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発明の名称 無線通信装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−32726(P2003−32726A)
公開日 平成15年1月31日(2003.1.31)
出願番号 特願2001−214009(P2001−214009)
出願日 平成13年7月13日(2001.7.13)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和 (外4名)
【テーマコード(参考)】
5K027
5K067
【Fターム(参考)】
5K027 AA12 BB01 GG08 
5K067 BB08 DD11 DD13 DD25 DD34 EE02 EE10 JJ11
発明者 中村 宏之 / 藤村 幸司 / 林 崇文
要約 課題
無線主局への着信と同時に無線主局と無線従局との間の無線リンク確立を開始することにより、相手通信端末と無線従局との間での通信開始タイミングの不一致を極力解消した無線通信装置を提供する。

解決手段
無線主局で受信した着信信号に基づき動作タイミングを決定し、着信信号と無線周波数空き情報信号に基づき決定される無線周波数情報に基づき無線周波数を決定し、動作タイミング信号と無線周波数信号を無線従局に通知し、無線従局では動作タイミング信号と無線周波数信号を受け取り、動作タイミングを決定して無線制御信号を生成し、無線周波数信号に基づき使用する無線周波数を無線周波数制御部で決定し、無線制御信号と無線周波数信号を基に無線信号送受信の準備を整えて無線リンク確立要求信号を無線主局に通知し、無線主局と無線従局との間の無線リンクを確立する。
特許請求の範囲
【請求項1】 他装置または他ネットワークに接続された無線主局と、該無線主局からの信号に同期して動作し無線主局との間で無線通信を行う無線従局とを有する無線通信装置であって、前記無線主局は、他装置または他ネットワークからの着信信号を受信する有線インタフェース部と、無線従局と無線回線を介して無線通信を行うアンテナ部と、前記有線インタフェース部から前記着信信号を受け取り、該着信信号に基づき動作タイミングを決定する無線主局制御部と、該無線主局制御部から前記着信信号を受け取るとともに、前記アンテナ部から無線周波数空き情報信号を受信し、前記着信信号と無線周波数空き情報信号に基づき無線周波数情報を決定する無線送受信部と、該無線送受信部から無線周波数情報信号を受け取り、該無線周波数情報信号に基づき無線周波数を決定する無線周波数決定部と、前記無線主局制御部および前記無線周波数決定部からそれぞれ動作タイミング信号および無線周波数信号を受け取り、この受け取った動作タイミング信号および無線周波数信号を無線従局に通知する無線従局インタフェース部とを有し、前記無線従局は、無線主局と無線回線を介して無線通信を行うアンテナ部と、無線主局から前記動作タイミング信号および無線周波数信号を受け取る無線主局インタフェース部と、該無線主局インタフェース部から前記動作タイミング信号を受け取り、該動作タイミング信号に基づき無線従局における動作タイミングを決定し、無線制御信号を生成する無線従局制御部と、前記無線主局インタフェース部から無線周波数信号を受け取り、該無線周波数信号に基づき無線従局で使用する無線周波数を決定する無線周波数制御部と、前記無線従局制御部および前記無線周波数制御部からそれぞれ無線制御信号および無線周波数信号を受け取り、該無線制御信号および無線周波数信号に基づき無線主局と無線リンクを確立するための無線リンク確立要求信号を生成して前記アンテナ部を介して無線主局に通知する無線送受信部とを有することを特徴とする無線通信装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、他装置または他ネットワークに接続された無線主局と、無線主局からの信号に同期して動作し、無線主局との間で無線通信を行う無線従局とを有し、他装置または他ネットワークを介して接続される相手通信端末と無線従局との間で無線主局を介して通信を行う無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の無線通信装置には従来から2種類の無線通信装置が存在する。第1の無線通信装置は、無線主局と無線従局間で無線を利用して相手通信端末と通信を行う無線通信装置であり、一般に無線主局は親機と呼ばれ、無線従局は子機と呼ばれる。この無線通信装置を利用すると、無線主局だけを利用して相手通信端末と通信を行うこともできるし、また無線従局を利用して相手通信端末と通信することもできる。
【0003】一方、第2の無線通信装置は、無線主局と無線従局間で無線を利用して相手通信端末と通信を行うものであるが、第1の無線通信装置とは異なり、無線主局だけを利用して相手通信端末と通信することはできず、必ず無線従局を利用して相手通信端末と通信を行う。この種の無線通信装置の例としては、無線主局が一般の電話機本体に該当し、無線従局がそれに付属する一般のハンドセットに該当するものがある。本発明は、上述した無線通信装置のうちの第2の無線通信装置を対象とするものである。
【0004】この種の第2の無線通信装置は、その外観構成を図1に示すように、電話機本体を構成する無線主局1と、この無線主局1から取り出し可能に設けられている電話機のハンドセットを構成する無線従局3とから構成されている。無線主局1は、他装置または他ネットワークに接続され、この他装置または他ネットワークを介して相手通信端末からの着信を受信したり、または該相手通信端末に発信を行うようになっている。また、無線従局3は、無線主局1上に載置されることにより無線主局1に接続されるようになっていて、この接続状態から図示のように無線主局1から取り外すことにより前記相手通信端末からの着信などに応答し得るようになっている。
【0005】上述した無線通信装置に使用される従来の無線主局および無線従局は、それぞれ図6および図7に示すように構成されている。すなわち、従来の無線主局は、図6に示すように、無線従局検知部81、有線インタフェース部82、無線主局制御部83、無線送受信部84、無線周波数決定部85、およびアンテナ部86から構成されている。また、従来の無線従局は、図7に示すように、無線従局制御部91、無線送受信部92、無線周波数制御部93、アンテナ部94、および無線主局検知部95から構成されている。
【0006】上述したように構成される従来の無線主局および無線従局を使用した従来の無線通信装置の作用について図8に示すシーケンス図を参照して説明する。
【0007】まず、図8に示すように、相手通信端末から他装置または他ネットワークを介して無線主局に着信があり、着信信号が無線主局に通知されると(ステップS81)、無線主局の呼出音が鳴動するかまたは着信ランプが点灯するなどの動作によりユーザに着信があったことが通知される(ステップS83)。
【0008】ユーザは、呼出音の鳴動または着信ランプの点灯表示などにより着信を知ると、無線従局からなるハンドセットを無線主局から外してオフフックして、該着信に応答する(ステップS85)。
【0009】無線主局は、オフフックされたことを無線従局検知部81からの通知信号により知り、相手通信端末に応答信号を返送する。相手通信端末側においては無線主局から応答信号を受信すると、これにより接続されたと認識し、音声通信を開始する(ステップS87)。
【0010】一方、無線従局においては、ユーザがオフフックすると、無線従局から無線主局に無線リンク確立要求を出し(ステップS89)、これにより無線従局と無線主局との間で無線リンクが確立される(ステップS91)。無線従局と無線主局との間で無線リンクが確立された後、無線従局と相手通信端末との間で通信が成立し、通信が開始される(ステップS93)。
【0011】なお、このステップS93の通信開始は、無線従局がオフフックしてから、ある程度時間を要し、この時間は場合によっては数秒かかる場合もある。この時間は無線リンク確立のための方式および周囲でどの程度同一または近接周波数の電波が利用されているかなどの無線環境によって異なる。これは、無線従局を利用するユーザにとってみれば、ステップS85でオフフック後、ある程度の時間は通信できないことを意味する。一方、相手通信端末を利用している相手ユーザにとってみれば、無線従局のオフフックによる応答信号を受信すると、ステップS87で示すように通常はすぐに音声通信を開始しようとするが、この段階では無線従局はまだ無線リンクを確立していないため、この段階では相手ユーザは無線従局のユーザと通信できない。
【0012】このように相手ユーザが無線従局のユーザと通信できない状態は、ステップS89−S91に示すように無線従局と無線主局との間で無線リンクが確立されて、無線従局と相手通信端末との間で通信が開始されるまで継続し、この通信できない継続時間は、図8において時間tyである。
【0013】なお、図8において、ステップS91で示す無線リンク確立とは、無線主局と無線従局間で動作タイミングを合わせること、および使用する無線周波数を互いに知ることを示すものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来の無線通信装置では、相手通信端末は無線従局のオフフックによる応答信号を受信して、音声通信を開始しても、この段階では無線従局と無線主局との間の無線リンクがまだ確立していないため、相手通信端末は無線従局と通信できないという問題がある。すなわち、無線従局が着信に対してオフフックして応答したにも関わらず、相手通信端末は無線従局とすぐに通信することができないという問題がある。
【0015】そして、この通信できない状態は、無線従局がオフフックした後、無線従局と無線主局との間で無線リンクが確立されて、無線従局と相手通信端末との間で通信が開始されるまでの時間tyの間、継続するが、このように相手通信端末から見た通信開始タイミングと無線従局から見た通信開始タイミングが異なっていることは、リアルタイム系の通信である音声通信上非常に問題である。
【0016】無線従局を利用しているユーザにとってみれば、通信を開始していないと認識しているにも関わらず、相手ユーザにとってみれば、通信が開始されたと認識して会話を始めることが想定されるため、会話の初めの部分が無線従局を利用するユーザに聞き取れないという問題がある。
【0017】なお、上述した問題を解決するために、無線従局と無線主局との間の無線リンクを迅速に確立することが必要であり、これを解決する1つの方法として、無線従局と無線主局との間の無線リンクを常時確立しておく方法があるが、この方法は無線周波数の有効利用の点と電力消費などの面から現実的でない。
【0018】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、無線主局への着信と同時に無線主局と無線従局との間の無線リンク確立を開始することにより、相手通信端末と無線従局との間での通信開始タイミングの不一致を極力解消した無線通信装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、他装置または他ネットワークに接続された無線主局と、該無線主局からの信号に同期して動作し無線主局との間で無線通信を行う無線従局とを有する無線通信装置であって、前記無線主局は、他装置または他ネットワークからの着信信号を受信する有線インタフェース部と、無線従局と無線回線を介して無線通信を行うアンテナ部と、前記有線インタフェース部から前記着信信号を受け取り、該着信信号に基づき動作タイミングを決定する無線主局制御部と、該無線主局制御部から前記着信信号を受け取るとともに、前記アンテナ部から無線周波数空き情報信号を受信し、前記着信信号と無線周波数空き情報信号に基づき無線周波数情報を決定する無線送受信部と、該無線送受信部から無線周波数情報信号を受け取り、該無線周波数情報信号に基づき無線周波数を決定する無線周波数決定部と、前記無線主局制御部および前記無線周波数決定部からそれぞれ動作タイミング信号および無線周波数信号を受け取り、この受け取った動作タイミング信号および無線周波数信号を無線従局に通知する無線従局インタフェース部とを有し、前記無線従局は、無線主局と無線回線を介して無線通信を行うアンテナ部と、無線主局から前記動作タイミング信号および無線周波数信号を受け取る無線主局インタフェース部と、該無線主局インタフェース部から前記動作タイミング信号を受け取り、該動作タイミング信号に基づき無線従局における動作タイミングを決定し、無線制御信号を生成する無線従局制御部と、前記無線主局インタフェース部から無線周波数信号を受け取り、該無線周波数信号に基づき無線従局で使用する無線周波数を決定する無線周波数制御部と、前記無線従局制御部および前記無線周波数制御部からそれぞれ無線制御信号および無線周波数信号を受け取り、該無線制御信号および無線周波数信号に基づき無線主局と無線リンクを確立するための無線リンク確立要求信号を生成して前記アンテナ部を介して無線主局に通知する無線送受信部とを有することを要旨とする。
【0020】請求項1記載の本発明にあっては、無線主局は、有線インタフェース部で着信信号を受信すると、該着信信号に基づき無線主局制御部で動作タイミングを決定して無線従局インタフェース部に供給するとともに、また着信信号とアンテナ部から無線周波数空き情報信号に基づき無線送受信部で無線周波数情報を決定し、該無線周波数情報信号を無線周波数決定部で受け取り、該無線周波数情報信号に基づき無線周波数を決定し、前記動作タイミング信号と無線周波数信号を無線従局インタフェース部から無線従局に通知し、無線従局においては無線主局からの動作タイミング信号と無線周波数信号を無線主局インタフェース部で受け取り、動作タイミング信号に基づき無線従局における動作タイミングを無線従局制御部で決定して無線制御信号を生成するとともに、無線周波数信号に基づき無線従局で使用する無線周波数を無線周波数制御部で決定し、前記無線制御信号および無線周波数信号に基づき生成される無線主局と無線リンクを確立するための無線リンク確立要求信号をアンテナ部を介して無線主局に通知し、これにより無線主局と無線従局との間の無線リンクを確立するため、無線主局への着信と同時に無線主局と無線従局間で無線リンク確立が開始され、またオフフックと同時に相手通信端末と無線従局間の通信が成立し、相手ユーザと無線従局利用者は同時に双方向通信を行うことができ、従来のように相手通信端末と無線主局間の通信が開始したにも関わらず相手通信端末と無線従局間の通信ができない時間を極力少なくすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図2および図3は、本発明の一実施形態に係る無線通信装置に使用される無線主局1および無線従局3の構成をそれぞれ示すブロック図である。なお、この無線主局1と無線従局3は図1に示すような無線通信装置に使用されるものである。
【0022】無線主局1は、図2に示すように、他装置または他ネットワークからの信号に対して無線主局1で通信するための変換またはその逆の変換を行い、変換した信号を無線主局制御部15に通知するとともに、特に他装置または他ネットワークから着信信号を受け取る有線インタフェース部11、動作タイミングを示すタイミング信号および使用する無線周波数情報を示す無線周波数信号を無線従局3に対して通知する無線従局インタフェース部13、有線インタフェース部11からの信号を基に動作タイミング信号を抽出し、この動作タイミング信号を動作タイミング通知部17に通知し、有線インタフェース部11からの着信信号に基づき着信があったことを検知するとともに該着信信号を基に着信動作を開始し、着信信号を無線送受信部19に通知する無線主局制御部15、無線主局制御部15からの動作タイミング信号を受信し、無線従局インタフェース部13に通知する動作タイミング通知部17、無線従局3からの無線リンク確立要求信号に基づき無線従局3と無線リンクを確立し、無線従局と無線回線を介して無線通信を行うアンテナ部21、無線主局制御部15からの着信信号を受け取るとともに、アンテナ部21から無線周波数空き情報信号を受け取り、無線周波数情報信号を無線周波数決定部23に通知する無線送受信部19、および無線送受信部19からの無線周波数情報信号に基づき無線周波数を決定し、この無線周波数信号を無線従局インタフェース部13に通知する無線周波数決定部23から構成されている。
【0023】また、無線従局3は、図3に示すように、無線主局1からタイミング信号および無線周波数信号を受け取る無線主局インタフェース部31、この無線主局インタフェース部31からのタイミング信号に基づき動作タイミングを決定し、無線制御信号として出力する無線従局制御部33、無線主局インタフェース部31から無線周波数信号を受け取り、無線従局3で利用する無線周波数を決定し、無線送受信部37に通知する無線周波数制御部35、前記無線制御信号および無線周波数信号に基づき無線主局1と無線リンクを確立するための無線リンク確立要求信号を生成してアンテナ部39を介して無線主局1に通知する無線送受信部37、およびこの無線送受信部37から通知された無線リンク確立のための有線信号を無線信号として無線主局1に送信するとともに、無線主局1と無線回線を介して無線通信を行うアンテナ部39から構成されている。
【0024】以上のように構成される本実施形態の無線通信装置は、他装置または他ネットワークを介して着信があった場合に、該着信と同時に無線主局1と無線従局3との間で無線リンクを確立し、これにより相手通信端末と無線従局3との間での通信開始タイミングの不一致を極力解消しようとするものである。
【0025】次に、上述したように構成される本実施形態の無線通信装置の動作について説明する。
【0026】まず、相手通信端末から他装置または他ネットワークを介して本実施形態の無線通信装置に着信があると、この着信信号は無線主局1の有線インタフェース部11で受信され、有線インタフェース部11から無線主局制御部15に供給される。無線主局制御部15は、有線インタフェース部11から着信信号を受け取ると、この着信信号に基づき動作タイミングを決定し、これをタイミング信号として動作タイミング通知部17に通知するとともに、また並行して無線主局制御部15は着信信号を基に着信動作を開始し、着信信号を無線送受信部19に通知する。動作タイミング通知部17は、無線主局制御部15からタイミング信号を受け取ると、このタイミング信号を無線従局インタフェース部13に通知する。
【0027】無線送受信部19は、無線主局制御部15からの着信信号を受信すると、これを基に無線送受信動作を開始するとともに、これと同時にアンテナ部21からの無線周波数空き情報信号を受信し、着信信号と無線周波数空き情報信号に基づき無線周波数情報信号を決定し、この無線周波数情報信号を無線周波数決定部23に通知する。
【0028】無線周波数決定部23は、無線送受信部19からの無線周波数情報信号に基づき無線周波数を決定し、この無線周波数信号を無線従局インタフェース部13に通知する。無線従局インタフェース部13は、動作タイミング通知部17からのタイミング信号と無線周波数決定部23からの無線周波数信号を無線従局3に通知する。
【0029】上述した一連の無線主局1における動作は従来の方法で説明したオフフック動作とは何ら関係なく、着信動作と関連するものである。
【0030】一方、無線従局3においては、無線主局インタフェース部31が無線主局1の無線従局インタフェース部13からのタイミング信号と無線周波数信号を受信すると、この受信したタイミング信号を無線従局制御部33に通知し、無線周波数信号を無線周波数制御部35に通知する。
【0031】無線従局制御部33は、無線主局インタフェース部31からのタイミング信号に基づき無線従局3における動作タイミングを決定し、これを無線周波数信号として無線送受信部37に通知する。また、無線周波数制御部35は、無線主局インタフェース部31からの無線周波数信号に基づき無線従局3が利用する無線周波数を決定し、これを無線周波数信号として無線送受信部37に通知する。
【0032】無線送受信部37は、無線従局制御部33からの無線制御信号および無線周波数制御部35からの無線周波数信号に基づき無線信号を送受信するための準備を整え、無線主局1と無線リンクを確立するための信号、すなわち無線リンク確立要求信号をアンテナ部39に通知する。アンテナ部39は、この無線リンクを確立するための有線信号、すなわち無線リンク確立要求信号を無線信号として無線主局1に送信する。
【0033】上述した一連の無線従局3における動作は、従来の方法で説明したオフフック動作とは何ら関係なく、無線主局1からタイミング信号と無線周波数信号を受信することと関連するものである。
【0034】上述したように、無線従局3のアンテナ部39から無線主局1の無線リンク確立要求を出した後、通常の手順に従って無線リンクを確立するために無線主局1と無線従局3間で通信を行い、無線リンクが確立した後に、相手通信端末と無線従局3間で通信が開始される。
【0035】次に、図4および図5に示すシーケンス図を参照して、本実施形態の無線通信装置の動作について説明する。なお、図4は無線リンク確立後にオフフックした場合の動作を示し、図5の無線リンク確立前にオフフックした場合の動作を示すシーケンス図である。
【0036】まず、図4を参照して、無線リンク確立後にオフフックした場合の動作について説明する。図4に示すように、相手通信端末から着信があると(ステップS1)、無線主局1はこの着信を受信して着信表示を視覚または聴覚で行い(ステップS3)、無線主局1と無線従局3との間で上述した手順に従い無線リンク確立のための手順が実施され、すなわち上述したように無線主局1の無線従局インタフェース部13から無線従局3の無線主局インタフェース部31に対してタイミング信号と無線周波数信号が通知され(ステップS5)、これに対して上述したように無線従局3から無線主局1に対して無線リンク確立要求が行われ(ステップS7)、これにより無線主局1と無線従局3間で通信を行い、無線リンクが確立される(ステップS9)。これにより無線主局1と無線従局3との間の通信が開始される(ステップS11)。
【0037】次に、無線主局1と無線従局3との間で無線リンクが確立された後に、無線従局3がオフフックすると(ステップS13)、このオフフックにより無線主局1は相手通信端末に対して応答信号を返送するため、この瞬間に無線主局1と相手通信端末との通信が成立する。
【0038】上述したように、無線従局3のオフフックと同時に相手通信端末と無線従局3との間の通信が成立し、相手通信端末の相手ユーザと無線従局3の利用者は同時に双方向通信を行うことができるようになる(ステップS15)。
【0039】次に、図5に示すシーケンス図は、着信後に素早く無線従局3がオフフックした場合の例であり、上述した図4に示すシーケンス図においてステップS1の着信からステップS7の無線リンク確立要求までの動作は同じであり、同じステップ番号が付されているが、この無線リンク確立要求の直後の、まだ無線リンクが確立されていない時に無線従局3がオフフックしたものである(ステップS21)。
【0040】従って、相手通信端末の相手ユーザはこの無線従局3がオフフックした時点で通信が開始されたと認識するが(ステップS23)、この時点では相手通信端末と無線従局3との間で通信を成立させることはできず、この直後に無線主局1と無線従局3との間で無線リンクが確立され(ステップS25)、これにより相手通信端末と無線従局3との間の通信が開始されることになる(ステップS27)。従って、図5に示すように、無線従局3がオフフックして相手通信端末が通信開始と認識した時点と無線主局1と無線従局3との間で無線リンクが確立して相手通信端末と無線従局3が通信開始する時点との間に両者間で通信できない不都合な時間txが存在するが、このオフフック時には無線リンク確立手順は既に開始されているので、この時間txは図8で説明した従来の時間tyよりも短くなっている。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、無線主局への着信と同時に無線主局と無線従局間で無線リンク確立が開始され、これによりオフフックと同時に相手通信端末と無線従局間の通信が成立し、相手ユーザと無線従局利用者は同時に双方向通信を行うことができるので、従来のように相手通信端末と無線主局間の通信が開始したにも関わらず相手通信端末と無線従局間の通信ができない時間を極力少なくすることができる。




 

 


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