米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> 株式会社大興電機製作所

発明の名称 VoIP電話システムにおける呼出中転送切り戻し方法、VoIP電話システム、VoIP電話システム用の電話端末および交換管理装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−32368(P2003−32368A)
公開日 平成15年1月31日(2003.1.31)
出願番号 特願2001−213522(P2001−213522)
出願日 平成13年7月13日(2001.7.13)
代理人 【識別番号】100091546
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 正美
【テーマコード(参考)】
5K024
5K030
5K051
5K101
【Fターム(参考)】
5K024 AA45 CC01 CC10 DD06 
5K030 GA11 HB01 HC02 HC14 HD03 HD06 JT01 LB01
5K051 AA08 BB01 BB02 CC01 DD01 EE01 GG07 HH27 KK05
5K101 KK02 LL01 LL03
発明者 山宮 耕二 / 中村 宏之 / 林 崇文
要約 課題
ITU−T勧告H.323を用いたVoIP電話システムにおいても呼出中転送切戻しの機能を実現する。

解決手段
呼出中転送手順起動後、転送先が応答する前に、転送元で切戻し操作がなされたことが検出されたときに、転送元は、IPネットワークに対して切戻し要求のファシリティメッセージを送出する。切戻し要求のファシリティメッセージに基づいて、呼出中転送手順による転送先への転送が失敗したことを意味するファシリティメッセージを転送元に通知する。また、被転送先には、転送終了による通話状態をファシリティメッセージにより通知して、切戻し操作に応じて転送元と被転送先とを通話状態にする。
特許請求の範囲
【請求項1】呼出中転送手順起動後、転送先が応答する前に、転送元で切戻し操作がなされたことが検出されたときに、前記転送元は、IPネットワークに対して切戻し要求のメッセージを送出するようにし、前記切戻し要求のメッセージに基づいて、前記呼出中転送手順による前記転送先への転送が失敗したことを意味するメッセージを前記転送元に通知すると共に、被転送先には、転送終了による通話状態をメッセージにより通知して、前記切戻し操作に応じて前記転送元と前記被転送先とを通話状態にすることを特徴とするVoIP電話システムにおける呼出中転送切戻し方法。
【請求項2】前記転送元からの前記切戻し要求のメッセージは、切戻し要求を製造者特有情報として含むものであることを特徴とする請求項1に記載のVoIP電話システムにおける呼出中転送切り戻し方法。
【請求項3】IPネットワークを構成するローカルエリアネットワークに接続される複数個の電話端末と、前記複数個の電話端末と前記ローカルエリアネットワークを介して接続され、登録された前記複数個の電話端末についての電話通信を交換管理する機能を有する交換管理装置とを備えるVoIP電話システムにおいて、前記転送元の電話端末は、転送操作に応じて、呼出中転送の起動指示を前記交換管理装置に送る手段と、切戻し操作に応じて、切戻し要求のメッセージを前記交換管理装置に送出する手段と、を備え、前記交換管理装置は、前記呼出中転送の起動指示を受けたときに、被転送先の電話端末には呼び出し中を通知し、転送先の電話端末には転送呼出を通知すると共に、前記転送元の電話端末には接続解放メッセージを送る手段と、前記転送先が応答する前に、前記転送元からの前記切戻し要求のメッセージを受信したときには、前記転送元の電話端末には、呼出中転送手順による前記転送先への転送が失敗したことを意味するメッセージを前記転送元に通知すると共に、前記被転送先には、転送終了による通話状態をメッセージにより通知する手段と、を備えることを特徴とするVoIP電話システム。
【請求項4】前記転送元からの前記切戻し要求のメッセージは、切戻し要求を製造者特有情報として含むものであることを特徴とする請求項3に記載のVoIP電話システム。
【請求項5】IPネットワークを構成するローカルエリアネットワークに接続される複数個の電話端末と、前記複数個の電話端末と前記ローカルエリアネットワークを介して接続され、登録された前記複数個の電話端末についての電話通信を交換管理する機能を有する交換管理装置とを備えるVoIP電話システム用の前記電話端末であって、転送操作に応じて、呼出中転送の起動指示を前記交換管理装置に送る手段と、切戻し操作に応じて、切戻し要求を製造者特有情報として含むメッセージを前記交換管理装置に送出する手段と、を備えを備えることを特徴とするVoIP電話システム用の電話端末。
【請求項6】IPネットワークを構成するローカルエリアネットワークに接続される複数個の電話端末と、前記複数個の電話端末と前記ローカルエリアネットワークを介して接続され、登録された前記複数個の電話端末についての電話通信を交換管理する機能を有する交換管理装置とを備えるVoIP電話システム用の前記交換管理装置であって、転送元の前記電話端末からの呼出中転送の起動指示を受けたときに、被転送先の電話端末には呼び出し中を通知し、転送先の電話端末には転送呼出を通知すると共に、前記転送元の電話端末には接続解放メッセージを送る手段と、前記転送先が応答する前に、前記転送元からの前記切戻し要求のメッセージを受信したときには、前記転送元の電話端末には、呼出中転送手順による前記転送先への転送が失敗したことを意味するメッセージを前記転送元に通知すると共に、前記被転送先には、転送終了による通話状態をメッセージにより通知する手段と、を備えることを特徴とするVoIP電話システム用の交換管理装置。
【請求項7】前記転送元からの前記切戻し要求のメッセージは、切戻し要求を製造者特有情報として含むものであることを特徴とする請求項6に記載のVoIP電話システム用の交換管理装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、VoIP(Voice over Internet Protocol)電話システム、このVoIP電話システム用の電話端末および交換管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットやイントラネットのようなIP(Internet Protocol)ネットワークを利用して音声信号を送る技術であるVoIPを用いて電話通信を行うようにするVoIP電話システムが提供されている。このVoIP電話システムは、例えば、一般のLAN(ローカルエリアネットワーク)用の規格であるITU‐T勧告H.323が用いられて構成される。
【0003】図7は、このVoIP電話システムの全体の概要を示すブロック図である。すなわち、VoIP電話システムは、ゲートキーパー1と、複数の電話端末21、22、・・・、2nと、LAN3と、VoIPゲートウエイ4とによって構成される。
【0004】複数の電話端末21〜2nのそれぞれは、コンピュータの機能を備えると共に、ハンドセット21H〜2nHを備えている。そして、これらの複数の電話端末21〜2nは、IPネットワークを構成するLAN3に接続され、このLAN3を通じてゲートキーパー1に接続されている。
【0005】VoIPゲートウエイ4は、複数の電話回線6によって電話網5と接続されると共に、LAN3に接続される。このゲートウエイ4は、電話網5とIPネットワークとを接続するための機能を備える中継管理装置の役割を果たすもので、連続音声信号とIP音声パケットの相互変換や、IP音声パケットのゲートキーパー1とのやり取り、さらに、電話番号とIPアドレスとの相互変換を行う。
【0006】この場合、LAN3は、ITU−T勧告H.323の規格によるIPネットワークの構成とされている。
【0007】ゲートキーパー1は、ITU−T勧告H.323のシステム構成の中で中心的な管理機能を担当するもので、例えばパーソナルコンピュータで構成される。複数の電話端末21〜2nのそれぞれは、LAN3に接続されたときに、ゲートキーパー1に登録される。
【0008】ゲートキーパー1は、システム内のゲートウエイ4や複数の電話端末21〜2nの交換管理、帯域幅の割り当て、電話番号とIPアドレスの対応付けなどを行い、これに登録された複数個の電話端末による複数の電話回線6を利用した電話通信を管理する機能を有する交換管理装置の役割を果たす。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図7のような構成のVoIP電話システムは、従来からあるボタン電話システムと同様の機能を備えるように考慮されており、保留中の呼を、被転送先に対しては、相手を呼出中と認識させながら転送先の転送するようにする呼出中転送は、このITU−T勧告H.323を用いたVoIP電話システムにおいても実現されている。
【0010】しかしながら、この呼出中転送の呼を、転送元に切戻す呼出中転送切戻しの機能は、ITU−T勧告H.323を用いたVoIP電話システムでは定義されておらず、非常に不便であった。
【0011】この発明は、この点にかんがみ、VoIP電話システムにおいて、ITU−T勧告H.323を用いたVoIP電話システムにおいても呼出中転送切戻しの機能を、ITU−T勧告H.323規格を変更することなく、また、特別な取り決めを行うことなく、実現することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、この発明によるVoIP電話システムにおける呼出中転送切戻り方法においては、呼出中転送手順起動後、転送先が応答する前に、転送元で切戻し操作がなされたことが検出されたときに、前記転送元は、IPネットワークに対して切戻し要求のメッセージを送出するようにし、前記切戻し要求のメッセージに基づいて、前記呼出中転送手順による前記転送先への転送が失敗したことを意味するメッセージを前記転送元に通知すると共に、被転送先には、転送終了による通話状態をメッセージにより通知して、前記切戻し操作に応じて前記転送元と前記被転送先とを通話状態にすることを特徴とする。
【0013】この場合において、前記転送元からの前記切戻し要求のメッセージに含められる切戻し要求は、製造者特有情報として含めるようにするとよい。
【0014】
【作用】上述の構成のこの発明によれば、呼出中転送手順起動後、転送先が応答する前に、転送元で切戻し操作がなされたときには、呼出中転送手順が失敗した状態にすることにより、転送元と被転送先との呼だけを残すことができ、呼出中転送切戻しを実現することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明によるVoIP電話システムおよびこのシステムにおける呼出中転送切戻し方法の実施の形態を、図を参照しながら説明する。この実施の形態におけるVoIP電話システムの基本的な構成は、前述した図10の構成と全く同一である。
【0016】ただし、この実施の形態においては、LAN3に接続される複数の電話端末のそれぞれが、呼出中転送切戻し操作が可能である電話端末100である点と、ゲートキーパーが、電話端末からの呼出中転送切戻し要求があったときに、その要求メッセージを解釈して、後述するような呼出中転送切戻しの状態にするためのシーケンスを実行する機能を備えるゲートキーパー200である点が、図7の構成と異なる。
【0017】[電話端末100のハードウエア構成例]この実施の形態のシステムにおけるマルチライン対応の電話端末100のハードウエア構成例を図2に示す。この実施の形態の電話端末100は、端末本体101と、ハンドセット102とからなる。ハンドセット102は、図示を省略したが、送話器を構成するマイクロホンと、送話アンプと、受話器を構成するスピーカと、受話アンプとを備えている。
【0018】端末本体101は、コンピュータにより構成されており、CPU110に対して、システムバス111を介してROM112と、RAM113と、ディスプレイコントローラ114と、操作入力インターフェイス(図ではインターフェイスはI/Fと記載する。以下同じ)116と、LANインターフェイス118と、パケット分解/生成部119と、音声データ入出力インターフェイス120とが接続されている。
【0019】ディスプレイコントローラ114には、ディスプレイ115が接続されており、このディスプレイ115の表示画面には、CPU110の制御にしたがった表示が行われる。
【0020】また、操作入力インターフェイス116には、テンキー、カーソルキー、呼出中転送キー、呼出中切戻しキーやその他の操作キーを含む操作入力部117が接続されている。CPU110は、操作入力インターフェイス116を介して操作入力部117を通じて使用者がいずれの入力キーを操作したかを認識し、その認識結果に基づいて、キー入力操作に応じた処理をROM112のプログラムに従って実行する。
【0021】ROM112には、電話端末100をゲートキーパー200に登録する際の処理シーケンスを実行するためのプログラム、切戻しのための処理シーケンスも含む呼出中転送のための処理シーケンスを実行するためのプログラムなどが記憶されている。
【0022】RAM113は、主としてROM112のプログラムがCPU110によって実行される際にワークエリアとして使用される。
【0023】LANインターフェイス118は、LAN3を通じて送られてくるパケット化データを取り込み、また、LAN3にパケット化データを送出するための機能を備える。
【0024】パケット分解/生成部119は、LANインターフェイス118により取り込んだパケット化データを分解して、制御データや音声データを得る機能と、送信する制御データや音声データをパケット化して送出するパケット化データを生成する機能を有する。このパケット分解/生成部119は、パケット化データを分解したり、生成したりするためのバッファメモリを備える。
【0025】なお、このパケット分解/生成部119のパケット分解処理機能や生成処理機能は、CPU110と、ROM112とにより、ソフトウエアとして実現することもできる。
【0026】音声データ入出力インターフェイス120は、パケット分解されて得られた音声データをアナログ音声信号に変換してハンドセット102に供給し、また、ハンドセット102から入力されるアナログ音声信号をデジタル信号に変換して取り込む機能を備える。
【0027】[ゲートキーパー200のハードウエア構成例]次に、この実施の形態のシステムにおけるゲートキーパー200のハードウエア構成例を図3に示す。この実施の形態のゲートキーパー200は、例えばパーソナルコンピュータにより構成されるもので、CPU210に対して、システムバス211を介してROM212と、RAM213と、LANインターフェイス214と、パケット処理部215と、ネットワーク管理メモリ216とが接続されている。
【0028】ROM212には、電話端末100から呼出中転送要求や切戻し要求があったときの処理シーケンスを実行するためのプログラム、電話番号情報とIPアドレスとの変換の処理プログラムなど、ゲートキーパー200が実行する処理プログラムが記憶されている。
【0029】RAM213は、主としてROM212のプログラムがCPU210によって実行される際にワークエリアとして使用される。
【0030】また、LANインターフェイス214は、LAN3を通じて送られてくるパケット化データを取り込み、また、LAN3にパケット化データを送出するための機能を備える。
【0031】パケット処理部215は、LANインターフェイス214により取り込んだパケットが、制御データのパケットであった場合には、その制御データを解読するために、受信したパケットを分解し、また、送信する制御データのパケット化データを生成する機能を有する。
【0032】また、LANインターフェイス214により取り込んだパケットが音声データのパケットの場合には、ゲートキーパー200は、ゲートウエイ4からのパケットは電話端末に宛てて、電話端末からのパケットはゲートウエイ4または他の電話端末に宛てて、その音声パケットを転送するようにする。
【0033】そして、パケット処理部215は、パケット化データを分解/生成したり、転送処理のために一時保存したりするためのバッファメモリを備える。
【0034】ネットワーク管理メモリ216は、ネットワーク内に存在するゲートウエイ4や複数の電話端末の登録情報やそれらのIPアドレスおよび、電話端末のIPアドレスと電話番号との対応などの情報を記憶している。CPU210は、それらの情報を用いて、パケットの行き先のIPアドレスを決定したり、受信先のIPアドレスを判別したりする。
【0035】次に、この実施の形態における呼出中転送および呼出中転送切戻しのシーケンスについて説明する。図4は、この呼出中転送および呼出中転送切戻しの際に転送元の電話端末100で実行される処理のフローチャート、図5は、呼出中転送および呼出中転送切戻しの際にゲートキーパー200で実行される処理のフローチャートである。また、図6は、呼出中転送により転送先に呼が転送された場合のシーケンス図であり、図1は、転送先に呼が転送されずに、転送元に切戻しされた場合のシーケンス図である。
【0036】[呼出中転送のシーケンス]まず、呼出中転送により、転送先への呼の転送が成功する場合について、図6および図4、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
【0037】図6に示すように、呼を保留中に、転送元の電話端末で転送操作が行われると(図4のステップS1)、当該転送元の電話端末100は、呼出中転送起動指示のファシリティメッセージFAC(ctInitiate.inv)をゲートキーパー200に送信する。ここで、ファシリティメッセージFACとは、呼の状態を変えることなく、種々のサービスを行うためのメッセージである。
【0038】ゲートキーパー200は、この呼出中転送起動指示のファシリティメッセージFACを受け取ると(ステップS11)、被転送先に、転送中を示すファシリティメッセージFAC(ctComplete.inv[Alerting])を送る(ステップS12)。これにより、被転送先の電話端末では、使用者に、転送先を呼び出していることを示す呼び出し音を聴取させる状態となる。
【0039】ゲートキーパー200は、また、転送先に転送による通話の要求をファシリティメッセージFAC(ctComplete.inv[Answered])により送る(ステップS13)。これにより、転送先の電話端末では、呼び出しのリンガーが鳴動する。
【0040】次に、ゲートキーパー200は、転送元の電話端末との接続を解放するメッセージREL COMPを、転送元の電話端末に送る(ステップS14)。
【0041】そして、転送先の使用者が、前記転送による通話の要求に対して、応答操作をすると、転送先の電話端末は、接続のメッセージCONNECTをゲートキーパー200に送る。そこで、ゲートキーパー200では、当該接続のメッセージCONNECTを受け取ったかどうかにより、転送先が応答したかどうかを判別する(ステップS15)。
【0042】そして、転送先が応答したことを判別すると、ゲートキーパー200は、転送元に、呼出中転送手順によって転送先に転送が完了したことに基づく接続解放メッセージREL COMP(ctInitiate.rr(ここで、「rr」は、「return result」であり、転送結果の報告を意味するものである。))を送る(ステップS16)。
【0043】転送元の電話端末100では、ゲートキーパー200でのステップS14において送出されてくる接続解放メッセージREL COMPを受け取ると(ステップS3)、呼出中転送手順によって転送先に転送が完了したことに基づく接続解放メッセージREL COMP(ctInitiate.rr)を待つ(ステップS4)。そして、接続解放メッセージREL COMP(ctInitiate.rr)の受信を確認すると(ステップS4)、転送元は、呼を解放する(ステップS5)。
【0044】次に、ゲートキーパー200は、被転送先に、転送された呼の通話が可能になったことを示すファシリティメッセージFAC(ctActive.inv)を送る(ステップS17)。これにより、呼出中転送によって被転送先と転送先との間が通話中の状態になる。
【0045】[呼出中転送切戻しのシーケンス]次に、呼出中転送手順を実行中に、転送先が応答する前に、転送元で切戻し操作がなされた場合について、図1のシーケンス図および図4、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0046】この呼出中転送切戻しのシーケンスにおいて、転送元の電話端末からの呼出中転送起動指示が発生してから、ゲートキーパー200が転送元に接続解放メッセージREL COMPを送るまでの処理は、前述した呼出中転送が成功する場合と全く同様である。すなわち、図4の電話端末100での処理フローチャートにおいてはステップS3まで、また、図5のゲートキーパー200での処理フローチャートにおいてはステップS14までは、前述と同様である。
【0047】この切戻しのシーケンスにおいては、図1に示すように、転送先での応答操作が行われる前に、転送元の電話端末100において切戻し操作が行われる。すると、電話端末100では、ステップS4で転送先に転送が完了したことに基づく接続解放メッセージREL COMP(ctInitiate.rr)の受信を検知することなく、ステップS6において前記の切戻し操作を検知する。
【0048】そして、転送元の電話端末は、この切戻し操作を検知すると、ITU−T勧告のH.323で定められているNSD(Not Standard;製造者特有情報)として、切戻し要求を含んだファシリティメッセージFACをゲートキーパー200に送る(ステップS7)。
【0049】ゲートキーパー200では、この切戻し要求を含んだファシリティメッセージFACを、転送先からの応答を受ける前に受信すると(ステップS18)、切戻し要求をしてきた転送元に、呼出中転送手順による転送先への転送が失敗に終わったこと意味するファシリティメッセージFAC(ctInitiate.re(ここで、「re」は、「return error」であり、転送が失敗しことを意味するものである。))を送る(ステップS16)。
【0050】また、ゲートキーパー200は、被転送先に、転送された呼の通話が可能になったことを意味するファシリティメッセージFAC(ctActive.inv)を送る(ステップS17)。
【0051】転送元の電話端末100では、ゲートキーパー200からの前記転送失敗のファシリティメッセージFAC(ctInitiate.re)を受けると(ステップS8)、転送中の呼を維持して、被転送先との通話状態に移行する(ステップS9)。
【0052】以上のようにして、転送元での切戻し操作に応じて、転送元と、被転送先との間が通話中の状態に戻る。つまり、呼出中転送の切戻しが行われる。この場合に、この実施の形態によれば、ゲートキーパーでは、電話端末からの切戻し要求に対して、呼出中転送が失敗した状態にすることにより、切戻しを実現したので、ITU−T勧告のH.323規格に特別の変更を加えることなく、呼出中転送切戻しができるという顕著な効果を奏する。
【0053】また、上述の実施の形態では、電話端末では、切戻し要求をNSD(製造者特有情報)を用いて発生するようにしているので、その点でも、ITU−T勧告のH.323規格を遵守しながら、呼出中転送切戻しを実現できる。
【0054】なお、上述のような複数の電話端末と、それらの管理を行うゲートキーパーを一つのグループとし、IPネットワークに、複数個のグループを接続して設けてVoIP電話システムを構成し、それらのグループ間においても呼出中転送および切戻しを行うようにすることも可能である。その場合には、転送元、転送先および被転送先のそれぞれの動作は、それぞれのグループを管理するゲートキーパーが行うようにすることができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば、ITU−T勧告のH.323規格では定義されていない呼出中転送切戻しを、簡単に実現することができるVoIP電話システムを実現できる。また、この発明によれば、ITU−T勧告のH.323規格を遵守しながら実現することができるという顕著な効果もある。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013