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発明の名称 スピニングリールのロータ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2004−262(P2004−262A)
公開日 平成16年1月8日(2004.1.8)
出願番号 特願2003−280311(P2003−280311)
出願日 平成15年7月25日(2003.7.25)
代理人
発明者 大西 謙次 / 佐藤 純 / 森本 伸一
要約 課題
 スピニングリールのロータにおいて、軽量化を図りつつ強度を高く維持できるようにする。

解決手段
 スピニングリールのロータは、リール本体2に回転自在に装着され釣り糸をスプールに案内するためのロータであって、円筒部30と、第1及び第2ロータアーム32と、ベールアーム44とを備えている。円筒部30は、リール本体2に回転自在に装着されている。第1及び第2ロータアーム32は、円筒部30の後部外周面において対向して配置された第1及び第2接続部32aと、第1及び第2接続32aからそれぞれ外方に凸に湾曲して前方に延びるとともに延びるにつれて回転方向の幅が狭くなる先細り形状の第1及び第2アーム部32bとを各別に有する。ベールアーム44は、両ロータアーム32の先端に揺動自在に装着されている。
特許請求の範囲
【請求項1】
 リール本体に回転自在に装着され釣り糸をスプールに案内するためのスピニングリールのロータであって、
 前記リール本体に回転自在に装着された円筒部と、
 前記円筒部の後部外周面において対向して配置された第1及び第2接続部と、前記第1及び第2接続部からそれぞれ外方に凸に湾曲しつつ前方に延びるとともに延びるにつれて回転方向の幅が狭くなる先細り形状の第1及び第2アーム部とを各別に有する第1及び第2ロータアームと、
 前記両ロータアームの先端に揺動自在に装着されたベールアームと、
を備えたスピニングリールのロータ。
【請求項2】
 前記第1及び第2接続部は、前記円筒部と周方向に滑らかに連続して形成されており、前記第1及び第2アーム部は、前記第1及び第2接続部と滑らかに連続して形成され前記円筒部と間隔をあけてそれぞれ前方に延びている、請求項1に記載のスピニングリールのロータ。
【請求項3】
 リール本体に回転自在に装着され釣り糸をスプールに案内するためのスピニングリールのロータであって、
 前記リール本体に回転自在に装着された円筒部と、
 前記円筒部の後部外周面において対向して配置され前記円筒部と周方向に滑らかに連続して形成された第1及び第2接続部と、前記第1及び第2接続部と滑らかに連続して形成され前記円筒部と間隔をあけてそれぞれ前方に延びるとともに延びるにつれて回転方向の幅が狭くなる先細り形状の第1及び第2アーム部とを各別に有する第1及び第2ロータアームと、
 前記両ロータアームの先端に揺動自在に装着されたベールアームと、
を備えたスピニングリールのロータ。
【請求項4】
 前記第1及び第2接続部の少なくとも一方は前記後部外周面において周方向に間隔を隔てて前記円筒部に配置された2つの脚部を有し、前記第1アーム部及び第2アーム部のうち前記2つの脚部に連続するアーム部は先端部で1つに集合して前記ベールアームを揺動自在に支持する、請求項1から3のいずれかに記載のスピニングリールのロータ。
【請求項5】
 前記ベールアームは、前記第1及び第2ロータアームにそれぞれ揺動自在に装着された第1及び第2ベール支持部材と、前記第1ベール支持部材の先端に回転自在に装着されたラインローラと、前記ラインローラを挟んで前記第1ベール支持部材に固定された固定軸カバーと、前記第2ベール支持部材と固定軸カバーとを連結するベールとを有する、請求項1から4のいずれかに記載のスピニングリールのロータ。
【請求項6】
 前記第1ベール支持部材は、六角穴付きボルトにより前記第1ロータアームの外側に揺動自在に装着されている、請求項5に記載のスピニングリールのロータ。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
 本発明は、ロータ、特に、リール本体に回転自在に装着され釣り糸をスプールに案内するためのスピニングリールのロータに関する。
【背景技術】
【0002】
 一般に、スピニングリールは、ハンドルを有するリール本体と、リール本体に前後移動自在に装着され外周に釣り糸が巻き付けられるスプールと、リール本体に回転自在に支持されスプールに釣り糸を巻き付けるためのロータとを備えている(たとえば特許文献1参照)。ハンドルの回転は、通常、フェースギア及びフェースギアに噛み合うピニオンギアを介してロータに伝達される。
【0003】
 ロータは、リール本体に回転自在に支持されたピニオンギアに回転不能に装着された円筒部と、円筒部の後部外周面において対向して配置された第1及び第2ロータアームと、両ロータアームの先端に揺動自在に装着されたベールアームとを備えている。両ロータアームは、円筒部と一体成形されており、円筒部から径方向外方に台形状に滑らかに幅を縮小しながら延びた後略90度折れ曲がって前方に延びている。
【特許文献1】特開平7−246045号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
 前記従来のロータでは、2つのロータアームがいずれも円筒部から折れ曲がって前方に延びている。このため、釣り糸からの負荷がロータアームに作用すると、折れ曲がり部分で応力集中が発生しやすくなる。折れ曲がり部分で応力集中が発生してもロータアームが破損しないように強度を高く維持しようとすると、その部分の肉厚を厚くする必要がある。この結果、ロータの質量が増大し、ロータの軽量化を図りにくくなる。
【0005】
 本発明の課題は、ロータの軽量化を図りつつ強度を高く維持できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
 発明1に係るスピニングリールのロータは、リール本体に回転自在に装着され釣り糸をスプールに案内するためのロータであって、円筒部と、第1及び第2ロータアームと、ベールアームとを備えている。円筒部は、リール本体に回転自在に装着されている。第1及び第2ロータアームは、円筒部の後部外周面において対向して配置された第1及び第2接続部と、第1及び第2接続部からそれぞれ外方に凸に湾曲しつつ前方に延びるとともに延びるにつれて回転方向の幅が狭くなる先細り形状の第1及び第2アーム部とを各別に有する。ベールアームは、両ロータアームの先端に揺動自在に装着されている。
【0007】
 このスピニングリールのロータは、2つのロータアームが円筒部から外方に凸に湾曲しながら前方に延びるとともに延びて形成されている。このため、折れ曲がり部分がなくなり、その部分での応力集中が生じないので、応力が平均化されロータアームの肉厚を厚くすることなく強度を高く維持できる。したがって、ロータの軽量化を図りつつ強度を高く維持できる。
【0008】
 発明2に係るスピニングリールのロータは、発明1に記載のロータにおいて、第1及び第2接続部は、円筒部と周方向に滑らかに連続して形成されており、第1及び第2アーム部は、第1及び第2接続部と滑らかに連続して形成され円筒部と間隔をあけてそれぞれ前方に延びている。この場合には、円筒部と接続部及び接続部と両アーム部とがそれぞれ滑らかに連続して形成されているので、それらの連続部分でも応力が集中しにくくなり、強度をより高く維持できる。
【0009】
 発明3に係るスピニングリールのロータは、リール本体に回転自在に装着され釣り糸をスプールに案内するためのロータであって、円筒部と、第1及び第2ロータアームと、ベールアームとを備えている。円筒部は、リール本体に回転自在に装着されている。第1及び第2ロータアームは、円筒部の後部外周面において対向して配置され円筒部と周方向に滑らかに連続して形成された第1及び第2接続部と、第1及び第2接続部と滑らかに連続して形成され円筒部と間隔をあけてそれぞれ前方に延びるとともに延びるにつれて回転方向の幅が狭くなる先細り形状の第1及び第2アーム部とを各別に有している。ベールアームは、両ロータアームの先端に揺動自在に装着されている。
【0010】
 このスピニングリールのロータは、第1及び第2ロータアームにおいて円筒部と2つの接続部とが周方向に滑らかに連続して形成されかつ2つの接続部と2つのアーム部とが各別に滑らかに連続して形成されているので、それらの間での応力集中が少なくなり、応力が平均化されロータアームの肉厚を厚くすることなく強度を高く維持できる。したがって、ロータの軽量化を図りつつ強度を高く維持できる。
【0011】
 発明4に係るスピニングリールのロータは、発明1から3のいずれかに記載のロータにおいて、第1及び第2接続部の少なくとも一方は後部外周面において周方向に間隔を隔てて円筒部に配置された2つの脚部を有し、第1アーム部及び第2アーム部のうち2つの脚部に連続するアーム部は先端部で1つに集合してベールアームを揺動自在に支持する。この場合には、2つのロータアームのうち少なくとも1つは先端部が集合して基端部が周方向に離反して2股に分かれる構造になるので、より軽量化を図れる。しかも、基端部が周方向に拡がるため、ロータアームの周方向の剛性も高くなり、強度をより高く維持できる。
【0012】
 発明5に係るスピニングリールのロータは、発明1から4のいずれかに記載のロータにおいて、ベールアームは、第1及び第2ロータアームにそれぞれ揺動自在に装着された第1及び第2ベール支持部材と、第1ベール支持部材の先端に回転自在に装着されたラインローラと、ラインローラを挟んで第1ベール支持部材に固定された固定軸カバーと、第2ベール支持部材と固定軸カバーとを連結するベールとを有する。
【0013】
 発明6に係るスピニングリールのロータは、発明5に記載のロータにおいて、第1ベール支持部材は、六角穴付きボルトにより第1ロータアームの外側に揺動自在に装着されている。この場合には、外面の引っかかりが少ない六角孔付きボルトにより第1ロータアームに第1ベール支持部材が装着されているので、釣り糸が第1ベール支持部材の外側面に接触しても、引っかかりにくくなる。
【発明の効果】
【0014】
 本発明によれば、2つのロータアームが円筒部から外方に凸に湾曲しながら前方に延びるとともに延びるにつれて回転方向の幅が狭くなる先細り形状に形成されている。このため、折れ曲がり部分がなくなり、その部分での応力集中が生じないので、応力が平均化されロータアームの肉厚を厚くすることなく強度を高く維持できる。したがって、ロータの軽量化を図りつつ強度を高く維持できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
 図1において、本発明の一実施形態を採用したスピニングリールは、ハンドル1と、ハンドル1を回転自在に支持するリール本体2と、ロータ3と、スプール4とを備えている。ロータ3は、リール本体2の前部に回転自在に支持されている。スプール4は、釣り糸を外周面に巻き取るものであり、ロータ3の前部に前後移動自在に配置されている。
【0016】
 ハンドル1は、図2に示すように、T字状の把手部1aと、先端に把手部1aが回転自在に装着されたL字状のクランクアーム1bと、クランクアーム1bの基端に固定された軸部1cとを有している。クランクアーム1bは、基端側においてワンタッチで折れ曲がり可能である。軸部1cは、図3に示すように断面が矩形の棒状部材である。なお、ハンドル1は、図1及び図3に示す右位置と、図2に示す左位置との左右どちらの装着位置でもリール本体2に装着可能である。
【0017】
 リール本体2は、側部に開口2cを有するリールボディ2aと、リールボディ2aから斜め上前方に一体で延びるT字状の竿取付脚2bと、リールボディ2aの開口2cを閉塞するための蓋体2dとを有している。リールボディ2aは、図2及び図3に示すように、内部に空間を有しており、その空間内には、ロータ3をハンドル1の回転に連動して回転させるロータ駆動機構5と、スプール4を前後に移動させて釣り糸を均一に巻き取るためのオシレーティング機構6とが設けられている。
【0018】
 図4に示すように、リールボディ2aの図4右側面には、筒状のボス部17aが形成されている。ボス部17aは、ハンドル軸10(後述)の図4右端を支持する軸受16aを収納するためにリールボディ2aの内方に突出して形成されている。蓋体2dのボス部17aに対向する位置には、ボス部17bが形成されている。ボス部17bはハンドル軸10の図4左端を支持する軸受16bを収納するためにリールボディ2aの外方に突出して形成されている。ハンドル1が装着された側と逆側のボス部(図4ではボス部17a)は、軸カバー19により閉塞されている。ハンドル1が装着された側のボス部(図4ではボス部17b)は、孔あきカバー19bにより水の侵入が防止されている。軸カバー19及び孔あきカバー19bは、図1に示すように、楕円形の部材であり、それぞれ2本のビス19aによりボス部に取り付けられる。なお、外方に突出していないボス部17aには、軸カバー19及び孔あきカバー19bを面一に装着するための楕円形の窪み18aが形成されている。
【0019】
 ロータ駆動機構5は、ハンドル1が回転不能に装着されたハンドル軸10と、ハンドル軸10とともに回転するフェースギア11と、このフェースギア11に噛み合うピニオンギア12とを有している。ハンドル軸10の両端は、軸受16a,16bを介してリールボディ2aに回転自在に支持されている。ハンドル軸10の図4右端は、軸受16aの外側面より内側に位置している。ハンドル軸10の中心部には断面が矩形の貫通孔10aが形成されており、この貫通孔10aにハンドル1の軸部1cが回転不能に挿入される。軸部1cの先端面にはネジ孔1dが形成されており、このネジ孔1dに螺合する取付ネジ20によりハンドル1がハンドル軸10に取り付けられている。
【0020】
 ピニオンギア12は筒状に形成されており、図3に示すように、その前部12aはロータ3の中心部を貫通しており、ナット13によりロータ3と固定されている。ピニオンギア12は、その軸方向の中間部と後端部とが、それぞれ軸受14a,14bを介してリール本体2に回転自在に支持されている。オシレーティング機構6は、スプール4の中心部にドラグ機構60を介して連結されたスプール軸15を前後方向に移動させてスプール4を同方向に移動させるための機構である。オシレーティング機構6は、スプール軸15の略直下方に平行に配置された螺軸21と、螺軸21に沿って前後方向に移動するスライダ22と、螺軸21の先端に固定された中間ギア23とを有している。スライダ22にはスプール軸15の後端が回転不能に固定されている。中間ギア23は、ピニオンギア12に噛み合っている。
【0021】
 ロータ3は、図3に示すように、円筒部30と、円筒部30の側方に互いに対向して設けられた第1及び第2ロータアーム31,32とを有している。円筒部30と両ロータアーム31,32とは、たとえばアルミニウム合金製であり一体成形されている。円筒部30の前部には前壁33が形成されており、前壁33の中央部にはボス部33aが形成されている。ボス部33aの中心部には貫通孔が形成されており、この貫通孔をピニオンギアの前部12a及びスプール軸15が貫通している。前壁33の前部にナット13が配置されており、ナット13の内部にスプール軸15を回転自在に支持する軸受35が配置されている。
【0022】
 第1ロータアーム31は、図1及び図5に示すように、円筒部30の後部外周面に配置された第1接続部31aと、第1接続部31aから外方に凸に湾曲しつつ前方に延びる第1アーム部31bとを有している。第1接続部31aは、円筒部30の周方向に広がっており、円筒部30と周方向に滑らかに連続して形成されている。第1アーム部31bは、第1接続部31aと滑らかに連続して形成され円筒部30と間隔をあけて前方に延びている。第1アーム部31bの外周面はスプール軸15の軸芯を中心とする円弧状に形成されている。この円弧の半径は前方側が大きくなっている。
【0023】
 第1ロータアーム31の先端の外周側には、第1ベール支持部材40が揺動自在に装着されている。第1ベール支持部材40は、第1ロータアーム31にねじ込まれた取付ピン36により第1ロータアーム31に取り付けられる。この取付ピン36は引っかかりが少ない六角孔付きボルトからなり、その頭部に釣り糸が引っかかりにくくなっている。第1ベール支持部材40の先端には、釣り糸をスプール4に案内するためのラインローラ41と、ラインローラ41を挟んで第1ベール支持部材40に固定された固定軸カバー47とが装着されている。ラインローラ41は、第1ベール支持部材40の先端に回転自在に装着されている。固定軸カバー47は、先端がとがった変形円錐形状である。
【0024】
 第2ロータアーム32は、円筒部30の後部外周面に配置された第2接続部32aと、第2接続部32aから外方に凸に湾曲しつつ前方に延びる第2アーム部32bとを有している。第2接続部32aは、円筒部30と周方向に滑らかに連続して形成されており、円筒部30の周方向に間隔を隔てて配置された2つの脚部32cを有している。第2アーム部32bは、第2接続部32aと滑らかに連続して形成され円筒部30と間隔をあけて前方に延びている。第2アーム部32bは、先端部から円筒部30との接続部分に向けて2股に分岐しており、円筒部30と2つの脚部32cで接続されている。したがって内部に開口32dが形成される。第2ロータアーム32の先端内周側には、第2ベール支持部材42が揺動自在に装着されている。第2アーム部32bの外周面もスプール軸15の軸芯を中心とする円弧状に形成されている。
【0025】
 このように構成されたロータ3では、ロータアーム31,32が外方に凸に湾曲して形成されているので、折れ曲がり部分がなくなり、その部分での応力集中が生じない。このため、応力が平均化されロータアームの肉厚を厚くすることなく強度を高く維持できる。したがって、ロータ3の軽量化を図りつつ強度を高く維持できる。しかも、円筒部30と両接続部31a,32a及び両接続部31a,32aと両アーム部31b,32bとがそれぞれ滑らかに連続して形成されているので、それらの連続部分でも応力が集中しにくくなり、強度をより高く維持できる。さらに、第2ロータアーム32の先端部が集合して基端部が周方向に離反して2股に分かれる構造になるので、より軽量化を図れる。また、両ロータアーム31,32の基端部が周方向に拡がるため、ロータアームの周方向の剛性も高くなり、強度をより高く維持できる。
【0026】
 固定軸カバー47の先端部と第2ベール支持部材42との間には線材を略U状に湾曲させた形状のベール43が固定されている。これらの第1及び第2ベール支持部材40,42、ラインローラ41、ベール43及び固定軸カバー47により釣り糸をスプール4に案内するベールアーム44が構成される。ベールアーム44は、図3に示す糸案内姿勢とそれから反転した糸開放姿勢との間で揺動自在である。
【0027】
 第1ベール支持部材40の外周側にはカバー45が装着されており、カバー45の内部にはベールアーム44を糸開放姿勢から糸案内姿勢にロータ3の回転に連動して復帰させるとともに、両姿勢でその状態を保持するベール反転機構46が配置されている。ロータ3の円筒部30の内部にはロータ3の逆転を禁止・解除するための逆転防止機構50が配置されている。逆転防止機構50は、内輪が遊転するローラ型のワンウェイクラッチ51と、ワンウェイクラッチ51を作動状態(逆転禁止状態)と非作動状態(逆転許可状態)とに切り換える切換機構52とを有している。
【0028】
 スプール4は、ロータ3の第1ロータアーム31と第2ロータアーム32との間に配置されており、スプール軸15の先端にドラグ機構60を介して装着されている。スプール4は、外周に釣り糸が巻かれる糸巻き胴部4aと、糸巻き胴部4aの後部に一体で形成されたスカート部4bと、糸巻き胴部4aの前端に固定されたフランジ板4cとを有している。糸巻き胴部4aは、ストレートな円筒状の部材であり、外周面はスプール軸15と平行な周面で構成されている。糸巻き胴部4aは、2つの軸受56,57によりスプール軸15に回転自在に装着されている。フランジ板4cは、糸巻き胴部4aの内周面にネジ止めされたスプールリングカラー55により糸巻き胴部4aに固定されている。
【0029】
 〔リールの操作及び動作〕
 キャスティング時にはハンドル1を図4に示す左位置に装着した状態でベールアーム44を糸開放姿勢に反転させる。これにより第1ベール支持部材40及び第2ベール支持部材42は揺動する。この状態で釣り竿を握る手の人差し指で釣り糸を引っかけながら釣り竿をキャスティングする。すると釣り糸は仕掛けの重さにより勢いよく放出される。この状態でハンドル1をたとえば左手で糸巻取方向に回転させると、ロータ駆動機構5によりロータ3が糸巻取方向に回転し、ベールアーム44がベール反転機構46により糸案内姿勢に復帰し釣り糸がスプール4に巻き付けられる。
【0030】
 ハンドル1を糸巻取方向に回転させるとフェースギア11,ピニオンギア12を介してロータ3が糸巻取方向に回転し、ベールアーム44に案内された釣り糸がスプール4の外周に巻き付けられる。このようなときに釣り糸が弛んで誤って両ベール支持部材40,42の一方に絡んでも両ロータアーム31,32の剛性が高く維持されているので、両ロータアーム31,32は破損しにくい。しかも、両ロータアーム31,32は軽量化が図られているので、ハンドル1を回転させると軽い力で回転させることができる。
【0031】
 〔他の実施形態〕
 前記実施形態では、第2ロータアーム32を2股のアーム部で構成したが、第1ロータアーム31も第2ロータアーム32と同様に2股のアーム部で構成してもよい。この場合、ベール反転機構46を第1ロータアーム31の内部に設けずに別に設けてもよい。このようにするとロータの回転バランスが向上する。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の一実施形態を採用したスピニングリールの右側面図。
【図2】その背面断面図。
【図3】その左側面断面図。
【図4】図1のIV−IV断面図。
【図5】第1ロータアームの平面図。
【図6】第2ロータアームの平面図。
【符号の説明】
【0033】
  2 リール本体
  3 ロータ
  4 スプール
 30 円筒部
 31 第1ロータアーム
 31a 第1接続部
 31b 第1アーム部
 32 第2ロータアーム
 32a 第2接続部
 32b 第2アーム部
 32c 脚部
 36 取付ピン
 40 第1ベール支持部材
 41 ラインローラ
 42 第2ベール支持部材
 43 ベール
 44 ベールアーム
 45 固定軸カバー





 

 


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