【0007】
(4) さらに、本願に係る釣竿は、細長棒状に形成された釣竿本体と、釣竿本体の後端部に設けられたグリップとを備えた釣竿であって、上記グリップは、長尺のひも状部材により構成され、当該ひも状部材は、釣竿本体の後端部に軸方向に沿って螺旋状に巻回されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、ひも状部材が釣竿本体の後端部に螺旋状に巻回されているので、巻回されたひも状部材の外縁を結ぶ仮想含絡線によって、グリップの所定の外形形状が決定される。これにより、釣人は、グリップを良好に握ることが可能となる。また、ひも状部材が螺旋状に巻回されることにより、ひも状部材のうち当該螺旋状に巻かれた部分の間には、所定の隙間が形成される。したがって、グリップがいわゆる肉抜きされた串状に形成され、軽量化が図られている。
【0008】
(5) 上記切欠凹部は、上記グリップの周方向に形成された周溝、上記グリップの軸方向に沿って螺旋状に形成された螺旋溝、上記グリップの軸方向に形成されたスリット、又は上記グリップに形成されたディンプルにより構成されていてもよい。この構成では、上記周溝、螺旋溝、スリット又はディンプルにより、グリップのいわゆる肉抜きが簡単に行われる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
【0010】
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る釣竿10の正面図である。
この釣竿10は、いわゆるへら竿として構成されている。釣竿10は、第1節11〜第4節14と、第4節14の後端部に設けられたグリップ16とを備えている。
各節11〜14は、細長の円筒状に形成されており、第1節11が最も細径に形成され、第2節12,第3節13及び第4節14の順に太径となっている。各節11〜14は、たとえばカーボン繊維を巻回して筒状に形成する等、公知の要領で製造されている。
【0011】
各節11〜14は、釣竿本体15を構成しており、これらが順に軸方向に嵌め合わされることにより、実釣時の釣竿10として形成される。すなわち、各節11〜14は、いわゆる並継形式で継がれており、第1節11の後端部が第2節12の先端部に、第2節12の後端部が第2節13の先端部に、第3節13の後端部が第4節14の先端部に嵌め込まれている。
なお、各節11〜14は、本実施形態では並継形式で継がれているが、継ぎ方の形式は特に限定されるものでないことは勿論である。
【0012】
グリップ16は、釣人が釣竿10を操作する際に実際に握る部分であり、握りやすい外形形状に設計されている。また、第1節11の先端部には、釣糸が連結される釣糸連結部17が形成されている。釣糸連結部17は、例えば樹脂繊維を編み込んでひも状に形成することにより構成されている。
【0013】
図2は、釣竿10の要部拡大断面図であり、グリップ16の構造が詳細に示されている。
本実施形態の特徴とするところは、上記グリップ16の構造にある。すなわち、グリップ16は、コア部材18と、被覆部材19と、固定キャップ20とを有しており、コア部材18は、同図が示すように櫛状に形成され、いわゆる肉抜き構造となっている。
【0014】
コア部材18は、例えばコルクにより構成されている。コア部材18を構成する材料は、コルクに限定されるものではなく、発泡樹脂、プライウッド等が採用される。
コア部材18は、全体として円筒状に形成されており、第4節14の後端部に嵌め込まれている。コア部材18の外径は、図中左側部分(釣竿10の先端側部分)が小さく、第4節14の外径と略一致するように形成されている。同図が示すように、コア部材18の外径は、図中左側部分から右側に向かって(軸方向後方に向かって)滑らかに大きくなり、その後、滑らかに小さくなっている。つまり、コア部材18は、略紡錘形に形成されている。
【0015】
コア部材18がかかる形状に形成されている理由は、グリップ16の外形形状はコア部材18の外形形状によって決定されるものであり、グリップ16は、実釣時において釣人が把持する部分であるところ、釣人が釣竿10を良好に操作するために、釣人が握りやすい形状とするためである。
一例として、コア部材18の左端の外径d1は、5mm〜30mm、最大外径d2は、10mm〜40mm、右端の外径は、5mm〜35mmに設定され、コア部材18の全長L1は、50mm〜250mm、左端から最大外径位置までの距離L2は、30mm〜200mmに設定される。
【0016】
コア部材18は、外形形状が上記略紡錘形に形成された後、複数の周溝21(切欠凹部)が形成されることにより構成される。本実施形態では、周溝21は、14本形成されている。このように周溝21が形成されることにより、コア部材18は、外径の異なる薄肉円板が複数並設された櫛状に形成される。この周溝は、例えば、コア部材18の周面が切削されることにより形成されることができる。
各周溝21の幅寸法eは、1mm〜20mmに設定することができる。本実施形態では、この幅寸法eは一律であるが、各周溝21ごとに変化させることもできる。また、周溝21の深さ寸法は、コア部材18の外径寸法の変化に対応して変化する。ただし、各周溝21の底部の肉厚寸法tは、一定となるように設定されている。本実施形態では、この肉厚寸法tは、0mm〜30mmに設定することができる。
【0017】
被覆部材19は、例えば袋織りされた袋状部材により構成されている。被覆部材19を構成する材料は、グリップ16の軽量化を考慮して、綿、毛、ウレタン等の合成繊維等を採用することができる。被覆部材19は、開口側(図2において左側)からコア部材18に被せられている。このように、被覆部材19がコア部材18に被せられることにより、当該被覆部材19によって、グリップ16の外形形状(外縁の形状)が規定される。
固定キャップ20は、例えば、コルク、天然木、プライウッド、アルミニウム合金等の金属、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン等の合成樹脂等により構成されている。固定キャップ20は、二段円柱状に形成されており、小径部22と大径部23とを備えている。大径部23は、コア部材18の外周面と滑らかに連続するために、角部が曲面に形成されている。
【0018】
上記小径部22は、上記被覆部材19がコア部材18に被せられた状態でコア部材18の後端部に嵌め込まれている。これにより、被覆部材19がコア部材18と上記小径部22との間に挟み込まれ、固定される。一方、固定キャップ20の大径部23は、コア部18の端面に当接する。
なお、上記小径部22の軸方向寸法(コア部材18の内部に挿入される寸法)は、適宜設定されるが、本実施形態では、固定キャップ20がコア部材18に嵌め込まれた状態で、小径部22の端面が第4節14の後端部に当接するように設定されている。
【0019】
上記被覆部材19は、固定キャップ20により固定された状態で、コア部材18の周方向に沿って捩られながらコア部材18の外周面に沿わされる。このとき、被覆部材19は、所定の樹脂(例えば、ポリウレタンやエポキシ樹脂等)を用いて硬化処理がなされる。これにより、被覆部材19は、コア部材18の外周面にぴったりと張り付けられ、グリップ16の滑らかな外周面が形成される。
なお、被覆部材19の左端部は、ポリウレタン、エポキシ樹脂等を用いて第4節14の外周面と滑らかに連続するように成形される。
【0020】
本実施形態に係る釣竿10では、グリップ16は、釣竿本体15の後端部、すなわち第4節14の後端部に取り付けられる。グリップ16は予め設計された上記略紡錘形状を呈するから、釣人は、グリップ16を良好に握ることが可能となる。また、グリップ16には複数の周溝21が形成されているから、グリップ16はいわゆる肉抜き処理が施された状態となる。したがって、グリップ16は、効果的な軽量化が図られており、その結果、釣竿10は、軽量できわめて操作性の良いものとなる。
特に、本実施形態では、上記周溝21が設けられることにより肉抜き処理が施されているので、グリップ16の軽量化が簡単且つ安価に行われる。これにより、釣竿10の製造コストが大幅に上昇することはないという利点がある。
【0021】
なお、本実施形態では、周溝21は14本設けられているが、周溝21の数は、特に限定されるものではない。
また、本実施形態では、グリップ16は上記被覆部材19及び固定キャップ20を備えているが、これらを無くし、コア部材18のみによってグリップ16が構成されていてもよい。
【0022】
次に、本実施形態の変形例について説明される。
図3は、本実施形態の第1の変形例に係る釣竿10のグリップ25の構造を示す図である。なお、同図では、グリップ25のうち、コア部材18のみが図示されている。
この変形例が上記実施形態と異なるところは、上記実施形態では、上記周溝21が設けられることによって肉抜き処理が施されていたのに対し、本変形例では、螺旋溝26が設けられている点である。なお、その他の構成については、上記実施形態と同様である。
【0023】
この螺旋溝26は、グリップ25の軸方向に沿って形成されている(同図では、簡略化のために、螺旋溝26の中間部分は省略されている)。螺旋溝26の幅寸法及び深さ寸法は、上記実施形態に係る周溝21と同様に設定されている。また、螺旋溝26のピッチpは、1mm〜30mmに設定される。
なお、本変形例では、上記被覆部材19が装着される際に、被覆部材の捩り方向は、螺旋の方向と逆であるのが望ましい。なぜなら、その場合には、被覆部材19がコア部材18により確実に巻き付けられるからである。
【0024】
次に、図4は、本実施形態の第2の変形例に係る釣竿10のグリップ27の構造を示す図である。なお、同図では、グリップ27のうち、コア部材18のみが図示されている。
この変形例が上記実施形態と異なるところは、上記実施形態では、上記周溝21が設けられることによって肉抜き処理が施されていたのに対し、本変形例では、スリット28が設けられている点である。なお、その他の構成については、上記実施形態と同様である。
【0025】
このスリット28は、グリップ27の軸方向に形成されている。スリット28の幅寸法及び深さ寸法は、上記実施形態に係る周溝21と同様に設定されている。また、スリット28は、コア部材18の周方向に均等に6カ所設けられている(同図では、3カ所のみ図示されている)。ただし、スリット28の数は、6カ所に限定されるものではないことは勿論である。
【0026】
次に、図5は、本実施形態の第3の変形例に係る釣竿10のグリップ29の構造を示す図である。なお、同図では、グリップ27のうち、コア部材18のみが図示されている。
この変形例が上記実施形態と異なるところは、上記実施形態では、上記周溝21が設けられることによって肉抜き処理が施されていたのに対し、本変形例では、ディンプル30が設けられている点である。なお、その他の構成については、上記実施形態と同様である。
【0027】
このディンプル30は、多数設けられており、コア部材18の外周面全体に均等に配設されている(同図では、簡略化のため、一部のみ図示されている)。ディンプル30の外径は、1mm〜20mmに設定され、深さは、1mm〜50mmに設定される。なお、ディンプル30の個数は、特に限定されるものではない。
【0028】
このような変形例では、コア部材18に上記螺旋溝26、スリット28又はディンプル30が設けられることにより、コア部材18は、簡単に肉抜き処理が施される。したがって、グリップ25,27,29の軽量化が簡単且つ安価に行われるという利点がある。
【0029】
さらに、上記実施形態及び各変形例では、上記周溝21、螺旋溝26、スリット28及びディンプル30は、すべてコア部材18の外周面に形成されているが、これら周溝21等は、コア部材18の内周面32(図2参照)側に形成されていてもよい。
この場合には、グリップ25,27,29の外周面は何ら加工が施されていないので、円滑な曲面に仕上げられる。したがって、上記被覆部材19の装着がより簡単となって、グリップ25,27,29の組立作業が容易となり、引いては、釣竿10全体の製造コストの上昇が抑えられる。しかも、コア部材18の外周面に他の加工等が必要な場合であっても、当該外周面が円滑面に形成されているので、所望の加工等が簡単に行われる。
【0030】
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明される。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る釣竿35の要部拡大斜視図であり、グリップ36の構造を示している。
【0031】
本実施形態に係るグリップ36が上記第1の実施形態に係るグリップ16と異なるところは、上記グリップ16は、コア部材18が釣竿本体15とは別個独立の部材として構成されていたのに対し(図2参照)、本実施形態に係るグリップ36では、複数のリング状部材37が釣竿本体15の第4節14に直接取り付けられており、これらリング状部材37によってグリップ36が構成されている点である。なお、その他の構成については、上記第1の実施形態と同様である。
【0032】
各リング状部材37は、例えば、コルク、天然木、プライウッド、アルミニウム合金等の金属、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン等の合成樹脂等により構成されている。各リング状部材37は、所定肉厚の円板状に形成されており、中央部に所定内径の貫通孔が形成されている。この貫通孔の内径は、第4節14の外径に対応されており、各リング状部材37は、第4節14にぴったりと嵌合するようになっている。各リング状部材37は、例えば接着剤等により、第4節14に固着されていてもよい。
なお、各リング状部材37は、本実施形態では、単に板状部材を円形に裁断した形状となっているが、釣人がグリップ36を把持した際の握り心地等を考慮して、各リング状部材37の周面及び角部が曲面に形成されていてもよい。
【0033】
各リング状部材37の肉厚は、1mm〜55mmに設定される。また、各リング状部材37は、外径寸法がそれぞれ異なっており、所定の順番で所定の隙間をあけて第4節14に嵌め込まれている。これにより、すべてのリング状部材37が第4節14に嵌め込まれた状態で、各リング状部材37の外縁を結ぶ仮想含絡線Hは、グリップ36の外形形状を呈する。そして、この外形形状は、第1の実施形態で示された形状と同様であり、釣人が把持しやすい形状となっている。
【0034】
本実施形態に係るグリップ36では、各リング状部材37が第4節14に並設され、各リング状部材37間に所定の隙間が形成されている。したがって、グリップ36がいわゆる肉抜きされた串状に形成され、さらなる軽量化が実現される。その結果、釣竿35は一層軽量化され、釣竿35の操作性は一層向上する。
【0035】
次に、本実施形態の変形例について説明される。
図7は、本実施形態の変形例に係るグリップ38の構造を示す要部拡大斜視図である。
【0036】
本変形例の特徴とするところは、本実施形態では、上記リング状部材37によってグリップ36が構成されていたのに対し、本変形例では、長尺のひも状部材39によりグリップ38が構成されている点である。なお、その他の構成については、本実施形態と同様である。
【0037】
図8は、ひも状部材39の要部拡大斜視図である。
ひも状部材39は、例えば、シリコーンゴム等のゴム、綿、毛、ポリウレタン等の合成繊維等により構成されている。図8が示すように、本実施形態では、ひも状部材39の断面形状は矩形に形成されており、長手方向に沿ってテーパが形成されている。そして、ひも状部材39は、その先端部40から釣竿本体15の第4節14に巻き付けられる。
このとき、ひも状部材39は、第4節14の後端部に、軸方向に沿って螺旋状に巻き付けられる。これにより、ひも状部材39は、所定のピッチで第4節14に巻き付けられる。
【0038】
このようにひも状部材39が第4節14に巻き付けられることにより、グリップ38が構成される。しかも、ひも状部材39は、前述のようにテーパが形成されているから、巻回されたひも状部材39の外縁を結ぶ仮想含絡線Hによって、前述された外形形状のグリップ38が形成される。これにより、釣人は、グリップ38を良好に握ることが可能となる。
また、ひも状部材39が螺旋状に巻かれるので、当該螺旋状に巻かれた部分同士の間には、所定の隙間が形成される。つまり、グリップ38がいわゆる肉抜きされた串状に形成され、軽量化が図られている。その結果、釣竿35は一層軽量化され、釣竿35の操作性は一層向上する。
【0039】
本実施形態及び変形例では、リング状部材37又はひも状部材39によってグリップ36,38が構成されており、上記第1の実施形態で示された被覆部材19は設けられていないが、この被覆部材19を備えた構成とすることができるのは勿論である。
また、上記ひも状部材39は、図8が示すように断面が矩形状に形成されているが、釣人がグリップ38を把持した際の握り心地等を考慮して、ひも状部材39の周面や角部が曲面に形成されていてもよい。
【0040】
上記各実施形態等では、本発明は、へら竿に適用されるものとして説明されているが、本発明は、へら竿に限定されるものではなく、一般にグリップを備えた釣竿に適用されるものであることは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、グリップがいわゆる肉抜きされた構造であるから、従来の釣竿に比べて十分な軽量化が図られる。しかも、グリップがかかる肉抜きが施された場合であっても、グリップの外形の成形には何ら制限は加えられないので、釣人にとって握りやすいグリップを構成することができる。その結果、釣竿の操作性は格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態に係る釣竿の正面図である。
【図2】図2は、本発明の第1の実施形態に係る釣竿の要部拡大断面図である。
【図3】図3は、本発明の第1の実施形態の第1の変形例に係る釣竿のグリップの構造を示す図である。
【図4】図4は、本発明の第1の実施形態の第2の変形例に係る釣竿のグリップの構造を示す図である。
【図5】図5は、本発明の第1の実施形態の第3の変形例に係る釣竿のグリップの構造を示す図である。
【図6】図6は、本発明の第2の実施形態に係る釣竿の要部拡大斜視図である。
【図7】図7は、本発明の第2の実施形態の変形例に係るグリップの構造を示す要部拡大斜視図である。
【図8】図8は、本発明の第2の実施形態の変形例に係るひも状部材の要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
10・・・釣竿
14・・・第4節
15・・・釣竿本体
16・・・グリップ
18・・・コア部材
19・・・被覆部材
20・・・固定キャップ
21・・・周溝
25・・・グリップ
26・・・螺旋溝
27・・・グリップ
28・・・スリット
29・・・グリップ
30・・・ディンプル
32・・・内周面
35・・・釣竿
36・・・グリップ
37・・・リング状部材
38・・・グリップ
39・・・ひも状部材




 

 


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