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発明の名称 バルク通信制御装置およびバルク通信制御方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−229926(P2003−229926A)
公開日 平成15年8月15日(2003.8.15)
出願番号 特願2002−26920(P2002−26920)
出願日 平成14年2月4日(2002.2.4)
代理人 【識別番号】110000062
【氏名又は名称】特許業務法人第一国際特許事務所
【テーマコード(参考)】
5K034
【Fターム(参考)】
5K034 EE06 FF02 HH65 LL01 MM24 QQ05 SS02 
発明者 佐浦 浩市 / 川島 智一 / 田辺谷 寛治
要約 課題
全てのチャネルの接続やバルク手順が成功しない場合に、成功したチャネルのみを束ねてバルク通信するバルク通信制御装置を提供する。

解決手段
データ端末装置3との間で任意の通信速度で通信する端末インタフェース部11と、通信回線5,6との間の複数のチャネルで通信する回線インタフェース14,15と、通信回線との呼制御を実行する回線制御部13と、チャネル毎の回線遅延時間差を検出する回線遅延時間検出部と、バルク通信トレーニングデータを送受信するトレーニングデータ送受信部と、遅延時間検出部の検出データに基づいて通信回線から受信したデータの速度を整合させる速度整合部とを有するデータ制御部12とを有し、所定の時間内に呼設定が成功したチャネルを用いて遅延補正データを取得し所定の時間内に遅延補正データの送受信に成功したチャネルを用いてバルク通信を行うバルク通信制御装置1。
特許請求の範囲
【請求項1】 複数のチャネルを束ねて対向するバルク通信制御装置との間でバルク通信するバルク通信制御装置において、チャネル数によってBチャネルの接続時間を監視する手段と、Bチャネルの接続監視時間内に接続できないBチャネルを除いてバルク手順を行なう手段と、バルク手順所要時間を監視する手段と、バルク手順監視時間内に接続できないBチャネルを除いてバルク手順を行なう手段と、を設けたことを特徴とするバルク通信制御装置。
【請求項2】 複数のチャネルを有する回線を束ねたバルク通信により対向するバルク通信制御装置と接続され、かつデータ端末装置と接続されるバルク通信制御装置において、データ端末装置との間で任意の通信速度でインタフェースをとる端末インタフェースと、複数のチャネルを有する通信回線との間で任意のチャネル数でインタフェースをとる回線インタフェースと、通信回線との呼制御を実行する回線制御部と、対向するバルク通信制御装置との間でチャネル毎の回線遅延時間差を検出する回線遅延時間検出部と、対向するバルク通信制御装置との間でトレーニングデータを送受信するトレーニングデータ送受信手段と、遅延時間検出部の検出データに基づいて通信回線から受信したデータの速度を整合させる速度整合部とを有するデータ制御部とから構成され、所定の時間内に呼設定が成功したチャネルを検出し、呼設定が成功したチャネルを用いて遅延補正データを取得し、所定の時間内に遅延補正データの送受信に成功したチャネルを用いてトレーニングデータを送受信してチャネルの正常性を判断して正常なチャネルを用いてバルク通信を行うことを特徴とするバルク通信制御装置。
【請求項3】 端末インタフェースが、バルク通信するチャネル数に対応した通信速度でデータ端末装置と通信することを特徴とする請求項2に記載のバルク通信制御装置。
【請求項4】 回線制御部が、PRI回線を制御するPRI回線制御部と、BRI回線を制御するBRI回線制御部とからなり、回線制御部が呼設定受信待ちタイマにより呼設定時間を監視し、データ制御部が遅延時間補正データ受信待ちタイマにより遅延時間補正データの受信を監視することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のバルク通信制御装置。
【請求項5】 呼設定受信待ちタイマの設定時間が接続するチャネル数によって設定される請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載のバルク通信制御装置。
【請求項6】 対向するバルク通信制御装置との間で複数のチャネルを束ねてバルク通信するバルク通信制御方法において、所定の時間内に呼設定が成功したチャネルを監視し、所定の時間内に呼設定が成功したチャネルを用いてバルク手順を行ない、所要時間内にバルク手順が成功したチャネルを監視し、所要時間内にバルク手順が成功したチャネルを用いてバルク通信を行うことを特徴とするバルク通信制御方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線を用いたバルク通信制御方法およびバルク通信制御装置にかかり、複数の通信チャネルを同時に使用し、それら複数の通信チャネルのデータ速度を合成した通信速度によって一つの通信を行う通信回線を用いたバルク通信制御装置およびバルク通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1本のチャネルを用いて通信を行う場合に、接続処理を行った結果は、その1本のチャネルが接続成功するかしないかの何れかである。そのチャネルの接続が成功すれば通信が可能となり、データ端末装置に対し通信可能であることを通知して通信状態に入る。そのチャネルの接続が失敗すれば、通信が不可能であるのでデータ端末装置に対し接続失敗したことを通知して接続を終了する。また、通常、データ端末装置からの接続要求により回線の接続処理を開始した後、相手が無応答であったり接続処理に時間がかかったりしてしまう場合、データ端末装置は相手が応答してくれないと判断して接続処理を中断してしまう。
【0003】一方、複数のチャネルを束ねて通信するバルク通信を実行する場合には、全部のチャネルの接続が成功し、尚且つチャネルを束ねる手順(いわゆるバルク手順)にて全部のチャネルのバルク接続が成功すれば、通信が可能となり、データ端末装置に対し通信可能であることを通知して通信状態に入る。しかし、何れかのチャネルの接続が失敗したり、何れかのチャネルにてバルク手順が失敗してしまった場合、通信が不可能であるのでデータ端末装置に対し接続が失敗したことを通知して接続処理を終了する。
【0004】また、複数のチャネルを束ねてバルク通信を実施する場合には、複数のチャネル接続処理とバルク接続処理を行なわなければならないので、1本のチャネルによって通信を行なう場合よりも、通信開始までに時間がかかってしまうという問題がある。そのため、バルク通信においては、データ端末装置が相手無応答と判断して接続処理を中断してしまう可能性が1チャネルでの通信の時よりも高くなるという問題がある。
【0005】また、バルク通信の場合、一つ一つのチャネルを接続した後に、バルク手順を行なって通信を行うが、一つ一つのチャネル自体は接続された時点で通信中となる。そのためバルク手順で接続不可となり接続を中止すると、無駄なコストがかかってしまうという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、複数のチャネルを束ねてバルク通信を行うに際して、全てのチャネルが接続できない場合や全てのチャネルのバルク手順が成功しない場合に、接続できたチャネルのみを束ねてバルク通信するバルク通信制御装置およびバルク通信制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のチャネルを束ねて対向するバルク通信制御装置との間でバルク通信するバルク通信制御装置を、チャネル数によってBチャネルの接続時間を監視する手段と、Bチャネルの接続監視時間内に接続できないBチャネルを除いてバルク手順を行なう手段と、バルク手順所要時間を監視する手段と、バルク手順監視時間内に接続できないBチャネルを除いてバルク手順を行なう手段とから構成した。
【0008】さらに、本発明は、複数のチャネルを有する回線を束ねたバルク通信により対向するバルク通信制御装置と接続され、かつデータ端末装置と接続されるバルク通信制御装置を、データ端末装置との間で任意の通信速度でインタフェースをとる端末インタフェースと、複数のチャネルを有する通信回線との間で任意のチャネル数でインタフェースをとる回線インタフェースと、通信回線との呼制御を実行する回線制御部と、対向するバルク通信制御装置との間でチャネル毎の回線遅延時間差を検出する回線遅延時間検出部と、対向するバルク通信制御装置との間でトレーニングデータを送受信するトレーニングデータ送受信手段と、遅延時間検出部の検出データに基づいて通信回線から受信したデータの速度を整合させる速度整合部とを有するデータ制御部とから構成し、所定の時間内に呼設定が成功したチャネルを検出し、呼設定が成功したチャネルを用いて遅延補正データを取得し、所定の時間内に遅延補正データの送受信に成功したチャネルを用いてトレーニングデータを送受信してチャネルの正常性を判断して正常なチャネルを用いてバルク通信を行うようにした。
【0009】本発明は、上記バルク通信制御装置において、端末インタフェースが、バルク通信するチャネル数に対応した通信速度でデータ端末装置と通信すること、回線制御装置が、PRI回線を制御するPRI回線制御装置と、BRI回線を制御するBRI回線制御装置とからなり、回線制御部が呼設定受信待ちタイマにより呼設定時間を監視し、データ制御部が遅延時間補正データ受信待ちタイマにより遅延時間補正データの受信を監視することを特徴とする。
【0010】また、本発明は、上記バルク通信制御装置において、呼設定受信待ちタイマの設定時間が接続するチャネル数によって設定される構成とした。
【0011】本発明は、対向するバルク通信制御装置との間で複数のチャネルを束ねてバルク通信するバルク通信制御方法において、所定の時間内に呼設定が成功したチャネルを監視し、所定の時間内に呼設定が成功したチャネルを用いてバルク手順を行ない、所要時間内にバルク手順が成功したチャネルを監視し、所要時間内にバルク手順が成功したチャネルを用いてバルク通信を行うようにした。
【0012】本発明によれば、複数のチャネルを束ねてバルク通信するバルク通信制御装置において、全てのチャネルが接続できない場合や全てのバルク手順が成功しない場合に、接続できたチャネルやバルク手順が成功したチャネルのみを束ねてバルク通信することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1を用いて本発明にかかるバルク通信制御装置を用いて対向するデータ端末装置の間でバルク通信を行なうバルク通信システムの構成の概要を説明する。図において、添字Aは発信側の装置を、Bは着信側の装置を示しており、添え字を付さない場合はそれぞれの装置を共通して説明する場合である。
【0014】本発明にかかるバルク通信制御装置を用いて構成されるバルク通信システムは、発信側のデータ端末装置3Aが接続された本発明にかかるバルク通信制御装置1Aと、着信側のデータ端末装置3Bが接続された本発明にかかるバルク通信制御装置1Bと、両バルク通信制御装置1A,1Bを接続する通信回線5および通信回線6とから構成される。
【0015】発信側データ端末装置3Aと着信側データ端末装置3Bは、互いに通信相手となり、このデータ端末装置3は、通信ケーブル2を介してバルク通信制御装置1に接続されている。バルク通信制御装置1Aとバルク通信制御装置1Bは、通信ケーブル41を介して一次群回線(以下、PRI回線と称する)5に、通信ケーブル42を介して基本群回線(以下、BRI回線と称する)6に接続されている。この実施例では、PRI回線5は24Bチャネルを収容し、BRI回線6は2Bチャネルを収容している。したがって、最大で26Bチャネルを使用して通信を行なうことができる。
【0016】図2のブロック図を用いて、本発明にかかるバルク通信制御装置1の内部構成を説明する。
【0017】バルク通信制御装置1は、データ端末装置3に接続される端末インタフェース11と、データ制御部12と、回線制御部13と、PRI回線5から24Bチャネルを収容するPRI回線インタフェース14と、BRI回線6から2Bチャネルを収容するBRI回線インタフェース15と、制御部16とを有して構成される。端末インタフェース11と、データ制御部12と、回線制御部13と、制御部16は、制御バス17を介して接続され、バルク通信制御装置1を構成する各要素は、制御部16によって統括的に制御される。
【0018】端末インタフェース11は、データ端末装置3との間で制御部16によって指定された任意の速度で情報をやり取りするインタフェースである。
【0019】データ制御部12は、通信相手のデータ端末装置3からPRI回線5を介してPRI回線インタフェース14および回線制御部13を経由して送られてきた24Bチャネルのデータと、BRI回線6を介してBRI回線インタフェース15および回線制御部13を経由して送られてきた2Bチャネルのデータとの合わせて26Bチャネルのデータを、所定の順番で組立てて一連の信号として形成し、制御部16によって指定された任意の通信速度で端末インタフェース11を介して、バルク通信制御装置1に接続されたデータ端末装置3へ送出する働きを有している。
【0020】また、データ制御部12は、データ端末装置3から端末インタフェース11を介して送られてきた一連の信号を、複数のデータに分割し、所定の基準に従って、回線制御部13を介してPRI回線インタフェース14に収容された24BチャネルおよびBRI回線インタフェース15に収容された2Bチャネルに割り当て、PRI回線5とBRI回線6を介して通信相手のバルク通信制御装置1に送出する働きを有している。
【0021】回線制御部13は、PRI回線5およびBRI回線6の回線接続を制御する手段である。回線制御部13は、PRIパラレル−シリアル変換部131PIと、BRIパラレル−シリアル変換部131BIと、PRI回線制御部132PIと、BRI回線制御部132BIとを有している。
【0022】PRIパラレル−シリアル変換部131PIは、データ制御部12との間で24本の線路でパラレルに送受信されるデータと、PRI回線制御部132PIとの間で1本の線路でシリアルに送受信される最大24チャネルのデータとの間で相互にパラレルシリアル変換する機能を有している。
【0023】BRIパラレル−シリアル変換部131BIは、データ制御部12との間で2本の線路でパラレルに送受信されるデータと、BRI回線制御部132BIとの間で1本の線路でシリアルに送受信される2チャネルのデータとの間で相互にパラレルシリアル変換する機能を有している。
【0024】PRI回線制御部132PIは、PRI回線5との間で回線を制御する制御部であり、呼制御部としての機能をも有している。同様にBRI回線制御部132BIは、BRI回線6との間で回線を制御する制御部であり、呼制御部としての機能をも有している。
【0025】図3を用いて、データ制御部12の構成の概要を説明する。データ制御部12は、データ分離部121と、速度整合部122と、遅延補正データ送信部123と、遅延時間検出部124と、トレーニングデータ送信部125と、トレーニングデータ受信部126とを有して構成される。
【0026】データ分離部121は、端末インタフェース11から出力されるシリアルデータを受け取る図示を省略した26個のFIFOメモリを有しており、有効なBチャネル数に対応した通信速度で端末インタフェース11から出力されるシリアルデータをFIFOメモリで受け取り、Bチャネルのデータ単位に分割し、26のタイムスロットに振り分けて各Bチャネルに配分した後、各Bチャネルに対応した26本の線路に振り分けて回線制御部13へ出力する手段である。FIFOメモリに受信したデータは、回線制御部13が行った呼制御およびバルク手順によってバルク接続された有効なBチャネルのタイムスロットへ配分される。
【0027】速度整合部122は、回線制御部13が受信した各Bチャネルデータを遅延時間検出部124が検出した信号伝搬時間差に合わせて各チャネル間の信号伝搬時間差を調整して有効なBチャネル数に対応した通信速度のシリアルデータとして出力する手段である。速度整合部122は、回線制御部13からの26本の線路にそれぞれ設けたバッファメモリと、バッファメモリから26のタイムスロット順に読み出したデータをデータ単位で記憶する26個のFIFOメモリとを有して構成される。
【0028】遅延補正データ送信部123は、PRI回線5の24BチャネルおよびBRI回線6の2Bチャネルとの合計26Bチャネル間の信号伝搬時間差を検出するための遅延時間補正データ信号を送出する手段である。
【0029】遅延時間検出部124は、遅延補正データ送信部123から送出された遅延時間補正信号を用いて回線制御部13により収容された26Bチャネル間の信号伝搬時間差(遅延時間)を検出する手段である。
【0030】トレーニングデータ送信部125は、検出した信号伝搬時間差の正常性を確認するための信号(トレーニングデータ)を送出する手段である。
【0031】トレーニングデータ受信部126は、トレーニングデータ送信部125から送出されたトレーニングデータをBチャネルを介して受信し、遅延時間検出部124が検出した信号伝搬時間差の正常性を確認する手段である。
【0032】図4を用いて、本発明における呼設定メッセージのフォーマットを説明する。本発明において、バルク接続に必要な情報の伝達は、発信側から送出される呼設定メッセージにおける発サブアドレス情報要素の領域を用いて行なわれる。
【0033】図4は、本発明において、発信側バルク通信制御装置1Aから着信側バルク通信制御装置1Bに発呼する場合に、発信側バルク通信制御装置1AからPRI回線5およびBRI回線6を介して着信側バルク通信制御装置1Bに対して送出される、レイヤ3による呼設定メッセージのフォーマットを示すものである。メッセージには、プロトコル識別子、呼番号、メッセージ種別(SETUP)、伝達能力、発番号情報要素、発サブアドレス情報要素、着番号情報要素の各要素が配列されている。さらに、発サブアドレス情報要素には、情報要素識別子、情報要素内容長、サブアドレスおよびバルク接続情報が配列される。このバルク接続情報に、使用帯域数、タイムスロット組み立て順番、帯域減少有無、接続待ち時間、チャネル間位相監視有無の各バルク接続を行なうために必要な内容を示すデータが挿入される。
【0034】バルク接続情報の詳細について、以下説明する。使用帯域数は、発信側バルク通信制御装置1Aのデータ端末装置の通信速度に係わる情報である。1チャネル64kbit/s通信であるので、128kbit/sの場合には使用帯域数は“2”となり、192kbit/sの場合には使用帯域数は“3”となり、1664kbit/sの場合には使用帯域数は“26”となる。つまり、使用帯域数は、バルク通信制御装置1Aが通信回線5および通信回線6に送出する呼設定の数のデータである。したがって、26個の呼設定を送信するにあたっては、26個全ての呼設定における発サブアドレス情報要素の使用帯域数情報には“26”が設定される。
【0035】タイムスロット組み立て順番には、呼設定を送信する順番が設定される。バルク通信制御装置1Aが通信回線5および通信回線6に送出する1番目の呼設定における発サブアドレス情報要素のタイムスロット組み立て順番には“1”、2番目には“2”と続き、26番目には“26”が設定される。
【0036】帯域減少有無は、バルク通信制御装置1Aが通信回線5を介してバルク通信制御装置1Bと通信するにあたり、呼接続シーケンスおよびバルク同期確立シーケンス(バルク手順)においていくつかのBチャネルが接続失敗したとき、帯域を減少して接続できたBチャネルだけで通信を行なうようにするか、設定チャネル分の帯域を必ず確保して通信を行うかを表わすデータである。
【0037】接続待ち時間は、バルク通信制御装置1Aが、データ端末装置3Aから発信コマンド(接続要求)を受信してから、呼接続が成立しバルク同期を確立して通信中となるまでに許容される最大待ち時間を示すデータであり、バルク通信制御装置1Aの構成情報によって設定される。このデータは、データ端末装置3Aが発信コマンド(接続要求)を送信してから通信可となるまでに許容される最大待ち時間がある場合に、この許容される最大待ち時間内にBチャネルの接続を行い、接続されたBチャネルのみを用いたバルク手順が成功したBチャネルのみを用いてバルク通信できるようにするためのデータである。接続待ち時間は、Bチャネルの接続に許容される時間であるBチャネル接続許容時間と、接続されたBチャネルを用いて遅延補正データの送受信と疎通確認データ(トレーニングデータ)の送受信を行うのに許容される時間であるバルク手順許容時間の和で示される。
【0038】次に、図5に示すシーケンス図を参照しながら、Dチャネルを用いて複数のBチャネルを接続した後、接続が成功したBチャネルのみを用いてバルク同期を行い回線の遅延を補正して、バルク通信制御装置間でタイムスロットの同期をとることにより、PRI回線5の24BチャネルとBRI回線6の2Bチャネルの合計26Bチャネルを使用して、1664kbit/sのバルク通信を行なう場合のバルク通信セットアップ時の処理手順を説明する。
【0039】なお、この実施例で用いるデータ端末装置3は、V.35インタフェースでV.25bisによる接続手順を行なうものとして説明する。
【0040】まず、発信側バルク通信制御装置1Aは、データ端末装置3Aからの発信コマンドCRN×××を受信する(ステップS1)と、通信回線5および通信回線6Dチャネルを介して、各Bチャネルに関する26個の呼設定メッセージ(呼設定(1)〜(26):ステップS2、ステップS8)を順次送信する。
【0041】この呼設定メッセージは、図4に示すフォーマットを有しており、発サブアドレス情報要素内には、サブアドレスの他に、バルク接続情報が付加されている。
【0042】バルク接続情報は、使用帯域数、タイムスロット組み立て順番、帯域減少有無、接続待ち時間、チャネル間位相変動監視有無情報からなる。
【0043】呼設定(1)を受付けた通信回線5または通信回線6は、呼設定(1)をバルク通信制御装置1Bへ転送する(ステップS3)とともに、バルク通信制御装置1Aに呼設定受付(1)を返送する(ステップS6)。
【0044】着信側のバルク通信制御装置1Bは、呼設定(1)を受信する(ステップS3)と、呼設定に付加されている発サブアドレスを参照して、使用帯域数、タイムスロット組み立て順番、帯域減少有無、接続待ち時間、チャネル間位相変動監視有無情報を保持する。そして、通信回線5または通信回線6に呼設定受付(1)(ステップS4)、呼出(1)(ステップS5)を送信する。
【0045】着信側のバルク通信制御装置1Bは、呼設定(1)に付加された発サブアドレスの使用帯域数により、呼設定があといくつ来るか判断し、期待する数の分の呼設定を待つ。期待数に達するまで、バルク通信制御装置1Bは、呼設定受信に対し、呼設定受付、呼出を返す。
【0046】着信側のバルク通信制御装置1Bは、期待している最後の呼設定(26)(ステップS9)を受信すると、呼設定受付(26)(ステップS10)、呼出(26)(ステップS11)を通信回線5または通信回線6へ返した後、データ端末装置3Bに対しCIオン(ステップS14)し、着信があったことを通知する。
【0047】呼出(26)を受信した通信回線5または通信回線6は、受信した呼出(26)をバルク通信制御装置1Aへ転送する(ステップS13)。
【0048】バルク通信制御装置1Bは、データ端末装置3BからのERオン(ステップS15)による着信応答指示を受けると、全てのBチャネルへの応答(1)〜(26)(ステップS16、S20)を送信する。
【0049】応答(1)〜(26)を受信した通信回線5および通信回線6は、応答(1)〜(26)をバルク通信制御装置1Aへ転送する(ステップS17、S21)とともに、応答確認(1)〜(26)をバルク通信制御装置1Bへ返送する(ステップS19、S23)
【0050】バルク通信制御装置1Aは、通信回線5および通信回線6を介してバルク通信制御装置1Bから受信した応答(1)〜(26)に対し、応答確認(1)〜(26)(ステップS18、S22)を送信する。
【0051】全てのチャネル分の応答(1)〜(26)に対する応答確認(1)〜(26)の送信により、全てのBチャネル(26チャネル)が接続されたことを確認できる。
【0052】バルク通信制御装置1Bは、通信回線5から全てのチャネル分の応答(1)〜(26)(ステップS16、S20)に対する応答確認(1)〜(26)(ステップS19、S23)を受信することにより、全チャネルのBチャネルが接続されたことを確認できる。
【0053】以上の処理手順が、Dチャネルを介して実行されるBチャネル接続処理手順となる。
【0054】次いで、全チャネルのBチャネル接続が完了した後、バルク通信制御装置1Aは、全Bチャネルに同時に遅延補正データ(1〜26)を送信する(ステップS24)。
【0055】バルク通信制御装置1Bは、Bチャネル接続完了後、バルク通信制御装置1Aからの遅延補正データを待つ状態となる。この状態で、バルク通信制御装置1Bはバルク通信制御装置1Aからの遅延補正データ(1〜26)をBチャネル毎に受信する。バルク通信制御装置1Bは、バルク通信制御装置1Aから同時に送信された全部のチャネル毎の遅延補正データ(1〜26)を受信した時間差を用いて各Bチャネル間の回線遅延時間差を検出する(ステップS25)。
【0056】バルク通信制御装置1Bは、この後バルク通信制御装置1Aに、全てのBチャネルに同時に遅延補正データ(1〜26)を送信する(ステップS26)。
【0057】バルク通信制御装置1Aは、バルク通信制御装置1Bに遅延補正データを送信する(ステップS24)のと同時に、バルク通信制御装置1Bからの遅延補正データの受信を待つ状態となる。バルク通信制御装置1Aはバルク通信制御装置1Bからの遅延補正データをBチャネル毎に受信する。バルク通信制御装置1Aは、バルク通信制御装置1Bから同時に送信されたBチャネル毎の遅延補正データを受信した時間差を用いて全てのBチャネル間の回線遅延時間差を検出する(ステップS27)。
【0058】ここまでの遅延補正データ送受信シーケンス(ステップS24、S26)により、バルク通信制御装置1Aおよびバルク通信制御装置1Bは、それぞれ、Bチャネル間の回線遅延時間差を知ることができ、このデータを用いてバルク通信制御装置1Aとバルク通信制御装置1Bの間で、回線間の遅延時間の吸収が行なえるようにバルク同期を確立することができる。
【0059】この後、バルク通信制御装置1Aとバルク通信制御装置1Bの間で、遅延補正が正常に行なえたかを確認する疎通確認データ送受信シーケンス(トレーニングシーケンス)を行なう。
【0060】すなわち、バルク通信制御装置1Aは、遅延補正データを用いた遅延補正処理が正常に終了した後、トレーニングデータ送信部125Aおよびトレーニングデータ受信部126Aを起動する。この時、取得した回線遅延時間差データを用いて各Bチャネル毎の遅延を補正し、速度整合部122Aを、発サブアドレスのタイムスロット組み立て順番どおりに受信したデータを組み立てるように設定する。
【0061】バルク通信制御装置1Bも、同様に、トレーニングデータ送信部125Bおよびトレーニングデータ受信部126Bを起動し、取得した回線遅延時間差データを用いて各Bチャネル毎の遅延を補正し、速度整合部122Bを、発サブアドレスのタイムスロット組み立て順番どおりに受信したデータを組み立てるように設定する。
【0062】バルク通信制御装置1Aは、トレーニングデータ送信部125Aから、PRI回線5とBRI回線6のBチャネルを介してバルク通信制御装置1BにトレーニングデータA(1〜26)を送信する(ステップS28)。
【0063】バルク通信制御装置1Bは、PRI回線5とBRI回線6を介して受信したトレーニングデータA(1〜26)を、発サブアドレスのタイムスロット組み立て順番どおりに組み立て、受信したトレーニングデータA(1〜26)の正常性を確認する(ステップS29)。これにより、バルク通信制御装置1Bは、バルク通信制御装置1Aからバルク通信制御装置1Bへのデータが正常に通ることを確認できる。この後、バルク通信制御装置1Bは、トレーニングデータ送信部125Bから、PRI回線5とBRI回線6のBチャネルを介して、バルク通信制御装置1AにトレーニングデータA(1〜26)を送信する(ステップS30)。
【0064】バルク通信制御装置1Aは、PRI回線5とBRI回線6を介して受信したバルク通信制御装置1BからのトレーニングデータA(1〜26)を、発サブアドレスのタイムスロット組み立て順番どおりに組み立て、受信したトレーニングデータAの正常性を確認する(ステップS31)。これによりバルク通信制御装置1Aは、バルク通信制御装置1Aとバルク通信制御装置1Bの間でデータが双方向とも正常に通ることが確認できる。
【0065】この後、バルク通信制御装置1Aのトレーニングデータ送信部125Aから、PRI回線5とBRI回線6の各Bチャネルを介して、バルク通信制御装置1BにトレーニングデータB(1〜26)を送信する(ステップS32)。
【0066】バルク通信制御装置1Bは、PRI回線5とBRI回線6のBチャネルを介してバルク通信制御装置1Aから受信したトレーニングデータB(1〜26)を、発サブアドレスのタイムスロット組み立て順番どおりに組み立て、受信したトレーニングデータB(1〜26)の正常性を確認する(ステップS33)。このことにより、バルク通信制御装置1B側でも、バルク通信制御装置1Bからバルク通信制御装置1Aへのデータも正常に通ることを確認することができる。
【0067】以上のトレーニングデータ送受信(ステップS23〜S33)により、バルク通信制御装置1A、バルク通信制御装置1Bとも、双方向のデータが通ることが確認でき、通信中となり、それぞれデータ端末装置3Aおよびデータ端末装置3Bに対してCD,DRをオンにする(ステップS34、S35)。
【0068】以上の処理によって、データ端末装置3Aとデータ端末装置3Bとの間で、バルク通信制御装置1A、バルク通信制御装置1Bを介して、26Bチャネルを合わせた1664kbit/sのバルク通信を行なうことが可能となる(ステップS36)。
【0069】次に、図6を参照して、Bチャネル接続シーケンスにおいて全てのチャネルが接続できない場合または接続された全てのBチャネルのバルク手順が成功しない場合に、接続できかつバルク手順が成功したBチャネルのみを束ねてバルク通信を行なう方法を説明する。
【0070】図5でのシーケンスと同じように、発信側バルク通信制御装置1Aは、データ端末装置3Aからの発信コマンドCRN×××を受信する(ステップS1)と、通信回線5および通信回線6のDチャネルを介して各Bチャネルに関する26個の呼設定メッセージ(呼設定(1)〜(26):ステップS2、ステップS8、ステップS81)を順次送信する。
【0071】呼設定(1)を受付けた通信回線5または通信回線6は、呼設定(1)をバルク通信制御装置1Bへ転送する(ステップS3)とともに、バルク通信制御装置1Aに呼設定受付(1)を返送する(ステップS6)。
【0072】着信側のバルク通信制御装置1Bは、呼設定(1)を受信する(ステップS3)と、呼設定に付加されている発サブアドレスを参照して、使用帯域数、タイムスロット組み立て順番、帯域減少有無、接続待ち時間、チャネル間位相変動監視有無情報を保持する。そして、通信回線5または通信回線6に呼設定受付(1)(ステップS4)、呼出(1)(ステップS5)を送信する。呼設定(1)を受信したバルク通信制御装置1Bは、呼設定待ちタイマを起動し、呼設定待ち時間を監視する(ステップS401)。
【0073】バルク通信制御装置1Bは、呼設定(1)に付加された発サブアドレスの使用帯域数により、呼設定があといくつ来るか判断し、期待する数の分の呼設定の受信を待つ。期待数に達するまで、バルク通信制御装置1Bは、受信した呼設定(ステップS9)に対して、呼設定受付(ステップS10)および呼出(ステップS11)を返す。
【0074】通常は、バルク通信制御装置1Aが送信した呼設定メッセージ(1〜26)が、通信回線5および通信回線6のDチャネルを介してバルク通信制御装置1Bに送信される。そして、呼設定メッセージ(1〜26)を受信したバルク通信制御装置1Bが、呼設定受付(1〜26)、呼出(1〜26)を通信回線5および通信回線6のDチャネルに送信する。そして、バルク通信制御装置1Aは、呼設定受付(1〜26)、呼出(1〜26)を通信回線5および通信回線6のDチャネルから受信する。
【0075】ところが、通信回線5および通信回線6の状態によっては、呼設定を受けられない場合がある。
【0076】すなわち、バルク通信制御装置1Aは、呼設定(26)(ステップS81)を通信回線5または通信回線6に送信するが、通信回線5または通信回線6では、この呼設定(26)に対応できないときには、解放完了(26)(ステップS121)を返す。バルク通信制御装置1Aは、解放完了(26)(ステップS121)の受信により、発信が失敗したとは判断せず、解放完了を受信した以外の呼設定(1)〜(25)に対する応答(1)〜(25)の応答を待つ状態となる。
【0077】この場合、バルク通信制御装置1Bは、呼設定(26)待ちの状態のままとなってしまう。そこで、バルク通信制御装置1Bは、最初に呼設定を受信した時点で、呼設定に付加されている発サブアドレスの使用帯域数により、残りいくつの呼設定が来るべきであるか判断するが、この時、呼設定受信待ちタイマを起動して呼設定受信時間の経過を監視する(ステップS401)。このタイマのタイマ値は、期待する呼設定の数に比例し、期待する呼設定の数が多いと、タイマ値も大きくなる。最初に呼設定を受信した時点で、残り幾つの呼設定が来るかによりタイマを起動し、タイムアウト前に期待する全ての呼設定を受信できなかった場合、本シーケンスの呼設定(26)のような、呼設定が失敗したケースがあると判断して、残りの呼設定を待つのを止め、データ端末装置3Bに対しCIオン(ステップS14)し、着信があったことを通知する。
【0078】バルク通信制御装置1B側で、期待する呼設定を待ち続けたままにしてしまうと、この後、接続ができなくなってしまい、発信側のデータ端末装置3Aがバルク通信制御装置1Aから切断されて、接続失敗となってしまう。しかし本発明のように、着信側のバルク通信制御装置1Bで、呼設定待ち時間内に全ての呼設定が受信できなかった場合、受信できた呼設定でのみBチャネルを接続することにより、接続失敗を防ぐことができる。
【0079】バルク通信制御装置1Bは、データ端末装置3Bから着信応答指示であるERオン(ステップS15)を受信すると、呼設定待ち時間内に呼設定が受信できなかった呼設定(26)を除いた呼設定を受信できた全てのBチャネルの応答(1)〜(25)を送信する(ステップS16、S20)。
【0080】バルク通信制御装置1Aは、通信回線5または通信回線6のDチャネルを介してバルク通信制御装置1Bから受信した応答(1)〜(25)(ステップS17、S21)に対し、応答確認(1)〜(25)を送信する(ステップS18、S22)。バルク通信制御装置1Bが、バルク通信制御装置1Aから全てのBチャネル分の応答確認(1)〜(25)を受信することにより(ステップS19、S23)、呼設定が完了した全てのBチャネル(25Bチャネル)が接続される。
【0081】以上のBチャネル接続シーケンスにより、バルク通信制御装置1A、バルク通信制御装置1Bともに、26Bチャネルから1Bチャネル減った25Bチャネルでの、Bチャネルの接続が完了する。
【0082】バルク通信制御装置1Bは、ステップS20で、最後のBチャネルの応答を送信すると同時に、遅延補正データ受信待ちタイマを起動して遅延補正データ受信待ち時間を監視する(ステップS201)。
【0083】この後、バルク通信制御装置1Aは、遅延補正データ(1)〜(25)を接続が成功した全てのBチャネル(25Bチャネル)に同時に送信し(ステップS24)、バルク通信制御装置1Aからの遅延補正データを待つ状態にあるバルク通信制御装置1Bが、バルク通信制御装置1Aからの遅延補正データをBチャネル毎に受信していくのは、図5での説明の通りである。
【0084】この遅延補正データ送受信シーケンスにおいて、通信回線5および通信回線6のBチャネル上でのノイズ発生等により、バルク通信制御装置1Bで全てのBチャネルの遅延補正データが全て受信できるとは限らない。そのため、遅延補正データの受信を待つ状態では遅延補正データ受信待ちタイマを起動して遅延補正データの受信を監視するとともに(ステップS201)、トレーニングデータの受信を待つ状態でトレーニングデータ受信待ちタイマを起動してトレーニングデータ受信待ち時間を監視する(ステップS251)。
【0085】この遅延補正データ受信待ちタイマおよびトレーニングデータ受信待ちタイマは、回線遅延時間より長い時間を設定しておく必要がある。この説明では、許容できる回線遅延時間の最大値である回線遅延保障期間を、仮に1秒と設定した例を説明する。
【0086】バルク通信制御装置1Bは、Bチャネルの接続完了により遅延補正データ待ち状態となる(ステップS201)が、この時に遅延補正データ受信待ちタイマを起動する。タイマ値は、回線遅延保障期間(1秒)に内部処理時間(この説明では0.5秒とする)を足して1.5秒とする。つまり、バルク通信制御装置1Bがバルク通信制御装置1Aからのデータを待つ時間を1.5秒とする。一方、バルク通信制御装置1Aがバルク通信制御装置1Bからの遅延データの受信を待つ時間は、バルク通信制御装置1Bへ遅延補正データを送出(ステップS24)した後バルク通信制御装置1Bから遅延補正データ(ステップS26)を受信するため、1.5秒の2倍の時間である3秒とする。
【0087】このようにすると、着信側でのバルク通信制御装置1Bの遅延補正データ待ち時間(ステップS201)は1.5秒となり、発信側でのバルク通信制御装置1Aの遅延補正データ待ち時間(ステップS241)、着信側でのバルク通信制御装置1BでのトレーニングデータA待ち時間(ステップS251)、発信側でのバルク通信制御装置1AでのトレーニングデータA待ち時間(ステップS283)、着信側でのバルク通信制御装置1BでのトレーニングデータB待ち時間(ステップS284)は、各々3秒となる。
【0088】Bチャネルの接続が完了したことによって遅延補正データ受信待ち状態となったバルク通信制御装置1Bが、遅延補正データ受信待ち時間内に、1〜25のBチャネルのうち、1〜24のBチャネルでしか遅延補正データを受信できなかった場合、バルク通信制御装置1Bは、受信できなかったBチャネル25の回線遅延時間が保障外であると判断し、Bチャネル25を除いて回線遅延時間差を検出する(ステップS25)。バルク通信制御装置1Bは、Bチャネル(25)を除いてBチャネル(1)〜(24)に対し、遅延補正データ(1〜24)を送信する(ステップS26)。さらに、バルク通信制御装置1Bは、Bチャネル(25)に対してはBチャネル(25)を切断する処理を実行する(ステップS261、S262)。遅延補正データ(1〜24)の送信と併せて、バルク通信制御装置1Bは、トレーニングデータ受信待ちタイマを起動してトレーニングデータ受信時間を監視し(ステップS251)、Bチャネル(1)〜(24)の24BチャネルでバルクされたトレーニングデータAの受信を待つ。
【0089】バルク通信制御装置1Aは、遅延補正データ送信(ステップS24)と同時に遅延補正データ受信待ちタイマを起動して遅延補正データ受信待ち時間を監視する(ステップS241)。遅延補正データ待ち時間内に、遅延補正データ(1)〜(23)までしか受信できなかった場合、受信した遅延補正データ(1)〜(23)の回線遅延時間差を検出する(ステップS27)。バルク通信制御装置1Aは、Bチャネル(1)〜(23)に、23チャネル分バルクしたトレーニングデータA(1〜23)を送信し続ける(ステップS28)。そして、遅延補正データを受信できなかったBチャネル(24)を切断する(ステップS281、S282)。
【0090】バルク通信制御装置1Aは、トレーニングデータA(1〜23)の送信(ステップS28)と同時にトレーニングデータ受信待ちタイマを起動して、Bチャネル(1)〜(23)の23チャネルでバルクされたトレーニングデータAの受信を待ち、トレーニングデータ受信待ち時間を監視する(ステップS283)。
【0091】バルク通信制御装置1Aは、ステップS28において23チャネルバルクしたトレーニングデータAを送信するので、バルク通信制御装置1Bでは、24チャネルバルクされたトレーニングデータAを受信することはできない。しかし、バルク通信制御装置1Aが、Bチャネル(24)の切断処理(ステップS281、S282)を行なっているので、Bチャネル(24)のBチャネル切断を受信したバルク通信制御装置1BがBチャネル(24)の切断処理を行ない、トレーニングデータA(1〜23)を、バルク通信制御装置1Aに送信する。
【0092】この時バルク通信制御装置1Bは、Bチャネル(1〜24)でのトレーニングデータA(1〜24)待ちの状態から、Bチャネル(1〜23)でのトレーニングデータA(1〜23)待ちに切替える(ステップS284)。これによりバルク通信制御装置1Bは、バルク通信制御装置1Aが送信したBチャネル(1〜23)でのトレーニングデータA(1〜23)を受信することができる(ステップS32)。
【0093】以降のトレーニングシーケンスは、図5での説明と同様である(ステップS29〜S35)。トレーニングシーケンスまで成功すると、それぞれのバルク通信制御装置1A、1Bは、接続が成立したチャネル数に対応した通信速度を指定してデータ端末装置1A、3Bとの間でデータを送受信することによって、両データ端末装置間で通信中(ステップS36)となる。
【0094】このように、Bチャネルの呼設定シーケンスが全て成功しなくても26Bチャネルから25Bチャネルに減少して呼設定が成立し、さらに、バルク通信制御装置1Aからバルク通信制御装置1Bへの遅延補正データ送受信シーケンスにおいて、1Bチャネルが遅延補正データ送受信に失敗しても25Bチャネルから24Bチャネルに減少して遅延データ遅延補正が成立し、加えて、バルク通信制御装置1Bからバルク通信制御装置1Aへの遅延補正データ送受信シーケンスにおいて、1Bチャネルが遅延補正データ送受信に失敗しても24Bチャネルから23Bチャネルに減少してその後のトレーニングデータ送受信が成立するので、残り23Bチャネルを用いて、23Bチャネル×64kbit/sの1472kbit/sのバルク通信が可能となる。
【0095】このように、本発明においては、遅延補正データ待ち時間内に全てのチャネルでの遅延補正データが受信できなかった場合、受信できたチャネルでのみ以降の遅延補正、疎通確認を行なうことにより、接続失敗を防ぐことができる。
【0096】遅延補正シーケンスにて、期待するチャネル全ての遅延補正データを待ち続けてしまうと、回線ノイズ等で遅延補正データが受信できないチャネルが発生した場合、この後、接続ができなくなり、発信側のデータ端末装置3Aから切断されて、接続失敗となってしまう。しかし、上述した処理のように、遅延補正データ待ち時間内に全てのチャネルでの遅延補正データが受信できなかった場合、受信できたチャネルでのみ以降の遅延補正、疎通確認を行なうことにより、接続失敗を防ぐことができる。
【0097】ここでは深い部分にまでは言及しないが、トレーニングデータの送受信にてトレーニングデータ受信待ちタイムアウトが発生した場合は、遅延補正データの送受信からリトライすることにより、接続失敗を回避することができる。
【0098】以上のようにして、全てのチャネルが接続できない場合、接続できたチャネルのみを束ねてバルク通信を行なうことが可能となった。
【0099】
【発明の効果】本発明により、全てのチャネルが接続できない場合、接続できたチャネルのみを束ねてバルク通信を行なうことが可能となり、呼接続が成功した後にバルク手順が成功しないチャネルが発生しても、残りのチャネルをを用いてバルク通信を行うことが可能となる。




 

 


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