米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 農業 -> 株式会社シマノ

発明の名称 トゥルーチューナ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2004−33017(P2004−33017A)
公開日 平成16年2月5日(2004.2.5)
出願番号 特願2002−190564(P2002−190564)
出願日 平成14年6月28日(2002.6.28)
代理人
発明者 東山 貴一 / 平原 研治
要約 課題
ラインアイの角度を精密に調整することができ、且つ携行性に優れたトゥルーチューナの提供。

解決手段
本体11の前端面12に溝部13が設けられている。溝部13は、細幅の溝と太幅の溝とがクロスしており、十字状に形成されている。各溝の幅寸法は、0.75mm〜1.25mmの範囲で設定される。本体11は、中央部16が滑らかに縮径されている。本体11の後部15に、貫通孔18が設けられている。
特許請求の範囲
【請求項1】
端面を有する棒状に形成された本体と、
上記端面に形成された、所定の幅寸法及び所定深さ寸法を有する溝部とを備えたトゥルーチューナ。
【請求項2】
上記溝部は複数設けられており、各溝部は、互いに交差しており且つそれぞれの幅寸法が異なっている請求項1記載のトゥルーチューナ。
【請求項3】
上記本体は、手で把持しやすい細長棒状に形成されており、且つ周方向外形寸法が長手方向中央部において滑らかに小さくなるように設定されている請求項1又は2記載のトゥルーチューナ。
【請求項4】
上記本体は細長円柱状に形成されており、当該本体の周面の一部が平面に形成されている請求項1ないし3のいずれかに記載のトゥルーチューナ。
【請求項5】
上記本体の軸方向に交差する方向に貫通する貫通孔が設けられている請求項1ないし4のいずれかに記載のトゥルーチューナ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術の分野】
この発明は、釣用ルアーのメンテナンスに使用される道具、具体的には、釣用ルアーのラインアイの角度を調整する道具(トゥルーチューナ)に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
一般に釣用ルアー(以下、単に「ルアー」と称される)は、ルアー本体と、ルアー本体に設けられたラインアイとを備えている。ルアー本体は、樹脂、金属、木材等により形成され、例えばベイトフィッシュ等に似せた形態に形成されている。ラインアイは、通常、金属により環状に形成され、ラインが連結されるようになっている。
釣人は、ロッドを操作して(通常、「キャスティング」と称される)ルアーを所望のポイントへ投入する。このとき、ルアーの飛行に伴ってラインが釣用リールから引き出され、ルアーが上記ポイントに投入された後、釣人は釣用リールを操作し(通常、「リーリング」と称される)、投入されたルアーをリトリーブする。釣果の向上のためには、ルアーがリトリーブされるときに、当該ルアーがあたかもベイトフィッシュが泳いでいるかのように演出されることが望ましいと一般的に考えられている。そのため、釣人は、リーリングの際に、リールの巻取速度、ロッドのアクション等を適当に調整し、ルアーの泳ぎを演出する。
【0003】
ところで、ルアーの泳ぎを演出するために、ルアー本体に対するラインアイの角度を変化させるという手段がある。ラインアイの角度が変化されることによって、ルアー本体は、水面に対して傾いたり、リトリーブされる際に揺動したりするので、ターゲットとなる魚に対して、ルアー本体がベイトフィッシュであることの強いアピールになると考えられている。
従来では、ラインアイの角度は、釣人が携行するペンチやプライヤによって変化されていた。しかし、ペンチ等は、釣人が携行する道具としては寸法及び重量が大きいうえ、一般に小さな部品であるラインアイの角度を精密に調整するのは容易ではなかった。
そこで、本発明の第1の目的は、ラインアイの角度を精密に調整することができるトゥルーチューナを提供することである。また、本発明の第2の目的は、さらに携行性に優れたトゥルーチューナを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(1) 上記第1の目的を達成するため、本願に係るトゥルーチューナは、端面を有する棒状に形成された本体と、上記端面に形成された、所定の幅寸法及び所定深さ寸法を有する溝部とを備えたことを特徴とするものである。
この構成によれば、釣人は、トゥルーチューナを手に取り、上記所定形状の溝部をルアーに設けられたラインアイに係合させる。これにより、ラインアイは、トゥルーチューナの溝部にぴったりと嵌め込まれる。したがって、釣人がトゥルーチューナを操作することによって、ラインアイの角度は、自在に且つ精度よく調整される。
【0005】
上記溝部は複数設けられており、各溝部は、互いに交差しており且つそれぞれの幅寸法が異なっていてもよい。
かかる構成では、幅寸法の異なる複数の溝部が形成されるから、ラインアイを構成する部材の外径が一定でない場合であっても、溝部はこれに対応することができる。すなわち、ルアーに設けられるラインアイは、通常、線状のステンレス鋼等が湾曲形成されることにより形成され、このステンレス鋼の線径はルアーの種類によってさまざまであるが、幅寸法の異なる溝部が複数設けられることによって、溝部は、さまざまな線径のラインアイと係合することができる。これにより、さまざまな種類のルアーについて、ラインアイの角度調整が可能である。
特に、上記溝の所定幅寸法は、0.75mm〜1.25mmに設定されるのが好ましい。これにより、通常、市販されているすべてのルアーのラインアイの角度調整が可能となる。
【0006】
(2) また、上記第2の目的を達成するため、上記本体は、手で把持しやすい細長棒状に形成されており、且つ周方向外形寸法が長手方向中央部において滑らかに小さくなるように設定されているのが好ましい。
この構成では、釣人が上記本体を把持したときに、本体は手にフィットする。つまり、上記本体は、非常に軽量小形に形成されている。しかも、上記本体の周方向外形寸法が長手方向中央部において滑らかに小さくなっている。つまり、上記本体は、中央部がくびれるように縮径された状態となっており、上記本体は、きわめて握り心地の良いものとなる。
【0007】
また、上記本体は細長円柱状に形成されており、当該本体の周面の一部が平面に形成されていてもよい。
この構成では、上記本体が細長円柱状に形成されているから、一層握り心地が良く、ラインアイの調整もより一層しやすくなる。しかも、本体の周面の一部が平面に形成されているから、釣り場等に載置したときに転がってしまうことがない。
【0008】
さらに、上記本体の軸方向に交差する方向に貫通する貫通孔が設けられていてもよい。
このような貫通孔が設けられることによって、トゥルーチューナは、例えばピンオンリール等に係止される。これにより、上記携行性が一層向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係るトゥルーチューナの斜視図である。また、図2は、図1におけるA−矢視図であり、トゥルーチューナの前端面の構造が図示されている。
【0011】
トゥルーチューナ10は、ルアーフィッシングの際に使用される道具であり、ルアーに設けられたラインアイの角度を変化させるためのものである。釣人が意図的にラインアイの角度を変化させる場合とは、例えば、ルアーの泳ぎを釣人が演出するために、敢えてラインアイが曲げられる場合や、キャスティングが繰り返されることによってラインアイが釣人の意図しない方向に曲がってしまったときに、これが矯正される場合等である。
【0012】
トゥルーチューナ10は、図1が示すように、全体として細長棒状に形成された本体11と、本体11の前端面12(同図において左端面)に設けられた溝部13とを備えている。
【0013】
本体11は、例えば、ステンレス鋼、チタン合金等により構成されており、断面が円形に形成されている。すなわち本体11は、細長の円柱状に形成されている。本体11は、前部14及び後部15と、これらの間に形成され、両者を滑らかに連続させる中央部16とを有する。
本体11の全長は、60mm〜100mm程度に設定され、前部14の外径は、5mm〜10mm程度、後部15の外径は、6mm〜12mm程度、中央部16の外径は、4mm〜6mm程度に設定される。本実施形態では、全長が80mm、前部14の外径が6mm、後部15の外径が8mm、中央部16の外径が5mmに設定されている。
【0014】
上記前部14には、周方向に延びる周溝17が設けられている。この周溝17は、本実施形態では5本だけ設けられているが、これに限定されるものではなく、さらに多数の周溝17を設けることができる。この周溝17が設けられることによって、本体11が釣人の手によって把持された際に、滑り止めがなされるようになっている。もっとも、この周溝17は無くすこともできる。
【0015】
また、上記後部15の端部には、貫通孔18が設けられている。この貫通孔18は、図1が示すように、本体11の軸方向に直交するように設けられている。ただし、貫通孔18は本体11の軸方向に直交して設けられている必要はなく、当該軸方向に交差する方向に設けられていればよい。この貫通孔18が設けられることによる作用効果については、後述される。
【0016】
上記溝部12は、図2が示すように十字状に形成されている。すなわち、溝部12は、細溝19と太溝20とを有しており、これらが互いに直交している。
細溝19及び太溝20のそれぞれの幅寸法d1,d2は、本実施形態では1.05mm及び1.25mmに設定されている。もっとも、これら寸法d1,d2は、上記寸法に限定されるものではなく、寸法d1については、0.75≦d1≦1.05の範囲で、寸法d2については、1.05≦d1≦1.25の範囲で適宜設定される。
また、溝部12の深さ寸法は、適宜設定されるが、本実施形態では、4.5mmに設定されている。
【0017】
本実施形態に係るトゥルーチューナ10は、次のようにして使用される。
まず、釣人は、トゥルーチューナ10を手で把持する。このとき、釣人は、例えば本体11の後部15を手のひら側に配置し、親指及び人差し指等で前部14を摘むようにすると、中指が中央部16に当接する。
【0018】
釣人は、この状態で、前端面12に形成された溝部13をルアーに設けられたラインアイに係合させる。ラインアイは、通常、金属製の線材が略円形に湾曲形成されたものであるから、釣人が上記前端面12をラインアイの径方向に当接させるように操作することによって、ラインアイが溝部12にぴったりと嵌め込まれる。これにより、釣人がトゥルーチューナを傾斜させ、又はねじる等の操作することによって、ラインアイの角度は、自在に且つ精密に調整される。
その結果、ルアーがリトリーブされる際に、釣人は、ルアーを傾斜させ、揺動させ、又はトレースラインを湾曲させる等することができ、ルアーの泳ぎに種々の演出を行うことができる。
【0019】
また、本体11は、細長棒状に形成され、しかも中央部16が滑らかにくびれた形状とされているから、釣人が本体11を把持したときに、本体11は釣人の手にフィットする。さらに、本体11は上記各寸法に設定されているから、非常に軽量小形に形成されている。したがって、トゥルーチューナ10は、きわめて握り心地の良いものであると共に、携帯に便利なものとなる。
【0020】
特に、本実施形態では、上記溝部12は細溝19及び太溝20を備えているから、ラインアイを構成する線材の外径が太くても、又は細くても、トゥルーチューナ10は、これに対応することができ、精密なラインアイの角度調整が可能である。
本実施形態では、前述のように細溝19と太溝20との2つが備えられているが、さらに多数の溝が設けられ、各溝の幅寸法が異なっていてもよい。これにより、ラインアイを構成する線材の外径がさまざまに変化した場合であっても、トゥルーチューナ10は、これに対応することができる。
【0021】
さらに、本実施形態では、本体11に貫通孔18が設けられているので、このトゥルーチューナ10は、例えばピンオンリール等に装着される。ピンオンリールは、通常、釣りの際に着用するライフジャケットに取り付けられるので、トゥルーチューナ10を使用する際に、迅速に取り出すことができ、携行性が一層向上する。
【0022】
次に、本実施形態の変形例について説明される。
図3は、本実施形態の変形例に係るトゥルーチューナ30の斜視図である。
このトゥルーチューナ30が上記実施形態に係るトゥルーチューナ10と異なるところは、本体11の前部14に、平面部31が形成されている点である。なお、トゥルーチューナ30のその他の構成については、トゥルーチューナ10と同様であるので、それらの説明は省略される。
【0023】
図3が示すように、この平面部31は、前部15の軸方向に沿って一対形成されている。同図は斜視図であるため、平面部31は1カ所のみ図示されているが、実際には、図示されている平面部31の反対側に(本体11の軸方向を挟んで平面部31の裏側に)、当該平面図31と同様の平面部が形成されている。この平面部31は、前部15の周面の一部が軸方向に切り落とされた状態で形成されている。
本変形例では、この平面部31は上記前部15に一対形成されているが、これに限定されるものではなく、単一でもよいし、さらに多数設けられていてもよい。
【0024】
このように平面部31が設けられることにより、本体11が全体として細長円柱状に形成されていても、トゥルーチューナ30が釣り場等に載置されたときに、不用意に転がってしまうことがない。したがって、トゥルーチューナ30が非常に使い勝手の良いものとなる。
【0025】
さらに、上記実施形態に係るトゥルーチューナ10は、次のような設計変更が施されてもよい。
上記実施形態では、本体11は、断面が円形の部材として構成されているが、これに限定されるものではなく、断面が多角形状に形成されていてもよい。
【0026】
また、上記実施形態では、本体11の前部14のみに溝部13が設けられているが、本体11の後部15にも設けられていてもよい。その場合、本体11の後部15に端面が形成されることが必要である。そして、後部15の後端面に、上記溝部13と同様の形状の溝部が設けられていてもよい。その場合に、溝部13の寸法(上記寸法d1,d2)と後端面に設けられた溝部の寸法とが変えられることにより、ラインアイを構成する線材の外径がより一層さまざまに変化したとしても、各ラインアイに適合することが可能となる。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ラインアイは、トゥルーチューナの溝部にぴったりと嵌め込まれるので、ラインアイの角度は、トゥルーチューナによって精密に調整される。しかも、トゥルーチューナが軽量小形であり、非常に握りやすい形状であるから、釣人が携行するのに非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係るトゥルーチューナの斜視図である。
【図2】図2は、図1におけるA−矢視図であり、トゥルーチューナの前端面の構造が図示されている。
【図3】図3は、本実施形態の変形例に係るトゥルーチューナの斜視図である。
【符号の説明】
10・・・トゥルーチューナ
11・・・本体
12・・・前端面
13・・・溝部
16・・・中央部
18・・・貫通孔
19・・・細溝
20・・・太溝
30・・・トゥルーチューナ
31・・・平面部




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013