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発明の名称 プラント性能計算装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−177192(P2003−177192A)
公開日 平成15年6月27日(2003.6.27)
出願番号 特願2001−378173(P2001−378173)
出願日 平成13年12月12日(2001.12.12)
代理人 【識別番号】100087332
【弁理士】
【氏名又は名称】猪股 祥晃 (外2名)
【テーマコード(参考)】
2G075
【Fターム(参考)】
2G075 CA02 FD04 GA33 GA34 
発明者 小泉 敦彦 / 江里口 誠
要約 課題
プラントのプロセスデータに基ずいて計算した性能評価の値をログとして運転員に提供する場合、プラントの点検中や運転停止時などは誤差の大きなデータを含む全てのログ項目を印字して提供していたため運転員が誤解したり誤った認識をしたりする恐れがあった。

解決手段
ログ毎に周期印字の有無を設定するログ毎周期印字設定処理手段を設け、プラントの点検中や運転停止時などの不要なログを印字しないようにする。
特許請求の範囲
【請求項1】 プラントのプロセスデータの収集を行うプロセスデータ収集処理手段と、収集したプロセスデータを基にプラントの性能評価を行うための計算を行うプラント性能計算処理手段と、プラント性能計算処理手段の計算結果を処理し各種ログを作表し出力するログ出力手段からなるプラント性能計算装置において、ログ毎に周期出力の有無を設定するログ毎周期出力設定処理手段を設けたことを特徴とするプラント性能計算装置。
【請求項2】 ログ項目別に周期出力の有無を設定する項目別周期出力設定処理手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のプラント性能計算装置。
【請求項3】 プラント状態を判断し、ログ毎周期出力設定処理手段にプラント状態を通知するプラント状態判定処理手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のプラント性能計算装置。
【請求項4】 プラント状態を判断し、項目別周期出力設定処理手段にプラント状態を通知するプラント状態判定処理手段を設けたことを特徴とする請求項2記載のプラント性能計算装置。
【請求項5】 プラント状態判定処理手段よりプラント状態を入力され、各種ログのフォーマットを切り替えるログフォーマット切替処理手段を設けたことを特徴とする請求項3または4記載のプラント性能計算装置。
【請求項6】 プラントのプロセスデータの収集を行うプロセスデータ収集処理手段と、収集したプロセスデータを基にプラントの性能評価を行うための計算を行うプラント性能計算処理手段と、プラント性能計算処理手段の計算結果を処理し各種ログを作表し出力するログ出力処理手段からなるプラント性能計算装置において、ログ出力のタイミングを判定し、プラント機器に対してログ出力終了信号を出力するログ出力終了信号出力処理手段を設けたことを特徴とするプラント性能計算装置。
【請求項7】 各種ログ上にプラント状態欄を設け、プラント状態を出力するプラント状態設定処理手段を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか記載のプラント性能計算装置。
【請求項8】 計算結果に対して規定値との比較を行い、異常検出を行う異常値判定処理手段と、異常値を検出した時に運転員に通知するアラーム通知処理手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか記載のプラント性能計算装置。
【請求項9】 プラント状態判定処理手段よりプラント状態を入力し、ログ項目の計算式を切り替える計算式切替処理手段を設けたことを特徴とする請求項3または4記載のプラント性能計算装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電プラント等の大規模プラントにおいてプラントの総合的な性能評価を行うプラント性能計算装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、原子力発電所のような大規模な発電プラントではプラントの総合的な性能評価を行うために、プロセス計算機にて各種プラントのプロセスデータを収集し、この収集したプロセスデータに基づいて性能評価のための計算処理を行い、計算結果を運転日誌として運転員に提供するプラント性能計算装置がある。そして、毎定時ログ、BOPログ、6時間ログ等の運転日誌を運転員に提供している。
【0003】以下、図10を参照して従来のプラント性能計算装置について説明する。図10において、従来のプラント性能計算装置10は、プロセスデータ収集処理手段2、プラント性能計算処理手段3、ログ印字処理手段4から構成されている。
【0004】このように構成されたプラント性能計算装置10は、原子力発電プラント1からプラント状態を表すプロセスデータをプロセスデータ収集処理2によって取り込み、取り込まれたプロセスデータはプラント性能計算処理手段3に送られ、プロセスデータに基づいて原子力発電プラント1の性能評価を行うための計算を行う。プラント性能計算処理手段3の計算結果はプラント性能計算装置10に記憶されると共にログ印字処理手段4に送られ、ログ印字処理手段4は計算結果を毎定時ログ、BOPログ、6時間ログ等の定型の書式に作表し、運転日誌としてプリンタ5によりログシートにプリントし、運転員7に提供される。運転員7は運転の記録として1時間に1回、毎日等周期的に定型の書式で出力される運転日誌を確認し、プラント性能を検証する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従来のプラント性能計算装置には以下に示す解決すべき課題がある。即ちプラントの点検時やプラント停止時等の状態によっては、運転日誌のログ項目の値が、意味の無いデータを含むものとなることがあり、運転日誌を確認する運転員に誤解や誤った認識を与える恐れがあった。
【0006】また、計算タイミングでログ項目の値が変動するようなプラント機器操作を行うとログ項目の値に乱れが発生し、プラント性能を正しく記録できない恐れがある。この場合、ログ項目に影響を与えるプラント機器操作は、運転員がログの印字終了のタイミングを判断し、印字終了後に機器を操作するようにしていた為余計な操作を必要とし、運転員の負担となっていた。
【0007】また、現在のログシートにはプラントの運転状態(停止中、定格運転中等)を記載する欄は無く、プラントの運転状態はログ項目の変化から運転員が判断する必要があったことから、プラント状態を容易に把握することができなかった為運転日誌として監視性が充分ではなかった。
【0008】また、ログ項目の値が運転日誌として不適切な異常値を印字していた場合、運転員がログ項目の値を見るまで判断できなかった為迅速な性能評価ができなかった。
【0009】本発明は以上の課題を解決するために成されたもので、プラントの運転状態に合せたログを正確に得ることが出来、運転員の誤解や誤認識の発生を防ぎ、運転員の負担を軽減し、監視性の高いプラント性能計算装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のプラント性能計算装置の発明は、プラントのプロセスデータの収集を行うプロセスデータ収集処理手段と、収集したプロセスデータを基にプラントの性能評価を行うための計算を行うプラント性能計算処理手段と、プラント性能計算処理手段の計算結果を処理し各種ログを作表し出力するログ出力処理手段からなるプラント性能計算装置において、ログ毎に周期出力の有無を設定するログ毎周期出力設定処理手段を設けたことを特徴とする。この発明によれば、ログ毎に周期印字の有無を設定するログ毎周期印字設定処理手段を設けることにより、不要なログを印字しないようにする。
【0011】請求項2記載のプラント性能計算装置の発明は、請求項1記載のプラント性能計算装置において、ログ項目別に周期出力の有無を設定する項目別周期出力設定処理手段を設けたことを特徴とする。この発明によれば、ログ項目別に出力の有無を設定する項目別周期出力設定処理手段を設けることにより、不要なログ項目を出力しないようにする。
【0012】請求項3記載のプラント性能計算装置の発明は、請求項1記載のプラント性能計算装置において、プラント状態を判断し、ログ毎周期出力設定処理手段にプラント状態を通知するプラント状態判定処理手段を設けたことを特徴とする。
【0013】この発明によれば、プラント状態を判断し、ログ毎周期出力設定処理手段にプラント状態を通知するプラント状態判定処理手段を設けることにより、不要なログ項目を自動的に出力しないようにする。
【0014】請求項4記載のプラント性能計算装置の発明は、請求項2記載のプラント性能計算装置において、プラント状態を判断し、項目別周期出力設定処理手段にプラント状態を通知するプラント状態判定処理手段を設けたことを特徴とする。
【0015】この発明によれば、プラント状態を判断し、項目別周期出力設定処理手段にプラント状態を通知するプラント状態判定処理手段を設けることにより、不要なログ項目を自動的に出力しないようにする。
【0016】請求項5記載のプラント性能計算装置の発明は、請求項3または4記載のプラント性能計算装置において、プラント状態判定処理手段よりプラント状態を入力され、各種ログのフォーマットを切り替えるログフォーマット切替処理手段を設けたことを特徴とする。
【0017】この発明によれば、プラント状態判定処理手段よりプラント状態を入力し、各種ログのフォーマットを切り替えるログフォーマット切替処理手段を設けることにより、不要なログ項目を出力しないログフォーマットにする。
【0018】請求項6記載のプラント性能計算装置の発明は、プラントのプロセスデータの収集を行うプロセスデータ収集処理手段と、収集したプロセスデータを基にプラントの性能評価を行うための計算を行うプラント性能計算処理手段と、プラント性能計算処理手段の計算結果を処理し各種ログを作表し出力するログ出力処理手段からなるプラント性能計算装置において、ログ出力のタイミングを判定し、プラント機器に対してログ出力終了信号を出力するログ出力終了信号出力処理手段を設けたことを特徴とする。
【0019】この発明によれば、ログ出力のタイミングを判定し、プラント機器に対してログ出力終了信号を出力するログ出力終了信号出力処理手段を設けることにより、プラント機器に対してタイミングを通知し、ログの乱れを防止する。
【0020】請求項7記載のプラント性能計算装置の発明は、請求項1乃至6のいずれか記載のプラント性能計算装置において、各種ログ上にプラント状態欄を設け、プラント状態を出力するプラント状態設定処理手段を有することを特徴とする。
【0021】この発明によれば、、各種ログ上にプラント状態欄を設け、プラント状態を出力するプラント状態設定処理手段を設けることにより、プラント状態を出力出来るようにする。
【0022】請求項8記載のプラント性能計算装置の発明は、請求項1乃至6のいずれか記載のプラント性能計算装置において、計算結果に対して規定値との比較を行い、異常検出を行う異常値判定処理手段と、異常値を検出した時に運転員に通知するアラーム通知処理手段を設けたことを特徴とする。
【0023】この発明によれば、計算結果に対して規定値との比較を行い、異常検出を行う異常値判定処理手段と、異常値を検出したときに運転員に通知するアラーム通知処理手段とを設けることにより、異常値を自動的に通知する。
【0024】請求項9記載のプラント性能計算装置の発明は、請求項3または4記載のプラント性能計算装置において、プラント状態判定処理手段よりプラント状態を入力し、ログ項目の計算式を切り替える計算式切替処理手段を設けたことを特徴とする。
【0025】この発明によれば、プラント状態判定処理よりプラント状態を入力し、ログ項目の計算式を切り替える計算式切替処理を設けることにより、精度の良い計算結果を印字する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下本発明によるプラント性能計算装置の第1の実施の形態を図1を参照して説明する。図1に示したように本実施の形態によるプラント性能計算装置10は、プロセスデータ収集処理手段2、プラント性能計算処理手段3、印字によりログ出力を行うログ印字処理手段4から構成されている。このように構成されたプラント性能計算装置10は、原子力発電プラント1からプラント状態を表すプロセスデータをプロセスデータ収集処理手段2によって取り込み、取り込まれたプロセスデータはプラント性能計算処理手段3に送られ、プロセスデータに基づいて原子力発電プラント1の性能評価を行うための計算を行う。プラント性能計算処理手段3の計算結果はプラント性能計算装置10に記憶されると共にログ印字処理手段4に送られ、ログ印字処理手段4は計算結果を毎定時ログ、BOPログ、6時間ログ等の定型の書式に作表し、運転日誌としてプリンタ5によりログシートにプリントし、運転員7に提供される。運転員7は運転の記録として1時間に1回、毎日等周期的に定型の書式で出力される運転日誌を確認し、プラント性能を検証する。
【0027】更に本発明の第1の実施の形態によるプラント性能計算装置10は、各種ログ毎に周期印字の有無を設定するログ毎周期印字設定処理手段11を備えると共に対話装置6を備えている。
【0028】このように構成されたプラント性能計算装置10であると、プラント点検時等運転日誌の値の誤差が大きい時には、運転員7により対象のログについて、対話装置6により周期印字停止を要求する。対話装置6で受け付けられた周期印字停止要求はログ毎周期印字設定処理手段11に入力される。ログ毎周期印字設定処理手段11は、入力された情報に基づきログ印字処理手段4に対してログ印字停止指令を行う。
【0029】本実施の形態によれば、各種ログ毎に周期印字の有無を設定するログ毎周期印字設定処理手段11を設けることにより、プラント点検等でログの値の誤差が大きい場合や、プラントの運転停止等でログの必要が無い場合ログを印字しないので、従来のようにログ値の誤差から生ずる運転員の誤解、誤認識を防止できる。また不必要なログ印字を止めることが出来るので運転員の余計な機器操作が無くなり、運転員の負担軽減を図ることが出来る。
【0030】次に、本発明のプラント性能計算装置の第2の実施の形態について図2を参照して説明する。同図において、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示し、詳細な説明は省略する。
【0031】図2に示したように、本実施の形態によるプラント性能計算装置10は、上述した第1の実施の形態に対して、プラント状態を判断し、ログ毎周期印字設定処理手段11にプラント状態を通知するプラント状態判定処理手段21を設けている。
【0032】このように構成されたプラント性能計算装置10であると、プラント状態判定処理手段21は、原子炉モードスイッチ位置をプロセスデータ収集処理手段2より入力され、原子炉モードスイッチ位置が「停止」または「燃取」にある場合、プラント停止状態と判定する。プラント停止状態と判定した場合プラント状態判定処理手段21は、ログ毎周期印字設定処理手段11に対して周期印字停止要求を行う。これによりログ毎周期印字設定処理手段11はログ印字処理手段4に対してログ印字停止指令を行う。
【0033】本実施の形態によれば、ログの自動印字を判断するプラント状態判定処理手段21を設けることにより、不要なログを自動的に印字しないので、従来のように不要なログを印字していたことから生ずる運転員の誤解、誤認識を防止出来る。また不必要なログ印字を止めることが出来るので運転員の余計な機器操作が無くなり、運転員の負担軽減を図ることが出来る。負担軽減を図ることが出来る。
【0034】また、本実施の形態では、原子炉モードスイッチによりプラント停止を判断し、ログ印字の有無を切り替える場合で説明したが、給水流量等別のパラメータによりログ印字の有無を切り替えることでも同一の作用、効果を得ることが出来る。
【0035】次に、本発明のプラント性能計算装置の第3の実施の形態について図3を参照して説明する。同図において、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示し、詳細な説明は省略する。
【0036】図3に示したように、本実施の形態によるプラント性能計算装置10は、上述した図10に示す従来のプラント性能計算装置に対してログ項目別に周期印字の有無を設定する項目別周期印字設定処理手段31を設けている。
【0037】このように構成されたプラント性能計算装置10であると、運転員はプラント運転停止になり周期印字不要と判断したログ項目について、対話装置6により周期印字停止を要求する。対話装置6で受け付けられた周期印字停止要求は項目別周期印字設定処理手段31に入力される。項目別周期印字設定処理手段31は、入力された情報に基づきログ印字処理手段4に対してログ印字停止指令を行う。
【0038】本実施の形態によれば、ログ項目別に周期印字の有無を設定する項目別周期印字設定処理手段31を設けることにより、不要なログ項目を印字しないので、従来のように不要なログ項目を印字していたことから生ずる運転員の誤解、誤認識を防止出来る。また不必要なログ印字を止めることが出来るので運転員の余計な機器操作が無くなり、運転員の負担軽減を図ることが出来る。また、本実施の形態では、ログ項目を印字しない場合で説明したが、「監視対象外」と印字することでも運転員の誤解、誤認識を防止することが出来る。
【0039】次に、本発明のプラント性能計算装置の第4の実施の形態について図4を参照して説明する。同図において、図3と同一符号は、同一又は相当部分を示し、詳細な説明は省略する。
【0040】図4に示したように、本実施の形態によるプラント性能計算装置10は、上述した第3の実施の形態に対して、プラント状態を判断し、項目別周期印字設定処理手段31にプラント状態を通知するプラント状態判定処理手段21を設けている。
【0041】このように構成されたプラント性能計算装置10であると、プラント状態判定処理手段21は、原子炉モードスイッチ位置をプロセスデータ収集処理手段2より入力され、原子炉モードスイッチ位置が「停止」または「燃取」にある場合、プラント停止状態と判定する。プラント停止状態と判定した場合、プラント状態判定処理手段21は項目別周期印字設定処理手段31に対して周期印字停止要求を行う。これにより項目別周期印字設定処理手段31はログ印字処理手段4に対してログ印字停止指令を行う。
【0042】本実施の形態によれば、ログの自動印字を判断するプラント状態判定処理手段21を設けることにより、不要なログ項目を自動的に印字しないので、従来のように不要なログ項目を印字していたことから生ずる運転員の誤解、誤認識を防止出来る。また不必要なログ印字を止めることが出来るので運転員の余計な機器操作が無くなり、運転員の負担軽減を図ることが出来る。また、本実施の形態では、ログ項目を印字しない場合で説明したが、「監視対象外」と印字することでも運転員の誤解、誤認識を防止することが出来る。
【0043】また、本実施の形態では、モードスイッチによりプラント停止を判断しログ印字の有無を切り替える場合で説明したが、給水流量等別のパラメータによりログ印字の有無を切り替えることでも同一の作用、効果を得ることが出来る。
【0044】また、本実施の形態では、モードスイッチによりプラント停止を判断しログ印字の有無を切り替える場合で説明したが、性能計算の元入力となるプラントデータの入力点状態により計算結果を印字しないようにするクオリティ処理を行うことでも同一の作用、効果を得ることが出来る。
【0045】次に、本発明のプラント性能計算装置の第5の実施の形態について図5を参照して説明する。同図において、図2または図4と同一符号は、同一又は相当部分を示し、詳細な説明は省略する。
【0046】図5に示したように、本実施の形態によるプラント性能計算装置10は、上述した第2または第4の実施の形態に対して、プラント状態判定処理手段21よりプラント状態が入力され、各種ログのフォーマットを切り替えるログフォーマット切替処理手段51を設けている。
【0047】このように構成されたプラント性能計算装置10であると、プラント状態判定処理手段21は、原子炉モードスイッチ位置をプロセスデータ収集処理手段2より入力し、原子炉モードスイッチ位置が「停止」または「燃取」にある場合、プラント停止状態と判定する。プラント停止状態と判定した場合、プラント状態判定処理手段21はログフォーマット切替処理手段51に対してログフォーマット切替要求を行う。ログフォーマット切替処理手段51は、入力された情報に基づきログ印字処理手段4の各種ログのフォーマットを切り替える。
【0048】本実施の形態によれば、各種ログのフォーマットを切り替えるログフォーマット切替処理手段51を設けることにより、不要なログ項目を含まないログフォーマットになるので、従来のように不要なログを印字していたことから生ずる運転員の誤解、誤認識を防止出来る。また不必要なログ印字を止めることが出来るので運転員の余計な機器操作が無くなり、運転員の負担軽減を図ることが出来る。
【0049】また、本実施の形態では、モードスイッチによりプラント停止を判断しログフォーマットを切り替える場合で説明したが、給水流量等別のパラメータによりログフォーマットを切り替えることでも同一の作用、効果を得ることが出来る。
【0050】次に、本発明のプラント性能計算装置の第6の実施の形態について図6を参照して説明する。同図において、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示し、詳細な説明は省略する。
【0051】図6に示したように、本実施の形態によるプラント性能計算装置10は、ログ印字のタイミングを判定し、プラント機器8に対してログ印字終了信号を出力するログ印字終了信号出力処理手段61を設けている。
【0052】このように構成されたプラント性能計算装置10であると、ログ印字終了信号出力処理手段61は、ログ印字処理手段4よりログ印字終了信号を入力され、プラント機器8に対して接点出力を行う。プラント機器8は、接点出力がONに変化したのを検出して、動作を開始する。
【0053】本実施の形態によれば、プラント機器に対してログ印字終了信号を出力するログ印字終了信号出力処理手段61を設けることにより、ログの値に乱れを与えるプラント機器操作に対してタイミング信号を出力するので、プラント機器操作によるログ項目の乱れを防止し、プラント機器の自動運転を可能として運転員の負担軽減を図ることが出来る。
【0054】また、本実施の形態では、ログ印字終了を出力する場合で説明したが、ログ計算がすでに終わっていてログ印字処理中にプラント機器操作をされても計算結果に影響を与えないのであればログ印字開始信号を出力することで、ログ項目の乱れを防止することも出来る。
【0055】また、本実施の形態では、ログ印字終了を出力する場合で説明したが、正時からプロセスデータ収集処理手段2の処理時間、プラント性能計算処理手段3の処理時間、およびログ印字処理手段4の処理時間を加えた時刻、例えば正時1分後に機器操作開始信号を出力することで、プラント機器操作とプラント性能計算の時間をずらし、ログ項目の乱れを防止することも出来る。
【0056】次に、本発明のプラント性能計算装置の第7の実施の形態について図7を参照して説明する。同図において、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示し、詳細な説明は省略する。
【0057】図7に示したように、本実施の形態によるプラント性能計算装置10は、各種ログ上にプラント状態欄を設け、プラント状態を印字するプラント状態設定処理手段71を設けている。
【0058】このように構成されたプラント性能計算装置10であると、運転員7は、「定格運転中」や「プラント停止中」等のプラント状態を表すメッセージを対話装置6に入力する。入力されたメッセージは対話装置6からプラント状態設定処理手段71が受け取り、各種ログ上に設けられたプラント状態欄に印字するためのデータとしてログ印字処理手段4に渡される。
【0059】本実施の形態によれば、プラント状態を印字するプラント状態設定処理手段71を持つことにより、ログ項目上の主要パラメータの変化とプラント状態とが一目で認識出来るので、監視性が向上し、プラント運転状態を容易に把握出来る。
【0060】次に、本発明のプラント性能計算装置の第8の実施の形態について図8を参照して説明する。同図において、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示し、詳細な説明は省略する。
【0061】図8に示したように、本実施の形態によるプラント性能計算装置10は、計算結果に対して規定値との比較を行い、異常検出を行う異常値判定処理手段81と、異常値を検出したときに運転員に通知するアラーム通知処理手段82とを設けている。
【0062】このように構成されたプラント性能計算装置10であると、異常値判定処理手段81は、プラント性能計算処理手段3より計算結果を入力され、「原子炉熱出力が定格値を超えていないか」または「発電機出力が定格値を超えていないか」等の規定値との比較を行い、異常検出を行う。異常値を検出した場合は、アラーム通知処理手段82に対して異常状態を出力し、アラーム通知処理手段82は、運転員7に対して異常状態の通知を行う。また、所定の管理部門へも自動的に連絡する。
【0063】本実施の形態によれば、計算結果に対して規定値との比較を行い、異常検出を行う異常値判定処理手段81と、異常値を検出したときに運転員に通知するアラーム通知処理手段82とを設けることにより、異常値を自動的に検出し通知するので、異常データの早期発見と運転員の負担軽減を図ることが出来る。
【0064】次に、本発明のプラント性能計算装置の第9の実施の形態について図9を参照して説明する。同図において、図2または図4と同一符号は、同一又は相当部分を示し、詳細な説明は省略する。
【0065】図9に示したように、本実施の形態によるプラント性能計算装置10は、上述した第2または第4の実施の形態に対して、プラント状態判定処理手段21よりプラント状態が入力され、ログ項目の計算式を切り替える計算式切替処理手段91を設けている。
【0066】このように構成されたプラント性能計算装置10であると、プラント状態判定処理手段21は、原子炉モードスイッチ位置をプロセスデータ収集処理手段2より入力され、原子炉モードスイッチ位置が「停止」または「燃取」にある場合、プラント停止状態と判定する。プラント停止状態と判定した場合、プラント状態判定処理手段21は計算式切替処理手段91に対して計算式切替要求を行う。計算式切替処理手段91は、入力された情報に基づきプラント性能計算処理手段3の計算式を切り替える。
【0067】本実施の形態によれば、計算式を切り替える計算式切替処理手段91を設けることにより、プラント状態に応じた精度の良い計算結果を自動的に印字するので、従来のようにプラント状態によっては精度の悪いログを印字していたことから生ずる運転員の誤解、誤認識を防止し、負担軽減を図ることが出来る。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、プラントのプロセスデータの収集を行うプロセスデータ収集処理手段と、収集したプロセスデータを基にプラントの性能評価を行うための計算を行うプラント性能計算処理手段と、プラント性能計算処理手段の計算結果を処理し各種ログを作表し運転員に提供するログ印字処理手段からなるプラント性能計算装置において、ログ毎に周期出力の有無を設定するログ毎周期出力設定処理手段を設けるようにしたので、プラントの運転状態に合ったログを得ることが出来、運転員の誤解や誤認識の発生することなく,運転員の負担を軽減し、監視性の優れたプラント性能計算装置を得ることが出来る。




 

 


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