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発明の名称 電子回路設計支援装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−281214(P2003−281214A)
公開日 平成15年10月3日(2003.10.3)
出願番号 特願2002−198768(P2002−198768)
出願日 平成14年7月8日(2002.7.8)
代理人 【識別番号】100083954
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 輝夫
【テーマコード(参考)】
5B046
5F064
【Fターム(参考)】
5B046 AA08 BA03 
5F064 DD02 DD14 EE02 FF48 HH06 HH11 HH15
発明者 松川 剛士 / 佐藤 雅人
要約 課題
変更前後の回路情報をネット毎に自動抽出し、抽出した差分回路情報を出力するようにした電子回路設計支援装置を提供する。

解決手段
電子回路の接続状態、電子部品の回路記号、ピン番号等の情報にネット名称が付与された回路変更前の第1回路情報及び回路変更後の第2回路情報を記憶する記憶手段105,106と、記憶手段105,106から第1回路情報及び前記第2回路情報とを読み込み、両者を比較してその差分を差分回路情報として抽出する制御装置101と、制御装置101が抽出した差分回路情報を出力する入出力装置103とから構成したもので、変更個所の正当性を確認するなどの作業が不要となるため、ネットやネットに付与されている情報の量が急増しても、確認作業時の確認漏れや誤認等の人為的なミスをなくすことができる。
特許請求の範囲
【請求項1】 CADシステムを用いて一旦設計した電子回路を変更する際、前記電子回路の設計変更を支援する電子回路設計支援装置であって、前記電子回路の接続状態、電子部品の回路記号、ピン番号等の情報にネット名称が付与された回路変更前の第1回路情報及び回路変更後の第2回路情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段から前記第1回路情報及び前記第2回路情報とを読み込み、両者を比較してその差分を差分回路情報として抽出する制御装置と、前記制御装置が抽出した前記差分回路情報を出力する入出力装置とを具備したことを特徴とする電子回路設計支援装置。
【請求項2】 前記第1回路情報及び前記第2回路情報は、各々動作周波数や線路インピーダンスなどのネットに対する付加情報を有し、かつ前記制御装置は、前記第1回路情報に対する付加情報及び前記第2回路情報に対する付加情報とを比較して、その差分を差分付加情報として抽出すると共に、前記入出力装置は前記制御装置が抽出した前記差分付加情報を出力する出力装置を有することを特徴とする請求項1に記載の電子回路設計支援装置。
【請求項3】 前記制御装置は、前記第1回路情報に存在し、かつ前記第2回路情報に存在しない第1差分回路情報と、前記第2回路情報に存在し、かつ前記第1回路情報に存在しない第2差分回路情報とを併せて、前記差分回路情報として抽出することを特徴とする請求項1に記載の電子回路設計支援装置。
【請求項4】 前記入出力装置は、前記第1差分回路情報を第1の図形情報としてモデル化すると共に、前記第2差分回路情報を第2の図形情報としてモデル化し、かつこれら第1の図形情報及び第2の図形情報を同時に表示装置に可視表示することを特徴とする請求項3に記載の電子回路設計支援装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCADシステムを用いて電子回路の設計を行う場合に使用する電子回路設計支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器等の製品は、短期間の開発と市場投入した製品のVECを行うことにより、市場競争力のある製品の市場投入が盛んに行われている。
【0003】また電子回路の複雑化に伴い、電子回路を短期間で設計するのにCADシステムを使用すると同時に、製品に対してVECを行うことにより製品の原価を大幅に下げるために、電子回路に対して多数の変更を加えて製品の低コスト化を図っている。
【0004】一方電子回路の変更を行った場合、変更点の正当性を確認するためにはCADシステムを用いて一旦外部記憶手段から電子回路に変更を加える前後の回路図を読み出し、これらの回路図をプリンタ電子ファイル等に出力し、得られた両回路図を元に作業者によって目視や塗り潰す等の手作業によりチェックを行うことにより、変更個所の正当性を確認している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし近年のCADシステムによる電子回路の設計においては、高速回路の設計が主流となっており、高速回路ではネットに対して信号名や回路部品の接続情報だけでなく、ネット毎に動作周波数や線路インピーダンス、配線網の形態などの指定が行われるようになっていることから、一つのネットに関する情報量が急激に増加している。
【0006】このため前記従来の作業者による目視や塗りつぶし等の手作業による確認では、確認作業を行うだけでも多大な時間を必要とすると共に、確認作業時に変更情報の確認漏れや誤認等の人為的なミスが発生するため信頼性に欠ける上、不良品の原因となる等の問題がある。
【0007】また確認作業に多大な工数がかかるため、製品の短期間の開発と、市場ヘの投入が難しくなる等の問題もあった。
【0008】本発明はかかる従来の問題点を改善するためになされたもので、変更前後の回路情報をネット毎に自動抽出し、抽出した差分回路情報を出力するようにした電子回路設計支援装置を提供して、人為的なミスをなくすと共に、確認時間の大幅な短縮と、製品の短期間の開発及び市場ヘの短期投入を容易にすることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため本発明の電子回路設計支援装置は、CADシステムを用いて一旦設計した電子回路を変更する際、電子回路の設計変更を支援する電子回路設計支援装置であって、電子回路の接続状態、電子部品の回路記号、ピン番号等の情報にネット名称が付与された回路変更前の第1回路情報及び回路変更後の第2回路情報を記憶する記憶手段と、記憶手段から第1回路情報及び第2回路情報とを読み込み、両者を比較してその差分を差分回路情報として抽出する制御装置と、制御装置が抽出した差分回路情報を出力する入出力装置とから構成したものである。
【0010】前記目的を達成するため本発明の電子回路設計支援装置は、第1回路情報及び第2回路情報は、各々動作周波数や線路インピーダンスなどのネットに対する付加情報を有し、かつ制御装置は第1回路情報に対する付加情報及び第2回路情報に対する付加情報とを比較して、その差分を差分付加情報として抽出すると共に、入出力装置は制御装置が抽出した差分付加情報を出力する出力装置を有するものである。
【0011】前記目的を達成するため本発明の電子回路設計支援装置は、制御装置は第1回路情報に存在し、かつ第2回路情報に存在しない第1差分回路情報と、第2回路情報に存在し、かつ第1回路情報に存在しない第2差分回路情報とを併せて、差分回路情報として抽出するようにしたものである。
【0012】前記目的を達成するため本発明の電子回路設計支援装置は、入出力装置は第1差分回路情報を第1の図形情報としてモデル化すると共に、第2差分回路情報を第2の図形情報としてモデル化し、かつこれら第1の図形情報及び第2の図形情報を同時に表示装置に可視表示するようにしたものである。
【0013】前記構成により、回路に変更を加えた場合、変更前後の回路情報を用いてネット毎に関連する情報を自動抽出し、各ネットの形状やそのネットに付与されている情報を表示することによって、ネットや、ネットに付与されている情報の量が急増しても、確認作業時の確認漏れや誤認等の人為的なミスをなくすことができるため、信頼性が向上する。
【0014】またプリンタより出力した回路図を元に、作業者が目視や塗りつぶし等の手作業により変更個所のチェックを行って、変更個所の正当性を確認する等の作業が不要となるため、確認作業にかかる工数の大幅な削減が図れると共に、製品の短期間の開発と市場ヘの投入が容易となるため、VECによる効果を最大限に発揮できる上、変更前と変更後の回路を同時に表示して、変更個所を強調表示することにより、変更個所の比較結果を容易に入手することができるため、確認時間の大幅な短縮が図れるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参照して詳述する。
【0016】図1は電子回路設計支援装置の全体的な構成図で、CPU(制御装置)101は、外部記憶手段に記憶された回路変更前のネットリスト105と回路変更後のネットリスト106を読み込み、それぞれを記憶装置102に記憶させるようになっている。
【0017】なおここでいうネットとは、装置に使用されている任意の回路の接続状態を表現したデータで、ネット名と接続されている電子部品の回路記号とピン番号で記述されており、ネットリストとは装置内で使用されているすベてのネットのリストである。
【0018】CPU101は記憶装置102にネット対応リスト107と差分ピンリスト108、差分プロパティリスト111を作成するようになっており、リスト作成後、CPU101は記憶装置102に記憶されたネットリスト105とネットリスト106をネット単位での比較を開始するようになっている。
【0019】このときネットリスト105とネットリスト106の比較対象として選んだネット名を順次、ネット対応リスト107に記憶していくと共に、CPU101はネットリスト105とネットリスト106の比較の際に差分データを発見した場合は、差分ピンリスト108にネット名と差分データを記憶するようになっている。
【0020】ネットリスト105とネットリスト106の比較が終了したら、CPU101は回路変更前のネットプロパティリスト109と回路変更後のネットプロパティリスト110を記憶装置102に読み込むが、ここでいうネットプロパティとは、ネットに付与され属性データのことである。
【0021】CPU101は、ネット対応リスト107を元にネットプロパティをネットプロパティリスト109とネットプロパティリスト110から読み込んで比較し、差分データが発見された場合、差分データの見つかったネット名と差分データを差分プロパティリスト111に追加するようになっている。
【0022】CPU101がネット対応リスト107のすベての対応についてネットプロパティの比較を終了したら、CPU101は記憶装置102より差分ピンリスト108と差分プロパティリスト111を読み込み、変更個所のあるネット名とその変更個所の対応を示した比較結果リスト112を作成し、比較結果リスト112を表示装置104に表示するが、ここでさらに入出力装置103より比較結果リスト112にあるネット名を指定することにより、CPU101はネットリスト105とネットリスト106、ネット対応リスト107、回路記号部品名対応リスト113、部品ピン機能データリスト114を使用して変更前後のトポロジーを作成する。なおトポロジーとは電子回路の配線網形態のことである。
【0023】CPU101は、表示装置104に電子部品が等間隔に配置されるように演算してネット内の回路記号と同時に表示すると共に、トポロジー表示後CPU101はネットプロパティリスト109とネットプロパティリスト110を用いて、指定したネットの変更前後のネットプロパティを表示装置104に表示し、最後にCPU101は比較結果リスト112を用いて、差分に該当する表示を表示装置104上で強調表示して表示するようになっている。
【0024】次に前記構成された電子回路設計支援装置の作用を、図2以下に示すフローチャートを参照して説明する。
【0025】図2は本装置の処理手順を示すもので、ステップS201でCPU101は、ネットリスト105とネットリスト106を記憶装置102に読み込んだ後、ステップS202で記憶装置102に処理を行うためにネット対応リスト107と差分ピンリスト108、差分プロパティリスト111を作成する。
【0026】下記の表1は、ネット対応表の一例であり、列01aにネットリスト105のネット名、列01bに列01aの比較対象となるネットリスト106のネット名を記憶し、列01cは列01aと列01bに記憶したネット上の変更個所の有無を示すデータが記憶されており、列01a,01b,01cで1レコードとする。
【0027】
【表1】

下記の表2は差分ピンリストの一例であり、列02aは回路変更前のネットリスト105のネット名、列02bは回路変更前のネットリスト105の差分データ、列02cはネットリスト106のネット名、列02dはネットリスト106の差分データである。
【0028】
【表2】

下記の表3は差分プロパティリストの一例である。列03aは回路変更前のネットプロパティリスト109のネット名、列03bは回路変更前のネットプロパティリスト109の差分プロパティ、列03cはネットプロパティリスト110のネット名、列03dはネットプロパティリスト110の差分プロパティである。
【0029】
【表3】

次にステップS203でCPU101は、回路変更前のネットリスト105と回路変更後のネットリスト106からす比較すベきネットを探し出し、これらのネットデータを比較して差分データを求め、差分ピンリスト108に記憶する。
【0030】図3はステップS203の処理の手順を示したもので、ステップS301でCPU101は回路変更前のネットリスト105より、先頭の回路記号(ピン番号を含む)とそのネット名を読み込む。なおここで回路記号とピン番号の組み合わせをピンと呼ぶこととし、ネットリスト105から読み込んだピンをPIN_1、ネット名をNET_1とする。
【0031】ステップS302にてCPU101は、NET_1がネット対応リスト107の列01aに記憶されているかを確認し、NET_1と同じネット名が記憶されている場合はステップS304に進み、もしNET_1と同じネット名が列01aに記憶されていない場合は、ステップS303にてNET_1を列01aに追加してステップS304に進む。
【0032】ステップS304では、PIN_1が比較済みであるかを確認し、比較済みであればステップS316に進み、PIN_1が比較済みでなければステップS305に進んで、ネットリスト106から先頭のピンとネット名を読み込むが、ここでネットリスト106から読み込むピンをPIN_2、ネット名をNET_2とする。
【0033】ステップS306では、PIN_1とPIN_2の比較を行い、PIN_1とPIN_2が一致しなければ、ステップS308に進んでネットリスト106の終了を判定し、ネットリスト106がまだ終了しなかった場合は、ステップS309に進んで、ネットリスト106から次のPIN_2とNET_2を読み込み、ステップS306でPIN_1と新たに読みこんだPIN_2の比較を行う。
【0034】ネットリスト106が終了してしまった場合は、ステップS310に進んでPIN_1を差分データとし、差分ピンリスト108の列02aにNET−1を差分データとして列02bにPIN_1を記憶し、ステップS311でPIN_1を比較済みピンに設定すると共に、ステップS312でネット対応リスト107の列01aのデータがNET_1と同じネット名が記憶された行の列01cに変更ありと設定してステップS316に進む。
【0035】ステップS306でPIN_1とPIN_2が一致した場合は、ステップS307に進んでPIN_2が比較済みであるかを確認し、PIN_2が比較済みであればステップS310に進み、比較済みでなければステップS313に進んで、ステップS313でPIN_1とPIN_2が一致したことにより、NET_2がNET_1の比較対象ネットであると判断し、ネット対応リスト107でNET_1が記憶されている行の列01bにNET_2を記憶させてステップS314に進むと共に、ステップS314ではPIN_1とPIN_2を比較済みと設定し、ステップS315ではNET_1とNET_2のピンをそれぞれ比較する。
【0036】図4はステップS315の処理の手順を示したもので、まずステップS401で、回路変更前後のネット情報の抽出を行うが、このときネットリスト105からネット名にNET_1を持つピンの情報をList1、ネットリスト106からネット名にNET_2をもつピン情報をList2とする。
【0037】ステップS402でList1より先頭のピンを読み込んでPIN_1に設定し、ステップS403に進んだら、ステップS403でPIN_1が比較済みであるかを確認し、PIN_1が比較済みであればステップS412に進み、PIN_1が比較済みでなければステップS404に進む。
【0038】ステップS404でList2から先頭のピンを読み込んでPIN_2に設定し、ステップS405に進んだら、ステップS405でPIN_1とPIN_2の比較を行い、PIN_lとPIN_2が一致した場合はステップS407に進んでPIN_1とPIN_2を比較済みピンに設定した後ステップS412に進み、PIN_1とPIN_2が一致しなかった場合は、ステップS406に進んでList2の終了判定を行う。
【0039】ステップS406でList2が終了していなかった場合はステップS408に進んで、ステップS408でList2から新たにピンを読み込んでPIN_2に設定し、ステップS405にてPIN_1と新たに設定したPIN_2の比較を行うと共に、List2が終了した場合は、ステップS409に進んでPIN_1を差分データとして差分ピンリスト108の列02aにNET_1を、列02bにPIN_1を記憶させてステップS410に進む。
【0040】ステップS410では、PIN_1を比較済みピンに設定してステップS411に進み、ステップS411でネット対応リスト107の列01aにNET_1と同じネット名が記憶されている行の列01cに変更ありと記憶して、ステップS412に進む。
【0041】ステップS412では、List1の終了判定を行うが、List1が終了していない場合、ステップS413に進んでList1から新たなピンを読み込み、読み込んだピンをPIN_1に設定した後ステップS403に戻って、PIN_1が比較済みであるかを確認し、List1が終了した場合はステップS414に進む。
【0042】ステップS414ではList2から先頭のピンを読み込んでPIN_2に設定した後ステップS415に進んで、ステップS415でPIN_2が比較済みであるかを判断し、比較済みであればステップS419に進み、比較済みでなければPIN_2を差分デ−夕と判断して、差分ピンリスト108の列02cにNET_2を、差分データとして列02dにPIN_2を設定すると共に、ステップS417に進んでPIN_2を比較済みピンに設定して、ステップS418に進む。
【0043】ステップS418では、ネット対応リスト107の列01bにNET_2と同じネット名の行の列01cに変更ありと設定してステップS419に進み、List2の終了判定を行うが、List2が終了していない場合はステップS420に進んでList2から新たにピンを読み、読みこんだピンをPIN_1に設定して、ステップS415でPIN_2が比較済みかを確認し、List2が終了した場合は、図3に示すフローチャートのステップS316に進む。
【0044】ステップS316ではネットリスト105の終了判定を行い、ネットリスト105が終了していなければ、ステップS317に進んでネットリスト105から新たなピンとネット名を読み込み、読み込んだピンとネット名をPIN_1とNET_1に設定したら、ステップS302に戻ってNET_1がネット対応リスト107の列01aに同じネット名が記憶されているかを判定し、ネットリスト105が終了していればステップS318に進む。
【0045】ステップS318では、ネットリスト106よりネット名を抽出してNET_2に設定した後ステップS319に進んで、ネット対応リスト107の列01bにNET_2と同じ名前のネット名が設定されているかを判断し、設定されていればステップS322に進み、設定されていなければステップS320に進んでネット対応リスト107の列01bに新たにNET_2を追加して、ステップS321に進み、ステップS321でステップS320で追加したネット名の行の列01cに変更ありと記憶して、ステップS322に進む。
【0046】ステップS322では、ネットリスト106の終了判定を行い、ネットリスト106が終了していない場合、ステップS323に進んでネットリスト106から新たにネット名を読み込込み、読み込んだネット名をNET_2に設定してステップS319に戻り、ネット対応リスト107の列01bに同一のネット名があるかを判断すると共に、ネットリスト106が終了している場合は、図2に示すフローチャートのステップS204に進む。
【0047】図5はステップS204の処理を示したもので、ステップS204ではネットに付与されている各種プロパティの比較を次のように行う。
【0048】まずステップS501でCPU101は、回路変更前のネットプロパティリスト109と回路変更後のネットプロパティリスト110を記憶装置102に読み込み、ステップS502で、ネット対応リスト107から1レコード読み込んで、このレコードの列01aに該当するネット名をNET_1、列01bに該当するネット名をNET_2に設定し、ステップS503に進む。
【0049】ステップS503でNET_1とNET_2にネット名が設定されていればステップS504に進み、NET_1またはNET_2に何もデータが設定されていなかった(NULL)場合はステップS508に進むが、これはNET_1がNULLであれば回路変更が行われた際にネットが追加され、またNET_2がNULLであれば回路変更が行われた際にネットが削除されたものと判断し、両条件ともネットに関するすベてのデータが差分であるためである。
【0050】ステップS504では、NET_1に付与されているプロパティをネットプロパティリスト109から抽出し、NET_2に付与されているプロパティをネットプロパティリスト110から抽出してステップS505に進み、NET_1とNET_2に付与されているプロパティの比較を行うと共に、NET_1とNET_2のプロパティがすベて一致した場合はステップS508に進み、NET_1とNET_2のプロパティに差分が見つかった場合はステップS506に進んで、ステップS506で、NET_1とNET_2で見つかったプロパティの差分を差分プロパティリスト111の列03aにNET_1、列03bにNET_1の差分のプロパテイ、列03cにNET_2、列03dにNET_2の差分プロパティをそれぞれ記憶させ、ステップS507に進む。
【0051】そしてステップS507でネット対応リスト107の列01aのデータとNET_1が一致する行の列01cに変更ありと設定してステップS508に進み、ネット対応リスト107の終了判定を行うが、ネット対応リスト107がまだ終了しない場合はステップS509に進んで、ネット対応リスト107から新たに1レコード読み込み、読み込んだレコードをステップS502と同様にNET_1とNET_2を設定したら、ステップS503に戻ってNET_1とNET_2のそれぞれのプロパティをネットプロパティリスト109とネットプロパティリスト110より抽出し、ネット対応リスト107が終了している場合は図2に示すフローチャートのステップS205aに進む。
【0052】図9はステップS205aの処理の手順を表したものである。
【0053】ステップS900でネット対応リスト107の列01cの再設定を行ってネット対応リストから1レコード読み込み、列01aが空白の場合、列01cを“追加”に設定し、列01bが空白の場合は、列01cを‘‘削除”に設定する。そしてこれらの処理をネット対応リスト107の全てのレコードに行う。
【0054】ステップS901でネット対応リスト107を記憶装置102にコピーしたら、ステップS902でコピーしたネット対応リストから1レコード読み込むが、このとき、列01aのデータをNET_3、列01bのデータをNET_4、列01cのデータをFlag1に設定し、ステップS903でネット再構築用リストNET_comparに“NULL”を設定して初期化をする。
【0055】ステップS904でFlag1の判定を行い、Fla1が“追加”だったらステップS905に進み、Flag1が“削除”であったらステップS906に進むと共に、Flag1が“追加”,“削除”以外だったらステップS905に進んで、回路変更後ネットリストをself_list、回路変更前ネットリストをcmp_list、NET_4をself_NETにそれぞれ設定し、ステップS907に進む。
【0056】ステップS906では、回路変更前ネットリストをself_list、回路変更後ネットリストをcmp_list、NET_3をself_NETにそれぞれ設定し、ステップS907に進んで、self_listからself_NETと同じネット名を持つピン情報を抽出し、抽出された各ピン情報をList1とする。
【0057】ステップS908では、List1からピン情報を読み込み、PIN_1としたら、ステップS909へ進んでcmp_listからネット名とピン情報を読み込んでNET_2、PIN_2に設定したら、ステップS910で、PIN_1とPIN_2の比較を行い、もしPIN_1とPIN_2が一致したら、ステップS911に進んで、NET_2をNET_comparに格納した後、ステップS914に進み、もしPIN_1とPIN_2が一致しなかった場合ステップS912に進む。
【0058】ステップS912では、cmp_listの終了判定を行い、cmp_listが終了してなかった場合は、ステップS913に進んで、新たにcmp_listよりNET_2とPIN_2を取得した後ステップS910に進み、cmp_listが終了している場合はステップS914に進む。
【0059】ステップS914では、List1の終了判定を行い、List1が終了してなかった場合は、ステップS915に進んでList1から新たにPIN_1を読み込んだ後ステップS909に進み、List1が終了している場合は、ステップS916に進む。
【0060】ステップS916では、NET_comparが“NULL”であるかを判断し、“NULL”であった場合ステップS925に進み、“NULL”でなかった場合ステップS917に進んで、ネット対応リスト107より1レコード読み込み、列01aのデータをNET_1、列01bのデータをNET_2、列01cのデータをFlagに設定した後、ステップS918でFlag1の判定を行って、Flag1が“追加”だったらステップS919に進み、Flag1が“削除”であったらステップSS920に進むと共に、Flag1が“追加”、“削除”以外だったらステップS923に進む。
【0061】ステップS919では、NET_2をself_NETに、NET_1をcom_NETにそれぞれ格納し、ステップS920に進んで、NET_1をself_NET2に、NET_2をcmp_NETにそれぞれ格納し、ステップS921に進む。
【0062】ステップS921では、ネット名の比較処理を行い、self_NET2とself_NET2が等しいか、cmp_NETが内に同一のネット名がある場合は、ステップS922に進み、それ以外の場合はステップS923に進む。
【0063】ステップS922では、Flagを“変更*”に再設定し、ステップS923に進むが、このとき*は任意であるが、変更を加えられたネット同士であることを判断するため、NET_comparにあるネット名のFlagとself_NETのFlagは同一のものとする。
【0064】ステップS923では、ネット対応リストの終了判定を行い、ネット対応リストが終了でないならステップS924に進み、新たにNET_1とNET_2、Flagを取得してステップS918に進み、終了ならばステップS925に進んでネット対応リスト(コピー)の終了判定を行い、終了でなかった場合は、ステップS926に進んで新たにコピーしたリストからNET_3、NET_4、Flag_1を取得した後ステップS903に進み、終了ならステップS927に進む。
【0065】ステップS927では、コピーしたネット対応リストを削除した後ステップS928に進んで、Flagを元にネット対応リスト107をソートし、さらにステップS929に進んで再構築したネット対応リストを元に、差分ピンリスト、差分プロパティの再構築を行うが、ここではネットの分断、吸収によって差分情報として記録した情報を削除し、本当の差分情報のみを抽出するために行う。
【0066】図6はステップS205の処理を示すもので、ステップS601でネット対応リスト107から1レコード読み込み、列01aのデータをNET_1、列01bのデータをNET_2、列01cのデ−夕をFlagに設定するが、ステップS602にてFlagが「なし」と設定されていればステップS612に進み、Flagが「なし」と設定されていればステップS603に進む。
【0067】ステップS603では、Flagの再チェックを行い、Flagが“追加”であった場合はステップS604に進んで、比較結果リストに追加ネットとして登録し、ステップS612に進むが、ステップS603でFlagが“削除”であった場合はステップS605に進んで、NET_1は回路変更が行われた際に削除されたネットであると判断し、比較結果リスト112に削除ネットとして登録してステップS612に進み、ステップS603では、Flagが“追加”、“削除”以外の場合はステップS606に進む。
【0068】ステップS606では、回路変更の際に変更が加えられたネットであると判断してFlagを「変更」と再設定し、比較結果リスト112にNET_1とNET_2を変更ネットとして比較結果リスト112に登録し、ステップS607に進んで差分ピンリスト108からNET_1とNET_2と同一のネット名が設定されているデータの差分ピンを読み込んだ後、ステップS608に進んでステップS607で得た情報を比較結果リスト112に登録する。
【0069】同様にステップS609で、差分プロパティリスト111からNET_1とNET_2と同一のネット名が設定されているデータの差分プロパティを読み込んでステップS610に進んだら、ステップS609で得た差分情報を比較結果リスト112に登録した後、ステップS611に進んでネット対応リストの列0lcの項をFlagに応じ再設定し、ステップS612に進む。
【0070】ステップS612ではネット対応リストの終了判定を行って、ネット対応リスト107が終了していない場合は、ステップS613に進んでネット対応リスト107より新たにレコードを読み込み、列01aのデータをNET_1、列0lbのデータをNET_2、列01cのデータをFlagに設定した後、ステップS602に戻ってFlagの判定を行い、ネット対応リストが終了している場合は図2に示すフローチャートのステップS206に進む。
【0071】ステップ206では、ステップS205で作成した比較結果リスト112を表示し、ステップS207に進んでネット単位でトポロジーによるチェックを行うかの指示を入出力装置103で行うが、入出力装置103から比較結果リスト112に表示されているネット名を指定した場合、ステップS207に進み、それ以外の場合はステップS208に進む。
【0072】前記比較結果リスト112の一例を次の表4に示す。
【0073】
【表4】

図7はステップS208の処理を示したもので、ステップS701で入出力装置103から指示されたネット名「Key」を取得したら、ステップS702でKeyと同じネット名をネット対応リスト107から選出して該当する1レコードを抽出し、列01aをNET_1、列01bをNET_2、列01cをFlagに設定する。
【0074】ステップS703ではFlagの判定を行い、Flagが「追加」と設定されていれば、ステップS704に進んでネットリスト106よりNET_2と同一のネット名を持つネットのピン情報を抽出した後、ステップS705に進んでネットプロパティリスト110からNET_2と同一のネット名に付与されているネットプロパティ情報を抽出してステップS710に進み、Flagが「削除」と設定されていれば、ステップS706に進んでネットリスト105よりNET_1と同−のネット名を持つピン情報を抽出した後、ステップS707に進んでネットプロパティリスト109からNET_1と同一のネット名に付与されているネットプロパティ情報を抽出し、ステップS710に進む。
【0075】そしてFlagが「追加」、「変更」以外に設定されていれば、ステップS708aに進んで、ネット対応リスト107より列01cに設定されていたフラグと同一のフラグを持つレコードを探し、列01cが同一のデータであれば、列01aと列01bをそれぞれNET_1,NET_2に追加格納するが、ただし”あり”となっていた場合はそのレコードのみをNET_1,NET_2に格納した後、ステップS708に進んでネットリスト105よりNET_1と同一のネット名を持つピン情報を、またネットリスト106よりNET_2と同一のネット名をそれぞれ抽出し、ステップS709に進んでネットプロパティリスト109からNET_1と同一のネット名に付与されているネットプロパティ情報を、ネットプロパティリスト110からNET_2と同−のネット名に付与されているネットプロパティ情報をそれぞれ抽出し、ステップS710に進む。
【0076】なおステップS710からステップS718までは、回路変更前後のネットに対してそれぞれ行うものとする。
【0077】ステップS710では、回路記号部品名対応リスト113と部品ピン機能データベース114を読み込んだ後、ステップS711に進んでネットを形成している各ピンに対してピン機能を設定する。なお図8の(イ)及び(ロ)は回路変更前後を図形情報として表示装置104に表示した例を示すものである。
【0078】ステップS712では表示エリア801を設定し、回路変更前後を表示するため2つのエリアを定義した後、ステップS713へ進んで簡易シンボルの配置計算を行う。この簡易シンボルとは、実際の回路図用の部品シンボルではなく、1ピンのみを表示した代用シンボルのことであり、配置計算とは画面に表示されたときに簡易シンボルが等間隔に見えるように配置する座標を算出することである。
【0079】まずネットに使用されているピンのなかでピン機能が出力系(Output、3−state等)のピン数と、入力系(Input等)のピン数をカウントし、次に表示エリア801の中心を境に、左側にピン機能が出力系のピン、右側にピン機能が入力系のピンが等間隔に配置されるように座標計算をする。
【0080】その後ステップS714に進んで、ステップS713で算出した値を元に簡易シンボル802、803を設置するが、簡易シンボルはピン機能に応じて変更することにより機能がわかるようにすると共に、ステップS715では、ステップS714で配置した簡易シンボルを結線し、このとき簡易シンボル802(または803)の中心と表示エリア801の中心をライン804で結ぶことで各簡易シンボルを結んでトポロジーを作成する。
【0081】ステップS716では、表示したネットのネット名805と各ピン情報806、ネットプロパティ807を表示するが、表示位置は任意の位置とし、その後ステップS717に進んで比較結果リスト112からKeyで指定したネットの変更点を抽出して、ステップS718ではステップS717にて抽出した変更個所を表示で強調表示し、図2に示すフローチャートのステップS209に進む。
【0082】ステップS209では本装置の処理の終了を判定するが、終了せずに他のネットの表示等を行う場合はステップS207に戻って、ネット単位でトポロジーによるチェックを行うかの指示を入出力装置103で行い、処理を終了する場合は本装置の一切の処理を終了する。
【0083】
【実施例】次に前記処理の実施例について図10を参照して説明する。
【0084】図10はある回路図の一部を示すもので、下記の表5は図10の(イ)のネットリスト、表6は図10の(イ)のネットプロパティリストである。
【0085】
【表5】

【表6】

図10の(イ)のA01は回路シンボルであり、A02は回路記号、A03はピン番号、A04はネット名であり、A05はネットの繋がり、A06はネットの結合点、図10の(ロ)は図10の(イ)に回路変更を行ったものであり、変更個所は以下の通りである。
【0086】ネットに接続ピン追加(ネット「CLK1」にピン「IC6,7」追加)、ネット内へ部品挿入によるネットの分断(ネット「SIG」に部品「R2」の追加によるネット「SIG」と「SIG−0」の分断)、部品抜粋によるネットの統合(ネット「DATA1」とネット「DATA2」の部品「R1」の抜粋によるネット「DATA」への統合)、ネットの削除(ネット「CLK2」の削隙)、ネットの追加(ネット「BUFF」の追加)。
【0087】次の表7は図10の(ロ)のネットリスト、表8は図10の(ロ)のネットプロパティリストである。
【0088】
【表7】

【表8】

まず図2に示すフローチャートのステップS201でCPU101は、前記表5と表6を読み込み、それぞれネットリスト105とネットリスト106として記憶装置102に記憶し、次にステップS202でネット対応リスト107と差分ピンリスト108、差分プロパティリスト111を作成したら、ステップS203でネットリスト105とネットリスト106の比較を行い、図3に示すフローチャートのステップS301にてネットリスト105からピン情報とネット名を読み込み、PIN_1とNET_1に設定するが、このとき設定されるデータは、PIN_1にIC1.1、NET_1にRSETが設定される。
【0089】ステップS302では、NET_1がネット対応リスト107に記憶済みか判断するが、ネット名RSETはまだ設定されていないので、ステップS303でネット対応リスト107の行1列01aにRSETを書き込み、ステップS304でPIN_1が比較済みかを判断するが、IC1.1は未比較であるため、ステップS305に進み、ネットリスト106からピン情報とネット名を読み込み、PIN_2とNET_2に設定するが、このとき設定されるデ−夕はPIN_2にIC1.1、NET_2にRSETが設定される。
【0090】次にステップS306でPIN_1とPIN_2の比較を行うが、PIN_1とPIN_2は共にIC1.1が設定されているのでステップS307に進み、PIN_2が比較済みのピンであるかを確認し、このときPIN_2(IC1.1)は未比較であるため、ステップS313に進んでNET_1とNET_2は比較するネット同士であると判断し、ネット対応リスト107の行1列01bにNET_2(RSET)を設定する。
【0091】ステップS314では、PIN_1とPIN_2を比較済みピンであると記憶して、ステップS315(ステップS401)に進み、ステップS401でネットリスト105からNET_1(RSET)と同一のネット名を持つピン、ネットリスト106からNET_2(RSET)と同一のネット名を持つピンをすベて抽出し、それぞれList1(表10)、List2(表11)とする。
【0092】
【表9】

【表10】

ステップS402では、List1からピンを読み込んでPIN_1に設定するが、このときPIN_1はIC1.1が設定されると共に、ステップS403ではPIN_1が比較済みであるかを判断し、PIN_1に設定されているIC1.1はすでに比較済みであるため、ステップS412に進んでList1の終了判定を行うが、まだList1は終了していないためステップS413に進んで、List1から新たにピンを読み込み、読み込んだピンをPIN_1と設定する。ここではPIN_1はIC2.2に設定される。
【0093】再度ステップS403に戻り、PIN_1(IC2.2)が比較済みかを判定するが、IC2.2は末比較のためステップS404に進んでList2よりピンを読み込み、読み込んだピンをPIN_2としてステップS405に進むが、ここでPIN_2はICl.1に設定される。
【0094】ステップS405では、PIN_1とPIN_2の比較を行うが、PIN_1(IC2.2)とPIN_2(Cl・1)は一致していないので、ステップS408に進んでList2から新たにピンを読み込み、PIN_2に設定するが、ここでPIN_2はIC2.2に設定される。
【0095】再度ステップS405では、PIN_1とPIN_2の比較を行うが、このときPIN_lとPIN_2は共にIC2.2であるため、ステップS407に進んでPIN_lとPIN_2を比較済みピンと記憶した後、ステップS412に進んでList1の終了判定を行うが、List1には未処理のピンがないことからステップS414に進む。
【0096】ステップS414では、List2に未比較のピンがないかをチェックするために、List2からピンを読み込んでPIN_2と設定し、ステップS415に進んで、ここでPIN_2にはIC1.1が設定された後、ステップS415へ進んでPIN_2(IC1.1)が比較済みであるかを判断し、ICl.1はすでに比較済みであるために、ステップS419に進んでList2の終了判定を行うが、List2はまだ終了していないことからステップS420に進む。
【0097】ステップS420では、List2より新たなピンを読み込んでPIN_2とするが、ここでPIN_2に設定されるピンはIC2.2であって、すでに比較済みであり、かつList2も終了済みであることから、ステップS419からステップS316に進んでステップS316でネットリスト105の終了判定を行うが、ネットリスト105は終了していないことから、ステップS317に進んでネットリスト105より新たにピンとネット名を読み込み、PIN_1とNET_1に設定するが、ここで設定されるPIN_1とNET_1はIC2.2とRSETであり、すでに比較済みであることから、ステップS317でネットリスト105より新たにピンとネット名を読み込み、PIN_1とNET_1に設定する。
【0098】以下これらの処理をネットリスト終了まで繰り返すものであるが、ここで変更が加えられた個所について簡単に説明する。
【0099】ネットの途中で部品が抜粋された場合、ピンが一度削除された後新たなピンがネットに追加されたと見ることができるが、この場合のネットの処理は以下の通りとなる。
【0100】回路変更前ネット「DATA1」は、回路変更の際に回路部品「R1」が抜粋されたことにより「DATA1」とネットが結合し、回路変更後ネット「DATA」に変更されているが、このときネット対応リスト107には、「DATA1」(NET_1に設定)に対して「DATA」(NET_2に設定)が設定されており、ステップS315内での具体的な処理については以下の通りである。
【0101】ピン「IC1.3」はNET_1、NET_2が共に存在するので、双方ともに比較済みピンと記憶し、次にPIN_1に設定された「R1.1」は「DATA」には存在しないため、ステップS406での「DATA」内のピンリストList2は終了し、ステップS409に進んでPIN_1(「Rl.1」)を差分データとして、差分ピンリスト108の列02aにネット名「DATA1」、列02bにピン「Rl.1」を追加する。
【0102】次にステップS410でPIN_1(Rl.1)を比較済みピンと記憶したら、ステップS411に進んでネット対応リスト107の列01aが「DATA1」と設定されている行の列01cを「あり」と設定し、その後ステップS412に進んで「DATA1」のピンリストList1に未比較のピンがないことからList1が終了と判断し、ステップS414でList2からピン情報を読み込んでPIN_2に設定したら、ステップS415でPIN_2が未比較かを判定するが、ここで処理を行っていくと、IC2.4は未比較であるためステップS416に進む。
【0103】ステップS416では、PIN_2(IC2.4)を差分データとして差分ピンリスト108の列02cにネット名「DATA1」、列02dにピン「IC2.4」を追加し、次にステップS417でPIN_2(IC2.4)を比較済みピンと記憶したら、ステップS418に進んでネット対応リスト107の列01bが「DATA」と設定されている行の列01c「あり」と設定し、ステップS419に進んでList2の終了判定を行うが、このときList2は終了であるためステップS316に進むことになる。
【0104】一方ネットが削除された場合、変更後のネットリストには、変更前のネットのピン情報はすベてないか、他のネットに接続されており、本ネットの処理について次に説明する。
【0105】回路変更前ネット「DATA1」は、回路変更の際に、回路部品「R1」が抜粋されたことにより「DATA2」とネットが結合し、回路変更後ネット「DATA」に変更されている。このとき、回路変更前ネット「DATA2」は回路変更後ネット「DATA」に吸収されたと見ることができ、具体的な処理については以下の通りである。
【0106】ステップS317ではPIN_lに「IC2.4」、NET_1に「DATA2」を設定し、ステップS302に進んでNET_1(DATA−2)がネット対応リスト107に記憶されているかを判断するが、ネット対応リスト107には「DATA2」は記憶されていないことから、ステップS303で新たにネット対応リスト107の列01aに「DATA2」を追加し、次にステップS304でPIN_1(IC2.4)が比較済みであるかを判断するが、「IC2.4」は未比較のためステップS305に進んでネットリスト106からネットとピンを読み込む。
【0107】ここで処理を続けていくと、NET_2にも「IC2.4」を見つけることができるが、「IC2.4」はすでに比較済みであるためステップS307からステップS310に進んで、ステップS310でPIN_1(IC2.4)を差分データとして、差分ピンリスト108の列02aにNET_1(DATA2)、列02bにPIN_1(IC2・4)を登録する。
【0108】そして、ステップS312にてネット対応リスト107の列01aに「DATA2」が設定されている行の列01cに「あり」と記憶し、同様にDATA2のピン「Rl.2」についても、ネットリスト106から見つけることはできないので、ステップS310でPIN_1(Rl.2)を差分データとして、差分ピンリスト108の列02aにNET_1(DATA2)、列02bにPIN_l(Rl.2)を登録し、ステップS312でネット対応リスト107の列01aに「DATA2」が設定されている行の列01cに「あり」と記憶する。
【0109】次の表12は前記ステップS316でネットリスト105が終了するまでの処理を行った結果得られた差分ピンリスト108の例である。
【0110】
【表11】

ネットリスト105が終了したらステップS318に進み、ネットリスト106からネット名のみを読み込んでNET_2とするが、この処理はネットリスト106に末比較のネットがないかを調べるために行うもので、ここで最初にNET_2に設定されるネット名は「RSET」である。
【0111】次にステップS319にてNET_2がネット対応リスト107に登録されているかを確認し、このとき「RSET」はすでに登録済みであるためステップS322に進んで、ネットリスト106の終了判定を行うが、まだ終了ではないためステップS323に進んで新たなネット名を読み込むと共に、これらの処理を繰り返していくことにより、NET_2に「SIG−0」が設定されるが、SIG−0のピンは、ネットリスト105のネット「SIG」に含まれているものの、すでに「SIG」はネットリスト106のネット「SIG」と比較済みであるため、「SIG−0」は未比較のままステップS316まで終了してしまう。
【0112】また「SIG−0」は、部品R2の挿入によってネットリスト105のネット「SIG」が分割されて新たに追加されたネットであることから、「SIG−0」はステップS319でネット対応リスト107に記憶されていないため、ステップS320に進んでNET_2(SIG−0)をネット対応リストの列01bに新規追加し、その後ステップS321に進んでNET_2(SIG−0)を追加した行の列01cに「あり」と記憶し、ステップS322に進む。
【0113】以下前記処理を繰り返し、ステップS322でネットリスト106が終了したら、ステップS204に進むもので、次の表9がステップS203で処理が終了したときに作成されるネット対応リスト107である。
【0114】
【表12】

ステップS204では、回路変更前後のネットプロパティの比較を次のように行う。
【0115】まずステップS501にて回路変更前後のネットプロパティリストを読み込み、ネットプロパティリスト109とネットプロパティリスト110と設定するが、このときネットプロパティリスト109は前記「表6」、ネットプロパティリスト110は前記「表8」が設定される。
【0116】次にステップS502にて、ネット対応リスト107から1レコード読み込み、それぞれ列01aをNET_1、列01bをNET_2に設定するが、ここではNET_1に「RSET」、NET_2に「RSET」が設定される。ステップS503に進み、NET_1とNET_2のデータについて検証する。ここではNET_1とNET_2が共に設定されているので、ステップS504に進んでネットリスト109からNET_1のプロパティ情報を、ネットリスト110からNET_2のプロパティ情報をそれぞれ抽出し、ステップS505に進む。
【0117】ここではNET_1,NET_2ともプロパティは設定されていないので、ステップS505でプロパティは一致しているかを判定するが、ここでは共にプロパティが付与されていないことから一致していると判断してステップS508に進み、ステップS508でネット対応リスト107の終了判定を行うが、まだ終了していないためステップS509に進んでネット対応リスト107から新たに1レコード読み込んで処理を行う。
【0118】ここでNET_1に「DATAl」,NET_2に「DATA」が設定されるが、「DATA1」,「DATA」ともにプロパティは付与されていないことから、ネットリスト107より新たに1レコード読み込んで処理を行うことにより、NET_1に「SIG」、NET_2に「SIG」が設定される。
【0119】NET_1のプロパティには「z=50Ω」と「33MHz」というプロパティが付与されており、NET_2には「z=50Ω」と「66MHz」というプロパティが付与されていて、ステップS505でネットプロパティが一致しているかの判定を行うが、「z=50Ω」は一致しているが、「33MHz」と「66MHz」は不一致のためステップS506に進んで「33MHz」と「66MHz」を差分データと認識し、差分プロパティリスト111の列03aにNET_1(SIG)、列03bに差分データ「33MHz」、列03cにNET_2(SIG)、列03dに差分データ「66MHz」を追加する。
【0120】次にステップS507にてネット対応リスト107の列01aにNET_1(SIG)が設定されている行の列01cに「あり」と記憶して、ステップS508に進み、ネット対応リスト107の終了判定を行うが、まだ終了しないためステップS509に進んでネット対応リスト107から新たに1レコード読み込み、ここでNET_1に「DATA2」、NET_2に「NULL」が設定される。
【0121】ステップS503ではNET_1とNET_2のデータの検証を行い、ここでNET_2が「NULL」で有ることからステップS508に進むが、NET_2が設定されていないということは、回路変更が行われた際にネットが削除されたと判断でき、このネットに関するすべての項目が差分データと認識できるためで、プロパティに関する比較を行わずに次の処理に進み、またNET_1が「NULL」の場合でも回路変更が新たに追加されたネットであると判断でき、すべてのデータが差分データと認識できるので比較を行わず次の処理に進む。
【0122】これらの処理をネット対応リスト107が終了するまで行い、ステップS508で図2のステップS205aに進む。
【0123】次の表13はステップS204が終了時に作成された差分プロパティリストである。
【0124】
【表13】

図9に示すフローチャートのステップS900でネット対応リスト107の列01cの再設定を行う。
【0125】ネット対応リストから1レコード読み込み、列01aが空白の場合は、列01cを“追加”に設定し、列01bが空白であった場合は、列01cを“削除”に設定する処理を、ネット対応リスト107の全てのレコードに行う。
【0126】下記の表15はステップS900によってFlagの変更を行った結果、作成されたネット対応リスト107である。
【0127】
【表14】ステップS901では、ネット対応リスト107を記憶装置102にコピーしたら、ステップS902へ進んでコピーしたリストから1レコード読み込むが、このとき、NET_3には“RSET”、 NET_4には“RSET”、Flag1には“なし”が設定される。
【0128】ステップS903でNET_comparの初期化を行った後、ステップS904へ進んでFlag1の判定を行うが、このときFlag1は“なし”であるため、ステップS925に進んで、コピーしたリストの終了判定を行うが、ここではまだ終了ではないため、ステップS926に進んで新たにコピーしたリストから新たにNET_3とNET_4、Flag1を読み込む。
【0129】これらの処理を繰り返していくと、NET_3に“DATA2”、NET_4に“NULL”、Flag1に “削除”と設定されるが、この場合について以下に説明する。
【0130】ステップS904では、Flag1の判定を行うが、Flag1が “削除”と設定されているので、ステップS906に進んで、回路変更前ネットリスト105をself_listに、回路変更後のネットリストをcmp_list、NET_3をself_NETにそれぞれ設定する。
【0131】ステップS907では、self_listからself_NETと同一のネット名を持つピンを全て抽出し、List1とし、ステップS908でList1からピン情報を抽出するが、このときPIN_1には“IC2.4”が設定される。
【0132】ステップS909では、cmp_listからネット名とピン情報を抽出し、ステップS910で比較処理を行うが、ここで判定処理を繰り返していると、NET_2に“DATA1”、 PIN_2に“IC2.4”と設定された時点でPIN_1と一致するのでステップS911に進んで、NET_2“DATA1”をNET_comparに記憶した後ステップS914に進むが、これは回路変更後のネット“DATA1”が回路変更前のネット“DATA2”を吸収したネットであることを判断するためのものである。
【0133】ステップS914では、List1の終了判定を行い、List1はまだ終了していないためステップS915に進んで新たに“R1.2”をPIN_1に設定し処理を繰り返すが、“R1.2”は一致しないのでステップS912からステップS914に進み、List1も終了であるためステップS916に進む。
【0134】ステップS916では、NET_comparの判定を行うが、NET_comparは“NULL”ではないのでステップS917に進んで、ネット対応リストから1レコード読み込むが、このときNET_1には“RSET”、NET_2には“RSET”、Flagには“なし”が設定される。
【0135】ステップS918では、Flag1の判定を行うが、Flag1は“削除”であったため、ステップS920に進んでNET_1をself_NET2に、NET_2をcmp_NETに設定し、ステップS921に進んでself_NET2とNET_2の判定を行うが、ここでself_NET2とself_NETは一致せず、cmp_NETもNET_comparにはないためステップS923に進んで、ネット対応リスト107の終了判定を行うが、まだ終了ではないのでステップS924に進んで新たにNET_1とNET_2、Flagを取得すると共に、これらの処理を繰り返すと、NET_1に“DATA1”、NET_2に“DATA1”、Flagに“あり”が設定される。
【0136】ステップS921では、cmp_NET“DATA1”がNET_compar“DATA1”に含まれるので、ステップS922に進んで、Flagを“あり”から“変更1”に再設定し、ステップS923に進む。
【0137】そしてこれらの処理を繰り返して、コピーしたリストが終了したらステップS927に進んで、コピーしたリストを記憶装置102から削除し、ステップS928に進む。
【0138】ステップS928では、再構築したネット対応リスト107を、Flagを元にソートし、ステップS929でネット対応リストを元に、差分ピンリスト108、差分プロパティリスト111を再構築し、ステップS205に進む。
【0139】なお次の表18、表19、表20は、それぞれ再構築したネット対応リスト107、差分ピンリスト108、差分プロパティリスト111の例である。
【0140】
【表15】

【表16】

【表17】

ステップS205では、ネット対応リスト107と差分ピンリスト108、差分プロパティリスト111を用いて、次のように比較結果リスト112を作成する。
【0141】まずステップS601にてネット対応リスト107から1レコード読み込み、列01aをNET_1、列0lbをNET_2、列01cをFlagに設定するが、ここではNET_1に「RSET」、NET_2に「RSET」、Flagに「なし」が設定され、次にステップS602にてFlagの検証を行うが、ここでFlagは「なし」であるため、ステップS612に進んで、ネット対応リスト107の終了判定を行い、まだ終了していないためステップS613に進んで、ネット対応リスト107から新たなレコードを読み込み、NET_1、NET_2、Flagを設定するが、ここではNET_1に「DATA1」、NET_2に「DATA1」、Flagに「変更1」が設定される。
【0142】ステップS602にてFlagの検証をし、Flagは「変更1」と設定されているためステップS603に進んで再度Flagの検証を行う。Flagが「変更1」と設定されているのでステップS606に進み、変更ネットとして比較結果リスト112に登録し、ステップS607に進んでネット対応リスト107から同じフラグを持つ情報を抽出し、NET_1とNET_2にそれぞれ追加記録した後NET_1とNET_2をもとに差分ピンリスト108から差分データを抽出し、次にステップS608にてステップS607で得た差分ピン情報を比較結果リスト112に登録する。
【0143】ステップS609では、NET_1とNET_2をもとに差分プロパティリスト111から差分データを抽出し、次にステップS610で、ステップS609で得た差分ピン情報を比較結果リスト112に登録した後、ステップS612に進む。
【0144】ステップS612では、ネット対応リストの終了判定を行うが、まだ終了していないためステップS613に進んでネット対応リスト107より新たに1レコード読み込み、列01aをNET_1、列01bをNET_2、列01cをFlagに設定するが、これらの処理をネット対応リスト107が終了するまで繰り返して、ネット対応リスト107が終了したら図2のステップS206に進む。
【0145】下記の表21はステップS205の処理によって作成された比較結果リスト112の例である。
【0146】
【表21】

ステップS206では、ステップS205で作成した比較結果リスト112を表示装置104に表示してステップS207に進み、ステップS207で変更のあったネットのトポロジーによる比較を行うかを判断するが、比較を行わない場合はステップS209に進み、比較を行う場合はトポロジーで見たいネット名を入出力装置103から入力して、そのネット名をKeyに設定しステップS208に進む。
【0147】ステップS208でトポロジーの表示処理を行うが、ここではKeyに回路変更前のネット「SIG」が設定されたとする。
【0148】ステップS701では、入出力装置103から指示されたネット名をKeyとするが、このとき「SIG」がKeyに設定される。ステップS702にてネット対応リスト107からNET_1に「SIG」が設定されているレコードを読み込み、列01aをNET_1、列01bをNET_2、列01cをFlagに設定するが、ここではNET_1に「SIG」、NET_2に「SIG」、Flagに「変更2」が設定される。
【0149】次にステップS703でFlagの判定を行うが、ここでFlagは「変更2」が設定されているので、ステップS708aに進んでFlagに「変更2」が設定されているレコードをネット対応リストより抽出する。このとき同一のFlagを持つレコードは、列01aがNULLで、列01bが「SIG−0」となっているので、「SIG−0」をNET_2に追加し、それ以外には同一のFlagを持つレコードはないのでステップS708へ進む。
【0150】ステップS708では、ネットリスト105からNET_2(SIG)を含むすベてのピンを、ネットリスト106からNET_2(SIG,SIG−0)を含むすベてのピンを抽出し、ステップS709に進んでピン情報と同様にネットプロパティに関してもネットプロパティリスト109からNET_1について、ネットプロパティリスト110からNET_2についてそれぞれ抽出し、ステップS710に進む。
【0151】そしてここまでの処理で、ステップS703で追加ネットであると判断されたら、ステップS704,705で該当するネットに関する各情報を回路変更後から抽出し、またステップS703で削除ネットであると判断されたら、ステップS706,707で該当するネットに関する各情報を回路変更前から抽出し、ステップS710に進む。
【0152】ステップS710では、ピンに関する機能情報について抽出するために、回路記号部品名対応表113と部品ピン機能デ−夕114を読み込むが、次の表16は図9の(イ)及び(ロ)の回路記号部品名対応リストの一部分を、表17は図9の(イ)及び(ロ)の部品ピン機能データの一部分を表したものである。
【0153】
【表18】

【表19】

【表20】

次にステップS711では、ネットで使用しているピンにステップS710で得たピン機能を設定してステップS712に進み、トポロジーの描画エリアを作成したらステップS713に進んで、回路変更前後の簡易シンボルの配置計算を行う。
【0154】ステップS714では、ステップS713で計算した位置に簡易シンボルを配置し、配置した簡易シンボルを表示エリアの中心を基点として結線した後、ステップS716でピン情報とプロパティを任意の位置に表示すると共に、ステップS717で比較結果リスト112より差分データを抽出し、ステップS718でステップS717で抽出した差分データと一致する描画情報を強調表示して、図2のステップS209に進む。
【0155】図11の(イ)及び(ロ)は、回路変更前と回路変更後のネット「SIG」に関してステップS208を行った結果を表示装置104に表示した表示例、図12は回路変更前のネット「DATA1,DATA2」に関してステップS208で行った処理の結果を表示した表示例、図13は回路変更前のネット「CLK1,CLK2」に関してステップS208で行った処理の結果を表示した表示例、図14は新規追加ネット「BUFF」に関してステップS208で行った処理の結果を表示した表示例である。
【0156】ステップS209では、本処理の終了を行うかを判定するが、もし終了しなければステップS207に戻って処理を繰り返し、終了であれば装置の全処理を終了する。
【0157】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、電子回路の接続状態、電子部品の回路記号、ピン番号等の情報にネット名称が付与された回路変更前の第1回路情報及び回路変更後の第2回路情報を記憶する記憶装置と、記憶装置から第1回路情報及び前記第2回路情報とを読み込み、両者を比較してその差分を差分回路情報として抽出する制御装置と、制御装置が抽出した差分回路情報を出力する入出力装置とから構成したことから、回路に変更を加えた場合、変更前後の回路情報を用いてネット毎に関連する情報を自動抽出し、各ネットの形状やそのネットに付与されている情報を出力することによって、ネットや、ネットに付与されている情報の量が急増しても、確認作業時の確認漏れや誤認等の人為的なミスをなくすことができるため、信頼性が向上する。
【0158】また第1回路情報及び第2回路情報は、各々動作周波数や線路インピーダンスなどのネットに対する付加情報を有し、かつ制御装置は第1回路情報に対する付加情報及び第2回路情報に対する付加情報とを比較して、その差分を差分付加情報として抽出すると共に、入出力装置は制御装置が抽出した差分付加情報を出力する入出力装置を有すると共に、制御装置は第1回路情報に存在し、かつ第2回路情報に存在しない第1差分回路情報と、第2回路情報に存在し、かつ第1回路情報に存在しない第2差分回路情報とを併せて、差分回路情報として抽出するようにしたものである。
【0159】さらに、入出力装置は第1差分回路情報を第1の図形情報としてモデル化すると共に、第2差分回路情報を第2の図形情報としてモデル化し、かつこれら第1の図形情報及び第2の図形情報を同時に表示装置に可視表示するようにしたことから、従来のプリンタより出力した回路図をもとに、作業者が目視や塗りつぶし等の手作業により変更個所のチェックを行って、変更個所の正当性を確認するなどの作業が不要となるため、確認作業にかかる工数の大幅な削減が図れと共に、製品の短期間の開発と市場ヘの投入が容易となるため、VECによる効果を最大限に発揮できる上、変更前と変更後の回路を表示装置に同時に表示して、変更個所を強調表示するようにしたことにより、変更個所の比較結果を容易に入手することができるため、確認時間の大幅な短縮が図れるようになる。




 

 


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